JP2002227342A - 鉄筋の接続装置 - Google Patents

鉄筋の接続装置

Info

Publication number
JP2002227342A
JP2002227342A JP2001028266A JP2001028266A JP2002227342A JP 2002227342 A JP2002227342 A JP 2002227342A JP 2001028266 A JP2001028266 A JP 2001028266A JP 2001028266 A JP2001028266 A JP 2001028266A JP 2002227342 A JP2002227342 A JP 2002227342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enlarged diameter
connection
female screw
reinforcing bars
diameter portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001028266A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Hayashi
成行 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001028266A priority Critical patent/JP2002227342A/ja
Publication of JP2002227342A publication Critical patent/JP2002227342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で接続強度に優れ、鉄筋の接続が現場に
おいて簡単に行え、建物の各部に用いる鉄筋の組立作業
の省力化と能率向上が図れる鉄筋の接続装置を提供す
る。 【解決手段】 互いに接続せんとする鉄筋1、2の端部
にそれぞれ鉄筋1、2よりも大径の拡径部3、4を設
け、この拡径部3、4の外周面に同じ螺旋方向の雄ねじ
5を形成し、上記両鉄筋1、2を接続するための接続筒
6の内周面に上記雄ねじ5が螺合する雌ねじ7を形成
し、この接続筒6で両鉄筋1、2を接続した状態で接続
筒6内に位置する拡径部3、4に締結部材8を圧接さ
せ、両鉄筋1、2を緩みのない状態に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋を互いに結
合するためのねじ式の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋構造物の構築に用いる柱用鉄筋や梁
用鉄筋等の各種鉄筋において、鉄筋の端部を延長状に接
続する方法として、溶接による接続と接続装置を用いる
方法があり、現場での接続には施工性から接続装置を用
いる方法が適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄筋を接続
する接続装置には、十分な接続強度が要求されるが、従
来の接続装置では、端部を切断したままの鉄筋を用い、
これを機械的に結合するようにしたり、互いに接続せん
とする鉄筋の端部に別体の螺軸を摩擦圧接により接続
し、両螺軸に接続筒を螺合して結合する構造になってい
るため、接続強度を十分に確保するのが困難であった
り、接続のための操作が複雑であるという問題がある。
【0004】特に、摩擦圧接を採用した接続は、鉄筋と
螺軸の結合部分が鉄筋と螺軸の外径よりも大径となり、
接続筒の動きが摩擦圧接部分で制約を受け、このため、
接続作業時の接続筒の取り扱いに螺軸の長尺化が必要に
なり、接続装置が長尺になるという問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、鉄筋の接続強
度を大幅に向上させて信頼性を高めることができ、か
つ、継手として全体の短尺化により鉄筋の接続が現場に
おいて簡単に行え、建物の各部に用いる鉄筋の組立作業
の省力化と能率向上が図れる鉄筋のねじ式接続装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、互いに接続せんとする鉄筋の端
部にそれぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設け、この拡径
部の外周面に雄ねじを形成し、内周面に上記雄ねじと螺
合する雌ねじを形成した接続筒で上記両鉄筋を接続する
ようにした構成を採用したものである。
【0007】ここで、両鉄筋を接続するには、一方の拡
径部に接続筒の全長をねじ込んで取り付けておき、両鉄
筋の拡径部の端面を接近させた状態で、一方の拡径部に
螺合した接続筒を緩める方向に回転させることで他方拡
径部に螺合させ、この接続筒を両拡径部にわたって略等
しい螺合状態にして締結部材をねじ込めば、両鉄筋は接
続筒を介して連結されることになる。
【0008】この発明において、上記接続筒に、両鉄筋
を接続した状態で接続筒内に位置する拡径部に圧接する
緩み止め用の締結部材を取り付けたり、両鉄筋における
拡径部の端部に孔を軸芯に沿って設け、両鉄筋を接続時
に両拡径部の孔にわたってピンを挿入するようにしても
よく、締結部材をねじ込めば、締結部材の拡径部への圧
接で、両鉄筋は緩み止め状態で結合することができると
共に、ピンを両拡径部の孔に挿入することで接続時にお
ける両鉄筋の芯合わせが行え、両鉄筋の接続作業が簡単
になる。
【0009】また、別の発明は、互いに接続せんとする
鉄筋の端部にそれぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設け、
両拡径部に端面で開口する雌ねじ孔を内周面の雌ねじが
逆螺旋となるよう形成し、上記両鉄筋を接続するための
接続軸の外周面に上記雌ねじに螺合する雄ねじを両側で
逆螺旋となるよう形成し、この接続軸に回転を与えるた
めの回転付与部材を抜き差し自在に装着するようにした
構成を採用したものである。
【0010】この発明は、回転付与部材を装着した接続
軸の両端に両鉄筋の拡径部に設けた雌ねじ孔を押し当
て、接続軸を回転させると、接続軸の外周面の雄ねじに
拡径部の雌ねじが螺合した両鉄筋は互いに引き寄せら
れ、両鉄筋の拡径部が回転付与部材を挟むことで接続が
完了する。
【0011】さらに、別の発明は、互いに接続せんとす
る鉄筋の端部にそれぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設
け、両拡径部に端面で開口する雌ねじ孔を形成し、上記
両鉄筋を接続するための接続軸の外周面に上記雌ねじに
螺合する雄ねじを形成し、この接続軸に回転を与えるた
めの回転付与部材を抜き差し自在に装着するようにした
構成を採用したものである。
【0012】この発明は、回転付与部材を装着した接続
軸を一方の鉄筋の雌ねじ孔にねじ込み、接続軸端部に他
方の鉄筋の雌ねじ孔を押し当て、接続軸を回転させる
と、接続軸は一方の鉄筋の雌ねじ孔から抜け出ると同時
に他方の鉄筋の雌ねじ孔に進入し、この接続軸を両拡径
部にわたって略等しい螺合状態にし、両鉄筋の拡径部が
回転付与部材を挟む状態で接続が完了する。
【0013】この発明において、上記両鉄筋における一
方鉄筋の拡径部とそれに設けた雌ねじ孔を、他方鉄筋の
拡径部とそれに設けた雌ねじ孔より長くし、上記接続軸
の長さを長い方の雌ねじ孔に見合う程度に設定した構造
とすることができ、長い方の雌ねじ孔に接続軸を納める
ことで、両鉄筋を拡径部の端面が接近した状態で接続で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0015】図1乃至図3に示す第1の実施の形態の接
続装置は、互いに接続せんとする鉄筋1と2の端部に鉄
筋径よりも大径の拡径部3、4をそれぞれ設けると共
に、この拡径部3、4の外周面に同じ方向の螺旋となる
雄ねじ5を形成し、上記両鉄筋1と2を接続するために
用意した接続筒6の内周面に上記雄ねじ5と螺合する雌
ねじ7を形成した構造になっている。
【0016】上記鉄筋1と2は異形鉄筋を用い、その端
部に設ける拡径部3、4は、鉄筋1と2の端部を冷間で
軸方向に加圧して端面が平坦となる円軸状に成形した
り、鉄筋1と2の端部を高周波加熱した状態で軸方向に
加圧して型で成形することにより、上記と同様の形状に
成形すればよく、例えば、拡径部3、4はその端面が鉄
筋1、2の断面積の1.2倍以上の面積になるように拡
径させ、また、軸方向の長さは、鉄筋1、2の接続強度
が得られる範囲で設定すればよい。
【0017】上記接続筒6は、拡径部3、4の長さの2
倍強程度の長さとし、その内周面の全長にわたって雌ね
じ7が連続して形成され、外形は六角等の多角形とな
り、外部から工具を用いて回転操作が行えるようになっ
ている。
【0018】なお、図示の例では、上記接続筒6の中間
部に、両鉄筋1と2を接続した状態で接続筒6内に位置
する拡径部3、4の端部に圧接する締結部材8を取り付
けている。この締結部材8はボルトを用い、接続筒6の
周壁で長さ方向の中央位置に設けたねじ孔9に螺合する
ようになっている。
【0019】上記両鉄筋1、2における拡径部3、4の
端部に、軸芯に沿う孔11を設け、両鉄筋1、2の接続
時に両孔11にわたって嵌合する長さのピン10を挿入
することにより、拡径部3、4の端面を接近させたとき
の両鉄筋1、2の心出しと位置合わせが簡単に行えるよ
うにしている。
【0020】第1の実施の形態の接続装置は、上記のよ
うな構成であり、次に、鉄筋の接続方法を説明する。
【0021】両鉄筋1、2を接続するには、一方鉄筋1
の拡径部3に接続筒6の全長をねじ込んで取り付けてお
き、両鉄筋1、2の拡径部3、4の端面を接近させ、一
方鉄筋1の孔11に挿入したピン10の突出部分を他方
鉄筋2の孔11に嵌合し、両鉄筋1、2の心合わせをし
た状態で、一方の拡径部3に螺合した接続筒6を緩める
方向に回転させることで他方の拡径部4に螺合させ、こ
の接続筒6を両拡径部3、4にわたって略等しい螺合状
態にすれば、図1のように、両鉄筋1、2は同軸心状の
配置で直線状に結合され、この状態で、接続筒6のねじ
孔9に螺装した締結部材8をねじ込めば、締結部材8の
軸部先端が両拡径部3、4の端部に圧接し、これにより
両鉄筋1、2は緩み止め状態で結合されることになり、
両鉄筋1、2は軸方向に完全に結合され、軸方向の引っ
張り力及び圧縮力を接続筒6との螺合部分で支持するこ
とにより、十分な接続強度が得られることになる。
【0022】なお、拡径部3、4を鉄筋1、2の外径よ
りも大径とすることにより、一方鉄筋1の拡径部3に接
続筒6を取り付けるとき、接続筒6を鉄筋1側にまで位
置させることができ、このことは、接続筒6の全長を納
めるために拡径部3を必要以上に長くする必要がなくな
り、拡径部3と接続筒6の長さを接続強度が得られる範
囲で短く設定することができ、したがってねじ式接続装
置の短尺化が可能になる。
【0023】また、両拡径部3、4を鉄筋1、2の外径
よりも大径とすることにより、接続部分の鉄筋1、2の
強度が大幅に向上することになる。
【0024】さらに、図示の場合、ピン10は接続状態
で両拡径部3、4の端面間に間隔を保つ長さとしたが、
接続状態で両拡径部3、4の端面が圧接する長さに設定
したり、ピン10の使用を省くこともでき、かつ、締結
部材8についても接続状態で両拡径部3、4の端面を圧
接させることで緩み止めとなるので、その採用を省くよ
うにしてもよい。
【0025】図4乃至図6に示す第2の実施の形態の接
続装置は、互いに接続せんとする鉄筋21、22の端部
に鉄筋21、22の径よりも大径の拡径部23、24を
それぞれ設けると共に、両拡径部23、24に端面で開
口する雌ねじ孔25、26を内周面の雌ねじ27、28
が両拡径部23、24で逆螺旋となるよう形成し、上記
両鉄筋21、22を接続するために用意した接続軸29
の外周面に上記雌ねじ27、28に螺合する雄ねじ3
0、31を、中央部から両端側で逆螺旋となるよう形成
し、この接続軸29に外部から工具を用いて回転を与え
るための回転付与部材32を抜き差し自在に装着するよ
うにした構造になっている。
【0026】上記拡径部23、24は、上述した第1の
実施の形態と同様の手段で同様の条件に形成し、この拡
径部23、24に設けた雌ねじ孔25、26は鉄筋2
1、22と同軸心の配置になり、接続軸29は雌ねじ孔
25、26に適合する外径と両雌ねじ孔25、26の合
計長さと同程度の長さを有し、長さ方向の中央から両端
に向けて逆螺旋の雄ねじ30、31が形成され、さらに
外面には所要数本の凹溝33が長さ方向の全長にわたっ
て設けられている。
【0027】この接続軸29に取り付ける回転付与部材
32は、外形が六角等の多角形の板であり、その中央に
接続軸29に外嵌する孔34が形成され、孔34の内周
には接続軸29の凹溝33に係合する突部35が設けら
れ、図5のように、接続軸29に嵌挿した状態で凹溝3
3と突部35が係合し、回転付与部材32を工具で回す
ことで接続軸29に回転を与えることができるようにな
る。
【0028】第2の実施の形態の接続装置は、上記のよ
うな構成であり、次に、鉄筋の接続方法を説明する。
【0029】中間部に回転付与部材32を外嵌装着した
接続軸29の両端に、両鉄筋21、22の拡径部23、
24に設けた雌ねじ孔25、26の開口部を押し当て、
回転付与部材32を介して接続軸29を回転させると、
接続軸29の外周面の雄ねじ30、31に拡径部23、
24の雌ねじ30、31が螺合した両鉄筋21、22は
ターンバックルのように互いに引き寄せられ、両拡径部
23、24は接近して接続軸29に嵌合していくことに
なり、図4のように、両鉄筋21、22の拡径部23、
24の端面で回転付与部材32を両側から挟むことで接
続が完了し、両鉄筋21、22は軸方向に完全に結合さ
れ、引っ張り力や圧縮力を接続軸29との螺合部分で支
持し、十分な接続強度が得られることになる。
【0030】この第2の実施の形態においても、接続軸
29の略全長が両拡径部23、24の雌ねじ孔25、2
6内に収まることにより、拡径部23、24と接続軸2
9の長さを接続強度が得られる範囲で短く設定すること
でねじ式接続装置の短尺化が可能になる。
【0031】また、両拡径部23、24を鉄筋21、2
2の外径よりも大径とすることにより、雌ねじ孔25、
26及びこれに螺合する接続軸29の径を鉄筋21、2
2の外径に近づけることができ、接続軸29の大径化に
より接続部分の強度を十分に確保することができる。
【0032】図7と図8に示す第3の実施の形態の接続
装置は、互いに接続せんとする鉄筋41、42の端部に
鉄筋41、42の径よりも大径の拡径部43、44をそ
れぞれ設けると共に、両拡径部43、44に端面で開口
する雌ねじ孔45、46を形成し、上記両鉄筋41、4
2を接続するために用意した接続軸47の外周面に上記
雌ねじ孔45、46に螺合する雄ねじ48を形成し、こ
の接続軸47に回転を与えるための回転付与部材49を
抜き差し自在に装着するようにした構造になっている。
【0033】上記両拡径部43、44に設けた雌ねじ孔
45、46の雌ねじ50、51は同じ方向の螺旋とし、
かつ接続軸47の外周面の雄ねじ48は、全長にわたっ
て連続して設けられ、この接続軸47の外面には所要数
本の凹溝52が長さ方向の全長にわたって設けられてい
る。
【0034】この接続軸47に取り付ける回転付与部材
49は、第2の実施の形態と同様であり、その中央に形
成した接続軸47へ外嵌する孔53の内周に、接続軸4
7の凹溝52に係合する突部54が設けられている。
【0035】上記両鉄筋41、42における一方鉄筋4
1の拡径部43とそれに設けた雌ねじ孔45は、他方鉄
筋42の拡径部44とそれに設けた雌ねじ孔46より長
くし、例えば両雌ねじ孔45、46の長さLとL1 の関
係を2対1に設定し、上記接続軸47の長さを長い方の
雌ねじ孔45内に納まった状態で端部が少し突出する程
度に設定してある。
【0036】第3の実施の形態の接続装置は、上記のよ
うな構成であり、次に、鉄筋の接続方法を説明する。
【0037】接続軸47を一方の鉄筋41の拡径部43
に設けた長い方の雌ねじ孔45にねじ込み、接続軸47
の端部が回転付与部材49の板厚より僅かに突出する程
度になるよう雌ねじ孔45内に納め、接続軸47の端部
に回転付与部材49を装着しておく。
【0038】この状態で接続軸47の端部に他方の鉄筋
42の雌ねじ孔46の開口部分を押し当て、回転付与部
材49を介して接続軸47を上記雌ねじ孔45から抜け
る方向に回転させると、接続軸47は一方の鉄筋41の
雌ねじ孔45から抜けながら同時に他方の鉄筋42の雌
ねじ孔46に進入し、接続軸47を他方の鉄筋42の雌
ねじ孔46へ完全にねじ込めば、この接続軸47は両拡
径部にわたって略等しい長さの螺合状態になり、図7の
ように、両鉄筋41、42の拡径部43、44が回転付
与部材49を挟む状態で接続が完了する。
【0039】このように、接続軸47を長い方の雌ねじ
孔45に納めるようにすることで、両鉄筋41、42を
拡径部43、44の端面が接近した状態に接続できるこ
とになり、両鉄筋41、42は軸方向に完全に結合さ
れ、引っ張り力及び圧縮力を接続軸47との螺合部分で
支持し、十分な接続強度が得られることになる。
【0040】なお、何れの実施の形態においても、両鉄
筋の接続作業は、接続筒6もしくは接続軸29、47を
回転させ、両鉄筋を不回転で説明したが、接続現場や鉄
筋の条件によっては、一方又は両方の鉄筋側を回転させ
ることにより接続筒6もしくは接続軸29、47を不回
転として接続するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、互い
に接続せんとする鉄筋の端部にそれぞれ鉄筋よりも大径
の拡径部を設けてその外周面に雄ねじを形成し、上記両
鉄筋を内周面に上記雄ねじが螺合する雌ねじを形成した
接続筒で接続するようにしたので、拡径部を鉄筋の外径
よりも大径とすることにより、両鉄筋の軸方向に対する
抜け止めと軸方向の圧縮荷重に対する受けが確実に行
え、これによって、両鉄筋の接続強度を大幅に向上させ
ることができ、鉄筋接続の信頼性を高め、鉄筋を用いた
コンクリート構造物の強度向上が図れることになる。
【0042】また、拡径部に接続筒を取り付けるとき、
接続筒を鉄筋側にまで位置させることができ、従って、
接続筒の全長を納めるために拡径部を必要以上に長くす
る必要がなくなり、拡径部と接続筒の長さを接続強度が
得られる範囲で短く設定することができ、接続装置の短
尺化が可能になる。
【0043】さらに、接続筒に締結部材を設ければ接続
した鉄筋の緩み止めが行えると共に、拡径部の孔にピン
を挿入することで接続せんとする鉄筋の芯合わせが可能
となり、接続作業が容易になる。
【0044】また、両鉄筋を接続筒もしくは接続軸との
ねじ結合により接続が行えるので、鉄筋の接続が現場に
おいて簡単に行え、建物構築時に各部に用いる鉄筋の組
立作業の省力化と能率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る鉄筋の接続装置における第1の
実施の形態を示す接続状態の縦断正面図
【図2】図1の矢印b−bに沿う縦断側面図
【図3】第1の実施の形態の接続装置を示す分解した一
部切り欠き正面図
【図4】この発明に係る鉄筋の接続装置における第2の
実施の形態を示す接続状態の縦断正面図
【図5】図4の矢印b−bに沿う縦断側面図
【図6】第2の実施の形態の接続装置を示す分解した一
部切り欠き正面図
【図7】この発明に係る鉄筋の接続装置における第3の
実施の形態を示す接続状態の縦断正面図
【図8】第3の実施の形態の接続装置を示す分解した一
部切り欠き正面図
【符号の説明】
1 鉄筋 2 鉄筋 3 拡径部 4 拡径部 5 雄ねじ 6 接続筒 7 雄ねじ 8 締結部材 9 ねじ孔 10 ピン 11 孔 21 鉄筋 22 鉄筋 23 拡径部 24 拡径部 25 雌ねじ孔 26 雌ねじ孔 27 雌ねじ 28 雌ねじ 29 接続軸 30 雄ねじ 31 雄ねじ 32 回転付与部材 33 凹溝 34 孔 35 突部 41 鉄筋 42 鉄筋 43 拡径部 44 拡径部 45 雌ねじ孔 46 雌ねじ孔 47 接続軸 48 雄ねじ 49 回転付与部材 50 雌ねじ 51 雌ねじ 52 凹溝 53 孔 54 突部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続せんとする鉄筋の端部にそれ
    ぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設け、この拡径部の外周
    面に雄ねじを形成し、内周面に上記雄ねじと螺合する雌
    ねじを形成した接続筒で上記両鉄筋を接続するようにし
    た鉄筋の接続装置。
  2. 【請求項2】 上記接続筒に、両鉄筋を接続した状態で
    接続筒内に位置する拡径部に圧接する緩み止め用の締結
    部材を取り付けた請求項1に記載の鉄筋の接続装置。
  3. 【請求項3】 上記両鉄筋における拡径部の端部に孔を
    軸芯に沿って設け、両鉄筋を接続時に両拡径部の孔にわ
    たってピンを挿入するようにした請求項1又は2に記載
    の鉄筋の接続装置。
  4. 【請求項4】 互いに接続せんとする鉄筋の端部にそれ
    ぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設け、両拡径部に端面で
    開口する雌ねじ孔を内周面の雌ねじが逆螺旋となるよう
    形成し、上記両鉄筋を接続するための接続軸の外周面に
    上記雌ねじに螺合する雄ねじを両側で逆螺旋となるよう
    形成し、この接続軸に回転を与えるための回転付与部材
    を抜き差し自在に装着するようにした鉄筋の接続装置。
  5. 【請求項5】 互いに接続せんとする鉄筋の端部にそれ
    ぞれ鉄筋よりも大径の拡径部を設け、両拡径部に端面で
    開口する雌ねじ孔を形成し、上記両鉄筋を接続するため
    の接続軸の外周面に上記雌ねじに螺合する雄ねじを形成
    し、この接続軸に回転を与えるための回転付与部材を抜
    き差し自在に装着するようにした鉄筋の接続装置。
  6. 【請求項6】 上記両鉄筋における一方鉄筋の拡径部と
    それに設けた雌ねじ孔を、他方鉄筋の拡径部とそれに設
    けた雌ねじ孔より長くし、上記接続軸の長さを長い方の
    雌ねじ孔に見合う程度に設定した請求項5に記載の鉄筋
    の接続装置。
JP2001028266A 2001-02-05 2001-02-05 鉄筋の接続装置 Pending JP2002227342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028266A JP2002227342A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 鉄筋の接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028266A JP2002227342A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 鉄筋の接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002227342A true JP2002227342A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18892792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001028266A Pending JP2002227342A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 鉄筋の接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002227342A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001765A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Dai Ichi High Frequency Co Ltd ねじ式鉄筋継手およびその接続方法
WO2013157531A1 (ja) 2012-04-19 2013-10-24 Fukuda Akira 異形鉄筋のねじ式鉄筋継手およびそのねじ付き異形鉄筋
JP2016084620A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 大谷製鉄株式会社 機械式継手、及び鉄筋継手工法
JP2016176229A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社ディビーエス 鉄筋継手ならびに鉄筋およびスリーブ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001765A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Dai Ichi High Frequency Co Ltd ねじ式鉄筋継手およびその接続方法
WO2013157531A1 (ja) 2012-04-19 2013-10-24 Fukuda Akira 異形鉄筋のねじ式鉄筋継手およびそのねじ付き異形鉄筋
JP2016084620A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 大谷製鉄株式会社 機械式継手、及び鉄筋継手工法
JP2016176229A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社ディビーエス 鉄筋継手ならびに鉄筋およびスリーブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100375655B1 (ko) 철근 연결구
KR100240099B1 (ko) 철근 연결 구조
KR102248293B1 (ko) 철근 커플러
KR100439305B1 (ko) 원터치식 철근이음장치
JP2002227342A (ja) 鉄筋の接続装置
KR20220110032A (ko) 철근 커플러
JPH10131303A (ja) 鉄筋の継手構造
KR100309611B1 (ko) 철근 연결구
JP4728041B2 (ja) 鉄筋のねじ式機械継手
JP6373467B1 (ja) ねじ式鉄筋継手使用配筋・長さ調整用鉄筋・および配筋構築方法
KR200231250Y1 (ko) 철근 연결구
KR200257716Y1 (ko) 쐐기형 원터치 철근 연결 장치
KR20050045014A (ko) 철근이음장치
CN110552466A (zh) 钢筋连接组件、连接节点及在装配式建筑中的应用
KR20010048018A (ko) 철근 이음구
KR100308547B1 (ko) 철근연결구
JP3068610U (ja) 鉄筋の打継ぎジョイント構造
KR200337822Y1 (ko) 체결상태를 확인할 수 있는 스페이스 프레임의 연결구조
KR100436386B1 (ko) 거푸집 조립용 타이볼트 및 간격유지구
JP2003253812A (ja) 鉄筋の機械継手装置
KR20020072879A (ko) 이형철근을 연결시키는 철근이음쇠 및 그 이형철근의연결부 가공방법
KR20170098608A (ko) 압박플레이트가 구비된 철근연결구
KR200265991Y1 (ko) 철근 이음장치
KR100406140B1 (ko) 철근 이음장치
JP2001349000A (ja) 鉄筋の接続装置