JP2002225326A - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

印刷方法および印刷装置

Info

Publication number
JP2002225326A
JP2002225326A JP2001027931A JP2001027931A JP2002225326A JP 2002225326 A JP2002225326 A JP 2002225326A JP 2001027931 A JP2001027931 A JP 2001027931A JP 2001027931 A JP2001027931 A JP 2001027931A JP 2002225326 A JP2002225326 A JP 2002225326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screening
printing
print data
tables
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001027931A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenari Honda
英成 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2001027931A priority Critical patent/JP2002225326A/ja
Publication of JP2002225326A publication Critical patent/JP2002225326A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの寿命を容易に向上させるこ
とのできる印刷方法および印刷装置を提供する。 【解決手段】 原画像の画像データをスクリーニング処
理することにより印刷データを形成する印刷データ形成
部7と、印刷データ形成部7において形成される印刷デ
ータに基づいてサーマルヘッド3の複数の発熱素子3a
への通電・非通電を個別に制御する通電データを形成す
る通電制御部8とを有し、印刷データ形成部7が、スク
リーニング処理を行う際に、スクリーン値の配置パター
ンの異なる複数のスクリーニングテーブルを印刷に供す
る印刷媒体の印刷単位毎に循環使用するように形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドの
複数の発熱素子を選択的に発熱させることにより印刷媒
体上に複数のドットにより形成された階調画像の印刷を
行うのに好適な印刷方法および印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの出力装置とし
て、サーマルヘッドの複数の発熱素子を選択的に発熱さ
せることにより印刷媒体上に複数のドットにより形成さ
れた画像の印刷を行うことのできる印刷装置としての熱
転写プリンタが高印字品質、低騒音、低コスト、メンテ
ナンスの容易性等の理由により多用されており、コンピ
ュータなどが処理した画像を多階調で印刷するのに広く
用いられている。
【0003】このような熱転写プリンタは、例えば、プ
ラテンの前方に、印刷媒体とベースフィルムに所望のイ
ンクを塗布してなるインクリボンとを支持しておき、複
数の発熱素子を主走査方向(印刷方向と直交する方向)
に整列配置させたサーマルヘッドをキャリッジとともに
印刷媒体(プラテン)に沿って移動させながらインクリ
ボンを繰り出し、サーマルヘッドに配列されている複数
の発熱素子を、印刷データに基づいて選択的に発熱させ
てインクリボンのインクを部分的に溶融あるいは昇華し
て印刷媒体の所望の印刷位置に転写することにより、印
刷媒体上に所望の文字や図形などの画像の印刷を行うよ
うに構成されている。なお、印刷媒体として感熱紙を用
いる場合には、インクリボンは用いられない。
【0004】また、従来の熱転写プリンタにおいて階調
印刷すなわち濃淡画像の印刷を行うためには、原画像の
画像データをスクリーニング処理することにより、2値
データからなる印刷データを形成する印刷方法が用いら
れている。この印刷方法は、原画像の1画素を、複数個
のドットからなるドットマトリックス、例えば4ドット
×4ドット(16階調)とし、各ドットの階調値を所定
パターンのスクリーン値を付与したスクリーニングテー
ブルによって2値化することで印刷データを形成し、こ
の印刷データに基づいて各発熱素子への通電・非通電を
個別に制御する通電データを形成している。
【0005】なお、スクリーニング処理としては、ディ
ザが一般的に用いられており、このディザを用いる場合
には、スクリーニングテーブルもディザテーブルが用い
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の印刷方法を用いた印刷装置においては、スクリ
ーニング処理を行う際に、スクリーン値の配置パターン
が常に同一の1つのスクリーニングテーブルが用いられ
ており、例えば、サーマルヘッドの発熱素子の数が24
0ドットで、ドットマトリックスが4ドット×4ドット
(16階調)の場合、通電に供せられる使用頻度の多い
発熱素子と、通電に供せられる使用頻度の少ない発熱素
子とが生じ、サーマルヘッドの寿命(耐久性)が短いと
いう問題点があった。すなわち、スクリーニングテーブ
ルのスクリーン値の配置パターンが常に同一であるた
め、発熱素子のうちの通電(発熱)に供される発熱素子
が偏ってしまい、通電に供される使用頻度の多い発熱素
子は熱劣化などにより早く劣化するので、この使用頻度
の多い発熱素子の劣化によってサーマルヘッドの全体の
寿命(ヘッド寿命)が短くなる。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、サーマルヘッドの寿命を容易に向上させること
のできる印刷方法および印刷装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明に係る印刷方法の特徴は、スクリーニング処
理を行う際に、スクリーン値の配置パターンの異なる複
数のスクリーニングテーブルを印刷に供する印刷媒体の
印刷単位毎に循環使用する点にある。そして、このよう
な構成を採用したことにより、スクリーニング処理を行
う際に、スクリーン値の配置パターンの異なる複数のス
クリーニングテーブルを印刷に供する印刷媒体の印刷単
位毎に循環使用することができるため、サーマルヘッド
の複数の発熱素子の使用頻度の平均化を容易にできるの
で、サーマルヘッドの寿命を容易に向上できる。
【0009】さらに、本発明に係る印刷方法の特徴は、
複数のスクリーニングテーブルは、画像データの種類に
対応させてスクリーン値を配置した基準となるスクリー
ニングテーブルと、この基準となるスクリーニングテー
ブルに配置されるスクリーン値を列方向に1行づつずら
すことにより形成された所定数のスクリーニングテーブ
ルとを1組とし、スクリーニング処理を行う際に、1組
のスクリーニングテーブルを基準となるスクリーニング
テーブルから順に印刷媒体の印刷単位毎に循環使用する
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、サーマルヘッドの複数の発熱素子の使用頻度の平均
化をより確実にできる。
【0010】さらにまた、本発明に係る印刷方法の特徴
は、スクリーニング処理としてディザを用い、スクリー
ニングテーブルとしてディザテーブルを用いる点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、サ
ーマルヘッドの複数の発熱素子の使用頻度の平均化をよ
り容易にできる。
【0011】また、本発明に係る印刷装置の特徴は、原
画像の画像データをスクリーニング処理することにより
印刷データを形成する印刷データ形成部と、印刷データ
形成部において形成される印刷データに基づいてサーマ
ルヘッドの複数の発熱素子への通電・非通電を個別に制
御する通電データを形成する通電制御部とを有し、印刷
データ形成部が、スクリーニング処理を行う際に、スク
リーン値の配置パターンの異なる複数のスクリーニング
テーブルを印刷に供する印刷媒体の印刷単位毎に循環使
用するように形成されている点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、スクリーニング処理を
行う際に、スクリーン値の配置パターンの異なる複数の
スクリーニングテーブルを印刷に供する印刷媒体の印刷
単位毎に循環使用することができるため、サーマルヘッ
ドの複数の発熱素子の使用頻度の平均化を容易にできる
ので、サーマルヘッドの寿命を容易に向上できる。
【0012】また、本発明に係る印刷装置の特徴は、複
数のスクリーニングテーブルを記憶を記憶するテーブル
格納部を設け、このテーブル格納部に、画像データの種
類に対応させてスクリーン値を配置した基準となるスク
リーニングテーブルと、この基準となるスクリーニング
テーブルに配置されるスクリーン値を列方向に1行づつ
ずらすことにより形成された所定数のスクリーニングテ
ーブルとを1組とする複数のスクリーニングテーブルを
記憶し、印刷データ形成部が、スクリーニング処理を行
う際に、テーブル格納部に格納された1組の複数のスク
リーニングテーブルを、基準となるスクリーニングテー
ブルから順に印刷媒体の印刷単位毎に循環使用するよう
に形成されている点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、スクリーニング処理を行う際に、
複数のスクリーニングテーブルを基準テーブルから順に
印刷媒体の印刷単位毎に循環使用することができるた
め、複数の発熱素子の使用頻度の平均化をより確実にで
きる。
【0013】また、本発明に係る印刷装置の特徴は、印
刷データ形成部におけるスクリーニング処理が、ディザ
であり、スクリーニングテーブルがディザテーブルであ
る点にある。そして、このような構成を採用したことに
より、複数の発熱素子の使用頻度の平均化をより容易に
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0015】図1は本発明に係る印刷方法を適用した印
刷装置の実施形態の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【0016】本実施形態の印刷装置は、印刷媒体の移動
方向である主走査方向に沿って複数の発熱素子を整列配
置したサーマルヘッドを、印刷媒体の移動方向に対して
直交する副走査方向に移動させながら印刷を行うシリア
ルタイプの熱転写プリンタを例示している。
【0017】図1に示すように、本実施形態の印刷装置
としての熱転写プリンタ1は、各部の動作を制御する制
御手段2を有しており、この制御手段2には、印刷ヘッ
ドとしてのサーマルヘッド3が専用のコントローラ(図
示せず)を介して電気的に接続されている。なお、制御
手段2には、図示しない印刷媒体の搬送機構の駆動源と
なる搬送モータ、サーマルヘッド3およびリボンカセッ
トを搭載したキャリッジを印刷媒体の搬送方向(主走査
方向)と直交する印刷方向(副走査方向)に往復動させ
るキャリッジ移動機構の駆動源となるキャリッジモー
タ、操作パネルなども専用の駆動ドライバを介して電気
的に接続されている。また、サーマルヘッド3には、複
数の発熱素子3aが印刷媒体の移動方向である主走査方
向に沿って整列配置されている。さらに、熱転写プリン
タ1は、図示しないコンピュータなどの上位機器に電気
的に接続されており、上位機器から出力される原画像の
画像データが入力されるようになっている。
【0018】前記制御手段2は、少なくともCPU4
と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成された
メモリ5を有している。そして、本実施形態のメモリ5
には、少なくとも、テーブル格納部6、印刷データ形成
部7および通電制御部8が設けられている。
【0019】前記テーブル格納部6には、スクリーン値
の配置パターンの異なる複数のスクリーニングテーブ
ル、本実施形態においてはディザテーブルが記憶される
ようになっている。さらに詳しくは、画像データの種類
に対応させてスクリーン値を配置した基準となるディザ
テーブルと、この基準となるディザテーブルに配置され
るスクリーン値を列方向に1行づつずらすことにより形
成された所定数のディザテーブルとを1組とする複数の
ディザテーブルが記憶されるようになっている。ここで
いう画像データの種類に対応させるとは、原画像の種類
に対応させることであり、例えばテキスト画像、グラフ
ィックス画像、イメージ画像、グラデーション画像など
である。したがって、原画像の種類に対応させるため、
基準となるディザテーブルが複数種類記憶されるととも
に、基準となるディザテーブルのそれぞれに複数枚のデ
ィザテーブルが組み合わされることになる。
【0020】また、原画像がカラー画像である場合に
は、一般的に原画像をCMYKの4色あるいはCMYの
3色に色分解するので、基準となるディザテーブルも色
毎に用いることになる。
【0021】さらに、1組とされるディザテーブルの数
は、スクリーニング処理に用いるドットマトリックスに
依存するように形成されている。例えば、4ドット×4
ドット(16階調)のドットマトリックスを用いる場合
には、ディザテーブルも4×4となるので、4つのディ
ザテーブルが1組として用いられることになる。
【0022】前記印刷データ形成部7には、原画像の画
像データのスクリーニング処理、本実施形態においては
ディザを実行することにより2値データからなる印刷デ
ータを形成するプログラムが記憶されるようになってい
る。例えば、4ドット×4ドット(16階調)のドット
マトリックスを用いる場合には、ドットマトリックスの
各ドット(枠)に区分される原画像の画像データの階調
値と、そのドットに対応するディザテーブルの各枠毎に
配置された閾値となるスクリーン値とを比較して階調値
がスクリーン値を越える場合には「0」、階調値がスク
リーン値以下の場合には「1」とする2値データからな
る印刷データを形成するプログラムが記憶されている。
また、ディザを実行する際には、1組とされた4つのデ
ィザテーブルを印刷に供する印刷媒体の印刷単位毎、本
実施形態においては頁毎に循環使用するように形成され
ている。
【0023】前記通電制御部8は、印刷データ形成部7
において形成される2値データからなる印刷データに基
づいて前記サーマルヘッド3の複数の発熱素子3aへの
通電・非通電を個別に制御する通電データを形成するプ
ログラムが記憶されるようになっている。例えば、前記
印刷データが「1」の場合に発熱素子3aへの通電を指
示する通電データを対応する発熱素子3aに出力し、印
刷データが「0」の場合に発熱素子3aへの非通電を指
示する通電データを対応する発熱素子3aに出力するも
のである。このプログラムとしては、従来公知のものが
用いられており、その詳しい説明は省略する。
【0024】また、本実施形態のメモリ5には、印刷時
の各部の動作および動作順序を制御するプログラムや、
電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムなど
の各種のプログラムや、印刷を実行する際に必要な各種
のデータなども記憶されている。
【0025】なお、熱転写プリンタ1を構成する各部の
構成は、従来からある公知の熱転写プリンタと同様に構
成されているので、その詳しい説明は省略する。
【0026】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について印刷方法とともに説明する。
【0027】図2は本発明に係る印刷方法の実施形態に
おける原画像の画像データの1画素を4ドット×4ドッ
トのドットマトリックスとした場合のディザテーブルと
印刷データと通電データとの関係の一例を示す説明図で
ある。
【0028】本実施形態の熱転写プリンタ1における印
刷方法は、原画像の画像データをスクリーニング処理、
本実施形態においてはディザを実行することにより2値
データからなる印刷データを形成し、この印刷データに
基づいてサーマルヘッド3の複数の発熱素子3aへの通
電・非通電を制御することにより印刷媒体上に複数のド
ットにより形成された階調画像の印刷を行うようになっ
ている。そして、ディザを実行する際には、スクリーン
値の配置パターンの異なる複数、本実施形態においては
4つ1組のディザテーブルが基準となるディザテーブル
から順に印刷に供する印刷媒体の印刷単位毎、本実施形
態においては頁毎に循環使用される。
【0029】ここで、スクリーニング処理としてのディ
ザによるドットマトリックスを4ドット×4ドット(1
6階調)、ディザテーブルを4×4とした場合の印刷方
法の一例について具体的に説明する。
【0030】まず、原画像の画像データの1画素は、印
刷データ形成部7に記憶されたプログラムによって、4
ドット×4ドット(16階調)に分解される。そして、
4ドット×4ドットに分解された1画素の画像データの
階調値、例えば「12」に対して、4×4のディザテー
ブルのスクリーン値を用いて印刷データが形成される。
このディザテーブルは、テーブル格納部6にルックアッ
プテーブルなどとして格納された4つ1組のディザテー
ブルが用いられる。これらのディザテーブルは、図2に
示すように、画像データの種類に対応させて所定パター
ンのスクリーン値を配置した図2上段左端に示す基準と
なるディザテーブルが第1テーブルとされている。そし
て、第1テーブルに配置されるスクリーン値を行単位で
主走査方向である列方向に1行づつずらすことにより形
成された図2上段左端から2番目に示すディザテーブル
が第2テーブルとされ、この第2テーブルに配置される
スクリーン値を列方向に1行づつずらすことにより形成
された図2上段左端から3番目に示すディザテーブルが
第3テーブルとされ、この第3テーブルに配置されるス
クリーン値を列方向に1行づつずらすことにより形成さ
れた図2上段右端に示すディザテーブルが第4テーブル
とされている。したがって、第4テーブルに配置される
スクリーン値を列方向に1行づつずらすと、第1テーブ
ルとなる。
【0031】そして、1頁目の印刷データを形成する際
に第1テーブルが用いられ、2頁目の印刷データを形成
する際に第2テーブルが用いられ、3頁目の印刷データ
を形成する際に第3テーブルが用いられ、4頁目の印刷
データを形成する際に第4テーブルが用いられ、以下同
様に、5頁目の印刷データを形成する際に第1テーブル
が用いられるようになっている。
【0032】また、印刷データの形成は、ドットマトリ
ックスの画像データの階調値と、ディザテーブルのスク
リーン値とを比較することにより実行される。
【0033】すなわち、ドットマトリックスに配置され
る画像データの階調値「12」と、ディザテーブルの各
枠に配置されたスクリーン値とを比較して、例えば、階
調値がスクリーン値を越える場合には「0」、階調値が
スクリーン値以下の場合には「1」とする2値データを
形成することにより、図2中段に示すように、「0」と
「1」との2値データからなる印刷データが形成され
る。
【0034】そして、印刷データが形成されると、通電
制御部8は、印刷データの「1」に対して発熱素子3a
の通電(on)を対応させ、印刷データの「0」に対し
て発熱素子3aの非通電(off)を対応させた図2下
段に示す通電データを形成し、サーマルヘッド3の複数
の発熱素子3aに対して通電・非通電を個別に制御する
ことにより印刷媒体上に複数のドットにより形成された
階調画像の印刷が行われる。
【0035】すなわち、1頁目の印刷データに対する通
電データは、図2下段左端に示すように、四角の4枠を
構成する発熱素子3aに対して非通電をあらわす「0」
が配置され、その他の12枠を構成する発熱素子3aに
対して通電をあらわす「1」が配置され、これらの通電
データに基づいて階調印刷が実行される。
【0036】また、2頁目の印刷データに対する通電デ
ータは、図2下段左端から2番目に示すように、左端お
よび右端のそれぞれの上2列の4枠を構成する発熱素子
3aに対して非通電をあらわす「0」が配置され、その
他の12枠を構成する発熱素子3aに対して通電をあら
わす「1」が配置され、これらの通電データに基づいて
階調印刷が実行される。
【0037】さらに、3頁目の印刷データに対する通電
データは、図2下段左端から3番目に示すように、左端
および右端のそれぞれの中2列の4枠を構成する発熱素
子3aに対して非通電をあらわす「0」が配置され、そ
の他の12枠を構成する発熱素子3aに対して通電をあ
らわす「1」が配置され、これらの通電データに基づい
て階調印刷が実行される。
【0038】さらにまた、4頁目の印刷データに対する
通電データは、図2下段右端に示すように、左端および
右端のそれぞれの下2列の4枠を構成する発熱素子3a
に対して非通電をあらわす「0」が配置され、その他の
12枠を構成する発熱素子3aに対して通電をあらわす
「1」が配置され、これらの通電データに基づいて階調
印刷が実行される。
【0039】したがって、本実施形態の熱転写プリンタ
1によれば、ディザを行う際に、スクリーン値の配置パ
ターンの異なる複数のディザテーブルを印刷に供する印
刷媒体の印刷単位としての頁毎に循環使用することがで
きるため、印刷頁毎に、通電に供せられる発熱素子3a
と非通電状態を保持する発熱素子3aとが循環使用され
るので、サーマルヘッド3の複数の発熱素子3aの使用
頻度の平均化を図ることができる。その結果、サーマル
ヘッド3の寿命を容易に向上できる。
【0040】また、本実施形態の熱転写プリンタ1によ
れば、ディザ処理を行う際に、複数、本実施形態におい
ては4つのディザテーブルを、1頁目の印刷データを形
成する際に第1テーブル、2頁目の印刷データを形成す
る際に第2テーブル、3頁目の印刷データを形成する際
に第3テーブル、4頁目の印刷データを形成する際に第
4テーブル、5頁目の印刷データを形成する際に第1テ
ーブル・・の順に印刷媒体の頁毎に循環使用することが
できるため、複数の発熱素子3aの使用頻度の平均化を
より確実にできる。
【0041】さらに、本実施形態の熱転写プリンタ1に
よれば、印刷データ形成部7におけるスクリーニング処
理が、ディザであり、スクリーニングテーブルがディザ
テーブルを用いているので、複数の発熱素子3aの使用
頻度の平均化をより容易にできる。
【0042】なお、本発明のスクリーニング処理として
は、ディザに限らず、網点、ホワイトノイズマスク、ブ
ルーノイズマスク、グリーンノイズマスク、誤差拡散な
どの各種ものから設計コンセプトなどの必要に応じて選
択することができる。
【0043】また、本発明に係る印刷方法を用いた印刷
装置を特定のコンピュータシステムの専用として用いる
場合には、制御手段をコンピュータ本体に配設する構成
としてもよい。
【0044】さらにまた、本発明は、前記実施形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る印刷方
法および印刷装置によれば、サーマルヘッドの複数の発
熱素子の使用頻度の平均化を図ることができるので、サ
ーマルヘッドの寿命を容易に向上させることができるな
どの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷方法を適用した印刷装置の
実施形態の要部の構成を示すブロック図
【図2】 本発明に係る印刷方法の実施形態における原
画像の画像データの1画素を4ドット×4ドットのドッ
トマトリックスとした場合のディザテーブルと印刷デー
タと通電データとの関係の一例を示す説明図
【符号の説明】
1 (印刷装置としての)熱転写プリンタ 2 制御手段 3 サーマルヘッド 3a 発熱素子 4 CPU 5 メモリ 6 テーブル格納部 7 印刷データ形成部 8 通電制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像の画像データをスクリーニング処
    理することにより印刷データを形成し、この印刷データ
    に基づいてサーマルヘッドの複数の発熱素子への通電・
    非通電を制御することにより印刷媒体上に複数のドット
    により形成された階調画像の印刷を行う印刷方法であっ
    て、 スクリーニング処理を行う際に、スクリーン値の配置パ
    ターンの異なる複数のスクリーニングテーブルを印刷に
    供する印刷媒体の印刷単位毎に循環使用することを特徴
    とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のスクリーニングテーブルは、
    画像データの種類に対応させてスクリーン値を配置した
    基準となるスクリーニングテーブルと、この基準となる
    スクリーニングテーブルに配置されるスクリーン値を列
    方向に1行づつずらすことにより形成された所定数のス
    クリーニングテーブルとを1組とし、スクリーニング処
    理を行う際に、1組のスクリーニングテーブルを基準と
    なるスクリーニングテーブルから順に印刷媒体の印刷単
    位毎に循環使用することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記スクリーニング処理としてディザを
    用い、前記スクリーニングテーブルとしてディザテーブ
    ルを用いることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 サーマルヘッドの複数の発熱素子を選択
    的に発熱させることにより印刷媒体上に複数のドットに
    より形成された階調画像の印刷を行う印刷装置であっ
    て、 原画像の画像データをスクリーニング処理することによ
    り印刷データを形成する印刷データ形成部と、 前記印刷データ形成部において形成される印刷データに
    基づいて前記サーマルヘッドの複数の発熱素子への通電
    ・非通電を個別に制御する通電データを形成する通電制
    御部と、を有し、 前記印刷データ形成部が、スクリーニング処理を行う際
    に、スクリーン値の配置パターンの異なる複数のスクリ
    ーニングテーブルを印刷に供する印刷媒体の印刷単位毎
    に循環使用するように形成されていることを特徴とする
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のスクリーニングテーブルを記
    憶するテーブル格納部を設け、このテーブル格納部に、
    画像データの種類に対応させてスクリーン値を配置した
    基準となるスクリーニングテーブルと、この基準となる
    スクリーニングテーブルに配置されるスクリーン値を列
    方向に1行づつずらすことにより形成された所定数のス
    クリーニングテーブルとを1組とする複数のスクリーニ
    ングテーブルを記憶し、 前記印刷データ形成部が、スクリーニング処理を行う際
    に、前記テーブル格納部に格納された1組の複数のスク
    リーニングテーブルを、基準となるスクリーニングテー
    ブルから順に印刷媒体の印刷単位毎に循環使用するよう
    に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷データ形成部におけるスクリー
    ニング処理が、ディザであり、スクリーニングテーブル
    がディザテーブルであることを特徴とする請求項4また
    は請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。
JP2001027931A 2001-02-05 2001-02-05 印刷方法および印刷装置 Withdrawn JP2002225326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027931A JP2002225326A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 印刷方法および印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027931A JP2002225326A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 印刷方法および印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002225326A true JP2002225326A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18892516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001027931A Withdrawn JP2002225326A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 印刷方法および印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002225326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201034A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 キヤノン株式会社 ディザ処理を行う装置、方法、及び、プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201034A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 キヤノン株式会社 ディザ処理を行う装置、方法、及び、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3292104B2 (ja) 印刷装置,画像記録方法およびそのプログラムを記録した記録媒体
JP3829508B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および印刷装置
JP2005138585A (ja) プリンタにおける欠陥のあるプリントエレメントをカムフラージュする方法
JP2008162094A (ja) 画像形成装置およびその制御方法、画像形成システム
US5585833A (en) Tone control method for thermal transfer type color printer
EP0581574B1 (en) System and method for performing intensity-variable printing
US20110109927A1 (en) Image processing controller and printing apparatus
JP2006159505A (ja) 画像形成方法およびその装置
JP2002225326A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP2006224483A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録装置
US6389167B1 (en) Multi-level pixel density reduction for printers
JP2006289716A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2011168052A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2002331692A (ja) 複数画素を階調再現の1単位とする印刷
JP2963032B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2006224616A (ja) 記録方法および記録システム
JP3249337B2 (ja) 記録データ形成方法
JP3333596B2 (ja) 熱転写式記録装置
US7548345B2 (en) High resolution print mode offering improved text print quality
JP3289843B2 (ja) プリンタ
JP2016068282A (ja) プリンタ装置
JPH10181000A (ja) インクジェット記録方法及び装置
JPS6393272A (ja) 階調記録装置
JP3491507B2 (ja) シリアル記録装置
JP2021146692A (ja) 液体吐出装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513