JP2002225061A - 真空積層装置の積層成形方法 - Google Patents

真空積層装置の積層成形方法

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JP2002225061A
JP2002225061A JP2001021324A JP2001021324A JP2002225061A JP 2002225061 A JP2002225061 A JP 2002225061A JP 2001021324 A JP2001021324 A JP 2001021324A JP 2001021324 A JP2001021324 A JP 2001021324A JP 2002225061 A JP2002225061 A JP 2002225061A
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JP
Japan
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film
vacuum
pressure
pressurized
air
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Application number
JP2001021324A
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English (en)
Inventor
Toshio Ban
俊雄 伴
Yoshitaka Ishikawa
善孝 石川
Katsuyuki Sakakibara
活之 榊原
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Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧膜内を真空から圧空に切換え、加圧膜を
膨大させて積層材を押圧開始するとき、切換時の空気圧
の急激な変化により加圧膜が局部的に跳ね上がり積層材
を不均等に押圧して積層成形品に皺が発生する。 【解決手段】 加圧膜内を真空から圧空に切換えると
き、加圧膜内を一旦大気に連通させる工程を設けて、空
気圧を段階的に変化させて加圧膜の局部的な跳ね上がり
を防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】真空中で積層材を加圧膜によ
って押圧して積層成形品となす積層成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧膜を膨大させて積層材を押圧開始す
るとき、従来は加圧膜内を真空源から圧空源に直接切換
えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来方法
においては、切換時の空気圧の急激な変化により加圧膜
が局部的に跳ね上がり積層材を不均等に押圧して積層成
形品に皺が発生することがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、加圧膜内を真空
から圧空に切換え、加圧膜を膨大させて積層材を押圧開
始するとき、加圧膜内を一旦大気に連通させる工程を設
けて、空気圧を段階的に変化させて加圧膜の局部的な跳
ね上がりを防止したのである。
【0005】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本発明の実施の形
態を詳細に説明する。図1は本発明を実施する積層装置
の縦断面図と積層装置の加圧膜を制御する真空と圧空か
らなる空気圧の系統図である。
【0006】積層装置は上盤1と、枠3によって加圧膜
4を取付けた下盤2からなる。下盤2は図示しない型締
装置によって上盤1に圧締され、Oリング25により気
密なチャンバ12が形成される。上盤1と下盤2は矩形
の厚鉄板であり、凹部を有する。上盤1の凹部には、断
熱板23、ヒータ5及び定板6が順次配設され、チャン
バ12に連通する吸引口9が穿設されている。下盤2の
凹部には、断熱板24、ヒータ7及び通気部材8が順次
配設され、該凹部と、断熱板24及びヒータ7を通気部
材8まで穿設して吸引・加圧口10が連通している。通
気部材8の上面には加圧膜4が配置され、吸引・加圧口
10から空気圧を加えることにより加圧膜4は膨大し
て、加圧膜4に載置した積層材11を定板6に押圧し、
ヒータ5、7の加熱と協働して積層材11を積層成形品
に成形する。
【0007】通気部材8は、吸引・加圧口10からの空
気圧を加圧膜4の全面に及ぼすようにするための部材で
あり、矩形のアルミニウム板等の表面に通気溝や通気孔
を設けたものである。積層材11は、フィルム状あるい
は薄板状のものを相互に貼り合わせて積層成形品とする
ための材料であり、チャンバ12内へはキャリヤフィル
ム等に載置して搬送される。
【0008】吸引口9と吸引・加圧口10には、三方弁
14,15を介して真空源13が、また吸引・加圧口1
0には二方弁19,20を介して圧空源18がそれぞれ
接続されている。真空源13は真空ポンプである。16
は真空センサであり、所定の真空圧に達したときに電気
信号を発する。17は消音器であり、三方弁14がON
からOFF(図示の状態)になったとき、大気からの急
激な空気の流入による衝撃音を緩和させる。21は消音
器であり、二方弁20がONからOFF(図示の状態)
になったとき、大気への急激な空気の流出による衝撃音
を緩和させる。圧空源18は、エアコンプレッサの圧縮
空気をフィルタとレギュレータで処理し、増圧器で増圧
後所望の空気圧に調節したものである。なお、積層材1
1の種類によっては増圧器を要しないこともある。22
は空気圧計であり、圧空源18の空気圧の圧力を測定し
て、積層成形における加圧膜4の押圧力が適切かどうか
を確認するためのものである。
【0009】次に本発明に係わる作動を説明する。チャ
ンバ12内の加圧膜4上に適宜な手段で積層材11を搬
送する。下盤2を上盤1に圧締させてチャンバ12を気
密になした後、三方弁14と二方弁20をONにしてチ
ャンバ12及び、加圧膜4と通気部材8の間の加圧膜4
内を真空にする。このとき加圧膜4の上下は同圧力であ
り、加圧膜4はその自重により通気部材8に接してい
る。この真空圧が真空センサ16に設定した所定値に達
したとき、図示しない制御装置が真空センサ16の電気
信号を受信するか、又は所定時間経過後に三方弁15を
ONすると、加圧膜4内への真空吸引が停止し、同時に
二方弁20をOFFすることにより加圧膜4内は大気に
連通する。このため、チャンバ12は継続して真空吸引
されているので、加圧膜4は膨大して積層材11を定板
6に押圧する。二方弁20をOFFすると同時に計時開
始したタイマの設定時間が経過したとき、二方弁20を
再びONにするとともに、二方弁19をONにすると圧
空源18の空気圧が加圧膜4内に供給され、さらに強く
積層材11を押圧する。
【0010】所定の成形時間が経過したとき、二方弁1
9,20及び三方弁14をOFFするとチャンバ12及
び加圧膜4内は大気圧になり、さらに二方弁20をON
し三方弁15をOFFすると加圧膜4が収縮し、その後
下盤2を上盤1から離隔させ積層成形が終了する。積層
成形品はキャリヤフィルム等で搬出されるとともに新し
い積層材11が搬入されて次の積層成形が開始する。
【0011】以上述べたように、本発明の一実施の形態
では、加圧膜4内の空気圧を真空から圧空に直接切換え
るのではなく、二方弁20の作用により、真空と圧空の
間に両者の中間の圧力である大気圧の状態を設け、空気
圧の変化を段階的にしたのである。このような空気圧の
変化を段階的にする他の実施の形態を開示する。例え
ば、二方弁20をOFFすることにより加圧膜4内を一
気に真空から大気圧に昇圧するのではなく、二方弁20
の管路に絞りを設けて徐々に昇圧するようにしてもよい
し、複数の絞り回路を弁で切換えるようにしてもよい。
また、段階的に高い空気圧設定となるような複数の空気
圧調節弁を、圧空源18からの二方弁19の管路に並列
に設け、それらを切換え弁で順次選択することにより、
段階的に高くなる空気圧を加圧膜4内へ供給するように
してもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記のように実施するので、加
圧膜4内の空気圧がその切換時に急激に変化することが
ないので、加圧膜が局部的に跳ね上がって積層材を不均
等に押圧することがなく、積層成形品に皺が発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する積層装置の縦断面図と積層装
置の加圧膜を制御する空気圧の系統図である。
【符号の説明】
1 ……… 上盤 2 ……… 下盤 3 ……… 枠 4 ……… 加圧膜 5,7 ……… ヒータ 6 ……… 定板 8 ……… 通気部材 9 ……… 吸引口 10 …… 吸引・加圧口 11 …… 積層材 12 …… チャンバ 13 …… 真空源 14,15 …… 三方弁 16 …… 真空センサ 17,21 …… 消音器 18 …… 圧空源 19,20 …… 二方弁 22 …… 空気圧計 23,24 …… 断熱板 25 …… Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4E067 AA01 BE04 BE05 DB01 DC02 DC04 EC02 4F204 AG03 AM28 AR02 FA01 FA13 FA15 FB01 FG02 FN12 FQ37 FQ38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空中で積層材を加圧膜によって押圧す
    る積層成形において、 加圧膜内を真空から圧空に切換え、加圧膜を膨大させて
    積層材を押圧開始するとき、段階的に空気圧を変化させ
    ることを特徴とする真空積層装置の積層成形方法。
  2. 【請求項2】 加圧膜内を真空から圧空に切換える途中
    で、加圧膜内を一旦大気に連通させる工程を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の真空積層装置の積層成形
    方法。
JP2001021324A 2001-01-30 2001-01-30 真空積層装置の積層成形方法 Pending JP2002225061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018984A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Meiki Co Ltd 真空積層装置および真空積層装置の制御方法
KR101406722B1 (ko) 2012-08-20 2014-06-12 주식회사 성우하이텍 스팀 가열기

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JP2014018984A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Meiki Co Ltd 真空積層装置および真空積層装置の制御方法
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