JP2002224983A - ロボットおよびその制御方法 - Google Patents

ロボットおよびその制御方法

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JP2002224983A JP2001022487A JP2001022487A JP2002224983A JP 2002224983 A JP2002224983 A JP 2002224983A JP 2001022487 A JP2001022487 A JP 2001022487A JP 2001022487 A JP2001022487 A JP 2001022487A JP 2002224983 A JP2002224983 A JP 2002224983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別なセンサを設けることなく簡単な構造
で、ユーザによるロボット頭部等の撫でや叩かれを検出
するロボットおよびその制御方法を提供する。 【解決手段】 ユーザとコミュニケーションを取ること
を目的とされた、頭部1と胴体部2より構成されるロボ
ットであって、その頭部は、所望の位置となれるよう1
つまたはそれ以上の旋回軸を持っている。撫で・叩かれ
検出部21は、位置検出センサの出力をもとに、撫で、
叩かれを検出し、行動決定部22は、撫でられたか叩か
れたに反応してロボットを動かすためのモータ制御信号
104を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットおよびその
制御方法に関し、特に、家庭用ロボットやペット・ロボ
ットといった、ユーザとコミュニケーションを取ること
を目的とするロボットおよびその制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用ロボットやペット・ロボッ
トといった、ユーザとの間でコミュニケーションを取る
ことを目的とするロボットが多数、開発されている。こ
の種のロボットとユーザとのコミュニケーション手段と
して、一般的に用いられるのは、ユーザが、ロボットの
頭部を撫でたり、叩いたりすることである。そして、ユ
ーザが、撫でたり、叩いたりすることにロボットが反応
する。
【0003】このような、ユーザにより、撫でる、叩か
れるといった行為を検出するセンサについては、従来、
以下のような技術が公開されている。実公平3−049
744号公報に記載の技術は、玩具において、その玩具
の頭部に振動センサと焦電センサを備え、これらのセン
サで、ユーザによる玩具頭部の撫で、叩かれを検出す
る。そして、同公報には、各センサに対応した個別の音
声を出力することが記述されている。
【0004】実開昭62−16095号公報には、玩具
において、焦電センサにより玩具の頭部を手で撫でるよ
うな直接的、かつ穏やかな接触のみを検出し、それに従
って、音声を出力する技術が記述されている。また、実
開昭62−16097号公報には、ユーザが玩具の頭部
を手で撫でると、それにより焦電センサが刺激を受けて
電気信号を出力し、かかる行為を撫で・叩かれと判断す
る旨が記述されている。
【0005】家庭用ロボットやペット・ロボットといっ
た、ユーザとコミュニケーションを取ることを目的とす
るロボットは、通常、頭部を所望の位置になることがで
きるような構成をとる。このような構成を有するロボッ
トに、先行技術文献に開示された手法を適用した例を、
図10に示す。
【0006】図10に示すロボットは、頭部1pと胴体
部2pを有する。頭部1pは、頭部支持部3pによって
支持され、1つ、または複数の旋回軸4pと、各軸ごと
にモータ12pと位置検出センサ11pを有する。この
ロボットは、ロボット・コントローラ5pにより制御さ
れ、そのロボット・コントローラ5pは、行動決定手段
22p、モータ制御手段23p、撫で・叩かれ検出手段
21pを有する。
【0007】ロボットの行動は、行動決定手段22pに
より決定され、ロボットの頭部1pを所望の位置にする
ため、行動決定手段22pは、モータ制御信号104p
をモータ制御手段23pに出力する。モータ制御手段2
3pでは、位置検出センサ11pによって検出される頭
部1pの位置となる位置センサ出力101pに応じて、
モータ12pへモータ制御出力103pを出力する構成
をとる。この構成により、ロボットの頭部1pを所望の
位置にすることができる。
【0008】次に、上記の構成をとるロボットにおい
て、撫でや叩かれによって行動を決定し、それらに反応
した動きをする機能を実現するために、先行技術文献に
開示された手法を適用した場合の動作を説明する。
【0009】すなわち、頭部1pに、撫でや叩かれを検
出するための、例えば、振動センサや焦電センサといっ
た、撫で・叩かれ検出のためのセンサ13pを設置す
る。そして、これらのセンサより出力される撫で・叩か
れ検出センサ出力105pを、撫で・叩かれ検出手段2
1pに入力し、そこで、ロボットが撫でられたか、叩か
れたかを判断する。
【0010】撫で・叩かれ検出手段21pは、行動決定
手段22pに撫で・叩かれ検出信号102pを出力する
構成をとる。かかる構成により、行動決定手段22p
は、撫でられたか、叩かれたに反応して、ロボットを動
かすためのモータ制御信号104pを出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術を、頭部と胴体部より構成され、頭部が所
望の位置になるように、1つ、または複数の旋回軸を持
つロボットに適用した場合、撫でや叩かれを検出するた
めに、焦電センサや振動センサといった特別なセンサを
設ける構成が必須となり、ロボットの構造が複雑になる
という問題がある。
【0012】つまり、頭部と胴体部より構成されたロボ
ットにおいて、その頭部が所望の位置になるようにでき
る、1つ、または複数の旋回軸を持たせ、各軸ごとにモ
ータと位置検出センサを有するようにして、ユーザによ
る、頭部の撫でや叩かれを検出するために、焦電センサ
や振動センサといった特別なセンサを設ける構成とする
ことは、ロボット自体の構造を非常に複雑化することに
なる。
【0013】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、振動センサ、ある
いは焦電センサといった特別なセンサを使わずに、ユー
ザがロボットを撫で、あるいは叩いたかどうかを容易に
検出できるロボットおよびその制御方法を提供すること
である。
【0014】本発明の他の目的は、簡単な構成により、
ロボットが撫でられたか、あるいは叩かれたかを確実に
検出できるロボットおよびその制御方法を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、頭部と、その頭部を支持する胴体部を
有し、上記頭部が所望の位置となるように1あるいはそ
れ以上の旋回軸を持つロボットにおいて、上記旋回軸ご
とに上記頭部の位置を検知する検知手段と、上記検知さ
れた頭部の位置の時間的な変化を、その頭部の速度とし
て算出する算出手段と、上記速度をもとに、上記頭部に
対する外力の作用を検出する検出手段と、上記検出され
た上記外力の作用の違いをもとに、ユーザが当該ロボッ
トを撫でた、あるいは叩いたと判断する判断手段とを備
えるロボットを提供する。
【0016】好ましくは、上記判断手段は、上記検出結
果に基づいて、上記頭部が停止状態の後、上記速度が第
1の速度閾値を超え、その速度閾値を超えた状態が第1
の時間以上、継続された場合に、当該ロボットが撫でら
れたと判断する。
【0017】また、好ましくは、上記判断手段は、上記
検出結果に基づいて、上記頭部が停止状態の後、上記速
度が第2の速度閾値を超え、その速度閾値を超えた時間
が第2の時間以下である場合に、当該ロボットが叩かれ
たと判断する。
【0018】好適には、本発明に係るロボットは、さら
に、上記頭部の所定の目標速度と、上記算出手段で算出
した上記頭部の速度との差分が、上記第1の速度閾値あ
るいは上記第2の速度閾値を越えるかどうかを判断する
手段を備え、上記差分が、これらの第1の速度閾値ある
いは第2の速度閾値を越えた場合、上記判断手段による
判断のための時間計測を行う。
【0019】また、他の発明によれば、頭部と、その頭
部を支持する胴体部を有し、上記頭部が所望の位置とな
るように1あるいはそれ以上の旋回軸を持つロボットの
制御方法において、上記旋回軸ごとに上記頭部の位置を
検知するステップと、上記検知された頭部の位置の時間
的な変化を、その頭部の速度として算出するステップ
と、上記速度をもとに、上記頭部に対する外力の作用を
検出するステップと、上記検出された上記外力の作用の
違いをもとに、ユーザが当該ロボットを撫でた、あるい
は叩いたと判断するステップとを備えるロボットの制御
方法が提供される。
【0020】好適には、上記判断ステップは、上記検出
ステップにおける検出結果に基づいて、上記頭部が停止
状態の後、上記速度が第1の速度閾値を超え、その速度
閾値を超えた状態が第1の時間以上、継続された場合
に、当該ロボットが撫でられたと判断する。
【0021】また、好適には、上記判断ステップは、上
記検出ステップにおける検出結果に基づいて、上記頭部
が停止状態の後、上記速度が第2の速度閾値を超え、そ
の速度閾値を超えた時間が第2の時間以下である場合
に、当該ロボットが叩かれたと判断する。
【0022】他の発明は、さらに、上記頭部の所定の目
標速度と、上記算出ステップで算出した上記頭部の速度
との差分が、上記第1の速度閾値あるいは上記第2の速
度閾値を越えるかどうかを判断するステップを備え、上
記差分が、これら第1の速度閾値あるいは第2の速度閾
値を越えた場合、上記判断ステップによる判断のための
時間計測を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1に係る
ロボットの構成を示すブロック図である。同図に示すロ
ボットは、家庭用ロボットやペット・ロボットといっ
た、ユーザとコミュニケーションを取ることを目的とさ
れたロボットであり、以下に説明するように、その頭部
を所望の位置にすることができる構成をとる。
【0024】すなわち、本ロボットは、頭部1と胴体部
2を有し、その頭部1は、胴体部2に固定された頭部支
持部3により支持され、1つ、または複数の旋回軸4
と、それらの軸ごとに、モータ12と位置検出センサ1
1を有する。そして、本ロボットは、ロボット・コント
ローラ5により制御される。このロボット・コントロー
ラ5は、行動決定部22、モータ制御部23、そして、
撫で・叩かれ検出部21を有する。
【0025】本ロボットの行動は、行動決定部22によ
り決定され、ロボットの頭部1を所望の位置にするため
に、この行動決定部22は、モータ制御部23にモータ
制御信号104を出力する。モータ制御部23では、モ
ータ制御信号104と、位置検出センサ11によって検
出される、頭部1の位置を示す位置センサ出力101に
応じて、モータ12にモータ制御出力103を出力する
構成となっている。ロボットの頭部1は、かかる構成に
よって、所望の位置にすることができる。
【0026】本ロボットは、ユーザによる撫でや叩かれ
といった行為によって行動を決定し、それらに反応した
動きをする機能を実現するため、以下に示す構成をと
る。すなわち、位置検出センサ11からの位置センサ出
力101を、撫で・叩かれ検出部21に入力する。この
撫で・叩かれ検出部21へは、ユーザが、頭部1を撫で
たり、叩いたりしたときに、位置検出センサ11によっ
て出力されるロボット頭部の動きについての情報が入力
されるので、この入力に応じて、撫で・叩かれを検出す
ることが可能となる。
【0027】撫で・叩かれ検出部21は、行動決定部2
2に対して、撫で・叩かれの検出結果である撫で・叩か
れ検出信号102を出力する。この構成により、行動決
定部22は、ユーザによる撫でられたか、あるいは叩か
れたという行為に反応して、ロボットを動かすためのモ
ータ制御信号104を出力する。
【0028】以下、本実施の形態1に係るロボットの動
作について詳細に説明する。図1のモータ制御部23
は、ロボットの頭部1を所望の位置にするために、モー
タ12に対してモータ制御出力103を出力する。そこ
で、モータ制御部23の動作について説明する。
【0029】図2は、モータ制御部23の動作を模式的
に示すブロック図である。なお、図2は、モータ12が
DC(直流)モータの場合の例示している。また、位置
検出センサ11については、ここでは、ポテンショメー
タを使用する。ポテンショメータの場合、位置検出セン
サ11の出力は電圧となり、その電圧の大きさが位置を
意味することになる。
【0030】行動決定部22からモータ制御部23への
モータ制御信号入力104として、ロボットの頭部1を
所望の位置にするための目標位置(目標角度)をPrと
する。また、位置検出センサ11からの位置センサ出力
101として得られる、実際の頭部1の位置を現在位置
Ptとする。そこで、頭部1を目標位置にするために、
モータ制御部23では、以下の式(1)に従って、モー
タ制御出力を決定し、モータ12に所定の電圧を印加す
る。
【0031】 Pow=Kp(Pr−Pt) …(1) ここで、Kpは位置制御ゲイン、Powは、モータ12
に印加する電圧である。
【0032】目標位置と現在位置の差にゲインKpを乗
ずる制御により、ロボットの頭部1を、所望の位置Pr
にすることが可能となる。また、頭部1に外力がかかっ
たとしても、その外力がなくなれば、位置Prに戻るこ
とになる。このように、モータ制御部23は、これらの
位置センサ出力101およびモータ制御信号入力104
を受けて、モータ制御出力103を生成する動作を行
う。
【0033】なお、本実施の形態1では、モータ12と
して、DCモータを使用する例を示しているが、これに
限定されず、例えば、ステッピングモータやAC(交
流)モータによっても上記の機構を構成できる。この場
合のモータの出力としては、上記のような電圧ではな
く、ステッピングモータの場合にはモータ駆動パルス信
号が、ACモータの場合には交流電流が出力となる。
【0034】制御に使用するモータの種類を変更した場
合の制御方法の具体例については、当業者によく知られ
ており、本発明とは直接、関係しないので、ここでは、
その詳細の説明を省略する。
【0035】また、位置検出センサとしては、本実施の
形態1では、ポテンショメータを用いた例を示している
が、この他に、エンコーダ等でも代用が可能である。エ
ンコーダを使用した場合、位置センサ出力は、移動時に
発生するパルス信号となり、このパルス信号をカウント
することにより、制御対象物の位置を計算することがで
きる。
【0036】さらに、位置検出センサとモータの配置、
モータから頭部への駆動伝達方法についても、当業者に
とってよく知られており、これらも本発明とは直接、関
係しないので、その詳細の説明は省略する。
【0037】次に、本実施の形態に係るロボットにおけ
る撫で・叩かれ時の位置検出センサからの位置センサ出
力について説明する。ユーザが、ロボットの頭部1を撫
でることにより、頭部1に外力が加わり、その結果、図
5および図6に示す信号が、位置検出センサ11より位
置センサ出力101として出力される。
【0038】図5は、ユーザがロボットの頭部1を、あ
る始点から一定方向に撫で、一度、瞬間的に手を放し
て、再度、同じ始点から同じ方向に撫でることにより出
力される信号波形(Pt)を示している。
【0039】図6に示す信号は、ユーザが頭部1を、あ
る一方向に撫で、次に、その逆方向に撫でることを繰り
返す場合に出力される信号波形である。また、ユーザ
が、ロボットの頭部1を叩くことにより、図7に示す波
形を有する信号が、位置検出センサ11より位置センサ
出力101として出力される。
【0040】上述のように、モータ制御部23によっ
て、ロボットの頭部1は、ある目標位置となるように制
御されているため、ユーザにより、叩いたり、あるいは
撫でられたりしたときには、頭部1に外力が加わり、そ
の位置が変化する。そして、その後、位置検出センサ1
1は、頭部1を目標位置に復帰させる信号を出力する。
【0041】撫で・叩かれ検出部21は、位置検出セン
サ11からの出力が、短時間における、頭部1の大きな
位置変化を示している場合には、頭部1が叩かれたと判
断する。また、撫で・叩かれ検出部21は、長時間に渡
って、微小な頭部1の位置変化が継続した場合には、撫
でられたと判断する。
【0042】そこで、本実施の形態に係るロボットにお
ける撫で検出の動作について説明する。図3は、本実施
の形態1に係るロボットの撫で検出動作を示すフローチ
ャートである。同図に示す動作の流れでは、最初に、初
期化処理として、ステップS100において、撫で検出
判断時間Tst=0、撫で検出信号OFFとする処理を
実行する。
【0043】次に、ステップS1で、ユーザによる撫で
を検出するための処理を、サンプリング時間Tsごとに
開始する。続くステップS2において、前回のサンプリ
ング時において位置検出センサ11によって計測された
位置Pt_1と、今回のサンプリング時に位置検出セン
サにより計測された位置Ptとによって、以下の式
(2)により、サンプリング時間で移動した分の位置
を、速度Vtとして算出する。
【0044】 Vt=Pt−Pt_1 …(2)
【0045】上記の処理終了後、ステップS3へ進む。
なお、以降のステップS3からS7において、実際に撫
でられたかどうかの判断をする。すなわち、ステップS
3では、行動決定部22より、ロボットの頭部1を動作
させるモータ制御信号104が発せられておらず、ロボ
ットの頭部1が停止状態にあり、かつ、速度Vtの絶対
値が、撫で検出速度閾値Vst_lを超えたかどうか
を、下記の式(3)によって判断する。
【0046】 |Vt|>Vst_l …(3)
【0047】ステップS3における判断結果で真(YE
S)であれば、ステップS4の処理に進み、それが偽
(NO)であれば、ステップS7へ進む。すなわち、ロ
ボットの頭部1が停止状態にあり、かつ、速度Vtの絶
対値が、撫で検出速度閾値を超えていれば、ステップS
4において、以下の式(4)に従って、撫で検出判断時
間Tstに、上記のサンプリング時間Tsを積算(カウ
ントアップ)する処理を行う。
【0048】 Tst=Tst+Ts …(4)
【0049】次のステップS5では、以下の式(5) Tst>Tst_l …(5) によって、撫で検出判断時間Tstが、撫で検出判断時
間閾値Tst_lを超えたか否かを判断する。そして、
ここでの判断結果が真であれば、処理をステップS6へ
進め、逆に偽であれば、ステップS7に進む。
【0050】つまり、撫で検出判断時間Tstが、撫で
検出判断時間閾値Tst_lを超えていれば、ステップ
S6において、撫で検出信号をONにする。そして、処
理を再び、ステップS1に戻す。他方、撫で検出判断時
間Tstが、撫で検出判断時間閾値Tst_lを超えて
いない場合には、ステップS7で、撫で検出判断時間T
stをリセットし、撫で検出信号をOFFにした後、ス
テップS1の処理に戻る。
【0051】このように、本実施の形態に係るロボット
は、上記のステップS3からS7の処理により、ロボッ
トの頭部1が撫でられたことを検出する。
【0052】次に、本実施の形態に係るロボットにおけ
る叩かれ検出の動作について詳細に説明する。図4は、
本実施の形態1に係るロボットでの叩かれ検出の動作を
示すフローチャートである。同図に示す処理において、
その初期化処理として、ステップS200で、叩かれ検
出判断時間Tpt=0、叩かれ検出信号OFF、叩かれ
検出開始フラグOFFを実行する。
【0053】ステップS11,S12において、図3の
ステップS1,S2と同様の処理(撫で検出と同一の処
理)を実行する。すなわち、ステップS11で、ユーザ
による叩かれを検出するための処理を、サンプリング時
間Tsごとに開始する。また、ステップS12では、前
回のサンプリング時において位置検出センサ11によっ
て計測された位置Pt_1と、今回のサンプリング時に
位置検出センサにより計測された位置Ptとによって、
上記の式(2)により、サンプリング時間で移動した分
の位置を、速度Vtとして算出する。
【0054】ここでは、以下のステップS18からS2
2で、実際に頭部が叩かれたか否かの判断をする。つま
り、ステップS18では、行動決定部22からロボット
の頭部1を動作させるモータ制御信号104が出力され
ておらず、ロボット頭部が停止状態にあり、かつ、速度
Vtの絶対値が、叩かれ検出速度閾値Vpt_lを超え
たかどうかを、以下の式(6)によって判断する。
【0055】 |Vt|>Vpt_l …(6)
【0056】ステップS18での判断結果が真であれ
ば、処理をステップS19に進め、偽であれば、ステッ
プS20に進む。このステップS19では、以下に示す
式(7)で、叩かれ検出判断時間Tptにサンプリング
時間Tsを積算(カウントアップ)し、叩かれ検出開始
フラグをONにする。その後、処理はステップS11に
戻る。
【0057】 Tpt=Tpt+Ts …(7)
【0058】一方、ステップS20では、下記の式、 Tpt<Tpt_l …(8) によって、叩かれ検出判断時間Tptが、叩かれ検出判
断時間閾値Tpt_lを下回り、かつ、叩かれ検出開始
フラグがONであるかどうかを判断する。
【0059】ここでの判断結果が真であれば、処理をス
テップS23に進め、偽であれば、処理はステップS2
1に進む。このステップS21では、叩かれ検出信号を
ONにしてから、ステップS22に進む。そして、ステ
ップS22では、叩かれ検出判断時間Tptをリセット
し、叩かれ検出開始フラグをOFFにする。その後、処
理はステップS11に戻る。
【0060】他方、叩かれ検出判断時間Tptが、叩か
れ検出判断時間閾値Tpt_lを下回っており、かつ、
叩かれ検出開始フラグがONであれば(ステップS20
でYES)、ステップS23において、叩かれ検出信号
をOFFにしてから、ステップS22に処理を進める。
【0061】このように、ステップS18からS23の
処理により、ロボット頭部が叩かれたことを検出する。
結局、図3,図4に示す処理手順によって、ロボットの
位置検出センサからの出力により、そのロボットに対す
る撫で・叩かれの状態の判断が可能となる。
【0062】本実施の形態1におけるパラメータの具体
的な値は、以下のように設定した。すなわち、 サンプリング時間Ts=10ms 撫で検出速度閾値Vst_l=0.01deg/サンプリング時間 撫で検出判断時間閾値Tst_l=500ms 叩かれ検出速度閾値Vpt_l=0.1deg/サンプリング時間 叩かれ検出判断時間閾値Tst_l=100ms …(9) である。
【0063】なお、ロボットの頭部1の質量、大きさ、
モータ12のトルク性能等によって、上記のパラメータ
を適宜、変更する必要がある。本実施の形態では、ロボ
ットの頭部1の質量は、1000g、その直径が、20
0mmの球状であり、モータ12は、最大500g−c
mの出力を持つものを使用した。
【0064】また、上述のように、位置検出センサ11
の出力について、短時間に大きく頭部1の位置変化があ
った場合には、叩かれたと判断し、長時間に渡り、微小
な頭部1の位置変化が継続した場合、撫でられたと判断
する。これらのことから、本実施の形態1では、撫で検
出速度閾値は、叩かれ検出速度閾値よりも小さい値で設
定し、撫で検出判断時間閾値は、叩かれ検出判断時間閾
値よりも大きい値で設定する。
【0065】上述した処理手順によって、撫で検出信
号、叩かれ検出信号を、撫で・叩かれ検出部21からの
撫で・叩かれ検出信号出力102として、行動決定部2
2へ出力する。これにより、行動決定部22は、ロボッ
トがユーザにより撫でられたり、叩かれたりしたことに
反応するための動きを決定する。
【0066】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ロボット頭部に配された位置検出センサからの出力
をもとに、頭部の時間的な動きを判断して、ロボットが
ユーザにより撫でられたり、叩かれたりしたことに反応
するための動きを決定することで、ロボットにおいて、
特別なセンサを使わずに、撫でや叩かれを検出できる。
【0067】また、撫でや叩かれ検出のための特別なセ
ンサが不要であることから、ロボットの機械的な構造を
簡略化でき、それに伴って、制御等に要する電気的な構
成も簡単になる、という効果がある。
【0068】[実施の形態2]以下、本発明の実施の形
態2に係るロボットについて説明する。なお、本実施の
形態2に係るロボットは、その基本的構成が、上述した
実施の形態1に係るロボットと同じであるため、その構
成については、ここでは、図示並びに説明を省略する。
【0069】本実施の形態2に係るロボットに特徴的な
のは、撫で・叩かれ検出のための手段を電気回路に置き
換えた構成をとっていることである。そこで、撫で・叩
かれ検出部を電気回路で構成した例として、本実施の形
態2に係る撫で・叩かれ検出部について詳細に説明す
る。
【0070】図8は、撫で検出についての電気回路によ
る構成を示すブロック図である。本実施の形態2では、
位置検出センサとしてポテンショメータを使用する。こ
れにより、位置センサ出力101は、頭部1の位置を電
圧として出力する。そこで、この出力101を、図8の
微分回路E1に入力することにより、その出力を頭部1
の速度に変換する。
【0071】ここでは、撫で検出速度閾値を比較波形E
2とし、一定電圧波形として与える。そして、微分回路
E1の出力と、比較波形E2を比較回路E3に入力する
ことにより、比較回路E3からは、撫で検出速度閾値を
超えた頭部1の動きがある状態のときのみ、所定の信号
が出力される。この出力を時間計測回路E4に入力し、
頭部1の動きが、撫で検出速度閾値を超えた時間を計測
する。
【0072】時間計測回路E4は、不図示のクロック発
生回路とカウンタ回路により構成され、これらにより計
測した時間を出力する。また、判定回路E5は、時間計
測回路E4の出力した時間が、撫で検出判断時間閾値を
超えているかどうかを判定し、その結果に対応する信号
を出力する。すなわち、この判定回路E5の出力が、撫
で検出信号102である。なお、判定回路E5は、フリ
ップ・フロップ回路、デコーダ回路(不図示)により構
成される。
【0073】次に、叩かれ検出を行う電気回路の構成に
ついて説明する。ここでも、位置検出センサとしてポテ
ンショメータを使用する。これにより、位置センサ出力
101は、頭部1の位置を電圧として出力する。そし
て、この出力を微分回路E1に入力することにより、頭
部1の速度に変換する。
【0074】また、叩かれ検出速度閾値を比較波形E2
とし、それを一定電圧波形として与える。そして、微分
回路E1の出力と、比較波形E2を比較回路E3に入力
することにより、比較回路E3からの出力は、叩かれ検
出速度閾値を超えた頭部1の動きがある状態のときの
み、所定信号が出力される。
【0075】比較回路E3からの出力を時間計測回路E
4に入力し、頭部1の動きが、叩かれ検出速度閾値を超
えた時間を計測する。この時間計測回路E4は、クロッ
ク発生回路とカウンタ回路(不図示)により構成され、
計測した時間を出力する。
【0076】判定回路E5は、時間計測回路E4から出
力された時間が、叩かれ検出判断時間閾値を下回ってい
るかどうかを判定し、その判定結果に対応する信号を出
力する。すなわち、判定回路E5の出力が、撫で検出信
号である。なお、この判定回路E5は、不図示のフリッ
プ・フロップ回路、デコーダ回路により構成される。
【0077】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、撫で・叩かれ検出のための手段を電気回路に置き
換えた構成をとることで、ロボット・コントローラにお
ける撫で・叩かれ検出の処理負担を軽減することができ
る。
【0078】[実施の形態3]以下、本発明の実施の形
態3に係るロボットについて説明する。なお、本実施の
形態3に係るロボットの基本的構成は、上述した実施の
形態1に係るロボットと同じであるため、その構成等に
ついては、ここでは、図示並びに説明を省略する。
【0079】本実施の形態3では、撫で・叩かれの検出
性能を上げるため、特に、位置センサ出力のノイズ除去
について工夫した。そこで、本実施の形態に係る撫で・
叩かれ検出について詳細に説明する。
【0080】図9は、本実施の形態3に係る撫で・叩か
れ検出手順を示すフローチャートである。ここでは、最
初の処理として、図9のステップS300において初期
化処理を行う。具体的には、撫で検出判断時間Tst=
0、撫で検出信号OFF、撫で誤検出判断時間Tsn=
0とする処理を実行する。
【0081】上記の初期化の後、ステップS31では、
ユーザによる撫でを検出するための処理を、サンプリン
グ時間Tsごとに開始する。ステップS32では、前回
のサンプリング時において位置検出センサ11によって
計測された位置Pt_1と、今回のサンプリング時に位
置検出センサにより計測された位置Ptとによって、上
記の式(2)によって、サンプリング時間で移動した分
の位置を、速度Vtとして算出する。
【0082】そして、ステップS33では、行動決定部
22から、ロボットの頭部1を動作させるモータ制御信
号が発せられておらず、ロボット頭部が停止状態であ
り、かつ、速度Vtの絶対値が、撫で検出速度閾値Vs
t_lを超えたかどうかを、上記の式(3)によって判
断する。
【0083】ステップS33での判断結果が真であれ
ば、処理をステップS34に進め、偽であれば、処理は
ステップS41に進む。つまり、ロボット頭部が停止状
態になかったり、速度Vtの絶対値が、撫で検出速度閾
値Vst_lを超えていなければ、ステップS41にお
いて、撫で誤検出判断時間Tstnにサンプリング時間
Tsを積算(カウントアップ)し、その後、処理をステ
ップS42に進める。
【0084】ステップS42では、撫で誤検出判断時間
Tstnが、撫で誤検出判断時間閾値Tstn_lを超
えたかどうかの判断をする。そして、その判断結果が真
であれば、ステップS43に進み、偽であれば、処理を
ステップS31に戻す。
【0085】ステップS43では、撫で検出判断時間T
st、撫で誤検出判断時間Tstnをリセットし、撫で
検出信号をOFFにする。かかる処理を終了後、ステッ
プS31に戻る。
【0086】一方、ロボット頭部が停止状態であり、か
つ、速度Vtの絶対値が、撫で検出速度閾値Vst_l
を超えたと判断されれば(ステップS33で、YE
S)、ステップS34において、上記の式(4)に従っ
て、撫で検出判断時間Tstにサンプリング時間Tsを
積算(カウントアップ)する処理を行う。
【0087】ステップS34に続くステップS35で
は、上記の式(5)によって、撫で検出判断時間Tst
が、撫で検出判断時間閾値Tst_lを超えたかどうか
を判断する。その結果が真であれば、ステップS36に
進み、撫で検出信号をONにする。
【0088】しかし、ステップS35での判断結果が偽
であれば、処理をステップS44に進めて、撫で誤検出
判断時間Tstnをリセットする。その後、処理は、ス
テップS31へ戻る。
【0089】このように、本実施の形態では、上記のス
テップS33からS36、およびステップS41からS
44の処理を実行することにより、ロボット頭部が撫で
られたことを検出する。なお、本実施の形態におけるロ
ボット制御の具体的なパラメータは、以下の式、 撫で誤検出判断時間Tstn_l=100ms …(10) に示すように設定した。
【0090】このように、本実施の形態によれば、上記
の処理により、撫でている間に、例えば、ノイズによ
り、撫で誤検出判断時間閾値で示される時間の間、速度
が撫で検出速度閾値を下回っても、撫で検出判断時間を
リセットすることはない。
【0091】次に、撫でたり、叩いたりしていないの
に、ノイズにより、瞬間的に位置検出センサに叩かれ検
出速度閾値以上の入力があり、叩かれ状態を誤検出する
のを防止するための構成例を説明する。そのため、例え
ば、図4のステップS20を、以下のように変形する。
【0092】2つの異なる、叩かれ検出判断時間閾値を
用意する。それらの内、小さい閾値をTpt_l_mi
n、大きい方の閾値をTpt_l_maxとする。そこ
で、ステップS20では、以下の式(11)によって、
叩かれ検出判断時間Tptが、叩かれ検出判断時間閾値
Tpt_l_minを超え、かつ、叩かれ検出判断時間
Tptが、叩かれ検出判断時間閾値Tpt_l_max
を下回っているかどうかを判断する。さらに、叩かれ検
出開始フラグがONであるかを判断する。
【0093】 (Tpt>Tpt_l_min)∩(Tpt<Tpt_l_max) …(11)
【0094】上記の判断結果が真であれば、図4のステ
ップS23へ進み、偽であれば、S21へ進む処理を実
行する。なお、上記の処理におけるパラメータは、以下
の式(12)に示すように設定した。
【0095】 Tpt_l_min=50ms Tpt_l_max=100ms …(12)
【0096】ここでは、上記のような処理によって、ノ
イズによる叩かれの誤検出を防止している。しかし、叩
かれの検出と撫での検出を、それぞれ単独で使う場合に
は問題がないが、これらを同時に検出処理を実行する
と、位置検出センサに叩かれ検出速度閾値以上の入力が
あり、その状態が、撫で検出判断時間を超えると、撫で
を誤検出する可能性がある。以下、この誤検出を防止す
るための構成例について説明する。
【0097】2つの異なる、撫で検出速度閾値を用意す
る。それらの内、小さい閾値をVst_l_min、大
きい方の閾値をVst_l_maxとする。そこで、図
3のステップS3を変形して、以下の式(13)によっ
て、頭の速度Vtが、撫で検出速度閾値Vst_l_m
inを超え、かつ、叩かれ検出判断時間Tstが、撫で
検出速度閾値Vst_l_maxを下回っており、か
つ、行動決定部22から、ロボットの頭部1を動作させ
るモータ制御信号が発せれておらず、ロボット頭部が停
止状態であるかどうかを判断する。
【0098】 (|Vt|>Vst_l_min)∩(|Vt|<Vst_l_max) …(13)
【0099】このステップS3における判断結果が真で
あれば、ステップS4に進み、偽であれば、ステップS
7に進む。また、ここでのパラメータは、以下の式(1
4)に示すように設定した。
【0100】 Vst_l_min=0.01deg/サンプリング時間 Vst_l_max=0.05deg/サンプリング時間 …(14)
【0101】以上のように、本実施の形態によれば、処
理の流れを上記のようにすることによって、確実に、撫
でと叩かれの判断が排他的となり、互いの誤検出を防止
できる。また、撫でている間に、ノイズにより、撫で誤
検出判断時間閾値の間、速度が撫で検出速度閾値を下回
っても、撫で検出判断時間をリセットすることがなくな
る。
【0102】[実施の形態4]以下、本発明の実施の形
態4に係るロボットについて説明する。なお、本実施の
形態4に係るロボットの基本的構成は、上述した実施の
形態1に係るロボットと同じであるため、その構成等に
ついては、ここでは、図示並びに説明を省略する。
【0103】本実施の形態4では、ロボットの頭部1が
動いている場合における、撫で・叩かれを検出するため
の撫で・叩かれ検出部の変形例を提示する。この場合、
図3、図4に示す撫で・叩かれ検出処理のフローチャー
トのステップS2,S3,S18を、以下のように変形
する。
【0104】すなわち、ステップS2では、前回サンプ
リング時での位置検出センサによる計測された位置Pt
_1と、今回サンプリング時の位置検出センサにより計
測された位置Ptと、行動決定部22より与えられた目
標速度Vrとから、以下の式(15)に従って、サンプ
リング時間で移動した分の行動決定部22により計画さ
れた目標速度との差の位置を、速度Vtとして算出す
る。
【0105】 Vt=(Pt−Pt_1)−Vr …(15)
【0106】上記の処理終了後、ステップS3に進む。
このステップS3では、速度Vtの絶対値が、撫で検出
速度閾値Vst_lを超えたかどうかを、上記の式
(3)によって判断する。ここでの判断結果が真であれ
ば、ステップS4に進むが、偽であれば、処理をステッ
プS7へ進める。
【0107】また、ステップS18では、速度Vtの絶
対値が、叩かれ検出速度閾値Vpt_lを超えたかどう
かを、上記の式(6)によって判断する。そして、この
判断結果が真であれば、処理をステップS19に進め
る。判断結果が偽であれば、ステップS20に進む。
【0108】処理を上記のように変形することにより、
ロボットの頭部1が動いている場合であっても、撫で・
叩かれを確実に検出することが可能となる。また、かか
る変形は、行動決定部22より、モータ制御信号として
目標位置でなく、目標速度と時間によって与えられ、最
終的に到達する目標位置を決定する構成の場合に適用で
きる。
【0109】[実施の形態5]以下、本発明の実施の形
態5に係るロボットについて説明する。なお、本実施の
形態5に係るロボットの基本的構成も、上述した実施の
形態1に係るロボットと同じであるため、その構成等に
ついては、ここでは、図示並びに説明を省略する。
【0110】本実施の形態として、ロボットの胴体部2
に、足部、車輪部や腕部といった他の機構を取り付けた
構成をとる変形例を挙げる。この変形により、ロボット
は、4足の歩行ロボットや人間型のロボット、あるい
は、車輪のついたロボットの形態となる。
【0111】この場合、足部・腕部に1つ、あるいは複
数の旋回軸と、位置検出センサと、モータが取り付けら
れ、所望の目標位置に動作させる構成であれば、ユーザ
が、これらの足部、腕部を撫でたり、叩いたりしたとき
に、足部、腕部に取り付けられた位置検出センサの出力
を、撫で・叩かれ検出にそのまま適用することが可能で
ある。
【0112】以上の構成によって、ロボットの足部や腕
部をユーザが撫でたり、叩いたりすることを検出でき、
行動決定部22は、これらの撫で・叩かれ検出信号をも
とに、それらに反応する動作を実行できる。
【0113】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、その発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変形が可能である。以下、上記実施の形態の変
形例について説明する。
【0114】上記の実施の形態(特に、実施の形態5)
では、ロボットに足部や腕部を取り付けた場合、これら
が動いている時には、ロボット全体が振動する。そのた
め、ある駆動個所が動いているときに、撫で・叩かれ検
出の対象の動いていない旋回軸が振動することにより、
撫で・叩かれ検出の対象となる位置検出センサの出力が
変動し、撫で・叩かれ検出部が、撫で・叩かれ検出信号
を誤って出力する可能性がある。
【0115】この問題を解決するための方法として、以
下の変形例が考えられる。第1の変形例として、駆動個
所が動いているときには、その個所の動きをもとに、撫
で・叩かれ検出部の撫で・叩かれ検出信号をマスクする
構成をとる。
【0116】他の変形例としては、駆動個所が動いてい
るときに、撫で・叩かれ検出のためのパラメータ、撫で
検出速度閾値、叩かれ検出速度閾値を大きくする構成を
とる。これらの方策により、撫で・叩かれの誤検出を防
ぐことが可能となる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロボットの頭部を、ユーザが撫でたり、叩いたりしたと
き、その頭部に対する外力の作用を検出して、ロボット
の動きについての情報を得ることにより、撫で・叩かれ
のための特別なセンサを用意することなく、簡単な構成
で、撫で・叩かれを確実、かつ容易に検出できる。
【0118】また、本発明によれば、ロボット頭部に対
する外力の作用の検出結果により、頭部が停止状態の
後、上記速度が第1の速度閾値を超え、その速度閾値を
超えた状態が第1の時間以上、継続された場合に、当該
ロボットが撫でられたと判断し、また、頭部が停止状態
の後、上記速度が第2の速度閾値を超え、その速度閾値
を超えた時間が第2の時間以下である場合に、当該ロボ
ットが叩かれたと判断するので、撫で・叩かれを確実に
判定できる。
【0119】さらに、本発明によれば、上記第1の速度
閾値として、異なる2つの速度閾値を用意し、上記速度
が、これら2つの速度閾値の間にある場合、上記判断手
段による撫で判断のための時間計測を行ったり、あるい
は、上記第2の時間として、異なる2つの時間閾値を設
け、上記速度が上記第2の速度閾値を超えた時間が、こ
れら2つの時間閾値の間にある場合に、上記判断手段に
よる叩き判断のための時間計測を行うことで、例えば、
ノイズにより、撫で誤検出判断時間閾値の間、上記速度
が撫で検出速度閾値を下回っても、撫で検出判断時間を
リセットして誤動作や誤判断することを回避できる。
【0120】また、本発明によれば、上記判断手段によ
り、撫でられた、あるいは叩かれたの判断対象となる当
該ロボットの部位以外の部位が動作しているときには、
その判断対象部位についての検出信号を停止すること
で、確実に、撫で・叩かれの誤検出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るロボットの構成を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るモータ制御部の動作を模式
的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1に係る撫で検出動作を示すフロー
チャートである。
【図4】実施の形態1に係る叩かれ検出の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】ロボット頭部が撫でられたときに発生する位置
検出センサの出力例1を示す図である。
【図6】ロボット頭部が撫でられたときに発生する位置
検出センサの出力例2を示す図である。
【図7】ロボット頭部が叩かれたときに発生する位置検
出センサの出力例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る、撫で・叩かれ検
出部を電気回路で構成した例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る撫で・叩かれ検出
手順を示すフローチャートである。
【図10】従来の技術を適用したロボットの構成例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 頭部 2 胴体部 3 頭部支持部 4 旋回軸 5 ロボット・コントローラ 11 位置検出センサ 12 モータ 21 撫で・叩かれ検出部 22 行動決定部 23 モータ制御部 101 位置センサ出力 102 撫で・叩かれ検出信号 103 モータ制御出力 104 モータ制御信号 E1 微分回路 E2 比較波形 E3 比較回路 E4 時間計測回路 E5 判定回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 CA01 CA02 CA04 DA04 DA05 DA24 DA25 DA26 DA27 DA28 DF03 DF04 DF06 DF33 ED42 ED52 EF07 EF16 EF23 EF28 EF29 EF34 EF36 3F059 AA00 BB06 DC04 DD01 EA05 FC09 3F060 AA00 BA00 CA14 GD12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と、その頭部を支持する胴体部を有
    し、前記頭部が所望の位置となるように1あるいはそれ
    以上の旋回軸を持つロボットにおいて、 前記旋回軸ごとに前記頭部の位置を検知する検知手段
    と、 前記検知された頭部の位置の時間的な変化を、その頭部
    の速度として算出する算出手段と、 前記速度をもとに、前記頭部に対する外力の作用を検出
    する検出手段と、 前記検出された前記外力の作用の違いをもとに、ユーザ
    が当該ロボットを撫でた、あるいは叩いたと判断する判
    断手段とを備えることを特徴とするロボット。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記検出結果に基づい
    て、前記頭部が停止状態の後、前記速度が第1の速度閾
    値を超え、その速度閾値を超えた状態が第1の時間以
    上、継続された場合に、当該ロボットが撫でられたと判
    断することを特徴とする請求項1記載のロボット。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記検出結果に基づい
    て、前記頭部が停止状態の後、前記速度が第2の速度閾
    値を超え、その速度閾値を超えた時間が第2の時間以下
    である場合に、当該ロボットが叩かれたと判断すること
    を特徴とする請求項1記載のロボット。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記検出結果により、
    前記頭部が停止状態の後、前記速度が第1の速度閾値を
    超え、その速度閾値を超えた状態が第1の時間以上、継
    続された場合に、当該ロボットが撫でられたと判断し、
    また、前記頭部が停止状態の後、前記速度が第2の速度
    閾値を超え、その速度閾値を超えた時間が第2の時間以
    下である場合に、当該ロボットが叩かれたと判断するこ
    とを特徴とする請求項1記載のロボット。
  5. 【請求項5】 前記第1の速度閾値は、前記第2の速度
    閾値よりも小さく、また、前記第1の時間は、前記第2
    の時間よりも長いことを特徴とする請求項4記載のロボ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記速度が前記第1の速度閾値を超え、
    前記判断手段による判断のための時間計測が開始された
    後に、前記速度が前記第1の速度閾値を下回った場合、
    一時的に前記時間計測を中断し、所定の時間内に、再び
    前記速度が前記第1の速度閾値を超えたならば、前記時
    間計測を復帰させることを特徴とする請求項2記載のロ
    ボット。
  7. 【請求項7】 前記第1の速度閾値は、異なる2つの速
    度閾値Vst1,Vst2からなり、前記速度が、これ
    ら2つの速度閾値Vst1,Vst2の間にある場合、
    前記判断手段による撫で判断のための時間計測を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載のロボット。
  8. 【請求項8】 前記第2の時間は、異なる2つの時間閾
    値Tpt1,Tpt2からなり、前記速度が前記第2の
    速度閾値を超えた時間が、これら2つの時間閾値Tpt
    1,Tpt2の間にある場合、前記判断手段による叩き
    判断のための時間計測を行うことを特徴とする請求項3
    記載のロボット。
  9. 【請求項9】 さらに、前記頭部の所定の目標速度と、
    前記算出手段で算出した前記頭部の速度との差分が、前
    記第1の速度閾値あるいは前記第2の速度閾値を越える
    かどうかを判断する手段を備え、前記差分が、これらの
    第1の速度閾値あるいは第2の速度閾値を越えた場合、
    前記判断手段による判断のための時間計測を行うことを
    特徴とする請求項2または3記載のロボット。
  10. 【請求項10】 前記検知手段による検知結果を入力す
    る微分回路と、 前記算出手段および検出手段として、所定の比較波形と
    前記微分回路の出力とを入力する比較回路、および、こ
    の比較回路の出力についての時間計測を行う時間計測回
    路と、 前記判断手段として、前記時間計測回路からの時間信号
    を入力する判定回路とを備え、 前記判定回路は、前記時間信号の示す時間が前記第1の
    時間を超えた場合、当該ロボットが撫でられた旨の検出
    信号を出力することを特徴とする請求項2記載のロボッ
    ト。
  11. 【請求項11】 前記検知手段による検知結果を入力す
    る微分回路と、 前記算出手段および検出手段として、所定の比較波形と
    前記微分回路の出力とを入力する比較回路、および、こ
    の比較回路の出力についての時間計測を行う時間計測回
    路と、 前記判断手段として、前記時間計測回路からの時間信号
    を入力する判定回路とを備え、 前記判定回路は、前記時間信号の示す時間が前記第2の
    時間を下回った場合、当該ロボットが叩かれた旨の検出
    信号を出力することを特徴とする請求項3記載のロボッ
    ト。
  12. 【請求項12】 前記検知手段は、少なくともポテンシ
    ョメータ、およびエンコーダを含むことを特徴とする請
    求項2または3記載のロボット。
  13. 【請求項13】 前記胴体部には、所望の位置に制御さ
    れる腕部が設置され、この腕部は、1あるいはそれ以上
    の旋回軸を有するとともに、その旋回軸には、前記腕部
    の位置検出センサが取り付けられ、前記判断手段は、前
    記位置検出センサからの出力をもとに、前記腕部がユー
    ザにより撫でられた、あるいは叩かれたことを判断する
    ことを特徴とする請求項4記載のロボット。
  14. 【請求項14】 前記胴体部には、所望の位置に制御さ
    れる足部が設置され、この足部は、1あるいはそれ以上
    の旋回軸を有するとともに、その旋回軸には、前記足部
    の位置検出センサが取り付けられ、前記判断手段は、前
    記位置検出センサからの出力をもとに、前記足部がユー
    ザにより撫でられた、あるいは叩かれたことを判断する
    ことを特徴とする請求項4記載のロボット。
  15. 【請求項15】 さらに、前記判断手段により、撫でら
    れた、あるいは叩かれたの判断対象となる当該ロボット
    の部位以外の部位が動作しているときには、その判断対
    象部位についての検出信号を停止する手段を備えること
    を特徴とする請求項13または14記載のロボット。
  16. 【請求項16】 前記判断手段による、撫でられた、あ
    るいは叩かれたの判断対象となる当該ロボットの部位以
    外の部位が動作しているときには、前記判断対象となる
    当該ロボットの部位についての前記第1および第2の速
    度閾値、および、前記第1および第2の時間を、前記判
    断対象となる当該ロボットの部位以外の部位が非動作状
    態にあるときに比べて大きく設定することを特徴とする
    請求項13または14記載のロボット。
  17. 【請求項17】 頭部と、その頭部を支持する胴体部を
    有し、前記頭部が所望の位置となるように1あるいはそ
    れ以上の旋回軸を持つロボットの制御方法において、 前記旋回軸ごとに前記頭部の位置を検知するステップ
    と、 前記検知された頭部の位置の時間的な変化を、その頭部
    の速度として算出するステップと、 前記速度をもとに、前記頭部に対する外力の作用を検出
    するステップと、 前記検出された前記外力の作用の違いをもとに、ユーザ
    が当該ロボットを撫でた、あるいは叩いたと判断するス
    テップとを備えることを特徴とするロボットの制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記判断ステップは、前記検出ステッ
    プにおける検出結果に基づいて、前記頭部が停止状態の
    後、前記速度が第1の速度閾値を超え、その速度閾値を
    超えた状態が第1の時間以上、継続された場合に、当該
    ロボットが撫でられたと判断することを特徴とする請求
    項17記載のロボットの制御方法。
  19. 【請求項19】 前記判断ステップは、前記検出ステッ
    プにおける検出結果に基づいて、前記頭部が停止状態の
    後、前記速度が第2の速度閾値を超え、その速度閾値を
    超えた時間が第2の時間以下である場合に、当該ロボッ
    トが叩かれたと判断することを特徴とする請求項17記
    載のロボットの制御方法。
  20. 【請求項20】 さらに、前記頭部の所定の目標速度
    と、前記算出ステップで算出した前記頭部の速度との差
    分が、前記第1の速度閾値あるいは前記第2の速度閾値
    を越えるかどうかを判断するステップを備え、前記差分
    が、これら第1の速度閾値あるいは第2の速度閾値を越
    えた場合、前記判断ステップによる判断のための時間計
    測を行うことを特徴とする請求項18または19記載の
    ロボットの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記胴体部には、1あるいはそれ以上
    の旋回軸と位置検出センサとを有する腕部がさらに配置
    され、前記判断ステップは、前記位置検出センサからの
    出力をもとに、前記腕部がユーザにより撫でられた、あ
    るいは叩かれたことを判断することを特徴とする請求項
    18または19記載のロボットの制御方法。
  22. 【請求項22】 前記胴体部には、1あるいはそれ以上
    の旋回軸と位置検出センサとを有する足部がさらに配置
    され、前記判断ステップは、前記位置検出センサからの
    出力をもとに、前記足部がユーザにより撫でられた、あ
    るいは叩かれたことを判断することを特徴とする請求項
    18または19記載のロボットの制御方法。
  23. 【請求項23】 頭部と、その頭部を支持する胴体部を
    有し、前記頭部が所望の位置となるように1あるいはそ
    れ以上の旋回軸を持つロボットの制御に用いるプログラ
    ムにおいて、 前記旋回軸ごとに前記頭部の位置を検知する処理と、 前記検知された頭部の位置の時間的な変化を、その頭部
    の速度として算出する処理と、 前記速度をもとに、前記頭部に対する外力の作用を検出
    する処理と、 前記検出された前記外力の作用の違いをもとに、ユーザ
    が当該ロボットを撫でた、あるいは叩いたと判断する処
    理とを実行させるためのプログラム。
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