JP2002224692A - 汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処理設備 - Google Patents

汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処理設備

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JP2002224692A JP2001024938A JP2001024938A JP2002224692A JP 2002224692 A JP2002224692 A JP 2002224692A JP 2001024938 A JP2001024938 A JP 2001024938A JP 2001024938 A JP2001024938 A JP 2001024938A JP 2002224692 A JP2002224692 A JP 2002224692A
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sludge hopper
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/40Valorisation of by-products of wastewater, sewage or sludge processing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処理設備におい
て、洗浄水の汚水を汚泥ホッパに戻すことによる含水汚
泥の急激な水分増加を抑えること。 【解決手段】 含水汚泥Gを貯留する汚泥ホッパ8A、
8Bを有する汚泥ホッパ収納設備21であって、汚泥ホ
ッパ又は汚泥ホッパに接続された配管を洗浄した際の汚
水Dを回収して汚泥ホッパに返送する汚水回収機構22
を備え、該汚水回収機構は、汚水を回収すると共に貯留
する汚水回収タンク23と、該汚水回収タンクと汚泥ホ
ッパとを接続する汚水返送管24と、該汚水返送管に設
けられ汚水回収タンク内の汚水を汚泥ホッパに返送する
汚水返送ポンプ25とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含水汚泥を貯留す
る汚泥ホッパを建屋等に収納する汚泥ホッパ収納設備及
びこれを用いた汚泥処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理場から排出される下水汚泥等の
汚泥処理として、近年、下水汚泥脱水ケーキのセメント
焼成炉への直接吹き込みによるセメント原料化技術(直
接燃焼方式)が提案され、実用化されている。この技術
は、水分80%程度に処理された下水脱水汚泥(以下、
含水汚泥と称す)をトラック等で搬入し、圧送ポンプで
直接セメント焼成炉であるロータリーキルンに投入し、
超高温で加熱して水分及び可燃分は蒸発・燃焼させ、無
機系成分の灰をセメント中間製品であるクリンカーとし
て焼結するものである。
【0003】このように、上記処理技術は、含水汚泥中
の灰が、粘土原料の一部として代替されることによって
セメント原料化され、副次的な廃棄物を一切出さない、
環境を守る上で優れた処理方法である。
【0004】含水汚泥をロータリーキルン内に投入する
には、例えば特開平8−276199号公報等に記載さ
れているように、下水処理場から搬送された含水汚泥を
貯留タンクである汚泥ホッパに貯留しておき、該汚泥ホ
ッパから汚泥導入管を介してキルンの窯尻部内に汚泥導
入管を介して含水汚泥を移送して導入していた。
【0005】ところで、上記汚泥ホッパは、建屋内に収
納設置されており、また、汚泥ホッパ内又は汚泥ホッパ
に接続された配管内(汚泥導入管内等)を洗浄水により
洗浄することが、定期的又は適宜実施されている。従
来、汚泥ホッパ内又は汚泥ホッパに接続された配管内を
洗浄した際に生じた洗浄水の汚水は、外部に排出せずに
再び汚泥ホッパ内に直接戻して処理していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処理設備には、以下の
課題が残されている。すなわち、従来、洗浄水の汚水を
直接汚泥ホッパに戻していたが、この際、汚泥ホッパ内
の含水汚泥の水分が急に増加し、この含水汚泥がキルン
に投入されるとキルンの負担が増大してしまう不都合が
あった。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、洗浄水の汚水を汚泥ホッパに戻すことによる含水
汚泥の急激な水分増加を抑えることができる汚泥ホッパ
収納設備及び汚泥処理設備を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の汚泥ホッパ収納設備は、含水汚泥を貯留する汚泥ホッ
パを有する汚泥ホッパ収納設備であって、前記汚泥ホッ
パ又は汚泥ホッパに接続された配管を洗浄した際の汚水
を回収して汚泥ホッパに返送する汚水回収機構を備え、
該汚水回収機構は、前記汚水を回収すると共に貯留する
汚水回収タンクと、該汚水回収タンクと前記汚泥ホッパ
とを接続する汚水返送管と、該汚水返送管に設けられ前
記汚水回収タンク内の汚水を前記汚泥ホッパに返送する
汚水返送ポンプとを備えている。
【0009】この汚泥ホッパ収納設備では、汚水回収機
構が、汚水を回収すると共に貯留する汚水回収タンク
と、該汚水回収タンクと汚泥ホッパとを接続する汚水返
送管と、該汚水返送管に設けられ汚水回収タンク内の汚
水を汚泥ホッパに返送する汚水返送ポンプとを備えてい
るので、汚水を汚水回収タンクに貯留でき、汚泥ホッパ
内の含水汚泥の状態(特に水分濃度)に応じて、汚水返
送ポンプにより適宜返送する汚水の量を制御することが
できるため、含水汚泥の水分を適正に保つことができ
る。
【0010】また、本発明の汚泥ホッパ収納設備は、前
記汚水回収機構が、前記汚泥ホッパが設置された床部に
設けられ前記汚水を一時的に貯留する貯留穴部と、該貯
留穴部と前記汚水回収タンクとを接続する回収管と、該
回収管に設けられ前記貯留穴部内の汚水を前記汚水回収
タンクに送る汚水回収ポンプとを備えていることが好ま
しい。すなわち、この汚泥ホッパ収納設備では、汚水回
収機構が、床部に設けられた上記貯留穴部と、上記回収
管と、上記汚水回収ポンプとを備えているので、生じた
汚水を一旦貯留穴部内にまとめることができ、適宜、汚
水回収ポンプで汚水回収タンクに送ることができる。
【0011】また、本発明の汚泥ホッパ収納設備は、前
記汚泥ホッパが、複数設置され、前記汚水回収機構が、
前記複数の汚泥ホッパのうち少なくとも一つを選択して
前記汚水を返送可能な返送切換機構を備えていることが
好ましい。すなわち、この汚泥ホッパ収納設備では、汚
水回収機構が、複数の汚泥ホッパのうち少なくとも一つ
を選択して汚水を返送可能な返送切換機構を備えている
ので、各汚泥ホッパ内の含水汚泥の状態に応じて、汚水
の返送先の汚泥ホッパを返送切換機構で切り換えること
ができ、各汚泥ホッパへの返送を調整することができ
る。
【0012】本発明の汚泥処理設備は、汚泥ホッパを収
納する汚泥ホッパ収納設備を備え汚泥ホッパに貯留した
含水汚泥をキルン内に投入して焼却する汚泥処理設備で
あって、前記汚泥ホッパ収納設備は、上記本発明の汚泥
ホッパ収納設備であることを特徴とする。この汚泥処理
設備では、上記本発明の汚泥ホッパ収納設備を備えてい
るので、洗浄水の汚水を汚泥ホッパ内に返送量を調整し
ながら返送できると共に、水分が適切に調整された汚泥
ホッパ内の含水汚泥をキルンに供給でき、水分増加に伴
うキルンの負担を軽減することができる。
【0013】また。本発明の汚泥処理設備は、前記汚泥
ホッパと前記キルンとを接続する汚泥導入管と、前記汚
泥ホッパ内の汚泥を前記汚泥導入管を介して前記キルン
へ圧送する圧送ポンプと、開閉バルブを介して前記汚泥
導入管から分岐すると共に前記汚水回収タンクに接続さ
れ汚泥導入管内の汚水を汚水回収タンクへ送る汚水戻し
管とを備えていることが好ましい。すなわち、この汚泥
処理設備では、汚泥導入管内の汚水を汚水回収タンクへ
送る汚水戻し管を備えているので、汚泥導入管内の汚水
を直接汚水回収タンクに回収することができ、汚泥導入
管洗浄時に生じる大量な汚水の処理を容易に行うことが
できる。
【0014】また、本発明の汚泥処理設備は、前記汚水
回収タンクが、前記キルンよりも低い位置に設置され、
前記汚泥導入管が、前記汚水回収タンクから前記キルン
まで上方に向けて傾斜して配管されていることが好まし
い。すなわち、この汚泥処理設備では、汚泥導入管が、
汚水回収タンクからキルンまで上方に向けて傾斜して配
管されているので、汚泥導入管内の汚水をポンプ等を用
いずに自重で汚水回収タンクへ回収させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る汚泥ホッパ収
納設備及び汚泥処理設備の一実施形態を、図1及び図2
を参照しながら説明する。
【0016】本実施形態の汚泥処理設備は、図1及び図
2に示すように、乾式ロータリーキルン1内でセメント
原料C0を焼成してセメントクリンカーC1を焼結し、
製造するセメント焼成設備であると共に、含水率80%
程度の下水脱水汚泥である含水汚泥Gを窯尻部4a側か
ら乾式ロータリーキルン1内に投入して焼却するもので
ある。なお、本実施形態で投入される含水汚泥Gは、添
加物添加等の前処理がなされていないものであるが、こ
のような処理を行ったものでも構わない。
【0017】この汚泥処理設備には、原料ミル(図示
略)で粉砕されシュートSから送り込まれるセメント原
料C0を予熱するプレヒータ3が、乾式ロータリーキル
ン1の窯尻部4aにハウジング2を介して接続されてお
り、該プレヒータ3及びハウジング2を介してセメント
原料C0が窯尻部4aに投入されるように構成されてい
る。このプレヒータ3は、縦方向に複数段連設されたサ
イクロン3aと、乾式ロータリーキルン1からの排ガス
を上昇させるように各サイクロン3aを接続するダクト
3bとで主に構成されている。なお、符号Fは、誘引フ
ァンであり、乾式ロータリーキルン1からの排ガスを各
サイクロン3a及び各ダクト3bを介して上昇させて外
部に排出させるものである。
【0018】上記乾式ロータリーキルン1は、ハウジン
グ2に窯尻部4aが接続され下流側へやや下方傾斜して
周方向に回転駆動される円筒状のキルンシェル4と、キ
ルンシェル4下流部側に設けられ重油や微粉石炭を燃料
とするバーナー5と、キルンシェル4下流部の下方に設
けられ製造されたセメントクリンカーC1を冷却するク
リンカークーラー6とを備えている。なお、上記ハウジ
ング2は、底面2aが上流側に向けて上方に傾斜する斜
面とされている。
【0019】また、この汚泥処理設備は、含水汚泥Gを
乾式ロータリーキルン1の窯尻部4a側から投入する汚
泥投入機構7を備えている。該汚泥投入機構7は、トラ
ック等により搬送された含水汚泥Gを貯留する汚泥ホッ
パー8A、8Bと、該汚泥ホッパー8A、8Bに接続さ
れ圧送ポンプ9A、9Bを介して含水汚泥Gを圧送する
汚泥導入管10と、該汚泥導入管10の先端がハウジン
グ2の底面2aから上方に設けられ該底面2aに向けて
含水汚泥Gを落下させる汚泥投入口11とを有してい
る。すなわち、該汚泥投入口11は、プレヒータ3と窯
尻部4aとの接続部であるハウジング2における内壁に
設けられている。
【0020】さらに、本実施形態の汚泥処理設備は、汚
泥ホッパ8A、8Bを建屋20内に収納する汚泥ホッパ
収納設備21を備えている。該汚泥ホッパ収納設備21
は、汚泥ホッパ8A、8B又はこれらに接続された配管
を洗浄した際の汚水Dを回収して汚泥ホッパ8A、8B
に返送する汚水回収機構22を備えている。
【0021】該汚水回収機構22は、汚水Dを回収する
と共に貯留する汚水回収タンク23と、該汚水回収タン
ク23と汚泥ホッパ8A、8Bとを接続する汚水返送管
24と、該汚水返送管24に設けられ汚水回収タンク2
3内の汚水Dを汚泥ホッパ8A、8Bに返送する水中ポ
ンプの汚水返送ポンプ25とを備えている。なお、汚水
返送管24は、途中で分岐管24a、24bに分岐して
2つの汚泥ホッパ8A、8Bにそれぞれ接続されてい
る。なお、本実施形態では、2つの汚泥ホッパに汚水返
送管が接続されているが、1又は3以上の汚泥ホッパに
接続するようにしても構わない。
【0022】なお、上記分岐管24a、24bには、そ
れぞれ逆止弁26a、26b及びフレキシブルジョイン
ト27a、27bが途中に設けられている。さらに、汚
水回収機構22は、2つの汚泥ホッパ8A、8Bのうち
少なくとも一つを選択して汚水Dを返送可能な返送切換
機構として汚水返送切換弁29a、29bを分岐管24
a、24bの途中にかつ逆止弁26a、26bの上流に
それぞれ備えている。
【0023】また、汚水回収機構22は、建屋20の床
部に設けられ汚水Dを一時的に貯留する貯留穴部30
と、該貯留穴部30と汚水回収タンク23とを逆止弁3
1aを介して接続する回収管31と、該回収管31に設
けられ貯留穴部30内の汚水Dを汚水回収タンク23に
送る水中ポンプの汚水回収ポンプ32とを備えている。
さらに、本実施形態の汚泥処理設備は、排水バルブ(開
閉バルブ)33を介して汚泥導入管10から分岐すると
共に汚水回収タンク23に接続され汚泥導入管10内の
汚水Dを汚水回収タンク23へ送る汚水戻し管34を備
えている。上記汚水回収タンク23は、乾式ロータリー
キルン1よりも低い位置に設置され、汚泥導入管10
は、汚水回収タンク23から乾式ロータリーキルン1ま
で上方に向けて傾斜して配管されている。
【0024】また、汚泥導入管10には、基端側におけ
る汚水戻し管34の分岐位置より下流に、洗浄用ポンプ
35により洗浄水を管内に送り込む洗浄水供給管36が
バルブ37を介して接続されている。なお、該洗浄水供
給管36の基端側には、洗浄水の供給源(図示略)が接
続されている。さらに、汚泥導入管10には、基端側に
おける洗浄水供給管36との接続部より下流側に、洗浄
器を管内に挿入する洗浄器挿入部38が設けられてい
る。
【0025】上記洗浄器は、汚泥導入管10の内径より
も大径な球形状をなし、石鹸水を浸み込ませたスポンジ
等が用いられる。このように、球形状のスポンジを用い
ると、配管が屈曲したり内径が変化している部分でもス
ムーズに管内を洗浄しながら洗浄水で押し進めることが
できるためである。また、石鹸水を含ませることによ
り、よりスムーズに管内に入り易く、進み易くなる。な
お、上記貯留穴部30及び上記汚水回収タンク23に
は、それぞれ汚水の量を計測するレベル計39、40が
それぞれ設けられている。
【0026】次に、本実施形態における汚泥処理方法に
ついて説明する。なお、図1中の実線矢印は、セメント
原料C0及び含水汚泥Gの移送方向を示すものであり、
破線矢印は、ガスの流れ方向を示したものである。
【0027】まず、プレヒータ3から予熱されたセメン
ト原料C0が窯尻部2を介して乾式ロータリーキルン1
内に投下され、回転する乾式ロータリーキルン1内でバ
ーナー5の加熱で焼成される。一方、トラック等により
下水処理場から搬送され汚泥ホッパ8A、8Bに貯留さ
れた含水汚泥Gを圧送ポンプ9A、9Bにより汚泥導入
管10から汚泥投入口11へと圧送する。そして、圧送
された含水汚泥Gを、汚泥投入口11から乾式ロータリ
ーキルン1内に投入する。このようにキルンシェル4内
に投入された含水汚泥Gは、バーナー5の加熱により、
セメント原料C0と共に焼成され、セメントクリンカー
C1となり、キルンシェル4下流部でクリンカークーラ
ー6により冷却された後に排出される。
【0028】また、本実施形態における汚泥ホッパ8
A、8B及びこれらに接続された配管の洗浄時に生じた
汚水の処理方法について説明する。
【0029】まず、汚泥ホッパ8A、8B及び建屋20
内における配管を洗浄した際に生じた汚水は、建屋20
の床部における貯留穴部30内に集まって一時的に貯め
られる。次に、汚水返送ポンプ32により、貯留穴部3
0内に集めた汚水Dを回収管31を介して汚水回収タン
ク23内に送り込み貯留する。さらに、汚水回収タンク
23内の汚水Dを、汚水返送ポンプ25により汚水返送
管24を介して汚泥ホッパ8A、8B内に返送する。こ
の際、汚泥ホッパ8A、8B内の含水汚泥Gの状態(特
に水分濃度)に応じて、返送する汚水Dの量を適宜制御
すると共に、汚水返送切換弁29a、29bを任意に開
閉して汚水Dを送る分岐管24a、24bを選択し、2
つの汚泥ホッパ8A、8Bのうち少なくとも一つを汚水
Dの返送先として選択する。
【0030】さらに、汚泥導入管10を洗浄水で洗浄し
た際の汚水Dの処理方法について説明する。
【0031】なお、汚泥導入管10内を洗浄するには、
洗浄器挿入部38から洗浄器を管内に挿入し、バルブ3
7を開け、洗浄用ポンプ35により洗浄水供給管36を
介して汚泥導入管10内に洗浄水を送り込む。なお、こ
のとき、汚泥ホッパ8A、8B側へ洗浄水が流れないよ
うに図示しないバルブで汚泥導入管10の上流側は閉じ
られていると共に、排水バルブ33も閉じられて汚水回
収タンク23へ洗浄水が流れないようにしている。
【0032】汚泥導入管10内に送り込まれた洗浄水
は、管内の洗浄器を乾式ロータリーキルン1まで押し進
めると同時に管内を洗浄する。このように汚泥導入管1
0を洗浄した後、汚泥導入管10内の汚水Dを汚水回収
タンク23内に回収する。すなわち、バルブ37を閉じ
ると共に排水バルブ33を開けることにより、上述した
ように傾斜配管された汚泥導入管10内の汚水Dが、自
重により汚水戻し管34を介して汚水回収タンク23内
に流れ込む。このようにして回収された汚水Dは、汚泥
ホッパ8A、8B内の含水汚泥Gの状態に応じて、上述
したように汚水返送管24を介して適宜汚泥ホッパ8
A、8B内に返送される。
【0033】このように本実施形態の汚泥ホッパ収納設
備及び汚泥処理設備では、汚水回収機構22により、洗
浄時の汚水Dが汚水回収タンク23に貯留され、汚泥ホ
ッパ8A、8B内の含水汚泥Gの状態に応じて、汚水返
送ポンプ25により適宜返送する汚水Dの量を制御する
ことができ、含水汚泥Gの水分を調整することができ
る。したがって、汚水Dを汚泥ホッパ8A、8B内に返
送量を調整しながら返送できると共に、水分が適切に調
整された含水汚泥Gを汚泥ホッパ8A、8Bから乾式ロ
ータリーキルン1に供給でき、水分増加に伴うキルンの
負担を軽減することができる。
【0034】また、汚水回収機構22が、2つの汚泥ホ
ッパ8A、8Bのうち少なくとも一つを選択して汚水D
を返送可能な汚水返送切換弁29a、29bを備えてい
るので、各汚泥ホッパ内の含水汚泥Gの状態に応じて、
各汚泥ホッパへの返送を調整することができる。
【0035】さらに、汚泥導入管10内の汚水Dを汚水
回収タンク23へ送る汚水戻し管34を備えているの
で、汚泥導入管10内の汚水Dを直接汚水回収タンク2
3に回収することができ、汚泥導入管10洗浄時に生じ
る大量の汚水を容易に処理することができる。また、汚
泥導入管10が、汚水回収タンク23から乾式ロータリ
ーキルン1まで上方に向けて傾斜して配管されているの
で、汚泥導入管10内の汚水Dをポンプ等を用いずに自
重で汚水回収タンク23へ回収させることができる。ま
た、汚泥導入管10の下方から上方に向けて含水汚泥G
又は洗浄水が送り込まれるため、エアが上方に抜けて管
内にエアが溜まり難く、含水汚泥Gを圧送し易くなると
共に洗浄水を供給し易くなる。
【0036】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば、汚泥ホッパ内の含水汚泥の水分濃度等をセンサ等
で自動測定すると共に、該センサ等からの信号に基づい
て自動的に汚水回収タンクからの汚水返送量を制御する
ようにしても構わない。
【0037】
【発明の効果】本発明の汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処
理設備によれば、汚水回収機構が、汚水を回収すると共
に貯留する汚水回収タンクと、該汚水回収タンクと汚泥
ホッパとを接続する汚水返送管と、該汚水返送管に設け
られ汚水回収タンク内の汚水を汚泥ホッパに返送する汚
水返送ポンプとを備えているので、汚水を汚水回収タン
クに貯留でき、汚泥ホッパ内の含水汚泥の水分濃度等に
応じて、返送する汚水の量を適宜制御して、含水汚泥の
水分を調整することができる。したがって、キルンに投
入される含水汚泥の水分が適切に調整され、水分増加に
よるキルンの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処
理設備の一実施形態における汚泥処理設備を示す全体構
成図である。
【図2】 本発明に係る汚泥ホッパ収納設備及び汚泥処
理設備の一実施形態において、汚泥ホッパ収納設備の全
体構成及び配管を示す図である。
【符号の説明】
1 乾式ロータリーキルン 2 ハウジング 7 汚泥投入機構 8A、8B 汚泥ホッパ 9A、9B 圧送ポンプ 10 汚泥導入管 20 建屋 21 汚泥ホッパ収納設備 22 汚水回収機構 23 汚水回収タンク 24 汚水返送管 25 汚水返送ポンプ 29a、29b 汚水返送切換弁(返送切換機構) 30 貯留穴部 31 回収管 32 汚水回収ポンプ 33 排水バルブ(開閉バルブ) 34 汚水戻し管 C0 セメント原料 C1 セメントクリンカー D 汚水 G 含水汚泥

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水汚泥を貯留する汚泥ホッパを有する
    汚泥ホッパ収納設備であって、 前記汚泥ホッパ又は汚泥ホッパに接続された配管を洗浄
    した際の汚水を回収して汚泥ホッパに返送する汚水回収
    機構を備え、 該汚水回収機構は、前記汚水を回収すると共に貯留する
    汚水回収タンクと、 該汚水回収タンクと前記汚泥ホッパとを接続する汚水返
    送管と、 該汚水返送管に設けられ前記汚水回収タンク内の汚水を
    前記汚泥ホッパに返送する汚水返送ポンプとを備えてい
    ることを特徴とする汚泥ホッパ収納設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の汚泥ホッパ収納設備に
    おいて、 前記汚水回収機構は、前記汚泥ホッパを設置した床部に
    設けられ前記汚水を一時的に貯留する貯留穴部と、 該貯留穴部と前記汚水回収タンクとを接続する回収管
    と、 該回収管に設けられ前記貯留穴部内の汚水を前記汚水回
    収タンクに送る汚水回収ポンプとを備えていることを特
    徴とする汚泥ホッパ収納設備。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の汚泥ホッパ収納
    設備において、 前記汚泥ホッパは、複数設置され、 前記汚水回収機構は、前記複数の汚泥ホッパのうち少な
    くとも一つを選択して前記汚水を返送可能な返送切換機
    構を備えていることを特徴とする汚泥ホッパ収納設備。
  4. 【請求項4】 汚泥ホッパを収納する汚泥ホッパ収納設
    備を備え汚泥ホッパに貯留した含水汚泥をキルン内に投
    入して焼却する汚泥処理設備であって、 前記汚泥ホッパ収納設備は、請求項1から3のいずれか
    に記載の汚泥ホッパ収納設備であることを特徴とする汚
    泥処理設備。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の汚泥処理設備におい
    て、 前記汚泥ホッパと前記キルンとを接続する汚泥導入管
    と、 前記汚泥ホッパ内の汚泥を前記汚泥導入管を介して前記
    キルンへ圧送する圧送ポンプと、 開閉バルブを介して前記汚泥導入管から分岐すると共に
    前記汚水回収タンクに接続され汚泥導入管内の汚水を汚
    水回収タンクへ送る汚水戻し管とを備えていることを特
    徴とする汚泥処理設備。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の汚泥処理設備におい
    て、 前記汚水回収タンクは、前記キルンよりも低い位置に設
    置され、 前記汚泥導入管は、前記汚水回収タンクから前記キルン
    まで上方に向けて傾斜して配管されていることを特徴と
    する汚泥処理設備。
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