JP2002224550A - 混練装置 - Google Patents

混練装置

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JP2002224550A
JP2002224550A JP2001023615A JP2001023615A JP2002224550A JP 2002224550 A JP2002224550 A JP 2002224550A JP 2001023615 A JP2001023615 A JP 2001023615A JP 2001023615 A JP2001023615 A JP 2001023615A JP 2002224550 A JP2002224550 A JP 2002224550A
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JP
Japan
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kneading
rotor
chambers
index
detecting means
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JP2001023615A
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English (en)
Inventor
Hisashi Hiraki
平木  久
Akio Nakano
章生 仲野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JP2002224550A publication Critical patent/JP2002224550A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/30Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
    • B29B7/58Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29B7/72Measuring, controlling or regulating
    • B29B7/726Measuring properties of mixture, e.g. temperature or density

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の原材料を均一に分散し、混練された材
料を混練機出口から一定の肉厚で排出することのでき
る、連続式混練装置を提供する。 【解決手段】相互に隣接する複数の混練室を備えた混練
装置の排出機出口12付近に、混練材料の分散性を検出
する材料分散性検出手段として、温度計測器13、反射
散乱光検知器14、色差判別器15等を備え、これらか
ら得られた材料分散性指標に基づいて、混練条件を制御
し得る制御手段を備えているので、この検出結果を制御
手段にフィードバックして、所望の分散性を有する混練
物が得ることができる。又、排出機出口12付近で所定
の偏肉指標検出手段によって、排出混練材料の肉厚が厚
い箇所が検出された場合、その部分の混練材料排出流量
を少なくする等の制御手段により、肉厚を一定にする等
の制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の原材料を混
練し、得られた混練物を混練機出口から排出することが
できる連続式混練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに隣接する複数の混練室を備えた混
練装置であって、前記複数の混練室がそれぞれ種々の回
転数で駆動でき、有利には2つの軸平行の、例えば反対
向きのロータを有し、さらに前記混練室が、ロータ軸に
対して横方向に通過する開口部によって互いに連通され
る一方、前記ロータ軸が片側で軸受けされ、しかも最後
の混練室が排出口を有し、更に、前記複数の混練室が列
状に並んで配置されており、前記混練室の単数あるいは
複数のケーシングがロータ軸に対して横方向にのびる分
離箇所を有しており、さらに前記分離箇所においてケー
シング部分とロータ軸受け部分を有する部分が互いに離
れる方向に運動可能な混練装置に関しては、例えば、特
開平3-258334号公報等において開示されている。
【0003】しかし、このような混練装置は連続式の混
練装置であるため材料の滞留時間を自由に調整すること
ができず、排出された材料の分散性が悪く、均一に分散
されていない場合がある。かかる場合に、分散性を向上
させるためには、十分に混練を行なえばよいが、このよ
うな混練機は連続式混練装置であるため、ロータの回転
数をあげて混練をおこなおうとしても、回転数を上げれ
ば上げるほど材料の排出速度も高くなり、結果として、
十分に混練を行なうことができないという問題点を有し
ていた。また、このような混練装置はロータ軸が片持ち
であるため、粘度の高い材料や比重の大きい材料にたい
しては軸が大きく撓んでしまい、排出口から肉厚が均一
でない、つまり偏肉した状態で材料が排出されてしま
い、肉厚が均一な状態で材料を排出することは困難であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは複数の
原材料を均一に分散し、混練された材料を混練機出口か
ら一定の肉厚で排出することのできる、連続式混練装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の混練装置の発明にあっては、複数の
混練室を有し、少なくとも、前記混練室毎に設けられた
混練ロータと、前記ロータの回転速度を制御できるロー
タ駆動装置と、前記混練室間に設けられた開閉可能な流
量調整弁と、前記流量調整弁の開閉度を調節できる流量
調整弁駆動装置と、前記混練室に原材料を連続的に供給
し、原材料の供給量を制御できる原材料供給装置とを備
えた連続式混練装置において、混練材料の分散性を検出
する材料分散性検出手段を設け、前記検出した材料分散
性指標に基づいて、前記弁駆動装置、前記原料供給装置
又は、前記ロータ駆動装置のすくなくとも1つを制御で
きる制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の混練装置の発明にあって
は、請求項1記載の混練装置において、前記材料分散性
検出手段が、前記混練室の最終区画に設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の混練装置の発明にあって
は、請求項1記載の混練装置において、少なくとも一つ
の前記材料分散性検出手段を、前記複数の混練室の少な
くとも一つのいずれかの出口に有し、前記検出した材料
分散性指標と、予め設定された所定の材料分散性指標と
の比較対照結果に基づいて、前記流量調整弁の開閉度、
前記原材料供給量又は、前記ロータの回転速度のすくな
くとも1つを制御できることを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の混練装置の発明にあって
は、複数の混練室を有し、少なくとも、前記混練室毎に
設けられた混練ロータと、前記ロータの回転速度を制御
するロータ駆動装置と、前記混練室間に設けられた開閉
可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を調節する
流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を連続的に供
給する原料供給装置とを備えた連続式混練装置におい
て、混練材料の偏肉指標を検出する偏肉指標検出手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の混練装置の発明にあって
は、請求項4記載の混練装置において、前記検出した偏
肉指標に応じて、混練材料排出口において、排出混練材
料の混練軸方向の偏肉による排出量格差を調整できる排
出量格差調整手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項6記載の混練装置の発明にあって
は、請求項4または請求項5記載の混練装置において、
前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標として、前記ロ
ータ駆動装置における混練軸の軸ブレによる変位量を用
いることを特徴とするものである。
【0011】請求項7記載の混練装置の発明にあって
は、請求項4または請求項5記載の混練装置において、
前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標として、混練材
料排出口における、排出混練材料の混練軸方向の内圧の
差分量を用いることを特徴とするものである。
【0012】請求項8記載の混練装置の発明にあって
は、請求項4または請求項5記載の混練装置において、
前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標として、排出混
練材料の混練軸方向の厚みの変位量を用いることを特徴
とするものである。
【0013】請求項9記載の混練装置の発明にあって
は、複数の混練室を有し、少なくとも、前記混練室毎に
設けられた混練ロータと、前記ロータの回転速度を制御
するロータ駆動装置と、前記混練室間に設けられた開閉
可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を調節する
流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を連続的に供
給する原料供給装置とを備えた連続式混練装置におい
て、最終区画混練室出口より前記複数の混練室への再循
環経路と材料押出しニーダを有し、混練材料を再混練可
能に構成されたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。図1は本発明に係る混練装置の
構成の要部を示す概略模式図である。本発明に係る混練
装置は図1に示すように相互に隣接する複数の混練室、
例えば1a乃至1fの6個の混練室を備えた混練装置であ
って、前記複数の混練室がそれぞれ種々の回転数で駆動
でき、ロータ軸が相互に軸平行の混練ロータ2a乃至2
f、及び3a乃至3fを有し、更に、前記混練室1a乃至1
fが、開口部4a乃至4fによって相互に連通される一
方、前記ロータ軸が片側で軸受けされ、しかも最後の混
練室1fが排出口5を有する。
【0015】一方、混練室1aには原材料貯蔵タンク6a
が原材料供給管7aを介して結合され、原材料供給管7a
には原材料供給ポンプ8a、原材料供給調整バルブ9aが
設けられている。同様にして、混練室1cには原材料貯
蔵タンク6cが原材料供給管7cを介して結合され、原材
料供給管7cには原材料供給ポンプ8c、原材料供給調整
バルブ9cが設けられている。
【0016】更に、前記混練室1a、1cに原材料を連続
的に供給し、原材料供給ポンプ8の流量や原材料供給調
整バルブ9の開閉を調整することにより原材料の供給量
を制御できる原材料供給装置(図示せず)、前記混練室1
a乃至1f間に設けられた開閉度を自在に変更可能な流量
調整弁10a乃至10eと、前記流量調整弁の開閉度を油
圧シリンダ11a乃至11eを駆動して調節できる流量調
整弁駆動装置(図示せず)、前記混練ロータ2及び3の回
転速度を駆動モータ(図示せず)の回転数の制御により制
御するロータ駆動装置(図示せず)を有する。
【0017】一方、排出機出口12付近に、混練材料の
分散性を検出する材料分散性検出手段として、例えば、
温度計測器13、又は、反射散乱光検知器14、色差判
別器15の少なくとも1つを備え、これらから得られた
材料分散性指標に基づいて、前記弁駆動装置、前記原料
供給装置又は、前記ロータ駆動装置の少なくとも1つを
制御し得る制御手段を備えている。これにより、材料分
散性検出手段での検出結果を制御手段にフィードバック
可能となり、所望の分散性を有する混練物が得ることが
でき、その結果、混練物を原料とする最終製品の品質の
安定を図ることができる。
【0018】本発明に係る混練装置において使用可能な
材料分散性検出手段としては、上記した反射散乱光検知
器14、色差判別器15の様に、混練物の局部的な平均
反射光量の収束レベルを観察する手法が、最も直接的且
つ典型的手段であるが、一定の成分構成の原材料を一定
の混練装置で混練した混練物において最適の分散レベル
を得る稼動条件が、ある程度経験的に把握できる場合等
においては、系内の温度或いはその変化率等の比較的簡
単なパラメータを測定するだけで材料分散性を検出、把
握できる場合も多く、その意味において温度計測器13
等も材料分散性検出手段として好適に使用し得る。但
し、本発明に係る混練装置において使用可能な材料分散
性検出手段としては、これらのみに限定されるものでは
なく、上記課題解決に寄与する限りにおいて何ら制約の
ないことはいうまでもない。
【0019】一方、かかる材料分散性検出手段の配設部
位についても、排出機出口12付近に限定されるもので
はなく、例えば、最終区画混練室1f内に簡易な材料分
散性検出手段として、温度計測器13を配設することが
できる。この場合、材料分散性検出手段が、最終区画混
練室1fに設けられているので、混練物の最終的な分散
の程度を把握できるが、同時に、分散の程度を排出機出
口12の近傍に配設した材料分散性検出手段よりも早い
タイミングで把握できるため、より迅速に対応できる。
即ち、最終区画混練室1f内の測定温度が分散終了予定
温度よりも低いときは、流量調整弁10e及び排出弁1
6の開放度を絞り混練室1f内のロータ回転数をあげる
ことにより、混練を促進し、併せて、系内の温度を混練
時の摩擦熱等により所定の分散終了予定温度まで引き上
げることができるため、混練物の分散の程度を所定のレ
ベルまで向上させることができる。
【0020】更には、少なくとも一つのかかる材料分散
性検出手段を、複数の混練室の少なくとも一つのいずれ
かの出口(即ち、開口部4a乃至4f)に有し、検出した材
料分散性指標と、予め設定された所定の材料分散性指標
との比較対照結果に基づいて、前記流量調整弁の開閉
度、前記原材料供給量又は、前記ロータの回転速度の少
なくとも1つを制御できるように構成して、該材料分散
性検出手段をその出口に有する混練室までの混練物の分
散の程度を把握して、この結果に基づいて該混練室の前
後における混練条件を制御することも可能である。例え
ば、混練室1aに供給される原材料が成形用樹脂材料、
混練室1cに供給される原材料がガラス繊維等の充填材
である場合等で、混練物中の充填材の分散が不充分で、
局所的に充填材の混練されていない部分がある等の場合
は、混練室1cの前後の流量調整弁10b及び10cの開
放度を小さくし、且つ、混練室1cのロータ回転数を上
げる等の具体的対応を採ることができる。更に、この場
合、排出された混練物において、特定の原材料成分の割
合が所定の範囲に無い等の場合は、原材料供給装置によ
り当該成分の供給を制御して原材料成分比を適正化する
ことも可能である。
【0021】一方、本発明に係る混練装置においては、
最終区画混練室1fの出口4fより前記複数の混練室1へ
の再循環経路17とモータ18で駆動される再循環ニー
ダ19を有し、混練材料を再混練可能に構成しているの
で、最終区画混練室1fの出口4fにおいて、上記材料分
散性検出手段により、未だ、分散の程度が不十分と判断
された混練物は、排出弁16を閉じて、再循環ニーダ1
9により、再循環路を経由して、1番目の混練室1aに
戻すことにより、再度混練することが可能となり、原材
料ロスの低減による工程の合理化を図ることができる。
【0022】図2は、本発明に係る混練装置の偏肉指標
検出手段の概略を示す模式図である。即ち、既に述べた
様に、このような混練装置はロータ軸が片持ちであるた
め、粘度の高い材料や比重の大きい材料にたいしては軸
が大きく撓んでしまい、排出機出口12から肉厚が均一
でない、つまり偏肉した状態で混練物20が排出されて
しまい、肉厚が均一な状態で材料を排出することは困難
であるという問題点が存在する。かかる偏肉指標検出手
段としては図2に示す様に排出機出口12の後方にレー
ザー変位計21を複数個、混練軸方向に並列に設置し、
偏肉指標として、排出混練材料の混練軸方向の厚みの変
位量を用いる方法、又は、排出機内に圧力計22を複数
個、混練軸方向に並列に設置し、偏肉指標として、混練
材料排出口における、排出混練材料の混練軸方向の内圧
の差分量を用いる方法等が可能である。 図3は本発明
に係る混練装置の上記と異なる偏肉指標検出手段を示す
概略水平断面図である。即ち、これは偏肉指標として、
ロータ駆動装置における混練軸の軸ブレによる変位量δ
rを用いるものであり、最終区画混練室1fの混練ロータ
2fのロータ軸23の軸がブレると、モータ24に直結
した軸受け25に片寄った荷重がかかるので、これをロ
ードセル26で測定するという方法である。但し、図
中、矢印は混練物20の排出される方向である。
【0023】図4は、本発明に係る混練装置の排出量格
差調整手段の概略を示す斜視図である。即ち、本発明に
係る混練装置の発明にあっては、前記検出した偏肉指標
に応じて、排出機出口12において、排出混練材料の混
練軸方向の偏肉による排出量格差を調整できる排出量格
差調整手段を有するので、前記偏肉指標検出手段で検出
した情報を基礎に、排出機出口12における混練物20
の排出量の混練軸方向の不均一を是正することが可能と
なる。具体的には、排出機出口12で前記偏肉指標検出
手段によって、排出混練材料の肉厚が厚い箇所が検出さ
れた場合、その部分の混練材料排出流量を、例えば、油
圧シリンダ27で制御される流量調整板28で少なくす
る等の手段により、肉厚を一定にする等の制御が可能と
なる。但し、図中、矢印は混練物20の排出される方向
である。
【0024】尚、本発明の混練装置は、上記の実施形態
にのみ限定されるものではなく、例えば、混練室1、原
材料貯蔵タンク6等の数、原材料貯蔵タンク6と連結し
た混練室1の数、配置等は勿論のこと、その他の構成要
素についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の混練装置
の発明にあっては、複数の混練室を有し、少なくとも、
前記混練室毎に設けられた混練ロータと、前記ロータの
回転速度を制御できるロータ駆動装置と、前記混練室間
に設けられた開閉可能な流量調整弁と、前記流量調整弁
の開閉度を調節できる流量調整弁駆動装置と、前記混練
室に原材料を連続的に供給し、原材料の供給量を制御で
きる原材料供給装置とを備えた連続式混練装置におい
て、混練材料の分散性を検出する材料分散性検出手段を
設け、前記検出した材料分散性指標に基づいて、前記弁
駆動装置、前記原料供給装置又は、前記ロータ駆動装置
のすくなくとも1つを制御できる制御手段を備えている
ので、材料分散性検出手段での検出結果を制御手段にフ
ィードバック可能となり、所望の分散性を有する混練物
が得られるという効果を奏し得る。その結果、混練物を
原料とする最終製品の品質の安定に寄与することとな
る。
【0026】請求項2記載の混練装置の発明にあって
は、請求項1記載の混練装置において、前記材料分散性
検出手段が、前記混練室の最終区画に設けられているこ
とを特徴とするので、請求項1の効果に加えて、混練物
の最終的な分散の程度を把握できるという優れた効果を
奏し得る。
【0027】請求項3記載の混練装置の発明にあって
は、請求項1記載の混練装置において、少なくとも一つ
の前記材料分散性検出手段を、前記複数の混練室の少な
くとも一つのいずれかの出口に有し、前記検出した材料
分散性指標と、予め設定された所定の材料分散性指標と
の比較対照結果に基づいて、前記流量調整弁の開閉度、
前記原材料供給量又は、前記ロータの回転速度のすくな
くとも1つを制御できることを特徴とするので、かかる
材料分散性検出手段をその出口に有する混練室までの混
練物の分散の程度を把握でき、この結果に基づいて該混
練室の前後における混練条件を制御できるという優れた
効果を奏し得る。
【0028】請求項4記載の混練装置の発明にあって
は、複数の混練室を有し、少なくとも、前記混練室毎に
設けられた混練ロータと、前記ロータの回転速度を制御
するロータ駆動装置と、前記混練室間に設けられた開閉
可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を調節する
流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を連続的に供
給する原料供給装置とを備えた連続式混練装置におい
て、混練材料の偏肉指標を検出する偏肉指標検出手段を
設けたことを特徴とするので、混練材料の偏肉の程度
を、人の勘や経験に頼らず、数値で客観的に把握できる
という優れた効果を奏し得る。
【0029】請求項5記載の混練装置の発明にあって
は、請求項4記載の混練装置において、前記検出した偏
肉指標に応じて、混練材料排出口において、排出混練材
料の混練軸方向の偏肉による排出量格差を調整できる排
出量格差調整手段を有するので、前記偏肉指標検出手段
で検出した情報を基礎に、混練材料排出口における混練
材料の排出量の混練軸方向の不均一を是正することがで
きるという効果を奏する。
【0030】請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の
混練装置の発明にあっては、請求項4または請求項5記
載の混練装置において、前記偏肉指標検出手段が、簡便
な方法で実現できることを開示するものである。
【0031】請求項9記載の混練装置の発明にあって
は、複数の混練室を有し、少なくとも、前記混練室毎に
設けられた混練ロータと、前記ロータの回転速度を制御
するロータ駆動装置と、前記混練室間に設けられた開閉
可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を調節する
流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を連続的に供
給する原料供給装置とを備えた連続式混練装置におい
て、最終区画混練室出口より前記複数の混練室への再循
環経路と材料押出しニーダを有し、混練材料を再混練可
能に構成されているので、最終区画混練室出口におい
て、未だ、分散の程度が不十分な混練物は、再循環路を
経由して、1番目の混練室に戻すことにより、再度混練
することが可能となり、原材料ロスの低減による工程の
合理化に寄与し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混練装置の構成の要部を示す概略
模式図である。
【図2】本発明に係る混練装置の偏肉指標検出手段の概
略を示す模式図である。
【図3】本発明に係る混練装置の異なる偏肉指標検出手
段を示す概略断面図である。
【図4】本発明に係る混練装置の排出量格差調整手段の
概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 混練室 2 混練ロータ 3 混練ロータ 4 開口部 5 排出口 6 原材料貯蔵タンク 7 原材料供給管 8 原材料供給ポンプ 9 原材料供給調整バルブ 10 流量調整弁 11 油圧シリンダ 12 排出機出口 13 温度計測器 14 反射散乱光検知器 15 色差判別器 16 排出弁 17 再循環経路 18 モータ 19 再循環ニーダ 20 混練物 21 レーザー変位計 22 圧力計 23 ロータ軸 24 モータ 25 軸受け 26 ロードセル 27 油圧シリンダ 28 流量調整板
フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AQ01 AQ03 AQ04 AR09 AR14 BA01 BC02 BC07 BC12 BC37 BK02 BK14 BK26 BK33 BK73 BK74 BK75 BQ04 BQ34 BQ50 BQ57 4G037 AA01 AA11 AA18 EA03 4G078 AA20 AB06 BA01 BA07 CA02 CA05 CA12 CA20 DA30 DB01 EA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の混練室を有し、少なくとも、前記
    混練室毎に設けられた混練ロータと、前記ロータの回転
    速度を制御できるロータ駆動装置と、前記混練室間に設
    けられた開閉可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開
    閉度を調節できる流量調整弁駆動装置と、前記混練室に
    原材料を連続的に供給し、原材料の供給量を制御できる
    原材料供給装置とを備えた連続式混練装置において、混
    練材料の分散性を検出する材料分散性検出手段を設け、
    前記検出した材料分散性指標に基づいて、前記弁駆動装
    置、前記原料供給装置又は、前記ロータ駆動装置のすく
    なくとも1つを制御できる制御手段を備えたことを特徴
    とする混練装置。
  2. 【請求項2】 前記材料分散性検出手段が、前記混練室
    の最終区画に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の混練装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの前記材料分散性検出手
    段を、前記複数の混練室の少なくとも一つのいずれかの
    出口に有し、前記検出した材料分散性指標と、予め設定
    された所定の材料分散性指標との比較対照結果に基づい
    て、前記流量調整弁の開閉度、前記原材料供給量又は、
    前記ロータの回転速度のすくなくとも1つを制御できる
    ことを特徴とする請求項1記載の混練装置。
  4. 【請求項4】 複数の混練室を有し、少なくとも、前記
    混練室毎に設けられた混練ロータと、前記ロータの回転
    速度を制御するロータ駆動装置と、前記混練室間に設け
    られた開閉可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度
    を調節する流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を
    連続的に供給する原料供給装置とを備えた連続式混練装
    置において、混練材料の偏肉指標を検出する偏肉指標検
    出手段を設けたことを特徴とする混練装置。
  5. 【請求項5】 前記検出した偏肉指標に応じて、混練材
    料排出口において、排出混練材料の混練軸方向の偏肉に
    よる排出量格差を調整できる排出量格差調整手段を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の混練装置。
  6. 【請求項6】 前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標
    として、前記ロータ駆動装置における混練軸の軸ブレに
    よる変位量を用いることを特徴とする請求項4または請
    求項5記載の混練装置。
  7. 【請求項7】 前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標
    として、混練材料排出口における、排出混練材料の混練
    軸方向の内圧の差分量を用いることを特徴とする請求項
    4または請求項5記載の混練装置。
  8. 【請求項8】 前記偏肉指標検出手段が、前記偏肉指標
    として、排出混練材料の混練軸方向の厚みの変位量を用
    いることを特徴とする請求項4または請求項5記載の混
    練装置。
  9. 【請求項9】 複数の混練室を有し、少なくとも、前記
    混練室毎に設けられた混練ロータと、前記ロータの回転
    速度を制御するロータ駆動装置と、前記混練室間に設け
    られた開閉可能な流量調整弁と、前記流量調整弁の開度
    を調節する流量調整弁駆動装置と、前記混練室に材料を
    連続的に供給する原料供給装置とを備えた連続式混練装
    置において、最終区画混練室出口より前記複数の混練室
    への再循環経路と材料押出しニーダを有し、混練材料を
    再混練可能に構成されたことを特徴とする混練装置。
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