JP2002224170A - 口蓋プレートを用いた車椅子の制御システム - Google Patents

口蓋プレートを用いた車椅子の制御システム

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JP2002224170A JP2001028684A JP2001028684A JP2002224170A JP 2002224170 A JP2002224170 A JP 2002224170A JP 2001028684 A JP2001028684 A JP 2001028684A JP 2001028684 A JP2001028684 A JP 2001028684A JP 2002224170 A JP2002224170 A JP 2002224170A
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正義 漆谷
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ATR NINGEN JOHO TSUSHIN KENKYU
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ワイヤレス式口蓋プレートに4つの圧力セン
サを設け、送信回路および受信回路を通して入力される
各圧力センサからの圧力信号データに基づいて、最大圧
力値を呈する圧力センサをそのとき操作された圧力セン
サとして同定する(ステップS27)。そして、ステッ
プS37で、車椅子の直進かもしくは右折または左折か
を判断し、ステップS39およびS41もしくはステッ
プS43およびS45で、そのときの圧力値データに応
じたPWM値を出力し、車椅子を駆動する。 【効果】 舌によってどの圧力センサが操作されたかを
確実に判断することができるので、車椅子を安全に制御
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は口蓋プレートを用いた
車椅子の制御システムに関し、特にワイヤレス式口蓋プ
レートからの無線信号によって電動車椅子を制御する、
新規な車椅子の制御システムに関する。
【0002】
【背景技術】本件出願人等は、先に特願平11−295
150号において、ワイヤレス式口蓋プレートを提案
し、かつそれを用いて車椅子を制御できる可能性に言及
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この背
景技術を示す特願平11−295150号には、車椅子
制御の具体的なシステムが明確に示されているわけでは
なく、実用化に際して多くの困難性がある。
【0004】たとえば、ワイヤレス式口蓋プレートで
は、口蓋プレートに埋め込まれたセンサを舌で操作し、
その操作信号を無線信号として車椅子に与える。ところ
が、口蓋プレートの面積に比べて人間の舌は面積が広い
ので、口蓋プレートに設けた個々のセンサを舌で明瞭に
区別して操作することは不可能である。したがって、殆
どの場合、舌が2以上のセンサに同時に接触する。他
方、車椅子の制御のためには、前進,後退,右折および
左折の制御要素を個別に制御する必要がある。舌が同時
に2以上のセンサを操作してしまう場合、上述の制御要
素を個別に制御することがむずかしい。
【0005】車椅子は特に肢体の不自由な人間が乗るも
のであり、安全性に特に配慮が必要である。したがっ
て、舌による同時操作が生じても車椅子に誤動作が生じ
ないようにする必要がある。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、ワ
イヤレス式口蓋プレートを用いて車椅子を安全に制御で
きる、新規な制御システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、口蓋プレー
ト、口蓋プレートに設けられてそれぞれが感知した圧力
に応じた圧力相関電気信号を出力する複数の圧力セン
サ、口蓋プレートに設けられて圧力相関電気信号を送信
する送信手段、送信手段から圧力相関電気信号を受信す
る受信手段、受信手段によって受信した圧力相関電気信
号に応じてそのとき操作された1つの圧力センサを同定
する同定手段、および車椅子に設けられて同定手段によ
って同定された圧力センサに対応する制御要素を制御す
る制御手段を備える、口蓋プレートを用いた車椅子の制
御システムである。
【0008】ここで、同定手段は、複数の圧力センサの
うち最大圧力を感知した圧力センサを1つの圧力センサ
として同定するようにしてもよい。
【0009】また、制御手段は、上記同定された圧力セ
ンサが感知した圧力の大きさに応じた大きさの駆動信号
で制御要素(たとえば、前進,後退,右折,左折)を制
御する。
【0010】好ましい実施例では、前進に対応する圧力
センサを口蓋プレートの奥側に配置し、後退に対応する
圧力センサを先端側に配置する。
【0011】このとき、制御手段が駆動信号の大きさの
上限を制限する制限手段を含む構成としてもよい。
【0012】複数の圧力センサのそれぞれが感知した最
大圧力値が所定値以下のとき、受信手段によって受信し
た圧力相関電気信号を無効化する無効化手段をさらに設
けることも可能である。
【0013】なお、具体的には、複数の圧力センサから
それぞれの圧力相関電気信号を時分割で検出する検出手
段をさらに備え、送信手段はそれぞれの圧力相関電気信
号を連続するアナログ信号として無線送信し、受信手段
はアナログ信号を受信し、受信手段によって受信したア
ナログ信号をサンプリングすることによって各圧力セン
サの感知した圧力に相関するデータに変換するサンプリ
ング手段をさらに備え、同定手段は圧力相関データを用
いて1つの圧力センサを同定するようにする。
【0014】車椅子にマイクロコンピュータを用いた場
合、マイクロコンピュータが、受信手段によって受信し
た圧力相関電気信号に応じてそのとき操作された1つの
圧力センサを同定し、その同定された圧力センサに対応
する制御要素を制御する。
【0015】この発明に従った制御システムは、口蓋プ
レート、口蓋プレートに設けられ舌によって操作される
複数のスイッチ、口蓋プレートに設けられて複数のスイ
ッチの操作状況を送信アンテナを介して口蓋プレートの
外に無線信号として送信する送信機、口蓋プレートの近
傍に配置されて送信機からの無線信号を受信する受信ア
ンテナを含む受信機、受信機を搭載した電動車椅子、お
よび電動車椅子の動きを受信機で受信した信号に基づい
て制御する制御手段を備え、複数のスイッチは少なくと
も電動車椅子の前進,後退,右折および左折に対応して
設けている。
【0016】さらにこの発明に従った制御システムは、
口蓋プレート、口蓋プレートの外縁側に設けられ舌によ
って操作される複数のスイッチ、口蓋プレートに設けら
れて複数のスイッチの操作状況を口蓋プレートの外周に
沿って周回されたループアンテナからなる送信アンテナ
を介して口蓋プレートの外に無線信号として送信する送
信機、口蓋プレートの近傍に配置されて送信機からの無
線信号を受信する受信アンテナを含む受信機、受信機を
搭載した電動車椅子、および電動車椅子の動きを受信機
で受信した信号に基づいて制御する制御手段を備え、複
数のスイッチは少なくとも電動車椅子の前進,後退,右
折および左折に対応して設けている。
【0017】いずれの場合にも、好ましくは、前進に対
応するスイッチを口蓋プレートの奥側に配置し、後退に
対応するスイッチを口蓋プレートの先端側に配置する。
【0018】
【作用】車椅子の制御要素、前進,後退,右折および左
折に応じて口蓋プレートに4つの圧力センサが設けられ
る。圧力センサは、舌によって押圧されたとき、その押
圧力を感知し、その圧力に応じた大きさを有する電気信
号(圧力相関電気信号)を出力する。
【0019】たとえば圧力信号検出手段が、各圧力セン
サからの圧力相関電気信号を時分割的に検出する。そし
て、送信手段は、検出手段によって検出した各圧力セン
サからの電気信号によつてたとえば周波数変調(FM)
し、そのFM信号を送信する。
【0020】たとえば車椅子に設けられた、受信手段
は、送信手段によって送信されたFM信号を検波して、
上述の圧力相関電気信号を復調する。
【0021】たとえばマイクロコンピュータは、復調さ
れた圧力相関電気信号をサンプリングして各圧力センサ
ごとの圧力データを取り込む。そして、その圧力データ
のうちの最大の圧力データを示した圧力センサがそのと
き舌で操作された圧力センサであると同定し、その圧力
センサに応じた制御要素を制御する。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、舌によってどの圧力
センサやスイッチが操作されたかを確実に判断すること
ができるので、車椅子を安全に制御することができる。
【0023】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0024】
【実施例】図1を参照して、この発明の一実施例に用い
られるワイヤレス式口蓋プレート10は、人間の口蓋形
状にフィットする形状に樹脂で成形された口蓋プレート
12を含む。口蓋プレート12には、4つの圧力センサ
14B,14F,14Rおよび14Lが埋め込まれる。
この4つの圧力センサ14B,14F,14Rおよび1
4Lは、車椅子の4つの制御要素、後退(Back),
前進(Forward)右折(Right turn)
および左折(Left turn)に対応しており、こ
の実施例では、口蓋プレート12の先端部の圧力センサ
を後退センサとして用い、口蓋プレート12の奥部の圧
力センサを前進センサとして利用する。このような前進
および後退のための圧力センサ14Fおよび14Bの逆
配置は、実際に舌で押圧するときの操作の容易性、つま
り口蓋の奥部の方が先端部に比べて押圧し易く、かつ前
進制御が後退制御に比べてより頻繁に用いられるといと
いうことを考慮したためである。
【0025】なお、この実施例で用いる圧力センサとし
ては、たとえば国際特許出願PCT/JP98/036
69号(国際公開公報WO 00/10456号)に開
示された圧力センサが利用される。ただし、利用できる
圧力センサはこれに限定されるものではない。
【0026】口蓋プレート12には、後述の圧力信号検
出回路等を構成するPLD(Programmable Logic Devic
e) 16と、その周辺回路素子18とが設けられ、 さら
に、後述の無線送信回路を構成する回路素子20が埋め
込まれる。そして、口蓋プレート12の周囲には、送信
回路に接続されかつ口蓋プレート12の外周に沿って周
回されているループアンテナ22が配置される。このル
ープアンテナ22は、図示しない配線パターンと同様
に、電気導体で形成される。口蓋プレート12が人間の
口に入れられるものであるから、配線パターンやループ
アンテナ22は、人体に影響の少ない金属、たとえば金
などで形成するのが望ましい。
【0027】口蓋プレート12の奥部には半円形の切り
欠きが形成され。その切り欠きは電池装着スペースとし
て利用される。したがって、この切り欠きの周縁には電
池端子24が設けられる。なお、図示しないが、この電
池端子24から取り込んだ電源は、必要な回路部分に供
給され、したがって、ワイヤレス式口蓋プレート10が
全体として、後述の電池30からの電源で作動する。さ
らにまた、半円形のきり欠きの周縁には、電池ユニット
28を装着する際の保持部となる電池ホルダ26が形成
される。この電池ホルダ26には、電池ユニット28の
厚みを受け入れる溝が形成され、その溝(図示せず)に
電池ユニット28を嵌め込むことによって、電池ユニッ
ト28を保持する。
【0028】電池ユニット28は、たとえばリチウムイ
オン電池のような電池30を樹脂32で覆ったものであ
り、電池30にたとえばスポット溶接で取り付けられた
電池端子34が樹脂外被32から突出または露出する。
上述の電池端子24が雌端子でかつ電池端子34が雄端
子であるときには、電池端子34を電池端子24に挿入
することによって、電池ユニット28を口蓋プレート1
2に取り付ける。ただし、このような電池装着の具体的
構造は、この実施例に限らず、他の任意の構造が利用可
能である。
【0029】なお、このようにこの実施例では、ワイヤ
レス式口蓋プレート10を電池駆動のものとして説明す
るが、先の特願平11−295150号において提案し
たように、外部から電源を、たとえば無線方式で供給す
るようにすることも考えられる。
【0030】図2は図1のワイヤレス式口蓋プレート1
0の電気回路構成を示すブロック図である。この図2を
参照して、4つの圧力センサ14B,14F,14Rお
よび14Lはそれぞれ2つの電極を有し、各一方電極
は、それぞれ、抵抗Rを通して電池30からの電圧を受
け、各他方電極は、ダイオードDを通して圧力信号検出
回路36に接続される。圧力信号検出回路36は、それ
ぞれのダイオードDに時分割的に順バイアスをかけるこ
とによって各ダイオードDを順番に導通させ、各圧力セ
ンサ14B,14F,14Rおよび14Lからの圧力相
関信号(圧力信号)を順番に読み込む。たとえば圧力セ
ンサ14Bの圧力信号を読み込むとき、それに対応する
ダイオードDに順バイアスを印加する。そうすると、当
該ダイオードDが導通する。一方、圧力センサ14Bに
は電池30から電圧が印加されている。したがって、圧
力センサ14Bからは、舌で押された圧力の大きさに応
じた導通度で導通し、その導通度に応じた大きさの電流
が圧力信号検出回路36に設けられた検出抵抗(図示せ
ず)によって電圧信号に変換される。
【0031】なお、上述のダイオードDは単なる信号取
り込みスイッチとして作用しているため、これは他の形
式のスイッチ、たとえばトランジスタやその他接点式ス
イッチ等に置き換えられてもよい。
【0032】このようにして、図3に示すように、圧力
信号検出回路36に各圧力センサ14B,14F,14
Rおよび14Lからの圧力相関電気信号がアナログ信号
として取り込まれる。なお、図3において「Sy」は、
同期信号を意味し、この同期信号は、圧力信号検出回路
36がFM回路38に圧力相関電気信号(アナログ信
号)を与えるときに付加されるもので、一連の圧力相関
電気信号の始まりを示す。
【0033】図3に示す圧力信号(圧力相関電気信号)
がFM回路38に与えられ、このFM回路38は、この
圧力信号によって周波数変調されたFM信号を出力す
る。FM回路38からのFM信号は、たとえばアンプ等
含む送信回路40からループアンテナ22を通して、外
部に送信される。なお、この実施例では、FM信号の周
波数帯をたとえば10.7MHzに設定し、周波数変移
(Δf)を±100kHzに設定している。この10.
7MHz帯を利用することによって、一般的なFMラジ
オ受信機に用いる中間周波数アンプや復調回路が利用で
き、したがって、部品を入手し易くかつコストも低くで
きるというメリットがある。
【0034】図4に示す車椅子42は、ループアンテナ
44を含み、このループアンテナ44で受信したFM信
号が受信回路46に入力される。この受信用ループアン
テナ44は、たとえば車椅子に乗った人の衣服のたとえ
ば襟などの、送信用ループアンテナ22すなわち口蓋プ
レート12の近傍に配置する。発明者等の実験によれ
ば、ワイヤレス式口蓋プレート10における使用電力を
可及的小さくすると、送信用ループアンテナ22からの
送信電力がかなり小さく、したがって、受信用ループア
ンテナ44を口蓋プレート12の近傍に配置する必要が
あることがわかった。なお、受信回路46は、たとえば
アンプおよび検波回路を含む。この実施例では、FM検
波方式として、10.7MHz帯直接クォドラチャ検波
方式を用いる。そして、受信回路46では、FM信号を
復調して、たとえば先の図3に示すような復調した圧力
相関電気信号をマイクロコンピュータ48に与える。
【0035】マイクロコンピュータ48は、簡単にいう
と、復調された圧力信号(圧力相関電気信号)によって
そのとき舌で操作または押圧された1つの圧力センサを
同定し、その同定した1つの圧力センサに対応する制御
要素に従って、右駆動輪駆動回路50および左駆動輪駆
動回路52に駆動信号(駆動電圧)を与える。
【0036】なお、マイクロコンピュータ48には、赤
色LED49rおよび緑色LED49gが接続されてい
て、赤色LED49rは警告処理の際に点灯され、緑色
LED49gはマイクロコンピュータ48がいずれか1
つの圧力センサが操作または押圧されたことを検知した
とき点灯される。
【0037】ここで、図5を参照して、マイクロコンピ
ュータ48が圧力信号を取り込む方法を説明する。
【0038】最初のステップS1で、マイクロコンピュ
ータ48は、受信回路46から入力される復調信号の同
期信号Syを検出したかどうか判断する。このステップ
S1で“NO”なら、ステップS3で、タイムアウト
(一定時間に同期信号が受信できないこと)かどうか判
断する。“NO”なら、そのままステップS1に戻って
同期信号の検出を待つが、“YES”なら、すなわち、
タイムアウトなら、ステップS5(図5)で、警告処理
を実行した後、ステップS1に戻る。警告処理では、一
例として、上述の赤色LED49r(図4)を点灯して
FM信号が受信できないことを示す。
【0039】ステップS1で“YES”を判断したと
き、すなわち、同期信号Syを検出したとき、続くステ
ップS7において、マイクロコンピュータ48は、図示
しないカウンタまたはレジスタを用いて、同期信号の周
期ST(図6(A))を測定する。同期信号の周期ST
は、この実施例では、たとえば5msに設定している。
したがって、次のステップS9では、マイクロコンピュ
ータ48は、周期STが5ms±10%以内の所定時間
であるかどうか判断する。このステップS9で“NO”
が判断されるということは、ステップS1での同期信号
検出が誤動作である可能性があり、したがって、この場
合には、先のステップS5を経て、ステップS1に戻
る。
【0040】ステップS9で“YES”が判断される
と、受信回路46(図4)から正しく復調信号が入力さ
れていることを示し、この場合には、次のステップS1
1で、図6(B)に示すように、周期STを5等分して
5つのサンプリングタイミングt0−t4を決定する。
続くステップS13で、各タイミングt0−t4で、受
信回路46から与えられる復調圧力信号をA/D変換す
る。つまり、これらステップS11およびS13で、マ
イクロコンピュータ48は、入力圧力信号をサンプリン
グして、図6(C)に示すディジタルデータD0,D
R,DB,DFおよびDLを取得する。これらディジタ
ルデータD0,DR,DB,DFおよびDLは、それぞ
れ、同期信号データ,圧力センサ14R(図1)からの
圧力信号データ,圧力センサ14B(図1)からの圧力
信号データ,圧力センサ14F(図1)からの圧力信号
データおよび圧力センサ14L(図1)からの圧力信号
データである。すなわち、圧力信号データDR,DB,
DFおよびDLは、各圧力センサ14R,14B,14
Fおよび14Lが感知した舌による圧力に相当するデー
タである。
【0041】なお、この実施例では、ノイズ等の影響を
除去するために、ステップS15で移動平均(10回)
を求めるようにしている。
【0042】マイクロコンピュータ48では、続いて、
図5で求めた各圧力センサ14R,14B,14Fおよ
び14Lから得られた圧力信号データDR,DB,DF
およびDLに基づいて、舌で操作または押圧した1つの
圧力センサを同定し、その1つの圧力センサに対応する
制御要素を制御するように、図4に示す右駆動輪駆動回
路50および左駆動輪駆動回路にそれぞれ駆動信号を与
える。
【0043】これらの動作を図7を参照して説明する。
この図7のルーチンは、いわゆるタイマインタラプトル
ーチンであり、この実施例では、4ms毎にマイクロコ
ンピュータ48によって実行される。そのため、図7の
最初のステップS21では、マイクロコンピュータ48
は、4msが経過したかどうか判断し、“YES”なら
次のステップS23に進むが、“NO”なら、4msの
経過を待つ。
【0044】ステップS21で“YES”のとき、ステ
ップS23で、マイクロコンピュータ48は、先の図5
に示すルーチンで取得した圧力信号データDR,DL,
DBおよびDFのうち最大のものをDmaxとし、次の
ステップS25において、それぞれの圧力値データPD
xを計算する。ただし、このステップS25の式におい
て、「x」は、R,L,B,Fのいずれかである。つま
り、このステップS25では、4つの圧力信号データに
それぞれ応じた4つの圧力値データPDR,PDL,P
DBおよびPDFを計算する。この圧力値データは、ス
テップS25から容易に理解されるように、0−255
までの値をとる。
【0045】図8に示す例では、圧力センサ14Bから
のセンサデータDBが最大であり、このセンサデータD
Bが最大センサデータDmaxとして設定される。最小
データは同期信号データD0であり、「Dmax−D
0」がフルスパンであり、圧力値データPDxはこのフ
ルスパンを最大値とする値で示される。
【0046】次のステップS27において、マイクロコ
ンピュータ48は、ステップS25で計算した圧力値デ
ータPDxのうち、最大のものをPDmaxとし、その
時のxを、選択したまたは操作した圧力センサとして同
定する。図8の例では、PDmaxとしては、PDBが
設定されるはずであり、この場合「x=B」であり、舌
で操作しまたは押圧した圧力センサは14Bであると同
定する。
【0047】そして、次のステップS29では、PDm
axが10%(255×0.1)以上かどうか判断す
る。そして、10%未満の時には、ステップS21に戻
る。つまり、最大圧力値データPDmaxがフルスパン
「255」の10%未満の数値しか示さないときには、
その最大圧力値は採用しないものとする。これは、圧力
センサの圧力応答特性のばらつきを考慮したためであ
る。つまり、このステップS29が無効化手段を構成す
る。
【0048】ステップS29で“YES”が判断された
ときには、、マイクロコンピュータ48は、次のステッ
プS31において、緑色LED49g(図4)を点灯
し、いずれかの圧力センサが有効に押圧されたことを知
らせる。
【0049】次のステップS33では、最大圧力値PD
maxが60%(255×0.6)以上であるかどうか
判断する。そして、“YES”の場合には、ステップS
35において、該当の圧力センサの圧力値を255×
0.6に強制的に設定する。これらのステップS33お
よびS35は、安全を考慮したものである。すなわち、
どれだけ強く圧力センサを押したとしても、最大値の6
0%の圧力値しかでないようにし、車椅子の速度が一定
以上大きくならないようにする。なぜなら、この実施例
では、後述のように、圧力値PDxに応じて車椅子の駆
動電圧を決定するようにしているためである。したがっ
て、これらステップS33およびS35が制限手段に該
当する。ただし、これらの制限が不要である場合には、
この制限手段すなわちステップS33およびS35を省
略してもよい。
【0050】次のステップS37において、マイクロコ
ンピュータ48は、最大圧力値PDmaxを示す圧力セ
ンサが14Bかまたは14Fであるかどうか判断する。
つまり、このステップS37では、前進または後退させ
ようとしているのかを判断する。
【0051】ステップS37で“YES”の場合には、
Y軸方向への駆動(前進または後退)を意図している。
“NO”の場合には、X軸方向への駆動(右折または左
折)をいとしている。
【0052】したがって、ステップS37で“YES”
が判断されたときには、マイクロコンピュータ48は、
次のステップS39でY軸PWM値をそのときの圧力値
PDxに応じて設定するとともに、ステップS41でX
軸PWM値として50%を設定する。たとえば、実施例
では、PWM値は12ビット(最大値は4096)のデ
ータとして出力するようにしていて、Y軸PWMレジス
タ(図示せず)には、圧力値PDxに応じた数値を設定
するとともに、X軸PWMレジスタ(図示せず)には、
50%すなわち「2048」を設定する。
【0053】詳しく説明すると、図9に示すように、Y
軸PWM値において50%すなわち2.5Vが中点(停
止)を示し、PWM値がそれより大きいとき、「前進」
が設定され、それより小さいとき「後退」が設定され
る。X軸PWM値についても同様で、50%すなわち
2.5Vのとき中点(直進)であり、PWM値がそれよ
り大きいとき、「右折」が設定され、それより小さいと
き「左折」が設定される。
【0054】したがって、Y軸駆動がステップS37で
判断されると、ステップS39ではY軸PWMレジスタ
には、「0−4096」までの数値のうち「2048」
を除く、かつ圧力値に応じた数値が設定される。また、
Y軸駆動であるために、X軸PWMレジスタには、ステ
ップS41で「直進」を意味する50%の数値「204
8」が設定される。
【0055】ステップS37で“NO”が判断される
と、右折または左折であるため、ステップS43におい
て、X軸PWMレジスタには、「0−4096」までの
数値のうち「2048」を除く、かつ圧力値に応じた数
値が設定される。また、Y軸駆動であるために、X軸P
WMレジスタには、ステップS45で「停止」を意味す
る50%の数値「2048」が設定される。この数値
「2048」が各軸の「中点」である。
【0056】そして、最後のステップS47において、
各PWMレジスタに設定した数値をPWM出力として出
力する。
【0057】上述のY軸およびX軸の考え方は利用する
車椅子におけるインタフェースの問題である。この実施
例で利用する車椅子は、株式会社ワコー技研製の電動車
椅子(商品名:エミュー)である。この一例の電動車椅
子では、1本のジョイスティックを操作するたげで上述
の制御要素を制御できるようにしている。この実施例で
は、このような電動車椅子側の固有のインタフェースに
対応するために、Y軸およびX軸を用いる。
【0058】図10が電動車椅子のインタフェースを示
すものであり、このインタフェースでは、Y軸およびX
軸はともに、+5Vから−5Vの駆動電圧範囲で制御さ
れる。そして、各軸の中点が0Vとして設定される。ま
た、Y軸についてみると、駆動電圧が中点よりプラス
(正)側にあるとき、前進(F)方向に駆動し、中点よ
りマイナス(負)側にあるとき、後退(B)方向に駆動
する。同様に、X軸についてみると、駆動電圧が中点よ
りプラス(正)側にあるとき、右折または右旋回(R)
方向に駆動し、中点よりマイナス(負)側にあるとき、
左折または左旋回(L)方向に駆動する。そして、各軸
とも、駆動電圧が中点のとき、停止させる。
【0059】図7のステップS39,S41,S43,
S45では、このような車椅子固有のインタフェースに
合致するPWM値を設定するようにしている。つまり、
圧力センサ14Fが操作された場合、それが感知した圧
力値に応じて2049−4096の範囲のY軸PWM値
を設定し、圧力センサ14Bが操作された場合には、そ
の圧力値に応じて2047−1の範囲でY軸PWM値を
設定する。圧力センサ14Rが操作された場合、その圧
力値に応じて2049−4096の範囲のX軸PWM値
を設定し、圧力センサ14Lが操作された場合には、そ
の圧力値に応じて2047−1の範囲でX軸PWM値を
設定する。
【0060】このようなY軸PWM値およびX軸PWM
値がそれぞれY軸およびX軸駆動信号または駆動電圧の
大きさを決定するものであるが、図4に示すように、電
動車椅子42は、2つの駆動輪すなわち右駆動輪および
左駆動輪を持つだけであるため、Y軸駆動電圧またはX
軸駆動電圧をそれぞれ右駆動輪駆動回路50および左駆
動輪駆動回路52に按分しなければならない。
【0061】たとえば、圧力センサ14Bが操作された
場合、X軸PWM値としては中点である「2048」を
設定し、左右方向への旋回を止め、右駆動輪駆動回路5
0および左駆動輪駆動回路52にそのとき出力されてい
るY軸PWM値に応じた0Vから−5Vまでの駆動電圧
を与える。同様に、圧力センサ14Fが操作された場
合、X軸PWM値としては中点である「2048」を設
定し、直進を設定するとともに、右駆動輪駆動回路50
および左駆動輪駆動回路52にそのとき出力されている
Y軸PWM値に応じた0Vから+5Vまでの駆動電圧を
与える。
【0062】たとえば、圧力センサ14Rが操作された
場合、Y軸PWM値としては中点である「2048」を
設定してY軸方向への進行を止め、右駆動輪駆動回路5
0に0Vの駆動電圧を与え、左駆動輪駆動回路52にそ
のとき出力されているX軸PWM値に応じた0Vから+
5Vまでの駆動電圧を与える。同様に、圧力センサ14
Lが操作された場合、Y軸PWM値としては中点である
「2048」を設定し、右駆動輪駆動回路50にそのと
き出力されているX軸PWM値に応じた0Vから−5V
までの駆動電圧を与えるとともに、左駆動輪駆動回路5
2に0Vの駆動電圧を与える。
【0063】このようにして、この実施例の車椅子制御
システムでは、口蓋プレートに埋め込んだ4つの圧力セ
ンサからの圧力相関電気信号に基づいて1つの圧力セン
サを同定し、その1つの圧力センサに対応する制御要素
をそのときの感知圧力に応じた駆動信号で制御するもの
であり、発明者等の実験によれば、或る程度の熟練を要
するものの、車椅子が誤動作なく操作または制御でき
た。
【0064】なお、上述の実施例では、複数の圧力セン
サを用いたが、これらの圧力センサは舌で操作されたと
きオンとなりそれ以外のときオフとなるスイッチで構成
されてもよい。
【0065】さらに、上述の実施例では、口蓋プレート
の奥側に前進用センサまたはスイッチを設け、先端側に
後退用センサまたはスイッチを設けるようにしたが、こ
れらセンサまたはスイッチの配置は、右折用および左折
用も含めて、車椅子側でプログラマブルに設定できるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に用いられるワイヤレス式
口蓋プレートを示す図解図である。
【図2】図1実施例に示す口蓋プレートを示すブロック
図である。
【図3】図2の圧力信号検出回路から出力される圧力信
号の一例を示す図解図である。
【図4】この発明の一実施例の車椅子を示す図である。
【図5】図4のマイクロコンピュータが圧力信号データ
を取得する動作を示すフロー図である。
【図6】(A)は同期信号の周期を示す図解図であり、
(B)は同期信号周期を5等分した各タイミングを示す
図解図であり、(C)は各タイミングでサンプリングし
た圧力値データを示す図解図である。
【図7】図4のマイクロコンピュータが圧力センサを同
定しかつその圧力センサで得られた圧力値データに応じ
てPWM信号を出力する動作を示すフロー図である。
【図8】図7の動作説明における圧力値データを示す図
解図である。
【図9】PWM値と各制御要素との関係を示す図解図で
ある。
【図10】車椅子のインタフェースを示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 …ワイヤレス式口蓋プレート 12 …口蓋プレート 14B,14F,14R,14L …圧力センサ 22,44 …ループアンテナ 30 …電池 36 …圧力信号検出回路 38 …FM回路 40 …送信回路 42 …車椅子 46 …受信回路 48 …マイクロコンピュータ 50 …右駆動輪駆動回路 52 …左駆動輪駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆谷 正義 大阪市天王寺区東高津町3−20 株式会社 テイクファイブ内 (72)発明者 本多 清志 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール人間情報通信 研究所内 (72)発明者 和久本 雅彦 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール人間情報通信 研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口蓋プレート、 前記口蓋プレートに設けられてそれぞれが感知した圧力
    に応じた圧力相関電気信号を出力する複数の圧力セン
    サ、 前記口蓋プレートに設けられて前記圧力相関電気信号を
    送信する送信手段、 前記送信手段から圧力相関電気信号を受信する受信手
    段、 前記受信手段によって受信した前記圧力相関電気信号に
    応じてそのとき操作された1つの圧力センサを同定する
    同定手段、および車椅子に設けられて前記同定手段によ
    って同定された圧力センサに対応する制御要素を制御す
    る制御手段を備える、口蓋プレートを用いた車椅子の制
    御システム。
  2. 【請求項2】前記同定手段は、前記複数の圧力センサの
    うち最大圧力を感知した圧力センサを前記1つの圧力セ
    ンサとして同定する、請求項1記載の口蓋プレートを用
    いた車椅子の制御システム。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記同定された圧力セン
    サが感知した圧力の大きさに応じた大きさの駆動信号で
    前記制御要素を制御する、請求項1または2記載の口蓋
    プレートを用いた車椅子の制御システム。
  4. 【請求項4】前記制御手段は前記駆動信号の大きさの上
    限を制限する制限手段を含む、請求項3記載の口蓋プレ
    ートを用いた車椅子の制御システム。
  5. 【請求項5】前記制御要素は、前進,後退,右折および
    左折を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の口蓋
    プレートを用いた車椅子の制御システム。
  6. 【請求項6】前記複数の圧力センサは、前記前進,後
    退,右折および左折に対応する4つの圧力センサを含
    む、請求項5記載の口蓋プレートを用いた車椅子の制御
    システム。
  7. 【請求項7】前記前進に対応する圧力センサを前記口蓋
    プレートの奥側に配置し、前記後退に対応する圧力セン
    サを前記口蓋プレートの先端側に配置した、請求項6記
    載の口蓋プレートを用いた車椅子の制御システム。
  8. 【請求項8】前記複数の圧力センサのそれぞれが感知し
    た最大圧力値が所定値以下のとき、前記受信手段によっ
    て受信した圧力相関電気信号を無効化する無効化手段を
    さらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載の口
    蓋プレートを用いた車椅子の制御システム。
  9. 【請求項9】前記複数の圧力センサからそれぞれの圧力
    相関電気信号を時分割で検出する検出手段をさらに備
    え、 前記送信手段はそれぞれの圧力相関電気信号を連続する
    アナログ信号として無線送信し、 前記受信手段は前記アナログ信号を受信し、 前記受信手段によって受信したアナログ信号をサンプリ
    ングすることによって各圧力センサの感知した圧力に相
    関するデータに変換するサンプリング手段をさらに備
    え、 前記同定手段は前記圧力相関データを用いて前記1つの
    圧力センサを同定する、請求項1ないし8のいずれかに
    記載の口蓋プレートを用いた車椅子の制御システム。
  10. 【請求項10】口蓋プレート、 前記口蓋プレートに設けられてそれぞれが感知した圧力
    に応じた圧力相関電気信号を出力する複数の圧力セン
    サ、 前記口蓋プレートに設けられて前記圧力相関電気信号を
    送信する送信手段、 前記送信手段から圧力相関電気信号を受信する受信手
    段、および車椅子に設けられるマイクロコンピュータを
    備え、 前記マイクロコンピュータは、前記受信手段によって受
    信した前記圧力相関電気信号に応じてそのとき操作され
    た1つの圧力センサを同定し、その同定された圧力セン
    サに対応する制御要素を制御する、口蓋プレートを用い
    た車椅子の制御システム。
  11. 【請求項11】前記送信手段は前記口蓋プレートの外周
    に沿って周回されたループアンテナを含み、 前記受信手段は前記ループアンテナの近傍に配置された
    受信アンテナを含む、請求項1ないし10のいずれかに
    記載の口蓋プレートを用いた車椅子の制御システム。
  12. 【請求項12】口蓋プレート、 前記口蓋プレートに設けられ舌によって操作される複数
    のスイッチ、 前記口蓋プレートに設けられて前記複数のスイッチの操
    作状況を送信アンテナを介して前記口蓋プレートの外に
    無線信号として送信する送信機、 前記口蓋プレートの近傍に配置されて前記送信機からの
    無線信号を受信する受信アンテナを含む受信機、 前記受信機を搭載した電動車椅子、および前記電動車椅
    子の動きを前記受信機で受信した信号に基づいて制御す
    る制御手段を備え、 前記複数のスイッチは少なくとも電動車椅子の前進,後
    退,右折および左折に対応して設けている、口蓋プレー
    トを用いた車椅子の制御システム。
  13. 【請求項13】口蓋プレート、 前記口蓋プレートの外縁側に設けられ舌によって操作さ
    れる複数のスイッチ、 前記口蓋プレートに設けられて前記複数のスイッチの操
    作状況を前記口蓋プレートの外周に沿って周回されたル
    ープアンテナからなる送信アンテナを介して前記口蓋プ
    レートの外に無線信号として送信する送信機、 前記口蓋プレートの近傍に配置されて前記送信機からの
    無線信号を受信する受信アンテナを含む受信機、 前記受信機を搭載した電動車椅子、および前記電動車椅
    子の動きを前記受信機で受信した信号に基づいて制御す
    る制御手段を備え、 前記複数のスイッチは少なくとも電動車椅子の前進,後
    退,右折および左折に対応して設けている、口蓋プレー
    トを用いた車椅子の制御システム。
  14. 【請求項14】前記前進に対応するスイッチを前記口蓋
    プレートの奥側に配置し、前記後退に対応するスイッチ
    を前記口蓋プレートの先端側に配置した、請求項12ま
    たは13記載の口蓋プレートを用いた車椅子の制御シス
    テム。
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