JP2002224151A - おむつ交換頃合センサ及びおむつ交換頃合検知装置 - Google Patents

おむつ交換頃合センサ及びおむつ交換頃合検知装置

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JP2002224151A
JP2002224151A JP2001021898A JP2001021898A JP2002224151A JP 2002224151 A JP2002224151 A JP 2002224151A JP 2001021898 A JP2001021898 A JP 2001021898A JP 2001021898 A JP2001021898 A JP 2001021898A JP 2002224151 A JP2002224151 A JP 2002224151A
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sensor
urination
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JP2001021898A
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Kenji Yoshida
謙治 吉田
Hidenori Yamazaki
秀範 山崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付位置を調整する手間を無くしたおむつ交換
頃合センサ及びおむつ交換頃合検知装置を提供する。 【解決手段】おむつ交換頃合センサは、おむつ体1と、
おむつ体1の人体側の面に重ねて装着される専用シート
2と、専用シート2の人体側の面に貼り付けられた4個
の共振体3a〜3dとで構成され、各共振体3a〜3d
は矩形の絶縁シート11にコイルパターン12と、コイ
ルパターン12に電気的に接続されたコンデンサパター
ン13とを形成して構成される。排尿位置付近に配置さ
れた共振体3aは、長手方向を専用シート2の長手方向
と略平行にして、専用シート2の短幅方向における略中
央の位置に配置される。また他の共振体3b〜3dは、
長手方向寸法が専用シート2の短幅方向寸法と略同じ寸
法に形成され、長手方向が専用シート2の長手方向と略
直交するようにして配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人、老人などが
装着するおむつの交換時期を検知するおむつ交換頃合セ
ンサ及びおむつ交換頃合検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの病人や老人の尿失禁や排尿の
対策として所謂紙おむつが使用されているが、おむつの
交換が遅れたりすると、衛生状態の悪化などを招くこと
になる。
【0003】従来は介護者或いは保護者がおむつをあけ
て汚れ具合をチェックしていたが、介護者や保護者にと
って上記チェックを怠りなく行うのは煩わしく、被介護
者にとっては安眠を妨害されるという問題があった。
【0004】また、病院などでは一定時間ごとにおむつ
の交換が行われている。これでは、個人による排泄の差
が考慮されていないため、個人別の十分な介護は得られ
ていないという問題があった。しかも、排泄(排尿)の
間隔の長い患者にとってはおむつを外すが汚れていない
ため、また付け直すといったロスが生じることもあっ
た。
【0005】そこで、パッド型若しくはパンツ型のおむ
つに用いられる尿吸収用おむつ体に水分検知センサを設
けて排尿を検知する方法が提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図22(a)(b)は
尿吸収用おむつ体1の外観図を示しており、この尿吸収
用おむつ体1は略矩形状であって、長手方向における一
側を腹側、他側を腰側として股間を通して被介護者に装
着される。したがって、被介護者が仰向け又は俯せに寝
ている場合は、図22(a)に示すように排尿によって
濡れる部分A1が尿吸収用おむつ体1の中心部に広が
り、被介護者が横向きに寝ている場合は、図22(b)
に示すように排尿によって濡れる部分A2が尿吸収用お
むつ体1の短幅方向における片側に偏ることになる。し
たがって、水分量センサを取り付ける際は被介護者の姿
勢を考慮して取付位置を決める必要があった。また、排
尿量に応じて排尿で濡れる部分の広がり具合が変化する
ので、排尿位置(被介護者の排尿器官の位置)から水分
量センサまでの距離を変化させることによって、水分量
センサが排尿を検出する際の排尿量を変化させることが
できるのであるが、排尿量を予測して水分量センサの取
付位置を決める必要があり、取付作業の手間がかかると
いう問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、取付位置を調整する
手間を無くしたおむつ交換頃合センサ及びおむつ交換頃
合検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、パッド型若しくはパンツ型の
おむつに用いられ、被介護者の股間を通し腹部側から腰
部側にかけて被介護者に装着される尿吸収用おむつ体
に、水分の有無を検出する水分検知手段を配設したおむ
つ交換頃合センサにおいて、上記水分検知手段は複数の
センサ部からなり、複数のセンサ部の内、排尿位置付近
に配置されるセンサ部は細長の検知領域を有し、検知領
域の長手方向が被介護者の腹部から股間を通って腰部に
至る装着方向に沿うようにして、前記装着方向と略直交
する方向における尿吸収用おむつ体の略中央の位置に配
置され、残りのセンサ部は、前記装着方向と略直交する
方向において尿吸収用おむつ体の略全体を覆う検知領域
を有し、前記装着方向に並べて配置されることを特徴と
し、排尿位置付近に配置されるセンサ部以外のセンサ部
は、装着方向と略直交する方向において尿吸収用おむつ
体の端から端まで検知領域が設けられているから、被介
護者の姿勢によって排尿で濡れる部位が片方の端に偏っ
たとしても、排尿の有無を確実に検出することができ、
且つ、排尿位置付近に配置されるセンサ部は検知領域の
長手方向が装着方向に沿うようにして、装着方向と略直
交する方向における略中央の位置に配置されているか
ら、装着方向と略直交する方向におけるセンサ部の寸法
が小さくなり、股部のように狭い場所にも取り付けるこ
とができるので、被介護者の排尿器官に近い場所にセン
サ部を設けることによって微量の排尿を検出することが
できる。したがって、被介護者の姿勢に応じて水分量検
出手段の取付位置を調整したり、微量の排尿を検出する
ために水分量検出手段の取付位置を調整する必要がな
く、取付作業の手間を少なくできる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記各センサ部は水分の有無を検出する検出エリ
アを複数有し、センサ部の配置部位に応じて検出エリア
の配置密度を変化させたことを特徴とし、請求項1の発
明の作用に加えて、配置部位に応じて検出エリアの配置
密度を変化させることにより、排尿の検出精度を配置部
位に応じて変化させることができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記各センサ部はコイル部及び当該コイル部に電
気的に接続されたコンデンサ部を有し、排尿によって濡
れる尿吸収用おむつ体の部位にコンデンサ部を配置する
とともに、尿吸収用おむつ体の上記装着方向における端
部にコイル部を配置することを特徴とし、請求項1の発
明の作用に加えて、排尿によって濡れる尿吸収用おむつ
体の部位にコンデンサ部を配置し、尿吸収用おむつ体の
装着方向における端部にコイル部を配置しているので、
被介護者が尿吸収用おむつ体を装着した状態で腹部又は
腰部に対応する部位にコイル部が配置されることにな
り、センサ部の位置が決まっているので、センサ部の出
力を検知する検知装置をセンサ部に近接させる際に、検
知装置を持っていく範囲を狭くでき、センサ部の出力を
より早く、確実に検出することができる。
【0011】請求項4の発明では、請求項1記載のおむ
つ交換頃合センサを備え、おむつ交換頃合センサの出力
から尿吸収用おむつ体の交換頃合を検知するおむつ交換
頃合検知装置において、被介護者の姿勢情報を入力する
ための姿勢入力部を設けたことを特徴とし、おむつ交換
頃合センサの水分検知手段は複数のセンサ部からなり、
複数のセンサ部の内、排尿位置付近に配置されるセンサ
部以外のセンサ部は、装着方向と略直交する方向におい
て尿吸収用おむつ体の端から端まで検知領域が設けられ
ているから、被介護者の姿勢によって排尿で濡れる部位
が片方の端に偏ったとしても、排尿の有無を確実に検出
することができ、且つ、排尿位置付近に配置されるセン
サ部は検知領域の長手方向が装着方向に沿うようにし
て、装着方向と略直交する方向における略中央の位置に
配置されているから、装着方向と略直交する方向におけ
るセンサ部の寸法が小さくなり、股部のように狭い場所
にも取り付けることができるので、被介護者の排尿器官
に近い場所にセンサ部を設けることによって微量の排尿
を検出することができ、したがって被介護者の姿勢に応
じて水分量検出手段の取付位置を調整したり、微量の排
尿を検出するために水分量検出手段の取付位置を調整す
る必要がなく、取付作業の手間を少なくしたおむつ交換
頃合検知装置を実現できる。さらに被介護者の姿勢によ
っておむつ交換頃合センサの出力が変化する場合でも、
姿勢入力部を用いて入力された被介護者の姿勢情報を利
用して、センサ部の出力を補正することができ、被介護
者の姿勢に関係なく交換頃合を検出可能なおむつ交換頃
合検知装置を実現できる。
【0012】請求項5の発明では、請求項1記載のおむ
つ交換頃合センサを備え、おむつ交換頃合センサの出力
から尿吸収用おむつ体の交換頃合を検知するおむつ交換
頃合検知装置において、おむつ交換頃合センサの出力か
ら被介護者の姿勢を検出する姿勢検出部を設けたことを
特徴とし、おむつ交換頃合センサの水分検知手段は複数
のセンサ部からなり、複数のセンサ部の内、排尿位置付
近に配置されるセンサ部以外のセンサ部は、装着方向と
略直交する方向において尿吸収用おむつ体の端から端ま
で検知領域が設けられているから、被介護者の姿勢によ
って排尿で濡れる部位が片方の端に偏ったとしても、排
尿の有無を確実に検出することができ、且つ、排尿位置
付近に配置されるセンサ部は検知領域の長手方向が装着
方向に沿うようにして、装着方向と略直交する方向にお
ける略中央の位置に配置されているから、装着方向と略
直交する方向におけるセンサ部の寸法が小さくなり、股
部のように狭い場所にも取り付けることができるので、
被介護者の排尿器官に近い場所にセンサ部を設けること
によって微量の排尿を検出することができ、したがって
被介護者の姿勢に応じて水分量検出手段の取付位置を調
整したり、微量の排尿を検出するために水分量検出手段
の取付位置を調整する必要がなく、取付作業の手間を少
なくしたおむつ交換頃合検知装置を実現できる。さらに
被介護者の姿勢によっておむつ交換頃合センサの出力が
変化する場合でも、姿勢検出部により検出された被介護
者の姿勢に応じて、おむつ交換頃合センサの出力を補正
することができ、被介護者の姿勢に関係なく交換頃合を
検出可能なおむつ交換頃合検知装置を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
乃至図7を参照して説明する。
【0015】本実施形態のおむつ交換頃合センサは、パ
ッド型おむつに用いるもので、図2(a)(b)に示す
所謂紙おむつからなるパッド型の尿吸収用おむつ体(以
下おむつ体と言う。)1に対応して、おむつ体1よりも
一回り小さい寸法に形成された不織布からなり、おむつ
体1の人体側の面に重ねて被介護者に装着される専用シ
ート2と、専用シート2の人体側の面に貼り付けられた
水分検知手段を構成する複数個(本実施形態では例えば
4個)の共振体3a〜3dとで構成される。
【0016】共振体3a〜3dは薄いシート状にそれぞ
れ形成され、特定の誘電率を有する紙又は樹脂等からな
る矩形のフィルム状の絶縁シート11にコイルパターン
12と、コイルパターン12に電気的に接続されたコン
デンサパターン13とを形成して構成される。ここに、
共振体3a〜3dによりセンサ部が構成され、各共振体
3a〜3dの検知領域はコンデンサパターン12が配置
された細長の領域となる。尚、本実施形態ではセンサ部
としてコイルパターン12とコンデンサパターン13と
で構成される共振体3を用いているがセンサ部を上記の
ものに限定する趣旨のものではなく、水分の有無を検出
するものであればどのようなものを用いても良い。
【0017】つまり共振体3a〜3dのコイルパターン
12がAl,Cu,Au又はAg等の薄膜状の金属によ
り、渦巻き状に形成されてインダクタンス成分(誘導成
分)を形成すると共に、コンデンサパターン13を構成
する2つのパターン部13a,13bが同様に薄膜状の
金属により櫛歯状に形成され、両パターン部13a,1
3bが絶縁シート11の短幅方向に並行し、一定の間隔
をおいて対向配置されることにより、容量成分を形成す
る。ここで、一方のパターン部13aはコイルパターン
12の一端に電気的に接続され、他方のパターン部13
bは絶縁シート11の裏面に形成されたパターン(図示
せず)を介してコイルパターン12bの他端に電気的に
接続されており、コイルパターン12による誘導成分及
びコンデンサパターン13による容量成分によって共振
周波数特性を有した共振回路が形成される。
【0018】また、4個の共振体3a〜3dの内、共振
体3aは、おむつ体1における排尿位置付近の部位であ
っておむつ体1の短幅方向における略中央の部位に、検
知領域の長手方向がおむつ体1の長手方向と略平行にな
るようにして配置されており、他の3個の共振体3b〜
3dは、検知領域の長手方向がおむつ体1の長手方向と
略直交するようにして、おむつ体1における一方の端と
共振体3aの取付位置との間の部位に一定の間隔をおい
て配置されている。なお、共振体3b〜3dの検知領域
は、その長手方向寸法が専用シート2の短幅方向寸法と
略同じ寸法に形成されているので、共振体3b〜3dの
検知領域は専用シート2の短幅方向において一方の端か
ら他方の端にかけて配置されることになる。
【0019】ここで、コンデンサパターン13の容量成
分はパターン部13a,13b間の水分量に応じて変化
するため、排尿の進行具合に対応してコンデンサパター
ン13の容量成分が変化し、この変化に応じてコイルパ
ターン12の誘導成分とコンデンサパターン13の容量
成分とで決まる共振周波数が変化する。図5は排尿量の
変化(容量変化)と共振周波数fとの変化を示してお
り、排尿量が0%から100%まで変化すると、共振周
波数fはf0%からf100%まで変化する。尚、各共振体3
a〜3dにより排尿を検出する検知領域において排尿量
が0%から100%までそれぞれ変化した場合に、各共
振体3a〜3dの共振周波数が変化する周波数範囲は互
いに異なる周波数範囲となるよう、コイルパターン12
の誘導成分及びコンデンサパターン13の容量成分が設
定されている。そして、図4に示すおむつ交換頃合検知
装置(以下検知装置と言う)20を用いることで、各共
振体3a〜3dの共振周波数の変化から水分量(すなわ
ち排尿量)が検知されるようになっている。
【0020】検知装置20は、全体を制御するCPU2
1と、CPU21に接続されたタイミシグ信号出力部2
2と、タイミング信号出力部22に接続されて送信アン
テナ23aを設けた送信部23と、タイミング信号出力
部22に接続されて受信アンテナ24aを設けた受信部
24と、送信部23及び受信部24に接続した演算部2
5と、CPU21に接続した出力部26とを設けて構成
される。そして、送信アンテナ23a及び受信アンテナ
24aを同一平面上に形成してアンテナ体を構成する。
【0021】タイミング信号出力部22は一定のタイミ
ングで信号を出力し、送信部23がそのタイミング信号
に基づいて共振周波数に対応する周波数の送信電波23
bを送信アンテナ23aに発生させて、該送信電波23
bを場へ送信する。また、送信電波23bの送信を停止
している間に、受信部24がタイミング信号出力部22
からの信号に同期して動作し、共振体3a〜3dの共振
回路によって発生した反射電波24bを含む受信電波を
受信アンテナ24aでもって受信して増幅する。演算部
25が送信電波23b停止後、共振体3a〜3dから出
力された反射電波24bを含む残留電波Sの受信強度を
測定し受信電波特性を求めて、受信電波特性の測定結果
をCPU21に与える。
【0022】ここで乾燥状態(すなわちおむつ体1が尿
で濡れていない状態)において、送信部23から各共振
体3a〜3dの共振周波数に対応する周波数の送信電波
23bが場に送信されると、各共振体3a〜3dで共振
現象が発生し、反射電波24bを発生する。一方、乾燥
状態ではなく湿潤状態(すなわちおむつ体1が尿で濡れ
ている状態)においては、上述のように排尿の進行具合
に対応してコンデンサパターン13の容量成分が変化
し、共振体3a〜3dの共振回路の共振周波数が変化す
るので、送信部23から現在の水分量に対応する共振周
波数の送信電波23bが場に送信されると、各共振体3
a〜3dで共振現象が発生し、反射電波24bを発生す
る。図5では70%の排尿量(水分量)の共振周波数f
70%に対応する単一の周波数の電波を送信し、当該周波
数に対応する反射電波24bを含む残留電波Sが受信さ
れると、おむつ交換頃合いと判断する場合を示してい
る。
【0023】検知装置20では送信部23が、各共振体
3a〜3d毎に0%から100%の排尿量までの共振周
波数に対応するように送信電波23bの周波数をスイー
プさせながら送信し、CPU21が送信する電波の周波
数に対応する反射電波24bを含む残留電波Sの有無を
監視することによって、各共振体3a〜3dの検知領域
における排尿量の変化を検出して全体の排尿量を検知
し、通報装置30のCRT等の表示部31及び通報音を
発生する通報音発生部32を制御して表示と通報とを行
い、おむつの交換時期を介護者に報知する。この通報装
置30は例えば介護スタッフ室等に設置され、介護者に
対しておむつの交換時期を確実に報知できるようになっ
ている。尚、検知装置20の動作については後で詳しく
説明する。
【0024】ところで、本実施形態ではおむつ体1にお
ける排尿位置付近の部位に配置された共振体3aは長手
方向がおむつ体1の長手方向と略平行になるように配置
され、それ以外の共振体3b〜3dは長手方向がおむつ
体1の長手方向と略直交するように配置されており、共
振体3b〜3dはおむつ体1よりも一回り小さい寸法に
形成された専用シート2の短幅方向における一端側から
他端側まが配置されている。したがって、被介護者が横
向きに寝ている状態で排尿し、排尿によって濡れた部位
がおむつ体1の短幅方向における片側に偏った場合で
も、共振体3b〜3dの検知領域の一部が尿によって濡
れるため、これら共振体3b〜3dのコンデンサパター
ン13の容量成分が変化して、その共振周波数が変化
し、共振体3b〜3dの共振周波数の変化から各共振体
3b〜3dの検知領域における水分量を検出することが
できる。
【0025】而して、CPU21では、送信電波23b
の周波数をスイープさせるとともに受信電波24bを監
視し、受信電波24bの周波数から各共振体3a〜3d
の検知領域における水分量を検出し、全体の水分量を検
知しているのであるが、排尿位置の近傍に配置された共
振体3aの共振周波数が80%以上の水分量に対応する
周波数になると、少量の排尿があったものと判断して、
通報装置30により通常量の排尿が発生したと報知させ
る。また、排尿位置の近傍に配置された共振体3aの共
振周波数が80%以上の水分量に対応する周波数にな
り、且つ、共振体3aに最も近い共振体3bの共振周波
数が50%以上の水分量に対応する周波数になると、C
PU21は通常量の排尿があったと判断して、通報装置
30により通常量の排尿が発生したと報知させる。さら
に、共振体3b〜3dの共振周波数がそれぞれ25%以
上の水分量に対応する周波数になると、CPU21は被
介護者が横向きに寝ている状態で排尿したものと判断
し、通報装置30により通常量の排尿が発生したと報知
させる。
【0026】また、排尿位置の近傍に配置された共振体
3aは長手方向がおむつ体1の長手方向と略平行になる
ようにしておむつ体1に取り付けられており、長手方向
をおむつ体1の長手方向と略平行になるように配置する
ことによって、股部のような狭い場所にも共振体3aの
取り付けを可能とし、微量の排尿でも検出することがで
きる。
【0027】而して、共振体3a〜3dが取り付けられ
た専用シート2をおむつ体1に重ねて配置するだけで、
微量の排尿や、被介護者が横向きに寝ている状態で排尿
した場合にも対応することができ、被介護者の姿勢など
を考慮して共振体3a〜3dの取付位置を調整する必要
がないから、取付の手間を少なくして介護者の負担を軽
減することができる。
【0028】尚本実施形態では、おむつカバー内に収納
されておむつを構成するパッド型のおむつ体1を用いて
いるが、パンツ型のおむつを構成するおむつ体1に用い
ても勿論良い。また専用シート2を用いているが、共振
体3a〜3dを直接おむつ体1に貼り付けるようにして
も良い。
【0029】次に、検知装置20の動作を図6及び図7
に基づいて説明する。共振体3a〜3dは所定の共振周
波数で共振するように構成され、上述のように被介護者
に装着されるおむつカバー1aに用いるおむつ体1に、
専用シート2を介して装着されているものとする。
【0030】同一平面上に形成された送信アンテナ23
a及び受信アンテナ24aからなるアンテナ体が、例え
ば図7に示すように寝たきりでおむつカバー1aを装着
した被介護者が横臥するベッド5に設置されて、場がベ
ッド5に形成されるとともに、一定周波数の電波ノイズ
が場に存在する。さて検知装置20では、共振体3a〜
3dの共振周波数に対応した周波数の送信電波23bを
発生する。そして送信アンテナ23aが電波ノイズの一
定周波数を除いた共振周波数の送信電波23bを、ベッ
ド5で形成される場に送信する。
【0031】ここで、送信される送信電波23bが共振
体3a〜3dの製造上のばらつき及び形状変化に起因す
る共振周波数の変動に対応するよう、設計上想定される
共振体3a〜3dの共振周波数の前後に連続可変(アナ
ログ的)ではなく飛び飛びの値で周波数を可変する。例
えば、周波数が5MHz帯の場合には、…4.97MH
z,4.98MHz,4.99MHz,5.00MHz,
5.01MHz,502MHz…というように0.01
MHzおきで可変する。
【0032】そして、図6(a)に示すようにタイミン
グ信号出力部22からタイミング信号が出力されると、
このタイミング信号に同期して図6(b)に示すように
送信部23が動作し、送信期間中に各スポットで規定さ
れる周波数の送信電波23bを送信アンテナ23aから
順次場に発射する(図6(d)参照)。
【0033】共振体3a〜3dは送信電波23bが送信
されている場に存在する場合、送信電波23bの送信停
止後に、送信電波23bの継続時間P1と比較してP2
だけ継続時間の長い反射電波24bを発生して、図6
(e)に示す残留電波Sが形成される。
【0034】その後、図6(c)に示すように、検知装
置20の受信部24がタイミング信号に同期して受信動
作を行い、反射電波を含む受信電波を受信し、送信部2
3からの送信電波23bを停止したのち、演算部25が
受信電波に基いて共振体3a〜3dの残留電波S(継続
時間P2)の受信強度を測定して、その測定結果をCP
U21に与える。
【0035】次いで、CPU21は、送信部23から送
信される送信電波23bの周波数を各共振体3a〜3d
の共振周波数が変化する範囲内でスイープさせるととも
に、演算部25から与えられた残留電波Sの周波数でお
むつカバー1aにおける水分量を検知する。すなわち、
各スポットに対する残留電波Sの受信強度が所定値以上
であって、あらかじめ記憶されたスポットごとの特性と
受信強度とを比較し一定の許容値内である場合は、残留
電波Sを検出したと判断し、この残留電波Sの周波数に
対応する水分量(排尿量)の排尿が発生したと判断し
て、水分検知情報を出力部26を介して通報装置30に
出力する。
【0036】通報装置30は格納された個人情報に基づ
いて、表示部31に排尿量が所定量に達しておむつの交
換の頃合に達したことを表示すると共に、通報音発生部
32から通知音を発生させて介護者に通知する。
【0037】本実施形態では、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの頃合を
検知することができるおむつ交換頃合センサーを提供で
きるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要とする
ことがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者の安
眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保することが
できることになる。また使用後、共振体3をおむつ体1
及び専用シート2から容易に外すことができるため、廃
棄処分の際に容易に分別することができる。
【0038】(実施形態2)本発明の実施形態2を図8
を参照して説明する。実施形態1のおむつ交換頃合セン
サでは、少量検知用共振体3aのコンデンサパターン1
3を構成するパターン部13a,13bの配置密度を、
他の共振体3b〜3dのコンデンサパターン13を構成
するパターン部13a,13bの配置密度と略同じ密度
に形成しているが、本実施形態では、図8に示すように
共振体3aのコンデンサパターン13を構成するパター
ン部13a,13bの配置密度を、他の共振体3b〜3
dのコンデンサパターン13を構成するパターン部13
a,13bの配置密度よりも高密度に形成している(す
なわちパターン部13a,13bの間隔を狭くしてい
る)。尚、少量検知用の共振体3a以外の構成は実施形
態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号
を付して、その説明は省略する。
【0039】このように、本実施形態では配置場所に応
じてコンデンサパターン13を構成するパターン部13
a,13bの間隔(すなわち検出エリアの配置密度)を
変化させており、少量検知用の共振体3aのコンデンサ
パターン13を構成するパターン部13a,13bの配
置密度を、他の共振体3b〜3dのコンデンサパターン
13を構成するパターン部13a,13bの配置密度に
比べて高密度に形成しているので、共振体3aの検知領
域内で微量の排尿があった場合でも、パターン部13
a,13b間の容量成分が変化し、水分量の検出精度が
向上する。
【0040】(実施形態3)本発明の実施形態3を図9
乃至図11を参照して説明する。実施形態1又は2のお
むつ交換頃合センサでは、各共振体3a…を構成するコ
イルパターン12とコンデンサパターン13とを互いに
近接させて配置しているが、本実施形態では、図9に示
すようにおむつ体1に例えば4つの検知領域14a〜1
4dを設け、各検知領域14a…にコンデンサパターン
131…を一対づつ配置するとともに、一対のコンデン
サパターン131…にそれぞれ電気的に接続された一対
のコイルパターン121…をおむつ体1の長手方向にお
ける両端部、すなわちおむつ体1を被介護者が装着した
際に被介護者の腹部又は腰部にそれぞれ対応する部位に
それぞれ配置している。尚、共振体3a…の配置以外は
実施形態1又は2と同様であるので、同一の構成要素に
は同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0041】本実施形態ではおむつ体1の形状を、長手
方向略中央の幅寸法が両端部の幅寸法よりも幅狭となる
ように形成しており、おむつ体1よりも一回り小さい寸
法に形成された専用シート2に4個の共振体3a〜3d
を貼り付けている。
【0042】ここで、おむつ体1には少量の尿を検出す
るための検知領域14a,14bがおむつ体1の長手方
向における略中央部に設けられると共に、検知領域14
bとおむつ体1の端部との間の部位に通常量の排尿を検
出するための検知領域14cが設けられ、さらに検知領
域14cに対して検知領域14bと反対側に満杯量か否
かを検出するための検知領域14dが設けられている。
そして、検知領域14aに一対のコンデンサパターン1
1,135を、検知領域14bに一対のコンデンサパタ
ーン132,136を、検知領域14cに一対のコンデン
サパターン13 3,137を、検知領域14dに一対のコ
ンデンサパターン134,138をそれぞれ配置し、コン
デンサパターン131〜134と共に共振回路をそれぞれ
構成するコイルパターン121〜124を専用シート2に
おける腹部側の端に短幅方向に並べて配置するととも
に、コンデンサパターン135〜138と共に共振回路を
それぞれ構成するコイルパターン125〜128を専用シ
ート2における腰部側の端に短幅方向に並べて配置して
ある。
【0043】図10は専用シート2におけるコンデンサ
パターン133,137が配置された部位の要部拡大図で
あり、コンデンサパターン133は、略コ字状に形成さ
れ一定の間隔をおいて配置されるパターン部13a,1
3bから構成され、コンデンサパターン137は、同様
に略コ字状に形成され一定の間隔をおいて配置されるパ
ターン部13c,13dから構成される。ここで、各パ
ターン部13a〜13dは互いに電気的に絶縁されてい
る。そして、コンデンサパターン133のパターン部1
3a,13bは腹部側の端に配置されたコイルパターン
123と図示しない配線パターンを介して電気的に接続
され、コンデンサパターン133及びコイルパターン1
3により共振回路が構成される。また、コンデンサパ
ターン137のパターン部13c,13dは腰部側の端
に配置されたコイルパターン127と図示しない配線パ
ターンを介して電気的に接続され、コンデンサパターン
13 7及びコイルパターン127により共振回路が構成さ
れる。
【0044】ところで、実施形態1又は2では検知装置
20として、同一平面上に形成された送信アンテナ23
a及び受信アンテナ24aからなるアンテナ体を、被介
護者が横臥するベッド5に設置した固定式のものを用い
ているため、病院のような多数の被介護者に対応させる
には設備費が高くなるという問題がある。そこで本実施
形態では、送信アンテナ23a及び受信アンテナ24a
を複合したアンテナATを図11で示すように手で持つ
ことができるように小型に形成し、また検知装置20及
び通報装置30を一体化して介護者が携帯できるような
小型の検知ユニット40を構成している。したがって、
介護者が検知ユニット40及びアンテナATを持って病
室を移動することができ、結果一台の装置で間に合い、
設備費を大幅に下げることができる。検知ユニット40
の通報装置は音や表示器による表示機能を備えたもので
構成している。
【0045】このように、本実施形態のおむつ交換頃合
センサでは、コイルパターン121…とコンデンサパタ
ーン131…とを専用シート2の別々の部位に形成して
おり、コイルパターン121…の取付位置が予め決まっ
ており、被介護者がおむつ体1を装着した状態でコイル
パターン121…は被介護者の腹部又は腰部付近に位置
しているから、介護者がアンテナATをかざす範囲を狭
くでき、より早く、より確実に排尿を検知することがで
きる。また、コイルパターン121…は、被介護者がお
むつ体1を装着した状態で被介護者の腹部又は腰部付近
に位置しているから、例えば被介護者が壁を背にして横
向きに寝ている状態で被介護者の前面側から介護者が検
出作業を行おうとする場合は、腹部側の端に配置された
コイルパターン121…が手前側に来ることになり、介
護者が伸び上がってアンテナATを被介護者の腰部にか
ざす必要が無く、検出作業を容易に行うことができ、し
かも検出距離が短くなるから、送信部23の出力を小さ
くでき、検知装置20の消費電力を低減して、バッテリ
での駆動時間を長くすることができる。
【0046】(実施形態4)本発明の実施形態4を図1
2乃至図17を参照して説明する。
【0047】実施形態1では絶縁シート11の一面にコ
イルパターン12とコンデンサパターン13とを形成し
て共振体3a…を構成しているが、本実施形態では、図
12乃至図15に示すように、特定の誘電率を有する紙
又は樹脂等からなるフィルム状の絶縁シート11の両面
にコイルパターン12,12を形成して、両コイルパタ
ーン12,12をその中心部で互いに導通するととも
に、絶縁シート11の両面にコンデンサパターン13,
13を形成して共振体3a…を構成している。共振体3
a…のコイルパターン12はAl,Cu,Au又はAg
等の薄膜状の金属により、渦巻き状に形成されてインダ
クタンス成分を形成すると共に、コンデンサパターン1
3が同様に薄膜状の金属により、矩形状に形成されて、
絶縁シート11の両面を挟むことによって容量成分を形
成する。そして、共振周波数特性を有した共振回路がコ
イルパターン12による誘導成分及びコンデンサパター
ン13、13による容量成分によって形成される。尚、
図12乃至図15では少量検出用の共振体3aを図示し
ているが、他の共振体3b〜3dも同様の構造を有して
いるので、共振体3b〜3dの図示は省略する、尚、共
振体3a…以外の構成は実施形態1と同様であるので、
同一の構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明
は省略する。
【0048】図16は各共振体3a…の検知領域内の水
分量と各共振体3a…の共振周波数との関係を示してお
り、同図中のイは共振体3a…に体重がかかっていない
場合、同図中のロは共振体3a…に体重がかかっている
場合の特性曲線を示している。上述のようにコンデンサ
パターン13は絶縁シート11の両面に形成され、絶縁
シート11を間に挟むことによって容量成分を形成して
いるから、コンデンサパターン13に被介護者の体重が
かかると、絶縁シート11が被介護者の体重で潰され
て、コンデンサパターン13間の距離が変化し、その容
量成分が変化して、共振周波数が変化する。したがっ
て、被介護者の体重がかかっている場合には、体重がか
かっていない場合に比べて、共振体3の共振周波数が小
さくなる。ここで、共振体3a…の共振周波数が水分量
のしきい値D2に対応する基準周波数(周波数しきい
値)fth以下になると、排尿が発生したとCPU21が
検知する場合に、共振体3に体重がかかると共振体3の
共振周波数fが低下するため、実際には水分量がしきい
値D2よりも少ない水分量D1であるにもかかわらず、
共振体3の共振周波数fが基準周波数fth以下になっ
て、排尿が発生したものとCPU1が誤検出する場合が
考えられる。
【0049】そこで、本実施形態の検知装置20では、
被介護者の姿勢(俯せ、仰向け又は横向きなど)を入力
する姿勢入力スイッチ(姿勢入力部)27を設けてお
り、交換頃合検出部としてのCPU21が、姿勢入力ス
イッチ27により入力された姿勢からコンデンサパター
ン13に体重がかかっているか否かを判断し、コンデン
サパターン13に体重がかかっていると判断した場合
は、排尿の有無を判断する基準周波数をfthからfth’
(<fth)に低下させているので、共振体3に体重がか
かることによる影響を無くして、排尿の有無を正確に検
出できるようにしている。
【0050】(実施形態5)本発明の実施形態5を図1
8を参照して説明する。実施形態3で説明したおむつ交
換頃合センサでは、絶縁シート11の一面に一対のパタ
ーン部13a,13bを形成して容量成分を形成してい
るが、本実施形態では、実施形態3のおむつ交換頃合セ
ンサにおいて、実施形態5と同様に絶縁シート11の両
面に矩形状のコンデンサパターン13を形成し、両コン
デンサパターン13で絶縁シート11を挟むことによっ
て容量成分を形成している。尚、おむつ交換頃合センサ
の構成は実施形態3又は5と同様であるので、同一の構
成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0051】実施形態3で説明したように、おむつ体1
には例えば4つの検知領域14a〜14dが設けられて
おり、各検知領域14a〜14dにコンデンサパターン
13 1…を一対づつ配置するとともに、各検知領域14
a〜14dに配置された一対のコンデンサパターン13
1…と共にそれぞれ共振回路を構成する一対のコイルパ
ターン121…をおむつ体1の長手方向における両端
部、すなわちおむつ体1を被介護者が装着した際に被介
護者の腹部又は腰部に対応する部位にそれぞれ配置して
いる。
【0052】おむつ体1には少量の尿を検出するための
検知領域14a,14bがおむつ体1の長手方向におけ
る略中央部に設けられると共に、検知領域14bとおむ
つ体1の端部との間の部位に通常量の排尿を検出するた
めの検知領域14cが設けられ、さらに検知領域14c
に対して検知領域14bと反対側に満杯量か否かを検出
するための検知領域14dが設けられている。そして、
検知領域14aに一対のコンデンサパターン131,1
5を、検知領域14bに一対のコンデンサパターン1
2,136を、検知領域14cに一対のコンデンサパタ
ーン133,137を、検知領域14dに一対のコンデン
サパターン134,138をそれぞれ配置し、コンデンサ
パターン131〜134と共に共振回路をそれぞれ構成す
るコイルパターン121〜124を専用シート2における
腹部側の端に短幅方向に並べて配置するとともに、コン
デンサパターン135〜138と共に共振回路をそれぞれ
構成するコイルパターン125〜128を専用シート2に
おける腰部側の端に短幅方向に並べて配置してある。
【0053】ここで、コイルパターン121〜128及び
コンデンサパターン131〜138によりそれぞれ構成さ
れる共振体3の共振周波数f1〜f8は、水分量が0%か
ら100%まで変化した際にそれぞれ異なる周波数範囲
で変化するように、コイルパターン121〜128の誘導
成分及びコンデンサパターン131〜138の容量成分が
調整されている。また、本実施形態では検知装置20と
して、送信アンテナ23a及び受信アンテナ24aを複
合したアンテナATを図11で示すように手で持つこと
ができるように小型に形成し、また検知装置20及び通
報装置30を一体化して介護者が携帯できるような小型
の検知ユニット40を構成しており、検知装置20の検
知距離を10〜15cm程度の低い値に調整している。
【0054】したがって、図18に示すように、被介護
者が仰向けに寝ている状態で被介護者の上側からアンテ
ナATをかざした場合、腹部側に配置されたコイルパタ
ーン121〜124及びコンデンサパターン131〜134
により構成される共振体3の共振周波数f1〜f4は検知
ユニット40により検出されるが、腰部側に配置された
コイルパターン125〜128及びコンデンサパターン1
5〜138により構成される共振体3には送信電波が届
かないため、これら共振体3の共振周波数f5〜f8は検
知ユニット40により検出されなくなる。而して、検知
ユニット40のCPU21ではアンテナATを被介護者
にかざした際に共振周波数が検出される共振体3のコイ
ルパターン121…の配置位置から被介護者の姿勢を判
別することができる。
【0055】すなわち、検知ユニット40のCPU21
は、コイルパターン121〜124及びコンデンサパター
ン131〜134により構成される共振体3の共振周波数
1〜f4を検出した場合は、被介護者が仰向けの状態で
寝ているものと判断し、コイルパターン121〜124
びコンデンサパターン131〜134により構成される共
振体3の出力を用いておむつ体1の交換頃合を検出し、
コイルパターン12 5〜128及びコンデンサパターン1
5〜138により構成される共振体3の共振周波数f5
〜f8を検出した場合は、被介護者が俯せの状態で寝て
いるものと判断し、コイルパターン125〜128及びコ
ンデンサパターン135〜138により構成される共振体
3の出力を用いておむつ体1の交換頃合を検出する。ま
た実施形態5で説明したように被介護者の体重が共振体
3に加わった場合、コンデンサパターン131…の容量
成分が変化して、共振体3の共振周波数が変化するの
で、CPU21では、被介護者の姿勢により被介護者の
体重が加わる共振体3について、排尿の有無を判断する
基準周波数fthを低下させており、被介護者の体重が共
振体3にかかることによって誤検出が発生するのを防止
できる。しかも、CPU21は被介護者の姿勢を検出し
て、基準周波数fthを自動的に変化させているので、介
護者が被介護者の姿勢を入力する必要は無く、検出の手
間を少なくできる。
【0056】尚、図19に示すように、専用シート2の
長手方向における一端側(例えば腹側)に共振周波数が
所定の周波数に固定された姿勢検出用の共振体6を取り
付け、この共振体6からの反射電波の有無により被介護
者の姿勢を判断するようにしても良く、検知ユニット4
0が被介護者の姿勢に応じて、排尿の有無を判断する基
準周波数fthを自動的に変化させることによって、被介
護者の姿勢に関係なく排尿の有無を正確に検出できる。
【0057】ところで、実施形態4で説明した共振体3
において、図20(a)〜(c)に示すように絶縁シー
ト11の両面に形成したコンデンサパターン13,13
にそれぞれタップTP1、TP2を設けても良く、タッ
プTP1,TP2間の導通チェックを行うことによって
コイルパターン12及びコンデンサパターン13の断線
チェックを行うことができ、共振体3の破損を容易に検
出することができる。
【0058】また、図21(a)〜(c)に示すよう
に、コイルパターン12の端部にランド15を形成する
とともに、コンデンサパターン13にランド15を形成
し、コイルパターン12に設けたランド15とコンデン
サパターン13に設けたランド15との間をリード部1
6を介して電気的に接続することによって、共振体3を
構成するようにしても良く、ランド15間をリード部1
6により接続していない状態で、コイルパターン12の
誘導成分、コンデンサパターン13の容量成分をそれぞ
れ計測して、誘導成分及び容量成分を個別に管理するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、パッ
ド型若しくはパンツ型のおむつに用いられ、被介護者の
股間を通し腹部側から腰部側にかけて被介護者に装着さ
れる尿吸収用おむつ体に、水分の有無を検出する水分検
知手段を配設したおむつ交換頃合センサにおいて、上記
水分検知手段は複数のセンサ部からなり、複数のセンサ
部の内、排尿位置付近に配置されるセンサ部は細長の検
知領域を有し、検知領域の長手方向が被介護者の腹部か
ら股間を通って腰部に至る装着方向に沿うようにして、
前記装着方向と略直交する方向における尿吸収用おむつ
体の略中央の位置に配置され、残りのセンサ部は、前記
装着方向と略直交する方向において尿吸収用おむつ体の
略全体を覆う検知領域を有し、前記装着方向に並べて配
置されることを特徴とし、排尿位置付近に配置されるセ
ンサ部以外のセンサ部は、装着方向と略直交する方向に
おいて尿吸収用おむつ体の端から端まで検知領域が設け
られているから、被介護者の姿勢によって排尿で濡れる
部位が片方の端に偏ったとしても、排尿の有無を確実に
検出することができ、且つ、排尿位置付近に配置される
センサ部は検知領域の長手方向が装着方向に沿うように
して、装着方向と略直交する方向における略中央の位置
に配置されているから、装着方向と略直交する方向にお
けるセンサ部の寸法が小さくなり、股部のように狭い場
所にも取り付けることができるので、被介護者の排尿器
官に近い場所にセンサ部を設けることによって微量の排
尿を検出できるという効果がある。したがって、被介護
者の姿勢に応じて水分量検出手段の取付位置を調整した
り、微量の排尿を検出するために水分量検出手段の取付
位置を調整する必要がなく、取付作業の手間を少なくで
きるという効果がある。
【0060】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記各センサ部は水分の有無を検出する検出エリア
を複数有し、センサ部の配置部位に応じて検出エリアの
配置密度を変化させたことを特徴とし、請求項1の発明
の効果に加えて、配置部位に応じて検出エリアの配置密
度を変化させることにより、排尿の検出精度を配置部位
に応じて変化させることができるという効果がある。
【0061】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記各センサ部はコイル部及び当該コイル部に電気
的に接続されたコンデンサ部を有し、排尿によって濡れ
る尿吸収用おむつ体の部位にコンデンサ部を配置すると
ともに、尿吸収用おむつ体の上記装着方向における端部
にコイル部を配置することを特徴とし、請求項1の発明
の効果に加えて、排尿によって濡れる尿吸収用おむつ体
の部位にコンデンサ部を配置し、尿吸収用おむつ体の装
着方向における端部にコイル部を配置しているので、被
介護者が尿吸収用おむつ体を装着した状態で腹部又は腰
部に対応する部位にコイル部が配置されることになり、
センサ部の位置が決まっているので、センサ部の出力を
検知する検知装置をセンサ部に近接させる際に、検知装
置を持っていく範囲を狭くでき、センサ部の出力をより
早く、確実に検出できるという効果がある。
【0062】請求項4の発明は、請求項1記載のおむつ
交換頃合センサを備え、おむつ交換頃合センサの出力か
ら尿吸収用おむつ体の交換頃合を検知するおむつ交換頃
合検知装置において、被介護者の姿勢情報を入力するた
めの姿勢入力部を設けたことを特徴とし、おむつ交換頃
合センサの水分検知手段は複数のセンサ部からなり、複
数のセンサ部の内、排尿位置付近に配置されるセンサ部
以外のセンサ部は、装着方向と略直交する方向において
尿吸収用おむつ体の端から端まで検知領域が設けられて
いるから、被介護者の姿勢によって排尿で濡れる部位が
片方の端に偏ったとしても、排尿の有無を確実に検出す
ることができ、且つ、排尿位置付近に配置されるセンサ
部は検知領域の長手方向が装着方向に沿うようにして、
装着方向と略直交する方向における略中央の位置に配置
されているから、装着方向と略直交する方向におけるセ
ンサ部の寸法が小さくなり、股部のように狭い場所にも
取り付けることができるので、被介護者の排尿器官に近
い場所にセンサ部を設けることによって微量の排尿を検
出することができ、したがって被介護者の姿勢に応じて
水分量検出手段の取付位置を調整したり、微量の排尿を
検出するために水分量検出手段の取付位置を調整する必
要がなく、取付作業の手間を少なくしたおむつ交換頃合
検知装置を実現できるという効果がある。さらに被介護
者の姿勢によっておむつ交換頃合センサの出力が変化す
る場合でも、姿勢入力部を用いて入力された被介護者の
姿勢情報を利用して、センサ部の出力を補正することが
でき、被介護者の姿勢に関係なく交換頃合を検出可能な
おむつ交換頃合検知装置を実現できるという効果もあ
る。
【0063】請求項5の発明は、請求項1記載のおむつ
交換頃合センサを備え、おむつ交換頃合センサの出力か
ら尿吸収用おむつ体の交換頃合を検知するおむつ交換頃
合検知装置において、おむつ交換頃合センサの出力から
被介護者の姿勢を検出する姿勢検出部を設けたことを特
徴とし、おむつ交換頃合センサの水分検知手段は複数の
センサ部からなり、複数のセンサ部の内、排尿位置付近
に配置されるセンサ部以外のセンサ部は、装着方向と略
直交する方向において尿吸収用おむつ体の端から端まで
検知領域が設けられているから、被介護者の姿勢によっ
て排尿で濡れる部位が片方の端に偏ったとしても、排尿
の有無を確実に検出することができ、且つ、排尿位置付
近に配置されるセンサ部は検知領域の長手方向が装着方
向に沿うようにして、装着方向と略直交する方向におけ
る略中央の位置に配置されているから、装着方向と略直
交する方向におけるセンサ部の寸法が小さくなり、股部
のように狭い場所にも取り付けることができるので、被
介護者の排尿器官に近い場所にセンサ部を設けることに
よって微量の排尿を検出することができ、したがって被
介護者の姿勢に応じて水分量検出手段の取付位置を調整
したり、微量の排尿を検出するために水分量検出手段の
取付位置を調整する必要がなく、取付作業の手間を少な
くしたおむつ交換頃合検知装置を実現できるという効果
がある。さらに被介護者の姿勢によっておむつ交換頃合
センサの出力が変化する場合でも、姿勢検出部により検
出された被介護者の姿勢に応じて、おむつ交換頃合セン
サの出力を補正することができ、被介護者の姿勢に関係
なく交換頃合を検出可能なおむつ交換頃合検知装置を実
現できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のおむつ交換頃合センサの外観図で
ある。
【図2】同上に用いるおむつ体を示し、(a)は外観斜
視図、(b)は正面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上に用いる検知装置及び通報装置の構成図で
ある。
【図5】同上に用いる共振体の共振周波数と水分量との
関係を説明する説明図である。
【図6】(a)〜(e)は同上の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図7】同上の使用状態説明図である。
【図8】実施形態2のおむつ交換頃合センサの外観図で
ある。
【図9】実施形態3のおむつ交換頃合センサの正面図で
ある。
【図10】同上の要部拡大斜視図である。
【図11】同上の使用状態を示す説明図である。
【図12】実施形態4のおむつ交換頃合センサに用いる
共振体の拡大上面図である。
【図13】同上に用いる共振体の拡大下面図である。
【図14】同上の図12のX−X断面図である。
【図15】同上の図12のY−Y断面図である。
【図16】同上の水分量と共振周波数との関係を示す図
である。
【図17】同上に用いる検知装置及び通報装置の構成図
である。
【図18】実施形態5のおむつ交換頃合センサの使用状
態を示す説明図である。
【図19】同上の別のおむつ交換頃合センサの概略図で
ある。
【図20】同上に用いる別の共振体を示し、(a)は上
面図、(b)は下面図、(c)は外観斜視図である。
【図21】同上に用いるまた別の共振体を示し、(a)
は上面図、(b)は下面図、(c)は外観斜視図であ
る。
【図22】(a)は被介護者が仰向け又は俯せの状態で
寝ている場合におむつ体が排尿により濡れた状態を示す
説明図であり、(b)は被介護者が横向きに寝ている場
合におむつ体が排尿により濡れた状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 おむつ体 2 専用シート 3a〜3d 共振体 11 絶縁シート 12 コイルパターン 13 コンデンサパターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッド型若しくはパンツ型のおむつに用い
    られ、被介護者の股間を通し腹部側から腰部側にかけて
    被介護者に装着される尿吸収用おむつ体に、水分の有無
    を検出する水分検知手段を配設したおむつ交換頃合セン
    サにおいて、上記水分検知手段は複数のセンサ部からな
    り、複数のセンサ部の内、排尿位置付近に配置されるセ
    ンサ部は細長の検知領域を有し、検知領域の長手方向が
    被介護者の腹部から股間を通って腰部に至る装着方向に
    沿うようにして、前記装着方向と略直交する方向におけ
    る尿吸収用おむつ体の略中央の位置に配置され、残りの
    センサ部は、前記装着方向と略直交する方向において尿
    吸収用おむつ体の略全体を覆う検知領域を有し、前記装
    着方向に並べて配置されることを特徴とするおむつ交換
    頃合センサ。
  2. 【請求項2】上記各センサ部は水分の有無を検出する検
    出エリアを複数有し、センサ部の配置部位に応じて検出
    エリアの配置密度を変化させたことを特徴とする請求項
    1記載のおむつ交換頃合センサ。
  3. 【請求項3】上記各センサ部はコイル部及び当該コイル
    部に電気的に接続されたコンデンサ部を有し、排尿によ
    って濡れる尿吸収用おむつ体の部位にコンデンサ部を配
    置するとともに、尿吸収用おむつ体の上記装着方向にお
    ける端部にコイル部を配置することを特徴とする請求項
    1記載のおむつ交換頃合センサ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のおむつ交換頃合センサを備
    え、おむつ交換頃合センサの出力から尿吸収用おむつ体
    の交換頃合を検知するおむつ交換頃合検知装置におい
    て、被介護者の姿勢情報を入力するための姿勢入力部を
    設けたことを特徴とするおむつ交換頃合検知装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のおむつ交換頃合センサを備
    え、おむつ交換頃合センサの出力から尿吸収用おむつ体
    の交換頃合を検知するおむつ交換頃合検知装置におい
    て、おむつ交換頃合センサの出力から被介護者の姿勢を
    検出する姿勢検出部を設けたことを特徴とするおむつ交
    換頃合検知装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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