JP2002221676A - 可変光減衰器 - Google Patents

可変光減衰器

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JP2002221676A JP2001017194A JP2001017194A JP2002221676A JP 2002221676 A JP2002221676 A JP 2002221676A JP 2001017194 A JP2001017194 A JP 2001017194A JP 2001017194 A JP2001017194 A JP 2001017194A JP 2002221676 A JP2002221676 A JP 2002221676A
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light
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lens
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Masahito Morimoto
政仁 森本
Isanori Sato
功紀 佐藤
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光減衰量の波長依存性を小さくすることがで
き、30dB以上の光減衰量を達成でき、高光入力パワ
ーに耐えられる小型の可変光減衰器を提供する。 【解決手段】 第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ
7を並設し、第1、第2の光ファイバ6,7の接続端面
にそれぞれ、第1、第2のレンズ8,9を接続する。光
反射体3を光反射体移動台2上に支持し、光反射体3が
第1の光ファイバ6からの出射光を受けて該光を第2の
光ファイバ7の光入射側に反射する。アクチュエーター
4,5を動作させて光反射体移動台2をZ方向に移動
し、光反射体3をZ方向に(第1の光ファイバ6からの
出射光の進行方向に沿って)進退移動して第1の光ファ
イバ6と第2の光ファイバ7との結合効率を調整し、光
パワーを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光の減衰器として用いられるものであり、特に、光増
幅器の増幅特性平坦化に用いられる可変光減衰器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、波長多重伝送の急激な普及に伴
い、例えば図8に示すように、波長多重光の伝送路30
の中継位置にそれぞれ光増幅器31を設け、それぞれの
光増幅器31によって前記波長多重伝送光を増幅するこ
とが行なわれるようになった。このように、複数の光増
幅器31によって波長多重伝送光を増幅しながら伝送を
行なうと、長距離波長多重伝送が可能となる。
【0003】同図に示すような波長多重伝送システムに
おいて、それぞれの光増幅器31には、多波長光を一括
して増幅する機能が要求される。また、波長多重伝送の
伝送品質向上のために、複数の光増幅器31による光増
幅後に伝送光波長間でのパワー差が少ないことが要求さ
れる。
【0004】上記伝送光波長間でのパワー差を少なくす
るために、例えばそれぞれの光増幅器31内に、多波長
光を一括して所望のパワーに揃える機能を有する可変光
減衰器を設けることが提案されている。
【0005】この種の可変光減衰器には、波長ごとの
光減衰量が一定であること(換言すれば、波長を変化さ
せても光減衰量に変動が無いまたは変動が少ないこ
と)、30dB以上の光減衰量を達成できること、
高光入力パワーに耐えられること、小型であること、
等が要求される。
【0006】図9には、従来の可変光減衰器の一例が示
されている。同図に示す可変光減衰器は、光部品である
第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7とを対向配置
し、これらの光ファイバ6,7同士の間で伝搬する光の
光路上に、ガラス基板11と光吸収膜12を有する光吸
収部材15を配置して形成されている。
【0007】前記ガラス基板11は、光ファイバ6,7
の光軸方向をZ軸方向としたとき、Z軸にほぼ直交する
XY平面上に配置され、前記光吸収膜12はガラス基板
11の表面側に堆積形成されている。光吸収膜12は、
XY平面上で膜厚分布を有しており、例えばZ軸方向の
厚みがX方向において図の右側に向かうにつれて徐々に
厚くなるように形成されている。光吸収膜12の表面側
とガラス基板11の裏面側にはそれぞれ、無反射コート
13,14が施されている。
【0008】この可変光減衰器においては、同図の矢印
Aに示すように、光吸収部材15を図のX方向に移動す
ると、光ファイバ6,7の光路上における光吸収膜12
の厚みが可変され、それにより、光減衰量が可変され
る。
【0009】図10の(a)には、可変光減衰器の別の
例が示されている。同図に示す可変光減衰器は、光路上
にファラデー回転子16を設け、このファラデー回転子
16を前記光路方向で両側から挟む複屈折楔板17と永
久磁石18とを設け、さらに、光路と直交する方向でフ
ァラデー回転子16を両側から挟む電磁石19を設けて
形成されている。なお、図中、20は波長板を示す。
【0010】この可変光減衰器は、電磁石19に印加す
る印加電流によってファラデー回転子16の磁化方向を
可変するものであり、ファラデー効果を用いて光減衰量
を可変可能としたものである。なお、上記2種の可変光
減衰器は実用化されている。
【0011】図11の(a)には、可変光減衰器のさら
に別の例が示されている。同図に示す可変光減衰器は、
光ファイバ6の光路上に配置される直線状のシャッター
板50と、このシャッター板50の移動機構を有してい
る。この可変光減衰器においては、シャッター板50を
図のX方向に移動していき、シャッター板50による遮
光量を可変する。なお、同図に示す可変光減衰器の構成
は、IEEE Journal ofSelected Topics in Quantum Elec
tronics,Vol.5,No.1,January/February 1999,pp18-25に
記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示した可変光減衰器において、光吸収膜12によって3
0dB以上の光減衰量を得ようとすると、現状の技術で
は光吸収膜12の幅(図のWx)を1cm程度に大きく
する必要があり、この光吸収膜12等の移動のために
は、モータ等の移動手段が必要不可欠である。そのた
め、装置の小型化が困難であった。
【0013】また、光吸収膜12を設けて可変光減衰器
を形成すると、入射光パワーが大きい場合に光吸収膜1
2が熱を持ち、閾値以上のパワーの光が入射すると光吸
収膜12が破壊されるといった問題もあった。
【0014】一方、図10の(a)に示す可変光減衰器
においては、例えば同図の(b)の特性線a、b、cに
示すように、光減衰特性の波長依存性が大きく、ある波
長で所望の光減衰量が得られても、波長が異なると所望
の光減衰量にならないといった問題があった。なお、上
記特性線aは波長1535nmの光減衰量を、特性線b
は波長1549nmの光減衰量を、特性線cは波長15
65nmの光減衰量をそれぞれ示す。
【0015】また、この可変光減衰器においては、電磁
石19、ファラデー回転子16、永久磁石18の他、図
示されていない偏光子や検光子を必要とするため、構成
が複雑になり、装置の小型化も難しいといった問題があ
った。
【0016】さらに、図11の(a)に示す可変光減衰
器においても、例えば同図の(b)の特性線a、bに示
すように、光減衰特性の波長依存性が大きいといった問
題があった。
【0017】なお、同図の(b)の特性線aは、シャッ
ター板50の位置を、1500nmの波長で12.2d
B減衰させる位置に固定し、波長を変化させた場合の光
減衰特性の波長依存性を示すものであり、この場合、1
600nmの波長における光減衰量と波長1500nm
の波長における光減衰量とを比較すると、約0.8dB
の光減衰量差が発生している。
【0018】また、同図の(b)の特性線bは、シャッ
ター板50の位置を、1500nmの波長で13.5d
B減衰させる位置に固定し、波長を変化させた場合の光
減衰特性の波長依存性を示すものであり、この場合、1
600nmの波長における光減衰量と波長1500nm
の波長における光減衰量とを比較すると、約1dBの光
減衰量差が発生している。
【0019】このように、図11の(a)に示す可変光
減衰器においては、光減衰量が大きくなると、光減衰特
性の波長依存性がより顕著になるために、30dBの光
減衰量を得ようとした場合には、その波長依存性が特性
線bよりもさらに大きくなり、波長依存性の問題を解決
しなければ、その実用化が困難であった。
【0020】さらに、この構成においては、光モードフ
ィールドをシャッター板50により遮るため、受光側の
光ファイバ端面では回折によって広がった非点対称の回
折パターンが形成される。この回折パターンは光ファイ
バ端面サイズよりも広がっており、光ファイバ端面の端
の方で受光される光は、その偏光方向により反射率が異
なり、偏波依存性損失が発生するといった問題もあっ
た。
【0021】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、光減衰量の波長依存性を
小さくすることができ、例えば30dB以上の光減衰量
を達成でき、高光入力パワーに耐えられ、偏波依存性損
失の発生も抑制できる小型の可変光減衰器を提供するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明は、第1の
光部品と第2の光部品との間で伝搬する光の点対称のモ
ードフィールド形状を保ちながら前記第1の光部品と前
記第2の光部品との結合効率を調整して光パワーを調整
する構成をもって課題を解決する手段としている。
【0023】また、第2の発明は、上記第1の発明の構
成に加え、前記第1の光部品と、該第1の光部品と並設
される第2の光部品と、前記第1の光部品からの出射光
を受けて該光を前記第2の光部品の光入射側に反射する
光反射体と、前記第1の光部品から出射されて前記光反
射体に入射する光の光路上に設けられる第1のレンズ
と、前記光反射体から出射されて前記第2の光部品に入
射する光の光路上に設けられる第2のレンズと、前記光
反射体を前記第1の光部品からの出射光の進行方向に沿
って進退移動させることにより前記第1の光部品と第2
の光部品との結合効率を調整して光パワーを調整する光
反射体移動手段とを有する構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0024】さらに、第3の発明は、上記第2の発明の
構成に加え、前記光反射体は90度の角度で互いに対向
する対向ミラーを有し、前記光反射体は前記対向ミラー
の反射面を第1の光部品からの出射光の進行方向に斜め
に交わる態様として半導体基板上に形成されている構成
をもって課題を解決する手段としている。
【0025】さらに、第4の発明は、上記第2又は第3
の発明の構成に加え、前記光反射体は半導体微細加工技
術を用いて形成した支持部を介して半導体基板上に形成
されている構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0026】さらに、第5の発明は、上記第2又は第3
又は第4の発明の構成に加え、前記光反射体移動手段は
静電力又は電磁力により前記光反射体を移動する構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0027】さらに、第6の発明は、上記第1乃至第5
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記第1のレンズ
と第2のレンズの少なくとも一方はレンズ機構を有する
レンズ型光ファイバであり、該レンズ型光ファイバが対
応する第1又は第2の光部品の接続端面側に接続されて
いる構成をもって課題を解決する手段としている。
【0028】さらに、第7の発明は、上記第2乃至第6
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記第1の光部品
と第2の光部品の接続端面側と、第1のレンズと第2の
レンズとは半導体基板上に固定されている構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0029】さらに、第8の発明は、上記第1乃至第7
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記第1の光部品
と第2の光部品の少なくとも一方は光ファイバとした構
成をもって課題を解決する手段としている。
【0030】本発明者は、例えば図11の(a)に示し
たような、光モードフィールドをシャッター板により遮
る構成の可変光減衰器において生じる光減衰量の波長依
存性の原因が、光の波長が長波長側になると光部品のモ
ードフィールド径が大きくなり、その逆に光の波長が短
波長側になるとモードフィールド径が小さくなるといっ
たモードフィールド径の波長依存性にあると考えた。
【0031】また、本発明者は、図11の(a)に示し
たような可変光減衰器において生じる偏波依存性損失
は、シャッター板により遮る光の量が大きくなると大き
くなる傾向があることを見出した。これは、シャッター
板により遮る光の量が大きくなるに従い、回折による光
モードフィールド形状が対称性をさらに崩して広がり、
また、その光パワーが小さくなるため、相対的に偏波依
存性損失が大きくなるためと考えられる。
【0032】なお、この偏波依存性損失の傾向は、本発
明者が上記提案と同様のシャッター挿入方式の可変光減
衰器について実験した実験結果において明らかにしたも
のである。
【0033】ただし、上記回折パターンが光軸中心に点
対称で広がっていれば、偏波依存性損失は発生しない。
例えば図12に示すように、回折パターンの端の方であ
っても、対称な部分が上下左右に同様に存在すれば、上
下でTE偏波の光は左右の端ではTM偏波であり、逆に
上下でTM偏波であれば、左右ではTE偏波になってお
り、結局、偏波による反射率の差を上下と左右で打ち消
し合う。そのため、結果的に、偏波依存性損失が発生し
ないことになる。
【0034】そこで、本発明者は、シャッター板等によ
って第1の光部品から第2の光部品に伝搬する光を遮る
のではなく、光の点対称モードフィールド形状を保ちな
がら第1の光部品と第2の光部品との光結合効率を変化
させられる構成を検討した。
【0035】その結果、上記構成の本発明のように、第
1の光部品と第2の光部品とを並設し、第1の光部品か
らの出射光を受けて該光を前記第2の光部品の光入射側
に反射する光反射体を設け、前記第1の光部品からの出
射光を第1のレンズを介して光反射体に入射し、該光反
射体からの出射光を第2のレンズを介して第2の光部品
に入射する光学系を形成し、前記光反射体を前記第1の
光部品からの出射光の進行方向に沿って(第1の光部品
からの出射光の光軸方向に)移動させることにより、第
1の光部品と第2の光部品との間で伝搬する光の光路長
を光軸方向に変化させ、点対称のモードフィールド形状
を保ちながら第1の光部品と第2の光部品との結合効率
を変化させ、光減衰量を可変できることを見出した。
【0036】すなわち、本発明においては、上記のよう
に、単なる空間系の光路長を光軸方向に変化させること
により第1の光部品と第2の光部品との結合効率を変化
させるものであるから、シャッターによる回折の影響を
受けることはなく、光がガウシアンビームとして広がる
以外の回折はないため、レンズの光軸中心の点対称モー
ドフィールド形状を保ち、偏波依存性損失は発生しな
い。
【0037】また、本発明の可変光減衰器は30dB以
上の光減衰量を達成でき、しかも、シャッター等により
モードフィールドを遮る場合と異なり、光減衰量の波長
依存性を非常に小さくできる。なお、本発明者は、本発
明の可変光減衰器が、30dB減衰時でも波長1530
nmと波長1580nmの光減衰量差を約0.36dB
以下と非常に小さな値にできることをシミュレーション
と実験により確認している。
【0038】さらに、本発明の可変光減衰器は、フィル
タを使用しないため、高光入力パワーに耐えられる。
【0039】さらに、本発明は、光ファイバ等により構
成される第1と第2の光部品を並設しているので、可変
光減衰器のより一層の小型化が可能となる。
【0040】したがって、本発明の可変光減衰器は、例
えば波長分割多重伝送用の光増幅器に設けられて、多波
長光を一括して所望のパワーに揃える機能を有する可変
光減衰器としての条件を全て満たすことが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係る可変光減衰
器の一実施形態例の斜視図が示されている。
【0042】本実施形態例の可変光減衰器は、半導体基
板としてのシリコン基板1を有しており、図2にはこの
シリコン基板1の平面図が示されている。本実施形態例
の可変光減衰器は、シリコン基板1上に、犠牲層堆積、
エッチング等を施す、周知の半導体微細加工技術(マイ
クロマシン加工技術)によって、光反射体移動台2、光
反射体3、櫛歯状のアクチュエーター4(4a,4
b),5,24、梁部(スプリング)40,41,4
2、溝26,27を形成している。
【0043】溝26と溝27は互いに間隔を介して並設
されており、溝26,27の長さ(Z方向の長さ)は約
5mmである。シリコン基板1のZ方向の長さは約10
mm、幅(X方向の長さ)は約2mmである。
【0044】本実施形態例の可変光減衰器は、第1の光
部品としての第1の光ファイバ6と、第2の光部品とし
ての第2の光ファイバ7とをそれぞれ前記溝26,27
に挿入固定することにより並設しており、前記光反射体
3は第1の光ファイバ6からの出射光を受けて該光を第
2の光ファイバ7の光入射側に反射する。
【0045】光反射体3は90度の角度で互いに対向す
る対向ミラー3a,3bを有しており、支持部としての
光反射体移動台2上に立設形成されている。光反射体3
は対向ミラー3a,3bの反射面を第1の光ファイバ6
からの出射光の進行方向であるZ方向に45°の角度で
斜めに交わる態様としてシリコン基板1上に形成されて
いる。
【0046】また、前記第1の光ファイバ6から出射さ
れて前記光反射体3に入射する光の光路上には第1のレ
ンズ8が設けられ、光反射体3から出射されて前記第2
の光ファイバ7に入射する光の光路上には第2のレンズ
9が設けられている。本実施形態例において、第1、第
2のレンズ8,9は、外径125μmの二乗分布の屈折
率分布を持つ全コアのグレーテッドインデックスファイ
バであり、レンズ機構を有するレンズ型光ファイバであ
る。第1、第2のレンズ8,9の長さは1〜2mmであ
る。
【0047】第1のレンズ8が第1の光ファイバ6の接
続端面側に融着接続されて光ファイバコリメータが形成
され、第2のレンズ9が第2の光ファイバ7の接続端面
側に融着接続されて光ファイバコリメータが形成されて
いる。第1のレンズ8が第1の光ファイバ6の接続端面
側に接続される接続方式は、融着接続に限定されるもの
ではないが、低接続損失の観点からは融着接続が好まし
い。前記溝26,27は光ファイバコリメータ固定用の
溝として機能する。
【0048】前記アクチュエーター4,5は、光反射体
3を第1の光ファイバ6からの出射光の進行方向(図の
Z方向)に沿って進退移動させることにより、第1の光
ファイバ6と第2の光ファイバ7の結合効率を調整して
光パワーを調整する光反射体移動手段として機能する。
アクチュエーター4,5には電圧印加手段(図示せず)
が接続されており、アクチュエーター4,5は静電力に
より光反射体移動台2を移動し、それにより光反射体3
を静電力により移動する。
【0049】なお、図3には、アクチュエーター5の構
成がアクチュエーター24、光反射体移動台2と共に示
されており、図4の(a)にはアクチュエーター4aの
構成が同図の(b)には、アクチュエーター4bの構成
がそれぞれ示されている。アクチュエーター4a,4b
は、それぞれ、梁部42に支持されてシリコン基板1上
に浮設されている。また、前記梁部41は、アクチュエ
ーター4aとアクチュエーター5との間およびアクチュ
エーター4aとアクチュエーター5との間に介設されて
いる。梁部41,42は撓曲可能と成している。
【0050】アクチュエーター4,5による光反射体3
のZ方向の移動距離は、最大1750μmであり、この
光反射体3の移動に伴い、第1のレンズ8から出射され
た光が第2のレンズ9に戻るまでの光路長(第1のレン
ズ8の端面から出射されて光反射体3により反射され、
第2のレンズ9の端面に入射する光の光路長)は、70
0μmから4200μmの範囲内で可変される。
【0051】また、前記アクチュエーター24は前記光
反射体移動台2の位置を固定(ラッチ)するラッチ用ア
クチュエーターであり、アクチュエーター24にも電圧
印加手段(図示せず)が接続されている。また、アクチ
ュエーター24の一端側に前記梁部40が形成されてお
り、アクチュエーター24は、この撓曲可能な梁部40
によって片持ち梁状態でシリコン基板1上に設けられて
いる。
【0052】図3に示すように、光反射体移動台2の両
側面には三角形状のカムギヤ23が形成されており、前
記アクチュエーター5,24には、カムギヤ23と噛み
合うカムギヤ21,22がそれぞれ形成されている。
【0053】上記各電圧印加手段の動作電圧は約100
Vであり、アクチュエーター5,24に電圧を印加しな
い場合は、カムギヤ23とカムギヤ21,22とが噛み
合っている。この状態において、光反射体移動台2は固
定されている。
【0054】ここで、ラッチ用のアクチュエーター24
に電圧を印加すると、アクチュエーター24のカムギヤ
22が光反射体移動台2のカムギヤ23から外れる。こ
の状態でアクチュエーター4a,4bのいずれかに電圧
印加すると、アクチュエーター5のカムギヤ21がカム
ギヤ23と噛み合っているので、光反射体移動台2がZ
方向に移動する。ここで、アクチュエーター24の印加
電圧を0にすると、光反射体移動台2がその位置で固定
される。
【0055】また、アクチュエーター5に電圧を印加す
ると、カムギヤ21がカムギヤ23から外れる。次に、
アクチュエーター4の印加電圧を取り去ると、アクチュ
エーター4は元の位置まで戻る。この状態でアクチュエ
ーター5の印加電圧を取り去ると、カムギヤ21とカム
ギヤ23とが再び噛み合う。
【0056】以上の動作により、光反射体移動台2と光
反射体3のみがZ方向に移動し、その他の構成要素(ア
クチュエーター4,5,24および梁部40,41,4
2)は元の状態に戻っている。そこで、上記動作を繰り
返すことにより、光反射体3はカムギヤ23の1カムギ
ヤ分ずつ、すなわち3μmずつZ方向に移動する。
【0057】この1カムギヤ分ずつの移動量は本実施形
態例の可変光減衰器の光減衰量分解能であり、本実施形
態例では、この移動量が3μmであるから、光減衰量の
分解能は約0.07dBである。
【0058】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、光反射体3を第1の光ファイバからの出射光の進行
方向に沿って進退移動させることにより、第1の光ファ
イバ6と第2の光ファイバ7との間で伝搬する光の光路
長を光軸方向に変化させることができ、この光路長変化
によって、第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7と
の結合効率を変化させ、図5に示すように、光減衰量を
自在に可変することができる。
【0059】また、本実施形態例の可変光減衰器は、図
5に示したように30dB以上の光減衰量を達成でき、
しかも、図6に示すように、約10dB減衰時(特性線
a)、約20dB減衰時(特性線b)、約30dB減衰
時(特性線c)において、殆ど光減衰量の波長依存性が
無い。ちなみに、本実施形態例の可変光減衰器は、30
dB減衰時でも、波長1530nmと波長1580nm
の光減衰量差が約0.36dB以下と非常に小さな値で
ある。
【0060】さらに、本実施形態例の可変光減衰器は、
上記のように、単なる空間系の光路長を光軸方向に変化
させることにより第1の光ファイバ6と第2の光ファイ
バ7との結合効率を変化させるものであるから、従来例
で示したシャッターによる回折の影響を受けることはな
く、偏波依存性損失の発生を抑制することができる。本
実施形態例において、挿入損失は0.3dBであり、こ
の値(0.3dB)から30dB(カムギヤ530ステ
ップ)までの光減衰量において、波長1530nm〜1
580nmにおける偏波依存性損失を0.2dB以下に
することができた。
【0061】なお、図7は、本実施形態例の可変光減衰
器の偏波依存性損失を波長ごとに測定した結果を示し、
同図において、特性線aは約10dB減衰時、特性線b
は約20dB減衰時、特性線cは約30dB減衰時の特
性をそれぞれ示す。
【0062】さらに、本実施形態例の可変光減衰器は、
図9に示した従来の可変光減衰器のようにフィルタを使
用しないため、高光入力パワーに耐えることができる。
【0063】さらに、本実施形態例の可変光減衰器は、
光反射体3を、90度の角度で互いに対向する対向ミラ
ー3a,3bを有する構成とし、対向ミラー3a,3b
の反射面をZ方向に斜めに交わる態様として光反射体3
をシリコン基板1上に形成しているので、第1および第
2の光ファイバ6,7と光反射体3との位置合わせも容
易にでき、可変光減衰器の作製を容易にできる。
【0064】さらに、本実施形態例の可変光減衰器は、
半導体微細加工技術を用いて形成した光反射体移動台2
を介して光反射体3をシリコン基板1上に立設している
ので、アクチュエーター4,5,24の動作によって、
光反射体3を静電力により正確に移動することができ、
この移動動作によって光減衰量の制御特性が良好な可変
光減衰器とすることができる。
【0065】さらに、本実施形態例の可変光減衰器によ
れば、第1のレンズ8と第2のレンズ9はレンズ機構を
有するレンズ型光ファイバとし、該レンズ型光ファイバ
を対応する第1又は第2の光ファイバ6,7の接続端面
側に融着接続しているので、予め第1の光ファイバ6と
第1のレンズ8との光軸と、第2の光ファイバ7と第2
のレンズ9との光軸とを合わせて融着接続することによ
り、シリコン基板1に第1、第2の光ファイバ6,7お
よび第1、第2のレンズ8,9を実装するときに光軸合
わせの手間を省略することができる。
【0066】また、本実施形態例によれば、第1、第2
のレンズ8,9と第1、第2の光ファイバ6,7を融着
接続しているので、第1の光ファイバ6と第1のレンズ
8とから成るコリメータおよび第2の光ファイバ7と第
2のレンズ9とから成るコリメータの取り扱いも非常に
容易にできる。
【0067】さらに、本実施形態例の可変光減衰器によ
れば、第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7の接続
端面側と、第1のレンズ8と第2のレンズ9とをシリコ
ン基板1上に固定しているので、これらの構成要素の光
軸合わせを容易にできるし、可変光減衰器の小型化を図
ることができる。
【0068】特に、本実施形態例の可変光減衰器は、第
1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7を並設している
ので、可変光減衰器のより一層の小型化を図ることがで
きるし、例えば可変光減衰器を他の機器と接続する際
に、第1と第2の光ファイバ6,7の接続端末を共に1
つの接続作業面側に配置できるので、他の機器との接続
作業性を良好にすることができる。
【0069】以上のように、本実施形態例の可変光減衰
器は、例えば多波長光を一括して所望のパワーに揃える
機能を有する可変光減衰器として要求される条件を全て
満たすことができ、小型で取り扱い作業性が良好な優れ
た可変光減衰器とすることができる。
【0070】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば上
記実施形態例では、静電力を利用してアクチュエーター
4,5により光反射体3を移動させる構成としたが、例
えば磁性膜堆積とエッチングなどの半導体微細加工技術
を用いてマイクロ電磁石を形成し、電磁力によって光反
射体3を移動させる電磁力駆動方式としてもよい。
【0071】また、上記実施形態例では、第1、第2の
レンズ8,9を全コアのグレーテッドインデックスファ
イバから成るレンズ型光ファイバとしたが、第1、第2
のレンズ8,9は光ファイバ以外のレンズとしてもよ
い。ただし、上記実施形態例のように、第1、第2の光
ファイバ8,9をレンズ型光ファイバとして第1、第2
の光ファイバ6,7に融着接続すると、その光軸合わせ
や取り扱い作業性を容易にできる。
【0072】さらに、上記実施形態例では、光反射体3
は互いに90度の角度で対向するミラー3a,3bを有
する構成としたが、光反射体3は例えば互いに90度の
角度で対向する反射面を備えたブロック状の光反射体と
してもよい。また、本発明において、光反射体3の移動
距離は特に限定されるものでなく適宜設定されるもので
ある。
【0073】さらに、上記実施形態例では、第1、第2
の光部品を第1、第2の光ファイバ6,7としたが、光
ファイバ以外の光部品を用いて本発明の可変光減衰器を
構成することもできる。。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、第1の光部品と第2の
光部品との間で伝搬する光の点対称のモードフィールド
形状を保ちながら前記第1の光部品と第2の光部品との
結合効率を調整して光パワーを調整するので、光減衰量
の波長依存性を小さくすることができるし、シャッター
板を用いた場合と異なり偏波依存性損失の発生を抑制す
ることができるし、さらに、高光入力パワーに耐えるこ
とができる小型の可変光減衰器とすることができる。
【0075】また、本発明において、第1と第2の光部
品を並設し、第1の光部品から出射した光を第2の光部
品側に反射する光反射体を第1の光部品からの出射光の
進行方向に沿って進退移動させる構成においては、第1
の光部品と第2の光部品との間で伝搬する光の光路長を
光軸方向に変化させ、この光路長変化によって、第1の
光部品と第2の光部品との結合効率を変化させ、光減衰
量を自在に可変することができ、30dB以上の光減衰
量を達成することもできる。
【0076】また、この構成の本発明によれば、上記の
如く、第1の光部品と第2の光部品との間で伝搬する光
の光路長を光軸方向に変化させて光減衰量を可変するも
のであるから、光減衰量の波長依存性を小さくすること
ができるし、シャッター板を用いた場合と異なり偏波依
存性損失の発生を抑制することができるし、さらに、高
光入力パワーに耐えることができる小型の可変光減衰器
とすることができる。
【0077】さらに、本発明において、光反射体を、9
0度の角度で互いに対向する対向ミラーを有する構成と
し、前記対向ミラーの反射面を第1の光部品からの出射
光の進行方向に斜めに交わる態様として半導体基板上に
形成した構成によれば、第1および第2の光部品と光反
射体との位置合わせも容易にでき、可変光減衰器の作製
を容易にできる。
【0078】さらに、本発明において、半導体微細加工
技術を用いて形成した支持部を介して光反射体を半導体
基板上に形成した構成によれば、光反射体移動手段の動
作によって光反射体を正確に移動できる。
【0079】さらに、本発明において、光反射体移動手
段は静電力又は電磁力により前記光反射体を移動する構
成によれば、静電力や電磁力により光反射体を正確に移
動でき、光減衰量の制御特性が良好な可変光減衰器とす
ることができる。
【0080】さらに、本発明において、第1のレンズと
第2のレンズの少なくとも一方はレンズ機構を有するレ
ンズ型光ファイバであり、該レンズ型光ファイバが対応
する第1又は第2の光部品の接続端面側に接続されてい
る構成によれば、第1のレンズや第2のレンズと第1の
光部品や第2の光部品の光軸合わせを省略できるし、取
り扱いも容易にできる。
【0081】さらに、本発明において、第1の光部品と
第2の光部品の接続端面側と、第1のレンズと第2のレ
ンズとは半導体基板上に固定されている構成によれば、
これらの構成要素の光軸合わせを容易にできるし、可変
光減衰器の小型化を図ることができる。
【0082】さらに、本発明において、第1の光部品と
第2の光部品の少なくとも一方は光ファイバとした構成
によれば、可変光減衰器と他の光部との接続作業製を良
好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変光減衰器の一実施形態例を示
す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例に適用されている基板の構成を
示す平面図である。
【図3】上記実施形態例におけるカムギヤの構成を示す
平面説明図である。
【図4】上記実施形態例における光反射体移動用のアク
チュエーターの構成を示す平面説明図である。
【図5】上記実施形態例における光路長変化と光減衰量
変化との相関データを示すグラフである。
【図6】上記実施形態例における光減衰量の波長依存性
を示すグラフである。
【図7】上記実施形態例における光減衰量の偏波依存性
損失特性を示すグラフである。
【図8】波長多重伝送システムのシステム構成例の説明
図である。
【図9】従来の可変光減衰器の一例を示す説明図であ
る。
【図10】従来の可変光減衰器の別の例とその光減衰量
の波長依存性を示す説明図である。
【図11】従来の可変光減衰器のさらに別の例とその光
減衰量の波長依存性を示す説明図である。
【図12】点対称に広がった光の回折パターンを示す説
明図である。
【符号の説明】 1 シリコン基板 2 光反射体移動台(支持部) 3 光反射体 4,5 アクチュエーター(光反射体移動手段) 6 第1の光ファイバ(第1の光部品) 7 第2の光ファイバ(第2の光部品) 8 第1のレンズ 9 第2のレンズ 21,22,23 カムギヤ 24 アクチュエーター 26,27 溝 40,41 梁部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光部品と第2の光部品との間で伝
    搬する光の点対称のモードフィールド形状を保ちながら
    前記第1の光部品と前記第2の光部品との結合効率を調
    整して光パワーを調整することを特徴とする可変光減衰
    器。
  2. 【請求項2】 第1の光部品と、該第1の光部品と並設
    される第2の光部品と、前記第1の光部品からの出射光
    を受けて該光を前記第2の光部品の光入射側に反射する
    光反射体と、前記第1の光部品から出射されて前記光反
    射体に入射する光の光路上に設けられる第1のレンズ
    と、前記光反射体から出射されて前記第2の光部品に入
    射する光の光路上に設けられる第2のレンズと、前記光
    反射体を前記第1の光部品からの出射光の進行方向に沿
    って進退移動させることにより前記第1の光部品と第2
    の光部品との結合効率を調整して光パワーを調整する光
    反射体移動手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載の可変光減衰器。
  3. 【請求項3】 光反射体は90度の角度で互いに対向す
    る対向ミラーを有し、前記光反射体は前記対向ミラーの
    反射面を第1の光部品からの出射光の進行方向に斜めに
    交わる態様として半導体基板上に形成されていることを
    特徴とする請求項2記載の可変光減衰器。
  4. 【請求項4】 光反射体は半導体微細加工技術を用いて
    形成した支持部を介して半導体基板上に形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の可変光減
    衰器。
  5. 【請求項5】 光反射体移動手段は静電力又は電磁力に
    より前記光反射体を移動することを特徴とする請求項2
    又は請求項3又は請求項4記載の可変光減衰器。
  6. 【請求項6】 第1のレンズと第2のレンズの少なくと
    も一方はレンズ機構を有するレンズ型光ファイバであ
    り、該レンズ型光ファイバが対応する第1又は第2の光
    部品の接続端面側に接続されていることを特徴とする請
    求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載の可変光減衰
    器。
  7. 【請求項7】 第1の光部品と第2の光部品の接続端面
    側と、第1のレンズと第2のレンズとは半導体基板上に
    固定されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6
    のいずれか一つに記載の可変光減衰器。
  8. 【請求項8】 第1の光部品と第2の光部品の少なくと
    も一方は光ファイバとしたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項7のいずれか一つに記載の可変光減衰器。
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