JP2002219850A - ガラス面の印刷方法及びガラス製品 - Google Patents

ガラス面の印刷方法及びガラス製品

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JP2002219850A
JP2002219850A JP2001019107A JP2001019107A JP2002219850A JP 2002219850 A JP2002219850 A JP 2002219850A JP 2001019107 A JP2001019107 A JP 2001019107A JP 2001019107 A JP2001019107 A JP 2001019107A JP 2002219850 A JP2002219850 A JP 2002219850A
Authority
JP
Japan
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printing
ink
glass
mesh
screen
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001019107A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Mikoshi
良和 美越
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Toyo Glass Co Ltd
Original Assignee
Toyo Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクの厚みを厚くして、盛り上がりのある印
刷面とすることを可能とし、かつ、インキ面にクラック
が入らず、光沢のある印刷面とすることができるガラス
面の印刷方法を開発する。 【解決手段】 ガラス面に、120〜180メッシュの
スクリーンメッシュを用いて線膨張率が86×10−7
以下の低膨張率インクでスクリーン印刷を行う。更に、
印刷部の全面又は部分的に透明インクを重ねて印刷す
る。印刷部に透明インクを重ねて印刷することで、光沢
のある印刷面とすることができる。また、印刷面に部分
的に透明インクを重ねて光沢に差をつけると、あたかも
筆書きしたような立体感のある印刷とすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス食器、ガラ
スびんなどの包装用ガラス容器などのガラス面に印刷を
行う方法、及び、その方法で印刷した印刷部を有するガ
ラス製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス面の印刷方法は、ガラス表
面に、250〜300メッシュ程度のスクリーンメッシ
ュを用いて87〜93×10−7程度の線膨張率を有す
るガラスインキで0.05〜0.06mm程度のインク
厚でスクリーン印刷していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガラスインクは、87
×10−7以上の膨張率を有するインクを用いるのが一
般的である。86×10−7に満たない低膨張率のイン
クは印刷面の光沢が失われるためである。しかし、高い
膨張率を有するガラスインクは、ガラス面に厚く塗るこ
とができない。インクの厚みが0.1mmを越えるとイ
ンキ面にクラックが入りやすくなるためである。したが
って、従来の印刷方法は250〜300メッシュ程度の
スクリーンメッシュを用いてインクの厚みを0.05〜
0.06mm程度としており、そのために印刷面は平面
的であり、単調な印刷しかすることができなかった。本
発明は、インクの厚みを厚くして、盛り上がりのある印
刷面とすることを可能とし、かつ、インキ面にクラック
が入らず、光沢のある印刷面とすることができるガラス
面の印刷方法を開発することを課題としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス面に、
120〜180メッシュのスクリーンメッシュを用いて
線膨張率が86×10−7以下の低膨張率インクでスク
リーン印刷を行う工程と、印刷部の全面又は部分的に透
明インクを重ねて印刷する工程とを有することを特徴と
するガラス面の印刷方法である。
【0005】また本発明は、ガラス面に、120〜18
0メッシュのスクリーンメッシュを用いて線膨張率が8
6×10−7以下の低膨張率インクでスクリーン印刷を
行う工程と、印刷部の全面又は部分的に透明インクを重
ねて印刷する工程とを有する印刷方法で印刷した印刷部
を有することを特徴とするガラス製品である。ガラス製
品は、ガラス食器、保存用ガラスびん、包装用ガラス容
器などの各種のガラス製品である。
【0006】一般的なソーダ石灰ガラスの線膨張計数は
86×10−7程度であるから、それと同じ又はそれ以
下、すなわち、86×10−7以下の線膨張率を有する
ガラスインクを用いれば、120〜180メッシュの粗
いスクリーンメッシュを用いて0.1mm以上の厚塗り
をしても、インク面にクラックが生じないようになる。
低線膨張率のインクは光沢がないけれども、印刷部に透
明インクを重ねて印刷することで、光沢のある印刷面と
することができる。また、印刷面に部分的に透明インク
を重ねて光沢に差をつけると、あたかも筆書きしたよう
な立体感のある印刷とすることができる。
【0007】ガラスインクは、ガラスフリット、顔料及
びワックスを調合したものであるが、ガラスフリットを
低膨張率のものに変換することで、低膨張率のガラスイ
ンクを得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ガラスタンブラーの外周面に次の
6工程からなるスクリーン印刷を行った。 第1工程:線膨張率84×10−7のイエローインクを
250メッシュのスクリーンメッシュを用いて図1のパ
ターンで印刷した。 第2工程:線膨張率85×10−7のグリーンインクを
300メッシュのスクリーンメッシュを用いて図2のパ
ターンで印刷した。 第3工程:線膨張率85.6×10−7のブルーインク
を250メッシュのスクリーンメッシュを用いて図3の
パターンで印刷した。 第4工程:線膨張率86×10−7のブルーインクを1
50メッシュのスクリーンメッシュを用いて図4のパタ
ーンで印刷した。 第5工程:線膨張率84.3×10−7のグリーンイン
クを150メッシュのスクリーンメッシュを用いて図5
のパターンで印刷した。 第6工程:線膨張率82.6×10−7の透明インクを
150メッシュのスクリーンメッシュを用いて図6のパ
ターンで印刷した。 これらの工程で印刷した結果、図7に示す印刷が完了し
た。この印刷面は0.11〜0.13mmの厚みがあっ
て、透明インクを部分的に重ねたために光沢に部分的な
差があり、あたかも筆書きしたかのような印刷面となっ
た。
【0009】
【発明の効果】本発明は、インクの厚みを厚くして盛り
上がりのある印刷面とすることができ、しかも、インキ
面にクラックが入りにくい。透明インクを印刷部分の全
面に重ねて印刷すると、全体に光沢のある印刷面とする
ことができる。透明インクを印刷部分に部分的に重ねて
印刷すると、インクの厚みと光沢の差とが相俟って、あ
たかも筆書きしたかのような印刷面とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の印刷方法における第1工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図2】実施例の印刷方法における第2工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図3】実施例の印刷方法における第3工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図4】実施例の印刷方法における第4工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図5】実施例の印刷方法における第5工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図6】実施例の印刷方法における第6工程の印刷パタ
ーンの説明図である。
【図7】実施例の印刷方法における第7工程の印刷パタ
ーンの説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス面に、120〜180メッシュの
    スクリーンメッシュを用いて線膨張率が86×10−7
    以下の低膨張率インクでスクリーン印刷を行う工程と、
    印刷部の全面又は部分的に透明インクを重ねて印刷する
    工程とを有することを特徴とするガラス面の印刷方法
  2. 【請求項2】 請求項1の印刷方法で印刷した印刷部を
    有することを特徴とするガラス製品
JP2001019107A 2001-01-26 2001-01-26 ガラス面の印刷方法及びガラス製品 Withdrawn JP2002219850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2078613A2 (en) 2008-01-09 2009-07-15 Dainippon Screen Mfg., Co., Ltd. Method of printing and printer
CN103303014A (zh) * 2012-03-05 2013-09-18 卡西欧计算机株式会社 印刷表面加工方法及印刷表面加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2078613A2 (en) 2008-01-09 2009-07-15 Dainippon Screen Mfg., Co., Ltd. Method of printing and printer
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