JP2002219515A - 軸状ワークの歪み修正装置 - Google Patents
軸状ワークの歪み修正装置Info
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Abstract
転させ、検出器20で歪み量を検出する。検出された歪
み量はCPU22に供給され、CPU22は歪み量に応
じたプレス量を決定し、プレス制御部18を介してプレ
ス機14のプレス量を制御する。1回目のプレスで修正
不足であった場合、あるいは修正過多であった場合に、
CPU22は、プレス前後の歪み量の比率を用いて次回
のプレス量を算出する。また、ワーク硬さから次回プレ
ス量を決定することもできる。
Description
正装置、特にプレスにより軸状ワークの歪みを修正する
装置に関する。
パワーステアリングラックシャフトに歪みが生じている
場合に、歪み量に応じたプレス量でプレスし、歪みを修
正する技術が知られている。例えば、軸状ワークに歪み
が発見された場合、その歪み量で規定されるプレス量で
プレスを行い、プレスしてもなお修正不足の場合には、
次回のプレス量=前回のプレス量×(100+加算率)
/100により次回プレス量を演算し、このプレス量で
再度プレスして歪みを修正する技術が知られている。な
お、プレスして修正過多、すなわち逆方向に歪みが生じ
てしまった場合には、一般に 次回のプレス量=前回のプレス量×(100−減算率)
/100 によりプレス量を算出し、このプレス量でプレスするこ
とで修正している。ここで、上式における加算率や減算
率は、予め実験的に定められる定数である。
においては、修正不足や修正過多となった場合に次回の
プレス量を決定するために用いられる加算率や減算率は
所定値であり、プレス前後の軸状ワークの歪み変化と無
関係に決定されるため、軸状ワークの特性や修正の履歴
が次回のプレス量に反映されず、結果として歪み量を許
容範囲内に収め修正が完了するまでに要するプレス回数
が少なくない問題があった。
や形状毎に歪み量とプレス量との関係を予め求めてお
き、この関係を用いてプレスすることも理論的には可能
であるが、多種類のサンプルについてのデータ収集が必
要となり、またこれらの関係を全て記憶しておくメモリ
容量も増大してしまう問題がある。
みなされたものであり、その目的は、ワークの特性や修
正の履歴をプレス量に反映させ、これにより最適のプレ
ス量を決定して、より少ないプレス回数で軸状ワークの
歪みを修正することができる装置を提供することにあ
る。
に、本発明は、軸状ワークの歪み量を検出する手段と、
前記歪み量に応じ、前記歪みを修正するプレス量を算出
する演算手段と、算出された前記プレス量で前記軸状ワ
ークをプレスする手段とを有し、前記プレス量は、プレ
ス前後の歪み量の比率を用いて算出されることを特徴と
する。プレス前後の歪み量の比率を用いることで、軸状
ワークの特性あるいは過去の修正履歴を考慮したプレス
量算出が可能となり、より適当なプレスを行って効率的
に歪みを修正することができる。
後に修正不足である場合に、
ことが好適である。弾性変形量は当該軸状ワーク固有の
値であり、(1回目のプレス量−弾性変形量)は弾性変
形を超えて軸状ワークに生じた変形、すなわち塑性変形
量を示す。この塑性変形量をプレス前後の比率であるプ
レス前歪み量/(プレス前歪み量−プレス後歪み量)で
補正し、定数で増減調整した後に弾性変形量と加算する
ことで、1回目のプレスで修正不足であった分を適当な
プレス量でさらに修正することができる。
ス後に修正不足である場合に、
ことが好適である。加算率をプレス前後の比率であるプ
レス後歪み率/プレス前歪み率で補正することで、当該
軸状ワークの特性あるいは過去の修正履歴を考慮したプ
レスが可能となり、修正が完了するまでのプレス回数を
結果として低減することができる。
修正過多である場合に、
ことが好適である。弾性変形量は当該軸状ワーク固有の
値であり、(前回プレス量−弾性変形量)は弾性変形を
超えて軸状ワークに生じた変形、すなわち塑性変形量を
示す。この塑性変形量をプレス前後の比率であるプレス
後歪み量/(プレス前歪み量+プレス後歪み量)で補正
し、定数で増減調整した後に弾性変形量と加算すること
で、前回のプレスで修正過多であった分を適当なプレス
量でさらに修正することができる。
出する手段と、前記歪み量に応じ、前記歪みを修正する
プレス量を算出する演算手段と、算出された前記プレス
量で前記軸状ワークをプレスする手段と、を有し、前記
プレス量は、プレス前後の歪み量および前回プレス量か
ら算出されたワーク硬さを用いて算出されることを特徴
とする。
ク硬さに基づいてプレス量を決定することで、ワークの
バラツキが大きくても、適切な修正プレスを行うことが
できる。
正不足である場合に、ワーク硬さ=前回戻り量=前回プ
レス量−(今回歪み量−前回歪み量)/2で算出し、前
回プレス後に修正過多である場合、ワーク硬さ=前回戻
り量=前回プレス量−(今回歪み量+前回歪み量)/2
で算出することが好適である。
数×前回戻り量+任意定数×今回歪み量で次回のプレス
量を算出することが好適である。
ることで、前回のプレスによる歪み量によりワーク硬さ
を計測することができ、計測結果に応じて次回プレス量
を決定することができる。
形態について説明する。
歪み修正装置の全体構成が示されている。パワーステア
リングのラックシャフトなどの軸状ワーク10はローラ
などの回転機構12によりその中心軸回りに適宜回転駆
動される。軸状ワーク10の下部にはプレス受け16が
配置され、軸状ワーク10をプレス受け16にて支持
し、所定の部位をプレス機14でプレスすることで歪み
が修正される。軸状ワーク10の歪み量は検出器20で
検出され、検出された歪み量はCPU22に供給され
る。CPU22は、検出器20から供給された歪み量に
基づき次回のプレス量を算出する。そして、算出された
プレス量に基づき駆動信号をプレス制御部18に出力す
る。プレス制御部18は、CPU22から供給された駆
動信号に基づきプレス機14を駆動し、指示されたプレ
ス量で軸状ワーク10をプレスする。
動作を制御する他、回転機構12の動作を制御してもよ
く、軸状ワーク10の回転、検出器20による歪み量検
出、プレス機14による軸状ワーク10へのプレスを一
括制御することが好適である。
チャートが示されている。まず、回転機構12により軸
状ワーク10をその中心軸回りに所定速度で回転させ、
このときの歪み量(振れ量)を検出器20で検出する。
以下、軸状ワーク10を回転駆動させたときに生じる歪
み(振れ)を測定する作業をダイナミック測定と称する
(S101)。検出器20で検出された歪み量はCPU
22に供給され、CPU22は検出された歪み量(振れ
量)が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する(S1
02)。検出された歪み量が所定の許容範囲内にある場
合には、軸状ワーク10に問題なしとして歪み修正処理
を終了する。
る場合には、歪み修正が必要であると判定し、以後の処
理に移行する。すなわち、歪みが存在していると判定し
た場合には、CPU22は、プレス制御部18に駆動信
号を出力して歪みを減少させる方向に第1回目のプレス
を行い、軸状ワーク10の歪みをある程度修正する(S
103)。このプレス量は、例えば種々の歪み量を有す
る複数の軸状ワークに対して種々のプレス量でプレス
し、最も歪み量が少なくなるプレス量を実験的に求めて
おき、歪み量とプレス量との関係をテーブルなどに記憶
してこのテーブルを参照することで決定することができ
る。
際に用いられる、歪み量とプレス量との関係が示されて
いる。例えば、図において歪み量がαである場合、これ
を修正するためのプレス量はβであると決定する。な
お、図3に示された関係は、テーブル形式でCPU22
のメモリに記憶してもよく、あるいは関数形式でメモリ
に記憶してもよい。
量を決定し、第1回目のプレスを行った後、軸状ワーク
10を回転させて再びダイナミック測定を行う(S10
4)。ダイナミック測定では、回転機構12により軸状
ワーク10を中心軸回りに回転させ、そのときの歪み量
(あるいはふれ量)を測定する。そして、CPU22
は、測定結果を所定の許容値と比較し(S105)、許
容範囲内であれば第1回のプレス、すなわちS103に
おけるプレスで歪みは修正されたと判定して修正作業を
終了する。一方、ダイナミック測定の結果所定の許容範
囲内にない、すなわち歪みが修正されていないと判定さ
れた場合には(図3に示されたテーブルが正確であれば
1回のプレスで修正が完了するとも考えられるが、軸状
ワークの特性は種々であり、したがって限られたテーブ
ルでは1回のプレスで許容範囲内に収まらない場合も少
なくない)、CPU22は後述するアルゴリズムにより
次回のプレス量(押込量)を算出する(S106)。そ
して、算出された新たなプレス量でプレスし、再びS1
03以降の処理を繰り返して最終的にダイナミック歪み
量を所定の許容範囲内に収める。
量(押込量)算出処理の詳細フローチャートが示されて
いる。まず、CPU22は、ダイナミック歪み量が所定
の許容範囲外である場合に、第1回目のプレスが修正不
足であるか、あるいは修正過多であるかを判定する(S
201)。この判定は、具体的にはプレス前後の歪み方
向が同一方向である場合に修正不足、互いに逆方向であ
る場合に修正過多と判定する。そして、修正不足の場合
には、CPU22は次に修正不足あるいは修正過多と判
定された後の第1回目の修正(プレス回数としてはS1
03におけるプレスを含めると2回目)であるか否かを
判定する(S202)。第1回目の修正プレス、すなわ
ちプレスの回数としては2回目である場合には、以下の
式(1)に基づき次回のプレス量を算出する。
であり、実験的に定まるものである。プレス前歪み量
は、前回のプレス、すなわちS103で行った1回目の
プレスの前に軸状ワーク10に生じていた歪み量であ
り、プレス後歪みは1回目のプレス直後に生じている軸
状ワーク10の歪み量、定数は所定の補正係数である。
弾性係数、プレス前歪み量、プレス後歪み量、定数はC
PU22のメモリに記憶されており、CPU22はこれ
らを用いてプレス量を算出する。
なわち2回目以降の修正プレス(S103のプレスを含
めると、プレス回数としては3回目以降)である場合に
は、CPU22は以下の式(2)により次回のプレス量
を算出する。
あり、プレス後歪み量は前回のプレス直後に生じている
軸状ワーク10の歪み量、プレス前歪み量は前回のプレ
スを行う前に生じていた軸状ワーク10の歪み量であ
る。前回プレス量、加算率、プレス後歪み量、プレス前
歪み量はいずれもCPU22のメモリに記憶されてお
り、CPU22はこれらの値をメモリから読み出して上
式に従いプレス量を算出する。
場合には、CPU22は以下の式(3)により次回のプ
レス量を算出する。
歪み量は前回のプレス直後に生じている軸状ワーク10
の歪み量、プレス前歪み量は前回のプレス前に生じてい
た歪み量、定数は所定の補正係数である。
る式(2)と従来の算出式とを比較すると、本実施形態
における式(2)においては加算率をプレス前後の歪み
量の比率を用いて補正している点に特徴がある。すなわ
ち、従来においては加算率をそのまま用いているが、本
実施形態においては、従来のように固定的な加算率を用
いるのではなく、加算率×プレス後歪み量/プレス前歪
み量として、その軸状ワーク10における修正履歴を考
慮して加算率を調整し、次回のプレス量を算出してい
る。これにより、プレス後に大きく歪みが改善された軸
状ワーク10については、その分だけ次回のプレス量も
小さくなり、軸状ワーク10の特性に合致した修正が可
能となる。
ス量算出にも用いることが考えられる。しかしながら、
図2におけるS103の処理、すなわち最初のプレスに
より相当程度歪みが修正されている場合には、プレス前
後の歪み量の比率であるプレス後歪み量/プレス前歪み
量が極小となり、結果として加算率が大幅に縮小されて
次回のプレス量の値が小さくなり、十分な修正が行えな
い可能性がある。そこで、本実施形態においては、式
(2)は2回目以降の修正プレス算出に用い、第1回目
の修正プレス量、すなわちS103にてプレスした直後
のプレスにおいては、式(2)を用いるのではなく、式
(1)を用いることでプレス量を適正化している。式
(1)において弾性変形量は実験的に算出され、(1回
目のプレス量−弾性変形量)は1回目のプレスにより塑
性変形した量を意味している。すなわち、式(1)は、
軸状ワーク10の弾性変形量に、さらに過去の修正履歴
を考慮した比率で塑性変形量を加えたものとして次回の
プレス量が算出されることを意味している。式(3)に
ついても、式(1)と同様である。但し、過去の履歴を
表す比率は、修正過多であるため歪み量が逆方向になっ
たことを考慮してプレス後歪み量/(プレス前歪み量+
プレス後歪み量)となっている。歪み量は絶対値である
ことに注意されたい。
軸状ワーク10の歪み修正を行った結果が示されてい
る。図において、横軸はプレス回数であり、縦軸はデー
タ数(%)であって、歪み量が所定の許容範囲内になる
までのプレス回数についてのヒストグラムを示してい
る。図において、符号100は本実施形態によるアルゴ
リズムで修正した場合のヒストグラムであり、符号20
0は従来方法により修正したヒストグラムである。従来
方法では、15回程度のプレスを要している場合もある
ところ、本実施形態のアルゴリズムでは、プレス回数5
回以内で修正が完了しており、従来方法に比べて少ない
プレス回数で効率的に修正が行われたことを示してい
る。
ーク10の特性あるいは修正履歴を考慮して次回のプレ
ス量を決定するため、より適切なプレス量で修正を行う
ことができ、少ないプレス回数で短時間に軸状ワーク1
0の歪みを修正することができる。
(3)式に基づいて次回のプレス量を算出しているが、
本願出願人は、他の算出アルゴリズムを用いて修正を行
った結果も得ている。例えば、前回修正不足の場合に用
いられる算出式として、(2)式の他に、
低減の効果がないことを確認している。また、修正過多
の場合にも、(3)式の他に
低減の効果がないことを確認している。
前後の歪み率に基づいてプレス量を算出することで、効
率的な修正を行った。
性質が修正曲線から大幅にはずれたときにプレス修正に
まで時間がかかる場合があるという問題があった。これ
は、上記実施形態では、ワーク個々のバラツキを、ワー
クの弾性変形量と、塑性変形量とに分離して表現してい
るが、弾性変形を定数(設定値)で扱っているために、
ワークのバラツキを表現し切れていない点にあると考え
られる。
り量をワークの硬さとして求め、これに基づいて、次回
のプレス量を決定することで、ワークのバラツキが大き
い場合においてもそれに対応できる修正を提供する。
チャートが示されている。まず、回転機構12により軸
状ワーク10をその中心軸回りに所定速度で回転させ、
このときの歪み量(振れ量)を検出器20で検出するダ
イナミック測定を行う(S201)。検出器20で検出
された歪み量はCPU22に供給され、CPU22は検
出された歪み量が所定の許容範囲内にあるか否かを判定
する(S202)。検出された歪み量が所定の許容範囲
内にある場合には、軸状ワーク10に問題なしとして歪
み修正処理を終了する。
る場合には、歪み修正が必要であると判定し、以後の処
理に移行する。すなわち、歪みが存在していると判定し
た場合には、CPU22は、図3に示す歪み量と修正プ
レス量に基づいて修正プレスを行う(S203)。そし
て、この修正後の歪み量をダイナミック測定し(S20
4)、歪み量が許容範囲内にあるか否かを判定する(S
205)。このS205の判定でYESであれば、処理
を終了する。
レス回数が予め設定した設定値以下かを判定する(S2
06)。そして、設定値以下であった場合には修正処理
がうまく行われないと判定し、修正不可と判定して(S
207)、処理を終了する。なお、修正不可と判定した
場合にはその旨の表示などの出力を行うことが好適であ
る。
レス量を補正し(S208)、S203に戻り補正した
プレス量で修正プレスを行う。
8において、修正プレス量をワークの硬さに応じて修正
プレス量を補正して次回のプレス量を決定する。これに
ついて、以下に説明する。
量が所定値(規格)内とならない場合には、前回プレス
の前後の歪み量および前回プレス量からワークの硬さを
算出する。そして、このワーク硬さは、前回プレス不足
の場合は、 ワーク硬さ=前回戻り量=前回プレス量−(今回歪み量
−前回歪み量)/2 で算出し、前回プレス過多の場合、 ワーク硬さ=前回戻り量=前回プレス量−(今回歪み量
+前回歪み量)/2 で算出する。
に、ワークはプレスヘッド14の下端から修正後の位置
にスプリングバックする。この量が前回戻り量であり、
これをワーク硬さと定義する。そして、次回プレス時に
は、前回戻り量よりも大きなストローク(前回修正時の
プレス下端よりも下まで)でプレスを行わないと、塑性
変形は発生せず、歪みは修正されない。
を考慮して、次式を用いて次回プレス時のプレス量を決
定する。 (前回プレス不足時) 次回プレス量=α×前回戻り量+β×今回歪み量 (前回プレス過多時) 次回プレス量=γ×前回戻り量+δ×今回歪み量 ここで、α、β、γ、δは、任意の定数であり、車種や
形状によって異なるため、別途試験によって適正値を求
めておき決定することが必要である。
考慮して、所望の塑性変形が得られるようにプレス修正
量決定することができる。従って、ワークにバラツキが
大きい場合においてもそのワークに適切な修正プレスを
行うことができ、効果的な修正プレスを行うことができ
る。
けるプレスカウントの実績を示す。この例では、4回の
プレスカウントを最大回数としており、4回のプレスに
おいて修正終了した確率は81%から97%に上昇する
ことができた。また、平均プレイス回数も2.5回から
2.0回に減少することができた。
0として車両パワーステアリングのラックシャフトを例
に取り説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばパワーステアリングのラックシャフト、ピ
ニオン、アクスルのリアおよびフロントシャフト、CV
J(駆動シャフトと被駆動シャフトの間で等角速度で回
転を伝達する等速ジョイント)の中間シャフト、インボ
ードなど任意の軸状ワークの歪み取りに適用することが
可能である。
状ワークの歪みを効率的に修正することができる。
ある。
トである。
ム図である。
ある。
である。
る。
16 プレス受け、18 プレス制御部、20 検出
器、22 CPU。
Claims (7)
- 【請求項1】 軸状ワークの歪み量を検出する手段と、 前記歪み量に応じ、前記歪みを修正するプレス量を算出
する演算手段と、 算出された前記プレス量で前記軸状ワークをプレスする
手段と、 を有し、前記プレス量は、プレス前後の歪み量の比率を
用いて算出されることを特徴とする軸状ワークの歪み修
正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記演算手段は、1回目のプレス後に修正不足である場
合に、 プレス量=弾性変形量+プレス前歪み量/(プレス前歪
み量−プレス後歪み量)×(1回目のプレス量−弾性変
形量)×定数 で規定される算出式を用いて次回のプレス量を算出する
ことを特徴とする軸状ワークの歪み修正装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記演算手段は、2回目以降のプレス後に修正不足であ
る場合に、 プレス量=前回プレス量×{100+(加算率×プレス
後歪み量/プレス前歪み量)}/100 で規定される算出式を用いて次回のプレス量を算出する
ことを特徴とする軸状ワークの歪み修正装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記演算手段は、前回のプレス後に修正過多である場合
に、 プレス量=弾性変形量+プレス後歪み量/(プレス前歪
み量+プレス後歪み量)×(前回プレス量−弾性変形
量)×定数 で規定される算出式を用いて次回のプレス量を算出する
ことを特徴とする軸状ワークの歪み修正装置。 - 【請求項5】 軸状ワークの歪み量を検出する手段と、 前記歪み量に応じ、前記歪みを修正するプレス量を算出
する演算手段と、 算出された前記プレス量で前記軸状ワークをプレスする
手段と、 を有し、前記プレス量は、プレス前後の歪み量および前
回プレス量から算出されたワーク硬さを用いて算出され
ることを特徴とする軸状ワークの歪み修正装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記演算手段は、前回プレス後に修正不足である場合
に、 ワーク硬さ=前回戻り量=前回プレス量−(今回歪み量
−前回歪み量)/2 で算出し、 前回プレス後に修正過多である場合、 ワーク硬さ=前回戻り量=前回プレス量−(今回歪み量
+前回歪み量)/2 で算出することを特徴とする軸状ワーク歪み修正装置。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の装置におい
て、 前記演算手段は、 プレス量=任意定数×前回戻り量+任意定数×今回歪み
量 で次回のプレス量を算出することを特徴とする軸状ワー
ク歪み修正装置。
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