JP2002219172A - プロテクター付き注射針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 針を収納するプロテクターが針ハブから脱落
してしまうことのない固定機能部を有するプロテクター
付き注射針を複雑な形状とすることなく安価に提供す
る。 【構成】 針および針ハブを備えた注射針に対して、針
先を収納する収納機能部と、収納機能部を針ハブに連結
する固定機能部を有する安全注射針であって、前記固定
機能部は、前記針ハブに設けられた凸状リブと、凹状溝
を有する樹脂製の筒状体で構成され、凸状リブは、少な
くとも1本は針先側突起形状開始点を有し、少なくとも
別の1本は反針先側突起形状終点を有し、前記凹状溝
は、少なくとも１本はシリンダ側終点を有する溝である
とともに、少なくとも別の１本は針先側終点を有する溝
であって、前記筒状体のシリンダ側終点と針先側終点間
の軸方向の長さは、凸状リブの針先側突起形状開始点と
反針先側突起形状終点の長さ以上であることを特徴とす
るプロテクター付き注射針。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、使用済み注射針の針先
を覆うことが可能な収納機能部を針ハブに固定したプロ
テクター付き注射針に関するものである。

【０００２】

【先行技術】使用済み注射針は、エイズや肝炎などを感
染させる危険性を有している。この危険を回避するた
め、使用済み注射針の先端に偶然に接触するのを防止す
るプロテクター付き注射針が提供され、注射針を収納す
る機能を有するプロテクターを固定する方法が開示され
ている。たとえば特許2989937号によれば、プロテクタ
ーと連結した固定部が筒体であって、筒体の両端が、針
ハブの内テーパーと注射筒の外テーパーの形状を有して
針ハブと注射筒の中間で互いに連通するタイプがある。
この場合、針ハブと注射筒の間に追加される空間が形成
され、本来患者に投与されるべき高価な薬液が残存して
しまうという問題があった。この問題を指摘する特開平
10-57488のように、針ハブの外周面に固定するタイプの
出願もあるが、針を収納した後プロテクターが針ハブか
ら脱落してしまう問題を明確に解決しているとは言えな
い。針ハブの外周面にプロテクターを脱落しないように
連結して固定するためには、針ハブの一部と固定部の一
部に凸と凹の形状を設けることが解決であるが、感染対
策としての使い捨てが前提となる注射針は、これに伴っ
て低価格であることが不可欠で、製品の複雑な形状は生
産上コストアップの要因となり、感染予防を阻害する大
きな因子である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本願発明が解決すべき
課題は、針を収納するプロテクターが針ハブから脱落し
てしまうことのない固定機能部を有するプロテクター付
き注射針を複雑な形状とすることなく安価に提供するこ
とにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本出願では、請求項１記載の発明を提供する。
尚、以下説明の便宜上、図１に示す収納機能部(4)と針
(1)を含む平面を垂直平面、針(1)を含みこの垂直平面と
直交する平面を水平平面と呼ぶこととする。

【０００５】（請求項１）請求項１記載の発明は、鋭利
な針先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先(1
a)の反対端においてシリンダ(20)と接合するための針ハ
ブ(2)を備えた注射針(10)に対して、少なくとも針先を
収納する収納機能部(4)と、収納機能部(4)を針ハブ(2)
に連結する固定機能部を有するプロテクター付き注射針
であって、前記固定機能部は、前記針ハブ(2)の外周に
軸方向に設けられた複数の凸状リブ(3)と、針先(1a)側
の開口端からシリンダ(20)側の開口端までを連通した樹
脂製の筒状体(5)であって、内周面に前記凸状リブ(3)と
相対する位置に凸状リブ(3)が嵌入可能な幅の複数の凹
状溝(6)を有する筒状体(5)で構成され、 前記凸状リブ
(3)は、少なくとも1本は針先側突起形状開始点(3a)を有
したリブ(3)と、少なくとも別の1本は反針先側突起形状
終点(3b)を有したリブ(3)であって、前記凹状溝(6)は、
少なくとも１本は針先(1a)側の開口端から開始してシリ
ンダ(20)側の開口端手前に終点であるシリンダ側終点(6
a)を有する溝(6)であるとともに、少なくとも別の１本
はシリンダ(20)側の開口端から開始して針先(1a)側の開
口端手前に終点である針先側終点(6b)を有する溝(6)で
あって、反針先側突起形状終点(3b)を有したリブ(3)が
前記シリンダ側終点(6a)を有する溝に嵌入するとき、針
先側突起形状開始点(3a)を有したリブ(3)は前記針先側
終点(6b)を有する溝(6)に嵌入可能な位相関係にあっ
て、前記筒状体(5)のシリンダ側終点(6a)と針先側終点
(6b)間の軸方向の長さは、凸状リブ(3)の針先側突起形
状開始点(3a)と反針先側突起形状終点(3b)の長さ以上で
あることを特徴とするプロテクター付き注射針に係る。

【０００６】本発明を構成する針ハブの材質としては、
ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリ
スチレン（ＰＳ）、ポリカーボネート（ＰＣ）、ＡＢＳ
樹脂等が挙げられる。「収納機能部」とは、針(1)を、
アーム状の保護部材を回動させて収納するものや、リン
ク機構を用いて収納するもの、保護部材を軸方向に延伸
させて収納するもの等、様々なものが含まれ、以下に示
す実施例に限定されるものではない。凸状リブや凹状溝
の形成方法としては、一般的に金型を用いた成形加工に
より行われる。更に、凹状溝に嵌入する部分は、本発明
では凸状のリブであるが、その他の形状として、針先側
突起形状開始点(3a)及び反針先側突起形状終点(3b)に相
当する部分に単独に存在する突起状のものも考えられ
る。

【０００７】針先側突起形状開始点(3a)及び反針先側突
起形状終点(3b)は、一本の凸状リブに同時に存在する必
要は必ずしもない。例えば、以下の図７（ｂ）で示す実
施の形態のように垂直平面に位置する凸状リブが係止片
(7)に到達し、針先側突起形状開始点(3a)のみしか形成
されてない場合も本発明の範囲に含まれる。筒状体の材
質の材質としては、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピ
レン（ＰＰ）、ポリスチレン（ＰＳ）、ポリカーボネー
ト（ＰＣ）、ＡＢＳ樹脂等が挙げられる。「軸方向の長
さ」とは、図４や図５で示すように測定の対象となる２
点間の距離を、針(1)の軸上に投影した場合における針
(1)の軸上の距離をいう。凸状リブの針先側の角部(3c)
や筒状体内壁のシリンダ側の角部である筒状体角部(3d)
には、筒状体の針ハブへの固着力を弱めない範囲で面取
りを適宜施すことが好ましい。面取りを施すことによ
り、筒状体を針ハブに取り付け易くなるからである。

【０００８】「シリンダ」とは、一般の注射に使用され
る外筒のみに限定されるものではなく、留置針組立体に
おける針元部分、安全留置針組立体における使用後の内
針を収納する収納筒部分や、翼状針の針元部分等も含ま
れる意である。

【０００９】（作用）本発明の作用を組立方法とともに
説明する。製品の組立時であって、針ハブ(2)の針先(1
a)方向から筒状体(5)を組み付ける際、針ハブ(2)の針先
(1a)側と筒状体(5)のシリンダ(20)側開口端が相対す
る。筒状体(5)の内周面には溝(6)が形成されているが、
そのうち少なくとも１本は針先(1a)側の開口端から開始
してシリンダ(20)側の開口端手前に終点であるシリンダ
側終点(6a)を有しており、シリンダ(20)側には開口せ
ず、閉じた形状となっている。しかし、互いに軸方向に
押圧すると、筒状体(5)は樹脂製であるため弾性変形を
し、凸状リブ(3)はこの閉じた部分を乗り越え溝(6)に嵌
入する形となる。この場合、反針先側突起形状終点(3b)
は、前記シリンダ側終点(6a)に当接しえる形となるた
め、筒状体(5)の針先(1a)側への移動が規制されること
になる。また、少なくとも別の１本はシリンダ(20)側の
開口端から開始して針先(1a)側の開口端手前に終点であ
る針先側終点(6b)を有しており、針先(1a)側には開口せ
ず、閉じた形状となっている。この場合に、筒状体(5)
及び針ハブ(1)を互いに軸方向に押圧すると、凸状リブ
(3)は溝(6)のシリンダ(20)側の開口端から進入し、嵌入
状態となる。この場合、針先側突起形状開始点(3a)は、
前記針先側終点(6b)に当接しえる形となるため、筒状体
(5)のシリンダ(20)側への移動が規制されることにな
る。

【００１０】したがって、筒状体(5)を針ハブ(2)に押圧
して凸状リブ(3)を溝(6)に嵌入させるだけで、筒状体
(5)が、針先(1a)側及びシリンダ(20)側の両方への移動
を規制することができる作用を有する。また、前記筒状
体(5)のシリンダ側終点(6a)と針先側終点(6b)間の軸方
向の長さは、凸状リブ(3)の針先側突起形状開始点(3a)
と反針先側突起形状終点(3b)の長さ以上であり、凸状リ
ブ(3)を溝(6)に嵌入できる構成としたため、反針先側突
起形状終点(3b)は前記シリンダ側終点(6a)に当接するこ
とができ、針先側突起形状開始点(3a)は前記針先側終点
(6b)に当接することができる作用を有するようになる。
また、筒状体(5)のいずれの凹状溝(6)においても、少な
くとも一端が開口端に達しているので、アンダーカット
部が形成されず、金型構造が単純であり生産性が良くな
るという作用を有する。したがって、簡単な金型構造で
ありながらも、筒状体(5)を単に針ハブ(2)に押し込んで
いくだけで、筒状体(5)を針先(1a)及びシリンダ(20)側
に移動させる力にも十分抗する作用を有するようにな
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態および図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図１ないし図７である。 （図１〜図４）図１ないし図４は、本発明の第一の実施
形態を示している。図１は、患者の身体へ穿刺する直前
の注射器を表している。この注射器は、鋭利な先端を有
する針(1)の基端を固定する針ハブ(2)を有する注射針(1
0)が、シリンダ(20)と連結したものである。針ハブ(2)
の外周には樹脂製の筒状体(5)が嵌着され、この筒状体
(5)の針先側には使用後に針先(1a)を収納する収納機能
部(4)が折り畳まれて配置している。本実施形態におい
て針先(1a)を収納機能部(4)に収納する方法を図２と併
せて説明する。

【００１２】収納機能部(4)は、ロック部(4c)、弾性作
用を有する板状体(4d)、針先(1a)を覆うカバー部(4e)及
びヒンジ(4f)から構成される。患者の身体に針(1)を穿
刺後、針(1)を引き抜く。その後、収納機能部(4)の一部
分である収納機能部後方(4a)を指で針先(1a)方向に押圧
する。そうすると、ロック部(4c)のロックが解除され
る。板状体(4d)自体は弾性作用を有しているため、この
作用によりカバー部(4e)が前方にスライドし、針先(1a)
をカバーする。板状体(4d)が弾性作用を有する他、ヒン
ジ（4f）が針側（内側）に屈曲するように形成されてお
り、カバー部(4e)に対し、軸方向に荷重が作用すると、
ヒンジ(4f)が屈曲し板状体(4d)が針(1)に当接するた
め、この当接によりカバー部(4e)のシリンダ(20)側への
移動が規制され、針先(1a)がカバー部(4e)から露出する
ことが防止される。尚、収納機能部(4)については、本
実施形態で示すものに限定されず、その他様々な形態が
含まれる。

【００１３】図３（ａ）は収納機能部を省略するととも
に、筒状体を断面として示した平面図であり、図３
（ｂ）は収納機能部を省略するとともに、筒状体を断面
として示した正面図である。これ以降、便宜上収納機能
部(4)を省略する。図４（ａ）は図３（ａ）のＡ−Ａ線
断面図の筒状体及び両側面図を示したものであり、
（ｂ）は図３（ｂ）のＢ−Ｂ線断面図の筒状体及び両側
面図を示したものである。

【００１４】筒状体(5)内壁の水平平面位置には、針先
(1a)側の開口端から開始してシリンダ(20)側の開口端手
前に終点であるシリンダ側終点(6a)を有する溝(6)が設
けられている。同じく垂直平面位置には、シリンダ(20)
側の開口端から開始して針先(1a)側の開口端手前に終点
である針先側終点(6b)を有する溝(6)が設けられてい
る。筒状体(5)のいずれの凹状溝(6)においても、少なく
とも一端が開口端に達しているので、アンダーカット部
が形成されず、金型構造が単純であり生産性が良くなる
という作用を有する。

【００１５】また図５は同様に本発明の第一の実施形態
における組み付け前の注射針の図である。針ハブ(2)外
周の水平平面位置と垂直平面位置には、針先側突起形状
開始点(3a)から始まって反針先側突起形状終点(3b)ま
で、凸状リブ(3)が設けられている。筒状体(5)を取り付
け後の状態を説明すると（図３〜図５）、例えば筒状体
(5)に前方（針先(1a)側）へ移動させようとする荷重が
働いた場合、水平平面における反針先側突起形状終点(3
b)が、シリンダ側終点(6a)に当接し（図３）、筒状体
(5)の前方への移動が規制される。一方、筒状体(5)に後
方（シリンダ(20)側）へ移動させようとする荷重が働い
た場合、垂直平面における針先側突起形状開始点(3a)
（図５）が、針先側終点(6b)に当接し（図３）、筒状体
(5)の後方への移動が規制される。

【００１６】図３から図５に示すように、前記筒状体
(5)のシリンダ側終点(6a)と針先側終点(6b)間の軸方向
の長さＬ１は、凸状リブ(3)の針先側突起形状開始点(3
a)と反針先側突起形状終点(3b)の長さＬ２以上であるの
で、凸状リブ(3)と溝(6)は嵌入状態を維持している。し
たがって、簡単な金型構造でありながらも、筒状体(5)
を単に針ハブ(2)に押し込んでいくだけで、筒状体(5)を
前後方向に移動させる力にも十分抗する作用を有するよ
うになる。

【００１７】（図６〜図７）図６ないし図７は、針ハブ
(2)における本発明の第二の実施形態を示している。な
お、筒状体(5)の構成は第一実施例のものと同様であ
る。図６の針ハブ(2)には、注射筒(20)の種類によって
必要とされるルアーロックに対応するため、開口端に係
止片(7)を径方向に突出させている。また、凸状リブ(3)
のうち水平平面に位置するものは、針先側突起形状開始
点(3a)から反針先側突起形状終点(3b)まで形成され、垂
直平面に位置するものは、針先側突起形状開始点(3a)か
ら係止片(7)に届くまで形成されている。従って、凸状
リブに針先側突起形状開始点(3a)と反針先側突起形状終
点(3b)との両方が必ずしも存在する必要はなく、筒状体
との組み合わせによってはいずれか一方でもよいことに
なる。凸状リブ(3)のうち垂直平面に位置するものは、
針先側突起形状開始点(3a)から係止片(7)に届くまで形
成されているため、いずれの凸状リブも、少なくとも一
端が開口部から開始しているのでアンダーカット部が形
成されず、金型構造が単純であり生産性が良い。

【００１８】図４、図６、図７に示されるように、前記
筒状体(5)のシリンダ側終点(6a)と針先側終点(6b)間の
軸方向の長さＬ１は、凸状リブ(3)の針先側突起形状開
始点(3a)と反針先側突起形状終点(3b)の長さＬ２以上で
あるので、凸状リブ(3)と溝(6)は嵌入状態を維持してい
る。

【００１９】

【発明の効果】本記載の発明によれば、針を収納するプ
ロテクターが針ハブから脱落してしまうことのない固定
機能部を有するプロテクター付き注射針を複雑な形状と
することなく安価に提供することができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施形態において、使用時の状
態を示す斜視図である。

【図２】図１に示した第一の実施形態における使用後の
状態を示す斜視図である。

【図３】本発明の第一の実施形態を示したものであっ
て、（ａ）は収納機能部を省略するとともに、筒状体を
断面として示した平面図であり、（ｂ）は収納機能部を
省略するとともに、筒状体を断面として示した正面図で
ある。

【図４】本発明の第一の実施形態を示したものであっ
て、（ａ）は図３（ａ）のＡ−Ａ線断面図の筒状体及び
両側面図を示したものであり、（ｂ）は図３（ｂ）のＢ
−Ｂ線断面図の筒状体及び両側面図を示したものであ
る。

【図５】本発明の第一の実施形態における筒状体を組み
付け前の注射針の図である。

【図６】本発明の第二の実施形態を示したものであっ
て、（ａ）は収納機能部を省略するとともに、筒状体を
断面として示した平面図であり、（ｂ）は収納機能部を
省略するとともに、筒状体を断面として示した正面図で
ある。

【図７】本発明の第二の実施形態における筒状体を組み
付け前の注射針の図である。

【符号の説明】

１ 針 １ａ 針先 ２ 針ハブ ３ 凸状リブ ３ａ 針先側突
起形状開始点 ３ｂ 反針先側突起形状終点 ３ｃ 角部 ３ｄ 筒状体角部 ４ 収納機能部 ４ａ 収納機能
部後方 ４ｃ ロック部 ４ｄ 板状体 ４ｅ カバー部 ４ｆ ヒンジ ５ 筒状体 ６ 凹状溝 ６ａ シリンダ
側終点 ６ｂ 針先側終点 ７ 係止片 １０ 注射針 ２０ シリンダ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】鋭利な針先をなす針およびその針における
   針先の反対端においてシリンダと接合するための針ハブ
   を備えた注射針に対して、少なくとも針先を収納する収
   納機能部と、収納機能部を針ハブに連結する固定機能部
   を有するプロテクター付き注射針であって、 前記固定機能部は、前記針ハブの外周に軸方向に設けら
   れた複数の凸状リブと、針先側の開口端からシリンダ側
   の開口端までを連通した樹脂製の筒状体であって、内周
   面に前記凸状リブと相対する位置に凸状リブが嵌入可能
   な幅の複数の凹状溝を有する筒状体で構成され、 前記凸状リブは、少なくとも1本は針先側突起形状開始
   点を有したリブと、少なくとも別の1本は反針先側突起
   形状終点を有したリブであって、 前記凹状溝は、少なくとも１本は針先側の開口端から開
   始してシリンダ側の開口端手前に終点であるシリンダ側
   終点を有する溝であるとともに、少なくとも別の１本は
   シリンダ側の開口端から開始して針先側の開口端手前に
   終点である針先側終点を有する溝であって、 反針先側突起形状終点を有したリブが前記シリンダ側終
   点を有する溝に嵌入するとき、針先側突起形状開始点を
   有したリブは前記針先側終点を有する溝に嵌入可能な位
   相関係にあって、前記筒状体のシリンダ側終点と針先側
   終点間の軸方向の長さは、凸状リブの針先側突起形状開
   始点と反針先側突起形状終点の長さ以上であることを特
   徴とするプロテクター付き注射針。