JP2002218778A - 電磁アクチュエータの制御方法および電磁アクチュエータの制御装置 - Google Patents

電磁アクチュエータの制御方法および電磁アクチュエータの制御装置

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JP2002218778A
JP2002218778A JP2001005662A JP2001005662A JP2002218778A JP 2002218778 A JP2002218778 A JP 2002218778A JP 2001005662 A JP2001005662 A JP 2001005662A JP 2001005662 A JP2001005662 A JP 2001005662A JP 2002218778 A JP2002218778 A JP 2002218778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流フィードバック制御時の発振や振動を抑
制して、電磁アクチュエータに供給する電流の目標電流
値に対する実電流値の追従性を向上させる。 【解決手段】 目標電流値*Iを設定し(ステップS0
1)、実電流値Irを検出し(ステップS02)、電源
電圧Vbを検出し(ステップS03)、モータ22の磁
極位置θを検出し(ステップS04)、回転速度Mνを
算出する(ステップS05)。誘起電圧定数Kと回転速
度Mνから逆起電圧Vcを算出し(ステップS06)、
電源電圧Vbから逆起電圧Vcを減算して得た値をモー
タ抵抗Rmで除算して、電流値Imを算出する(ステッ
プS07)。目標電流値*Iを電流値Imで除算してロ
ックデューティーLOCKDUTYを算出し(ステップ
S10)、算出したPIDデューティーPID_DUT
Y(ステップS11)と加算して最終デューティーDU
TYとする(ステップS12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車等
の車両において車輪を懸架するサスペンションアームを
アクチュエータで上下動させる場合等に利用される電磁
アクチュエータの制御方法および電磁アクチュエータの
制御装置に係り、特に、電磁アクチュエータに供給する
電流に対するフィードバック制御の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−149130号
公報に開示された電気モータ式サスペンションのよう
に、車輪を回転可能に懸架するサスペンションアームに
モータアクチュエータの出力軸をトルク伝達可能に駆動
接続して、スタビライザーの反発力をモータトルクによ
り補助するロール剛性可変システムが知られている。こ
のロール剛性可変システムにおいては、例えば車両の旋
回時等にローリングが起こると、車両の左右輪のストロ
ーク差がずれることによってスタビラーザーバーに捩れ
が発生する。すると、この捩れ方向と反対方向に、スタ
ビライザーバーの剛性特性に応じた反発力が発生して、
左右輪のストローク差のずれが低減される。このように
機械的にロール抑制を行うスタビライザーに対して、電
子制御により駆動されるモータアクチュエータによっ
て、スタビラーザーバーの捻れ方向と反対方向の力を発
生する逆相動作を行ってスタビライザーの捻れ角を調整
することで、いわばスタビライザーバーの剛性(つまり
反発力)を増大して、車両のサスペンションのローリン
グに対するロール剛性を向上させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなサスペンション制御装置においては、モータアクチ
ュエータに、必要とされるトルク値を発生させるための
トルク指令が入力されると、このトルク指令とモータの
回転数とに基づいて、モータに供給する電流を指定する
ための電流指令として目標電流値が算出される。そし
て、実際にモータに流れる電流の実電流値が検出され
て、この実電流値を目標電流値に追従させるように、つ
まり目標電流値と実電流値との偏差がゼロとなるように
フィードバック制御が行われる。そして、このフィード
バック制御としては、例えば、比例動作(P動作)と、
積分動作(I動作)と、微分動作(D動作)とを組み合
わせたPID制御(比例・積分・微分制御)等が知られ
ている。
【0004】しかしながら、PID制御において目標電
流値に対する実電流値の追従性を向上させる際には比例
項を増大させる必要が生じる場合があり、この比例項の
増大に伴って制御システムの振動や発振等の不具合が発
生し易くなって、車両の操作性や走行安定性が劣化して
しまう虞がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
ので、電磁アクチュエータに対して電流フィードバック
制御を行う際に発振や振動等の不具合が発生することを
抑制して、電磁アクチュエータに供給する電流の目標電
流値に対する実電流値の追従性を向上させることが可能
な電磁アクチュエータの制御方法および電磁アクチュエ
ータの制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のサス
ペンション制御方法は、電磁アクチュエータへ電流を供
給して所望の出力を発生させる際に、前記電流に対する
目標電流値に応じて、前記電磁アクチュエータへ供給す
る前記電流に対する第1のデューティー比を算出するス
テップ(例えば、後述する実施の形態におけるステップ
S10)と、前記電磁アクチュエータに流れる実電流値
を前記目標電流値に追従させる比例・積分・微分制御に
おいて前記電流に対する第2のデューティー比を算出す
るステップ(例えば、後述する実施の形態におけるステ
ップS11)と、前記第1のデューティー比と前記第2
のデューティー比とを加算して得た第3のデューティー
比によって前記電磁アクチュエータへ電流を供給するス
テップ(例えば、後述する実施の形態におけるステップ
S12)とを含むことを特徴としている。
【0006】上記のような電磁アクチュエータの制御方
法によれば、電磁アクチュエータの比例・積分・微分制
御において、先ず、目標電流値に基づいて電源装置等か
ら電磁アクチュエータへ供給する電流に対する第1のデ
ューティー比を算出する。そして、実際に電磁アクチュ
エータに流れる電流を検出して得られる実電流値を目標
電流値に追従させる比例・積分・微分(PID)制御に
おいて算出した第2のデューティー比を、第1のデュー
ティー比に加算して得た第3のデューティー比に応じて
電磁アクチュエータに電流を供給する。すなわち、電磁
アクチュエータに電流を供給する際に参照される第3の
デューティー比を算出する際に、目標電流値に応じた第
1のデューティー比を算出しておくことで、PID制御
において算出する第2のデューティー比の寄与を小さく
することができる。これにより、PID制御における比
例項を小さくすることができ、フィードバック制御時に
振動や発振等の不具合が発生することを抑制して、目標
電流値に対する実電流値の追従性を向上させることがで
きる。
【0007】また、請求項2に記載の本発明の電磁アク
チュエータの制御装置は、電源装置(例えば、後述する
実施の形態における電源装置29)から電磁アクチュエ
ータ(例えば、後述する実施の形態におけるアクチュエ
ータ17)へ電流を供給して所望の出力を発生させる際
に、前記電流に対する目標電流値を算出する目標電流値
算出手段(例えば、後述する実施の形態における目標電
流演算部26)と、前記目標電流値に応じて、前記電源
装置から前記電磁アクチュエータへ供給する前記電流に
対する第1のデューティー比(例えば、後述する実施の
形態におけるロックデューティーLOCKDUTY)を
算出する第1デューティー比算出手段(例えば、後述す
る実施の形態におけるステップS10)と、前記電磁ア
クチュエータに流れる実電流を検出して実電流値を得る
電流検出手段(例えば、後述する実施の形態における電
流検出器32)と、前記実電流値を前記目標電流値に追
従させる比例・積分・微分制御において前記電流に対す
る第2のデューティー比(例えば、後述する実施の形態
におけるPIDデューティーPID_DUTY)を算出
する第2デューティー比算出手段(例えば、後述する実
施の形態におけるステップS11)と、前記第1のデュ
ーティー比と前記第2のデューティー比とを加算して得
た第3のデューティー比(例えば、後述する実施の形態
における最終デューティーDUTY)によって前記電源
装置から前記電磁アクチュエータへ電流を供給する通電
制御手段(例えば、後述する実施の形態における通電制
御部28)とを備えたことを特徴としている。
【0008】上記構成の電磁アクチュエータの制御装置
によれば、電磁アクチュエータの比例・積分・微分制御
において、先ず、目標電流値に基づいて電源装置から電
磁アクチュエータへ供給する電流に対する第1のデュー
ティー比を算出する。そして、実際に電磁アクチュエー
タに流れる電流を検出して得られる実電流値を目標電流
値に追従させる比例・積分・微分(PID)制御におい
て算出した第2のデューティー比を、第1のデューティ
ー比に加算して得た第3のデューティー比に応じて電磁
アクチュエータに電流を供給する。この場合、PID制
御における比例項を小さくすることができ、フィードバ
ック制御時に振動や発振等の不具合が発生することを抑
制して、目標電流値に対する実電流値の追従性を向上さ
せることができる。特に、例えば電磁アクチュエータに
対して所定の出力を持続させるような場合には、目標電
流値から算出した第1のデューティー比をいわば基準値
として、この規準値からの偏差分に対してPID制御を
行うようになり、比例項定数を相対的に小さな値に設定
することができるため、容易に所望の出力を持続させる
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電磁アクチュエータの制御方法および電磁アクチュエー
タの制御装置について添付図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係る電磁アクチュエー
タの制御装置18を備えたサスペンション制御装置10
を車両1の後方から見た透視図であり、図2は車両1に
配置されたストロークセンサ23および舵角センサ24
の位置を示す図であり、図3はサスペンション制御装置
10に備えられたストローク式ポテンショメータ23a
および回転式ポテンショメータ23bを示す構成図であ
り、図4は図1に示す電磁アクチュエータの制御装置1
8の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態に
よる電磁アクチュエータの制御装置18を備えたサスペ
ンション制御装置10は、例えば車両1のリア(後輪)
側に設けられており、リア側の左右輪に対してそれぞれ
同等の構成を有するサスペンション10a,10aが備
えられている。
【0010】先ず以下において、例えば左後輪のサスペ
ンション10aについて説明する。このサスペンション
10aにおいて、ホイールWLを回転可能に支持するナ
ックル11Lは、A型のアッパーアーム12L及びロア
アーム13Lを介して鉛直方向に上下動可能に支持され
ている。アッパーアーム12Lは、先端に設けたジョイ
ントを介してナックル11Lの上部に接続され、基端に
設けたジョイントを介して車体Bに接続されている。ロ
アアーム13Lは、先端に設けたジョイントを介してナ
ックル11Lの下部に接続され、基端に設けたジョイン
トを介して車体Bに接続されている。
【0011】ロアアーム13Lの略中央部には、例えば
コイルばねをなすばね14Lの下部が接続され、車体B
にばね14Lの上部が接続され、ロアアーム13Lの基
端側にリンク15Lおよび駆動アーム16Lを介してア
クチュエータ17が接続されている。また、図示しない
ショックアブソーバが、車体Bとロアアーム13Lとの
間に設けられている。そして、右後輪には、左後輪と同
等のサスペンション10aが備えられており、左後輪側
のナックル11Lの前部と右後輪側のナックル11Rの
前部との間にはスタビライザー(図示略)が接続されて
おり、車体Bとナックル11Lの後部およびナックル1
1Rの後部とは、ラテラルリンク(図示略)により接続
されている。
【0012】アクチュエータ17は減速機構21とモー
タ22とを備えて構成されている。モータ22は、例え
ば界磁にDCモータをなし、このモータ22の出力軸に
は減速機構21を介して駆動アーム16Lが接続されて
いる。すなわち、モータ22の出力軸の回転力は、減速
機構21の所定ギヤ比で減速されて駆動アーム16Lに
伝達され、例えば車両1のローリング方向と同一方向の
回転力と、駆動アーム16Lの長さとの乗算により得ら
れるトルク値をロアアーム13Lに付与することで、ば
ね14Lのばねレートを変更することとなる。
【0013】例えば、左後輪のサスペンション10aに
おいて、車両1の旋回時に車体Bが路面に対して上下動
してローリングすることにより、ナックル11Lに接続
されたロアアーム13Lおよびアッパーアーム12Lが
車体Bに接続された基端を始点として上下動する。これ
により、ロアアーム13Lに接続されたばね14Lおよ
びショックアブソーバが上下動に対応して伸縮し、路面
に対する車体Bの上下動が緩衝される。このとき、制御
部18によりアクチュエータ17を駆動して、回転軸回
りに、駆動アーム16Lをローリングと同一の方向に回
転させると、駆動アーム16Lにリンク15Lを介して
接続されたロアアーム13Lに上下動するトルク(N・
m)が伝達され、コーナーリングで必要とされるロール
剛性を得るためのばねレートを補完するようにしてばね
14Lのばねレートが変更される。
【0014】また、図2に示すように、後輪側の左右輪
の各サスペンション10a,10aには、ストロークセ
ンサ23,23が備えられており、ローリングによる鉛
直方向での上下動の変位の大きさをストローク量として
検出する。また、ローリングによる上下動はコーナリン
グの方向に依存するため、運転者の操舵方向を検知する
ための舵角センサ24が設けられている。ここで、スト
ロークセンサ23,23は、例えば図3に示すように、
鉛直方向での上下動の変位を検知するストローク式ポテ
ンショメータ23aや、駆動アーム16L(16R)の
回転距離を検知する回転式ポテンショメータ23b等を
なし、要するにローリングによる車体Bのロール角に関
連した量を測定できるものであればいずれをも用いるこ
とができる。
【0015】そして、左右輪のストロークセンサ23,
23から出力される各ストローク量の検知信号と、舵角
センサ24から出力される舵角方向を含む舵角量の検知
信号とは電磁アクチュエータの制御装置18に入力され
ており、左右輪のストローク量の差であるストローク差
と、舵角方向を含む舵角速度とに基づいて各アクチュエ
ータ17,17が駆動制御される。図4に示すように、
電磁アクチュエータの制御装置18は、例えば、トルク
指令演算部25と、目標電流演算部26と、フィードバ
ック制御部27と、通電制御部28と、電源装置29
と、電圧検出器31と、電流検出器32と、磁極位置検
出器33とを備えて構成されている。
【0016】トルク指令演算部25は、ストロークセン
サ23から出力されるストローク量の検知信号と、舵角
センサ24から出力される舵角方向を含む舵角量の検知
信号に基づいて、必要とされるトルク値を演算して、こ
のトルク値をモータ22を含むアクチュエータ17に発
生させるためのトルク指令*Tを生成して目標電流演算
部26へ出力する。
【0017】目標電流演算部26は、トルク指令値*T
に基づいて、通電制御部28からモータ22に供給する
電流を指定するための電流指令を演算しており、この電
流指令は目標電流値*Iとしてフィードバック制御部2
7へ出力されている。フィードバック制御部27は、比
例・積分・微分(PID)動作によって電流のフィード
バック制御を行うものであり、目標電流値*Iと実際に
モータ22に流れる実電流値Irとの偏差がゼロとなる
ように制御を行う。
【0018】このため、フィードバック制御部27に
は、電源装置29の電源電圧Vbを検出する電圧検出器
31からの検知信号と、モータ22に流れる実電流値I
rを検出する電流検出器32からの検知信号と、モータ
22の磁極位置つまり回転子(図示略)の回転角θに基
づいて算出される回転速度Mνの信号とが入力されてい
る。通電制御部28は、例えばパルス幅変調(PWM)
によるDCチョッパをなすものであって、例えばバッテ
リや燃料電池等からなる電源装置31から供給される直
流電力を、後述するように、フィードバック制御部27
から出力される最終デューティーDUTYに応じて直流
変換してモータ22に供給する。
【0019】本実施の形態による電磁アクチュエータの
制御装置18は上記構成を備えており、次に、この電磁
アクチュエータの制御装置18の動作、特にモータ22
を含むアクチュエータ17に対する電流フィードバック
制御の処理について添付図面を参照しながら説明する。
図5は電磁アクチュエータの制御装置18の動作、特に
モータ22を含むアクチュエータ17に対する電流フィ
ードバック制御の処理について示すフローチャートであ
る。
【0020】先ず、図5に示すステップS01において
は、必要とされるトルク値をモータ22を含むアクチュ
エータ17に発生させるための目標電流値*Iを設定す
る。次に、ステップS02においては、電流検出器32
により実際にモータ22に流れる実電流値Irを検出す
る。次に、ステップS03においては、モータ22への
電力供給を行う電源装置29の電源電圧Vbを電圧検出
器31により検出する。次に、ステップS04において
は、モータ22の磁極位置θを磁極位置検出器33によ
り検出する。なお、磁極位置θは誘起電圧の位相角に相
当する。次に、ステップS05においては、モータ22
の磁極位置θに基づいて、モータ22の回転子(図示
略)の回転速度Mνを算出する。
【0021】次に、ステップS06においては、下記数
式(1)に示すように、例えば予め設定された所定の誘
起電圧定数Kと、ステップS05にて算出された回転速
度Mνとに基づいて逆起電圧Vcを算出する。
【0022】
【数1】
【0023】次に、ステップS07においては、下記数
式(2)に示すように、電源電圧Vbから逆起電圧Vc
を減算して得たモータ22への印加電圧をモータ抵抗R
mで除算して、電流値Imを算出する。
【0024】
【数2】
【0025】次に、ステップS08においては、ステッ
プS07にて算出した電流値Imがゼロか否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、後述するステ
ップS10に進む。一方、この判定結果が「YES」の
場合には、ステップS09に進む。ステップS09にお
いては、電流値Im=1.0と設定する。
【0026】次に、ステップS10においては、下記数
式(3)に示すように、目標電流値*Iを電流値Imで
除算してロックデューティーLOCKDUTYを算出す
る。ここで、ロックデューティーLOCKDUTYは、
目標電流演算部26にて算出した目標電流値*Iを、モ
ータ22がロック状態となった時に流れる電流値(Vb
/Rm)にモータ22の回転に伴って発生する逆起電圧
Vcの寄与を考慮して得た電流値{(Vb−Vc)/R
m)}で除算した値である。なお、ステップS07にて
算出した電流値Imがゼロとなる場合には、ロックデュ
ーティーLOCKDUTYを上限値である100%とす
る。また、下記数式(3)にて算出したロックデューテ
ィーLOCKDUTYが100%を超えるような場合に
も、ロックデューティーLOCKDUTYを上限値であ
る100%とする。
【0027】
【数3】
【0028】次に、ステップS11においては、下記数
式(4)に示すように、フィードバック制御における一
連の処理において、目標電流値*Iの今回の値*I
(k)と実電流値Irの今回の値Ir(k)との偏差P
(k)と、目標電流値*Iと実電流値Irとの偏差に対
する積分値の今回の値I(k)と、今回の偏差P(k)
と前回の偏差P(k−1)との変化D(k)と、比例項
定数Kpと、積分項定数Kiと、微分項定数Kdとに基
づいて、PIDデューティーPID_DUTYを算出す
る。
【0029】
【数4】
【0030】次に、ステップS12においては、下記数
式(5)に示すように、ロックデューティーLOCKD
UTYとPIDデューティーPID_DUTYとを加算
して最終デューティーDUTYを算出して、一連の処理
を終了する。
【0031】
【数5】
【0032】以下に、ロックデューティーLOCKDU
TYの算出例、例えばモータ22にIref=60Aの電
流を通電したときのロックデューティーLOCKDUT
Yの算出例について説明する。なお、以下においては、
逆起電圧Vc=0とした。ここで、電源電圧Vb=14
V、モータ抵抗Rm=0.066Ωとすると、モータ2
2のロック状態に流れる電流I100%=Vb/Rm=21
2Aとなり、上記数式(3)により、ロックデューティ
ーLOCKDUTY=Iref/(Vb/Rm)=28.
3%となり、Iref=60Aを必要とする時のロックデ
ューティーLOCKDUTYは28.3%となる。
【0033】上述したように、本実施の形態による電磁
アクチュエータの制御方法によれば、PID制御におけ
る比例項を小さくすることができ、フィードバック制御
時に振動や発振等の不具合が発生することを抑制して、
目標電流値*Iに対する実電流値Irの追従性を向上さ
せることができる。しかも、ロックデューティーLOC
KDUTYを算出する際にモータ22の回転に伴って発
生する逆起電圧Vcを考慮することよって、適切な最終
デューティーDUTYを得ることができ、目標電流値*
Iに対する実電流値Irの追従性を、より一層、向上さ
せることができる。
【0034】例えば図6に示す本実施形態に対する比較
例としてモータ22のロック状態に流れる電流値に基づ
いてロックデューティーLOCKDUTYを算出した場
合における目標電流値*Iに対する実電流値Iの追従変
化を示すグラフ図のように、目標電流演算部26にて算
出した目標電流値*Iを、単にモータ22がロック状態
となった時に流れる電流値(Vb/Rm)で除算して得
た値をロックデューティーLOCKDUTYとして設定
した場合には、実電流値Ir(例えば、図6に示す点
線)を目標電流値*I(例えば、図6に示す実線)に追
従させるまでに要する時間(例えば、図6に示す時間t
0)が相対的に長くなってしまう。
【0035】これに対して、例えば図7に示す本実施形
態に係る実施例としてモータ22の回転に伴って発生す
る逆起電圧Vcを考慮してロックデューティーLOCK
DUTYを算出した場合における目標電流値*Iに対す
る実電流値Iの追従変化を示すグラフ図のように、逆起
電圧Vcを考慮してロックデューティーLOCKDUT
Y(例えば、図7に示す一点破線)を算出することによ
り、適切な最終デューティーDUTY(例えば、図7に
示す破線)を算出することができ、この最終デューティ
ーDUTYに応じてアクチュエータ17に電流を供給す
ることで、実電流値Ir(例えば、図7に示す点線)を
目標電流値*I(例えば、図7に示す実線)に追従させ
るのに要する時間を短縮してフィードバック制御時の追
従性を向上させることができる。すなわち、例えば相対
的に速い転舵時等の過渡入力状態でのモータ22の回転
時や、車両1が上下動変位している場合や、外部からの
路面入力等が存在する場合に、例えばモータ22が逆相
駆動されることで逆起電圧Vcが発生した場合であって
も、モータ22への印加電圧が低下してアクチュエータ
17に所望の電流を供給することがきなくなって目標電
流値*Iに対する実電流値Irの追従性が劣化すること
を防止することができる。
【0036】しかも、例えばモータ22の駆動初期時等
の過渡入力時においても、目標電流値*Iに基づいて算
出されたロックデューティーLOCKDUTYに応じて
適宜の電流がモータ22に流れることにより、目標電流
値*Iと実電流値Irとの偏差(例えば、図6および図
7に示す偏差e)を小さくすることができる。これによ
り、PID制御における比例項つまり比例項定数Kpを
小さくすることができ、フィードバック制御時に発振や
振動等の不具合が発生することを抑制することができ、
アクチュエータ17に過度の負荷がかかることを防止す
ることが可能となる。
【0037】さらに、本実施の形態による電磁アクチュ
エータの制御装置18を備えたサスペンション制御装置
10によれば、サスペンション10aにおけるばね14
L,14Rのばねレートを、アクチュエータ17の発生
するトルクによりばね14L,14Rの伸縮を制御する
ことで補完する際に、必要とされるトルクをアクチュエ
ータ17に発生させるためのトルク指令に応じた目標電
流値*Iに対して、実際にアクチュエータ17に流れる
電流の実電流値Irの追従性を向上させることができ
る。これにより、車両1の運転状態の応じて適切に車体
Bのロール剛性を高めることができ、ローリングによる
車体Bの傾き、つまりロール角の大きさを緩和させるこ
とにより、車両1の操縦性や走行安定性を向上させるこ
とができる。
【0038】なお、本実施形態においては、上記数式
(1)によって、逆起電圧Vcを算出するとしたが、こ
れに限定されず、例えば下記数式(6)に示すように、
電源電圧Vbと、アクチュエータ17に流れる電流の実
電流値Irと、モータ22の内部抵抗値Rとに基づいて
逆起電圧Vcを算出しても良い。
【0039】
【数6】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の電磁アクチュエータの制御方法によれば、電磁
アクチュエータに電流を供給する際に参照される第3の
デューティー比を算出する際に、目標電流値に応じた第
1のデューティー比を算出しておくことで、PID制御
において算出する第2のデューティー比の寄与を小さく
することができる。これにより、PID制御における比
例項を小さくすることができ、フィードバック制御時に
振動や発振等の不具合が発生することを抑制して、目標
電流値に対する実電流値の追従性を向上させることがで
きる。
【0041】また、請求項2に記載の本発明の電磁アク
チュエータの制御装置によれば、PID制御における比
例項を小さくすることができ、フィードバック制御時に
振動や発振等の不具合が発生することを抑制して、目標
電流値に対する実電流値の追従性を向上させることがで
きる。特に、例えば電磁アクチュエータに対して所定の
出力を持続させるような場合には、目標電流値から算出
した第1のデューティー比をいわば基準値として、この
規準値からの偏差分に対してPID制御を行うようにな
り、比例項定数を相対的に小さな値に設定することがで
きるため、容易に所望の出力を持続させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電磁アクチュエー
タの制御装置を備えたサスペンション制御装置を車両1
の後方から見た透視図である。
【図2】 図1に示す車両に配置されたストロークセン
サおよび舵角センサの位置を示す図である。
【図3】 図1に示すサスペンション制御装置に備えら
れたストローク式ポテンショメータおよび回転式ポテン
ショメータを示す構成図である。
【図4】 図1に示す電磁アクチュエータの制御装置の
構成を示す機能ブロック図である。
【図5】 電磁アクチュエータの制御装置の動作、特に
モータを含むアクチュエータに対する電流フィードバッ
ク制御の処理について示すフローチャートである。
【図6】 本実施形態に対する比較例としてモータのロ
ック状態に流れる電流値に基づいてロックデューティー
LOCKDUTYを算出した場合における目標電流値*
Iに対する実電流値Iの追従変化を示すグラフ図であ
る。
【図7】 本実施形態に係る実施例としてモータの回転
に伴って発生する逆起電圧Vcを考慮してロックデュー
ティーLOCKDUTYを算出した場合における目標電
流値*Iに対する実電流値Iの追従変化を示すグラフ図
である。
【符号の説明】
10 サスペンション制御装置 17 アクチュエータ(電磁アクチュエータ) 18 電磁アクチュエータの制御装置 26 目標電流演算部(目標電流値算出手段) 28 通電制御部(通電制御手段) 29 電源装置 32 電流検出器(電流検出手段) ステップS11 第1デューティー比算出手段 ステップS12 第2デューティー比算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 浩一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 渡邊 和久 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台143番地 株式 会社ピーエスジー内 Fターム(参考) 3D001 AA03 BA03 CA01 DA17 EA01 EA08 EB00 ED02 5H550 AA16 BB05 CC04 DD06 HA06 HB11 HB16 JJ03 LL22 LL23 LL34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁アクチュエータへ電流を供給して所
    望の出力を発生させる際に、前記電流に対する目標電流
    値に応じて、前記電磁アクチュエータへ供給する前記電
    流に対する第1のデューティー比を算出するステップ
    と、 前記電磁アクチュエータに流れる実電流値を前記目標電
    流値に追従させる比例・積分・微分制御において前記電
    流に対する第2のデューティー比を算出するステップ
    と、 前記第1のデューティー比と前記第2のデューティー比
    とを加算して得た第3のデューティー比によって前記電
    磁アクチュエータへ電流を供給するステップとを含むこ
    とを特徴とする電磁アクチュエータの制御方法。
  2. 【請求項2】 電源装置から電磁アクチュエータへ電流
    を供給して所望の出力を発生させる際に、前記電流に対
    する目標電流値を算出する目標電流値算出手段と、 前記目標電流値に応じて、前記電源装置から前記電磁ア
    クチュエータへ供給する前記電流に対する第1のデュー
    ティー比を算出する第1デューティー比算出手段と、 前記電磁アクチュエータに流れる実電流を検出して実電
    流値を得る電流検出手段と、 前記実電流値を前記目標電流値に追従させる比例・積分
    ・微分制御において前記電流に対する第2のデューティ
    ー比を算出する第2デューティー比算出手段と、 前記第1のデューティー比と前記第2のデューティー比
    とを加算して得た第3のデューティー比によって前記電
    源装置から前記電磁アクチュエータへ電流を供給する通
    電制御手段とを備えたことを特徴とする電磁アクチュエ
    ータの制御装置。
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