JP2002218494A - デジタルカメラ及びホワイトバランス補正方法 - Google Patents

デジタルカメラ及びホワイトバランス補正方法

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JP2002218494A
JP2002218494A JP2001006554A JP2001006554A JP2002218494A JP 2002218494 A JP2002218494 A JP 2002218494A JP 2001006554 A JP2001006554 A JP 2001006554A JP 2001006554 A JP2001006554 A JP 2001006554A JP 2002218494 A JP2002218494 A JP 2002218494A
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JP2001006554A
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Manabu Hyodo
学 兵藤
Koji Ichikawa
幸治 市川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影しようとするシーンに対するホワイトバラ
ンスの補正の状態を分かりやすく表示することができ、
好みに応じたホワイトバランス調整を速やかに行うこと
ができるようにする。 【解決手段】ホワイトバランスをマニュアル補正する前
に、被写体からの情報に基づいてホワイトバランス補正
値を求め、これをホワイトバランス補正の基準値とする
(ステップS12)。その後、マニュアル補正用の操作
部材が操作されると、その操作部材の操作に応じて前記
基準値を基準にして補正量を増減し(ステップS16、
S18)、前記基準値及び補正量に基づいてホワイトバ
ランスを調整する(ステップS22)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ及び
ホワイトバランス補正方法に係り、特にマニュアル操作
によってホワイトバランスを補正するデジタルカメラ及
びホワイトバランス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マニュアルホワイトバランスモー
ドを設定し、太陽光、曇天光、タングステン光、蛍光灯
などの光源種から所望の光源種を手動で選択すると、そ
の選択された光源種に適したホワイトバランス補正値に
よりホワイトバランス調整を行うデジタルカメラが知ら
れている(特開2000-115588 )。また、このデジタルカ
メラは、マニュアルホワイトバランスモード時には、画
像を表示状態に切り換え、マニュアルホワイトバランス
の設定モードを画像と重ねて表示し、その時のホワイト
バランスの状態を表示画像の色から確認できるようにし
ている。
【0003】また、イーストマン・コダック社のデジタ
ルカメラ(DC4800) は、マニュアル補正用の補正キーを
使用して連続的にホワイトバランス補正値を変更できる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開20
00−115588に記載のデジタルカメラは、予め準備されて
いる光源種に適したホワイトバランス補正値によってホ
ワイトバランス調整されるため、微妙なホワイトバラン
ス調整ができず、必ずしも撮影者の意図したホワイトバ
ランス調整ができない。
【0005】また、一般に色補正は画像を見ながら行っ
ても非常に難しく、ホワイトバランス補正値をマニュア
ル操作で変更してホワイトバランス調整を行っても、な
かなか思うように調整ができないという問題がある。更
に、このようにしてホワイトバランス補正値を設定した
後に、一度元のホワイトバランス状態に戻して初めから
ホワイトバランス補正値を再設定したい場面が度々ある
が、前記DC4800は、レンズを遮光して一度撮影しなけれ
ば、マニュアル操作での補正値をリセットすることがで
きず、操作が煩雑であるという問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、マニュアルでホワイトバランス補正値を増減し
てホワイトバランス調整を行う際に、撮影しようとする
シーンに対する補正の状態を分かりやすく表示すること
ができ、好みに応じたホワイトバランス調整を速やかに
行うことができるデジタルカメラ及びホワイトバランス
補正方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に係るデジタルカメラは、ホワイトバ
ランス補正用の操作部材と、前記操作部材による操作前
に被写体からの情報に基づいてホワイトバランス補正値
を求める手段と、前記求めたホワイトバランス補正値を
基準値とし、該基準値からの補正量を前記操作部材の操
作に応じて増減する手段と、前記操作部材の操作によっ
て増減される補正量を表示する表示手段と、前記基準値
及び補正量に基づいてホワイトバランス調整を行うホワ
イトバランス調整手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0008】即ち、撮影しようとするシーン(被写体)
に対して、その被写体からの情報に基づいて自動的にホ
ワイトバランス補正値を求め、これをホワイトバランス
補正値の基準値とする。そして、前記操作部材の操作に
応じて前記基準値からの補正量を増減できるようにして
いる。最終的なホワイトバランス補正値は、前記基準値
及び補正量によって決定され、これによりホワイトバラ
ンス調整される。また、この補正量は表示手段に表示さ
れるため、どの程度、基準値から補正されているか(補
正の状態)を知ることができ、また、シーン毎の基準値
を基準にして補正量を増減するため、所望のホワイトバ
ランス補正値に速やかに設定することができる。
【0009】本願請求項2に示すように、オートホワイ
トバランスモード又はマニュアルホワイトバランスモー
ドを選択する選択手段を有し、該選択手段によってオー
トホワイトバランスモードが選択されると、被写体から
の情報に基づいてホワイトバランス補正値を求め、該ホ
ワイトバランス補正値のみに基づいてホワイトバランス
調整を行い、マニュアルホワイトバランスモードが選択
されると、前記基準値及び補正量に基づいてホワイトバ
ランス調整を行うことを特徴としている。
【0010】前記表示手段は、本願請求項3に示すよう
に前記ホワイトバランス調整手段によってホワイトバラ
ンス調整された画像とともに、前記操作部材の操作によ
って増減される補正量をオーバーレイ表示することを特
徴としている。
【0011】本願請求項4に係るデジタルカメラは、更
に前記操作部材の操作によって増減される補正量を初期
状態に戻すリセット手段を有することを特徴としてい
る。これにより、元のホワイトバランス状態に戻して初
めからホワイトバランス補正値を再設定する際の操作が
簡単になる。
【0012】本願請求項5に係るデジタルカメラは、ス
トロボ装置と、前記選択手段によってマニュアルホワイ
トバランスモードが選択されると、前記ストロボ装置か
らの発光を禁止にする発光禁止手段とを有することを特
徴としている。これにより、マニュアル操作によるホワ
イトバランス補正が優先される。
【0013】本願請求項6に係るデジタルカメラは、前
記マニュアルホワイトバランスモードでの撮影時に前記
補正量を記憶する記憶手段と、前記マニュアルホワイト
バランスモードでの他の撮影時に前記記憶手段に記憶さ
れた補正量を読み出し、該補正量を前記操作部材の操作
による補正量として設定する手段と、を有することを特
徴としている。これにより、あるシーンの撮影時にホワ
イトバランス補正した状態と同じホワイトバランス補正
の状態で他のシーンを撮影することができる。
【0014】本願請求項7に係る発明は、操作部材の操
作に基づいてホワイトバランス補正を行うホワイトバラ
ンス補正方法において、前記操作部材の操作前に被写体
からの情報に基づいてホワイトバランス補正値を求める
工程と、前記操作部材が操作されると、該操作部材の操
作に応じて前記基準値を基準にして補正量を増減すると
ともに、その補正量を表示する工程と、前記基準値及び
前記操作部材の操作によって増減された補正量に基づい
てホワイトバランスを調整する工程と、を含むことを特
徴としている。
【0015】本願請求項8に係るホワイトバランス補正
方法は、更にホワイトバランス調整された画像ととも
に、前記操作部材の操作によって増減される補正量をオ
ーバーレイ表示することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るデジタルカメラ及びホワイトバランス補正方法の好ま
しい実施の形態について詳説する。
【0017】図1は本発明に係るデジタルカメラの背面
図である。
【0018】同図に示すようにモードダイヤル1は、回
転させることにより、マニュアル撮影モード、オート撮
影モード、人物モード等のうちのいずれかの撮影モード
に設定できるようになっている。また、モードダイヤル
1の中央には、半押し時にONするスイッチS1と、全
押し時にONするスイッチS2とを有するシャッタボタ
ン2が設けられている。
【0019】このデジタルカメラの背面には、図1に示
すようにファインダ接眼部3、シフトキー4、表示キー
5、撮影モード/再生モード切替えレバー6、キャンセ
ルキー7、実行キー8、マルチファンクションの十字キ
ー9、及び液晶モニタ52が設けられている。
【0020】図3は図1に示したデジタルカメラの内部
構成を示すブロック図である。
【0021】同図において、撮影レンズ10及び絞り1
2を介して固体撮像素子(CCD)14の受光面に結像
された被写体像は、各センサで光の入射光量に応じた量
の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信
号電荷は、CCD駆動回路16から加えられるリードゲ
ートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジ
スタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号とし
て順次読み出される。尚、このCCD14は、蓄積した
信号電荷をシャッタゲートパルスによって掃き出すこと
ができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピー
ド)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有してい
る。
【0022】CCD14から順次読み出された電圧信号
は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)18に加
えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリ
ングホールドされ、A/D変換器20に加えられる。A
/D変換器20は、CDS回路18から順次加えられる
R、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して
出力する。尚、CCD駆動回路16、CDS回路18及
びA/D変換器20は、タイミング発生回路22から加
えられるタイミング信号によって同期して駆動されるよ
うになっている。
【0023】前記A/D変換器20から出力されたR、
G、B信号は、一旦メモリ24に格納され、その後、メ
モリ24に格納されたR、G、B信号は、デジタル信号
処理回路26に加えられる。デジタル信号処理回路26
は、同時化回路28、ホワイトバランス調整回路30、
ガンマ補正回路32、YC信号作成回路34、及びメモ
リ36等から構成されている。
【0024】同時化回路28は、メモリ24から読み出
された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、R、
G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路30に出
力する。ホワイトバランス調整回路30は、R、G、B
信号のデジタル値をそれぞれ増減するための乗算器30
R、30G、30Bから構成されており、R、G、B信
号は、それぞれ乗算器30R、30G、30Bに加えら
れる。乗算器30R、30G、30Bの他の入力には、
中央処理装置(CPU)38からホワイトバランス制御
するためのホワイトバランス補正値(ゲイン値)が加え
られており、乗算器30R、30G、30Bはそれぞれ
2入力を乗算し、この乗算によってホワイトバランス調
整されたR’、G’、B’信号をガンマ補正回路32に
出力する。尚、CPU38からホワイトバランス調整回
路30に加えられるホワイトバランス補正値の詳細につ
いては後述する。
【0025】ガンマ補正回路32は、ホワイトバランス
調整されたR’、G’、B’信号が所望のガンマ特性と
なるように入出力特性を変更し、YC信号作成回路34
に出力する。YC信号作成回路34は、ガンマ補正され
たR、G、B信号から輝度信号Yとクロマ信号Cr、C
bとを作成する。これらの輝度信号Yとクロマ信号C
r、Cb(YC信号)は、メモリ24と同じメモリ空間
のメモリ36に格納される。
【0026】ここで、メモリ36内のYC信号を読み出
し、ミクサ51を介して液晶モニタ52に出力すること
によりスルー画像や撮影された静止画等を液晶モニタ5
2に表示させることができる。また、ROM(リードオ
ンリーメモリ)55には、液晶モニタ52に表示された
スルー画像に各種の情報をオーバーレイ表示するための
データ等が記憶されており、カメラ操作部40での操作
に応じて適宜のデータが読み出され、ミクサ51で画像
データに混合されて液晶モニタ52に出力される。
【0027】また、撮影後のYC信号は、圧縮/伸長回
路54によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、
記録部56にてメモリカードなどの記録媒体に記録され
る。更に、再生モード時にはメモリカードなどに記録さ
れている画像データが圧縮/伸長回路54によって伸長
処理された後、ミクサ51を介して液晶モニタ52に出
力され、液晶モニタ52に再生画像が表示されるように
なっている。
【0028】CPU38は、図1に示したモードダイヤ
ル1、シャッタボタン2、十字キー9等を含むカメラ操
作部40からの入力に基づいて各回路を統括制御すると
ともに、オートフォーカス、自動露光制御、ホワイトバ
ランス等の制御を行う。このオートフォーカス制御は、
例えばG信号の高周波成分が最大になるように撮影レン
ズ10を移動させるコントラストAFであり、シャッタ
ボタン2の半押し時にG信号の高周波成分が最大になる
ように駆動部42を介して撮影レンズ10を合焦位置に
移動させる。
【0029】また、自動露光制御は、R、G、B信号を
取り込み、これらのR、G、B信号を積算した積算値に
基づいて被写体輝度(撮影EV値)を求め、この撮影E
V値に基づいて撮影時の絞り値とシャッタスピードを決
定する。そして、シャッタボタンの全押し時に前記決定
した絞り値になるように絞り駆動部44を介して絞り1
2を駆動し、また、決定したシャッタスピードとなるよ
うに電子シャッタによって電荷の蓄積時間を制御して1
コマ分の画像データを取り込み、所要の信号処理をした
後、記録媒体に記録する。
【0030】次に、本発明に係るホワイトバランス補正
方法について説明する。
【0031】まず、マニュアル操作によってホワイトバ
ランス補正を行う場合には、撮影モード/再生モード切
替えレバー6を撮影モードに切り換え、モードダイヤル
1によってマニュアル撮影モードを設定し、更に実行キ
ー8を押し、液晶モニタ52上にマニュアル補正可能な
メニューを表示させる。ここで、ホワイトバランスの項
目を選択し、マニュアルホワイトバランスモードにす
る。
【0032】図3のフローチャートに示すように、マニ
ュアルホワイトバランスモードが設定されると、まず、
マニュアル補正されたか否かを示すフラグFを0にセッ
トするとともに、ホワイトバランスのマニュアル補正量
(以下、単に「補正量」という)を0にセットする(ス
テップS10)。
【0033】続いて、被写体からの情報に基づいてホワ
イトバランス補正値を算出する(ステップS12)。こ
のホワイトバランス補正値は、以下のようにして求め
る。
【0034】図2に示したメモリ24に一時格納された
R、G、B信号から、1画面を複数のエリア(8×8)
に分割する各分割エリアごとにR、G、B信号の色別の
平均積算値を求める。これらの分割エリアごとのR、
G、B信号の平均積算値は、積算回路48によって算出
され、CPU38に加えられる。積算回路48とCPU
38との間には乗算器50R、50G、50Bが設けら
れており、乗算器50R、50G、50Bには、機器の
バラツキを調整するための調整ゲイン値が加えられるよ
うになっている。
【0035】CPU38は、上記分割エリアごとのR、
G、B信号の平均積算値に基づいてデーライト(晴
れ)、日陰−曇り、蛍光灯、タングステン電球等の光源
種の判別を行う。この光源種の判別は、前記分割エリア
ごとにR、G、B信号の色別の平均積算値の比R/G、
B/Gを求め、一方、横軸をR/G、縦軸をB/Gとす
るグラフ上で、各光源種に対応する色分布の範囲を示す
検出枠を設定する。そして、前記求めた各エリアごとの
比R/G、B/Gに基づいて前記検出枠に入るエリアの
個数を求め、被写体の輝度レベル及び検出枠に入るエリ
アの個数に基づいて光源種を判別するようにしている
(特開2000-224608 参照) 。
【0036】このようにして光源種が判別されると、そ
の判別された光源種に適した所定のホワイトバランス補
正値を、マニュアル補正する際の基準値とする。尚、ホ
ワイトバランス補正値の求め方は、これに限定されず、
被写体からの情報に基づいて自動的にホワイトバランス
補正値を求めるものであれば、いかなる方法を用いても
良い。
【0037】次に、液晶モニタ52にスルー画像を表示
する(ステップS14)。最初に表示されるスルー画像
は、ステップS12で求めた基準値に基づいてホワイト
バランス調整が行われており、このとき液晶モニタ52
には、図1及び図4に示すように前記基準値からのR,
G,Bの補正量を示すマニュアル補正用のバー表示部5
2Aがスルー画像にオーバーレイ表示されるようになっ
ている。また、最初に表示されるスルー画像上では、前
記バー表示部52Aに示されるR,G,Bの補正量はそ
れぞれ0となっており、バー表示部52Aの各目盛りは
枠のみが示される。尚、図4に示すようにR,G,Bの
補正量を示すバー表示部52Aの中央には、R,G,B
の文字が表示されている。
【0038】続いて、スルー画像を見ながら十字キー9
の左右キーによって補正しようとする色を選択し、十字
キー9の上下キーによる補正操作を行う。尚、図4上で
は、Rが選択されている場合に関して示しており、Rの
文字が反転表示されるとともに影付きとなっている。こ
の他にも、例えば選択されていない色にスクリーンをか
けたようなくすんだ色にするなどの表示もあり得る。
【0039】ステップS16では、上記十字キー9によ
る補正操作が行われたか否かが判別される。補正操作が
行われると、その補正操作に応じてホワイトバランスの
補正量が増減され、その増減された補正量は、バー表示
部52A上の目盛りで確認できるようになっている(ス
テップS18、図4)。また、一度でも補正操作が行わ
れると、マニュアル補正されたか否かを示すフラグFが
1にセットされる(ステップS20)。そして、ステッ
プS12で求めた基準値とマニュアル操作で増減された
補正量とによって実際にホワイトバランス調整に使用さ
れるホワイトバランス補正値が決定され、そのホワイト
バランス補正値によってホワイトバランス調整が行われ
たのち(テップS22)、ステップS24に進む。
【0040】一方、ステップS16で補正操作が行われ
ていないと判別されると、ステップS24に跳ぶ。
【0041】ステップS24では、シャッタボタン2が
全押し(スイッチS2がON)されたか否かを判別し、
スイッチS2がONされると、静止画の撮影及び記録が
行われる(ステップS30)。
【0042】ステップS24で、スイッチS2がONさ
れていない場合には、ステップS26に進み、ここでフ
ラグFが1か否か(即ち、補正操作が開始されているか
否か)が判別される。F=1の場合には、ステップS2
8に進み、ここで更に補正量のリセットが行われたか否
かが判別され、補正量のリセットが行われていない場合
には、ステップS14に戻る。
【0043】即ち、一旦ホワイトバランスの補正操作が
開始され、かつ補正量のリセットが行われない場合に
は、シャッタボタン2が全押しされるまでステップS1
4〜ステップS28までの処理が繰り返され、スルー画
像を見ながらR,G,Bのホワイトバランスの補正量を
マニュアルで増減できるようになっている。
【0044】一方、F=1でない場合には、いまだ補正
操作が開始されていないため、最初のステップS10に
戻り、再度、ステップS12で被写体の情報に基づくホ
ワイトバランス補正値(基準値)の算出が行われる。こ
のようにホワイトバランスの補正操作が開始されたか否
かでステップS12の処理を行うか否かを区別した理由
は、補正操作が開始される場合には、通常、カメラは被
写体に向けられており、その被写体の情報に基づく補正
値が得られるのに対し、補正操作が開始される前はカメ
ラが必ずしも被写体に向けられておらず、この場合には
撮影しようとする被写体の情報に基づく正しい基準値が
得られないからである。
【0045】また、ステップS28で補正量のリセット
が行われたことが判別された場合も最初のステップS1
0に戻り、R,G,Bの補正量が0にリセットされる。
尚、このリセットの操作は、例えばキャンセルキー7の
操作によって行うことができる。このリセットの操作に
より、補正した状態から元の状態(補正量=0)に瞬時
に戻すことができ、一度元に戻って初めからやり直す場
合に都合がよい。また、この実施の形態では、リセット
後にステップS12で再度被写体の情報に基づくホワイ
トバランス補正値(基準値)を算出するようにしている
ため、リセット機能は被写体を変更する場合にも適用で
きる。尚、基準値は変更せずに、補正量のみを0にリセ
ットするようにしてもよい。
【0046】また、この実施の形態では、補正状態を示
すバー表示部52Aをオーバーレイ表示した状態で撮影
する場合について説明したが、ホワイトバランスのマニ
ュアル補正後に実行キー8を押すことにより、マニュア
ル補正用のバー表示部52Aを消去するとともに補正量
を確定させた後、撮影するようにしてもよい。
【0047】更に、マニュアルホワイトバランスモード
が設定されると、図2に示すCPU38は、ストロボ装
置46に対して発光を禁止させる信号を出力する。これ
によりマニュアル補正されたホワイトバランスに対して
しストロボ光が影響しないようにしている。
【0048】更にまた、マニュアル補正した補正量は、
カメラ内のメモリ(図示せず)に記憶させることがで
き、マニュアルホワイトバランスモードでの他の撮影時
にメモリに記憶された補正量を読み出し、これを液晶モ
ニタ52にオーバーレイ表示するとともに、この補正量
をマニュアル補正された補正量として撮影時に使用する
こともできる。
【0049】尚、この実施の形態では、R、G、Bの3
色の補正量を増減させる場合について説明したが、これ
に限らず、例えば、R、G、Bの補色や、R、G、Bや
その補色のうちの2色の補正量を増減させるようにして
もよく、更に予め自動的に求めた色温度を基準にして色
温度の補正量を増減できるようにしてもよい。また、マ
ニュアル補正した補正量の表示方法もこの実施の形態に
限定されず、例えば、画像を表示する液晶モニタとは別
の表示手段に表示するようにしてもよい。
【0050】また、この実施の形態では、ホワイトバラ
ンス処理をデジタル信号処理回路26内で行うようにし
ているが、CDS回路18及び図示しないゲインコント
ロールアンプ等を含むアナログ信号処理回路内で行うよ
うにしてもよい。更に、ホワイトバランス処理は、R、
G、Bそれぞれ独立のゲイン処理により、R/G及びB
/Gの比を変化させることにより行っているが、色差信
号Cr 、Cb それぞれ独立の加減算処理により、色差信
号Cr 、Cb にある値を加算又は減算させることによっ
て行う方法もある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影しようとするシーン(被写体)に対して、その被写体
からの情報に基づいて自動的にホワイトバランス補正値
を求め、これをホワイトバランス補正値の基準値にし、
操作部材の操作に応じて前記基準値からの補正量を増減
できるようにしたため、撮影しようとするシーンのホワ
イトバランスの基準値に対する補正の状態(補正量)が
分かりやすく、好みに応じてホワイトバランス調整を速
やかに行うことができる。
【0052】また、ホワイトバランス調整された画像と
ともに補正量をオーバーレイ表示したため、補正量とそ
の補正量に基づいてホワイトバランス調整された画像と
の対比が容易となり、マニュアル補正がしやすいという
利点がある。
【0053】更に、前記操作部材の操作によって増減さ
れる補正量を初期状態に戻すリセット手段を設けたた
め、元のホワイトバランス状態に戻して初めからホワイ
トバランス補正値を再設定する際の操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラの背面図
【図2】図1に示したデジタルカメラの内部構成を示す
ブロック図
【図3】本発明に係るホワイトバランス補正方法の実施
の形態を示すフローチャート
【図4】ホワイトバランス補正の基準値からの補正量を
示す液晶モニタ上のバー表示部を示す図
【符号の説明】
1…モードダイヤル、2…シャッタボタン、7…キャン
セルキー、9…十字キー、10…撮影レンズ、14…固
体撮像素子(CCD)、26…デジタル信号処理回路、
30…ホワイトバランス調整回路、38…中央処理装置
(CPU)、46…ストロボ装置、51…ミクサ、52
…液晶モニタ、52A…バー表示部、55…ROM、5
6…記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C065 AA03 BB02 BB05 BB41 DD02 FF05 GG26 GG44 5C066 AA01 BA13 CA08 CA17 EA03 EA14 EA15 EC01 GA11 KA12 KD02 KE07 KM10 KM11 KN06 KP05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホワイトバランス補正用の操作部材と、 前記操作部材による操作前に被写体からの情報に基づい
    てホワイトバランス補正値を求める手段と、 前記求めたホワイトバランス補正値を基準値とし、該基
    準値からの補正量を前記操作部材の操作に応じて増減す
    る手段と、 前記操作部材の操作によって増減される補正量を表示す
    る表示手段と、 前記基準値及び補正量に基づいてホワイトバランス調整
    を行うホワイトバランス調整手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 オートホワイトバランスモード又はマニ
    ュアルホワイトバランスモードを選択する選択手段を有
    し、該選択手段によってオートホワイトバランスモード
    が選択されると、被写体からの情報に基づいてホワイト
    バランス補正値を求め、該ホワイトバランス補正値のみ
    に基づいてホワイトバランス調整を行い、マニュアルホ
    ワイトバランスモードが選択されると、前記基準値及び
    補正量に基づいてホワイトバランス調整を行うことを特
    徴とする請求項1のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記ホワイトバランス
    調整手段によってホワイトバランス調整された画像とと
    もに、前記操作部材の操作によって増減される補正量を
    オーバーレイ表示することを特徴とする請求項1又は2
    のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記操作部材の操作によって増減される
    補正量を初期状態に戻すリセット手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 ストロボ装置と、前記選択手段によって
    マニュアルホワイトバランスモードが選択されると、前
    記ストロボ装置からの発光を禁止にする発光禁止手段と
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに
    記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記マニュアルホワイトバランスモード
    での撮影時に前記補正量を記憶する記憶手段と、前記マ
    ニュアルホワイトバランスモードでの他の撮影時に前記
    記憶手段に記憶された補正量を読み出し、該補正量を前
    記操作部材の操作による補正量として設定する手段と、
    を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに
    記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 操作部材の操作に基づいてホワイトバラ
    ンス補正を行うホワイトバランス補正方法において、 前記操作部材の操作前に被写体からの情報に基づいてホ
    ワイトバランス補正値を求める工程と、 前記操作部材が操作されると、該操作部材の操作に応じ
    て前記基準値を基準にして補正量を増減するとともに、
    その補正量を表示する工程と、 前記基準値及び前記操作部材の操作によって増減された
    補正量に基づいてホワイトバランスを調整する工程と、 を含むことを特徴とするホワイトバランス補正方法。
  8. 【請求項8】 ホワイトバランス調整された画像ととも
    に、前記操作部材の操作によって増減される補正量をオ
    ーバーレイ表示することを特徴とする請求項7のホワイ
    トバランス補正方法。
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