JP2002217964A - 通信帯域割当方法および通信帯域割当装置 - Google Patents

通信帯域割当方法および通信帯域割当装置

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JP2002217964A
JP2002217964A JP2001006642A JP2001006642A JP2002217964A JP 2002217964 A JP2002217964 A JP 2002217964A JP 2001006642 A JP2001006642 A JP 2001006642A JP 2001006642 A JP2001006642 A JP 2001006642A JP 2002217964 A JP2002217964 A JP 2002217964A
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Takashi Kurimoto
崇 栗本
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザは、ユーザが持つ顧客の通信トラヒッ
ク変動に柔軟に対応することができ、キャリアは、キャ
リアが持つ通信帯域の有効活用を図ることができる。 【解決手段】 ユーザ毎に設定された使用条件にしたが
い、一定容量の通信帯域を各ユーザに割当て、この使用
条件は、例えば、ルート、最大使用容量、使用比率、使
用期間を含み、ユーザは、自己の使用条件の過不足に対
しては、他のユーザと相互に調整し合うことにより対処
する。このときに、ブローカの情報センタを設けてお
き、ユーザからの使用条件の縮小要求または拡張要求を
受け付け、縮小要求であれば、縮小により余剰となる資
源を他ユーザに譲り渡す場合の希望販売価格を設定し、
拡張要求であれば、拡張を実現するために不足している
資源を他のユーザから譲り受ける場合の希望購入価格を
設定し、これを各ユーザに提示することにより、各ユー
ザ間で相互に使用条件の調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定地点間の一定容
量の通信帯域を複数のユーザに使用条件に応じて割当て
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ISP(Internet Service Provider)等
のユーザは、特定地点間の通信を通信網管理業者(以
下、キャリアという)が持つ伝送路等を使用して行って
いる。キャリアは、伝送路の中の通信帯域を複数のユー
ザ専用に分割して販売している。
【0003】ユーザは、日常のトラヒック状況を観測
し、例えば、通信品質を重視するユーザは、トラヒック
のピーク値に合わせて通信帯域を購入し、通信コストを
重視するユーザは、トラヒックの平均値あるいは必要最
小値に合わせて通信帯域を購入する。いずれの場合で
も、いったん購入した通信帯域を増加または減少させる
ためには、ユーザとキャリアとの間で再契約を結ぶ必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、各ユーザ
が使用する最大帯域は決められており、伝送路が持つ通
信帯域に余りがあっても使用できない。また、ISP等
のユーザはISPが持つ顧客の最大トラヒックに備え
て、十分な通信帯域をキャリアから購入しておく必要が
ある。
【0005】したがって、通信帯域がユーザ毎に固定的
に販売または使用されていることにより残余通信帯域の
無駄が生じる。
【0006】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、ユーザは、ユーザが持つ顧客の通信トラヒッ
ク変動に柔軟に対応することができ、キャリアは、キャ
リアが持つ通信帯域の有効活用を図ることができる通信
帯域割当方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユーザ毎に設
定された使用条件にしたがい、一定容量の通信帯域を各
ユーザに割当て、この使用条件は、例えば、ルート、最
大使用容量、使用比率、使用期間を含み、ユーザは、自
己の使用条件の過不足に対しては、他のユーザと相互に
調整し合うことにより対処することを特徴とする。
【0008】このときに、ブローカの情報センタを設け
ておき、ユーザからの使用条件の縮小要求または拡張要
求を受け付け、縮小要求であれば、縮小により余剰とな
る資源を他ユーザに譲り渡す場合の希望販売価格を設定
し、拡張要求であれば、拡張を実現するために不足して
いる資源を他のユーザから譲り受ける場合の希望購入価
格を設定し、これを各ユーザに提示することにより、各
ユーザ間で相互に使用条件の調整を行うことを特徴とす
る。
【0009】すなわち、ユーザのトラヒックは顧客の事
情で絶えず変動しており、キャリアから購入した使用条
件では、さらに不足する場合もある。このような場合
は、他のユーザから一時的に資源を借用して自分の使用
条件を拡張し、使用帯域を増加させることができる。
【0010】ユーザ同士で直接、使用条件を調整するこ
とも可能であるが、前記ブローカの情報センタのような
第三者が使用条件の調整を仲介することも可能である。
第三者が仲介する場合は、例えば、第三者は情報端末を
インターネットに接続しておき、ユーザは情報端末の売
りまたは買いの情報を画面上で見て、使用条件を購入ま
たは販売する。
【0011】また、使用条件の調整方法として、単位比
率を単位時間利用できるとする権利(以下、単位比率単
位時間比例権という)として提供することも可能であ
る。ユーザは必要に応じて逐次単位比率単位時間比例権
を購入し利用することも可能であるし、または、まとめ
て事前に購入し、必要に応じて単位比率単位時間比例権
を利用することも可能である。
【0012】すなわち、本発明の第一の観点は、一定容
量の通信帯域をユーザ毎に定められた使用条件にしたが
って各ユーザにそれぞれ割当て、この使用条件は、ユー
ザからの事前の要求にしたがって変更を許容する通信帯
域割当方法である。
【0013】ここで、本発明の特徴とするところは、複
数のユーザからの前記事前の要求を受け付けこの要求を
前記使用条件の縮小要求と拡張要求とに分類して記録
し、この分類された記録を複数のユーザが参照可能とす
るところにある。
【0014】これにより、ユーザは、この記録を参照し
て自己の使用条件の過不足の調整に役立てることができ
る。
【0015】前記使用条件には、ルート、最大使用容
量、使用比率、使用期間の各条件を含み、前記記録が縮
小要求の場合には、これらの条件をパラメータとして所
定の演算により前記使用条件の縮小によって生じる余剰
資源の希望販売価格を設定して前記記録に追加し、前記
記録が拡張要求の場合には、これらの条件をパラメータ
として所定の演算により前記使用条件の拡張を実現する
にあたり必要となる不足資源の希望購入価格を設定して
前記記録に追加することが望ましい。
【0016】これにより、ユーザは、使用条件の過不足
の調整に対し、販売あるいは購入という商取引の概念を
導入することが可能となり、ユーザ間の調整作業をわか
りやすく円滑に進めることができる。さらに、このよう
な調整作業によって利益を生じるような仕組みを構築す
ることができ、経済活動を活性化することができる。
【0017】複数のユーザにそれぞれ最小通信帯域を保
証し、前記一定容量の通信帯域から複数のユーザにそれ
ぞれ割当てた前記最小通信帯域の合計を差し引いた残り
の帯域に対して前記使用条件にしたがってユーザ毎に前
記残りの帯域をそれぞれ割当てることもできる。
【0018】これにより、ユーザは、保証された最小通
信帯域では通信帯域が不足する場合にのみ、使用条件の
調整を行えばよい。
【0019】前記使用条件には、単位比率分の帯域増加
を単位時間分許容する条件が一つの権利単位として設定
され、この権利単位をあらかじめn個分取得したユーザ
に対しては、このユーザの要求に応じてn回にわたり単
位比率分の帯域増加を単位時間分許容することもでき
る。
【0020】これにより、予測困難な通信帯域の不足に
対処することができる。nの値は、ユーザの予測困難な
通信帯域の不足が発生する頻度に応じて適当な値を設定
することができるため、それぞれのユーザの異なる通信
事情を反映することができる。
【0021】本発明の第二の観点は、一定容量の通信帯
域をユーザ毎に定められた使用条件にしたがって各ユー
ザにそれぞれ割当てる手段と、ユーザからの事前の要求
にしたがってこの使用条件の変更を許容する手段とを備
えた通信帯域割当装置である。
【0022】ここで、本発明の特徴とするところは、ユ
ーザが参照可能なデータベースが設けられ、複数のユー
ザからの前記事前の要求を受け付けこの要求を前記使用
条件の縮小要求と拡張要求とに分類して前記データベー
スに記録する手段を備えたところにある。
【0023】前記使用条件には、ルート、最大使用容
量、使用比率、使用期間の各条件を含み、前記記録する
手段は、前記記録が縮小要求の場合には、これらの条件
をパラメータとして所定の演算により前記使用条件の縮
小によって生じる余剰資源の希望販売価格を設定して前
記記録に追加する手段と、前記記録が拡張要求の場合に
は、これらの条件をパラメータとして所定の演算により
前記使用条件の拡張を実現するにあたり必要となる不足
資源の希望購入価格を設定して前記記録に追加する手段
とを備えることが望ましい。
【0024】前記割当てる手段は、複数のユーザにそれ
ぞれ最小通信帯域を保証し、前記一定容量の通信帯域か
ら複数のユーザにそれぞれ割当てた前記最小通信帯域の
合計を差し引いた残りの帯域に対して前記使用条件にし
たがってユーザ毎に前記残りの帯域をそれぞれ割当てる
手段を含むこともできる。
【0025】前記使用条件には、単位比率分の帯域増加
を単位時間分許容する条件が一つの権利単位として設定
され、前記割当てる手段は、この権利単位をあらかじめ
n個分取得したユーザに対しては、このユーザの要求に
応じてn回にわたり単位比率分の帯域増加を単位時間分
許容する手段を含むこともできる。
【0026】このように、絶対帯域を販売する手法と異
なり、比例帯域を販売することにより、通信帯域をユー
ザが有効に利用することが可能となる。またユーザに対
して最低保証帯域を除く残余の通信帯域を使用比例権に
よって使用できるようにしたのであるから、キャリアは
残余の通信帯域を使用比例権を販売することによって売
り上げを挙げ、また使用比率であるため新たな設備増設
等を必要としない利点がある。ユーザは最低通信帯域を
確保しつつ、トラヒックが多くなれば、残余の通信帯域
から使用比例権にしたがった分の帯域を使用できるた
め、使用しているユーザが少なければ大きな通信帯域を
使用でき、顧客満足度を高めることができる利点があ
る。また前売り方式で単位時間の使用比例権を販売する
ことにより、利用状況に応じて逐次利用することが可能
になるため、顧客満足度を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明実施例の通信帯域割当方法
および装置を図1ないし図6を参照して説明する。図1
は本発明実施例の通信帯域割当装置のブロック構成図で
ある。図2は使用比率による残余帯域の分割の例を示す
図である。図3は情報端末の売り情報画面例を示す図で
ある。図4は情報端末の買い情報画面例を示す図であ
る。図5は前売り型比例権販売サービスシステムの構成
例を示す図である。図6は前売り型比例権利用形態を示
す図である。
【0028】本発明は、図1に示すように、一定容量の
通信帯域をISP毎に定められた使用条件にしたがって
各ISPにそれぞれ割当てるとともにISPからの事前
の要求にしたがってこの使用条件の変更を許容する帯域
切替指示装置61を備えた通信帯域割当装置としてのブ
ローカの情報センタ6である。
【0029】ここで、本発明の特徴とするところは、I
SPが参照可能なデータベースである帯域データメモリ
62が設けられ、複数のISPからの前記事前の要求を
受け付けこの要求を前記使用条件の縮小要求と拡張要求
とに分類して帯域データメモリ62に記録する情報端末
63を備えたところにある。
【0030】前記使用条件には、ルート、最大使用容
量、使用比率、使用期間の各条件を含み、情報端末63
は、前記記録が縮小要求の場合には、これらの条件をパ
ラメータとして所定の演算により前記使用条件の縮小に
よって生じる余剰資源の希望販売価格を設定して前記記
録に追加し、前記記録が拡張要求の場合には、これらの
条件をパラメータとして所定の演算により前記使用条件
の拡張を実現するにあたり必要となる不足資源の希望購
入価格を設定して前記記録に追加する。
【0031】帯域切替指示装置61は、複数のISPに
それぞれ最小通信帯域を保証し、前記一定容量の通信帯
域から複数のISPにそれぞれ割当てた前記最小通信帯
域の合計を差し引いた残りの帯域に対して前記使用条件
にしたがってISP毎に前記残りの帯域をそれぞれ割当
てる。
【0032】前記使用条件には、単位比率分の帯域増加
を単位時間分許容する条件が一つの権利単位として設定
され、前売り比例権制御装置65は、この権利単位をあ
らかじめn個分取得したユーザに対しては、このユーザ
の要求に応じてn回にわたり単位比率分の帯域増加を単
位時間分許容する。
【0033】以下では、本発明実施例をさらに詳細に説
明する。
【0034】(第一実施例)図1は、本発明に係わるシ
ステム構成の例であって、符号1および2はキャリアの
伝送装置、符号3は特定地点間を結ぶ伝送路、符号4、
5はブローカの帯域切替装置、符号6はブローカの情報
センタ、符号61は帯域切替装置4、5へ帯域切替指示
を出す帯域切替指示装置、符号62は帯域データを蓄積
する帯域データメモリ、符号63は情報端末、符号IS
P1、ISP2、ISPnは各ISPのアクセスポイン
ト、符号ISP11、ISP21、ISPn1は各IS
Pのサーバ装置である。
【0035】ISPは、ユーザの近くにアクセスポイン
トを設置して、ユーザが遠方にあるISPのサーバまで
直接接続しなくてもいいように便宜を図っているのが通
常である。ユーザは公衆網等を利用してアクセスポイン
トに接続する。
【0036】帯域切替装置4、5は、キャリアから購入
した占有的に保有する通信帯域の範囲内で、帯域切替指
示にしたがって、ISP毎の帯域量の切り替えを行う。
【0037】キャリアの伝送装置1、2は、通信帯域を
多重化して、通信情報を対地へ伝送する機能を持つ。ブ
ローカの情報センタ6は、帯域切替指示装置61、帯域
データメモリ62、情報端末63からなり、ISPとの
間で通信帯域の売買があると、購入開始時期、実際の使
用開始時期、帯域量等を蓄積する。
【0038】また、帯域データメモリ62は、ISPと
の通信帯域売買等により、各時期でのISP毎の使用帯
域量等も蓄積しておく。帯域切替指示装置61は、帯域
データメモリ62のデータを読み取り、各ISPが使用
している現状での通信帯域量に変更があれば、帯域切替
指示を帯域切替装置4、5に指示する。
【0039】図2は使用比率による残余帯域の分割の例
である。ここでは、使用比率を使用比例権という。ある
ルートの伝送容量7は、各ユーザのMCR(最小セル速
度)の合計71と残余帯域72の合計から構成される。
残余帯域72は使用比例権73により使用帯域74に分
けられている。残余容量Cを使用中のユーザ(i)が使
用比例権73(Ki)により、使用帯域74(Ri)を
確保したとすると、以下の関係が成り立つ。
【0040】使用中のユーザ数がnの場合、 R1:…:Rn=K1:…:Kn R1+…+Rn=C また、ユーザ(i)からユーザ(j)へ使用比例権(Δ
ki)を販売したとすると、ユーザ(i)の使用比例権
はKi−Δki、ユーザ(j)の使用比例権は、Kj+
Δkとなり、キャリアまたは仲介業者が、両ユーザの使
用比例権の変更を行う。
【0041】図3および図4は、キャリアまたは仲介業
者が持つ情報端末63の画面である。図3は、売り情報
画面8であって、ルート情報81の他に、最大使用容量
82、使用比率83、売りの開始日時刻84と終了日時
刻85、販売価格86が表示される。図4は、買い情報
画面9であって、ルート情報91、最大使用容量92、
使用比率93、買いの開始日時刻94と終了日時刻9
5、購入価格96を表示する。
【0042】売りユーザは、顧客のトラヒックが少な
く、使用比率を減らしてもよいと判断すると、買い情報
画面9から買い手を探すか、売り情報画面8に示す売り
使用比率、売り使用期間、販売価格を情報端末63に投
入し、買い手を待つ。
【0043】買いユーザは、顧客の使用トラヒックが高
くなった場合、情報端末63の売り情報画面8を見て、
自分の要求を満たしている売り情報を探し購入申し込み
を行う。売り情報がない場合は、買い情報画面9に示す
買い使用比率、買い使用期間、購入価格を情報端末63
に投入しておく。売買が成立すると、キャリアまたは仲
介業者は、図1のシステムを用いて使用比例権の変更を
行う。
【0044】(第二実施例)図5は前売り型比例権販売
サービスに係わるシステム構成の例であって、図1にシ
ステムに加え、前売り比例権制御装置65、および比例
権データメモリ64を持つ。まずキャリアは、ユーザに
対して、単位時間単位比例権の販売を行う。
【0045】例えば、一時間だけ使用比例権kが追加で
きる権利を販売する。図にはユーザAは11個の権利
を、Bは24個の権利を購入している状態を表す。11
個の権利とは、一時間だけ使用比例権kが11回追加で
きる権利を表す。
【0046】図6は前売り比例権の利用形態を表す図で
ある。ユーザAは、ある帯域を必要としているとする。
いま、基本契約として、使用比例権kAだけ購入してい
るとする。いま、他のユーザBも同じくkBの使用比例
権を持ち、時刻t1に情報転送を開始したとする。する
と、ユーザAの利用可能帯域は以下のように減少する。
【0047】ユーザAの利用可能帯域=通信帯域×kA
/(kA+kB) 同じく、使用比例権kCをもつユーザCが時刻t2に情
報転送を開始すると、以下のように減少する。
【0048】ユーザAの利用可能帯域=通信帯域×kA
/(kA+kB+kC) この結果、ユーザAは必要帯域を確保できない状態にな
ることが考えられるために、時刻t3に前もって購入し
ておいた単位比率単位時間比例権(図6では単に比例権
と記載)を行使する。まず、要求転送手段66を用い
て、単位比率単位時間比例権を利用したいと通知する。
その通知を受けた前売り比例権制御装置65は、そのユ
ーザが単位比率単位時間比例権を購入していることを、
比例権データメモリ64の情報を参照して確認出来た
後、帯域切替指示装置61の制御を行う。単位比率単位
時間比例権販売によりユーザAの利用可能帯域は以下の
ように増加する。
【0049】ユーザAの利用可能帯域=通信帯域×(k
A+k)/(kA+k+kB+kC) これにより、必要帯域が確保できることになる。また、
時刻t4にユーザBがデータ転送を終了すると、ユーザ
Aの転送可能帯域がそれにつれて増加する。
【0050】ユーザAの利用可能帯域=通信帯域×(k
A+k)/(kA+k+kC) また、時刻t5に単位比率単位時間比例権の利用時間が
切れると、ユーザAの利用帯域は減少する。
【0051】ユーザAの利用可能帯域=通信帯域×(k
A)/(kA+kC) このようにして、単位比率単位時間比例権の販売および
ユーザの利用が可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザは、ユーザが持つ顧客の通信トラヒック変動に柔
軟に対応することができ、キャリアは、キャリアが持つ
通信帯域の有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の通信帯域割当装置のブロック構
成図。
【図2】使用比率による残余帯域の分割の例を示す図。
【図3】情報端末の売り情報画面例を示す図。
【図4】情報端末の買い情報画面例を示す図。
【図5】前売り型比例権販売サービスシステムの構成例
を示す図。
【図6】前売り型比例権利用形態を示す図。
【符号の説明】
1、2 伝送装置 3 伝送路 4、5 帯域切替装置 6 ブローカの情報センタ 7 あるルートの伝送容量 8 売り情報画面 9 買い情報画面 61 帯域切替指示装置 62 帯域データメモリ 63 情報端末 64 比例権データメモリ 65 前売り比例権制御装置 66 要求転送手段 71 MCRの合計 72 残余帯域 73 使用比例権 74 使用帯域 81、91 ルート 82、92 最大使用容量 83、93 使用比率 84、85、94、95 使用期間 86 販売価格 96 購入価格 ISP1〜ISPn ISPのアクセスポイント ISP11〜ISP1n ISPのサーバ装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定容量の通信帯域をユーザ毎に定めら
    れた使用条件にしたがって各ユーザにそれぞれ割当て、 この使用条件は、ユーザからの事前の要求にしたがって
    変更を許容する通信帯域割当方法において、 複数のユーザからの前記事前の要求を受け付けこの要求
    を前記使用条件の縮小要求と拡張要求とに分類して記録
    し、この分類された記録を複数のユーザが参照可能とす
    ることを特徴とする通信帯域割当方法。
  2. 【請求項2】 前記使用条件には、ルート、最大使用容
    量、使用比率、使用期間の各条件を含み、 前記記録が縮小要求の場合には、これらの条件をパラメ
    ータとして所定の演算により前記使用条件の縮小によっ
    て生じる余剰資源の希望販売価格を設定して前記記録に
    追加し、 前記記録が拡張要求の場合には、これらの条件をパラメ
    ータとして所定の演算により前記使用条件の拡張を実現
    するにあたり必要となる不足資源の希望購入価格を設定
    して前記記録に追加する請求項1記載の通信帯域割当方
    法。
  3. 【請求項3】 複数のユーザにそれぞれ最小通信帯域を
    保証し、前記一定容量の通信帯域から複数のユーザにそ
    れぞれ割当てた前記最小通信帯域の合計を差し引いた残
    りの帯域に対して前記使用条件にしたがってユーザ毎に
    前記残りの帯域をそれぞれ割当てる請求項1記載の通信
    帯域割当方法。
  4. 【請求項4】 前記使用条件には、単位比率分の帯域増
    加を単位時間分許容する条件が一つの権利単位として設
    定され、 この権利単位をあらかじめn個分取得したユーザに対し
    ては、このユーザの要求に応じてn回にわたり単位比率
    分の帯域増加を単位時間分許容する請求項1記載の通信
    帯域割当方法。
  5. 【請求項5】 一定容量の通信帯域をユーザ毎に定めら
    れた使用条件にしたがって各ユーザにそれぞれ割当てる
    手段と、 ユーザからの事前の要求にしたがってこの使用条件の変
    更を許容する手段とを備えた通信帯域割当装置におい
    て、 ユーザが参照可能なデータベースが設けられ、 複数のユーザからの前記事前の要求を受け付けこの要求
    を前記使用条件の縮小要求と拡張要求とに分類して前記
    データベースに記録する手段を備えたことを特徴とする
    通信帯域割当装置。
  6. 【請求項6】 前記使用条件には、ルート、最大使用容
    量、使用比率、使用期間の各条件を含み、 前記記録する手段は、 前記記録が縮小要求の場合には、これらの条件をパラメ
    ータとして所定の演算により前記使用条件の縮小によっ
    て生じる余剰資源の希望販売価格を設定して前記記録に
    追加する手段と、 前記記録が拡張要求の場合には、これらの条件をパラメ
    ータとして所定の演算により前記使用条件の拡張を実現
    するにあたり必要となる不足資源の希望購入価格を設定
    して前記記録に追加する手段とを備えた請求項5記載の
    通信帯域割当装置。
  7. 【請求項7】 前記割当てる手段は、複数のユーザにそ
    れぞれ最小通信帯域を保証し、前記一定容量の通信帯域
    から複数のユーザにそれぞれ割当てた前記最小通信帯域
    の合計を差し引いた残りの帯域に対して前記使用条件に
    したがってユーザ毎に前記残りの帯域をそれぞれ割当て
    る手段を含む請求項5記載の通信帯域割当装置。
  8. 【請求項8】 前記使用条件には、単位比率分の帯域増
    加を単位時間分許容する条件が一つの権利単位として設
    定され、 前記割当てる手段は、この権利単位をあらかじめn個分
    取得したユーザに対しては、このユーザの要求に応じて
    n回にわたり単位比率分の帯域増加を単位時間分許容す
    る手段を含む請求項5記載の通信帯域割当装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2182748A2 (en) 2008-10-28 2010-05-05 Sony Ericsson Mobile Communications AB Radio communication control device, radio communication system and radio communication terminal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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