JP2002217935A - スタッカブルスイッチングハブ及びその制御方法 - Google Patents

スタッカブルスイッチングハブ及びその制御方法

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JP2002217935A
JP2002217935A JP2001007629A JP2001007629A JP2002217935A JP 2002217935 A JP2002217935 A JP 2002217935A JP 2001007629 A JP2001007629 A JP 2001007629A JP 2001007629 A JP2001007629 A JP 2001007629A JP 2002217935 A JP2002217935 A JP 2002217935A
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stack
switch
stackable
port
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Keiji Abe
圭児 阿部
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】単一種類の装置のみを用いて、スタッカブルス
イッチングハブシステムを安価に構成することが可能
な、管理回路を省いた安価なスタッカブルスイッチング
ハブを提供する。 【解決手段】リピータ手段としての、複数のLAN端末
接続用ポートと個々のLAN端末接続用ポートに接続さ
れたPHYおよびMACスイッチと、各MACスイッチ
に接続されたクロスポイントスイッチと、スタック接続
用手段としての、前記クロスポイントスイッチに接続さ
れた2つのブリッジと、それぞれのブリッジに接続され
たスタックポートと、使用者が設定可能な装置IDスイ
ッチとを備え、前記装置ID番号に基づいて、前記各M
ACスイッチに対して対応するLANポートのアドレス
情報を、また、前記クロスポイントスイッチ102に対
して前記各MACスイッチおよび両スタックポートのア
ドレス情報をそれぞれ設定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)システム等において使用される、
増設用のポート(スタックポート)を設けたスタッカブ
ルスイッチングハブ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の端末装置間で高速に通
信を行う方式としてLAN等の通信方式が用いられる
が、一般には多数の端末装置を接続するために、通信ボ
ード間を複数のポートを有したハブ(HUB;集線装置)を
介して接続している。近年、インターネットの普及に伴
いLANに接続する端末装置が増加しており、端末をL
ANに接続する再に使用するハブ(HUB;集線装置)の接
続ポート数が不足してきている。この問題を解決するた
めの装置に、LANのポート数を増設可能なスタッカブ
ルハブ(システム)がある。
【0003】スタッカブルハブシステムでは、単体のハ
ブをケーブルにより複数台接続して、1台の多ポートハ
ブと等価な働きをさせる。このシステムでは、管理装置
のない安価なハブを必要数だけ既設のハブに縦列に接続
するだけでよく、安価にシステムを拡張することができ
る。例えば、特許第2761356号公報、特開平11
−341033号公報、特開平9−36887号公報等
にはこの種のスタッカブルハブが開示されている。
【0004】従来、スタッカブルハブシステムでは、ネ
ットワーク管理のためにハブシステムの管理機能を有す
るハブを一台使用する必要があり、接続された各ハブ毎
に機器番号を付けて、機器番号とポート番号により個々
のポートを識別・管理している。なお、この機器番号の
設定は自動的に行われることも多く、上記各公報にも開
示されている。例えば、特許第2761356号公報で
はスタッカブルハブをスタック接続する際に自己番号を
自動認識して各スタッカブルハブに設定する方式が提案
されている。この他、特開平7−95229号公報にも
同じ目的のための技術が開示されている。
【0005】ところで、上述した如き従来のスタッカブ
ルハブシステムの構成は、スタック接続したハブシステ
ムの管理機能を有するハブと、管理機能を持たないハブ
の2種類を用意する必要があったり、管理用のバスや管
理用の端末装置を個別に用意する必要があった。
【0006】このような構成のため、従来のスタッカブ
ルハブシステムでは、次のような難点が見られた。すな
わち、各ハブ装置のスタック構成を管理する管理用ハブ
は管理のための回路を必要とするため回路規模が大で高
価でありシステムも高コストとなる。また、2種類のハ
ブ2種類の接続線を用意する必要がありスタッカブルス
イッチングハブシステムを構築するのに煩雑であり、保
守の面でも煩雑さがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に対処すべくなされたもので、その主な目的は、単一種
類のスイッチングハブのみを複数スタック接続すること
であたかも1台のスイッチングハブであるかのように動
作するスタッカブルスイッチングハブシステムを構築可
能な安価な構成の多ポートのスイッチングハブを提供す
ることである。また、スタックポートを使用して、通信
品質を劣化させることなく増設できスタッカブルスイッ
チングハブシステムを構築可能なスイッチングハブを提
供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題解決のため本発明で
は、複数台をスタック接続してスタッカブルスイッチン
グハブシステムとして動作可能なスタッカブルスイッチ
ングハブを、リピータ手段としての、複数のLAN端末
接続用ポートと個々のLAN端末接続用ポートに接続さ
れたPHYおよびMACスイッチと、各MACスイッチ
に接続されたクロスポイントスイッチと、スタック接続
用手段としての、前記クロスポイントスイッチに接続さ
れた2つのブリッジと、それぞれのブリッジに接続され
たスタックポートと、機器番号として任意の装置ID番
号を使用者が設定可能な装置IDスイッチとを備え、前
記装置IDスイッチに設定された装置ID番号に基づい
て、前記各MACスイッチに対して対応するLANポー
トのアドレス情報を、また、前記クロスポイントスイッ
チに対して前記各MACスイッチおよび両スタックポー
トのアドレス情報をそれぞれ設定するように構成する。
これにより、安価な単一種類の装置のみを用いて、スタ
ッカブルスイッチングハブシステムを安価に構成するこ
とができる。
【0009】報知手段を更に備え、前記スタックポート
に他のスタッカブルスイッチングハブが接続されている
場合に、自機の装置ID番号を他のスタッカブルスイッ
チングハブに通知するとともに、他のスタッカブルスイ
ッチングハブの装置ID番号を受信して自機の装置ID
番号と重複する場合を検出してその旨を使用者に前記報
知手段により報知する構成としても良く、誤設定を防止
できる。
【0010】また、本発明方法では、上述の如きスタッ
カブルスイッチングハブにおいて、電源投入時に、装置
IDスイッチに設定されている装置IDを読み出し、こ
の読み出した装置IDの値にしたがってクロスポイント
スイッチに初期設定と自装置の各ポートのアドレス設定
とを行ない、MACスイッチに初期設定と各ポートのア
ドレス設定とを行ない、PHYの初期設定を行ない、ス
タックポートにスタックケーブルが接続されていれば、
スタックポートから試験パケットを送信し、前記試験パ
ケットに対応して返送される他装置に設定された装置I
D番号を含む試験応答パケットを受信して、試験応答パ
ケット中の装置ID番号を自装置ID番号と比較し、自
装置ID番号が他の全てのスタッカブルスイッチングハ
ブのものと重複していないことを確認した後、定常リピ
ータ動作に移行するように制御する。これにより、単独
でリピータとして動作するとともにスタック接続しての
使用が可能になる。
【0011】報知手段を備えたものでは、前記試験応答
パケット中の装置ID番号を自装置ID番号と比較した
結果、自装置ID番号が他のスタッカブルスイッチング
ハブと重複している場合には、初期設定を中断するとと
もに、報知手段により装置操作者に注意を促し設定未完
了の旨を知らせるように制御する。これによりスタッカ
ブルスイッチングハブシステムの設定が確実に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施の形態
を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態であるスタッカブルスイッチングハブ
の内部構成を示すブロック図である。
【0013】図1に示すように、本実施の形態のスタッ
カブルスイッチングハブ100 は、リピータ手段として、
複数のLAN端末接続用ポート(以下、LANポートと
も記す)106,106,…と、LANポート106 を介して送受
信するLANパケットの制御回路である、個々のLAN
端末接続用ポート106 に接続されたトランス105,105,…
とPHY(PHYsical; 物理レイヤプロトコル)104,104,
…、およびMAC(Medium Access Controller)スイッ
チ103,103,…と、各MACスイッチ103 に接続されたク
ロスポイントスイッチ102 、並びにこれらクロスポイン
トスイッチ102、MACスイッチ103 、PHY;104を制
御するための制御用CPU;101を有している。
【0014】更に、このスタッカブルスイッチングハブ
は、スイッチングハブ増設用に、スタック接続用手段と
しての、スタックポートA(110) 、スタックポートB(1
11)と、前記クロスポイントスイッチ102 に接続された
各スタックポート制御用の2つのブリッジ107a,107b
と、前記ブリッジと前記スタックポート間には一対のL
VDSドライバ108 及びLVDSレシーバ109 、そし
て、機器番号として任意の装置ID番号を使用者が設定
可能な装置IDスイッチ112 と、報知手段としてのLE
D表示器(報知用LED)113 を備えている。
【0015】図1を参照して各部の接続を更に説明す
る。装置IDスイッチ112 からの出力をCPU;101へ供
給し、CPU;101とLED表示器113 を接続、更にCP
U;101とクロスポイントスイッチ102 はPCIバスで接
続する。クロスポイントスイッチ102 とMACスイッチ
103 を接続、MACスイッチ103 とPHY;104を接続、
PHY;104の出力はトランス105 を介して送信データと
してLANポート106 へ供給される。LANポート106
からの受信データはトランス105 を介してPHY;104へ
供給される。
【0016】更にクロスポイントスイッチ102 とブリッ
ジ107 を接続し、ブリッジ107 はLVDSドライバ108
およびLVDSレシーバ109 と接続する。LVDSドラ
イバ108 の出力はスタックポートA(110) 、スタックポ
ートB(111) を介して送信データとしてスイッチングハ
ブの外部へと供給される。スイッチングハブの外部から
の受信データはスタックポートA(110) 、スタックポー
トB(111) を介してLVDSレシーバ109 へ供給され
る。
【0017】ここで、LVDS( 低電圧差動信号;Low V
oltage Differential Signals)インターフェイスについ
て簡単に触れる。LVDSは、小振幅信号の高速伝送用
のインターフェースとして注目されている差動小振幅イ
ンターフェースの規格である。LVDSインターフェー
スでは、ドライバブロックとレシーバブロックの間が、
往路伝送線と復路伝送線により結ばれており、往路伝送
線と復路伝送線は電気的特性が等しい、いわゆる平衡伝
送路を形成し、この2本の伝送路により1つの信号の伝
送を行う。
【0018】LVDSでは、ドライバ側で発生した信号
電流Isを、往路伝送線と復路伝送線の平衡伝送線と、
レシーバ側の終端抵抗で形成されるループに流すことに
より、終端抵抗の部分に信号電圧を発生させて信号を伝
送する。信号の“1”、“0”は、信号電流Isの流れ
る向きを切り替えることにより識別させる。差動データ
伝送では、ノイズ信号が接地レベル電圧をシフトさせ且
つ同相電圧として表われる。従って、ノイズの有害な影
響は実質的に減少される。LVDSは、伝送系の電流変
動によって生ずるノイズが小さく、隣接するポート間の
伝送線どうしの干渉やLSI間の同時スイッチング干渉
が小さいため、200MHz以上といった高速信号の伝
送に適している。
【0019】なお、LVDSについては、例えば特開平
9−214314号公報、特開2000−181591
号公報等にも開示がある。また、LVDSインタフェー
スにおける送信(ドライバ)回路及び受信(レシーバ)
回路については、例えば特開2000−41072号公
報にその一例が詳細に開示されている。
【0020】上述のように構成されている本実施の形態
のスイッチングハブでは、電源投入時にCPU;101が装
置IDスイッチ112 により使用者が設定した装置ID番
号を読み込み、後で詳述するように予め準備しておいた
手順に従って、クロスポイントスイッチ102 に対してM
ACスイッチ103 およびスタックポートA,B(110,11
1) のアドレス情報を、また、MACスイッチ103 に対
して各LANポート106のアドレス情報をそれぞれ設定
する。
【0021】本実施の形態のスタッカブルスイッチング
ハブは、複数台をスタック接続することができ、この場
合でも従来のようにスタック構成を管理する回路を含み
構成された特別なハブは不要であり、回路規模の縮小さ
れた安価な1種類のハブのみでスタッカブルハブシステ
ムが構築可能で安価なシステムが実現できる。なお、L
VDSドライバ及びLVDSレシーバを使用している本
実施の形態のスイッチングハブは、電源投入時にCP
U;101が装置IDスイッチ112 により使用者が設定した
装置ID番号を読み込み、後で詳述するように予め準備
しておいた手順に従って、クロスポイントスイッチ102
に対してMACスイッチ103 およびスタックポートA,
B(110,111) のアドレス情報を、また、MACスイッチ
103 に対して各LANポート106 のアドレス情報をそれ
ぞれ設定する。
【0022】上述の如く構成されている本実施の形態の
スタッカブルスイッチングハブは、複数台をスタック接
続することができ、この場合でも従来のようにスタック
構成を管理する回路を含み構成された特別なハブは不要
であり、回路規模の縮小された安価な1種類のハブのみ
でスタッカブルハブシステムが構築可能で安価なシステ
ムが実現できる。なお、LVDSドライバ及びLVDS
レシーバを使用しているため、高速動作が可能になって
いる。
【0023】〔第1実施例〕続いて、上述実施の形態の
ハブを複数接続したスイッチングハブシステムの具体的
実施例を説明する。図2は、本発明のスタッカブルスイ
ッチングハブを3台スタック接続したスイッチングハブ
システムの一実施例を示すブロック図である。
【0024】図2を参照すると、このスイッチングハブ
システムは、先の図1に示した如き構成を有する、複数
のLANポートを有した3台のスタッカブルスイッチン
グハブ1,2,3(201,206,211) が互いに接続されてい
る。
【0025】すなわち、ハブ1のスタックポートB(20
5) からスタックケーブル217 を介してハブ2のスタッ
クポートA(209) へ接続し、ハブ2のスタックポートB
(210)からスタックケーブル218 を介してハブ3のスタ
ックポートA(214) へ接続し、ハブ3のスタックポート
B(215) からスタックケーブル219 を介してハブ1のス
タックポートA(204) へ接続することでスタック接続し
てある。
【0026】また、それぞれのスタッカブルスイッチン
グハブのLANポート202 、207 、212 には、各端末装
置216,216,…が10BaseT/100BaseT準拠
のツイストペアケーブルによりそれぞれ接続されてい
る。
【0027】続いて、上記第1実施例の動作につき説明
する。まず、スタッカブルスイッチングハブの電源投入
時初期設定動作について先の図1(ブロック図)および
図3のシーケンス図を用いて説明する。
【0028】先ず、スタッカブルスイッチングハブに電
源が投入されると、リセット解除後にCPU;101が装置
IDスイッチ112 に設定されている装置IDを読み出す
(ステップ;S1)。CPU;101は、読み出した装置IDの
値にしたがって初期設定1でクロスポイントスイッチ10
2 に所定初期設定と自装置の各ポートのアドレス設定を
行ない(S2)、初期設定2でMACスイッチ103 に所定初
期設定と各ポートのアドレス設定を行なう(S3)。また、
初期設定3にてPHY;104の初期設定を行なう(S4)。
【0029】また、CPU;101は初期設定動作時に、ス
タックポートA、B(110,111) への外部からの接続状態
を確認し(S5)、スタックケーブルが接続されていれば、
スタックポートから試験パケットを送信する(S6)。接続
されているスタッカブルスイッチングハブからは前記試
験パケットの受信に対応して当該装置に設定された装置
ID番号を含む試験応答パケットが返送され、最初のス
タッカブルスイッチングハブでは返送された試験応答パ
ケットを受信し(S7)、受信パケット中の装置ID番号を
自装置ID番号と比較し、自装置ID番号が他の全ての
スタッカブルスイッチングハブと重複していないことを
確認して初期設定動作を正常終了してリピータ動作に移
行する。
【0030】然しながら、上記比較過程の結果、自装置
ID番号が他装置のものと重複していた場合には、スタ
ッカブルスイッチングハブは初期設定を中断するととも
に、報知手段である報知用LED;113を点灯させて装置
操作者に注意を促し設定未完了の旨を知らせる。操作者
は、これに対応すべく装置IDスイッチ112 を操作して
別な装置ID番号を設定した後、再度リセット操作を行
い装置に初期設定動作を繰り返させ正常終了を確認す
る。こうして、システムの装置ID番号重複を回避す
る。
【0031】続いて、正常に設定され、稼働中の実施例
システムにおける、LANパケットの送受信(リピータ
動作)について、図4〜図7のシーケンス図を用いて説
明する。
【0032】図4のシーケンス図は、同じスタッカブル
スイッチングハブに接続された端末装置間での通信の場
合を示している。同図に示すように、LANポートを介
して受信した受信パケットをPHYが受け取り、MAC
スイッチへ送る。MACスイッチは、受け取ったパケッ
トが自MACスイッチに収容するポート宛てであった場
合はそのまま宛先のポートを収容するPHYへ送信パケ
ットとして転送し、当該PHYは受け取った送信パケッ
トをLANポートへ送る。
【0033】MACスイッチが受け取ったパケットが自
MACスイッチに収容するポート宛てでなかった場合
は、図5のシーケンス図に示すように、このパケットを
クロスポイントスイッチへ送り、クロスポイントスイッ
チは宛先のポートを収容するMACスイッチ、PHYを
介して送信パケットをLANポートへ送信する。
【0034】一方、図6のシーケンス図は自スタッカブ
ルスイッチングハブ内に収容された端末から増設した他
のスタッカブルスイッチングハブに収容された端末への
通信の場合を示している。同図を参照すると、LANポ
ートを介して受信した受信パケットをPHYが受け取
り、MACスイッチへ送る。MACスイッチは受け取っ
たパケットをクロスポイントスイッチへ送り、クロスポ
イントスイッチでは宛先のポートを収容するブリッジ回
路にパケットを転送し、ブリッジ回路がLVDSドライ
バを介してスタックポートに送信する。
【0035】反対に、増設した他のスタッカブルスイッ
チングハブに収容された端末装置から、自スタッカブル
スイッチングハブ内に収容された端末への通信の場合を
図7のシーケンス図に示す。この場合には、スタックポ
ートからLVDSレシーバを介して受信したパケットは
ブリッジ回路を通じてクロスポイントスイッチに送られ
る。パケットを受信したクロスポイントスイッチは、宛
先のポートを収容するMACスイッチ、PHYを介して
送信パケットをLANポートへと送信する。
【0036】〔実施例の効果〕以上説明したように本実
施の形態のスタッカブルスイッチングハブでは、電源投
入時に装置IDスイッチの設定をCPUが読み込んで、
スタッカブルスイッチングハブ内の各ポートのアドレス
を自動的に設定するとともに、スタック接続された他の
スタッカブルスイッチングハブがあればその装置ID番
号と自機装置ID番号の重複を検証し重複する場合は設
定を中断し、再設定を促すようにしているので、従来の
ように各LANポート間とスタックポート間のスイッチ
ングを行なうため、スタック構成を管理する管理機能付
きスイッチングハブを別途に用意する必要が無い。
【0037】従って本発明によるスタッカブルスイッチ
ングハブは単体で使用する場合には1台のスイッチング
ハブとして機能することは勿論であるが、複数台をスタ
ック接続した場合でも、別途スタック構成を管理する機
能を有するスイッチングハブを接続すること無しに、1
台の多ポートスイッチングハブとして動作する。つま
り、同一構成の1種類のスタッカブルスイッチングハブ
のみを用いて複数台をスタック接続するだけで多ポート
のスイッチングハブシステム(スタッカブルスイッチン
グハブシステム)を構築することができる。
【0038】本スタッカブルスイッチングハブは、スタ
ック構成を管理する回路を必要としないため従来の管理
ハブに比して回路規模を削減でき小形・安価であり、本
スタッカブルスイッチングハブのみで安価なスタッカブ
ルスイッチングハブシステムが構築できる。
【0039】また、本スタッカブルスイッチングハブ
は、保守の面でも優位性を持つ。すなわち、従来のよう
に1台の管理機能付きスイッチングハブに対し管理機能
無しのスイッチングハブを複数台スタック接続するよう
なスイッチングハブシステムであれば、管理機能無しの
スイッチングハブだけではスイッチングハブシステムの
管理ができないため、管理機能付きスイッチングハブが
故障した場合には、必ず別の管理機能付きスイッチング
ハブに置き換える必要があるが、本発明によるスタッカ
ブルスイッチングハブをスタック接続したスイッチング
ハブシステムであれば、どのスイッチングハブも同一で
区別する必要がない。相互に交換も可能であり、装置I
Dの設定を変更することにより、接続の順序を自由に入
れ替えることが可能でシステムの変更時等に利便性が増
す。
【0040】その他、本実施の形態のスタッカブルスイ
ッチングハブは、スタックポートのインタフェース部に
LVDSドライバ及びLVDSレシーバを使用している
ため、高速で通信品質の劣化が無いスタッカブルスイッ
チングハブシステムを構築することができる。
【0041】〔第2実施例〕本発明に係るスタッカブル
スイッチングハブシステムの基本的構成は上述した通り
であるが、本発明の他の実施例として、更に複数のスタ
ッカブルスイッチングハブをスタック接続した例を示
す。図8は、図1に示したスタッカブルスイッチングハ
ブを5台、スタッカブル接続した第2実施例を示すブロ
ック図である。
【0042】同図に示すように、スタッカブルスイッチ
ングハブ1〜5(301〜305)を接続する場合、ハブ1のス
タックポートB(309) とハブ2のスタックポートB(31
3) をスタックケーブル326 で接続、ハブ1のスタック
ポートA(308) とハブ3のスタックポートB(317) をス
タックケーブル327 で接続し、ハブ2のスタックポート
A(312) とハブ4のスタックポートB(321) をスタック
ケーブル328 で接続、ハブ3のスタックポートA(316)
とハブ5のスタックポートB(325) をスタックケーブル
329 で接続、また、ハブ5のスタックポートA(324) と
ハブ4のスタックポートA(320) をスタックケーブル33
0 で接続する。各LANポート306,310,314,318,322 に
は、それぞれに複数の端末装置216,216,…がツイストペ
アケーブルにより接続される。
【0043】第2実施例のような構成の場合も、装置I
Dスイッチ307 、311 、315 、319、323 で設定する装
置ID番号をそれぞれ異なる値に設定することにより、
1台のスイッチングハブとして機能することが可能であ
る。つまり、複数の端末装置216,216,…を1台のスイッ
チングハブに接続しているように動作する。初期設定動
作は前実施例と同様であり重複する説明は省略する。
【0044】特に本実施例のような構成の場合、各スタ
ッカブルスイッチングハブがパケット中継動作も行うた
め同一ハブ内でスタックポート間の通信が発生する。従
って、本実施例では前実施例のシーケンスに加えて図9
のシーケンス図に示すシーケンスを追加する。即ち、こ
のような場合には各スタッカブルスイッチングハブにお
いて、スタックポートを介して受信した受信パケットを
ブリッジ回路はクロスポイントスイッチに送信し、クロ
スポイントスイッチは、受信したパケットを宛先のポー
トを収容するスイッチングハブを接続したスタックポー
トにブリッジ回路を介して送信する。
【0045】この第2実施例においても、前実施例と全
く同様に、コスト低減化、保守の容易性等の効果が得ら
れる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、スタック構成を管理す
る回路を含まず従って回路規模の縮小された安価な1種
類のハブのみでスタッカブルハブシステムが構築可能で
安価なシステムが実現できる効果がある。1種類のハブ
のみを使用するので補修も簡単になる。
【0047】報知手段を備えることで、スタッカブルス
イッチングシステム構築時の装置ID番号の誤設定を防
止できる。また、LVDSドライバ及びLVDSレシー
バを使用すれば、高速動作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるスタッカブルスイ
ッチングハブの内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のスタッカブルスイッチングハブをスタ
ック接続したスイッチングハブシステムの一実施例を示
すブロック図である。
【図3】図2のスタッカブルスイッチングハブシステム
実施例の動作を説明するシーケンス図である。
【図4】図2のスタッカブルスイッチングハブシステム
実施例の動作を説明するシーケンス図である。
【図5】図2のスタッカブルスイッチングハブシステム
実施例の動作を説明するシーケンス図である。
【図6】図2のスタッカブルスイッチングハブシステム
実施例の動作を説明するシーケンス図である。
【図7】図2のスタッカブルスイッチングハブシステム
実施例の動作を説明するシーケンス図である。
【図8】本発明のスタッカブルスイッチングハブをスタ
ック接続したスイッチングハブシステムの他の実施例を
示すブロック図である。
【図9】図8の実施例システムの動作を説明するシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
100 …スタッカブルスイッチングハブ 101 …制御用CPU 102 …クロスポイントスイッチ 103 …MACスイッチ 104 …PHY(物理レイヤプロトコル) 105 …トランス 106 …LAN端末接続用ポート(LANポート) 107 …ブリッジ 108 …LVDSドライバ 109 …LVDSレシーバ 110,111 …スタックポート 112 …装置IDスイッチ 113 …LED表示器(報知用LED;報知手段) 201,206,211 …スタッカブルスイッチングハブ 202,207,212 …LANポート 203, 208, 213 …装置IDスイッチ 204,205,209,210,214,215 …スタックポート 216 …端末装置 217,218,219 …スタックケーブル 301,302,303,304,305 …スタッカブルスイッチングハブ 306,310,314,318,322 …LANポート 307,311,315,319,323 …装置IDスイッチ 308,312,316,320,324 …スタックポートA 309,313,317,321,325 …スタックポートB 326,327,328,329,330 …スタックケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単独でリピータとして動作するととも
    に、複数台をスタック接続してスタッカブルスイッチン
    グハブシステムとして動作可能なスタッカブルスイッチ
    ングハブであって、 リピータ手段としての、複数のLAN端末接続用ポート
    と個々のLAN端末接続用ポートに接続されたPHYお
    よびMACスイッチと、各MACスイッチに接続された
    クロスポイントスイッチと、 スタック接続用手段としての、前記クロスポイントスイ
    ッチに接続された2つのブリッジと、それぞれのブリッ
    ジに接続されたスタックポートと、 機器番号として任意の装置ID番号を使用者が設定可能
    な装置IDスイッチとを備え、 前記装置IDスイッチに設定された装置ID番号に基づ
    いて、前記各MACスイッチに対して対応するLANポ
    ートのアドレス情報を、また、前記クロスポイントスイ
    ッチに対して前記各MACスイッチおよび両スタックポ
    ートのアドレス情報を、それぞれ設定することを特徴と
    するスタッカブルスイッチングハブ。
  2. 【請求項2】 報知手段を更に備え、前記スタックポー
    トに他のスタッカブルスイッチングハブが接続されてい
    る場合に、自機の装置ID番号を他のスタッカブルスイ
    ッチングハブに通知するとともに、他のスタッカブルス
    イッチングハブの装置ID番号を受信して自機の装置I
    D番号と重複する場合を検出して使用者に前記報知手段
    により報知するように構成した請求項1に記載のスタッ
    カブルスイッチングハブ。
  3. 【請求項3】 前記各ブリッジとスタックポート間に一
    対のLVDSドライバ及びLVDSレシーバを備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のスタッカブル
    スイッチングハブ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のスタッカブルスイ
    ッチングハブの制御方法であって、 電源投入時に、装置IDスイッチに設定されている装置
    IDを読み出し、 この読み出した装置IDの値にしたがってクロスポイン
    トスイッチに初期設定と自装置の各ポートのアドレス設
    定とを行ない、 MACスイッチに初期設定と各ポートのアドレス設定と
    を行ない、 PHYの初期設定を行ない、 スタックポートにスタックケーブルが接続されていれ
    ば、スタックポートから試験パケットを送信し、 前記試験パケットに対応して返送される他装置に設定さ
    れた装置ID番号を含む試験応答パケットを受信して、 試験応答パケット中の装置ID番号を自装置ID番号と
    比較し、自装置ID番号が他の全てのスタッカブルスイ
    ッチングハブと重複していないことを確認した後、定常
    リピータ動作に移行することを特徴とするスタッカブル
    スイッチングハブの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記試験応答パケット中の装置ID番号
    を自装置ID番号と比較した結果、自装置ID番号が他
    のスタッカブルスイッチングハブと重複している場合に
    は、初期設定を中断するとともに、報知手段により装置
    操作者に注意を促し設定未完了の旨を知らせるようにし
    た請求項4に記載のスタッカブルスイッチングハブの制
    御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1315284C (zh) * 2003-08-15 2007-05-09 智邦科技股份有限公司 适用于交换器堆栈中的冗余连接管理方法
CN100370740C (zh) * 2004-03-06 2008-02-20 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 堆叠式交换机管理方法
US7817637B2 (en) 2007-12-14 2010-10-19 Alaxala Networks Corporation Network switching system
US9300529B2 (en) 2013-01-21 2016-03-29 Hitachi Metals, Ltd. Communication system and network relay device

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