JP2002217866A - Rach受信装置、基地局装置及び移動体通信システム - Google Patents
Rach受信装置、基地局装置及び移動体通信システムInfo
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- JP2002217866A JP2002217866A JP2001008253A JP2001008253A JP2002217866A JP 2002217866 A JP2002217866 A JP 2002217866A JP 2001008253 A JP2001008253 A JP 2001008253A JP 2001008253 A JP2001008253 A JP 2001008253A JP 2002217866 A JP2002217866 A JP 2002217866A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない回路規模で複数のアクセスタイミ
ングのRACHから複数のメッセージパートを同時に受
信すること。 【解決手段】 同期回路部102は、メッセージ受信の
チップ同期確立のためのレプリカコードを生成し、受信
ベースバンド信号との相関を取る。SRCH部103
は、同期回路部102に対してレプリカコード位相を設
定し、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミングを出
力する。相関器105−1〜105−3は、SRCH部
103が設定する受信タイミングでレプリカコードを生
成し、遅延部104からの出力との相関を取る。相関器
105−1〜105−3の出力は位相補正器106−1
〜106−3にて位相回転が補正され、復号器107−
1〜107−3にて復号処理される。
ングのRACHから複数のメッセージパートを同時に受
信すること。 【解決手段】 同期回路部102は、メッセージ受信の
チップ同期確立のためのレプリカコードを生成し、受信
ベースバンド信号との相関を取る。SRCH部103
は、同期回路部102に対してレプリカコード位相を設
定し、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミングを出
力する。相関器105−1〜105−3は、SRCH部
103が設定する受信タイミングでレプリカコードを生
成し、遅延部104からの出力との相関を取る。相関器
105−1〜105−3の出力は位相補正器106−1
〜106−3にて位相回転が補正され、復号器107−
1〜107−3にて復号処理される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話・携帯
電話などのCDMA方式を採用する移動体通信システム
における基地局装置において、ランダムアクセスチャネ
ル(Random Access Channel:以下「RACH」と略記
する)上のプリアンブルパート及びメッセージパートの
受信処理を行うRACH受信装置、基地局装置及び移動
体通信システムに関する。
電話などのCDMA方式を採用する移動体通信システム
における基地局装置において、ランダムアクセスチャネ
ル(Random Access Channel:以下「RACH」と略記
する)上のプリアンブルパート及びメッセージパートの
受信処理を行うRACH受信装置、基地局装置及び移動
体通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】第3世代の移動体通信システムでは、無
線アクセス方式にCDMA(Code Division Multiple Ac
cess)方式が採用され、ランダムアクセス方法は、3G
PP(Third Generation Partnership Project)のTS
25.211及びTS25.213に記載されている。
線アクセス方式にCDMA(Code Division Multiple Ac
cess)方式が採用され、ランダムアクセス方法は、3G
PP(Third Generation Partnership Project)のTS
25.211及びTS25.213に記載されている。
【0003】この3GPPのTS25.211及びTS
25.213によれば、移動局は、メッセージパートを
送信する前に基地局との接続を確立するために、RAC
Hを用いてランダムアクセス信号であるプリアンブルパ
ート(preamble part)を基地局へ送信する。
25.213によれば、移動局は、メッセージパートを
送信する前に基地局との接続を確立するために、RAC
Hを用いてランダムアクセス信号であるプリアンブルパ
ート(preamble part)を基地局へ送信する。
【0004】このプリアンブルパートが基地局において
正常に受信されると、その応答信号が基地局から送信さ
れる。一方、移動局はこの応答信号が受信できるまで、
送信電力を増加させながら、プリアンブルパートを再送
する。基地局は、応答信号を送信すると、その後は、定
められたタイミングで移動局からのメッセージパート(M
essage part)の受信を待ち受ける。
正常に受信されると、その応答信号が基地局から送信さ
れる。一方、移動局はこの応答信号が受信できるまで、
送信電力を増加させながら、プリアンブルパートを再送
する。基地局は、応答信号を送信すると、その後は、定
められたタイミングで移動局からのメッセージパート(M
essage part)の受信を待ち受ける。
【0005】基地局は、このようなランダムアクセスチ
ャネル上で、複数の移動局からのランダムアクセス信号
であるプリアンブルパートを受信することになるので、
異なる移動局からのプリアンブルパートがランダムアク
セスチャネル上で衝突することを極力回避する必要があ
る。
ャネル上で、複数の移動局からのランダムアクセス信号
であるプリアンブルパートを受信することになるので、
異なる移動局からのプリアンブルパートがランダムアク
セスチャネル上で衝突することを極力回避する必要があ
る。
【0006】このための方法として、3GPPでは、移
動局がランダムアクセスを行うタイミングを分散させる
ためにアクセススロット化と、複数の移動局からのプリ
アンブルパートを分離するためのシグネチャ(signatur
e)が導入されている。
動局がランダムアクセスを行うタイミングを分散させる
ためにアクセススロット化と、複数の移動局からのプリ
アンブルパートを分離するためのシグネチャ(signatur
e)が導入されている。
【0007】セル毎に予め使用できるシグネチャの種類
(16種類)が決定されており、移動局は使用可能なシ
グネチャの範囲からランダムにシグネチャを選択してプ
リアンブルパートを送信する。また、基地局は、プリア
ンブルパートを受信する場合に、アクセススロット毎に
使用シグネチャに対応したプリアンブルパートを並列に
検出することで、異なるシグネチャのプリアンブルパー
トを分離できるようにしている。
(16種類)が決定されており、移動局は使用可能なシ
グネチャの範囲からランダムにシグネチャを選択してプ
リアンブルパートを送信する。また、基地局は、プリア
ンブルパートを受信する場合に、アクセススロット毎に
使用シグネチャに対応したプリアンブルパートを並列に
検出することで、異なるシグネチャのプリアンブルパー
トを分離できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した3
GPPによれば、各プリアンブルパートが、複数の送信
オフセットで送られてくるので、リアルタイム性の保持
のために同期を取る時間幅を非常に短く設定すると、フ
レーム単位で変動する複数の受信オフセットについて1
つの受信装置で対応することが困難となる。したがっ
て、リアルタイムに複数の受信オフセットに対応するた
めには、受信オフセット毎に受信装置が必要になるとい
う問題がある。
GPPによれば、各プリアンブルパートが、複数の送信
オフセットで送られてくるので、リアルタイム性の保持
のために同期を取る時間幅を非常に短く設定すると、フ
レーム単位で変動する複数の受信オフセットについて1
つの受信装置で対応することが困難となる。したがっ
て、リアルタイムに複数の受信オフセットに対応するた
めには、受信オフセット毎に受信装置が必要になるとい
う問題がある。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信
される複数のプリアンブルパート及びメッセージパート
を少ない回路規模で受信することができるRACH受信
装置、基地局装置及び移動体通信システムを提供するこ
とを目的とする。
であり、複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信
される複数のプリアンブルパート及びメッセージパート
を少ない回路規模で受信することができるRACH受信
装置、基地局装置及び移動体通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のRACH受信装
置は、ランダムアクセスチャネルの受信ベースバンド信
号からプリアンブルパートを受信し、そのプリアンブル
受信タイミングを出力するプリアンブル受信部と、前記
プリアンブル受信部から受け取ったプリアンブル受信タ
イミングに基づきランダムアクセスチャネルのメッセー
ジパート受信用の受信タイミングを生成するメッセージ
受信タイミング発生器と、設定されるレプリカコード位
相に従ってメッセージパート受信のためのレプリカコー
ドを生成し、その生成したレプリカコードと前記受信ベ
ースバンド信号との相関を取る同期回路部と、前記メッ
セージ受信タイミング発生器からのメッセージ受信タイ
ミング信号に基づき前記同期回路部に対して前記レプリ
カコード位相を設定し、前記同期回路部からの相関結果
出力を受けて、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミ
ング信号を出力するSRCH部と、前記受信ベースバン
ド信号を遅延させる遅延部と、前記SRCH部から設定
される受信タイミングに従ってレプリカコードを生成
し、その生成したレプリカコードと前記遅延部の出力と
の相関を取る複数の相関器と、前記複数の相関器の対応
する出力に対して位相回転を補正する複数の位相補正器
と、前記複数の位相補正器の対応する出力であるシンボ
ルデータに対して復号処理を施す複数の復号器と、を具
備する構成を採る。
置は、ランダムアクセスチャネルの受信ベースバンド信
号からプリアンブルパートを受信し、そのプリアンブル
受信タイミングを出力するプリアンブル受信部と、前記
プリアンブル受信部から受け取ったプリアンブル受信タ
イミングに基づきランダムアクセスチャネルのメッセー
ジパート受信用の受信タイミングを生成するメッセージ
受信タイミング発生器と、設定されるレプリカコード位
相に従ってメッセージパート受信のためのレプリカコー
ドを生成し、その生成したレプリカコードと前記受信ベ
ースバンド信号との相関を取る同期回路部と、前記メッ
セージ受信タイミング発生器からのメッセージ受信タイ
ミング信号に基づき前記同期回路部に対して前記レプリ
カコード位相を設定し、前記同期回路部からの相関結果
出力を受けて、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミ
ング信号を出力するSRCH部と、前記受信ベースバン
ド信号を遅延させる遅延部と、前記SRCH部から設定
される受信タイミングに従ってレプリカコードを生成
し、その生成したレプリカコードと前記遅延部の出力と
の相関を取る複数の相関器と、前記複数の相関器の対応
する出力に対して位相回転を補正する複数の位相補正器
と、前記複数の位相補正器の対応する出力であるシンボ
ルデータに対して復号処理を施す複数の復号器と、を具
備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、同期回路部が、時分割
に任意の位相のレプリカコードを発生することができ、
相関器が、受信タイミングを任意のタイミングに制御で
きるので、相関器、位相補正器及び復号器の組を同時に
受信したい数(同時復号数)分だけ用意すればよく、少
ない回路規模で複数のアクセスタイミングのRACHを
同時に受信することができる。
に任意の位相のレプリカコードを発生することができ、
相関器が、受信タイミングを任意のタイミングに制御で
きるので、相関器、位相補正器及び復号器の組を同時に
受信したい数(同時復号数)分だけ用意すればよく、少
ない回路規模で複数のアクセスタイミングのRACHを
同時に受信することができる。
【0012】本発明のRACH受信装置は、前記プリア
ンブル受信部は、16シグネチャを受信することがで
き、前記SRCH部は、前記メッセージ受信タイミング
発生器経由で入力する前記プリアンブル受信部が受信し
たシグネチャパターンに対応するレプリカコードナンバ
ーを算出し、前記同期回路部及び複数の相関器に対し
て、算出したレプリカコードナンバーを設定する構成を
採る。
ンブル受信部は、16シグネチャを受信することがで
き、前記SRCH部は、前記メッセージ受信タイミング
発生器経由で入力する前記プリアンブル受信部が受信し
たシグネチャパターンに対応するレプリカコードナンバ
ーを算出し、前記同期回路部及び複数の相関器に対し
て、算出したレプリカコードナンバーを設定する構成を
採る。
【0013】この構成によれば、プリアンブル受信部が
複数シグネチャのプリアンブルパートを受信可能であ
り、同期回路部及び複数の相関器がシグネチャパターン
に対応したレプリカコードナンバーのレプリカコードを
生成するようにしたので、SRCH部からの設定に応じ
て同期回路部及び複数の相関器で生成するレプリカコー
ドナンバーを変更することで、16シグネチャの何れの
メッセージパートも受信することができ、少ない回路規
模で複数のアクセスタイミングのRACHから任意のシ
グネチャを同時に受信することができる。
複数シグネチャのプリアンブルパートを受信可能であ
り、同期回路部及び複数の相関器がシグネチャパターン
に対応したレプリカコードナンバーのレプリカコードを
生成するようにしたので、SRCH部からの設定に応じ
て同期回路部及び複数の相関器で生成するレプリカコー
ドナンバーを変更することで、16シグネチャの何れの
メッセージパートも受信することができ、少ない回路規
模で複数のアクセスタイミングのRACHから任意のシ
グネチャを同時に受信することができる。
【0014】本発明の基地局装置は、上記RACH受信
装置を具備する構成を採る。
装置を具備する構成を採る。
【0015】本発明のCDMA方式移動体通信システム
は、上記基地局装置を具備する構成を採る。
は、上記基地局装置を具備する構成を採る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、同期回路部を時
分割で使用し、同期回路部動作タイミングと受信オフセ
ットに応じたレプリカコード(レプリカコード位相)を
使用し、また、同時復号数分だけ設ける相関器、位相補
正器及び復号器における相関器に与える受信タイミング
を任意に変更可能とすることで、1つの同期回路部と同
時復号数分の相関器、位相補正器及び復号器でもって、
複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信される複
数のプリアンブルパート及びメッセージパートを少ない
回路規模で同時に受信できるようにすることである。
分割で使用し、同期回路部動作タイミングと受信オフセ
ットに応じたレプリカコード(レプリカコード位相)を
使用し、また、同時復号数分だけ設ける相関器、位相補
正器及び復号器における相関器に与える受信タイミング
を任意に変更可能とすることで、1つの同期回路部と同
時復号数分の相関器、位相補正器及び復号器でもって、
複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信される複
数のプリアンブルパート及びメッセージパートを少ない
回路規模で同時に受信できるようにすることである。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るRACH受信装置の構成を示すブロック図
である。このRACH受信装置は、CDMA方式移動体
通信システムにおける基地局装置で用いられるものであ
る。
形態1に係るRACH受信装置の構成を示すブロック図
である。このRACH受信装置は、CDMA方式移動体
通信システムにおける基地局装置で用いられるものであ
る。
【0019】図1に示す実施の形態1のRACH受信装
置は、RACHの受信ベースバンド信号からプリアンブ
ルパートを受信し、プリアンブルの受信タイミングを通
知するプリアンブル受信部100と、プリアンブル受信
部100から受け取ったプリアンブル受信タイミングに
基づきRACHのメッセージパート受信用の受信タイミ
ングを生成するメッセージ受信タイミング発生器101
とを備えている。
置は、RACHの受信ベースバンド信号からプリアンブ
ルパートを受信し、プリアンブルの受信タイミングを通
知するプリアンブル受信部100と、プリアンブル受信
部100から受け取ったプリアンブル受信タイミングに
基づきRACHのメッセージパート受信用の受信タイミ
ングを生成するメッセージ受信タイミング発生器101
とを備えている。
【0020】また、この実施の形態1のRACH受信装
置は、設定されるレプリカコード位相に従ってメッセー
ジ受信のチップ同期確立のためのレプリカコードを生成
し、その生成したレプリカコードと受信ベースバンド信
号との相関を取る同期回路部102と、メッセージ受信
タイミング発生器101からのメッセージ受信タイミン
グ信号に基づき同期回路部102に対してレプリカコー
ド位相を設定し、同期回路部102からの相関結果出力
を受けて、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミング
信号を出力するSRCH部103とを備えている。
置は、設定されるレプリカコード位相に従ってメッセー
ジ受信のチップ同期確立のためのレプリカコードを生成
し、その生成したレプリカコードと受信ベースバンド信
号との相関を取る同期回路部102と、メッセージ受信
タイミング発生器101からのメッセージ受信タイミン
グ信号に基づき同期回路部102に対してレプリカコー
ド位相を設定し、同期回路部102からの相関結果出力
を受けて、受信パスの伝搬遅延を求め、受信タイミング
信号を出力するSRCH部103とを備えている。
【0021】さらに、この実施の形態1のRACH受信
装置は、受信ベースバンド信号を遅延させる遅延部10
4と、SRCH部103からの受信タイミング信号に従
ってレプリカコードを生成し、その生成したレプリカコ
ードと遅延部104の出力との相関を取る複数の相関器
105−1〜105−3と、複数の相関器105−1〜
105−3の対応する出力(シンボルデータ)に対して
位相回転を補正する複数の位相補正器106−1〜10
6−3と、複数の位相補正器106−1〜106−3の
対応する出力(シンボルデータ)に対して復号処理を施
す複数の復号器107−1〜107−3とを備えてい
る。
装置は、受信ベースバンド信号を遅延させる遅延部10
4と、SRCH部103からの受信タイミング信号に従
ってレプリカコードを生成し、その生成したレプリカコ
ードと遅延部104の出力との相関を取る複数の相関器
105−1〜105−3と、複数の相関器105−1〜
105−3の対応する出力(シンボルデータ)に対して
位相回転を補正する複数の位相補正器106−1〜10
6−3と、複数の位相補正器106−1〜106−3の
対応する出力(シンボルデータ)に対して復号処理を施
す複数の復号器107−1〜107−3とを備えてい
る。
【0022】ここで、相関器105−1〜105−3、
位相補正器106−1〜106−3及び復号器107−
1〜107−3は、同時に受信したい数(同時復号数)
分だけ用意している。
位相補正器106−1〜106−3及び復号器107−
1〜107−3は、同時に受信したい数(同時復号数)
分だけ用意している。
【0023】次いで、上記構成を有するRACH受信装
置の動作を、図2及び図3を参照して説明する。なお、
図2は、移動機が用いるRACHの各種のタイミングを
示している。図3は、同期回路部に設定するレプリカコ
ードの位相を決定する手順を示すフローである。なお、
図3では、ステップをSTと記している。
置の動作を、図2及び図3を参照して説明する。なお、
図2は、移動機が用いるRACHの各種のタイミングを
示している。図3は、同期回路部に設定するレプリカコ
ードの位相を決定する手順を示すフローである。なお、
図3では、ステップをSTと記している。
【0024】図2において、(1)は、移動機がRAC
H上へ送信するプリアンブルパート201とメッセージ
パート203の関係を示している。プリアンブルパート
201は、4096チップ(chip)の幅を持つバー
スト信号である。このプリアンブルパート201に対し
一定間隔202を置いてメッセージパート203が後続
する。一定間隔202は、15360チップ(chi
p)または20480チップ(chip)の幅を持つ。
メッセージパート203は、38400チップ(chi
p)または76800チップ(chip)の幅を持つバ
ースト信号である。
H上へ送信するプリアンブルパート201とメッセージ
パート203の関係を示している。プリアンブルパート
201は、4096チップ(chip)の幅を持つバー
スト信号である。このプリアンブルパート201に対し
一定間隔202を置いてメッセージパート203が後続
する。一定間隔202は、15360チップ(chi
p)または20480チップ(chip)の幅を持つ。
メッセージパート203は、38400チップ(chi
p)または76800チップ(chip)の幅を持つバ
ースト信号である。
【0025】また、(2)は、アクセススロットの様子
を示している。送信タイミングオフセットは、アクセス
スロット毎であるため、複数オフセットが混在する状況
でもそれぞれのオフセットの差分は、5120チップ
(chip)単位である。
を示している。送信タイミングオフセットは、アクセス
スロット毎であるため、複数オフセットが混在する状況
でもそれぞれのオフセットの差分は、5120チップ
(chip)単位である。
【0026】図3において、プリアンブル受信部100
では、各アクセススロット毎にRACHの受信ベースバ
ンド信号からプリアンブルパートの検出を行い、プリア
ンブルパートを検出できると、メッセージ受信タイミン
グ発生器101にプリアンブル受信タイミングを通知す
る(ST300)。
では、各アクセススロット毎にRACHの受信ベースバ
ンド信号からプリアンブルパートの検出を行い、プリア
ンブルパートを検出できると、メッセージ受信タイミン
グ発生器101にプリアンブル受信タイミングを通知す
る(ST300)。
【0027】メッセージ受信タイミング発生器101
は、受け取ったプリアンブル受信タイミングから、メッ
セージ受信タイミングを算出し、SRCH部103に対
して、メッセージ受信タイミングを通知する(ST30
1)。
は、受け取ったプリアンブル受信タイミングから、メッ
セージ受信タイミングを算出し、SRCH部103に対
して、メッセージ受信タイミングを通知する(ST30
1)。
【0028】SRCH部103は、メッセージ受信タイ
ミングを受け取ると、メッセージパートの先頭タイミン
グで同期回路部102を以前のメッセージパートの受信
に使用中であるか否かを判断する(ST302)。
ミングを受け取ると、メッセージパートの先頭タイミン
グで同期回路部102を以前のメッセージパートの受信
に使用中であるか否かを判断する(ST302)。
【0029】使用中でなければ、SRCH部103は、
同期回路部102に対して、メッセージパートの先頭位
相(レプリカコードの位相)を設定する(ST30
3)。
同期回路部102に対して、メッセージパートの先頭位
相(レプリカコードの位相)を設定する(ST30
3)。
【0030】一方、使用中であれば、SRCH部103
は、同期回路部102で以前のメッセージパートの受信
処理が終わるタイミングにおいて受信しようとしている
メッセージパートの位相(レプリカコードの位相)を設
定する。つまり、SRCH部103は、同期回路部10
2が使用中であれば、使用できるタイミングでのレプリ
カコードの位相を設定する(ST304)。
は、同期回路部102で以前のメッセージパートの受信
処理が終わるタイミングにおいて受信しようとしている
メッセージパートの位相(レプリカコードの位相)を設
定する。つまり、SRCH部103は、同期回路部10
2が使用中であれば、使用できるタイミングでのレプリ
カコードの位相を設定する(ST304)。
【0031】以上の動作が、通信が終了するまで繰り返
される(ST305)。
される(ST305)。
【0032】さて、同期回路部102では、以上のよう
にして設定されたレプリカコード位相でレプリカコード
を生成し、その生成したレプリカコードと受信ベースバ
ンド信号との相関値を算出し、その相関結果をSRCH
部103に出力する。
にして設定されたレプリカコード位相でレプリカコード
を生成し、その生成したレプリカコードと受信ベースバ
ンド信号との相関値を算出し、その相関結果をSRCH
部103に出力する。
【0033】SRCH部103は、同期回路部102で
算出された相関結果から、受信パスの伝搬遅延を算出
し、相関器105−1〜105−3に対して受信タイミ
ングをそれぞれ設定する。
算出された相関結果から、受信パスの伝搬遅延を算出
し、相関器105−1〜105−3に対して受信タイミ
ングをそれぞれ設定する。
【0034】相関器105−1〜105−3では、受け
取った受信タイミングに従ってレプリカコードをメッセ
ージパートの先頭位相から生成し、遅延部104で遅延
した受信ベースバンド信号に対して設定された受信タイ
ミングで逆拡散を行う(相関を取る)。
取った受信タイミングに従ってレプリカコードをメッセ
ージパートの先頭位相から生成し、遅延部104で遅延
した受信ベースバンド信号に対して設定された受信タイ
ミングで逆拡散を行う(相関を取る)。
【0035】その結果、相関器105−1〜105−3
からシンボル単位の相関結果が出力され、位相補正器1
06−1〜106−3に入力される。位相補正器106
−1〜106−3では、相関結果の位相回転を既知のパ
イロットシンボルを用いて補正する。補正されたシンボ
ルデータは、復号器107−1〜107−3にて復号処
理され、復号結果が出力される。
からシンボル単位の相関結果が出力され、位相補正器1
06−1〜106−3に入力される。位相補正器106
−1〜106−3では、相関結果の位相回転を既知のパ
イロットシンボルを用いて補正する。補正されたシンボ
ルデータは、復号器107−1〜107−3にて復号処
理され、復号結果が出力される。
【0036】以上のように、本実施の形態1によれば、
時分割で処理可能であり、任意の位相のレプリカコード
を発生させることができる同期回路部102と、受信タ
イミングを任意のタイミングに制御できる同時復号数分
の相関器105を設けたので、複数のアクセスタイミン
グでRACH上へ送信される複数のメッセージパートを
少ない回路規模で同時に受信することができる。
時分割で処理可能であり、任意の位相のレプリカコード
を発生させることができる同期回路部102と、受信タ
イミングを任意のタイミングに制御できる同時復号数分
の相関器105を設けたので、複数のアクセスタイミン
グでRACH上へ送信される複数のメッセージパートを
少ない回路規模で同時に受信することができる。
【0037】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るRACH受信装置の構成を示すブロック図
である。なお、図4では、図1で示した構成要素と同一
となる要素には、同一符号・名称を付してある。ここで
は、本実施の形態2に係る部分を中心に説明する。
形態2に係るRACH受信装置の構成を示すブロック図
である。なお、図4では、図1で示した構成要素と同一
となる要素には、同一符号・名称を付してある。ここで
は、本実施の形態2に係る部分を中心に説明する。
【0038】図4において、プリアンブル受信部400
は、複数シグネチャ(最大16)のプリアンブルパート
を同時に受信することができ、受信したプリアンブルパ
ートのシグネチャパターンをメッセージ受信タイミング
発生器101経由でSRCH部401に通知する。
は、複数シグネチャ(最大16)のプリアンブルパート
を同時に受信することができ、受信したプリアンブルパ
ートのシグネチャパターンをメッセージ受信タイミング
発生器101経由でSRCH部401に通知する。
【0039】SRCH部401は、受け取ったシグネチ
ャパターンに対応したレプリカコードナンバーを算出
し、同期回路部402及び相関器403−1〜403−
3に対して、レプリカコードナンバーを設定する。
ャパターンに対応したレプリカコードナンバーを算出
し、同期回路部402及び相関器403−1〜403−
3に対して、レプリカコードナンバーを設定する。
【0040】同期回路部402及び相関器403−1〜
403−3は、設定されたレプリカコードナンバーのレ
プリカコードを生成する。その他は実施の形態1と同一
である。
403−3は、設定されたレプリカコードナンバーのレ
プリカコードを生成する。その他は実施の形態1と同一
である。
【0041】以上のように本実施の形態2によれば、プ
リアンブル受信部が複数シグネチャのプリアンブルパー
トを受信可能であり、同期回路部及び複数の相関器がシ
グネチャパターンに対応したレプリカコードナンバーの
レプリカコードを生成するようにしたので、SRCH部
からの設定に応じて同期回路部及び複数の相関器で生成
するレプリカコードナンバーを変更することで、16シ
グネチャの何れのメッセージパートも受信することがで
き、少ない回路規模で複数のアクセスタイミングのRA
CHから任意のシグネチャを同時に受信することができ
る。
リアンブル受信部が複数シグネチャのプリアンブルパー
トを受信可能であり、同期回路部及び複数の相関器がシ
グネチャパターンに対応したレプリカコードナンバーの
レプリカコードを生成するようにしたので、SRCH部
からの設定に応じて同期回路部及び複数の相関器で生成
するレプリカコードナンバーを変更することで、16シ
グネチャの何れのメッセージパートも受信することがで
き、少ない回路規模で複数のアクセスタイミングのRA
CHから任意のシグネチャを同時に受信することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信される複
数のプリアンブルパート及びメッセージパートを少ない
回路規模で同時に受信することができる。
複数のアクセスタイミングでRACH上へ送信される複
数のプリアンブルパート及びメッセージパートを少ない
回路規模で同時に受信することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るRACH受信装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図2】RACHのプリアンブルパート、メッセージパ
ートのタイミング図
ートのタイミング図
【図3】同期回路部に設定するレプリカコードの位相を
決定する手順を示すフロー
決定する手順を示すフロー
【図4】本発明の実施の形態2に係るRACH受信装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
100、400 プリアンブル受信部 101 メッセージ受信タイミング発生器 102、402 同期回路部 103、401 SRCH部 104 遅延部 105−1〜105−3、403−1〜403−3 相
関器 106−1〜106−3 位相補正器 107−1〜107−3 復号器
関器 106−1〜106−3 位相補正器 107−1〜107−3 復号器
Claims (4)
- 【請求項1】 ランダムアクセスチャネルの受信ベース
バンド信号からプリアンブルパートを受信し、そのプリ
アンブル受信タイミングを出力するプリアンブル受信部
と、前記プリアンブル受信部から受け取ったプリアンブ
ル受信タイミングに基づきランダムアクセスチャネルの
メッセージパート受信用の受信タイミングを生成するメ
ッセージ受信タイミング発生器と、設定されるレプリカ
コード位相に従ってメッセージパート受信のためのレプ
リカコードを生成し、その生成したレプリカコードと前
記受信ベースバンド信号との相関を取る同期回路部と、
前記メッセージ受信タイミング発生器からのメッセージ
受信タイミング信号に基づき前記同期回路部に対して前
記レプリカコード位相を設定し、前記同期回路部からの
相関結果出力を受けて、受信パスの伝搬遅延を求め、受
信タイミング信号を出力するSRCH部と、前記受信ベ
ースバンド信号を遅延させる遅延部と、前記SRCH部
から設定される受信タイミングに従ってレプリカコード
を生成し、その生成したレプリカコードと前記遅延部の
出力との相関を取る複数の相関器と、前記複数の相関器
の対応する出力に対して位相回転を補正する複数の位相
補正器と、前記複数の位相補正器の対応する出力である
シンボルデータに対して復号処理を施す複数の復号器
と、を具備することを特徴とするRACH受信装置。 - 【請求項2】 前記プリアンブル受信部は、16シグネ
チャを受信することができ、前記SRCH部は、前記メ
ッセージ受信タイミング発生器経由で入力する前記プリ
アンブル受信部が受信したシグネチャパターンに対応す
るレプリカコードナンバーを算出し、前記同期回路部及
び複数の相関器に対して、算出したレプリカコードナン
バーを設定することを特徴とする請求項1記載のRAC
H受信装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のRACH受
信装置を具備することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の基地局装置を具備するこ
とを特徴とするCDMA方式移動体通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008253A JP2002217866A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | Rach受信装置、基地局装置及び移動体通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008253A JP2002217866A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | Rach受信装置、基地局装置及び移動体通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002217866A true JP2002217866A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18875896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008253A Pending JP2002217866A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | Rach受信装置、基地局装置及び移動体通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002217866A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7447500B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-11-04 | Anritsu Corporation | Mobile communication terminal test system capable of visually recognizing communication condition and response signal |
WO2009107195A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | 富士通株式会社 | 無線基地局装置、周波数偏差検出方法及び移動体通信システム |
JP2010136157A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 無線ネットワーク解析システム |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001008253A patent/JP2002217866A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5093342B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2012-12-12 | 富士通株式会社 | 無線基地局装置、周波数偏差検出方法及び移動体通信システム |
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