JP2002216366A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002216366A
JP2002216366A JP2001348112A JP2001348112A JP2002216366A JP 2002216366 A JP2002216366 A JP 2002216366A JP 2001348112 A JP2001348112 A JP 2001348112A JP 2001348112 A JP2001348112 A JP 2001348112A JP 2002216366 A JP2002216366 A JP 2002216366A
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克也 渡邊
Takeharu Yamamoto
猛晴 山元
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隆 岸本
Kenji Fujiune
健司 藤畝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコード付RAMのコントロールデータ領
域へのアクセスに適した光ディスク装置を提供する。 【解決手段】 バーコード領域と、バーコード領域に半
径方向に隣接するコントロールデータ領域とを含む光デ
ィスクのための光ディスク装置(300)は、光ディス
クに光ビームを照射することにより光ディスクの上に光
ビームスポットを形成し、光ディスクによって反射され
た光ビームに応じた信号を出力する光ヘッド(315)
と、光ヘッドから出力される信号に応じて、光ビームス
ポットがバーコード領域内に位置するか否かを判定する
バーコード領域判定部(357)と、光ビームスポット
がバーコード領域内に位置すると判定された場合には、
光ビームスポットがコントロールデータ領域に向かって
移動するように光ヘッドを制御する制御部(320)と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関する。より詳細には、光ヘッドにより形成される光ビ
ームスポットがバーコード領域内に位置する場合に、バ
ーコード領域と半径方向に隣接するコントロールデータ
領域に向かって光ビームスポットが移動するように光ヘ
ッドを制御する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バーコード付再生専用情報記録媒体(以
下、バーコード付ROM)として、バーコード付光ディ
スクが知られている。バーコード付光ディスクは、内部
に記録されたデータを再生することができる。
【0003】バーコード付光ディスクは、一般に、ユー
ザデータ領域と、ユーザデータ領域の内周側に設けられ
るコントロールデータ領域と、コントロールデータ領域
のさらに内周側に設けられるバーコード領域とを含む。
【0004】ユーザデータ領域には、ユーザデータが記
録される。ユーザデータは、例えば、光ディスク装置が
ユーザからの指示に基づいて再生する音楽データおよび
コンピュータにおいて使用されるファイルデータであ
る。コントロールデータ領域には、コントロールデータ
が記録される。コントロールデータは、例えば、バーコ
ード付ROMの容量および種類などバーコード付ROM
の物理特性に関する情報である。バーコード領域には、
バーコードデータがバーコードによって記録される。バ
ーコードデータは、例えば、不正コピーを防止するデー
タおよび/または製造シリアル番号に関するデータであ
る。バーコードデータは、ユーザデータおよびコントロ
ールデータとは異なり、バーコードの形態で記録されて
いる。バーコードは、光ディスクに光学的加工を施した
ものであり、反射膜の一部を除去したり、直接インクを
印刷することで形成される。バーコード領域のバーコー
ドを形成する方法の1つは、光ディスクの記録面上にあ
る反射膜の一部をレーザカッティング等の手法を用いて
部分的に除去してバーコードを形成する方法である。
【0005】バーコードデータは、コントロールデータ
およびユーザデータとは異なるフォーマットで記録され
ているため、バーコードデータを再生するためには、コ
ントロールデータおよびユーザデータを再生する手段と
は異なる手段を用いなければならない。
【0006】バーコード付ROMの一例として、特開平
10−97771号公報には、ユーザデータ領域と、コ
ントロールデータ領域と、バーコード領域とを含むバー
コード付光ディスクが開示されている。
【0007】図17は、バーコード付ROMであるバー
コード付光ディスク1700の構造を示す。図17
(a)は、バーコード付光ディスク1700の平面図
を、図17(b)は、バーコード付光ディスク1700
のバーコード領域1710と、コントロールデータ領域
1720と、ユーザデータ領域1730と、ROM領域
1740との位置関係をバーコード付光ディスク170
0の断面図で示す。
【0008】図17(a)および図17(b)に示され
るように、バーコード1750は、バーコード付光ディ
スク1700の内周部分に形成される。バーコード17
50は、バーコード領域1710内に形成される。バー
コード1750が形成されるバーコード領域1710の
外周側にコントロールデータ領域1720が設けられ、
コントロールデータ領域1720のさらに外周側にユー
ザデータ領域1730が設けられる。ROM領域174
0は、バーコード領域1710の一部と、コントロール
データ領域1720と、ユーザデータ領域1730とを
含む。バーコード付光ディスク1700において、バー
コード領域1710は、コントロールデータ領域172
0と半径方向に隣接しており、コントロールデータ領域
1720は、ユーザデータ領域1730と半径方向に隣
接している。
【0009】図17(b)において、R1は、バーコー
ド付光ディスク1700の中心からバーコード領域17
10の最内周までの半径方向の長さを示す。R2は、バ
ーコード付光ディスク1700の中心からROM領域1
740の最内周までの半径方向の長さを示す。R3は、
バーコード付光ディスク1700の中心からコントロー
ルデータ領域1720の最内周までの半径方向の長さを
示す。R4は、バーコード付光ディスク1700の中心
からユーザデータ領域1730の最内周までの半径方向
の長さを示す。R5は、バーコード付光ディスク170
0の中心からユーザデータ領域1730の最外周までの
半径方向の長さを示す。バーコード付光ディスク170
0がDVDである場合、R1、R2、R3、R4、R5
のそれぞれの半径方向の長さは、22.3mm、22.
6mm、23.5mm、24.0mm、58mmであ
る。
【0010】バーコード領域1710には、バーコード
付光ディスク1700毎に異なるID、バーコード付光
ディスク1700の製造メーカ、ロット、シリアルN
o.などのデータが記録される。
【0011】コントロールデータ領域1720には、光
ディスク1700の種別およびフォーマットに関する物
理的データ(ディスクタイプ、トラックピッチ、層数な
ど)が、コントロールデータとして記録される。
【0012】ROM領域1740には、複数の情報トラ
ックにピット列が予め形成されており、ピット列として
データが記録されている。しかし、一般に、ROM領域
1740のうちのバーコード領域1710と重なる領域
には、データは記録されない。これは、ROM領域17
40にピット列を形成した後にバーコード1750を形
成するため、たとえ、ROM領域1740のうちのバー
コード領域1710と重なる領域にデータを記録して
も、その後にバーコード1750を形成することによっ
て、先に形成されたピット列が変形してしまうおそれが
あるからである。
【0013】一般に、光ディスク装置は、光ヘッドと、
光ヘッドを制御する制御部とを備える。光ヘッドは、バ
ーコード付光ディスクに光ビームを照射することによ
り、光ディスクの上に光ビームスポットを形成し、光デ
ィスクによって反射された光ビームに応じた信号を出力
する。光ヘッドは、光ディスクの上に光ビームスポット
が形成された部分の情報(データおよびアドレス)を、
その部分から反射された光ビームに応じた信号として読
み出すことができる。
【0014】以下に、バーコード付光ディスク1700
のコントロールデータ領域1720にアクセスする場合
の従来の光ディスク装置の動作を説明する。
【0015】光ヘッドによって光ディスク上に形成され
る光ビームスポットがコントロールデータ領域1720
内に位置するように制御部は光ヘッドを制御する。しか
し、制御部による光ヘッドの制御には誤差が生じること
がある。例えば、光ヘッドを移動させる機構の機械的誤
差があること、または、コントロールデータ領域172
0の領域が小さいことに起因して、光ビームスポットが
コントロールデータ領域1720内に直接移動するよう
に、制御部は光ヘッドを制御することができない。その
ため、光ビームスポットをコントロールデータ領域17
20内に直接的に位置付けるのではなく、光ビームスポ
ットをコントロールデータ領域1720より外側、すな
わち、ユーザデータ領域1730内に一旦移動させ、そ
の後、光ビームスポットをコントロールデータ領域17
20内に移動させる。光ビームスポットがユーザデータ
領域1730内に位置する状態で、フォーカス制御、ト
ラッキング制御を順に行ない、光ヘッドから出力される
光ビームスポットをバーコード付光ディスク1700の
情報トラックに追従させて、光ビームスポットの位置を
示すアドレスを読み出す。
【0016】光ビームスポットの位置を示すアドレスを
読み出すことできれば、光ビームスポットが1本トラッ
クジャンピングを繰り返して所望のコントロールデータ
領域1720内に移動するように制御部は光ヘッドを制
御することができる。バーコート付ROMであるバーコ
ード付光ディスク1700では、ユーザデータ領域17
30は、コントロールデータ領域1720と同じように
ピット列で情報が記録されているため、異なる領域に亘
って光ビームスポットが1本トラックジャンピングする
ように光ヘッドを制御することができる。
【0017】ここでは、光ビームスポットをユーザデー
タ領域1730側からコントロールデータ領域1720
に移動させている。これは、バーコード領域1710に
はバーコード1750が形成されているため、光ヘッド
は、バーコード領域1710から適切にアドレスを読み
出すことができず、したがって、光ビームスポットが1
本トラックジャンピングをするように制御することがで
きないからである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク装置
は、光ビームスポットのコントロールデータ領域172
0への移動を、上述したようなバーコード付ROMの場
合しか想定していなかった。
【0019】本発明は、記録・再生可能情報記録媒体で
あるバーコード付RAMのコントロールデータ領域への
アクセスに適した光ディスク装置を提供することを目的
とする。
【0020】また、本発明は、光ビームスポットをバー
コード領域からコントロールデータ領域の方に向かって
移動させる光ディスク装置を提供することを別の目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】一般には、制御部は、光
ビームスポットの位置を示すアドレスに基づいて、光ビ
ームスポットが一本トラックジャンピングを繰返し、読
み出すべき所定のアドレスに移動するように、光ヘッド
を制御する。
【0022】しかし、光ディスクがバーコード領域を含
むと、バーコード領域内の光ビームスポットの位置を示
すアドレスは、正確なアドレスを意味しないので、制御
部は、バーコード領域内にある光ビームスポットが正確
に一本トラックジャンピングを行なうように光ヘッドを
制御できない。
【0023】したがって、バーコード領域に半径方向に
隣接するコントロールデータ領域からの信号を光ヘッド
が出力するように制御部が光ヘッドを制御する場合、制
御部は、光ヘッドが確実にコントロールデータ領域から
の信号を出力するように、光ヘッドが形成する光ビーム
スポットが少なくともバーコード領域内に入らないよう
に制御する必要があった。
【0024】バーコード領域と、前記バーコード領域に
半径方向に隣接するコントロールデータ領域とを含む光
ディスクのための本発明による光ディスク装置は、前記
光ディスクに光ビームを照射することにより前記光ディ
スクの上に光ビームスポットを形成し、前記光ディスク
によって反射された前記光ビームに応じた信号を出力す
る光ヘッドと、前記光ヘッドから出力される信号に応じ
て、前記光ビームスポットが前記バーコード領域内に位
置するか否かを判定するバーコード領域判定部と、前記
光ビームスポットが前記バーコード領域内に位置すると
判定された場合には、前記光ビームスポットが前記コン
トロールデータ領域に向かって移動するように前記光ヘ
ッドを制御する制御部とを備える。
【0025】これにより、例えば、制御部による光ヘッ
ドの制御誤差が大きく、光ビームスポットがバーコード
領域内に位置してしまう場合、または、コントロールデ
ータ領域内に位置する光ビームスポットが外部からの衝
撃等によってバーコード領域内に移動してしまう場合で
も、光ビームスポットをバーコード領域の方からコント
ロールデータ領域に向かって移動することができる。
【0026】前記光ディスクは、前記光ヘッドが前記光
ディスクに信号を記録するための記録再生領域をさらに
含んでもよい。
【0027】前記光ビームスポットが前記コントロール
データ領域内に位置するか否かを判定するコントロール
データ領域判定部と、前記光ビームスポットが前記コン
トロールデータ領域内に位置すると判定された場合に、
前記光ヘッドから出力される信号に基づいて、前記コン
トロールデータ領域内の前記光ビームスポットの位置を
示すアドレスを検出するアドレス検出部とをさらに備
え、前記制御部は、前記アドレス検出部によって検出さ
れたアドレスに基づいて、前記光ヘッドの移動を制御し
てもよい。
【0028】前記光ビームスポットが前記コントロール
データ領域内に位置するか否かを判定するコントロール
データ領域判定部をさらに備え、前記制御部は、前記光
ビームスポットが前記コントロールデータ領域内に位置
すると判定されるまで、前記光ビームスポットが前記コ
ントロールデータ領域に向かって移動するように前記光
ヘッドの制御を繰り返してもよい。
【0029】前記コントロールデータ領域によって反射
された前記光ビームに応じて前記光ヘッドから出力され
る信号の周期のうちの最大周期が設定周期として設定さ
れており、前記バーコード領域によって反射された前記
光ビームに応じて前記光ヘッドから出力される信号の周
期は、前記設定周期より長い周期を有しており、前記バ
ーコード領域判定部は、前記光ヘッドから出力される信
号の前記最大周期を検出する最大周期検出部と、前記最
大周期検出部によって検出された前記最大周期と前記設
定周期とを比較して、前記光ビームスポットが前記バー
コード領域内に位置するか否かを判定する周期比較部と
を含んでもよい。
【0030】前記最大周期検出部によって検出された前
記最大周期が前記設定周期と比べて十分に大きい場合、
前記周期比較部は、前記光ビームスポットが前記バーコ
ード領域内に位置すると判定してもよい。
【0031】前記バーコード領域判定部は、前記光ヘッ
ドから出力される信号の最大周期を検出する最大周期検
出部と、前記光ヘッドから出力される信号のリードクロ
ック周期を検出するリードクロック周期検出部と、前記
最大周期検出部によって検出された前記最大周期と前記
リードクロック周期検出部によって検出された前記リー
ドクロック周期との比と、前記バーコード領域によって
反射された前記光ビームに応じた信号に設定された設定
クロック係数とを比較して、前記光ビームスポットが前
記バーコード領域内に位置するか否かを判定する周期比
較部とを含んでもよい。
【0032】前記リードクロック周期検出部は、前記光
ディスクから読み出した信号の最短マーク長を検出する
最短マーク長検出部と、前記最短マーク長検出部によっ
て検出された最短マーク長と所定の最短マーク長の係数
とに基づいて、リードクロック周期を導出するリードク
ロック周期導出部とをさらに含んでもよい。
【0033】前記バーコード領域判定部は、前記光ディ
スクから読み出した信号の最大周期を検出する最大周期
検出部と、前記光ディスクの回転周期を測定する回転周
期測定部と、前記最大周期検出部によって検出された前
記最大周期と前記回転周期測定部によって測定された前
記回転周期とに基づいて、前記光ビームスポットが前記
バーコード領域内に位置するか否かを判定する周期比較
部とを含んでもよい。
【0034】前記バーコード領域判定部は、前記光ディ
スクの11/12周回転に相当する時間以上の所定期間
において、前記光ビームスポットが前記バーコード領域
内に位置するか否かを判定してもよい。
【0035】前記バーコード領域判定部は、前記光ヘッ
ドから出力される信号を平滑化した平滑信号を出力する
平滑部と、前記平滑信号が所定量以上変化する時間と所
定の時間とを比較して、前記光ビームスポットが前記バ
ーコード領域内に位置するか否かを判定する比較部とを
備えてもよい。
【0036】前記バーコード領域判定部は、前記光ヘッ
ドから出力される信号から振幅信号を生成する振幅信号
生成部と、前記振幅信号生成部によって生成された振幅
信号が所定量以上変化する時間と所定の時間とを比較し
て、前記光ビームスポットが前記バーコード領域内に位
置するか否かを判定する比較部とを備えてもよい。
【0037】前記バーコード領域にはバーコードデータ
が記録され、前記光ビームスポットが前記バーコード領
域内に位置すると判定された場合、前記光ヘッドから出
力される信号に応じて、前記バーコードデータを再生す
るバーコードデータ再生部と、前記再生したバーコード
データを記憶するバーコードデータ記憶部をさらに備え
てもよい。
【0038】前記制御部が前記光ヘッドを制御すること
により、前記光ビームスポットが移動した位置を測定す
る位置測定部と、前記光ビームスポットが前記バーコー
ド領域内に位置すると判定された位置を記憶する位置記
憶部とをさらに備えてもよい。
【0039】
【発明の実施の形態】以下において、バーコード付記録
・再生可能情報記録媒体(以下、バーコード付RAM)
であるバーコード付光ディスクについて考察する。
【0040】図1は、本発明によるバーコード付RAM
であるバーコード付光ディスク100の模式図を示す。
図1(a)は、バーコード付光ディスク100の平面図
を、図1(b)は、バーコード付光ディスク100のバ
ーコード領域110と、コントロールデータ領域120
と、ユーザデータ領域130と、ROM領域140と、
データを1回もしくは複数回記録することが可能なRA
M領域145との位置関係をバーコード付光ディスク1
00の断面図で示す。
【0041】図1(a)および図1(b)に示されるよ
うに、バーコード150は、バーコード付光ディスク1
00の内周部分に形成される。バーコード150は、バ
ーコード領域110内に形成される。バーコード150
が形成されるバーコード領域110の外周側にコントロ
ールデータ領域120が設けられ、コントロールデータ
領域120のさらに外周側にユーザデータ領域130が
設けられる。ROM領域140は、バーコード領域11
0の一部と、コントロールデータ領域120とを含む。
RAM領域145は、ユーザデータ領域130である。
バーコード付光ディスク100において、バーコード領
域110はコントロールデータ領域120と半径方向に
隣接しており、コントロールデータ領域120はユーザ
データ領域130と半径方向に隣接している。
【0042】図1(b)において、R1は、バーコード
付光ディスク100の中心からバーコード領域110の
最内周までの半径方向の長さを示す。R2は、バーコー
ド付光ディスク100の中心からROM領域140の最
内周までの半径方向の長さを示す。R3は、バーコード
付光ディスク100の中心からコントロールデータ領域
120の最内周までの半径方向の長さを示す。R4は、
バーコード付光ディスク100の中心からユーザデータ
領域130の最内周までの半径方向の長さを示す。R5
は、バーコード付光ディスク100の中心からユーザデ
ータ領域130の最外周までの半径方向の長さを示す。
バーコード付光ディスク100がDVDである場合、R
1、R2、R3、R4、R5のそれぞれの半径方向の長
さは、22.3mm、22.6mm、23.5mm、2
4.0mm、58mmである。
【0043】バーコード付光ディスク100は、ユーザ
データ領域130がRAM領域145であり、ROM領
域140は、バーコード領域110の一部と、コントロ
ールデータ領域120とを備える点を除いて、図17に
示したバーコード付光ディスク1700と同じである。
光ディスク装置の光ヘッドは、ユーザからの指示に基づ
いて、RAM領域145にユーザデータを記録し、また
は、RAM領域145からユーザデータを読み出すこと
ができる。
【0044】一般に、RAM領域145は、ROM領域
140とは異なった形状でデータを記録する。
【0045】ROM領域140には、上書きされる必要
性がないデータが記録されるので、位相ピット列によっ
て、基板の成形と同時にデータが記録される。図2は、
ROM領域140において、情報トラック210上にピ
ット220が形成される様子を示す。バーコード付光デ
ィスク100のROM領域140は、バーコード付光デ
ィスク1700のROM領域1740と同様にエンボス
加工によって形成される。ROM領域において、光ヘッ
ドによって形成される光ビームスポットが位置する光デ
ィスクのアドレスを読み出すことができれば、光ビーム
スポットを光ディスク内周方向または光ディスク外周方
向に1本トラックジャンピングさせて、光ビームスポッ
トを移動させることができる。
【0046】一方、RAM領域145には、上書きされ
る可能性の高いデータが記録されるので、溝の上に成膜
された記録膜にデータが記録マークの形態で記録され
る。
【0047】任意のRAMに対して、バーコード付RO
Mにおいてバーコードを形成したのと同様にバーコード
を形成することによって、バーコード付RAMを製造す
ることができる。
【0048】以下に、図17を参照して上述したよう
に、従来の光ディスク装置がバーコード付ROMのコン
トロールデータ領域1720にアクセスする動作を、バ
ーコード付RAMであるバーコード付光ディスク100
のコントロールデータ領域120にアクセスする動作に
単純に適用した場合を、比較の為に説明する。従来の光
ディスク装置がバーコード付ROMで行う動作を、バー
コード付RAMに単純に適用した場合、以下に示すよう
な課題が生じる。
【0049】(1)上述したように、バーコード付光デ
ィスク100において、コントロールデータ領域120
とユーザデータ領域130とは、領域の形状およびデー
タの記録方法が異なる。それにより、ユーザデータ領域
130では、トラッキングを制御するトラッキングエラ
ー信号としてプッシュプルトラッキングエラー信号を使
用するのに対し、コントロールデータ領域120では、
トラッキングエラー信号として位相差トラッキングエラ
ー信号を使用する。このように、コントロールデータ領
域120とユーザデータ領域130とは、お互いに使用
するトラッキングエラー信号が異なるため、シーク等に
よってオーバーランし、光ビームスポットが異なる領域
(ユーザデータ領域130からコントロールデータ領域
120、または、コントロールデータ領域120からユ
ーザデータ領域130)に移動する場合、トラッキング
制御が不安定になり、トラッキング制御が外れてしまう
可能性が生じる。
【0050】(2)バーコード付光ディスク100で
は、コントロールデータ領域120より外周に位置する
ユーザデータ領域130がRAM領域145となってい
る。バーコード付光ディスク100とバーコード付光デ
ィスク1700とを比較した場合、バーコード領域より
外周に位置するROM領域の半径方向の大きさは、バー
コード付光ディスク1700では、コントロールデータ
領域1720+ユーザデータ領域1730であるのに対
し、バーコード付光ディスク100では、コントロール
データ領域120のみである。バーコード付光ディスク
100およびバーコード付光ディスク1700がそれぞ
れDVDである場合、図1(b)および図17(b)に
示したように、バーコード付光ディスク1700では、
コントロールデータ領域1720+ユーザデータ領域1
730の半径方向の長さは34.5mmであるのに対
し、バーコード付光ディスク100ではコントロールデ
ータ領域120の半径方向の長さは0.5mmである。
【0051】上記(1)に示すように、バーコード付光
ディスク100のコントロールデータ領域120から信
号を読み出す場合、従来の光ディスク装置がバーコード
付光ディスク1700のコントロールデータ領域172
0から信号を読み出すのと同様に、一旦、光ヘッドをユ
ーザデータ領域130に移動させた後に、1本トラック
ジャンピングによってコントロールデータ領域120に
移動させることはできない。さらに、上記(2)から、
バーコード付光ディスク100では、光ビームスポット
が1本トラックジャンピングを行なって移動することが
可能な領域の半径方向の長さが極めて小さいことがわか
る。
【0052】このように、バーコード付RAMにおける
コントロールデータ領域へのアクセスは、従来のバーコ
ード付ROMにおけるコントロールデータ領域へのアク
セスを単純に適用することはできない。本発明は、バー
コード付RAMにおけるコントロールデータ領域へのア
クセスに適した光ディスク装置を提供するものである。
なお、詳細は後述するが、本発明はバーコード付ROM
にも適用することができることに留意されたい。
【0053】(実施の形態1)図3は、本発明に従っ
て、バーコード付光ディスク100から信号を読み出す
光ディスク装置300の構成を示すブロック図である。
【0054】光ディスク装置300は、起動時に、ディ
スクモータ316によって回転するバーコード付光ディ
スク100のコントロールデータ領域120に記録され
た必要なデータを再生する。その後、光ディスク装置3
00は、ユーザデータ領域130にデータを記録するか
またはユーザデータ領域130に記録されたデータを再
生する。
【0055】レーザなどの光源303から照射された光
ビームは集光レンズ301によってバーコード付ディス
ク100の記録面に収束され、記録面上に光ビームスポ
ットが形成される。バーコード付ディスク100から反
射された光は受光部304によって受光される。受光部
304は、受光した光に応じて光電流を生成する。この
光電流は、バーコード付光ディスク100上の光ビーム
スポットが形成された部分の信号として出力される。
【0056】アクチュエータ302は、上記集光レンズ
301を、バーコード付光ディスク100に対して実質
的に垂直な方向(フォーカス方向)とバーコード付光デ
ィスク100の半径方向(トラッキング方向)に駆動す
ることができる。
【0057】集光レンズ301と、アクチュエータ30
2と、光源303と、受光部304とは、光ヘッド31
5として一体化される。この光ヘッド315は、移送部
305に搭載されており、移送部305を移動すること
によってバーコード付光ディスク100の実質的に半径
方向に移動が可能である。図3では、移送部305は台
の形状で示されているが、これに限定されない。移送部
305は、基台307上をバーコード付ディスク100
の任意の半径位置に移動することができる。基台307
には、ディスクモータ316およびストッパー306が
固定されている。
【0058】ストッパー306は、移送部305がディ
スクモータ316に衝突することを防ぐために、バーコ
ード付ディスク100の半径方向における移送部305
の移動範囲を制限する。移送部305がストッパー30
6に接触する場合、光ヘッド315から照射される光ビ
ームスポットの位置が、バーコード領域110の最内周
と略一致するように配置されている。
【0059】光ディスク装置300のフォーカス制御、
トラッキング制御、移送制御についてさらに説明する。
【0060】制御部320は光ヘッド315を制御す
る。制御部320は、フォーカスエラー信号生成部30
8と、トラッキングエラー信号生成部309と、マイク
ロコンピュータ310と、フォーカスアクチュエータ駆
動回路311と、トラッキングアクチュエータ駆動回路
312と、移送部駆動回路313と、ディスクモータ駆
動部314とを備える。
【0061】受光部304から出力される信号は、プリ
アンプ317に入力される。
【0062】プリアンプ317からの出力に基づいて、
フォーカスエラー信号生成部308は、フォーカスエラ
ー信号を生成する。マイクロコンピュータ310は、フ
ォーカスエラー信号に基づいて、フォーカスアクチュエ
ータ駆動回路311に命令する。フォーカスアクチュエ
ータ駆動回路311は、マイクロコンピュータ310か
らの命令に基づいて、アクチュエータ302を駆動す
る。
【0063】プリアンプ317からの出力に基づいて、
トラッキングエラー信号生成部309は、トラッキング
エラー信号(位相差トラッキングエラー信号またはプッ
シュプルトラッキングエラー信号)を生成する。マイク
ロコンピュータ310は、トラッキングエラー信号に基
づいて、トラッキングアクチュエータ駆動回路312に
命令する。トラッキングアクチュエータ駆動回路312
は、マイクロコンピュータ310からの命令に基づい
て、アクチュエータ302を駆動する。
【0064】プリアンプ317からの出力に基づいて、
加算回路351は、RF信号を生成する。加算回路35
1は、RF信号を自動利得制御回路(以下、AGC(A
utomatic Gain Control))35
2に出力する。AGC352は、RF信号の振幅を所定
の範囲内に調整し、調整したRF信号をバーコード領域
判定部357に出力する。
【0065】バーコード領域判定部357は、AGC3
52から入力されたRF信号がバーコード付光ディスク
100のバーコード領域110から読み出された信号か
どうかを判定する。また、本実施の形態において、バー
コード領域判定部357は、RF信号がコントロールデ
ータ領域120から読み出した信号かどうかを判定する
コントロールデータ領域判定部として機能する。なお、
バーコード領域判定部とコントロールデータ領域判定部
をは、一体して設けることに限定されるものではなく、
別々に設けてもよい。
【0066】バーコード領域判定部357は、判定した
結果をマイクロコンピュータ310に出力する。例え
ば、光源303から照射されたバーコード付光ディスク
100上の光ビームスポットがバーコード領域110内
に位置することが望ましくない場合、光ビームスポット
がバーコード領域110内に位置するとバーコード領域
判定部357が判定すると、バーコード領域判定部35
7は判定の結果をマイクロコンピュータ310に出力す
る。次いで、マイクロコンピュータ310は、移送部駆
動回路313に、光ビームスポットがバーコート領域1
10以外の領域に移動するように移送部305を制御す
る。
【0067】アドレス検出回路360は、加算回路35
1からの出力に基づいて、光ビームスポットが位置する
アドレスを検出する。
【0068】図4は、受光部304、プリアンプ317
と、フォーカスエラー信号生成部308と、トラッキン
グエラー信号生成部309、加算回路351との構成を
示すブロック図である。トラッキングエラー信号生成部
309は、位相差トラッキングエラー信号生成部309
Aと、プッシュプルトラッキングエラー信号生成部30
9Bとを備える。加算回路351は、RF信号生成部と
して機能する。
【0069】図4に示されるように、受光部304は、
A、B、C、Dの4つのエリアに分割されている。4つ
のエリアのそれぞれは、検出した光量に応じて光電流を
生成する。受光部304は、生成した光電流を、対応す
るプリアンプ317内のI/V変換部a、b、c、dに
出力する。ここで、受光部304のエリアA、B、C、
Dは、I/V変換部a、b、c、dにそれぞれ対応して
いる。
【0070】フォーカス制御について以下に説明する。
光源303から照射され、集光レンズ301によって集
光された光ビームスポットとバーコード付光ディスク1
00との垂直方向に関する誤差を示すフォーカスエラー
信号は、フォーカスエラー信号生成部308によって、
プリアンプ317の出力信号に基づいて生成される。プ
リアンプ317内のI/V変換部a、b、c、dによっ
て電流−電圧変換された信号は、フォーカスエラー信号
生成部308において、出力(a+d)−(b+c)と
なるように演算される。このように非点収差法によって
フォーカスエラー信号は生成される。
【0071】マイクロコンピュータ310は、フォーカ
スエラー信号生成部308によって生成されたフォーカ
スエラー信号に、位相補償、ゲイン補償などのフィルタ
演算を行う。マイクロコンピュータ310は、その結果
をフォーカスアクチュエータ駆動回路311に出力す
る。フォーカスアクチュエータ駆動回路311によって
生成された駆動信号に基づいて、アクチュエータ302
は、光ビームスポットがバーコード付光ディスク100
の記録面に対して所定の収束状態となるように集光レン
ズ301を駆動することでフォーカス制御が実現され
る。
【0072】次にトラッキング制御について説明する。
光源303から照射され、集光レンズ301によって集
光された光ビームスポットと、バーコード付光ディスク
100上の情報トラック210(図2参照)との、バー
コード付光ディスク100に対する半径方向の誤差を示
すトラッキングエラー信号は、トラッキングエラー信号
生成部309によって、プリアンプ317の出力に基づ
いて生成される。バーコード付光ディスク100の記録
面上に形成された情報トラック210と光源303から
出力された光ビームスポットとの誤差は、ピットによっ
て回折された光を4つのエリアに分割された受光部30
4によって検出し、検出した回折光の位相情報を示す信
号によって表される。トラッキングエラー信号生成部3
09は、出力(a+d)と出力(b+c)との位相差を
比較して、位相差トラッキングエラー信号(特開昭62
−165737号公報)を生成する。
【0073】特に、ROM領域140に対して、マイク
ロコンピュータ310は、位相差トラッキングエラー信
号に位相補償、ゲイン補償などを行い、その結果をトラ
ッキングアクチュエータ駆動回路312に出力する。ト
ラッキングアクチュエータ駆動回路312は、光ビーム
スポットが正しく情報トラック210(図2参照)を走
査するようにアクチュエータ302を駆動することで、
トラッキング制御が実現される。
【0074】また、位相差トラッキングエラー信号は、
マイクロコンピュータ310がフィルタ演算を行なうこ
とによって、低域補償される。マイクロコンピュータ3
10が、この低域部分の信号を移送部駆動回路313に
出力すると、移送部駆動回路313は、集光レンズ30
1の中心を通る光ビームが受光部304の中心を通過す
るように移送部305を駆動し、移送制御を実現する。
【0075】プリアンプ317からの出力に基づいて、
加算回路351は、I/V変換部a、b、c、dのそれ
ぞれの出力を全て加算した出力(a+b+c+d)信号
であるRF信号を生成する。AGC352は、RF信号
を受け取り、RF信号の振幅が所定の範囲内になるよう
調整を行った後、バーコード領域判定部357にそのR
F信号を出力する。
【0076】以下に、本発明による、光ヘッド315が
バーコード付光ディスク100のコントロールデータ領
域120にアクセスする方法について説明する。
【0077】図5は、本実施の形態による、光ヘッド3
15がバーコード付光ディスク100のコントロールデ
ータ領域120にアクセスするためのフローチャート5
00を示す。
【0078】まず、マイクロコンピュータ310は、デ
ィスクモータ駆動回路314にバーコード付ディスク1
00を回転させるように命令し、ディスクモータ駆動回
路314は、その命令に基づいて、ディスクモータ31
6を駆動し、その結果、ディスクモータ316はバーコ
ド付光ディスク100を回転させる。
【0079】ステップ501において、マイクロコンピ
ュータ310は、トラッキング制御がオープンの状態
で、移送部駆動回路313にパルス駆動信号を出力す
る。移送部駆動回路313は、この駆動信号に基づい
て、光ヘッド315を搭載した移送部305をバーコー
ド付光ディスク100に対して半径方向に沿って内周方
向に移動させる。
【0080】ストッパー306は、バーコード付光ディ
スク100の最内周より内部に光源303から照射され
る光ビームスポットが移動しないように設けられてい
る。
【0081】マイクロコンピュータ310が移送部駆動
回路313に出力する駆動信号の長さは、光ヘッド31
5がバーコード付光ディスク100の半径方向のどの位
置にいても十分最内周に戻れる長さである。光ヘッド3
15の移動速度が速くなりすぎないように制限するため
に、駆動信号はパルス列で形成される。また、この駆動
信号によって移動する移送部305の速さは、移送部3
05がストッパー306に衝突した反動で外周に逆走し
ない程度の速さである。このような駆動信号によって、
光ヘッド315はバーコード付光ディスク100の最内
周位置に移動する。
【0082】移送部305が最内周に移動した後、マイ
クロコンピュータ310は、ステップ502において、
移送部305に搭載された光ヘッド315によって形成
されるバーコード付光ディスク100上の光ビームスポ
ットが、コントロールデータ領域120内に移動するよ
うに、駆動信号を移送部駆動回路313に出力する。た
だし、上述したように、コントロールデータ領域120
は非常に狭い領域であり、また光ビームスポットの移動
における制御の誤差を考慮する必要性があるため、移送
部305を、直接、コントロールデータ領域120に移
動させることは困難である。したがって、本発明によれ
ば、移送部305の移動精度のばらつきを考慮して、図
1に示すバーコード付ディスク100のROM領域14
0(光ディスク中心からROM領域140の最内周の半
径方向の長さを示すR2から、光ディスク中心からユー
ザデータ領域130の最内周の半径方向の長さを示すR
4までの範囲)に移送部305が移動するように駆動す
る。
【0083】図6は、上記ステップ501、502にお
いて、マイクロコンピュータ310が移送部駆動回路3
13に出力する移送部駆動信号の波形図である。図6の
横軸は時間を示し、縦軸は移送部駆動信号の電圧を示
す。ステップ501において、マイクロコンピュータ3
10は、複数の比較的短いパルスを移送部駆動回路31
3に出力する。この複数の比較的短いパルスは、移送部
305を最内周に移動させる内周移動指令610を示
す。ステップ502において、マイクロコンピュータ3
10は、1つの任意の太さのパルスを移送部駆動回路3
13に出力する。このパルスは、最内周から所望な位置
に移送部305を移動させる外周移動指令620を示
す。図6において、内周移動指令610を示す複数のパ
ルスの電圧の符号は、外周移動指令620を示すパルス
の電圧の符号と異なる。これは、移送部305が移動す
る方向が、お互いに異なるからである。
【0084】光ヘッド315の移動後、マイクロコンピ
ュータ310は、ステップ503において、フォーカス
制御およびトラッキング制御を行ない、光ビームスポッ
トを情報トラックに追従させる。
【0085】次に、ステップ504において、光ビーム
スポットがバーコード領域内に位置するかどうか、すな
わち、光ヘッド315が出力する信号はバーコード領域
110から読み出した信号かどうかをバーコード領域判
定部357が判定する。
【0086】光ヘッド315が出力する信号は、バーコ
ード領域110から読み出した信号であるとバーコード
領域判定部357が判定する場合(ステップ504のY
es)、ステップ505において、マイクロコンピュー
タ310は、アドレスを読み出さずに、移送部305を
外周側に微少距離だけ移動させる指令を移送部駆動回路
313に出力し、光ヘッド315を外周側に(コントロ
ールデータ領域120に向かって)移動させる。ステッ
プ505において移送部305を外周側に移動した後、
移動した移送部305に搭載された光ヘッド315は、
バーコード付光ディスク100から信号を読み出す。そ
の後、再び、ステップ504に戻り、移動された移送部
305に搭載された光ヘッド315は、バーコード付光
ディスク100から読み出した信号は、バーコード領域
110から読み出した信号かどうかをバーコード領域判
定部357が判定する。
【0087】このように、光ヘッド315から出力され
る信号がバーコード領域110から読み出した信号かど
うかを判定するのは、上述したように、バーコード領域
110内の光ビームスポットの位置を示すアドレスは、
品質および信頼性の点から保証されないからである。
【0088】光ヘッド315から出力される信号は、バ
ーコード領域110から読み出した信号ではないとバー
コード領域判定部357が判定する場合(ステップ50
4のNo)、ステップ506において、光ヘッド315
から出力される信号は、コントロールデータ領域120
から読み出した信号である(すなわち、バーコード領域
110から読み出した信号ではない)と判定する。なぜ
なら、バーコード付光ディスク100では、バーコード
領域110と半径方向に隣接してコントロールデータ領
域120が設けられているからである。ここで、光ヘッ
ド315から出力される信号はコントロールデータ領域
120から読み出した信号であると、コントロールデー
タ領域判定部が判定した場合も同様に動作する。
【0089】次いで、ステップ507において、光ヘッ
ド315は、コントロールデータ領域120から信号を
読み出して、アドレス検出回路360によって、バーコ
ード付光ディスク100上の光ビームスポットのアドレ
スを検出する。このアドレスから、コントロールデータ
領域120の先頭位置を特定することができる。
【0090】次いで、光ビームスポットが1本トラック
ジャンピングするように、光ヘッド315を制御するこ
とによって、コントロールデータ領域120の先頭位置
に光ヘッド315を移動させ、必要なコントロールデー
タ情報を読み出す。本明細書において、コントロールデ
ータ情報は、コントロールデータ領域120に記録され
るコントロールデータと、そのコントロールデータが記
録されているアドレスとを含む。
【0091】光ヘッド315は、ステップ508におい
て、コントロールデータを読み出し、ステップ509に
おいて、読み出したコントロールデータが記録されてい
るアドレスを読み出す。ステップ509において、光ヘ
ッド315がアドレスを読み出す前に、外部からの衝撃
などによって光ビームスポットが再びバーコード領域1
10に移動してしまう場合、光ヘッド315はアドレス
を読み出すことができないので(ステップ509のYe
s)、光ビームスポットをバーコード領域110からコ
ントロールデータ領域120に向かって移動させ、ステ
ップ504以降のステップを繰り返す。
【0092】光ヘッド315は、ステップ508におけ
るコントロールデータの読み出し、および、ステップ5
09におけるアドレスの読み出しが完了した後、ステッ
プ510において、コントロールデータ情報の読み出し
が完了したかどうかを判定する。コントロールデータ情
報の読み出しが完了していない場合(ステップ510の
No)、ステップ508に戻り、コントロールデータ領
域120からコントロールデータ情報を読み出す動作を
再び実行する。コントロールデータ情報の読み出しが完
了している場合(ステップ510のYes)、フローチ
ャート500の動作は終了する。
【0093】以下に、バーコード領域判定部357の具
体的な構成を示す。
【0094】図7Aは、本実施の形態におけるバーコー
ド領域判定部357Aの詳細を示す。バーコード領域判
定部357Aは、2値化回路710と、最大周期検出部
720と、周期比較部730とを備える。
【0095】本実施の形態では、バーコード領域判定部
357Aは、光ヘッド315が出力する信号がバーコー
ド領域110から読み出した信号であるか否かを、コン
トロールデータ領域120から読みだした信号の周期の
うちの最大周期である設定周期より長いかどうかに基づ
いて判定する。
【0096】バーコード付光ディスク100が8―16
変調DVDである場合、コントロールデータ領域120
から読み出した信号の周期のうちの最大周期は18Tで
あり、最長マーク長(ピット220のうちの最大ピット
の長さ(以下、最大ピット長)に対応)は14Tであ
る。ここで、Tはリードクロック周期を表す。
【0097】一般に、バーコード領域110から読み出
した信号の周期は、コントロールデータ領域120から
読み出した信号の最大周期18Tより長い。これは、コ
ントロールデータ領域120から読み出した8―16変
調の信号と、バーコード領域110のバーコード150
から読み出した信号との周波数帯域を分けるためであ
り、規格により定められている。
【0098】ここで、再び,図3を参照する。加算回路
351は、プリアンプ317を介して光ヘッド315か
ら出力された信号を受け取り、RF信号を生成する。R
F信号は、AGC352を介してバーコード領域判定部
357に入力される。
【0099】図7Aに示されるように、RF信号は2値
化回路710に入力される。2値化回路710は、所定
のスライスレベルでRF信号を2値化する。
【0100】図8は、RF信号がランダム信号の場合の
2値化されたRF信号の波形の一例を示す。バーコード
付光ディスク100が8―16変調DVDである場合、
コントロールデータ領域120から読み出した信号の最
大周期は18Tであり、その場合の最長マーク長は14
Tである。また、コントロールデータ領域120から読
み出した信号の最短マーク長は3Tである。
【0101】再び、図7Aを参照すると、最大周期検出
部720は、2値化されたRF信号を受け取る。最大周
期検出部720は、所定の時間内において、受け取った
RF信号のHレベル・Lレベル(立ち上がりから立ち上
がり、あるいは、立ち下がりから立ち下がり)の最大周
期を検出する。
【0102】ここで、最大周期検出部720が最大周期
を検出するための所定の時間は、少なくとも1つのバー
コード150(図1参照)による信号が検出される時間
を設定する必要がある。例えば、バーコード付光ディス
ク100がDVDである場合、DVDが11/12周回
転するのに相当する時間より長い間、最大周期検出部7
20を検出する必要がある。
【0103】これは、DVDにおいてバーコード150
が記録されている範囲は、ディスク回転数1440rp
m、リードクロック周期8.89μsec、バーコード
データ2601〜73441byteと規定されてお
り、DVDの1/11.5〜1/2.2回転に相当する
角度内に1つのバーコード150が存在するからであ
る。
【0104】周期比較部730は、最大周期検出部72
0によって検出された最大周期と設定周期とを比較し
て、RF信号がコントロールデータ領域120から読み
出された信号か否かを判定する。上述したように、バー
コード付光ディスク100が8―16変調DVDである
場合、コントロールデータ領域120から読み出した信
号の最大周期は18Tであると決められている。また、
バーコード領域110から読み出した信号の最大周期は
18Tより大きい。
【0105】ここで、周期比較部730に設定周期とし
て例えば周期18Tを設定し、周期比較部730は、最
大周期検出部720によって検出された最大周期と設定
周期とを比較して、最大周期が設定周期よりも大きい場
合、RF信号はバーコード領域110から読み出した信
号であると周期比較部730は判定する。最大周期が設
定周期以下の場合、RF信号はバーコード領域110か
ら読み出した信号ではなく、コントロールデータ領域1
20から読み出した信号であると周期比較部730は判
定する。このように、バーコード領域判定部357A
は、RF信号(すなわち、光ヘッド315によって読み
出した信号)がバーコード領域110から読み出した信
号か否かを判定することができる。
【0106】最大周期検出部720によって検出された
最大周期は、上述した設定周期18Tではなく、検出誤
差を考慮して、設定周期よりも大きな値(例えば、20
T以上)と比較してもよい。また、本明細書において、
バーコード付光ディスク100が8―16変調DVDで
ある場合、検出誤差を考慮して最大周期を20T以上の
値と比較して、最大周期は20T以上と判定されると
き、最大周期が設定周期と比べて十分に大きいとする。
【0107】図7Bは、本実施の形態の変形例における
バーコード領域判定部357Bの詳細を示す。バーコー
ド領域判定部357Bは、2値化回路710と、最大周
期検出部720と、周期比較部730と、リードクロッ
ク周期検出部740とを備える。バーコード領域判定部
357Bは、リードクロック周期検出部740をさらに
備える点を除いて、バーコード領域判定部357Aと同
様である。
【0108】リードクロック周期検出部740は、2値
化回路710によって2値化されたRF信号を受け取
り、リード(READ)クロック周期を生成する。リー
ドクロック周期検出部740は、例えば、位相ロックル
ープ(以下、PLL)によってリードクロック周期を生
成する。
【0109】周期比較部730は、最大周期検出部72
0によって検出された最大周期と、リードクロック周期
検出部740によって生成されたリードクロック周期と
に基づいて、最大周期はリードクロック周期の何クロッ
ク分であるか(以下、これを最大クロック数とよぶ)を
求めることができる。
【0110】したがって、バーコード付光ディスク10
0が8―16変調DVDである場合、周期比較部730
に設定クロック係数として例えば係数18を予め設定
し、周期比較部730は、最大クロック数と設定クロッ
ク係数とを比較する。最大クロック数が設定クロック係
数よりも大きい場合、RF信号はバーコード領域110
から読み出した信号であると周期比較部730は判定す
る。最大クロック数が設定クロック係数以下の場合、R
F信号はバーコード領域110から読み出した信号では
なく、コントトロールデータ領域120から読み出した
信号であると周期比較部730は判定する。
【0111】このように、バーコード領域判定部357
Bでも、RF信号(すなわち、光ヘッド315によって
読み出した信号)がバーコード領域110から読み出し
た信号か否かを判定することができる。
【0112】このように、本実施の形態1によれば、光
ヘッド315がコントロールデータ領域120にアクセ
スして、コントロールデータ領域120からコントロー
ルデータ情報の読み出しが完了するまで、光ビームスポ
ットがバーコード領域110内に位置するか否かの判定
を継続することで、光ヘッド315から形成される光ビ
ームスポットをコントロールデータ領域120に安定し
て位置付けることが可能となり、光ディスク装置300
の起動の安定性を大幅に改善することができる。
【0113】(実施の形態2)本実施の形態における光
ディスク装置は、バーコード領域判定部を除いて、図3
に示される光ディスク装置300と同様である。よっ
て、説明を簡略化する目的で、重複する説明を省略す
る。
【0114】図9Aは、本実施の形態におけるバーコー
ド領域判定部357Cを示す。バーコード領域判定部3
57Cは、リードクロック周期検出部740が最短マー
ク長検出部910とリードクロック周期導出部920と
を備える点を除いて、図7Bを参照して説明したバーコ
ード領域判定部357Bと同様である。
【0115】最短マーク長検出部910は、2値化回路
710によって2値化されたRF信号を受け取り、所定
の時間内において、2値化されたRF信号のHレベルま
たはLレベルだけの最短マークの時間(最短マーク長)
を検出する。ここで、所定の時間とは、バーコード領域
判定部357Cが、少なくとも1つのバーコード150
(図1参照)による信号を検出する時間である。
【0116】リードクロック周期導出部920は、最短
マーク長検出部910によって検出された最短マーク長
に基づいて、リードクロック周期Tを導出する。
【0117】例えば、バーコード付光ディスク100が
8−16変調DVDである場合、コントロールデータ領
域120から読み出した信号の最短マーク長は3T(T
はリードクロック周期)である。リードクロック周期導
出部920は、最短マーク長÷3=Tと演算することに
よって、リードクロック周期Tを導出する。このよう
に、本実施の形態において、リードクロック周期をRF
信号の最短マーク長に基づいて導出する。
【0118】導出されたリードクロック周期は、バーコ
ード領域判定部357Bにおいて説明したのと同様に取
り扱われる。具体的には、周期比較部730は、最大周
期検出部720によって検出されたRF信号の最大周期
と、導出したリードクロック周期とに基づいて、最大ク
ロック数を求める。周期比較部730は、最大クロック
数と設定クロック係数とを比較する。最大クロック数が
設定クロック係数より大きい場合、周期比較部730
は、RF信号がバーコード領域110から読み出した信
号であると判定し、判定結果をマイクロプロセッサ31
0に出力する。最大クロック数が設定クロック係数以下
の場合、周期比較部730は、RF信号がコントロール
データ領域120から読み出した信号であること(バー
コード領域110以外から読み出した信号であること)
をマイクロプロセッサ310に出力する。また、上述し
たように、バーコード付光ディスク100が8−16変
調DVDである場合、設定クロック係数は18である
が、検出誤差を考慮して、最大クロック数を設定クロッ
ク係数より大きい20以上の値と比較するのが好まし
い。
【0119】このように、本実施の形態において、PL
Lが不安定でリードクロック周期Tで安定に検出するこ
とができない場合においても、実際に検出されるRF信
号からリードクロック周期を導出することができる。そ
れにより、光ヘッド315から形成される光ビームスポ
ットがバーコード領域110内に位置するか否かを判定
することができる。
【0120】(実施の形態3)本実施の形態における光
ディスク装置は、バーコード領域判定部を除いて、図3
に示される光ディスク装置300と同様である。よっ
て、説明を簡略化する目的で、重複する説明を省略す
る。
【0121】図9Bは、本実施の形態におけるバーコー
ド領域判定部357Dを示す。バーコード領域判定部3
57Dは、回転周期測定部930を備える点を除いて、
図7Aを参照して説明したバーコード領域判定部357
Aと同様である。
【0122】回転周期測定部930は、ディスクモータ
316(図3参照)に接続され、ディスクモータ316
によるバーコード付光ディスク100の回転周期を測定
する。
【0123】周期比較部730は、最大周期検出部72
0によって検出されたRF信号の最大周期と、回転周期
測定部930によって測定された回転周期とを比較する
ことで、光ビームスポットがバーコード領域110内に
位置するかどうかを判定することができる。
【0124】光ヘッド315がコントロールデータ領域
120から読み出した信号によるRF信号の最大周期と
バーコード付光ディスク100の回転周期との関係は予
め決められており、バーコード領域110から読み出し
た信号によるRF信号の最大周期とバーコード付光ディ
スク100の回転周期との関係とは異なる。したがっ
て、本実施の形態においても、最大周期と回転周期との
関係から、バーコード領域判定部357Dは、RF信号
がバーコード領域110から読み出された信号であるか
否かを判定することができる。
【0125】(実施の形態4)本実施の形態における光
ディスク装置は、バーコード領域判定部を除いて、図3
に示される光ディスク装置300と同様である。よっ
て、説明を簡略化する目的で、重複する説明を省略す
る。
【0126】本実施の形態では、RF信号を平滑化した
平滑信号を生成し、平滑信号が所定量以上変化する時間
と予め設定された設定時間とを比較し、比較の結果に基
づいて、RF信号がバーコード領域110から読み出し
た信号かどうかを判定する。
【0127】図10は、本実施の形態におけるバーコー
ド領域判定部357Eを示す。バーコード領域判定部3
57Eは、ローパスフィルタ1010と、2値化回路1
020と、比較部1030とを備える。
【0128】図11は、バーコード領域判定部357E
内の信号の変化を示す波形図である図11(a)に示す
ようなRF信号を、ローパスフィルタ1010に入力す
る。ローパスフィルタ1010は、図11(b)に示す
ように、RF信号を平滑化したAS信号を生成する。ロ
ーパスフィルタ1010は平滑部として機能し、AS信
号は平滑信号として機能する。AS信号は、設定周期
(例えば、18T)に相当する周波数以上を除去して、
平滑化された信号である。
【0129】2値化回路1020は、AS信号を受け取
り、AS信号を所定レベルでスライスし、信号の大きさ
に応じて、Hレベル、Lレベルに丸めこみ、図11
(c)に示すような2値化したAS信号を比較部103
0に出力する。
【0130】比較部1030は、2値化したAS信号の
Lレベルの期間を測定する。2値化したAS信号のLレ
ベルの期間が、所定の時間より長い場合、バーコード領
域判定部357Eに入力したRF信号は、バーコード領
域110から読み出した信号であると比較部1030は
判定する。
【0131】通常、RF信号を平滑化した平滑信号が所
定量以上変化する期間が存在するのは、バーコード領域
110から読み出した信号から生成した平滑化信号の場
合のみであり、コントロールデータ領域120から読み
出した信号から生成した平滑化信号は変化しない。した
がって、本実施の形態において、RF信号を平滑化した
平滑信号が所定量以上変化する期間から、バーコード領
域判定部357Eは、RF信号がバーコード領域110
から読み出された信号であるか否かを判定することがで
きる。
【0132】本実施の形態によれば、PLLによってリ
ードクロック周期を検出する必要がないので、リードク
ロック周期Tが安定に生成できない場合においても、光
ヘッド315によて出力される信号がバーコード領域1
10から読み出した信号かどうかを、正確に判定するこ
とができる。
【0133】(実施の形態5)本実施の形態における光
ディスク装置は、バーコード領域判定部を除いて、図3
に示される光ディスク装置300と同様である。よっ
て、説明を簡略化する目的で、重複する説明を省略す
る。
【0134】図12は、本実施の形態によるバーコード
領域判定部357Fを示す。バーコード領域判定部35
7Fは、ローパスフィルタ1010の代わりに、振幅信
号生成部1210を備える点を除いて、図10に示した
バーコード領域判定部357Eと同じである。振幅信号
生成部1210は、上エンベロープ検出部1220と、
下エンベロープ検出部1230と、RF振幅検出部12
40とを備える。
【0135】図13は、バーコード領域判定部357F
内の信号の変化を示す波形図である。
【0136】上エンベロープ検出部1220および下エ
ンベロープ検出部1230は、図13(a)に示すよう
なRF信号を受け取る。上エンベロープ検出部1220
は、図13(b)に示すようにAGC352後のRF信
号の上限を示すRFの上エンベロープ信号を生成する。
下エンベロープ検出部1230は、図13(c)に示す
ように、RF信号の下限を示すRFの下エンベロープ信
号を生成する。RF振幅検出部1240は、上エンベロ
ープ信号と下エンベロープ信号との差から、図13
(d)に示すような振幅信号を生成する。
【0137】2値化回路1020は、振幅信号を所定レ
ベルでスライスし、振幅の大きさに応じて、振幅信号
を、図13(e)に示すようにHレベル、Lレベルに丸
めこむ。比較部1030は、2値化した振幅信号のHレ
ベルの期間を測定する。2値化した振幅信号のHレベル
の期間が、所定の時間より長い場合、バーコード領域判
定部357Fに入力したRF信号は、バーコード領域1
10から読み出した信号であると比較部1030は判定
する。
【0138】通常、RF信号の振幅信号が所定量以上変
化する期間が存在するのは、バーコード領域110から
読み出した信号から生成した振幅信号の場合のみであ
り、コントロールデータ領域120から読み出した信号
から生成した振幅信号は変化しない。したがって、本実
施の形態において、RF信号の振幅信号が所定量以上変
化する期間から、バーコード領域判定部357Fは、R
F信号がバーコード領域110から読み出された信号で
あるか否かを判定することができる。
【0139】本実施の形態においても、PLLが不安定
なことにより、リードクロック周期Tが生成されない場
合においても、PLLによるリードクロック周期を使用
しないので、光ヘッド315から出力する信号がバーコ
ード領域110から読み出した信号かどうかを、正確に
判定することができる。
【0140】(実施の形態6)図14は、本実施の形態
による光ディスク装置1400を示す。本実施の形態に
おける光ディスク装置1400は、バーコードデータ再
生部1410と、マイクロコンピュータ310内に設け
られるRAMレジスタ1450とを備える点を除いて、
図3に示される光ディスク装置300と同様である。よ
って、説明を簡略化する目的で、重複する説明を省略す
る。バーコードデータ再生部1410は、バンドパスフ
ィルタ1420と、2値化回路1430と、バーコード
デコード部1440とを備える。RAMレジスタ145
0は、バーコードデータ記憶部として機能する。
【0141】本実施の形態では、光ヘッド315から出
力する信号がバーコード領域110から読み出した信号
であると、バーコード領域判定部357が判定する場
合、バーコードデータはバーコードデータ再生部141
0によって再生され、RAMレジスタ1450に記憶さ
れる。
【0142】光ディスク装置1400では、プリアンプ
317の出力信号を加算することによって、加算回路3
51はバーコード付光ディスク100上の情報トラック
に記録された信号からRF信号を生成する。
【0143】加算回路351の出力であるRF信号は、
バーコード領域判定部357へ入力される。バーコード
領域判定部357は、入力されたRF信号に基づいて、
光ビームスポットがバーコード領域110内に位置して
いるか否かを判定する。
【0144】図15は、光ビームスポットがバーコード
領域110内に位置する場合の光ヘッド315が出力す
る信号をバーコードデータ再生部1410が再生する波
形整形処理を説明するための各部の信号出力を示した波
形図である。
【0145】バーコードデータ再生部1410は、加算
回路351からRF信号を受け取る。光ビームスポット
がバーコード領域110内に位置する場合、図15
(a)に示されるRF信号は、バンドパスフィルタ14
20を通過することで、図15(b)に示されるよう
に、バーコードデータの信号帯域外の成分が除去され、
バーコード150による信号がより鮮明にあらわれる。
【0146】2値化回路1430は、フィルタリングさ
れたアナログ信号であるバーコードデータを所定レベル
でスライス2値化して、図15(c)に示すような信号
をバーコードデコード部1440に出力する。バーコー
ドデコード部1440によって再生されたバーコードデ
ータは、マイクロコンピュータ310に入力され、マイ
クロコンピュータ310に内蔵されたRAMレジスタ1
450に記憶される。光ビームスポットをコントロール
データ領域120に移動する方法は、上述した方法と同
様の方法で実現される。
【0147】本実施の形態では、光ビームスポットがバ
ーコード領域110内に移動した場合、バーコードデー
タを再生して、再生したバーコードデータを記憶する。
上述したように、バーコード領域110内の光ビームス
ポットの位置を示すアドレスは、品質および信頼性の観
点から保証されないので、マイクロコンピュータ310
は、アドレスを読み出さず、光ビームスポットをコント
ロールデータ領域120に向かって微少量だけ移動させ
る指令を移送部駆動回路313に出力する。光ビームス
ポットが外周側に向かって移動した後、再度、バーコー
ド領域判定部357は、光ビームスポットがコントロー
ルデータ領域120に移動したか否か判定する。
【0148】上記動作を繰り返し、RF信号の最大周期
が設定周期付近になる場合、例えば、光バーコード付光
ディスク100が8―16変調DVDのとき、最大周期
が20Tから設定周期である18T付近になる場合、バ
ーコード領域判定部357は、光ビームスポットがバー
コード領域110からコントロールデータ領域120に
移動したと判定する。そして、アドレス検出回路360
によって、移動した光ビームスポットのアドレスを検出
し、検出したアドレスからコントロールデータ領域12
0の先頭アドレスを特定する。その後、光ビームスポッ
トを先頭アドレスに1本トラックジャンピングを繰り返
すことによって移動し、必要なコントロールデータを読
み出す。また、コントロールデータ領域120からコン
トロールデータを読み出している途中に、外部からの衝
撃等によって光ビームスポットが再度バーコード領域1
10へ移動した場合は、バーコード領域判定部357は
光ビームスポットがバーコード領域110内に位置する
と判定するので、上述したように、光ビームスポットを
バーコード領域110からコントロールデータ領域12
0に向かって移動する動作を繰り返す。
【0149】このように、本発明の実施の形態6によれ
ば、コントロールデータ領域120にアクセスする最中
に、光ビームスポットがバーコード領域110内に位置
する場合、バーコードデータが後に必要とされるときの
ために予めバーコードデータを再生し、再生したバーコ
ードデータを記憶する。したがって、後にバーコードデ
ータが必要となったとき、検索する必要がなくなり、バ
ーコードデータを読み出す時間を省略することができ
る。
【0150】(実施の形態7)図16は、本実施の形態
による光ディスク装置1600を示す。本実施の形態に
おける光ディスク装置1600は、位置センサー161
0と、マイクロコンピュータ310内に設けられるRA
Mレジスタ1450とを備える点を除いて、図3に示さ
れる光ディスク装置300と同様である。よって、説明
を簡略化する目的で、重複する説明を省略する。
【0151】光ディスク装置1600において、加算回
路351は、バーコード付光ディスク100の情報トラ
ックから読み出した信号を、光ディスク装置300と同
様にプリアンプ317からの出力に基づいて加算して、
RF信号を生成する。
【0152】加算回路351の出力であるRF信号は、
バーコード領域判定部357へ入力され、入力されたR
F信号に基づき、光ビームスポットがバーコード領域1
10内に位置するか否かを判定する。光ビームスポット
をコントロールデータ領域120に向かって移動する方
法は、上述した動作で実現する。
【0153】光ビームスポットがバーコード領域110
内に存在する場合、光ヘッド315から出力される信号
によって示されるアドレスは、品質および信頼性の観点
から保証されない。この場合、マイクロコンピュータ3
10は、アドレスを読み出さずに、光ビームスポットを
外周側に微少量だけ移動させる指令を移送部駆動回路3
13に出力する。光ビームスポットが外周側のコントロ
ールデータ領域120に向かって移動した後、再度、バ
ーコード領域判定部357は、光ビームスポットがコン
トロールデータ領域120内に位置するか否かを判定す
る。
【0154】上記動作を繰り返し、RF信号の最大周期
が設定周期付近になる場合、例えば、光バーコード付光
ディスク100が8―16変調DVDのとき、RF信号
の最大周期が20Tから設定周期である18T付近にな
る場合、光ビームスポットがバーコード領域110内に
位置せず、コントロールデータ領域120内への移動を
完了したとバーコード領域判定部357は判定する。こ
の間、アドレスの読み出しを行わない。
【0155】この処理によって、光ビームスポットがバ
ーコード領域110からコントロールデータ領域120
内に完全に移動したとき、RAMレジスタ1450は、
バーコード領域110とコントロールデータ領域120
との境界位置を記憶する。境界位置は、バーコード領域
判定部357が、光ビームスポットが、バーコード領域
110からコントロールデータ領域120に移動したと
判定する位置である。位置の検出はバーコード付光ディ
スク100のトラックのアドレス、または、移送部30
5を移動するための送りモータがステッピングモータの
場合、ストッパー306からの送りパルス数、もしく
は、光ヘッド315の位置を検出する位置センサー16
10を光ヘッド315の所定の位置に取り付け、その位
置センサー1610における位置情報等によって行い、
境界位置をマイクロコンピュータ310が認識できる値
として検出する。
【0156】得られた境界位置情報は、AD変換部(不
図示)等を通してマイクロコンピュータ310に入力さ
れ、マイクロコンピュータ310に内蔵されるRAMレ
ジスタ1450に、境界位置情報を記憶する。本実施の
形態において、RAMレジスタ1450は、位置記憶部
として機能する。
【0157】例えば、移送部305を移動するための送
りモータがステッピングモータの場合、上述した図5に
示すフローチャート500に基づいて、ステップ501
の後、位置センサー1610の値をクリアする。その
後、ステップ502〜506と順に処理を行い、ステッ
プ507が終わった時点の位置センサー1610の値、
例えばストッパー306から外周方向へのパルス数が1
0パルスでコントロールデータ領域120に移動が完了
していた場合、RAMレジスタ1450に10という値
を記憶する。
【0158】このように、本実施の形態7を用いれば、
以降の動作で、バーコード領域110に記録されたバー
コードデータを読み出す必要が生じる場合、マイクロコ
ンピュータ310は内蔵RAMレジスタ1450に記憶
されているバーコード領域110とコントロールデータ
領域120との境界位置情報を参照して、光ビームスポ
ットの移動を行うことが可能となり、バーコードデータ
の読み出しを高速に行うことが可能となる。
【0159】また、光ビームスポットがユーザデータ領
域130からコントロールデータ領域120に移動する
際に、ユーザデータ領域130に逆送しても、RAMレ
ジスタ1450に記憶されているバーコード領域110
とコントロールデータ領域120の境界位置情報を参照
して移動を行うことで、コントロールデータ領域120
のアクセスの信頼性をさらに向上することができる。
【0160】なお、上記実施の形態1〜7において、バ
ーコード付光ディスク100が、バーコード付RAMで
ある場合を説明してきた。しかしながら、本発明は、バ
ーコード領域を含む光ディスクに適用することが可能で
あり、バーコード付ROMにも適用可能である。本発明
を、バーコード付ROMに適用した場合、従来のよう
に、一旦、光ビームスポットをコントロールデータ領域
を通過させてユーザデータ領域に移動し、その後、光ビ
ームスポットがコントロールデータ領域内に位置するよ
うに制御する必要性がなくなり、コントロールデータ領
域にバーコード領域側からアクセスすることが可能にな
る。
【0161】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、バー
コード付RAMに適したコントロールデータ領域へのア
クセス方法が提供される。
【0162】また、本発明によれば、RAMまたはRO
Mにかかわらず、バーコード領域を含むバーコード付光
ディスクにおいて、コントロールデータ領域へのアクセ
スを安定に行なうことが可能となり、信頼性の高い光デ
ィスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバーコード付RAMの模式図
【図2】本発明によるバーコード付ROMのROM領域
およびバーコード付RAMのROM領域における情報ト
ラックおよびピットの模式図
【図3】本発明による光ディスク装置の構成を示すブロ
ック図
【図4】本発明による受光部、プリアンプ、フォーカス
エラー信号生成部、トラッキングエラー信号生成部、加
算回路の構成を示したブロック図
【図5】本発明によるコントロールデータ領域にアクセ
スするためのフローチャート
【図6】本発明による移送部駆動信号の波形図
【図7A】実施の形態1によるバーコード領域判定部の
構成を詳細に示すブロック図
【図7B】実施の形態1の変形例によるバーコード領域
判定部の構成を詳細に示すブロック図
【図8】本発明による最大周期検出部が検出する信号を
説明するための波形図
【図9A】実施の形態2によるバーコード領域判定部の
構成を詳細に示すブロック図
【図9B】実施の形態3によるバーコード領域判定部の
構成を詳細に示すブロック図
【図10】実施の形態4によるバーコード領域判定部の
構成を詳細に示すブロック図
【図11】実施の形態4によるバーコード領域判定部に
おいてバーコード領域を判定するまでの波形整形処理を
説明するための波形図
【図12】実施の形態5によるバーコード領域判定部の
構成を詳細に示すブロック図
【図13】実施の形態5によるバーコード領域判定部に
おいて、バーコード領域を判定するまでの波形整形処理
を説明するための波形図
【図14】実施の形態6による光ディスク装置の構成を
示すブロック図
【図15】実施の形態6による光ディスク装置におい
て、バーコード信号をデコードするまでの波形整形処理
を説明するための波形図
【図16】実施の形態7による光ディスク装置の構成を
示すブロック図
【図17】バーコード付ROMの模式図
【符号の説明】
100 バーコード付RAM 110 バーコード領域 120 コントロールデータ領域 130 ユーザデータ領域 140 ROM領域 145 RAM領域 150 バーコード 210 情報トラック 220 ピット 300、1400、1600 光ディスク装置 301 集光レンズ 302 アクチュエータ 303 光源 304 受光部 305 移送部 306 ストッパー 307 基台 308 フォーカスエラー信号生成部 309 トラッキングエラー信号生成部 310 マイクロコンピュータ 311 フォーカスアクチュエータ駆動回路 312 トラッキングアクチュエータ駆動回路 313 移送部駆動回路 314 ディスクモータ駆動回路 315 光ヘッド 316 ディスクモータ 317 プリアンプ 351 加算回路 352 AGC 357、357A、357B、357C、357D、3
57F、357E バーコード領域判定部 360 アドレス検出回路 710 2値化回路 720 最大周期検出部 730 周期比較部 740 リードクロック周期検出部 910 最小マーク長検出部 920 リードクロック周期導出部 930 回転周期測定部 1010 ローパスフィルタ 1020 2値化回路 1030 比較部 1210 振幅信号生成部 1220 上エンベロープ検出部 1230 下エンベロープ検出部 1240 RF振幅検出部 1410 バーコードデータ再生部 1420 バンドパスフィルタ 1430 2値化回路 1440 バーコードデコード部 1450 RAMレジスタ 1610 位置センサー
フロントページの続き (72)発明者 山元 猛晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岸本 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤畝 健司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D088 BB04 BB11 EE04 5D090 AA01 BB04 CC14 CC18 GG26 GG27 5D117 AA02 CC06 EE07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコード領域と、前記バーコード領域
    に半径方向に隣接するコントロールデータ領域とを含む
    光ディスクのための光ディスク装置であって、 前記光ディスクに光ビームを照射することにより前記光
    ディスクの上に光ビームスポットを形成し、前記光ディ
    スクによって反射された前記光ビームに応じた信号を出
    力する光ヘッドと、 前記光ヘッドから出力される信号に応じて、前記光ビー
    ムスポットが前記バーコード領域内に位置するか否かを
    判定するバーコード領域判定部と、 前記光ビームスポットが前記バーコード領域内に位置す
    ると判定された場合には、前記光ビームスポットが前記
    コントロールデータ領域に向かって移動するように前記
    光ヘッドを制御する制御部とを備えた光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクは、前記光ヘッドが前記
    光ディスクに信号を記録するための記録再生領域をさら
    に含む、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記光ビームスポットが前記コントロー
    ルデータ領域内に位置するか否かを判定するコントロー
    ルデータ領域判定部と、 前記光ビームスポットが前記コントロールデータ領域内
    に位置すると判定された場合に、前記光ヘッドから出力
    される信号に基づいて、前記コントロールデータ領域内
    の前記光ビームスポットの位置を示すアドレスを検出す
    るアドレス検出部とをさらに備え、 前記制御部は、前記アドレス検出部によって検出された
    アドレスに基づいて、前記光ヘッドの移動を制御する、
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記光ビームスポットが前記コントロー
    ルデータ領域内に位置するか否かを判定するコントロー
    ルデータ領域判定部をさらに備え、 前記制御部は、前記光ビームスポットが前記コントロー
    ルデータ領域内に位置すると判定されるまで、前記光ビ
    ームスポットが前記コントロールデータ領域に向かって
    移動するように前記光ヘッドの制御を繰り返す、請求項
    1に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記コントロールデータ領域によって反
    射された前記光ビームに応じて前記光ヘッドから出力さ
    れる信号の周期のうちの最大周期が設定周期として設定
    されており、 前記バーコード領域によって反射された前記光ビームに
    応じて前記光ヘッドから出力される信号の周期は、前記
    設定周期より長い周期を有しており、 前記バーコード領域判定部は、 前記光ヘッドから出力される信号の前記最大周期を検出
    する最大周期検出部と、 前記最大周期検出部によって検出された前記最大周期と
    前記設定周期とを比較して、前記光ビームスポットが前
    記バーコード領域内に位置するか否かを判定する周期比
    較部とを含む、請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記最大周期検出部によって検出された
    前記最大周期が前記設定周期と比べて十分に大きい場
    合、前記周期比較部は、前記光ビームスポットが前記バ
    ーコード領域内に位置すると判定する、請求項5に記載
    の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記バーコード領域判定部は、 前記光ヘッドから出力される信号の最大周期を検出する
    最大周期検出部と、 前記光ヘッドから出力される信号のリードクロック周期
    を検出するリードクロック周期検出部と、 前記最大周期検出部によって検出された前記最大周期と
    前記リードクロック周期検出部によって検出された前記
    リードクロック周期との比と、前記バーコード領域によ
    って反射された前記光ビームに応じた信号に設定された
    設定クロック係数とを比較して、前記光ビームスポット
    が前記バーコード領域内に位置するか否かを判定する周
    期比較部とを含む、請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記リードクロック周期検出部は、 前記光ディスクから読み出した信号の最短マーク長を検
    出する最短マーク長検出部と、 前記最短マーク長検出部によって検出された最短マーク
    長と所定の最短マーク長の係数とに基づいて、リードク
    ロック周期を導出するリードクロック周期導出部とをさ
    らに含む、請求項7に記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記バーコード領域判定部は、 前記光ディスクから読み出した信号の最大周期を検出す
    る最大周期検出部と、 前記光ディスクの回転周期を測定する回転周期測定部
    と、 前記最大周期検出部によって検出された前記最大周期と
    前記回転周期測定部によって測定された前記回転周期と
    に基づいて、前記光ビームスポットが前記バーコード領
    域内に位置するか否かを判定する周期比較部とを含む、
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記バーコード領域判定部は、前記光
    ディスクの11/12周回転に相当する時間以上の所定
    期間において、前記光ビームスポットが前記バーコード
    領域内に位置するか否かを判定する、請求項1に記載の
    光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記バーコード領域判定部は、 前記光ヘッドから出力される信号を平滑化した平滑信号
    を出力する平滑部と、 前記平滑信号が所定量以上変化する時間と所定の時間と
    を比較して、前記光ビームスポットが前記バーコード領
    域内に位置するか否かを判定する比較部とを備える、請
    求項1に記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記バーコード領域判定部は、 前記光ヘッドから出力される信号から振幅信号を生成す
    る振幅信号生成部と、 前記振幅信号生成部によって生成された振幅信号が所定
    量以上変化する時間と所定の時間とを比較して、前記光
    ビームスポットが前記バーコード領域内に位置するか否
    かを判定する比較部とを備える、請求項1に記載の光デ
    ィスク装置。
  13. 【請求項13】 前記バーコード領域にはバーコードデ
    ータが記録され、 前記光ビームスポットが前記バーコード領域内に位置す
    ると判定された場合、前記光ヘッドから出力される信号
    に応じて、前記バーコードデータを再生するバーコード
    データ再生部と、前記再生したバーコードデータを記憶
    するバーコードデータ記憶部をさらに備える、請求項1
    に記載の光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記制御部が前記光ヘッドを制御する
    ことにより、前記光ビームスポットが移動した位置を測
    定する位置測定部と、 前記光ビームスポットが前記バーコード領域内に位置す
    ると判定された位置を記憶する位置記憶部とをさらに備
    える、請求項1に記載の光ディスク装置。
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