JP2002216349A - 光記録方法および光記録装置 - Google Patents

光記録方法および光記録装置

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JP2002216349A
JP2002216349A JP2001014300A JP2001014300A JP2002216349A JP 2002216349 A JP2002216349 A JP 2002216349A JP 2001014300 A JP2001014300 A JP 2001014300A JP 2001014300 A JP2001014300 A JP 2001014300A JP 2002216349 A JP2002216349 A JP 2002216349A
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JP
Japan
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recording
pulse
optical recording
laser
wavelength
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JP2001014300A
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English (en)
Inventor
Hideji Takeshima
秀治 竹島
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーの波長変動に対応し、最適な状
態を維持した記録を可能にする。 【解決手段】 光記録媒体に対し、マーク長変調記録方
式にて情報を記録する際に、一つの記録マークを形成す
るための記録パルスとして複数の短パルスからなるパル
ス列を用いる光記録方法において、記録に用いるレーザ
ーの波長変動および/またはレーザー周辺の温度変動に
対応して、該パルス列を構成する各短パルスのパルス幅
および/または強度を変化させて、記録マークの形状を
制御することを特徴とする光記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、光記録方法および光記録装置に関する。これ
らは特に、記録に用いるレーザーの波長や温度が変動し
ても良好なデータの記録特性を維持するに効果的であ
る。
【0001】
【発明の属する技術分野】現在、CD−R、CD−R
W、MO等の各種光記録媒体は、大容量の情報を記憶で
き、ランダムアクセスが容易であるために、コンピュー
タのような情報処理装置における外部記憶装置として広
く認知され普及しつつある。さらに取り扱う情報量の増
大により、記録密度の高めることが望まれている。
【0002】現在は一般に、光記録媒体への記録には、
記録マークの前後のエッジ位置がデジタル信号の1に対
応するマーク長変調記録方式が使用されている。この方
式では、記録マークの長さが情報を持つため、記録マー
クを歪みなく、すなわち前後対称に記録する必要があ
る。しかし光記録媒体に信号を記録する場合には、レー
ザー照射部は蓄熱効果により照射開始点より終点のほう
が高温に達するため、記録マークが先端部で細く終端部
で太くなり涙滴状に歪むという問題があった。これは再
生波形の歪みを引き起こすために、記録した信号が正し
く読み出せないという事態の原因となる場合があった。
【0003】これを解決し記録マークの歪みを低減する
ために、現在の多くの光記録媒体では、一つの記録マー
クを複数の短パルス列の照射により形成する方法が取ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】情報の記録に用いるレ
ーザーは、レーザー周囲の温度、発光時間、発光パワー
等の使用環境によりレーザー自体の温度が変動し、それ
に伴って発光波長が変動する。この波長の変動により、
記録膜に吸収される光量や記録面に集光されるスポット
形状が変動し、最適な状態で記録ができず、記録密度の
増大を妨げる一因となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、この
レーザー波長の変動により、記録膜に吸収される光量や
記録面に集光されるスポット形状が変化することに対応
して、最適な状態での記録が保持可能な仕組みを考案
し、本発明に至った。即ち本発明は、光記録媒体に対
し、マーク長変調記録方式にて情報を記録する際に、一
つの記録マークを形成するための記録パルスとして複数
の短パルスからなるパルス列を用いる光記録方法におい
て、記録に用いるレーザーの波長変動および/またはレ
ーザー周辺の温度変動に対応して、該パルス列を構成す
る各短パルスのパルス幅および/または強度を変化させ
て、記録マークの形状を制御することを特徴とする、光
記録方法に存する。
【0006】更に本発明は、光記録媒体に対し、マーク
長変調記録方式にて情報を記録する際に、一つの記録マ
ークを形成するための記録パルスとして複数の短パルス
からなるパルス列を用いる光記録装置において、記録に
用いるレーザーの波長変動および/またはレーザー周辺
の温度変動に対応して、該パルス列を構成する各短パル
スのパルス幅および/または強度を変化させて、記録マ
ークの形状を制御することを特徴とする、光記録装置に
存する。
【0007】なお本発明は、前述したレーザー周辺温度
の変動によるレーザー波長の変動だけでなく、レーザー
個々の波長のばらつきにも適用可能である。特に記録マ
ーク形成用のレーザーの波長が、その光記録媒体の記録
に使用する標準的な波長より長い場合には、集光スポッ
トが大きくなるため記録品質が劣化する。また記録に必
要なレーザーパワーが増大するという問題がある。本発
明は、このようなレーザー個々の波長のばらつき(特
に、標準的波長より長波長化したもの)の是正に用いた
場合、有効性が顕著にあらわれる。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明は、例えば、光吸収量の波
長依存性が大きい、有機色素を含む記録膜を使用してい
る光記録媒体に適用した場合、特に効果が顕著に現れ
る。以下、有機色素系光記録媒体の一例であるDVD−
Rへの情報記録を例に、本発明を説明する。
【0009】光記録装置において、情報の記録に用いる
レーザーは、レーザー周囲の温度、発光時間、発光パワ
ー等の使用環境によりレーザー自体の温度が変動する。
通常、光記録装置の使用環境は5度から55度程度であ
るが、レーザー周辺温度は、自身の発光のため70度程
度まで上昇する。このレーザー周辺の温度変動に伴い、
該レーザーの発光波長は変動する。通常、レーザーの発
光波長は0.2nm/℃で変動する。例えば、25℃で
発光波長が635nmのレーザーは、5℃では631n
m、70℃では644nmとなる。
【0010】このようにレーザーの発光波長が変動する
と、同じエネルギー量のレーザー光を光記録媒体に照射
しても、記録膜に吸収される光量や記録面に集光される
スポット形状が変動する。このため、最適な状態の記録
マークを与える、パルス列を構成する各短パルスのパル
ス幅および/または強度の組み合わせ(以下「記録パル
ス波形」と称することがある)は、レーザーの発光波長
の変動に伴って変動することとなる。したがって、レー
ザーの発光波長の変動に伴い、その波長変動に対応して
記録パルス波形を制御することにより、常に良好な記録
特性を維持することが可能となる。
【0011】図1に、DVD−Rディスクへの記録に用
いられる一般的な記録パルス波形の概略図を示した。こ
こでTは1チャンネルクロック(基準クロック周期)の
時間であり、Ppはピークパワー、Pbはバイアスパワ
ーを表す。長さnT(n≧4の整数)の記録パルスは、
通常先頭パルスと(n−3)個の後続パルスとの組み合
わせで構成される。
【0012】DVD−Rの場合は通常、3T〜14Tの
記録パルスが用いられ、長さ3Tの記録パルスだけは先
頭パルスのみの単一のパルスで構成される。図1に示し
たのは長さ3Tと7Tのパルス列である。図中、Tto
pは先頭パルスのパルス幅を、Tmpは後続パルスのパ
ルス幅を示す。通常、先頭パルスおよび後続パルスの標
準的なパルス幅および強度は規格で決められており、ま
た1つの記録マーク形成に用いられる個々の後続パルス
のパルス幅は同じである。本発明では、この図の先頭パ
ルスおよび各後続パルスのパルス幅および/または強度
を、各々独立に、記録光として使用するレーザーの発光
波長に適した値とすれば良い。
【0013】レーザー波長の変動は、波長を直接測定し
てもよいが、上述したレーザー周辺温度と発光波長の関
係から、レーザー周辺の温度を検出することで間接的に
検出可能である。このため、レーザー周辺の温度によっ
て、記録パルス波形を変化させても同様の効果が得られ
る。本発明の光記録装置の仕組みとしては、例えば光記
録媒体付近に設けた波長測定用のセンサーにて、記録を
開始する直前に、記録用ピックアップから出射されるレ
ーザー光の波長を測定し、該波長情報をもとに記録装置
内の制御部にて適切な記録パルス波形を随時選択し、情
報の記録に適用する。またレーザー周辺温度に応じて記
録パルス波形を変化させる場合にも、同様に光記録媒体
周辺に温度センサーを設け、該センサーが検知したレー
ザー周辺温度を元に、適切な記録パルス波形を選択・適
用する。
【0014】なお記録パルス波形の切り替えは、外部か
らの入力にて行っても良いが、センサーにて検知した情
報を元に、随時自動的に切り替わって行くほうが操作上
もきめ細かく制御できる点でも好ましい。以下、具体例
を用いて本発明を説明する。光吸収量の波長依存性が大
きい、有機色素を含む記録膜を使用している光記録媒体
の場合、記録再生用レーザーの波長が記録膜の吸収が大
きい方へシフトすると、記録マーク形成のために照射す
るエネルギーをより小さく、記録膜の吸収が小さい方へ
レーザー波長がシフトすると、同じ大きさの記録マーク
形成の為に照射するエネルギーをより大きくするよう、
記録パルス波形を変化させることにより、各レーザー波
長で常に良好な記録信号特性が得られるようになる。
【0015】照射するエネルギー量は、TtopやTm
pを変化させることにより調節しても良いし、パルス列
を構成する個々のパルスのPpやPbを、一律に、また
は独立に変化させて、1つの記録マーク形成に費やすエ
ネルギー量をコントロールしても良い。パルス幅の調整
により本発明を実現するほうが、高速での記録再生時の
アクセスへの対応が容易であり、制御も容易であるため
好ましい。
【0016】含金属アゾ色素層を有するDVD−Rディ
スクを、波長635nmのレーザーを有し、開口数0.
60の対物レンズを有する光記録装置で記録再生した場
合の最適な記録パルス波形は、図1の記録パルス波形を
用いると、Ttopが1.05T、Tmpは0.50T
である。一方、同じ含金属アゾ色素層を有するDVD−
Rディスクを、波長650nmのレーザーを有し、開口
数0.60の対物レンズを有する光記録装置で記録再生
した場合の最適な記録パルス波形は、図1の記録パルス
波形を用いると、Ttopが1.60T、Tmpは0.
65Tとなる。
【0017】この様に、記録波長により最適なTto
p、Tmpの長さが異なるため、発光波長を検出して、
その波長に最適なTtop、Tmpの長さで記録を行う
と、常に良好な記録信号特性を得ることが可能となる。
例えば、635nmと650nmのTtop、Tmpの
最適な長さから、波長λの時のTtop、Tmpの最適
な長さを下記の様に求めてやれば良い。
【0018】
【数1】
【0019】また、レーザーの発光波長は0.2nm/
℃で変化するため、レーザー周辺温度を検出することに
より、レーザー発光波長を求めることができる。例え
ば、25℃で635nmのレーザーを用いた場合、温度
t(℃)での発光波長は
【0020】
【数2】 λ(t)=635+(t―25)×0.2 式(3) となるため、式(3)を式(1)、(2)に代入するこ
とにより、下記の関係が導き出せる。
【0021】
【数3】
【0022】この式に従って、レーザー周辺温度t
(℃)を検出して、Ttop、Tmpを求めて、これを
用いて記録することにより、良好な記録特性を得ること
が可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明により、高い記録密度において
も、記録装置が置かれる環境によらず、良好な特性で記
録可能な記録方法、及び、記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−Rディスクへの記録に用いられる一般
的な記録パルス波形の概略図を表す。
【符号の説明】
Pp ピークパワー Pb バイアスパワー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に対し、マーク長変調記録方
    式にて情報を記録する際に、一つの記録マークを形成す
    るための記録パルスとして複数の短パルスからなるパル
    ス列を用いる光記録方法において、記録に用いるレーザ
    ーの波長変動および/またはレーザー周辺の温度変動に
    対応して、該パルス列を構成する各短パルスのパルス幅
    および/または強度を変化させて、記録マークの形状を
    制御することを特徴とする光記録方法。
  2. 【請求項2】 光記録媒体が、有機色素を含む記録膜を
    有することを特徴とする請求項1に記載の光記録方法。
  3. 【請求項3】 光記録媒体に対し、マーク長変調記録方
    式にて情報を記録する際に、一つの記録マークを形成す
    るための記録パルスとして複数の短パルスからなるパル
    ス列を用いる光記録装置において、記録に用いるレーザ
    ーの波長変動および/またはレーザー周辺の温度変動に
    対応して、該パルス列を構成する各短パルスのパルス幅
    および/または強度を変動させることを特徴とする光記
    録装置。
  4. 【請求項4】 光記録媒体が有機色素を含む記録膜を有
    する光記録媒体である、請求項3に記載の光記録装置。
JP2001014300A 2001-01-23 2001-01-23 光記録方法および光記録装置 Pending JP2002216349A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7457225B2 (en) 2003-11-26 2008-11-25 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for recording data in optical recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7457225B2 (en) 2003-11-26 2008-11-25 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for recording data in optical recording medium

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