JP2002216319A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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- JP2002216319A JP2002216319A JP2001010441A JP2001010441A JP2002216319A JP 2002216319 A JP2002216319 A JP 2002216319A JP 2001010441 A JP2001010441 A JP 2001010441A JP 2001010441 A JP2001010441 A JP 2001010441A JP 2002216319 A JP2002216319 A JP 2002216319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭いトラック幅を有する薄膜磁気ヘッドを比
較的少ない製造コストで製造することができる薄膜磁気
ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 薄膜20を形成する工程と、薄膜20上
に端部に切れ込み形状21Aを有する第1のマスク21
を形成する工程と、この第1のマスク21を用いて薄膜
20のパターンの一部を形成する工程と、第1のマスク
21を用いて第1のマスク21とは材料の異なる第2の
マスク14を薄膜20上に形成する工程と、第1のマス
ク21を選択的に除去して第2のマスク14を残す工程
と、第2のマスク14を用いて薄膜20のパターンの他
の一部を形成する工程とを有して薄膜磁気ヘッドを製造
する。
較的少ない製造コストで製造することができる薄膜磁気
ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 薄膜20を形成する工程と、薄膜20上
に端部に切れ込み形状21Aを有する第1のマスク21
を形成する工程と、この第1のマスク21を用いて薄膜
20のパターンの一部を形成する工程と、第1のマスク
21を用いて第1のマスク21とは材料の異なる第2の
マスク14を薄膜20上に形成する工程と、第1のマス
ク21を選択的に除去して第2のマスク14を残す工程
と、第2のマスク14を用いて薄膜20のパターンの他
の一部を形成する工程とを有して薄膜磁気ヘッドを製造
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気抵抗効
果型ヘッド等の薄膜磁気ヘッドの製造に用いて好適な薄
膜磁気ヘッドの製造方法に係わる。
果型ヘッド等の薄膜磁気ヘッドの製造に用いて好適な薄
膜磁気ヘッドの製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体の高記録密度化に対
応して、薄膜磁気ヘッドの微細化、特に記録トラック幅
と再生トラック幅を狭くすることに対する要求が高まっ
ている。
応して、薄膜磁気ヘッドの微細化、特に記録トラック幅
と再生トラック幅を狭くすることに対する要求が高まっ
ている。
【0003】従来の技術において、記録トラック幅と再
生トラック幅を狭く形成するためには、パターニングマ
スクとなるフォトレジストの解像度やフレームメッキ法
に用いられるレジストフレームの解像度を上げていく手
法をとるしかなかった。
生トラック幅を狭く形成するためには、パターニングマ
スクとなるフォトレジストの解像度やフレームメッキ法
に用いられるレジストフレームの解像度を上げていく手
法をとるしかなかった。
【0004】従来は、このためにG線ステッパー、I線
ステッパー、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレ
ーザ、電子線描画といったように、高分解能の露光・描
画装置を順次導入することにより、フォトレジストやレ
ジストフレームの解像度を向上させて、より狭い記録ト
ラック及び再生トラックを達成してきた。
ステッパー、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレ
ーザ、電子線描画といったように、高分解能の露光・描
画装置を順次導入することにより、フォトレジストやレ
ジストフレームの解像度を向上させて、より狭い記録ト
ラック及び再生トラックを達成してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置は高分解能なものになるほど、装置の価格が高額
になり、ばく大な設備投資が必要になるという問題があ
る。また、高分解能なものになるほど、露光・描画の可
能な範囲が狭くなったり、露光・描画に要する時間が長
くかかったりする。
の装置は高分解能なものになるほど、装置の価格が高額
になり、ばく大な設備投資が必要になるという問題があ
る。また、高分解能なものになるほど、露光・描画の可
能な範囲が狭くなったり、露光・描画に要する時間が長
くかかったりする。
【0006】このため、記録トラック及び再生トラック
が狭くなるに従って、製造コストの増大を招いてしまっ
ていた。
が狭くなるに従って、製造コストの増大を招いてしまっ
ていた。
【0007】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、狭いトラック幅を有する薄膜磁気ヘッドを比較
的少ない製造コストで製造することができる薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法を提供するものである。
いては、狭いトラック幅を有する薄膜磁気ヘッドを比較
的少ない製造コストで製造することができる薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
の製造方法は、薄膜を形成する工程と、この薄膜上に端
部に切れ込み形状を有する第1のマスクを形成する工程
と、この第1のマスクを用いて薄膜のパターンの一部を
形成する工程と、第1のマスクを用いて第1のマスクと
は材料の異なる第2のマスクを薄膜上に形成する工程
と、第1のマスクを選択的に除去して第2のマスクを残
す工程と、第2のマスクを用いて薄膜のパターンの他の
一部を形成する工程とを有するものである。
の製造方法は、薄膜を形成する工程と、この薄膜上に端
部に切れ込み形状を有する第1のマスクを形成する工程
と、この第1のマスクを用いて薄膜のパターンの一部を
形成する工程と、第1のマスクを用いて第1のマスクと
は材料の異なる第2のマスクを薄膜上に形成する工程
と、第1のマスクを選択的に除去して第2のマスクを残
す工程と、第2のマスクを用いて薄膜のパターンの他の
一部を形成する工程とを有するものである。
【0009】上述の本発明製法によれば、端部に切れ込
み形状を有する第1のマスクを用いて薄膜のパターンの
一部を形成し、さらに同じ切れ込み形状を有する第1の
マスクを用いることにより、パターンの一部(例えば一
側面)が形成された薄膜の上を覆うように第2のマスク
を形成することが可能になる。また、第2のマスクは第
1のマスクとは材料が異なるため、後に選択的に第1の
マスクを除去して第2のマスクを残すことが可能にな
る。そして、パターンの一部(例えば一側面)が形成さ
れた薄膜を覆った第2のマスクを用いて薄膜のパターン
の他の一部(例えば他の側面)を形成するため、この薄
膜のパターンの他の一部(例えば他の側面)を先に形成
したパターンの一部(例えば一側面)に近い位置とする
ことが可能になる。
み形状を有する第1のマスクを用いて薄膜のパターンの
一部を形成し、さらに同じ切れ込み形状を有する第1の
マスクを用いることにより、パターンの一部(例えば一
側面)が形成された薄膜の上を覆うように第2のマスク
を形成することが可能になる。また、第2のマスクは第
1のマスクとは材料が異なるため、後に選択的に第1の
マスクを除去して第2のマスクを残すことが可能にな
る。そして、パターンの一部(例えば一側面)が形成さ
れた薄膜を覆った第2のマスクを用いて薄膜のパターン
の他の一部(例えば他の側面)を形成するため、この薄
膜のパターンの他の一部(例えば他の側面)を先に形成
したパターンの一部(例えば一側面)に近い位置とする
ことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、薄膜を形成する工程
と、薄膜上に端部に切れ込み形状を有する第1のマスク
を形成する工程と、第1のマスクを用いて薄膜のパター
ンの一部を形成する工程と、第1のマスクを用いて第1
のマスクとは材料の異なる第2のマスクを薄膜上に形成
する工程と、第1のマスクを選択的に除去して第2のマ
スクを残す工程と、第2のマスクを用いて薄膜のパター
ンの他の一部を形成する工程とを有する薄膜磁気ヘッド
の製造方法である。
と、薄膜上に端部に切れ込み形状を有する第1のマスク
を形成する工程と、第1のマスクを用いて薄膜のパター
ンの一部を形成する工程と、第1のマスクを用いて第1
のマスクとは材料の異なる第2のマスクを薄膜上に形成
する工程と、第1のマスクを選択的に除去して第2のマ
スクを残す工程と、第2のマスクを用いて薄膜のパター
ンの他の一部を形成する工程とを有する薄膜磁気ヘッド
の製造方法である。
【0011】まず、図1に本発明を適用する薄膜磁気ヘ
ッドの概略構成図(要部の断面図)を示す。この図1
は、薄膜磁気ヘッド10が磁気記録媒体に対向するヘッ
ド摺動面に平行な面における断面図である。
ッドの概略構成図(要部の断面図)を示す。この図1
は、薄膜磁気ヘッド10が磁気記録媒体に対向するヘッ
ド摺動面に平行な面における断面図である。
【0012】この薄膜磁気ヘッド10は、例えば基板上
に下部磁性コアや下部ギャップ膜が形成された基体から
成る下地11上に、巨大磁気抵抗効果を有する薄膜を含
む例えば積層構造により構成された巨大磁気抵抗効果素
子(GMR素子)12が所定のトラック幅Twを有する
ように形成されている。
に下部磁性コアや下部ギャップ膜が形成された基体から
成る下地11上に、巨大磁気抵抗効果を有する薄膜を含
む例えば積層構造により構成された巨大磁気抵抗効果素
子(GMR素子)12が所定のトラック幅Twを有する
ように形成されている。
【0013】このGMR素子12の左側には、高抵抗も
しくは絶縁性のハード膜(硬磁性膜)13が形成されて
いる。高抵抗のハード膜としては、例えばCo−γFe
2 O 3 膜を用いることができる。またGMR素子12の
上には、GMR素子12に電気的に接続されて電極膜1
4が形成されている。GMR素子12の右側及び電極膜
14の上には、GMR素子12の左側のハード膜13と
同じ材料の高抵抗もしくは絶縁性のハード膜(硬磁性
膜)15が形成されている。
しくは絶縁性のハード膜(硬磁性膜)13が形成されて
いる。高抵抗のハード膜としては、例えばCo−γFe
2 O 3 膜を用いることができる。またGMR素子12の
上には、GMR素子12に電気的に接続されて電極膜1
4が形成されている。GMR素子12の右側及び電極膜
14の上には、GMR素子12の左側のハード膜13と
同じ材料の高抵抗もしくは絶縁性のハード膜(硬磁性
膜)15が形成されている。
【0014】さらに、図示しないがハード膜15上には
上部ギャップ膜や上部磁性コアが形成されて、GMR素
子12を備えた薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10が
構成される。
上部ギャップ膜や上部磁性コアが形成されて、GMR素
子12を備えた薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10が
構成される。
【0015】このように構成されていることにより、電
極膜14を通じてGMR素子12に対して膜面に垂直な
方向のセンス電流Iを流すことができる。即ちいわゆる
CPP(Current Perpendicular to the Plane)構造の
GMRヘッド10を構成している。
極膜14を通じてGMR素子12に対して膜面に垂直な
方向のセンス電流Iを流すことができる。即ちいわゆる
CPP(Current Perpendicular to the Plane)構造の
GMRヘッド10を構成している。
【0016】また、GMR素子12は、図示しないが、
非磁性導電膜を介して上下に配置された2層の磁性膜の
一方が磁化が固定された磁化固定層として、他方が外部
からの磁界に対応して磁化が自由に変化する磁化自由層
として構成される。外部からの磁界に対応して磁化自由
層の磁化が変化することにより、GMR素子12の抵抗
値が変化する。
非磁性導電膜を介して上下に配置された2層の磁性膜の
一方が磁化が固定された磁化固定層として、他方が外部
からの磁界に対応して磁化が自由に変化する磁化自由層
として構成される。外部からの磁界に対応して磁化自由
層の磁化が変化することにより、GMR素子12の抵抗
値が変化する。
【0017】そして、GMR素子12の左側に配置され
たハード膜13と右側に配置されたハード膜15とによ
って、GMR素子12に対して膜面に平行な方向にハー
ドバイアス磁界をかけることができ、磁化固定層の磁化
の向きを所望の巨大磁気抵抗効果が得られるような向き
に固定することが可能になる。
たハード膜13と右側に配置されたハード膜15とによ
って、GMR素子12に対して膜面に平行な方向にハー
ドバイアス磁界をかけることができ、磁化固定層の磁化
の向きを所望の巨大磁気抵抗効果が得られるような向き
に固定することが可能になる。
【0018】続いて、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方
法の一実施の形態として、図1に示した薄膜磁気ヘッド
10の製造工程を説明する。
法の一実施の形態として、図1に示した薄膜磁気ヘッド
10の製造工程を説明する。
【0019】図2Aに示すように、下地(例えば下部ギ
ャップ膜)11上に、GMR素子12を構成する積層構
造の各層を順次成膜してGMR膜20を形成する。その
後、GMR膜20上に、第1のマスクとして端部に切れ
込み形状(オーバーハング構造)を有するフォトレジス
ト21を形成する。このフォトレジスト21の上部の側
面は、膜面に垂直な方向から傾斜した斜面とする。ま
た、フォトレジスト21の切れ込み形状の部分21A
は、フォトレジスト21の内側(図中右側)に後退した
曲面として形成され、GMR膜20に接する下端に向か
うに従いフォトレジスト21の幅が狭くなるようになっ
ている。この切れ込み形状を有するフォトレジスト21
は、従来公知の方法により形成することができる。
ャップ膜)11上に、GMR素子12を構成する積層構
造の各層を順次成膜してGMR膜20を形成する。その
後、GMR膜20上に、第1のマスクとして端部に切れ
込み形状(オーバーハング構造)を有するフォトレジス
ト21を形成する。このフォトレジスト21の上部の側
面は、膜面に垂直な方向から傾斜した斜面とする。ま
た、フォトレジスト21の切れ込み形状の部分21A
は、フォトレジスト21の内側(図中右側)に後退した
曲面として形成され、GMR膜20に接する下端に向か
うに従いフォトレジスト21の幅が狭くなるようになっ
ている。この切れ込み形状を有するフォトレジスト21
は、従来公知の方法により形成することができる。
【0020】続いて、図2Bに示すように、第1のマス
クであるフォトレジスト21をマスクとして用いて、例
えばイオンミリングによってGMR膜20に対してエッ
チングを行う。これにより、GMR膜20のフォトレジ
スト21に覆われていない部分が除去されて、GMR膜
20がパターニングされ、GMR素子12のパターンの
一部(左側面)を形成することができる。尚、フォトレ
ジスト21の上部の側面が斜面となっているため、これ
に対応してGMR膜20の左側面も斜面状となる。
クであるフォトレジスト21をマスクとして用いて、例
えばイオンミリングによってGMR膜20に対してエッ
チングを行う。これにより、GMR膜20のフォトレジ
スト21に覆われていない部分が除去されて、GMR膜
20がパターニングされ、GMR素子12のパターンの
一部(左側面)を形成することができる。尚、フォトレ
ジスト21の上部の側面が斜面となっているため、これ
に対応してGMR膜20の左側面も斜面状となる。
【0021】次に、図2Cに示すように、切れ込み形状
を有するフォトレジスト21をマスクとして用いて、矢
印で示す膜面に垂直な方向のイオンビームスパッタ22
によりハード膜(硬磁性膜)13例えば高抵抗のCo−
γFe2 O3 膜を成膜する。このとき、フォトレジスト
21上にもハード膜13が成膜される。
を有するフォトレジスト21をマスクとして用いて、矢
印で示す膜面に垂直な方向のイオンビームスパッタ22
によりハード膜(硬磁性膜)13例えば高抵抗のCo−
γFe2 O3 膜を成膜する。このとき、フォトレジスト
21上にもハード膜13が成膜される。
【0022】続いて、図3Dに示すように、第1のマス
クである切れ込み形状を有するフォトレジスト21をマ
スクとして用いて、矢印で示す膜面に対して斜め方向の
イオンビームスパッタ23により、第2のマスクとなる
電極膜14例えばTa,Cr,Au等の金属膜を成膜す
る。ここで、膜面に対して斜め方向のイオンビームスパ
ッタ23を行っているため、フォトレジスト21の切れ
込み形状の部分21Aに入り込むように電極膜14が形
成され、ハード膜13上だけでなくGMR膜20上にも
わたって電極膜14が形成される。このとき、フォトレ
ジスト21上にも電極膜14が成膜される。
クである切れ込み形状を有するフォトレジスト21をマ
スクとして用いて、矢印で示す膜面に対して斜め方向の
イオンビームスパッタ23により、第2のマスクとなる
電極膜14例えばTa,Cr,Au等の金属膜を成膜す
る。ここで、膜面に対して斜め方向のイオンビームスパ
ッタ23を行っているため、フォトレジスト21の切れ
込み形状の部分21Aに入り込むように電極膜14が形
成され、ハード膜13上だけでなくGMR膜20上にも
わたって電極膜14が形成される。このとき、フォトレ
ジスト21上にも電極膜14が成膜される。
【0023】次に、切れ込み形状を有するフォトレジス
ト21をリフトオフする。これにより、フォトレジスト
21と共にフォトレジスト21上のハード膜13及び電
極膜14も除去される。その結果、図3Eに示すよう
に、GMR膜20とハード膜13、並びにこれらGMR
膜20及びハード膜13上の電極膜14が残る。
ト21をリフトオフする。これにより、フォトレジスト
21と共にフォトレジスト21上のハード膜13及び電
極膜14も除去される。その結果、図3Eに示すよう
に、GMR膜20とハード膜13、並びにこれらGMR
膜20及びハード膜13上の電極膜14が残る。
【0024】続いて、図4Fに示すように、第2のマス
クである電極膜14をマスクとして用いて、イオンミリ
ング等により全面的にエッチングを行うことにより、G
MR膜20に対してパターニングを行って、GMR素子
12のパターンの他の一部、この場合は右側面を形成す
る。このとき、エッチングの深さはGMR膜20が除去
される深さに設定する。これにより、GMR素子12が
トラック幅Twに対応する狭い幅に形成される。即ち第
2のマスクである電極膜14がGMR膜20の上にオー
バーラップしていた部分によって、その下のGMR膜2
0が除去されずに残り、この残った部分をGMR素子1
2として利用することが可能になる。
クである電極膜14をマスクとして用いて、イオンミリ
ング等により全面的にエッチングを行うことにより、G
MR膜20に対してパターニングを行って、GMR素子
12のパターンの他の一部、この場合は右側面を形成す
る。このとき、エッチングの深さはGMR膜20が除去
される深さに設定する。これにより、GMR素子12が
トラック幅Twに対応する狭い幅に形成される。即ち第
2のマスクである電極膜14がGMR膜20の上にオー
バーラップしていた部分によって、その下のGMR膜2
0が除去されずに残り、この残った部分をGMR素子1
2として利用することが可能になる。
【0025】尚、電極膜14はこのエッチングにより先
端部が左側に後退する。そこで、図3Eに示した電極膜
14の成膜工程において、このエッチングにより後退す
る分を見越して厚く形成しておく。
端部が左側に後退する。そこで、図3Eに示した電極膜
14の成膜工程において、このエッチングにより後退す
る分を見越して厚く形成しておく。
【0026】さらに、図4Gに示すように、全体を覆っ
てハード膜15例えば高抵抗のCo−γFe2 O3 膜を
成膜する。これにより、GMR素子12の右側にもハー
ド膜15が配置され、GMR素子12の両側からハード
バイアス磁界をかけることが可能になる。
てハード膜15例えば高抵抗のCo−γFe2 O3 膜を
成膜する。これにより、GMR素子12の右側にもハー
ド膜15が配置され、GMR素子12の両側からハード
バイアス磁界をかけることが可能になる。
【0027】その後は、図示しないが、ハード膜15上
に上部ギャップ膜や上部磁性コアを形成する。このよう
にして、図1に示した薄膜磁気ヘッド10を製造するこ
とができる。
に上部ギャップ膜や上部磁性コアを形成する。このよう
にして、図1に示した薄膜磁気ヘッド10を製造するこ
とができる。
【0028】本実施の形態の薄膜磁気ヘッド10の製造
方法は、リフトオフ用のフォトレジスト21の切れ込み
形状の部分21Aと指向性の高いイオンビームスパッタ
23による電極膜14の成膜とに特徴を有している。こ
れらにより、薄膜磁気ヘッド10のトラック幅Twに対
応するGMR素子12の幅を狭く形成し、例えば0.1
μm以下に形成することが可能になる。
方法は、リフトオフ用のフォトレジスト21の切れ込み
形状の部分21Aと指向性の高いイオンビームスパッタ
23による電極膜14の成膜とに特徴を有している。こ
れらにより、薄膜磁気ヘッド10のトラック幅Twに対
応するGMR素子12の幅を狭く形成し、例えば0.1
μm以下に形成することが可能になる。
【0029】また、例えば現像時間や現像液の濃度を変
更することにより、フォトレジスト21の切れ込み形状
21Aの幅Dを変更することが可能である。そして、フ
ォトレジスト21として通常のフォトレジストを用いて
も、フォトレジスト21の切れ込み形状21Aの幅Dを
0.1〜0.3μmとすることが可能である。この切れ
込み形状21Aの幅Dが0.1〜0.3μmであるフォ
トレジスト21を利用して、GMR素子12の幅を0.
1μm以下にすることが可能である。
更することにより、フォトレジスト21の切れ込み形状
21Aの幅Dを変更することが可能である。そして、フ
ォトレジスト21として通常のフォトレジストを用いて
も、フォトレジスト21の切れ込み形状21Aの幅Dを
0.1〜0.3μmとすることが可能である。この切れ
込み形状21Aの幅Dが0.1〜0.3μmであるフォ
トレジスト21を利用して、GMR素子12の幅を0.
1μm以下にすることが可能である。
【0030】切れ込み形状を有するフォトレジスト21
は、切れ込み形状の部分21Aとその上の(幅の広い)
部分とについて、これらを同一材料のレジストにより一
体形成する方法と、これらをそれぞれ異なるレジストに
より形成して積層構造とする方法とが考えられる。
は、切れ込み形状の部分21Aとその上の(幅の広い)
部分とについて、これらを同一材料のレジストにより一
体形成する方法と、これらをそれぞれ異なるレジストに
より形成して積層構造とする方法とが考えられる。
【0031】まず、切れ込み形状を有するフォトレジス
ト21を同一材料のレジストにより一体形成する場合に
は、例えばフォトレジスト21に溶解促進剤を含有させ
る。そして、露光装置によりフォトレジスト21を露光
した後に、フォトレジスト21に対してPEB(ポスト
エクスポージャーベーク)を行う。このPEBの条件
は、例えば温度120℃・時間は90秒とする。このP
EBにより、溶解促進剤がフォトレジスト21の下側に
偏析するため、フォトレジスト21の下側の現像速度が
速くなる。
ト21を同一材料のレジストにより一体形成する場合に
は、例えばフォトレジスト21に溶解促進剤を含有させ
る。そして、露光装置によりフォトレジスト21を露光
した後に、フォトレジスト21に対してPEB(ポスト
エクスポージャーベーク)を行う。このPEBの条件
は、例えば温度120℃・時間は90秒とする。このP
EBにより、溶解促進剤がフォトレジスト21の下側に
偏析するため、フォトレジスト21の下側の現像速度が
速くなる。
【0032】そして、フォトレジスト21の厚さ、溶解
促進剤の添加量、PEBの温度・時間等の条件を一定に
制御すれば、後に形成される切れ込み形状21Aの幅D
を一定に制御することが可能である。
促進剤の添加量、PEBの温度・時間等の条件を一定に
制御すれば、後に形成される切れ込み形状21Aの幅D
を一定に制御することが可能である。
【0033】一方、切れ込み形状を有するフォトレジス
ト21を、異なるレジストにより切れ込み形状の部分2
1Aとその上の(幅の広い)部分とをそれぞれ形成して
積層構造とする場合には、下層のレジストを上層のレジ
ストより現像液により溶解しやすいレジストとする。こ
れにより、現像の際に下層のレジストが速く溶解して、
下層のレジストに切れ込み形状21Aが形成される。
ト21を、異なるレジストにより切れ込み形状の部分2
1Aとその上の(幅の広い)部分とをそれぞれ形成して
積層構造とする場合には、下層のレジストを上層のレジ
ストより現像液により溶解しやすいレジストとする。こ
れにより、現像の際に下層のレジストが速く溶解して、
下層のレジストに切れ込み形状21Aが形成される。
【0034】尚、第2のマスクである電極膜14の成膜
方法は、上述のイオンビームスパッタ23に限らず指向
性の高い成膜方法であればよい。そして、指向性の高い
成膜方法により、膜面に対して小さい角度で電極膜14
を成膜して、フォトレジスト21の切れ込み形状の部分
21Aに入り込むようにすることができる。これによ
り、電極膜14がGMR膜20上にオーバーラップして
成膜される。
方法は、上述のイオンビームスパッタ23に限らず指向
性の高い成膜方法であればよい。そして、指向性の高い
成膜方法により、膜面に対して小さい角度で電極膜14
を成膜して、フォトレジスト21の切れ込み形状の部分
21Aに入り込むようにすることができる。これによ
り、電極膜14がGMR膜20上にオーバーラップして
成膜される。
【0035】上述の本実施の形態によれば、第1のマス
クとして端部に切れ込み形状21Aを有するフォトレジ
スト21を用いてGMR膜20をパターニングしてGM
R素子12の一部即ち左側面を形成し、さらに同じ端部
に切れ込み形状21Aを有するフォトレジスト21を用
いることにより、GMR膜20の上を覆うように第2の
マスクとなる電極膜14を成膜することが可能になる。
また、第2のマスクとなる電極膜14は金属等導電性膜
により形成され、第1のマスクのフォトレジスト21と
は材料が異なるため、後に選択的に第1のマスクのフォ
トレジスト21を除去して第2のマスクの電極膜14を
残すことが可能になる。
クとして端部に切れ込み形状21Aを有するフォトレジ
スト21を用いてGMR膜20をパターニングしてGM
R素子12の一部即ち左側面を形成し、さらに同じ端部
に切れ込み形状21Aを有するフォトレジスト21を用
いることにより、GMR膜20の上を覆うように第2の
マスクとなる電極膜14を成膜することが可能になる。
また、第2のマスクとなる電極膜14は金属等導電性膜
により形成され、第1のマスクのフォトレジスト21と
は材料が異なるため、後に選択的に第1のマスクのフォ
トレジスト21を除去して第2のマスクの電極膜14を
残すことが可能になる。
【0036】そして、GMR素子12の左側面が形成さ
れたGMR膜20を覆った電極膜(第2のマスク)14
を用いてGMR膜20をパターニングしてGMR素子1
2の他の一部即ち右側面を形成するため、GMR素子1
2の右側面を先に形成した左側面に近い位置とすること
ができ、その結果GMR素子12が非常に狭い幅に形成
される。これにより、GMR素子12の幅により規定さ
れるトラック幅を非常に狭くすることができ、高性能の
薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10を製造することが
できる。
れたGMR膜20を覆った電極膜(第2のマスク)14
を用いてGMR膜20をパターニングしてGMR素子1
2の他の一部即ち右側面を形成するため、GMR素子1
2の右側面を先に形成した左側面に近い位置とすること
ができ、その結果GMR素子12が非常に狭い幅に形成
される。これにより、GMR素子12の幅により規定さ
れるトラック幅を非常に狭くすることができ、高性能の
薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10を製造することが
できる。
【0037】即ち本実施の形態の製法によれば、0.1
μm以下の狭いトラック幅を有し、高い記録密度を有す
る薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10を、高分解能の
露光装置(ステッパー等)を使用しなくても製造するこ
とが可能となる。
μm以下の狭いトラック幅を有し、高い記録密度を有す
る薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)10を、高分解能の
露光装置(ステッパー等)を使用しなくても製造するこ
とが可能となる。
【0038】ここで、通常のフォトレジストによるパタ
ーニングでは、フォトレジストの両側端部を利用してパ
ターン化したい膜の両側を規定している。このため、パ
ターン化した後の幅はフォトレジストの幅になり、微細
な幅のパターンとするためには、フォトレジストに対し
て高分解能の露光装置を使用して露光する必要がある。
ーニングでは、フォトレジストの両側端部を利用してパ
ターン化したい膜の両側を規定している。このため、パ
ターン化した後の幅はフォトレジストの幅になり、微細
な幅のパターンとするためには、フォトレジストに対し
て高分解能の露光装置を使用して露光する必要がある。
【0039】これに対して、本実施の形態では、切れ込
み形状のあるフォトレジスト21の片側端部のみを利用
して、パターン化したいGMR膜20の両側(左側面及
び右側面)を規定することができる。従って、フォトレ
ジスト21の片側端部のみを利用するので、フォトレジ
スト21の全体の幅は問われないことから、低分解能の
露光装置を使用してフォトレジスト21を広い幅に形成
しても構わないことになる。
み形状のあるフォトレジスト21の片側端部のみを利用
して、パターン化したいGMR膜20の両側(左側面及
び右側面)を規定することができる。従って、フォトレ
ジスト21の片側端部のみを利用するので、フォトレジ
スト21の全体の幅は問われないことから、低分解能の
露光装置を使用してフォトレジスト21を広い幅に形成
しても構わないことになる。
【0040】即ち本実施の形態によれば、比較的低いコ
ストでGMR素子12のパターンを狭い幅に形成して、
トラック幅Twを狭くすることが可能になる。
ストでGMR素子12のパターンを狭い幅に形成して、
トラック幅Twを狭くすることが可能になる。
【0041】また、第2のマスクとなる電極膜14は、
GMR膜20のパターニング後も残り薄膜磁気ヘッド
(GMRヘッド)10を構成する部品となるため、通常
の製造方法により同様の薄膜磁気ヘッド10を製造する
場合と比較して工程数を増加させることがない。また、
複雑な工程を要しないので、容易に薄膜磁気ヘッド(G
MRヘッド)10の製造を行うことができる。
GMR膜20のパターニング後も残り薄膜磁気ヘッド
(GMRヘッド)10を構成する部品となるため、通常
の製造方法により同様の薄膜磁気ヘッド10を製造する
場合と比較して工程数を増加させることがない。また、
複雑な工程を要しないので、容易に薄膜磁気ヘッド(G
MRヘッド)10の製造を行うことができる。
【0042】尚、GMR素子12のパターンの左側面及
び右側面以外のさらに他の部分、即ち図2〜図4の紙面
に垂直な方向の端部のパターニングは、特に限定され
ず、第1のマスクであるフォトレジスト21により行っ
てもよく、その他別工程で形成したマスクにより行って
もよい。また、このパターニングとは別に、GMR素子
12のヘッド摺動面側の端部に対してヘッド摺動面側か
ら研磨を行って、GMR素子12のハイト(ヘッド摺動
面からの膜面方向の高さ)を所定の高さにする工程が行
われる。
び右側面以外のさらに他の部分、即ち図2〜図4の紙面
に垂直な方向の端部のパターニングは、特に限定され
ず、第1のマスクであるフォトレジスト21により行っ
てもよく、その他別工程で形成したマスクにより行って
もよい。また、このパターニングとは別に、GMR素子
12のヘッド摺動面側の端部に対してヘッド摺動面側か
ら研磨を行って、GMR素子12のハイト(ヘッド摺動
面からの膜面方向の高さ)を所定の高さにする工程が行
われる。
【0043】また、本発明製法を適用する薄膜磁気ヘッ
ドの他の形態を図5に示す。図5に示すように、図1の
電極膜14の代わりにAl2 O3 やSiO2 等の絶縁膜
32を設けて、さらにGMR素子12の両側に設けられ
たハード膜31,33をそれぞれ硬磁性金属(CoCr
PtやCoPt等)としてGMRヘッド30を構成する
こともでき、本発明製法を適用することによりこのGM
Rヘッド30を比較的低い製造コストで製造することが
できる。
ドの他の形態を図5に示す。図5に示すように、図1の
電極膜14の代わりにAl2 O3 やSiO2 等の絶縁膜
32を設けて、さらにGMR素子12の両側に設けられ
たハード膜31,33をそれぞれ硬磁性金属(CoCr
PtやCoPt等)としてGMRヘッド30を構成する
こともでき、本発明製法を適用することによりこのGM
Rヘッド30を比較的低い製造コストで製造することが
できる。
【0044】このGMRヘッド30の場合には、硬磁性
金属膜により形成されたハード膜31,33を通じて、
GMR素子12に対して膜面方向にセンス電流Iを流す
ことができる。即ちCIP(Current In the Plane)構
造のGMRヘッド30として使用することができる。
金属膜により形成されたハード膜31,33を通じて、
GMR素子12に対して膜面方向にセンス電流Iを流す
ことができる。即ちCIP(Current In the Plane)構
造のGMRヘッド30として使用することができる。
【0045】また、電極膜14は図1と同じ構成のまま
で、特にハード膜(硬磁性膜)13,15の材料を高抵
抗の絶縁体とすることによって、CPP構造のGMRヘ
ッドやCPP構造のTMR(トンネルMR)ヘッドを構
成することができる。
で、特にハード膜(硬磁性膜)13,15の材料を高抵
抗の絶縁体とすることによって、CPP構造のGMRヘ
ッドやCPP構造のTMR(トンネルMR)ヘッドを構
成することができる。
【0046】上述の実施の形態では、第2のマスクであ
る電極膜14を残しておいて、この電極膜14上を覆っ
てハード膜15を形成している。パターニングの対象の
膜をパターニングした後には、このように第2のマスク
を残しておいてもよく、或いは第2のマスクを除去する
ようにしてもよい。
る電極膜14を残しておいて、この電極膜14上を覆っ
てハード膜15を形成している。パターニングの対象の
膜をパターニングした後には、このように第2のマスク
を残しておいてもよく、或いは第2のマスクを除去する
ようにしてもよい。
【0047】上述の実施の形態では、GMR素子12を
形成するパターニングの場合について説明したが、本発
明製法によるパターニングの対象は特にGMR素子に限
定されるものではない。例えば磁気抵抗効果素子(MR
素子)を有する磁気抵抗効果型ヘッドのMR素子のパタ
ーニングにも、同様に本発明製法を適用することができ
る。
形成するパターニングの場合について説明したが、本発
明製法によるパターニングの対象は特にGMR素子に限
定されるものではない。例えば磁気抵抗効果素子(MR
素子)を有する磁気抵抗効果型ヘッドのMR素子のパタ
ーニングにも、同様に本発明製法を適用することができ
る。
【0048】また、磁気抵抗効果型ヘッド以外の薄膜磁
気ヘッドにも本発明製法を適用することができる。例え
ばインダクティブ型薄膜磁気ヘッドの磁性コアの先端部
分に副磁極を形成する場合において、この副磁極のパタ
ーニングに本発明製法を適用することが可能である。同
様に本発明製法を適用して、例えばインダクティブ型薄
膜磁気ヘッドの磁性コアの先端部分を細くパターニング
することも可能である。
気ヘッドにも本発明製法を適用することができる。例え
ばインダクティブ型薄膜磁気ヘッドの磁性コアの先端部
分に副磁極を形成する場合において、この副磁極のパタ
ーニングに本発明製法を適用することが可能である。同
様に本発明製法を適用して、例えばインダクティブ型薄
膜磁気ヘッドの磁性コアの先端部分を細くパターニング
することも可能である。
【0049】また、本発明製法を応用して、半導体装置
等のその他薄膜のパターニング工程を要する場合におい
て、微細な幅のパターンを少ない製造コストで形成する
ことが可能になる。
等のその他薄膜のパターニング工程を要する場合におい
て、微細な幅のパターンを少ない製造コストで形成する
ことが可能になる。
【0050】本発明製法のパターニング方法は、例えば
ウエハ上の各チップとなる部分にそれぞれ磁気ヘッドを
形成して薄膜磁気ヘッドを製造する場合のように、特に
微細な幅のパターンをある程度間隔を開けて形成する場
合に適している。
ウエハ上の各チップとなる部分にそれぞれ磁気ヘッドを
形成して薄膜磁気ヘッドを製造する場合のように、特に
微細な幅のパターンをある程度間隔を開けて形成する場
合に適している。
【0051】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0052】
【発明の効果】上述の本発明によれば、微細化が図られ
トラック幅が狭く形成された薄膜磁気ヘッドを比較的少
ない製造コストで製造することが可能になる。
トラック幅が狭く形成された薄膜磁気ヘッドを比較的少
ない製造コストで製造することが可能になる。
【図1】本発明を適用する薄膜磁気ヘッドの一形態を示
す概略構成図(要部の断面図)である。
す概略構成図(要部の断面図)である。
【図2】A〜C 本発明の一実施の形態における製造工
程を示す工程図(要部の断面図)である。
程を示す工程図(要部の断面図)である。
【図3】D、E 本発明の一実施の形態における製造工
程を示す工程図(要部の断面図)である。
程を示す工程図(要部の断面図)である。
【図4】F、G 本発明の一実施の形態における製造工
程を示す工程図(要部の断面図)である。
程を示す工程図(要部の断面図)である。
【図5】本発明を適用する薄膜磁気ヘッドの他の形態を
示す概略構成図(要部の断面図)である。
示す概略構成図(要部の断面図)である。
10 薄膜磁気ヘッド(GMRヘッド)、12 GMR
素子、13,15 ハード膜(硬磁性膜)、14 電極
膜、20 GMR膜、21 フォトレジスト、22,2
3 イオンビームスパッタ、30 GMRヘッド、3
1,33 ハード膜(硬磁性金属膜)、32 絶縁膜、
I センス電流
素子、13,15 ハード膜(硬磁性膜)、14 電極
膜、20 GMR膜、21 フォトレジスト、22,2
3 イオンビームスパッタ、30 GMRヘッド、3
1,33 ハード膜(硬磁性金属膜)、32 絶縁膜、
I センス電流
Claims (1)
- 【請求項1】 薄膜を形成する工程と、 上記薄膜上に、端部に切れ込み形状を有する第1のマス
クを形成する工程と、 上記第1のマスクを用いて、上記薄膜のパターンの一部
を形成する工程と、 上記第1のマスクを用いて、該第1のマスクとは材料の
異なる第2のマスクを上記薄膜上に形成する工程と、 上記第1のマスクを選択的に除去して第2のマスクを残
す工程と、 上記第2のマスクを用いて、上記薄膜のパターンの他の
一部を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜磁
気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001010441A JP2002216319A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001010441A JP2002216319A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002216319A true JP2002216319A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18877752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001010441A Pending JP2002216319A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002216319A (ja) |
-
2001
- 2001-01-18 JP JP2001010441A patent/JP2002216319A/ja active Pending
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