JP2002215749A

JP2002215749A - パッケージ、読取装置、商品管理方法、情報閲覧方法、及び申込み方法

Info

Publication number: JP2002215749A
Application number: JP2001011907A
Authority: JP
Inventors: Masayoshi Suzuta; 昌由鈴田; Kimikatsu Nakagawa; 仁克中川; Haruhiko Eda; 春彦江田
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2001-01-19
Filing date: 2001-01-19
Publication date: 2002-08-02

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、ＩＣタグを設けたパッケージ、ＩＣ
タグの読取装置、及びＩＣタグを設けたパッケージとＩ
Ｃタグの読取装置を用いた商品情報の管理方法、商品に
関連した情報をインターネットで閲覧する情報閲覧方
法、商品の発注、応募等をインターネットをにより行う
申込み方法に関するものである。【解決手段】商品を包装したパッケージにおいて、少な
くとも商品管理情報を記憶したＩＣタグを設けたことを
特徴とするパッケージと、該パッケージのＩＣタグが送
信する商品管理情報を受信し、該商品管理情報を読み取
る機能を有する読取手段と、該読取手段によって前記Ｉ
Ｃタグから読み取られた管理情報を記憶する記憶手段
と、該記憶手段に記憶した前記管理情報に基づいて収納
体に収納された商品を管理する管理手段と、該管理手段
による管理状況を表示する表示手段とを有することを特
徴とする読取装置とを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＣタグを設けた
パッケージ、ＩＣタグの読取装置、及びＩＣタグを設け
たパッケージとＩＣタグの読取装置を用いた商品情報の
管理方法、商品に関連した情報をインターネットで閲覧
する情報閲覧方法、商品の発注、応募等をインターネッ
トをにより行う申込み方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、各種店舗等での商品の販売で
はパッケージを利用している。パッケージは商品等を包
装する事を主な目的とするが、商品等の情報が表示で
き、商品の長所や品質表示にも用いられている。

【０００３】しかしながら、従来の包装形態では、各家
庭における食品やトイレタリー製品の品質管理や在庫管
理などのデータを管理することはできない。これらの各
家庭内における食品(特に冷蔵庫内の商品)の管理法で
は、特開平１１−２２３４４３のようにICカードを利用
して管理する方法があるが、カード式は食品を購入する
際に、常に店舗などにそのカードを携帯していく必要が
ある。その場合、カードを忘れたり、無くしたりするな
どの問題があり、店によってはそのカードリーダーが無
い恐れがある。また、商品を購入し、家庭内で購入した
商品情報を電化製品に読み込ませる際に、これらのリー
ダーが、電化製品ごとに仕様が異なる、このリーダーで
情報を読み取らせるために、そのリーダーが備わった新
たな電化製品を購入する必要があるなど課題点が多い。

【０００４】また、特開２０００−６５４６５のよう
に、賞味期限など情報を記録したメモリラベルを貼りつ
けた包装体を冷蔵庫に備え付けたリーダーライターによ
って読み取ることで賞味期限を表示するなどのものがあ
るが、これらはあくまで冷蔵庫に限定されたものであ
り、食品用途に限られること、また、食品で賞味期限ま
でぎりぎり保管するようなものは思ったよりも少なく、
消費者のニーズとしては、食品、トイレタリー用品問わ
ず、あとどれくらい使えば新しい商品を買い換える時期
かの情報を提供してくれる機器が望まれている。

【０００５】また、上述した例のＩＣやメモリーカード
用のリーダーでは料理のレシピを提供してくれるものは
あるが、消費者動向としては、これらのレシピと同様
に、リアルタイムで商品情報や安売り情報、新製品情報
などの新情報をインターネットなどの手法で入手するこ
とを望んでおり、ただ情報を読み取るだけのリーダーだ
けでなく、必要とあれば、読み込まれた情報を検索語と
してインターネット検索を施し、関連ある情報を即座に
入手することが可能な読取装置も期待されている。また
食品やトイレタリー関連の商品広告は、テレビや新聞・
雑誌広告を主として見ることが多いが、消費者にとって
は常に本当に必要な情報をこれらのメディアから得られ
ているとは言いがたく、自分の嗜好や趣味に合ったメー
カーの商品広告を常にチェックしていたいと考えてい
る。

【０００６】また、各メーカーは売上を向上させる目的
の一つとして、キャンペーン製品を消費者にプレゼント
したりすることがあげられる(ノベルティー)。これらの
方法は一般的に容器に取り付けられたシールをはがきに
貼り応募するなどの形で行われているが、これらの方法
は煩雑である。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点
に基づいてなされたものであり、商品管理情報、特定ホ
ームページのアドレス情報、応募情報等をＩＣタグに記
憶し、該ＩＣタグを商品を収納するパッケージに設け、
またこのＩＣタグを読み取る読取機と組み合わせること
で、従来の問題点を解消した商品管理方法、情報閲覧方
法、及び応募情報登録方法を提供することを課題とする
ものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は係る課題に鑑み
なされたものであり、本発明の請求項１の発明は、商品
を包装したパッケージにおいて、少なくとも商品管理情
報を記憶したＩＣタグを設けたことを特徴とするパッケ
ージである。

【０００９】本発明の請求項２の発明は、少なくとも商
品管理を記憶したＩＣタグを設けたパッケージの該ＩＣ
タグが送信する商品管理情報を受信し、該商品管理情報
を読み取る機能を有する読取手段と、該読取手段によっ
て前記ＩＣタグから読み取られた管理情報を記憶する記
憶手段と、該記憶手段に記憶した前記管理情報に基づい
て収納体に収納された商品を管理する管理手段と、該管
理手段による管理状況を表示する表示手段とを有するこ
とを特徴とする読取装置である。

【００１０】本発明の請求項３の発明は、少なくとも商
品管理情報を記憶したＩＣタグを設けたパッケージを、
読取装置を出入り口に設けた収納体に入れることで、前
記パッケージのＩＣタグが送信する商品管理情報を前記
読取装置の読取手段で読み取り、記憶手段で記憶するス
テップと、前記パッケージを前記収納体から取り出すこ
とで、前記パッケージのＩＣタグが送信する商品管理情
報を前記読取手段で読み取り、該読み取った商品管理情
報と前記記憶手段に記憶した商品管理情報とを比較し記
憶した管理情報を書き換えるステップと、該書き換えた
商品管理情報を出力手段に出力するステップとからなる
ことを特徴とする商品管理方法である。

【００１１】本発明の請求項４の発明は、少なくとも商
品管理情報及び特定のホームページアドレス情報を記憶
したＩＣタグを設けたパッケージを、読取装置を出入り
口に設けた収納体に入れることで、前記パッケージのＩ
Ｃタグが送信するホームページアドレス情報を前記読取
装置の読取手段で読み取り、記憶手段で記憶するステッ
プと、該ホームページアドレス情報によりネットワーク
を介し前記ホームページのデータを記録したサーバにア
クセスし、前記ホームページの情報を受信するとともに
出力手段に出力するステップとから成ることを特徴とす
る情報閲覧方法である。

【００１２】本発明の請求項５の発明は、少なくとも商
品管理情報、特定のホームページアドレス情報を記憶し
たＩＣタグを設けたパッケージを、読取装置を出入り口
に設けた収納体に入れることで、前記パッケージのＩＣ
タグが送信するホームページアドレス情報を前記読取装
置の読取手段で読み取り、記憶手段で記憶するステップ
と、該ホームページアドレス情報によりネットワークを
介し前記ホームページのデータを記録したサーバにアク
セスすると共に応募、発注等に必要な情報の入力を促す
ステップとから成ることを特徴とする申込み方法であ
る。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
本発明でいうパッケージとは、紙箱、段ボール、ボト
ル、成形品（深絞り、射出等）、カップ、パウチ、チュ
ーブ等の内容物を包装する公知のパッケージ全体を意味
し、またディスペンサー、キャップのようにパッケージ
の一部を構成すこもの、ラベル、テープ、取手等パッケ
ージに付属されるもの対象となる。包装形態としては、
単一の収納物を包装する個装形態、複数の内容物を単一
に包装する集積包装形態の何れでも良い。内容物として
は、食品、トイレタリー製品（洗剤、漂白剤、歯磨き
粉、芳香剤、シャンプー等）、医薬品、家電製品等包装
可能な物は全て対象となる。

【００１４】以下、本発明の一実施形態につき、添付の
図面を参照して説明する。図１はＩＣタグパッケージを
示すものであり、紙箱１の任意の位置にＩＣタグ２を設
けてある。ＩＣタグをパッケージに設ける形態として
は、ＩＣタグをパッケージの製造過程において一体的に
埋め込み設ける（完全に隠蔽した状態で埋め込むことも
できるし、一部が表出した状態で埋め込むこともでき
る。埋め込む製造の例として紙箱の場合は紙の抄紙過程
においてＩＣタグを埋め込むこともできるし、樹脂成型
品であれば、溶融状態の樹脂中にＩＣタグを入れた状態
で成形することもできる。また、ＩＣタグはパッケージ
製造後にパッケージ貼り付けることもできる。この後Ｉ
Ｃタグ上に保護層を設け、ＩＣタグの脱落防止、隠蔽等
を行うこともできる。さらに別の形態として、ＩＣタグ
をラベル化し、このラベルをパッケージに貼着すること
もできる。この場合、ＩＣタグはラベルの基材（紙、樹
脂等）中に埋め込むか、表（裏）面に貼着することもで
きる（上記したパッケージに設ける場合と同様な製造工
程をとることができる）

【００１５】ＩＣタグには商品管理情報、ホームページ
アドレス情報等が記憶されている。ＩＣタグに記憶する
商品管理情報としては以下のものがあげられ、製品の特
性、及び使用する方法に応じて予め選択設定、あるいは
以下の例以外に設定することが可能である。製品に固有
な情報として、名称（商標、品番）、品名（バター、醤
油、ビール、ウーロン茶、シャンプーなど）、製造者
名、販売者名などがある。総重量、および、小分けする
のであれば1回あたりの小分け重量(消費重量)、および
総重量に対する小分け回数（例として500gのバターで、
1回50g使用可能であるなら、10回分など）、キャンペー
ン情報（例として従来のシール何枚で1口応募のシール
などの変わりになる情報など）、購入時には、購入年月
日や、必要に応じて購入者情報を記憶可能であり食品の
場合は賞味期限（消費期限、品質保持期限）も可能であ
る。ホームページアドレス情報とはＵＲＬ（ＵＮＩＦＯ
ＲＭＲＥＳＯＵＲＣＥＬＯＣＡＴＯＲ）のことであ
る。このＵＲＬは製品の販売会社のホームページのＵＲ
Ｌ、製品を購入しストアのホームページのＵＲＬ等があ
る。

【００１６】図２は読取装置１０である。読取装置１０
は、少なくとも商品管理を記憶したＩＣタグを設けたパ
ッケージの該ＩＣタグが送信する商品管理情報を受信
し、該商品管理情報を読み取る機能を有する読取手段
と、該読取手段によって前記ＩＣタグから読み取られた
管理情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した
前記管理情報に基づいて収納体に収納された商品を管理
する管理手段と、該管理手段による管理状況を表示する
表示手段１１とを有する。表示手段は表示された各種情
報を選択し入力することが可能なようにタッチパネルと
することもできる。本読取装置１０は収納体の出入り口
近辺に取り付ける。収納体とは、食品用途であれば冷蔵
庫や電子レンジ、食品収納棚、食品収納室に、トイレタ
リー関連であれば、洗面所や浴室のような部屋（防水処
理を施すなどの手法を用いて）に、その他商品を収納す
ることができる有限の区画された収納空間を有するもの
であればすべて対応することができるまた、その他の手
段として、野菜などの様に包装形態が無く、ＩＣタグを
設けることができない商品や、前記した本発明に関わる
ＩＣタグ付きパッケージを用いていない商品にも対応す
るために、本読取装置に人間が直接商品管理情報等を入
力させることも可能とするためにキーボード等の入力手
段を設けることも可能である。本読取装置は単体で機能
を備えたものとすることもできるし、本読取機は、商品
を収納する収納体、例えば冷蔵庫、電子レンジ、棚、小
型倉庫などの取り出し口（出入り口）付近に、これら収
納体と一体的に設けることもできる。

【００１７】次に、前記下ＩＣタグ付きパッケージ１と
読取装置１０とを用いた商品管理方法を説明する。少な
くとも商品管理情報を記憶したＩＣタグ２を設けたパッ
ケージ１を、読取装置１０を出入り口に設けた収納体に
入れることで、前記パッケージ１のＩＣタグ２が送信す
る商品管理情報を前記読取装置１０の読取手段で読み取
り、記憶手段で記憶するステップと、前記パッケージを
前記収納体から取り出すことで、前記パッケージのＩＣ
タグが送信する商品管理情報を前記読取手段で読み取
り、該読み取った商品管理情報と前記記憶手段に記憶し
た商品管理情報とを比較し記憶した管理情報を書き換え
るステップと、該書き換えた商品管理情報を表示手段に
表示するステップとからなる商品管理方法である。

【００１８】より具体的な例として商品が食品の場合に
おいて、在庫管理方法の１例として商品の賞味期限を管
理する方法を説明すると、商品管理情報として商品を特
定する固有の商品特定情報（商品名、ユニークな固有番
号等）と賞味期限情報をＩＣタグ２に記憶させたＩＣタ
グ付きパッケージ１を、読取装置１０を設けた冷蔵庫に
入れることで、読取装置１０が商品特定情報と賞味期限
情報を読み取り、記憶手段に両情報を関連づけて記憶す
る。次に、読取装置が内部か外部に有する日付手段から
日付情報を読み取り、前記記憶した商品固有情報と関連
した賞味期限情報とを管理手段により比較し、賞味期限
までの日数又は賞味期限を越えた日数を算出する、さら
に、該管理手段によって算出された結果をディスプレイ
１１に表示する。出力手段を音声とすることもできる。

【００１９】他の商品管理方法における在庫管理方法と
しては、賞味期限以内で使い終わるような商品について
は、商品特定情報、総重量情報、一回の小分け重量情報
(消費重量情報)を記憶させたＩＣタグ付きパッケージ１
を読取装置１０を設けた冷蔵庫に入れることで、ＩＣタ
グから商品特定情報、総重量情報を読み取り記憶手段に
記憶し、その後、冷蔵庫からＩＣタグ付きパッケージを
取り出すことで、その通過回数と一回の小分け重量情報
(消費重量情報)を読み取り、記憶手段に記憶した総重量
情報から読み取った一回の小分け重量情報(消費重量情
報)を減じる管理処理を行う。そしてこの管理処理の結
果を記憶手段に記憶した総重量情報を書き換え記憶する
とともに、ディスプレーに表示する。この一連の処理を
行うことで、商品を使いきる前に消費者に商品の残量
（残り使用回数）を知らせることができる。

【００２０】次により詳細な実施例を説明する。１回で
商品を使いきる包装体の場合の実施例を説明する。商品
は缶飲料、ビン飲料、デザートカップ、トレー食品、レ
トルトパウチ、カップ入り即席麺などの食品である。Ｉ
Ｃタグ付きパッケージのＩＣタグに記憶させる商品管理
情報としては、タグの情報：商品名称（メーカーがつけ
ている名称）、種別、メーカー、賞味期限(消費期限、
品質保持期限)である。読取装置の設置場所は冷蔵庫、
食品収納タンスなどである。以下にＩＣタグ付きパッケ
ージと読取装置を用いた商品管理方法を説明する。消費
者がストアーなどで商品購入する。この時ＩＣタグ中に
購入日が記憶される。購入した商品のパッケージについ
ているＩＣタグを、冷蔵庫や商品収納タンスなどの商品
収納予定場所に設置されている読取装置に商品管理情報
を読み込ませてから収納する。商品管理情報のより具体
的な例としては、賞味期限、保存個数（３個パック品で
ある）などである。冷蔵庫や食品収納タンスに収納され
た商品を取り出す際、その商品をリーダーに近づけるこ
とで、消費情報を読み込ませる。この時、複数の同一商
品が入っている場合には、取り出した個数分だけディス
プレー上の保存個数から引かれる。商品管理処理を行っ
た結果、在庫商品がなくなった場合、あるいは賞味期限
を越えた商品を保存している場合には、ディスプレー上
に表示された商品名および種別が強調される（点滅、反
転文字、色が変化など)。読取装置に備わっている「消
去キー」を押すことで、記憶手段に記憶した商品管理情
報を消去することができる。

【００２１】次に複数回で商品を使いきるパッケージの
場合の例を説明する。商品としては、ＰＥＴ飲料ボト
ル、ドレッシング、バター、調味料、シャンプー、歯磨
き粉、洗濯石鹸、洗剤などである。ＩＣタグに記憶する
情報としては、商品名称（メーカーがつけている名
称）、種別、メーカー名、賞味期限(消費期限、品質保
持期限)総重量、小分け重量、小分け回数等である。読
取装置の設置場所は、冷蔵庫、食品収納タンス、洗面
所、浴室などである。消費者の行動とＩＣタグ読取装置
の読み取り方法を説明すると、消費者がストアーなどで
商品を購入する。この時ＩＣタグに購入日が記憶され
る。次に、購入した商品の包装体についているＩＣタグ
を、冷蔵庫や商品収納タンスなどの商品収納予定場所に
設置されているリーダーに商品情報を読み込ませてから
収納する。この時、ＩＣタグ付きパッケージのＩＣタグ
から、読取装置が賞味期限、総重量、小分け重量、小分
け回数などの情報を読み取り記憶する。読取装置の設置
場所は、冷蔵庫や食品収納タンスや洗面所、浴室などで
ある。そして、これら収納場所に収納された商品を取り
出す際、その商品のＩＣタグ付きパッケージを読取装置
に近づけることで、小分け回数情報が読み取られる。そ
して読取装置は小分け重量情報情報と小分け回数情報か
ら計算される消費重量情報を計算し、記憶している内容
物総重量情報から消費重量情報情報を減算し、この結果
を前記内容物総重量情報として書き換え記憶する。また
この結果をディスプレイに表示する。この商品管理処理
において消費重量が少なくなった場合、あるいは賞味期
限を越えた商品を保存している場合には、ディスプレー
上に表示された商品名および種別が強調される（点滅、
反転文字、色が変化)ことで消費者に補充の注意をうな
がすことが可能になる。この処理結果は、読取装置に備
わっている「消去キー」を押すことで、消去することが
可能である。

【００２２】次に読取装置にインターネット端末の機能
を設けた場合の処理方法を説明する。ＩＣタグパッケー
ジのＩＣタグに記憶されたホームページのアドレス情報
等を読取装置の読取手段が読み取り、記憶手段に記憶
し、表示手段に表示させ、使用者に前記アドレス情報を
必要に応じて選択入力させることで、読取装置の送信手
段がインターネットのアドレスに該当するサーバに接続
し、該サーバの前記商品情報、広告、懸賞公募、レシピ
入手など商品管理、情報の閲覧／登録することができ
る。図３に従い、読取装置にインターネット端末として
の機能を持たせた情報閲覧方法、情報登録方法を説明す
る。情報閲覧方法としては、ＩＣタグに特定ＵＲＬを記
憶させておき、ＩＣタグ付きパッケージを読取装置が設
けられた収納体に入れることで、読取装置がＩＣタグに
記憶されたＵＲＬを読み取り、記憶手段に記憶する。こ
の後、読取装置が自動的に該ＵＲＬに該当するホームペ
ージのサーバにネットワークを介してアクセスし、該ホ
ームページの情報を受信し、表示手段に表示することで
閲覧することができる。閲覧できる情報としてはストア
の商品情報（商品自体、あるいは任意の商品の広告情
報、安売り情報など）が商品調理情報(レシピなど)が可
能である。

【００２３】これらインターネットの機能を前記商品管
理方法に連動することもできる。つまり、インターネッ
トでの発注システムを構築しているメーカー、ストアの
同システムと連動させ、読取装置上のディスプレイで発
注をかけることが可能とするものである。前述のＩＣタ
グに記憶させた情報に加えて、メーカー、ストアの商品
発注を行うホームページのＵＲＬを記憶させる。そうす
ることで、前記商品管理システムによって、商品が消費
しきった情報（後何回で消費しきる情報）や賞味期限が
切れた情報（何日後に切れる情報）、を得た消費者は、
ディスプレーに表示される該当商品のメーカー、ストア
の商品発注を行うホームページのＵＲＬを選択入力する
ことで、読取装置の送信手段を通じてメーカー、ストア
の商品発注を行うホームページに該当するサーバにアク
セスし、該ホームページの発注フォーマットを表示さ
せ、必要情報を入力する（あるいは予め記憶させておい
た必要情報を送信、入力する）ことで容易に商品の補充
発注をすることができる。これらの発注は読取装置のデ
ィスプレイ上で行う他に、読取装置に別途端末を設け、
読取装置からの出力情報を同端末が読み取り記憶し、同
端末から発注の入力を行うことも可能である。

【００２４】前記処理方法を組み合わせることで新たな
処理を行いこともできる。その例として、前記した食品
のレシピを閲覧する方法に、同レシピ情報に記載された
商品情報に設けたＵＲＬから、商品の発注システムを行
うホームページにアクセスし、同発注システムに入力を
行うことも可能である。また同方法をさらに発展させ、
これらの材料を使用した料理のレシピを、インターネッ
トで検索形式（和洋中など）で取り寄せることが可能で
あり、その料理で足りない材料を提示することも可能で
ある。

【００２５】また、前記入力方法は他の用途にも応用で
きる。それは、ＩＣタグに記憶したＵＲＬに対応するホ
ームページを、メーカー、ストアのキャンペーン公募画
面とすることで、前記操作を行うことで、消費者は容易
にキャンペーン公募情報にアクセスでき、入力をおこな
うことで応募することができる。この時、ＩＣタグに応
募に必要な応募制限情報（３品種で１回応募可能、総額
１０００円で応募可能など）を記憶させておくこともで
きる。このような方法を実施することで、従来の煩雑な
キャンペーン公募も、インターネットを経由して応募す
ることが可能になり、結果的にメーカーの顧客データベ
ースを蓄積することも可能である。

【００２６】

【発明の効果】商品を包装するパッケージにＩＣタグが
設けられており、該ＩＣタグに商品管理情報が予め記憶
されているため、別途商品管理情報を記憶するための媒
体としてのＩＣカードなどを携帯する必要が無い。この
ため、ＩＣカードの携帯忘れによって、商品管理情報に
基づく各種サービスを利用できなくなるということがな
くなる。

【００２７】読取装置は、冷蔵庫や食品タンスだけでな
く、洗面所や浴室など各種収納体に設置可能であり、食
品の商品管理処理、賞味期限管理処理だけでなく、賞味
期限内で使いきり可能な食品や、歯磨き粉やシャンプー
などのトイレタリー用品の内容物消費動向まで把握する
ことが可能である。

【００２８】読取装置はネットワークを通じてインター
ネット経由で様々な情報を得ることが可能であり（商品
安売り情報、新製品情報、料理レシピ）、通販などの機
能も付与することが可能である。さらにインターネット
を経由して、自分の嗜好にあった食品情報や、トイレタ
リー情報を各メーカーから広告を入手することも可能で
ある。そして、商品購入情報が、インターネット経由で
メーカーに伝わることが可能であるため、キャンペーン
商品の懸賞公募の方法の一つとなりうる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係わるＩＣタグ付きパッ
ケージを示す斜視図である。

【図２】本発明の一実施形態に係わる読取装置を示す斜
視図である。

【図３】ＩＣタグ付きパッケージと読取装置、及びイン
ターネットを用いた商品管理方法、情報閲覧方法、申請
方法の構成図である。

【符号の説明】

１・・・・パッケージ２・・・・ＩＣタグ１０・・・・読取装置１１・・・・表示手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｑ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を包装したパッケージにおいて、少な
くとも商品管理情報を記憶したＩＣタグを設けたことを
特徴とするパッケージ。
【請求項２】少なくとも商品管理を記憶したＩＣタグを
設けたパッケージの該ＩＣタグが送信する商品管理情報
を受信し、該商品管理情報を読み取る機能を有する読取
手段と、該読取手段によって前記ＩＣタグから読み取ら
れた管理情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
した前記管理情報に基づいて収納体に収納された商品を
管理する管理手段と、該管理手段による管理状況を表示
する表示手段とを有することを特徴とする読取装置。
【請求項３】少なくとも商品管理情報を記憶したＩＣタ
グを設けたパッケージを、読取装置を出入り口に設けた
収納体に入れることで、前記パッケージのＩＣタグが送
信する商品管理情報を前記読取装置の読取手段で読み取
り、記憶手段で記憶するステップと、前記パッケージを
前記収納体から取り出すことで、前記パッケージのＩＣ
タグが送信する商品管理情報を前記読取手段で読み取
り、該読み取った商品管理情報と前記記憶手段に記憶し
た商品管理情報とを比較し記憶した管理情報を書き換え
るステップと、該書き換えた商品管理情報を出力手段に
出力するステップとからなることを特徴とする商品管理
方法。
【請求項４】少なくとも商品管理情報及び特定のホーム
ページアドレス情報を記憶したＩＣタグを設けたパッケ
ージを、読取装置を出入り口に設けた収納体に入れるこ
とで、前記パッケージのＩＣタグが送信するホームペー
ジアドレス情報を前記読取装置の読取手段で読み取り、
記憶手段で記憶するステップと、該ホームページアドレ
ス情報によりネットワークを介し前記ホームページのデ
ータを記録したサーバにアクセスし、前記ホームページ
の情報を受信するとともに出力手段に出力するステップ
とから成ることを特徴とする情報閲覧方法。
【請求項５】少なくとも商品管理情報、特定のホームペ
ージアドレス情報を記憶したＩＣタグを設けたパッケー
ジを、読取装置を出入り口に設けた収納体に入れること
で、前記パッケージのＩＣタグが送信するホームページ
アドレス情報を前記読取装置の読取手段で読み取り、記
憶手段で記憶するステップと、該ホームページアドレス
情報によりネットワークを介し前記ホームページのデー
タを記録したサーバにアクセスすると共に応募、発注等
に必要な情報の入力を促すステップとから成ることを特
徴とする申込み方法。