JP2002215682A - 3次元cadシステム - Google Patents

3次元cadシステム

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JP2002215682A
JP2002215682A JP2001012349A JP2001012349A JP2002215682A JP 2002215682 A JP2002215682 A JP 2002215682A JP 2001012349 A JP2001012349 A JP 2001012349A JP 2001012349 A JP2001012349 A JP 2001012349A JP 2002215682 A JP2002215682 A JP 2002215682A
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Komatsu Ltd
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    • G06F30/17Mechanical parametric or variational design
    • GPHYSICS
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    • G06T17/10Constructive solid geometry [CSG] using solid primitives, e.g. cylinders, cubes
    • GPHYSICS
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • G06T19/20Editing of 3D images, e.g. changing shapes or colours, aligning objects or positioning parts
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2219/00Indexing scheme for manipulating 3D models or images for computer graphics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめ
て作成した3次元モデルを、統合できるようにして、リ
ードタイムを短縮する。 【解決手段】設計部門で作成された3次元モデル30を
コピーした以降に、コピーした3次元モデル30Aに製
造部門で追加される部品の識別ID(16、17番)
に、製造形状追加フラグが付与される。このため設計部
門、製造部門の3次元モデルを比較し識別IDが同じ場
合に(16、17番)、その識別IDに製造形状追加フ
ラグが付与されているならば、設計部門、製造部門の両
方で追加された部品であると判断することができ、この
判断結果に基づき識別IDが異なるように識別IDを変
更することができる(製造部門で追加された部品の識別
ID16、17番を設計部門で追加された部品の識別I
D16、17、18番と異なるように19、20番に変
更)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3次元CAD(Comp
uter Aided Design)システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】建設
機械などのメーカでは、コンカレント設計を行うことに
よりリードタイムを短縮する試みがなされている。
【0003】ここにコンカレント設計とは、設計部門と
製造部門とが並行して同一のモデルに部品を追加、修正
していく作業を同時進行するという設計手法のことであ
る。
【0004】設計部門では製品の品質保証の観点から設
計変更を行う。製造部門では製品の生産技術の観点から
設計変更を行う。つまり設計部門で作成される3次元モ
デルは製品形状そのものであるが、製造のための型形状
はこれとは異なる。そこで製造部門では設計部門とは異
なる修正や追加を3次元モデルに施す。
【0005】ここに3次元CADシステムの種類にはパ
ラメトリック機能を有したものがある。
【0006】パラメトリック機能とは、3次元モデルの
各構成部品に識別IDを割り当て、既に積み重ねられた
部品を他の部品が参照することにより部品を積み重ねて
3次元モデルを構築していく機能のことである。たとえ
ば図25に示す3次元モデル50Cを例にとると、形状
番号(識別ID)7で特定される「穴」という部品に
は、「形状番号(識別ID)6で特定される「穴」から
距離dだけ離れたところに直径2rの穴を貫通させる」
というコマンド(穴、貫通)やパラメータ(識別ID
6、d、r)が対応づけられている。つまり形状番号
(識別ID)7で特定される「穴」という部品は、形状
番号(識別ID)6で特定される「穴」という部品を参
照する関係にある。
【0007】パラメトリック機能を有した3次元CAD
システムでは、識別IDに対応づけられたコマンドを識
別IDの番号順に実行することにより、3次元モデルの
形状が再生される。したがって同じ識別IDの部品が重
複して存在すると3次元モデルを再生することが不可能
になる。
【0008】こうした3次元CADシステムでは、設計
部門と製造部門とが一緒に、1個の3次元モデルに部品
を追加、修正する作業の形態を推奨している。これは上
述したように同一の識別IDの部品が重複して存在する
ことを回避するためである。
【0009】図31を参照して従来技術の問題点につい
て説明する。図31は、識別ID1〜15番の各部品に
よって構成されたオリジナルの3次元モデルに部品を追
加していく作業を例示した図である。
【0010】設計部門で作成されたオリジナルの3次元
モデルは、製造部門でコピーされる。
【0011】設計部門ではオリジナルの3次元モデルに
対して、識別ID16〜18番の各部品(設計用形状)
を追加して、新たに3次元モデルを作成する。
【0012】一方、製造部門ではコピーした3次元モデ
ルに対して、識別ID16、17番の各部品(製造用形
状)を追加して、新たに3次元モデルを作成する。
【0013】最後に、これら両部門で追加された部品を
取り入れた3次元モデルを作成すべく、設計部門で最終
的に作成された3次元モデルを製造部門でコピーして、
このコピーした3次元モデルに、製造部門で追加された
識別ID16、17番の各部品を集約(統合)しようと
しても、識別ID16、17番が重複するため、1つの
3次元モデルに集約することは不可能になる。つまり両
部門で作成された3次元モデルを1つのファイルにまと
めることはできない。
【0014】また図32は、識別ID1、2、3番(形
状1、形状2、形状3)の各部品によって構成されたオ
リジナルの3次元モデルに部品を追加、修正していく作
業を例示した図である。
【0015】設計部門で作成されたオリジナルの3次元
モデルは、製造部門でコピーされる。
【0016】設計部門ではオリジナルの3次元モデルに
対して、識別ID4、5番の各部品(設計用形状)を追
加するとともに、識別ID2番の部品を修正して、新た
に3次元モデルを作成する。
【0017】一方、製造部門ではコピーした3次元モデ
ルに対して、識別ID4、5番の各部品(製造用形状)
を追加して、新たに3次元モデルを作成する。
【0018】最後に、3次元モデルを統合すべく、両部
門で作成された3次元モデルを構成する部品の内容を同
じ識別IDが付与されている部品同士比較する。
【0019】識別ID2(形状2)については、「両部
門で内容が異なり、同じ識別IDをもつ部品」であるた
め、「部品の修正があった」と正しく認識することがで
きる。
【0020】しかし識別ID4(形状4)については、
両部門でそれぞれ別の部品が追加されたにもかかわら
ず、部品の修正が行われた場合と同様に「両部門で内容
が異なり、同じ識別IDをもつ部品」であるため、「部
品の修正があった」と誤って認識されてしまう。つまり
従来技術にあっては、3次元モデルを統合する際に、部
品の追加であるのか修正であるのかを正しく認識するこ
とができないため、3次元モデルを統合することは不可
能であった。
【0021】このように設計部門と製造部門とが並行し
て作業をすすめたとしても最終的に両部門で作成された
3次元モデルを統合することはできない。このためオリ
ジナルの3次元モデルのファイルには、コピーすること
により設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめる
ことのないようにロックがかけられている。
【0022】一方で設計部門と製造部門とが協力しなが
ら、1個の3次元モデルの設計を進めることは、実際上
は難しい。
【0023】このため設計部門で部品が追加、修正され
た3次元モデルに対して製造部門が更に部品を追加、修
正している作業形態をとらざるを得ず、並行した作業形
態は事実上不可能であった。この結果リードタイムを短
縮することはできなかった。
【0024】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、設計部門と製造部門とが並行して作業をすす
めて作成した3次元モデルを、統合できるようにして、
リードタイムを短縮することを解決課題とするものであ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段および効果】第1発明は、
各構成部品に識別IDが割り当てられ、既に積み重ねら
れた部品を参照することにより部品を積み重ねてオリジ
ナルの3次元モデルを構築し、このオリジナルの3次元
モデルをコピーし、オリジナルの3次元モデルに部品を
追加する処理と、コピーした3次元モデルに部品を追加
する処理とを並行して実行し、オリジナルの3次元モデ
ルと、コピーした3次元モデルとを同一の3次元モデル
に統合するようにした3次元CADシステムにおいて、
オリジナルの3次元モデルをコピーした以降に、コピー
した3次元モデルに追加される部品の識別IDに、フラ
グを付与し、オリジナルの3次元モデルに部品を追加す
る処理と、コピーした3次元モデルに部品を追加する処
理とが実行され、同じ識別IDの部品の内容に差異が生
じた場合に、前記フラグに基づいて、オリジナルの3次
元モデルに追加された部品の識別IDと、コピーした3
次元モデルに追加された部品の識別IDとが異なるよう
に、識別IDを変更して、オリジナルの3次元モデル
と、コピーした3次元モデルとを同一の3次元モデルに
統合することを特徴とする。
【0026】第1発明によれば、図10に示すように、
設計部門で作成された3次元モデル30をコピーした以
降に、コピーした3次元モデル30Aに製造部門で追加
される部品の識別ID(16、17番)に、製造形状追
加フラグが付与される。このため設計部門、製造部門の
3次元モデルを比較し識別IDが同じ場合に(16、1
7番)、その識別IDに製造形状追加フラグが付与され
ているならば、設計部門、製造部門の両方で追加された
部品であると判断することができ、この判断結果に基づ
き識別IDが異なるように識別IDを変更することがで
きる(製造部門で追加された部品の識別ID16、17
番を設計部門で追加された部品の識別ID16、17、
18番と異なるように19、20番に変更)。この結果
設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめて作成し
た3次元モデルを、統合することが可能となり、リード
タイムを飛躍的に短縮することができる。
【0027】第2発明は、各構成部品に識別IDが割り
当てられ、既に積み重ねられた部品を参照することによ
り部品を積み重ねてオリジナルの3次元モデルを構築
し、このオリジナルの3次元モデルをコピーし、オリジ
ナルの3次元モデルに部品を追加、修正する処理と、コ
ピーした3次元モデルに部品を追加する処理とを並行し
て実行し、オリジナルの3次元モデルと、コピーした3
次元モデルとを同一の3次元モデルに統合するようにし
た3次元CADシステムにおいて、オリジナルの3次元
モデルをコピーした時点で、オリジナルの3次元モデル
を構成する部品の識別IDに、第1のフラグを付与し、
オリジナルの3次元モデルをコピーした以降に、コピー
した3次元モデルに追加される部品の識別IDに、第2
のフラグを付与し、オリジナルの3次元モデルに部品を
追加、修正する処理と、コピーした3次元モデルに部品
を追加する処理とが実行され、同じ識別IDの部品の内
容に差異が生じた場合に、前記1のフラグが付与された
識別IDの部品については、オリジナルの3次元モデル
で修正された部品であると判断し、前記2のフラグが付
与された識別IDの部品については、コピーした3次元
モデルに追加された部品であると判断し、オリジナルの
3次元モデルに追加された部品の識別IDと、コピーし
た3次元モデルに追加された部品の識別IDとが異なる
ように、識別IDを変更して、オリジナルの3次元モデ
ルと、コピーした3次元モデルとを同一の3次元モデル
に統合することを特徴とする。
【0028】第2発明によれば、図10に示すように、
設計部門で作成された3次元モデル30をコピーした時
点で、この3次元モデル30Aを構成する部品の識別I
D(1〜15番)に設計形状完了フラグ(第1のフラ
グ)を付与し、設計部門で作成された3次元モデル30
をコピーした以降に、コピーした3次元モデル30Aに
製造部門で追加される部品の識別ID(16、17番)
に、製造形状追加フラグ(第2のフラグ)を付与するよ
うにしている。このため設計部門、製造部門の3次元モ
デル30B、30Cを比較し識別IDが同じ場合に、そ
の識別ID(1〜15番)に設計形状追加フラグ(第1
のフラグ)が付与されているならば、設計部門で修正さ
れた部品であると判断でき、識別ID(16、17番)
に製造形状追加フラグ(第2のフラグ)が付与されてい
るならば、製造部門で追加された部品であると判断する
ことができる。そして、製造部門で追加された部品であ
ると判断された場合には識別IDが異なるように識別I
Dを変更することができる(製造部門で追加された部品
の識別ID16、17番を設計部門で追加された部品の
識別ID16、17、18番と異なるように19、20
番に変更)。このように第2発明によれば識別IDが重
複する部品が修正されたものか追加されたものかを明確
に認識できるようになる。この結果設計部門と製造部門
とが並行して作業をすすめて作成した3次元モデルを、
統合することが可能となり、リードタイムを飛躍的に短
縮することができる。
【0029】第3発明は、各構成部品に識別IDが割り
当てられ、既に積み重ねられた部品を参照することによ
り部品を積み重ねてオリジナルの3次元モデルを構築
し、このオリジナルの3次元モデルをコピーし、第1の
設計部門でオリジナルの3次元モデルに部品を追加、修
正する処理と、第2の設計部門でコピーした3次元モデ
ルに部品を追加、修正する処理とを並行して実行し、第
1の設計部門のオリジナルの3次元モデルと、第2の設
計部門のコピーした3次元モデルとを同一の3次元モデ
ルに統合するようにした3次元CADシステムにおい
て、オリジナルの3次元モデルを1回目にコピーした時
点で、オリジナルの3次元モデルを構成する部品の識別
IDに、第1のフラグを付与し、オリジナルの3次元モ
デルを1回目にコピーした以降に、コピーした3次元モ
デルに追加される部品の識別IDに、第2のフラグを付
与し、オリジナルの3次元モデルを2回目にコピーした
時点で、オリジナルの3次元モデルを構成する部品の識
別IDに、第3のフラグを付与し、第1回目にコピーし
た3次元モデルを構成する部品の識別IDと、第2回目
にコピーした3次元モデルを構成する部品の識別IDと
を比較するとともに、内容の差異とを比較し、この結
果、第1のフラグと第3のフラグが付与され、第2のフ
ラグが付与されておらず、内容の差異がない場合に、部
品の追加、修正がないと判断し、第1のフラグと第3の
フラグが付与され、第2のフラグが付与されておらず、
内容の差異がある場合に、第1の設計部門で修正された
部品であると判断し、第3のフラグが付与され、第1の
フラグと第2のフラグが付与されていない場合に、第1
の設計部門で追加された部品であると判断し、第2のフ
ラグが付与され、第1のフラグと第3のフラグが付与さ
れていない場合に、第2の設計部門で追加された部品で
あると判断し、第2のフラグと第3のフラグが付与さ
れ、第1のフラグが付与されておらず、内容の差異があ
る場合に、第1および第2の設計部門で追加された部品
であると判断し、部品の識別IDとが異なるように、識
別IDを変更して、第1の設計部門のオリジナルの3次
元モデルと、第2の設計部門のコピーした3次元モデル
とを同一の3次元モデルに統合することを特徴とする。
【0030】第3発明によれば、図15に示すように、
設計部門で作成された3次元モデル30′を第1回目に
コピーした時点で、この3次元モデル30′Aを構成す
る部品の識別ID(1〜4番)に旧設計フラグ(第1の
フラグ)を付与し、設計部門で作成された3次元モデル
30′をコピーした以降に、コピーした3次元モデル3
0′Aに製造部門で追加される部品の識別ID(5、6
番)に、製造フラグ(第2のフラグ)を付与し、設計部
門で作成された3次元モデル30′Bを第2回目にコピ
ーした時点で、この3次元モデル30′Bを構成する部
品の識別ID(5、6番)に新設計フラグ(第3のフラ
グ)を付与するようにしている。
【0031】このため第1回目にコピーされ製造部門で
更新された3次元モデル30′Cを構成する部品の識別
IDと、第2回目にコピーした設計部門の3次元モデル
30′Bを構成する部品の識別IDとを比較するととも
に、内容の差異とを比較し、この結果、第1のフラグと
第3のフラグが付与され、第2のフラグが付与されてお
らず、内容の差異がない場合に(識別ID1、2、4
番)、部品の追加、修正がないと判断でき、第1のフラ
グと第3のフラグが付与され、第2のフラグが付与され
ておらず、内容の差異がある場合に、設計部門で修正さ
れた部品であると判断でき、第3のフラグが付与され、
第1のフラグと第2のフラグが付与されていない場合
に、設計部門で追加された部品であると判断でき、第2
のフラグが付与され、第1のフラグと第3のフラグが付
与されていない場合に、製造部門で追加された部品であ
ると判断でき、第2のフラグと第3のフラグが付与さ
れ、第1のフラグが付与されておらず、内容の差異があ
る場合に(識別ID5、6番)、設計部門、製造部門の
両方で追加された部品であると判断することができる。
そして設計部門、製造部門の両方で追加された部品であ
ると判断された場合には部品の識別IDとが異なるよう
に、識別IDを変更することができる(製造部門で追加
された部品の識別ID5、6番を設計部門で追加された
部品の識別ID5、6番と異なるように7、8番に変
更)。このように第3発明によれば、該当する部品が設
計部門、製造部門のいずれで追加されたものかを明確に
認識できるようになる。この結果設計部門と製造部門と
が並行して作業をすすめて作成した3次元モデルを、統
合することが可能となり、リードタイムを飛躍的に短縮
することができる。
【0032】第4発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、第1の部品が第2の部品を参照す
る関係にあり、これら両部品のうち第1の部品のみを統
合するに際して、第2の部品の識別IDは不要であると
いうデータを記憶させて、両部品の識別IDをそれぞれ
変更する処理を行い、つぎに前記記憶データに基づいて
第2の部品の識別IDを削除する処理を行い、つぎに第
1の部品が他の部品を参照するように参照関係を変更す
る処理を行うことを特徴とする。
【0033】第4発明によれば、図22に示すように、
3次元モデル50を構成する穴53(第1の部品)が穴
52(第2の部品)を参照する関係(識別ID7番は識
別ID6番を参照)にあり、これら両部品のうち穴53
(第1の部品)のみを統合するに際して、穴52(第2
の部品)の識別ID(6番)は不要であるというデータ
を記憶させて、両穴52、53の識別IDをそれぞれ変
更する処理(識別ID6、7番をそれぞれ7、8番に変
更)を行い、つぎに記憶データに基づいて穴52(第2
の部品)の識別ID(7番)を削除する処理を行い、つ
ぎに穴53(第1の部品)が他の部品であるプレートの
リブ51を参照するように参照関係を変更する処理(識
別ID8番は識別ID6番を参照)を行うようにしたの
で、製造部門で追加した複数の部品のうち一部の部品の
みを設計部門で作成した3次元モデルに、統合すること
が可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して3次元CAD
システムの実施形態を説明する。
【0035】・第1の実施形態 この実施形態では設計部門と製造部門とで3次元モデル
に部品を追加する作業を並行してすすめる場合を想定す
る。
【0036】本実施形態では図1に示すように建設機械
のブラケットの3次元モデル30を3次元CADシステ
ム上で構築する場合を想定する。
【0037】図1〜図9は設計部門、製造部門に設けら
れたパーソナルコンピュータの表示画面40の内容を示
している。
【0038】図10は実施形態の処理の概略的な手順を
示すフローチャートである。図10は、識別ID1〜1
5番の各部品によって構成されたオリジナルの3次元モ
デル30に部品を追加していき最後に3次元モデルを統
合するまでの作業の流れを示している。
【0039】以下これら図を併せ参照して説明する。
【0040】図10に示すように、設計部門で作成され
たオリジナルの3次元モデル30は、製造部門でコピー
される(ステップ101)。図1は設計部門で作成され
たオリジナルの3次元モデル30を斜視的に示してい
る。図2は製造部門でコピーした3次元モデル30Aを
斜視的に示している。3次元モデル30、30Aは各構
成部品に識別ID1〜15番が割り当てられ、既に積み
重ねられた部品を他の部品が参照することにより部品を
積み重ねていくことで構築されている。3次元CADシ
ステムでは、識別ID1〜15番に対応づけられたコマ
ンドを識別IDの番号1、2、3…15の順に実行する
ことにより、3次元モデル30、30Aの形状が再生さ
れる。
【0041】つぎにコピーした3次元モデル30Aを構
成する部品の識別ID1〜15番に対して設計形状完了
フラグが設定される(ステップ102)。
【0042】つぎに製造形状追加フラグが設定される。
すなわち以後、製造部門で3次元モデル30Aに対し
て、追加される部品の識別IDに、製造形状追加フラグ
が付与されることになる(ステップ103)。
【0043】製造部門では識別ID16、17番の製造
用形状が新たに追加される。すなわち図4に示すよう
に、図2の3次元モデル30Aに、中子34と、押湯3
6、37という部品が追加されて新たに製造3次元モデ
ル30Cが作成される。中子34には識別ID16番が
付与され、押湯36、37には識別ID17番が付与さ
れる。識別ID16、17番には製造形状追加フラグが
設定される。なお識別ID13番の部品については寸法
を変更する修正が行われる(ステップ104)。
【0044】一方、設計部門ではオリジナルの3次元モ
デル30に対して、識別ID16〜18番の各部品(設
計用形状)を追加して、新たに3次元モデル30Bが作
成される。すなわち図3に示すように、図1の3次元モ
デル30に、抜き勾配31と、ラウンド32、ラウンド
33という部品が追加されて新たに3次元モデル30B
が作成される。抜き勾配31はブラケット本体側面部に
形成される。ラウンド32はボス部に形成される。ラウ
ンド33は稜線部に形成される。抜き勾配31には識別
ID16番が付与され、ラウンド32には識別ID17
番が付与され、ラウンド33には識別ID18番が付与
される(ステップ105)。
【0045】設計部門で部品が追加された設計更新3次
元モデル30Bは、製造部門でコピーされる(ステップ
106)。
【0046】つぎにステップ102と同様に、コピーし
た3次元モデル30Bを構成する部品の識別ID1〜1
8番に対して設計形状完了フラグが設定される(ステッ
プ107)。
【0047】つぎに、設計部門で作成された設計更新3
次元モデル30Bと、製造部品で作成された製造3次元
モデル30Cを同じ識別ID毎に比較し、同じ識別ID
に付与されているフラグから、その部品が修正されたも
のか、追加されたものかを判断する。
【0048】すなわち識別ID13番には設計更新3次
元モデル30B、製造3次元モデル30Cともに設計形
状完了フラグが付与されている。識別ID13番の部品
は、製造部門で寸法が変更されたため、設計更新3次元
モデル30Bと製造3次元モデル30Cとでは部品の内
容が異なっている。このように「設計形状完了フラグあ
り、内容差異あり」という論理が成立すると、その識別
ID13番の部品は、「修正されたもの」と認識される
(ステップ108)。
【0049】これに対して設計更新3次元モデル30B
の識別ID16、17番については設計形状完了フラグ
が付与されており、製造3次元モデル30Cの識別ID
16、17番については製造形状追加フラグが付与され
ている。識別ID16、17番の部品は、設計部門、製
造部門で別々に追加されたものであるため、設計更新3
次元モデル30Bと製造3次元モデル30Cとでは部品
の内容が異なっている。このように「設計形状完了フラ
グ、製造形状追加フラグあり、内容差異あり」という論
理が成立すると、その識別ID16、17番の部品は、
「追加されたもの」と認識される。
【0050】そこでこの場合には設計更新3次元モデル
30Bと製造3次元モデル30Cとで識別IDが異なる
ように、識別IDをリナンバリングする(変更する)処
理が実行される。すなわち製造3次元モデル30Cの識
別ID16、17番についてはそれぞれ識別ID19、
20番にリナンバリングされる(ステップ109)。
【0051】このため設計更新3次元モデル30Bに、
製造3次元モデル30Cで追加、修正された内容を取り
入れて両モデルを統合することが可能になる。
【0052】図5〜図9を用いて3次元モデルを統合す
る処理の概要を説明する。
【0053】図5に示すように表示画面40上には、設
計更新3次元モデル30Bが表示されたウインドウ画面
42と、製造3次元モデル30Cが表示されたウインド
ウ画面43が配置される。これら両ウインドウ画面4
2、43を比較することにより、集約すべき部品の種類
を容易に判断することができる。そこでウインドウ画面
43に表示された製造3次元モデル30C中の中子34
を、ウインドウ画面42に表示された設計更新3次元モ
デル30Bに集約させる指示がコンピュータに入力され
る。この結果、図6に示すようにウインドウ画面42上
には、中子34が集約された集約3次元モデル30Dが
作成される。
【0054】つぎに図7に示すように表示画面40上に
は、集約3次元モデル30Dが表示されたウインドウ画
面42と、製造3次元モデル30Cが表示されたウイン
ドウ画面43が配置される。これら両ウインドウ画面4
2、43を比較することにより、つぎに集約すべき部品
の種類を容易に判断することができる。そこでウインド
ウ画面43に表示された製造3次元モデル30C中の押
湯36、37を、ウインドウ画面42に表示された集約
3次元モデル30Dに集約させる指示がコンピュータに
入力される。この結果、図8に示すようにウインドウ画
面42上には、中子34に加えて押湯36、37が集約
された集約3次元モデル30Eが作成される。
【0055】図40は最終的に設計更新3次元モデル3
0Bと製造3次元モデル30Cを統合した集約3次元モ
デル30Eを示している。
【0056】以上のように本実施形態によれば、設計部
門で作成された3次元モデルをコピーした時点で、この
3次元モデルを構成する部品の識別IDに設計形状完了
フラグ(第1のフラグ)を付与し、設計部門で作成され
た3次元モデルをコピーした以降に、コピーした3次元
モデルに製造部門で追加される部品の識別IDに、製造
形状追加フラグ(第2のフラグ)を付与するようにして
いるので、識別IDが重複する部品が修正されたものか
追加されたものかを明確に認識できるようになる。この
ため設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめて作
成した3次元モデルを、統合することが可能になり、リ
ードタイムが飛躍的に短縮する。
【0057】以上説明した実施形態では製造部門で3次
元モデルの部品を修正するようにしている。しかし図1
4に示すように設計部門で3次元モデルの部品を修正す
る場合にも適用することができる。
【0058】・第2の実施形態 図14に示すように、設計部門で作成されたオリジナル
の3次元モデル30は、製造部門でコピーされる(ステ
ップ301)。図1は設計部門で作成されたオリジナル
の3次元モデル30を斜視的に示している。図2は製造
部門でコピーした3次元モデル30Aを斜視的に示して
いる。3次元モデル30、30Aは各構成部品に識別I
D1〜3番(形状1、2、3番)が割り当てられ、既に
積み重ねられた部品を他の部品が参照することにより部
品を積み重ねていくことで構築されている。3次元CA
Dシステムでは、識別ID1〜3番に対応づけられたコ
マンドを識別IDの番号1、2、3の順に実行すること
により、3次元モデル30、30Aの形状が再生され
る。
【0059】つぎにコピーした3次元モデル30Aを構
成する部品の識別ID1〜3番に対して設計形状完了フ
ラグが設定される(ステップ302)。
【0060】つぎに製造形状追加フラグが設定される。
すなわち以後、製造部門で3次元モデル30Aに対し
て、追加される部品の識別IDに、製造形状追加フラグ
が付与されることになる(ステップ304)。
【0061】製造部門では識別ID4、5番の製造用形
状が新たに追加される。すなわち図4に示すように、図
2の3次元モデル30Aに、中子34と、押湯36、3
7という部品が追加されて新たに製造3次元モデル30
Cが作成される。中子34には識別ID4番が付与さ
れ、押湯36、37には識別ID5番が付与される。識
別ID4、5番には製造形状追加フラグが設定される。
【0062】一方、設計部門ではオリジナルの3次元モ
デル30に対して、識別ID4、5番の各部品(設計用
形状)を追加するとともに、識別ID2番の部品の寸法
等が修正されて、新たに3次元モデル30Bが作成され
る。すなわち図3に示すように、図1の3次元モデル3
0に、抜き勾配31と、ラウンド32、ラウンド33と
いう部品が追加されるとともに、ボス部の穴径が変更さ
れて、新たに3次元モデル30Bが作成される。抜き勾
配31はブラケット本体側面部に形成される。ラウンド
32はボス部に形成される。ラウンド33は稜線部に形
成される。抜き勾配31には識別ID4番が付与され、
ラウンド32、33には識別ID5番が付与される。な
おボス部の穴には識別ID2番が付与されている(ステ
ップ303)。
【0063】設計部門で部品が追加、修正された設計更
新3次元モデル30Bは、製造部門でコピーされる。
【0064】つぎにステップ302と同様に、コピーし
た3次元モデル30Bを構成する部品の識別ID1〜5
番に対して設計形状完了フラグが設定される。
【0065】つぎに、設計部門で作成された設計更新3
次元モデル30Bと、製造部品で作成された製造3次元
モデル30Cを同じ識別ID毎に比較し、同じ識別ID
に付与されているフラグから、その部品が修正されたも
のか、追加されたものかを判断する。
【0066】すなわち識別ID2番には設計更新3次元
モデル30B、製造3次元モデル30Cともに設計形状
完了フラグが付与されている。識別ID2番の部品は、
設計部門で寸法が変更されたため、設計更新3次元モデ
ル30Bと製造3次元モデル30Cとでは部品の内容が
異なっている。このように「設計形状完了フラグあり、
内容差異あり」という論理が成立すると、その識別ID
2番の部品は、「修正されたもの」と認識される。
【0067】これに対して設計更新3次元モデル30B
の識別ID4、5番については設計形状完了フラグが付
与されており、製造3次元モデル30Cの識別ID4、
5番については製造形状追加フラグが付与されている。
識別ID4、5番の部品は、設計部門、製造部門で別々
に追加されたものであるため、設計更新3次元モデル3
0Bと製造3次元モデル30Cとでは部品の内容が異な
っている。このように「設計形状完了フラグ、製造形状
追加フラグあり、内容差異あり」という論理が成立する
と、その識別ID4、5番の部品は、「追加されたも
の」と認識される。
【0068】そこでこの場合には設計更新3次元モデル
30Bと製造3次元モデル30Cとで識別IDが異なる
ように、識別IDをリナンバリングする処理が実行され
る。すなわち製造3次元モデル30Cの識別ID4、5
番についてはそれぞれ識別ID16、7番にリナンバリ
ングされる(ステップ305)。
【0069】このため設計更新3次元モデル30Bに、
製造3次元モデル30Cで追加された内容を取り入れて
両モデルを統合することが可能になる。
【0070】統合処理は図5〜図9を用いて説明したの
と同様にして行われる。
【0071】以上のように本実施形態においても、設計
部門で作成された3次元モデルをコピーした時点で、こ
の3次元モデルを構成する部品の識別IDに設計形状完
了フラグ(第1のフラグ)を付与し、設計部門で作成さ
れた3次元モデルをコピーした以降に、コピーした3次
元モデルに製造部門で追加される部品の識別IDに、製
造形状追加フラグ(第2のフラグ)を付与するようにし
ているので、識別IDが重複する部品が修正されたもの
か追加されたものかを明確に認識できるようになる。こ
のため設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめて
作成した3次元モデルを、統合することが可能になり、
リードタイムが飛躍的に短縮する。
【0072】以上説明した実施形態では設計部門で作成
された3次元モデル30、30Bを製造部門でコピーし
た時点でそれぞれに同じ設計形状完了フラグを付与して
いるしかし、設計部門で作成された3次元モデルを製造
部門でコピーする毎に異なるフラグを付与することで、
さらに修正、追加の詳細な判断を行うことが可能にな
る。
【0073】・第3の実施形態 本実施形態では図16に示すように建設機械のブラケッ
トの3次元モデル30′を3次元CADシステム上で構
築する場合を想定する。
【0074】図16〜図21は設計部門、製造部門に設
けられたパーソナルコンピュータの表示画面40の内容
を示している。
【0075】図15は実施形態の処理の概略的な手順を
示すフローチャートである。図15は、識別ID1〜4
番(形状番号1、2、3、4番)の各部品によって構成
されたオリジナルの3次元モデル30′に部品を追加、
修正していき最後に3次元モデルを統合するまでの作業
の流れを示している。
【0076】図11、図12、図13は実施形態の処理
の詳細な手順を示している。
【0077】以下これら図を併せ参照して説明する。
【0078】図15に示すように、設計部門で作成され
たオリジナルの3次元モデル30′は、製造部門でコピ
ーされる。コピーした3次元モデルを30′Aとする
(ステップ401)。図16は設計部門で作成されたオ
リジナルの3次元モデル30′を斜視的に示している。
3次元モデル30′には各構成部品に識別ID1〜4番
が割り当てられ、既に積み重ねられた部品を他の部品が
参照することにより部品を積み重ねていくことで構築さ
れている。3次元CADシステムでは、識別ID1〜4
番に対応づけられたコマンドを識別IDの番号1、2、
3、4の順に実行することにより、3次元モデル30′
の形状が再生される。
【0079】つぎにコピーした3次元モデル30′Aを
構成する部品の識別ID1〜4番に対して旧設計フラグ
を設定する処理がなされる(ステップ406)。
【0080】図11(a)は設計フラグ(旧設計フラ
グ、後述する新設計フラグ、新々設計フラグを含む、図
10、図14の設計形状完了フラグに対応する)を設定
する処理1の詳細を示す。
【0081】まずシステムが起動される。なおCADと
連動するため毎回起動する必要はない(ステップ20
1)。つぎにCADシステムのプログラムが起動し、設
計モデル30′をコピーした製造モデル30′Aのファ
イルが読み込まれる(ステップ202)。
【0082】つぎに専用コマンドによりファイル保存が
指示される。具体的には表示画面上のボタンが押される
ことによりファイル保存が指示される(ステップ20
3)。
【0083】つぎに3次元モデル30′Aを構成する部
品の識別IDの番号情報(1〜4番)と、参照関係、形
状を示すデータ等が解析される(ステップ204)。
【0084】つぎに3次元モデル30′Aを構成する部
品の識別ID1〜4番に、旧設計フラグを付与して記憶
する(ステップ205)。
【0085】つぎに3次元モデル30′Aを構成する部
品の識別ID1〜4番に、解析内容を付与してファイル
を保存する(ステップ206)。
【0086】このステップ201〜206の処理1は、
図10のステップ102の処理に対応している。
【0087】つぎに製造フラグ(図10、図14の製造
形状追加フラグに対応する)が設定される。すなわち以
後、製造部門で3次元モデル30′Aに対して、追加さ
れる部品の識別IDに、製造フラグが付与されることに
なる(ステップ407)。
【0088】製造部門では識別ID5、6番の製造用形
状が新たに追加されるとともに、識別ID3番の形状が
修正される。すなわち図18に示すように、3次元モデ
ル30′Aに、中子34と、押湯36、37という部品
が追加されるとともに、加工穴38が抑制されて、新た
に製造3次元モデル30′Cが作成される。中子34に
は識別ID5番が付与され、押湯36、37には識別I
D6番が付与される。識別ID5、6番には製造フラグ
が設定される。なお識別ID3番の加工穴38について
は、これをなくす修正が行われる。
【0089】図11(b)は製造フラグを設定する処理
の詳細を示す。
【0090】まずシステムが起動される。なおCADと
連動するため毎回起動する必要はない(ステップ20
7)。つぎに専用コマンドによって、設計モデル30′
をコピーした製造モデル30′Aのファイルが読み込ま
れる(ステップ208)。
【0091】つぎに製造フラグを設定する処理がなされ
る。具体的には表示画面上のボタンが押されることによ
りフラグが設定される。このフラグ設定以降に作成され
た形状は製造部門が作成した形状であるとして、フラグ
設定時に作成されている識別ID(4番)をシステムが
記憶する。したがって識別ID(5番)以降には製造フ
ラグが付与される(ステップ209)。
【0092】つぎに3次元CADシステムのプログラム
が実行され、新たに形状を追加、修正する処理が実行さ
れる(ステップ210)。
【0093】つぎに新たに追加された部品の形状認識I
D5、6番に、解析内容を付与してファイルを保存する
(ステップ211)。
【0094】このステップ207〜211の処理2は、
図10のステップ103、104の処理に対応してい
る。
【0095】一方、設計部門ではオリジナルの3次元モ
デル30′に対して、識別ID5、6番の各部品(設計
用形状)を追加して、新たに3次元モデル30′Bが作
成される。すなわち図17に示すように、図16の3次
元モデル30に、抜き勾配31と、角隅R39という部
品が追加されて新たに3次元モデル30′Bが作成され
る。抜き勾配31はブラケット本体側面部に形成され
る。角隅R39はボス部に形成される。抜き勾配31に
は識別ID5番が付与され、角隅R39には識別ID6
番が付与される(ステップ402)。
【0096】設計部門で部品が追加された設計更新3次
元モデル30′Bは、製造部門でコピーされる(ステッ
プ403)。
【0097】つぎに、設計部門で作成された設計更新3
次元モデル30′Bと、製造部品で作成された製造3次
元モデル30′Cを同じ識別ID毎に比較し、同じ識別
IDに付与されているフラグから、その部品が設計部
門、製造部門のいずれかで修正されたものか、設計部
門、製造部門のいずれかでまたは両部門で追加されたも
のかを判断し、その判断結果に応じて、統合した3次元
モデルを生成する(ステップ409)。
【0098】図11(c)、図12、図13は両部門で
作成された3次元モデルの形状を比較して形状を集約す
る処理の詳細を示す。
【0099】まず設計更新3次元モデル30′Bをコピ
ーする(ステップ212)。つぎにシステムが起動され
る。なおCADと連動するため毎回起動する必要はない
(ステップ213)。つぎに製造3次元モデル30′C
のファイルと、コピーした設計更新3次元モデル30′
Bのファイルとを区別するために、製造3次元モデル3
0′Cが、システムのルールにしたがってシステムの指
定位置にファイル名を変更して保存される(ステップ2
14)。
【0100】つぎに両モデル30′B、30′Cの違い
を比較するために、両モデル30′B、30′Cが同一
画面上に表示される。図19(a)に示すように表示画
面40上のウインドウ画面42には設計更新3次元モデ
ル30′Bが表示され、別のウインドウ画面43には、
製造3次元モデル30′Cが表示される(ステップ21
5)。
【0101】つぎに、コピーした3次元モデル30′B
を構成する部品の識別ID1〜6番に対して新設計フラ
グが設定される(ステップ216)。この処理は図15
のステップ408に対応している。
【0102】つぎに設計更新3次元モデル30′B、製
造3次元モデル30′Cを同じ識別ID毎に比較し、同
じ識別IDに付与されているフラグ、形状の内容の差異
の解析が行われる。
【0103】すなわち設計更新3次元モデル30′Bの
識別ID1、2、4番については新設計フラグが付与さ
れており、製造3次元モデル30′Cの識別ID1、
2、4番については旧設計フラグが付与され、製造フラ
グは付与されていない。識別ID1、2、4番の部品
は、設計部門、製造部門で何ら修正されたものでないた
め、設計更新3次元モデル30′Bと製造3次元モデル
30′Cとでは部品の内容に差異はない。このように
「新設計フラグあり、旧設計フラグあり、製造フラグな
し、内容差異なし」という論理が成立すると、その識別
ID1、2、4番の部品は、「修正、追加なし(対象
外)」と認識される。
【0104】また設計更新3次元モデル30′Bの識別
ID3番については新設計フラグが付与されており、製
造3次元モデル30′Cの識別ID3番については旧設
計フラグが付与され、製造フラグは付与されていない。
識別ID3番の部品は、製造部門で修正されたものであ
るため、設計更新3次元モデル30′Bと製造3次元モ
デル30′Cとでは部品の内容に差異がある。このよう
に「新設計フラグあり、旧設計フラグあり、製造フラグ
なし、内容差異あり」という論理が成立すると、その識
別ID3番の部品は、「修正あり」と認識される。
【0105】また設計更新3次元モデル30′Bの識別
ID5、6番については新設計フラグが付与されてお
り、製造3次元モデル30′Cの識別ID5、6番につ
いては旧設計フラグは付与されておらず製造フラグが付
与されている。識別ID5、6番の部品は、設計部門、
製造部門で別々に追加されたものであるため、設計更新
3次元モデル30′Bと製造3次元モデル30′Cとで
は部品の内容が異なっている。このように「新設計フラ
グあり、旧設計フラグなし、製造フラグあり、内容差異
あり」という論理が成立すると、その識別ID5、6番
の部品は、「設計部門、製造部門で新規に追加されたも
の」と認識される。
【0106】ところで設計部門でのみ更に識別ID7番
の部品が追加されているものとすると、設計更新3次元
モデル30′Bの識別ID7番については新設計フラグ
が付与されており、製造3次元モデル30′Cには対応
する識別ID7番がなく、旧設計フラグ、製造フラグと
もに付与されてない。このように「新設計フラグあり、
旧設計フラグなし、製造フラグなし」という論理が成立
すると、その識別ID7番の部品は、「設計部門で新規
に追加されたもの」と認識される。
【0107】逆に製造部門でのみ識別ID7番の部品が
追加されているものとすると、製造3次元モデル30′
Cの識別ID7番については旧設計フラグが付与されて
おらず、製造フラグが付与されており、設計更新3次元
モデル30′Bには対応する識別ID7番がなく、新設
計フラグが付与されていない。このように「新設計フラ
グなし、旧設計フラグなし、製造フラグあり」という論
理が成立すると、その識別ID7番の部品は、「製造部
門で新規に追加されたもの」と認識される(ステップ2
17)。
【0108】つぎに解析結果が図19(a)に示すよう
に表示画面40中のウインドウ画面41に文字、数字等
によってテキスト表示される。このウインドウ画面41
には「形状番号(識別ID)」毎に、「モデル」、「内
容」が表示される。「モデル」は製造部門、設計部門の
別を示す。「内容」は修正内容、追加形状の別を示す。
たとえば「形状番号(識別ID)」、「モデル」、「内
容」がそれぞれ「3」、「製造」、「抑制(穴)」と表
示されている場合には、「識別ID3の穴は製造部門で
抑制するという修正がなされたこと」を作業者は知るこ
とができる。また「形状番号(識別ID)」、「モデ
ル」、「内容」がそれぞれ「5」、「設計」、「新規
(勾配)」と表示されるとともに「5」、「製造」、
「新規(突起)」と表示されている場合には、「識別I
D5は設計部門、製造部門それぞれで新規に追加され、
勾配と突起で追加内容が異なること」を作業者は知るこ
とができる(ステップ218)。
【0109】つぎにウインドウ画面41中の表示テキス
トをクリック操作する等して、項目を選択すると、該当
する識別IDの形状がウインドウ画面42、43中でハ
イライトされて表示される。たとえば作業者がウインド
ウ画面41中の「5 製造新規(突起)」という表示テ
キストをクリック操作すると、対応する識別ID5番の
中子34がウインドウ画面43中で、他の形状と区別で
きる色によってハイライトされて表示される(ステップ
219)。
【0110】つぎに作業者は、両ウインドウ画面42、
43を比較することにより、集約すべき部品の種類をウ
インドウ画面43中で指示する。
【0111】指示された部品の識別IDはステップ21
7の解析結果に応じて、識別IDをリナンバーするか否
かを判断して、集約される(ステップ221〜22
8)。
【0112】ステップ221では、同じ識別IDに新設
計フラグ、旧設計フラグが付与されておりかつ内容に差
異があるか否かが、つまり修正形状であるか否かが判断
される。ステップ222では、設計更新モデル30′B
に修正された形状が存在するか否かが判断される。ステ
ップ224では、識別IDに旧設計フラグが付与されて
いないか否かが、つまり新規形状追加であるか否かが判
断される。ステップ225では、設計更新モデル30′
Bに追加された形状が存在するか否かが判断される。
【0113】識別ID5番の中子34がウインドウ画面
43中で指示されると、ステップ221の判断はNOと
なり、ステップ224の判断はYESとなり、ステップ
225の判断はNOとなる。この結果ステップ226で
は、設計更新3次元モデル30′Bと製造3次元モデル
30′Cとで識別IDが異なるように、識別ID5番を
7番にリナンバリングする処理が実行される。ステップ
227の処理については後述する。このため図19
(b)に示すようにウインドウ画面42中の設計更新3
次元モデル30′Bに、製造3次元モデル30′Cで追
加された中子34の形状が取り入れられて、新たに設計
更新3次元モデル30′Dが作成される(ステップ22
8)。
【0114】このようにして該当形状の統合処理が終了
する毎に(ステップ228の判断NO)、手順は再びス
テップ220へ移行され、以後同様の処理が繰り返し実
行される(ステップ221〜227)。
【0115】図20(a)は押湯36、37を統合する
前の表示画面40を示している。
【0116】中子34を統合する場合と同様にして識別
ID6番の押湯36、37が図20(a)のウインドウ
画面43中で指示されると、ステップ221の判断はN
Oとなり、ステップ224の判断はYESとなり、ステ
ップ225の判断はNOとなる。この結果ステップ22
6では、設計更新3次元モデル30′Dと製造3次元モ
デル30′Cとで識別IDが異なるように、識別ID6
番を8番にリナンバリングする処理が実行される。この
ため図21(b)に示すようにウインドウ画面42中の
設計更新3次元モデル30′Dに、製造3次元モデル3
0′Cで追加された押湯36、37の形状が取り入れら
れて、新たに設計更新3次元モデル30′Eが作成され
る(ステップ228)。
【0117】識別ID3番の加工穴38がウインドウ画
面43中で指示されると、ステップ221の判断はYE
Sとなり、ステップ222の判断はNOとなる。この結
果ステップ223では、製造3次元モデル30′C中の
修正内容である加工穴38の抑制が、設計更新3次元モ
デル30′Eに統合される(ステップ223)。
【0118】なお識別ID1、2、4番の形状が図20
のウインドウ画面43中で指示されると、ステップ22
1の判断はNOとなり、ステップ224の判断はNOと
なり、統合処理は実行されない。
【0119】すべての形状の統合処理が終了すると(ス
テップ228の判断YES)、手順は図13のステップ
229へ移行され、統合された設計更新3次元モデル3
0′Eを、新たに製造3次元モデル30′Fとして保存
する(ステップ229)。このとき別のファイル名で保
存した旧製造3次元モデル30′Cは削除されて(ステ
ップ230)、システムの処理は終了する(ステップ2
31)。
【0120】さらに設計部門で3次元モデル30′B
に、部品の追加、修正がなされた場合を想定する。
【0121】図15に示すように設計部門で3次元モデ
ル30′Bに対して、更に識別ID7、8番の各部品
(設計用形状)を追加するとともに、識別ID2番の部
品を修正して、新たに3次元モデル30′Gが作成され
る。識別ID7、8番は加工代であるとする。識別ID
2番は部品の寸法の変更であるとする(ステップ40
4)。
【0122】設計部門で部品が追加、修正された設計更
新3次元モデル30′Gは、製造部門でコピーされる
(ステップ405)。
【0123】つぎに設計部門で作成された設計更新3次
元モデル30′Gと、製造部品で作成された製造3次元
モデル30′Fを同じ識別ID毎に比較し、同じ識別I
Dに付与されているフラグから、その部品が設計部門、
製造部門のいずれかで修正されたものか、設計部門、製
造部門のいずれかでまたは両部門で追加されたものかを
判断し、その判断結果に応じて、統合した3次元モデル
を生成する(ステップ411)。
【0124】以後図12、図13のステップ212〜2
31の処理が同様にして実行される。
【0125】すなわち表示画面40のウインドウ画面4
2には設計更新3次元モデル30′Gが表示され、ウイ
ンドウ画面43には製造3次元モデル30′Fが表示さ
れる。
【0126】そこで識別ID7番の中子34がウインド
ウ画面43中で指示されると、ステップ221の判断は
NOとなり、ステップ224の判断はYESとなり、ス
テップ225の判断はNOとなる。この結果ステップ2
26では、設計更新3次元モデル30′Gと製造3次元
モデル30′Fとで識別IDが異なるように、識別ID
7番を9番にリナンバリングする処理が実行される。こ
のためウインドウ画面42中の設計更新3次元モデル3
0′Gに、製造3次元モデル30′F中の中子34の形
状が取り入れられて、新たに設計更新3次元モデル3
0′Hが作成される(ステップ228)。
【0127】中子34を統合する場合と同様にして識別
ID8番の押湯36、37がウインドウ画面43中で指
示されると、ステップ221の判断はNOとなり、ステ
ップ224の判断はYESとなり、ステップ225の判
断はNOとなる。この結果ステップ226では、設計更
新3次元モデル30′Hと製造3次元モデル30′Fと
で識別IDが異なるように、識別ID8番を10番にリ
ナンバリングする処理が実行される。このためウインド
ウ画面42中の設計更新3次元モデル30′Hに、製造
3次元モデル30′F中の押湯36、37の形状が取り
入れられて、新たに設計更新モデル30′Iが作成され
る(ステップ228)。
【0128】すべての形状の統合処理が終了すると(ス
テップ228の判断YES)、手順は図13のステップ
229へ移行され、統合された設計更新3次元モデル3
0′Iを、新たに製造3次元モデル30′Jとして保存
する(ステップ229)。このとき別のファイル名で保
存した旧製造3次元モデル30′Fは削除されて(ステ
ップ230)、システムの処理は終了する(ステップ2
31)。図21は統合処理が完了した3次元モデル3
0′Jを示している。
【0129】以上のように本実施形態によれば、設計部
門で作成された3次元モデルを第1回目にコピーした時
点で、この3次元モデルを構成する部品の識別IDに旧
設計フラグ(第1のフラグ)を付与し、設計部門で作成
された3次元モデルをコピーした以降に、コピーした3
次元モデルに製造部門で追加される部品の識別IDに、
製造フラグ(第2のフラグ)を付与し、設計部門で作成
された3次元モデルを第2回目にコピーした時点で、こ
の3次元モデルを構成する部品の識別IDに新設計フラ
グ(第3のフラグ)を付与するようにしているので、該
当する部品が設計部門、製造部門のいずれで修正ないし
追加されたのかを明確に認識できるようになる。このた
め設計部門と製造部門とが並行して作業をすすめて作成
した3次元モデルを、統合することが可能になり、リー
ドタイムが飛躍的に短縮する。
【0130】上述した実施形態では製造部門で追加され
た部品のすべてを設計部門で作成された3次元モデルに
統合する場合を想定している。しかし製造部門で追加さ
れた部品のうち一部の部品のみを設計部門で作成された
3次元モデルに統合してもよい。
【0131】・第4の実施形態 本実施形態では図23に示すようにプレートの3次元モ
デル50を3次元CADシステム上で構築する場合を想
定する。
【0132】図23〜図30は設計部門、製造部門に設
けられたパーソナルコンピュータの表示画面40の内容
を示している。
【0133】図22は実施形態の処理の概略的な手順を
示すフローチャートである。図22は、形状認識番号
(識別ID)1〜5番の各部品によって構成されたオリ
ジナルの3次元モデル50に部品を追加していき最後に
3次元モデルを統合するまでの作業の流れを示してい
る。
【0134】以下これら図を併せ参照して説明する。
【0135】図22に示すように、設計部門で作成され
たオリジナルの3次元モデル50は、製造部門でコピー
される。製造部門でコピーされた3次元モデルを50A
とする(ステップ501)。図23は設計部門で作成さ
れ、製造部門でコピーされた3次元モデル50、50A
を斜視的に示している。3次元モデル50、50Aは各
構成部品に識別ID1〜5番が割り当てられ、既に積み
重ねられた部品を他の部品が参照することにより部品を
積み重ねていくことで構築されている。3次元CADシ
ステムでは、識別ID1〜5番に対応づけられたコマン
ドを識別IDの番号1、2、3、4、5の順に実行する
ことにより、3次元モデル50、50Aの形状が再生さ
れる。
【0136】つぎにコピーした3次元モデル50Aを構
成する部品の識別ID1〜5番に対して設計形状完了フ
ラグが設定される(ステップ504)。
【0137】つぎに製造形状追加フラグが設定される。
すなわち以後、製造部門で3次元モデル50Aに対し
て、追加される部品の識別IDに、製造形状追加フラグ
が付与されることになる(ステップ505)。
【0138】製造部門では識別ID6、7番の製造用形
状が新たに追加される。すなわち図25に示すように、
図23の3次元モデル50Aに、穴52、53という部
品が追加されて新たに製造3次元モデル50Cが作成さ
れる。穴52には識別ID6番が付与され、穴53には
識別ID7番が付与される。識別ID6、7番には製造
形状追加フラグが設定される。図26に示すように、識
別ID7番で特定される穴53には、「識別ID6番で
特定される「穴」52から距離dだけ離れたところに直
径2rの穴を貫通させる」というコマンド(穴、貫通)
やパラメータ(識別ID6、d、r)が対応づけられて
いる。つまり識別ID7番で特定される穴53という部
品は、識別ID6番で特定される穴52という部品を参
照する関係にある(ステップ506)。
【0139】一方、設計部門ではオリジナルの3次元モ
デル50に対して、識別ID6番の部品(設計用形状)
を追加して、新たに3次元モデル50Bが作成される。
すなわち図24に示すように、図23の3次元モデル5
0に、リブ51という部品が追加されて新たに3次元モ
デル50Bが作成される。リブ51には識別ID6番が
付与される(ステップ502)。
【0140】設計部門で部品が追加された設計更新3次
元モデル50Bは、製造部門でコピーされる(ステップ
503)。
【0141】つぎにステップ504と同様に、コピーし
た3次元モデル50Bを構成する部品の識別ID1〜6
番に対して設計形状完了フラグが設定される(ステップ
507)。
【0142】つぎに、設計部門で作成された設計更新3
次元モデル50Bと、製造部品で作成された製造3次元
モデル50Cを同じ識別ID毎に比較し、同じ識別ID
に付与されているフラグから、その部品が設計部門、製
造部門のいずれで追加されたものかを判断する。
【0143】すなわち設計更新3次元モデル50Bの識
別ID6番については設計形状完了フラグが付与されて
おり、製造3次元モデル50Cの識別ID6番について
は製造形状追加フラグが付与されている。識別ID6番
の部品は、設計部門、製造部門で別々に追加されたもの
であるため、設計更新3次元モデル50Bと製造3次元
モデル50Cとでは部品の内容が異なっている。このよ
うに「設計形状完了フラグ、製造形状追加フラグあり、
内容差異あり」という論理が成立すると、その識別ID
6番の部品は、「設計部門、製造部門の両方で追加され
たもの」と認識される。
【0144】なお製造3次元モデル50Cの識別ID7
番については製造形状追加フラグが付与されており、設
計更新3次元モデル50Bには、対応する識別ID7番
は存在しない。したがって識別ID7番の部品は、「製
造部門のみで追加されたもの」と認識される。
【0145】つぎに両モデル50B、50Cの違いを比
較するために、両モデル50B、50Cが同一画面上に
表示される。図27に示すように表示画面40上のウイ
ンドウ画面44には設計更新3次元モデル50Bが表示
され、別のウインドウ画面45には、製造3次元モデル
50Cが表示される。
【0146】つぎに作業者は、両ウインドウ画面44、
45を比較することにより、集約すべき部品の種類をウ
インドウ画面45中で指示する。本実施形態ではウイン
ドウ画面45に表示された製造3次元モデル50C中の
穴52、53のうち識別ID7番の穴53のみを、ウイ
ンドウ画面44に表示された設計更新3次元モデル50
Bに統合するものとする(ステップ508)。
【0147】識別ID7番のみを統合させる指示がコン
ピュータに入力されると、両穴52、53の識別ID
6、7番をそれぞれ7番、8番にリナンバリングする処
理を行い、穴52、53を設計更新3次元モデル50B
に集約する処理が実行される。この結果図28に示すよ
うにウインドウ画面44上には、穴52、53が集約さ
れた設計更新3次元モデル50Dが作成される。この集
約の際に、識別IDの変更履歴と共に、識別ID6番
(穴52)は不要であるというデータが記憶される(ス
テップ509)。
【0148】つぎに識別IDを6、7番からそれぞれ
7、8番に変更したという記憶データと、識別ID6番
(穴52)は不要であるという記憶データとに基づい
て、不要な識別ID7番(穴52)を、設計更新3次元
モデル50Dから削除する処理が行われる。この結果図
29に示すようにウインドウ画面44上には、穴52が
削除された設計更新3次元モデル50Eが作成される
(ステップ510)。
【0149】つぎに識別ID8番の穴53が、削除され
た識別ID7番以外の識別IDの部品を参照するように
参照関係を変更する処理が行われる。
【0150】すなわち図30のウインドウ画面44に示
すように、識別ID8番で特定される穴53に、「識別
ID6番で特定される「リブ」51から距離dだけ離れ
たところに直径2rの穴を貫通させる」というコマンド
(穴、貫通)やパラメータ(識別ID6、d、r)を対
応づける。つまり識別ID8番で特定される穴53とい
う部品は、識別ID6番で特定されるリブ51という部
品を参照するように参照関係を変更する(ステップ51
1)。このステップ511の処理は図12のステップ2
27の処理に相当する。
【0151】以上のように本実施形態によれば、製造部
門で追加された穴52、53のうち穴53のみを統合し
た3次元モデル50Eを作成することができる。
【0152】以上のように本実施形態によれば、3次元
モデル50を構成する穴53(第1の部品)が穴52
(第2の部品)を参照する関係(識別ID7番は識別I
D6番を参照)にあり、これら両部品のうち穴53(第
1の部品)のみを統合するに際して、穴52(第2の部
品)の識別ID(6番)は不要であるというデータを記
憶させて、両穴52、53の識別IDをそれぞれ変更す
る処理(識別ID6、7番をそれぞれ7、8番に変更)
を行い、つぎに記憶データに基づいて穴52(第2の部
品)の識別ID(7番)を削除する処理を行い、つぎに
穴53(第1の部品)が他の部品であるリブ51を参照
するように参照関係を変更する処理(識別ID8番は識
別ID6番を参照)を行うようにしたので、製造部門で
追加した複数の部品のうち一部の部品のみを設計部門で
作成した3次元モデルに、統合することが可能になる。
【0153】なお第1、第2の実施形態では、設計部門
で作成された3次元モデルをコピーした時点で、この3
次元モデルを構成する部品の識別IDに設計形状完了フ
ラグ(第1のフラグ)を付与し、設計部門で作成された
3次元モデルをコピーした以降に、コピーした3次元モ
デルに製造部門で追加される部品の識別IDに、製造形
状追加フラグ(第2のフラグ)を付与するようにしてい
る。
【0154】しかし設計部門で作成された3次元モデル
をコピーした以降に、コピーした3次元モデルに製造部
門で追加される部品の識別IDに、製造形状追加フラグ
を付与することとし、コピーした時点で設計形状完了フ
ラグを付与しない実施も可能である。この場合も識別I
Dが同じであって製造形状追加フラグが付与されている
ならば、設計部門、製造部門の両方で追加された部品で
あると判断することができ、この判断結果に基づき識別
IDが異なるように識別IDを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図2】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図3】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図4】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図5】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図6】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図7】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図8】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図9】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した表
示画面を示す図である。
【図10】第1の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】第3の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】第3の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】第3の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】第2の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】第3の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図17】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図18】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図19】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図20】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図21】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図22】第4の実施形態の処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図23】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図24】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図25】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図26】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図27】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図28】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図29】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図30】実施形態の3次元モデルを斜視的に表示した
表示画面を示す図である。
【図31】従来技術を説明する図である。
【図32】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
30(30A〜30E)、30′(30′A〜30′
J)、50(50A〜50E) 3次元モデル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各構成部品に識別IDが割り当てら
    れ、既に積み重ねられた部品を参照することにより部品
    を積み重ねてオリジナルの3次元モデルを構築し、この
    オリジナルの3次元モデルをコピーし、オリジナルの3
    次元モデルに部品を追加する処理と、コピーした3次元
    モデルに部品を追加する処理とを並行して実行し、オリ
    ジナルの3次元モデルと、コピーした3次元モデルとを
    同一の3次元モデルに統合するようにした3次元CAD
    システムにおいて、 オリジナルの3次元モデルをコピーした以降に、コピー
    した3次元モデルに追加される部品の識別IDに、フラ
    グを付与し、 オリジナルの3次元モデルに部品を追加する処理と、コ
    ピーした3次元モデルに部品を追加する処理とが実行さ
    れ、同じ識別IDの部品の内容に差異が生じた場合に、
    前記フラグに基づいて、オリジナルの3次元モデルに追
    加された部品の識別IDと、コピーした3次元モデルに
    追加された部品の識別IDとが異なるように、識別ID
    を変更して、オリジナルの3次元モデルと、コピーした
    3次元モデルとを同一の3次元モデルに統合することを
    特徴とする3次元CADシステム。
  2. 【請求項2】 各構成部品に識別IDが割り当てら
    れ、既に積み重ねられた部品を参照することにより部品
    を積み重ねてオリジナルの3次元モデルを構築し、この
    オリジナルの3次元モデルをコピーし、オリジナルの3
    次元モデルに部品を追加、修正する処理と、コピーした
    3次元モデルに部品を追加する処理とを並行して実行
    し、オリジナルの3次元モデルと、コピーした3次元モ
    デルとを同一の3次元モデルに統合するようにした3次
    元CADシステムにおいて、 オリジナルの3次元モデルをコピーした時点で、オリジ
    ナルの3次元モデルを構成する部品の識別IDに、第1
    のフラグを付与し、 オリジナルの3次元モデルをコピーした以降に、コピー
    した3次元モデルに追加される部品の識別IDに、第2
    のフラグを付与し、 オリジナルの3次元モデルに部品を追加、修正する処理
    と、コピーした3次元モデルに部品を追加する処理とが
    実行され、同じ識別IDの部品の内容に差異が生じた場
    合に、前記1のフラグが付与された識別IDの部品につ
    いては、オリジナルの3次元モデルで修正された部品で
    あると判断し、前記2のフラグが付与された識別IDの
    部品については、コピーした3次元モデルに追加された
    部品であると判断し、オリジナルの3次元モデルに追加
    された部品の識別IDと、コピーした3次元モデルに追
    加された部品の識別IDとが異なるように、識別IDを
    変更して、オリジナルの3次元モデルと、コピーした3
    次元モデルとを同一の3次元モデルに統合することを特
    徴とする3次元CADシステム。
  3. 【請求項3】 各構成部品に識別IDが割り当てら
    れ、既に積み重ねられた部品を参照することにより部品
    を積み重ねてオリジナルの3次元モデルを構築し、この
    オリジナルの3次元モデルをコピーし、第1の設計部門
    でオリジナルの3次元モデルに部品を追加、修正する処
    理と、第2の設計部門でコピーした3次元モデルに部品
    を追加、修正する処理とを並行して実行し、第1の設計
    部門のオリジナルの3次元モデルと、第2の設計部門の
    コピーした3次元モデルとを同一の3次元モデルに統合
    するようにした3次元CADシステムにおいて、 オリジナルの3次元モデルを1回目にコピーした時点
    で、オリジナルの3次元モデルを構成する部品の識別I
    Dに、第1のフラグを付与し、 オリジナルの3次元モデルを1回目にコピーした以降
    に、コピーした3次元モデルに追加される部品の識別I
    Dに、第2のフラグを付与し、 オリジナルの3次元モデルを2回目にコピーした時点
    で、オリジナルの3次元モデルを構成する部品の識別I
    Dに、第3のフラグを付与し、 第1回目にコピーした3次元モデルを構成する部品の識
    別IDと、第2回目にコピーした3次元モデルを構成す
    る部品の識別IDとを比較するとともに、内容の差異と
    を比較し、この結果、 第1のフラグと第3のフラグが付与され、第2のフラグ
    が付与されておらず、内容の差異がない場合に、部品の
    追加、修正がないと判断し、 第1のフラグと第3のフラグが付与され、第2のフラグ
    が付与されておらず、内容の差異がある場合に、第1の
    設計部門で修正された部品であると判断し、 第3のフラグが付与され、第1のフラグと第2のフラグ
    が付与されていない場合に、第1の設計部門で追加され
    た部品であると判断し、 第2のフラグが付与され、第1のフラグと第3のフラグ
    が付与されていない場合に、第2の設計部門で追加され
    た部品であると判断し、 第2のフラグと第3のフラグが付与され、第1のフラグ
    が付与されておらず、内容の差異がある場合に、第1お
    よび第2の設計部門で追加された部品であると判断し、
    部品の識別IDとが異なるように、識別IDを変更し
    て、 第1の設計部門のオリジナルの3次元モデルと、第2の
    設計部門のコピーした3次元モデルとを同一の3次元モ
    デルに統合することを特徴とする3次元CADシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 第1の部品が第2の部品を参照する関
    係にあり、これら両部品のうち第1の部品のみを統合す
    るに際して、 第2の部品の識別IDは不要であるというデータを記憶
    させて、両部品の識別IDをそれぞれ変更する処理を行
    い、 つぎに前記記憶データに基づいて第2の部品の識別ID
    を削除する処理を行い、 つぎに第1の部品が他の部品を参照するように参照関係
    を変更する処理を行うことを特徴とする請求項1または
    2または3記載の3次元CADシステム。
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