JP2002214573A - 光変調器の駆動回路および光送信装置 - Google Patents

光変調器の駆動回路および光送信装置

Info

Publication number
JP2002214573A
JP2002214573A JP2001005519A JP2001005519A JP2002214573A JP 2002214573 A JP2002214573 A JP 2002214573A JP 2001005519 A JP2001005519 A JP 2001005519A JP 2001005519 A JP2001005519 A JP 2001005519A JP 2002214573 A JP2002214573 A JP 2002214573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
differential
output
optical modulator
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001005519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3790108B2 (ja
Inventor
Keisuke Imai
啓祐 今井
Setsuo Misaizu
摂夫 美斉津
Hisaya Sakamoto
久弥 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001005519A priority Critical patent/JP3790108B2/ja
Publication of JP2002214573A publication Critical patent/JP2002214573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3790108B2 publication Critical patent/JP3790108B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光変調器のαパラメータを容易に可変制御でき
る簡略な構成の駆動回路および光送信装置を提供する。 【解決手段】本発明は、光源1からの光を外部変調する
マッハツェンダ型光変調器2の各電極22A,22Bに
供給する駆動信号a,bを生成する駆動回路3が、正転
側出力および反転側出力の各電圧振幅の和をマッハツェ
ンダ型光変調器2の光出力特性に応じた所定の電圧振幅
に保持して差動動作する差動回路30と、差動回路30
の正転側出力端子に接続する差動回路31Aと、差動回
路30の反転側出力に接続し、差動回路31Aに対して
排他的に差動動作する差動回路31Bと、を有し、差動
回路31A,31Bの各制御端子電圧がαパラメータ制
御信号に応じて制御されることで、マッハツェンダ型光
変調器2のαパラメータが可変に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の光通信シス
テムに用いられる光変調器の駆動回路および光送信装置
に関し、特に、マッハツェンダ型光変調器について発生
するチャーピングを可変制御する駆動回路および該駆動
回路を用いた光送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の光通信システムにおいては、光送
信装置で発生するチャーピングを可変に制御する機能が
望まれている。例えば、長距離光伝送を行う場合には、
光信号が伝送路の波長分散の影響を受けて波形劣化が生
じてしまうため、その伝送距離に応じて波長分散を補償
するための分散補償ファイバを挿入し、分散値の最適化
を行っている。しかし、このような光通信システムは、
伝送距離の異なるシステムに適用するたびに、波長分散
値が変化するため分散補償ファイバを交換する必要があ
る。そこで、上記のような分散補償ファイバに代わる技
術として、送信光信号の1パルス内に光波長(周波数)
変動を予め与えることにより伝送路の波長分散による伝
送光波形劣化を防ぐプリチャーピング法が知られてい
る。このプリチャーピング法については、送信光信号に
与えるチャーピングを可変に制御する機能を備えた簡易
な構成の光送信装置の要求がある。
【0003】光送信装置で光信号に付与されるチャーピ
ングは、例えば光変調器等において本質的に生じる波長
変動が利用される。この光変調器としては、例えば図9
に示すような構成のマッハツェンダ型光変調器等が知ら
れている。図9のマッハツェンダ型光変調器では、光送
信装置内の光源から出射される直流光が入力されると、
その入力光が2つの光導波路に分岐され、一方の光導波
路上に設けられた電極に駆動回路からの駆動信号を印加
することで、光導波路の屈折率が変化して、各光導波路
の伝搬光を合波した光出力が駆動信号に従って強度変調
される。
【0004】図10は、上記のようなマッハツェンダ型
光変調器の電極への印加電圧に対する光出力特性を示し
たものである。図10に示すように、マッハツェンダ型
光変調器の光出力特性は、電極への印加電圧に対して正
弦曲線に従い変化し、光出力曲線の山から谷に対応した
電圧振幅(以下、この電圧値をVπとする)で高速変化
する駆動信号を電極に印加することで、その駆動信号に
従ってオン・オフする光信号が出力される。
【0005】上記のようなマッハツェンダ型光変調器を
用いた変調方式で生じるチャーピングについては、図1
0の光出力特性の左肩に対応する範囲(印加電圧の増加
に伴って光出力パワーが単調増加する範囲)に動作点を
設定した場合、発生するチャーピング量を表すαパラメ
ータが+kで固定となり、右肩に対応する範囲(印加電
圧の増加に伴って光出力パワーが単調減少する範囲)に
動作点を設定した場合には、αパラメータが−kで固定
となる。このαパラメータを示すkの値はマッハツェン
ダ型光変調器で決まる定数であるため、上記のような外
部光変調方式では、αパラメータとして+kまたは−k
のいずれかの値しか選択できなかった。なお、マッハツ
ェンダ型光変調器の動作点は、電極に供給するバイアス
電圧VB(図9参照)をシフトさせることで調整され
る。
【0006】そこで、αパラメータを可変に設定できる
ようにした外部光変調方式として、例えば特開平5−2
24163号公報に記載された技術が公知である。この
公知技術は、マッハツェンダ型光変調器の2本の光導波
路の双方に設けた各電極に駆動信号をそれぞれ印加して
光変調を行うようにしたものであって、駆動回路内の差
動増幅器の正転側出力および反転側出力をマッハツェン
ダ型光変調器の各々の電極に導き、正転側出力または反
転側出力のいずれかに減衰器を設けて駆動信号の電圧振
幅を可変にすることでαパラメータの値を調整可能にし
たものである。なお、このような光変調方式を採用した
マッハツェンダ型光変調器を、以下では、デュアル駆動
マッハツェンダ型光変調器と呼ぶことにする。
【0007】また、例えば特開平4−14010号公報
に記載された光変調器では、マッハツェンダ型光変調器
の外部に位相変調器を追加して、マッハツェンダ型光変
調器の駆動信号と同じ信号を位相変調器に入力し、その
位相変調器の駆動振幅を振幅可変回路を用いて変化させ
ることでαパラメータの値を調整可能にした技術が開示
されている。
【0008】さらに、例えば特開平9−80363号公
報に記載された光変調器の制御装置では、マッハツェン
ダ型光変調器の動作点を安定させるためのバイアス補償
回路について極性を切り替える機能を設けることで、光
信号に付与されるチャーピング量の正負の切り替えを可
能にした技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなデュアル駆動マッハツェンダ型光変調器は、αパ
ラメータの値を変更する際の駆動回路の制御が複雑であ
るという欠点がある。すなわち、デュアル駆動マッハツ
ェンダ型光変調器では、駆動回路の差動増幅器の出力振
幅と減衰器の減衰量とを調整することによって、αパラ
メータを所要の値に設定することが可能である。しか
し、前述の図10に示したように、マッハツェンダ型光
変調器に印加する駆動信号の電圧振幅は、マッハツェン
ダ型光変調器の光出力特性に応じた電圧値Vπに合わせ
る必要があるので、デュアル駆動マッハツェンダ型光変
調器の場合には、差動増幅器の正転側出力および反転側
出力の各電圧振幅の和の値がVπとなるように制御しな
ければならない。具体的には、差動増幅器の出力振幅を
調整すると同時に減衰器の減衰量を調整して、上記各電
圧振幅の和の値をVπに合わせるという複雑な制御が必
要になってしまう。
【0010】加えて、デュアル駆動マッハツェンダ型光
変調器の場合、各電極に印加される駆動信号の各々の位
相が一致していないと波形劣化が生じることになるが、
差動増幅器の一方の出力側に減衰器を入れることになる
ため、この減衰器で信号遅延が発生して、各駆動信号の
位相差が一致しなくなってしまうという問題もある。こ
れを解決するために、減衰器を入れない側に遅延回路を
追加して各駆動信号の位相を合わせることも可能ではあ
るが、部品点数の増加や外乱による振幅や遅延の変動等
を考えると現実的な解決方法では無い。
【0011】また、マッハツェンダ型光変調器の外部に
位相変調器を追加してαパラメータを可変にする場合に
も、駆動回路の構成が複雑になってしまうという欠点が
ある。すなわち、位相変調器の駆動信号について、その
電圧振幅を調整する振幅可変回路の出力振幅には限度が
あるため、αパラメータを正負両側に設定して使用する
場合には、駆動信号の極性を反転させるような機能が必
要となる。加えて、マッハツェンダ型光変調器の光出力
波形の立ち上がりと位相変調器の駆動信号波形の立ち上
がりとの位相を合わせる必要があるため、マッハツェン
ダ型光変調器の駆動信号を所要の時間遅延させる遅延回
路を設ける必要があるが、この遅延回路については、温
度変化や電源変動などに対して位相差が変化しないよう
な特性が必要となる。
【0012】さらに、バイアス補償回路に極性切り替え
機能を設けてチャーピングの正負を切り替える場合につ
いても、バイアス補償回路について符号反転回路を別途
追加する必要があるため、駆動回路の構成が複雑になっ
てしまうという欠点がある。本発明は上記の点に着目し
てなされたもので、光変調器のαパラメータを容易に可
変制御できると共に、光変調を安定して行うことが可能
な簡略な構成の駆動回路および光送信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による光変調器の駆動回路は、入力光を分岐
して第1光導波路および第2光導波路に送り、該第1、
第2光導波路をそれぞれ伝搬した光を合波して出力する
光路と、前記第1、第2光導波路に対してそれぞれ独立
に電圧を印加する第1電極および第2電極と、を有する
マッハツェンダ型光変調器について、前記第1、第2電
極にそれぞれ印加する第1駆動信号および第2駆動信号
を生成する光変調器の駆動回路であって、正転側出力お
よび反転側出力の各電圧振幅の和を前記マッハツェンダ
型光変調器の光出力特性に応じた所定の電圧振幅に保持
して差動動作する第1差動回路と、前記第1差動回路の
正転側出力端子に接続して差動動作し、前記第1駆動信
号を生成する第2差動回路と、前記第1差動回路の反転
側出力端子に接続し、前記第2差動回路に対して排他的
に差動動作し、前記第2駆動信号を生成する第3差動回
路と、を備え、前記第1差動回路の制御端子電圧と、前
記第2、第3差動回路の双方の制御端子電圧とのいずれ
か一方が、前記マッハツェンダ型光変調器のαパラメー
タを可変に制御するためのαパラメータ制御信号に応じ
て制御されるものである。
【0014】かかる構成では、第1差動回路の正転側出
力および反転側出力をさらに第2、差動回路および第3
差動回路に導いて第1、第2駆動信号を生成すること
で、各々の電圧振幅の比率がαパラメータ制御信号に応
じて制御されるようになり、それら第1、第2駆動信号
がマッハツェンダ型光変調器の第1、第2電極にそれぞ
れ印加されることで、マッハツェンダ型光変調器で発生
するチャーピング量を表すαパラメータが可変に制御さ
れるようになる。これにより、αパラメータ制御信号に
よる駆動回路の簡略な制御によって、マッハツェンダ型
光変調器のαパラメータを所要の値に設定することが可
能になる。
【0015】また、上記光変調器の駆動回路について
は、前記第2、第3差動回路からそれぞれ出力される信
号をモニタする出力モニタ回路と、該出力モニタ回路の
モニタ結果を基に検出した前記第1、第2駆動信号の電
圧振幅の比率が一定となるように、前記αパラメータ制
御信号に応じて制御される制御端子電圧をフィードバッ
ク制御するαパラメータ安定化回路と、を備えるように
してもよい。
【0016】かかる構成では、αパラメータ安定化回路
によって、出力モニタ回路のモニタ結果を基に第1、第
2駆動信号の電圧振幅の比率を一定にするフィードバッ
ク制御が行われるようになるため、温度変化や電源変動
等の外乱に対しても、マッハツェンダ型光変調器のαパ
ラメータが安定したものになる。また、上記光変調器の
駆動回路については、前記第2、第3差動回路からそれ
ぞれ出力される信号をモニタする出力モニタ回路と、該
出力モニタ回路のモニタ結果を基に検出した前記第1、
第2駆動信号のデューティ比が一定となるように、前記
αパラメータ制御信号に応じて制御される制御端子電圧
とは異なる他方の制御端子電圧をフィードバック制御す
るデューティ安定化回路とを備えるようにしてもよい。
【0017】かかる構成では、デューティ安定化回路に
よって、出力モニタ回路のモニタ結果を基に第1、第2
駆動信号のデューティ比を一定にするフィードバック制
御が行われるようになるため、温度変化や電源変動等の
外乱に対しても、マッハツェンダ型光変調器が安定した
デューティ比で駆動されるようになる。また、上記光変
調器の駆動回路については、前記第2、第3差動回路か
らそれぞれ出力される信号をモニタする出力モニタ回路
と、該出力モニタ回路のモニタ結果を基に検出した前記
第1、第2駆動信号の電圧振幅の和が一定となるよう
に、前記第1差動回路を流れる電流量をフィードバック
制御する振幅安定化回路と、を備えるようにしてもよ
い。
【0018】かかる構成では、振幅安定化回路によっ
て、出力モニタ回路のモニタ結果を基に第1、第2駆動
信号の電圧振幅の和を一定にするフィードバック制御が
行われるようになるため、温度変化や電源変動等の外乱
に対しても、マッハツェンダ型光変調器の光出力が安定
したものになる。本発明による光送信装置は、直流光を
発生する光源と、該光源からの直流光を分岐して第1光
導波路および第2光導波路に送り、該第1、第2光導波
路をそれぞれ伝搬した光を合波して出力する光路、並び
に、前記第1、第2光導波路に対してそれぞれ独立に電
圧を印加する第1電極および第2電極を有するマッハツ
ェンダ型光変調器と、前記第1、第2電極にそれぞれ印
加する第1駆動信号および第2駆動信号を生成する駆動
回路と、を備えた光送信装置であって、前記駆動回路
が、正転側出力および反転側出力の各電圧振幅の和を前
記マッハツェンダ型光変調器の光出力特性に応じた所定
の電圧振幅に保持して差動動作する第1差動回路と、前
記第1差動回路の正転側出力端子に接続して差動動作
し、前記第1駆動信号を生成する第2差動回路と、前記
第1差動回路の反転側出力に接続し、前記第2差動回路
に対して排他的に差動動作し、前記第2駆動信号を生成
する第3差動回路と、を備え、前記第1差動回路の制御
端子電圧と、前記第2、第3差動回路の双方の制御端子
電圧とのいずれか一方が、前記マッハツェンダ型光変調
器のαパラメータを可変に制御するためのαパラメータ
制御信号に応じて制御されるものである。
【0019】かかる構成の光送信装置では、光源からの
直流光が、駆動回路から供給される第1、第2駆動信号
によって駆動されるマッハツェンダ型光変調器により外
部変調されて出力される。駆動回路では、第1差動回路
の正転側出力および反転側出力をさらに第2、差動回路
および第3差動回路に導いて第1、第2駆動信号を生成
することで、各々の電圧振幅の比率がαパラメータ制御
信号に応じて制御されるため、マッハツェンダ型光変調
器で発生するチャーピング量を表すαパラメータが可変
に制御されるようになる。これにより、αパラメータ制
御信号による駆動回路の簡略な制御によって、マッハツ
ェンダ型光変調器のαパラメータを所要の値に設定する
ことが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかか
る光送信装置の機能構成を示すブロック図である。図1
において、本光送信装置は、半導体レーザ等からなる光
源1と、該光源1からの直流光を外部変調するマッハツ
ェンダ型光変調器2およびそれを駆動する駆動回路3と
を備えて構成される。
【0021】マッハツェンダ型光変調器2は、例えば、
ニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板20にチタン
(Ti)を拡散することで、分岐および結合するパター
ンの光路21を形成し、分岐された各光導波路21A,
21Bにそれぞれ電界を印加するための電極22A,2
2Bを形成する。そして、駆動回路3から出力される駆
動信号をコンデンサ23A,23Bを介して各電極22
A,22Bの一端TA,TBにそれぞれ印加し、電極22
Aの他端をバイアスティ24のコンデンサを介して例え
ば50Ωの終端器25Aにより終端すると共に、電極2
2Bの他端を例えば50Ωの終端器25Bにより終端す
る。これにより、光導波路に伝搬される光と同一方向に
駆動信号による電界が伝搬する進行波型の構成が形成さ
れる。
【0022】駆動回路3は、マッハツェンダ型光変調器
2の各電極22A,22Bに印加する駆動信号を、3つ
の差動回路30,31A,31Bの組み合わせにより生
成する。差動回路30(第1差動回路)は、データ入力
端子、デューティ制御端子および振幅制御端子にそれぞ
れ入力される各信号に従って出力レベルが変化し、正転
側出力端子が差動回路31A(第2差動回路)の入力端
子に接続され、反転側出力端子が差動回路31B(第3
差動回路)の入力端子に接続される。各差動回路31
A,31Bは、αパラメータ制御回路32からの制御信
号に従って排他的に動作し、差動回路31Aの出力信号
がコンデンサ23Aを介してマッハツェンダ型光変調器
2の電極22Aに与えられ、差動回路31Bの出力信号
がコンデンサ23Bを介して電極22Bに与えられる。
【0023】また、駆動回路3は、各差動回路31A,
31Bの出力信号を出力モニタ回路33A,33Bでそ
れぞれモニタし、各々のモニタ結果を比較回路34に送
り、その比較結果を用いてαパラメータ安定化回路35
により各差動回路31A,31Bのフィードバック制御
を行うことで、αパラメータの安定化を図る機能を有す
る。さらに、駆動回路3は、比較回路34の比較結果を
基にデューティ安定化回路36により差動回路30のフ
ィードバック制御を行うことで、駆動信号のデューティ
比の安定化を図る機能を有する。加えて、駆動回路3
は、各出力モニタ回路33A,33Bのモニタ結果を加
算回路37で加算し、その加算結果を用いて振幅安定化
回路38により差動回路30のフィードバック制御を行
うことで、駆動信号の振幅の安定化を図る機能を有す
る。なお、各機能についての具体的な説明は後述する。
【0024】また、駆動回路3は、低周波発振器39で
発生する低周波信号を駆動信号に重畳し、マッハツェン
ダ型光変調器3から出力され光カプラ40で分岐された
光信号に含まれる低周波信号成分を動作点制御回路41
で同期検波してバイアス電圧VBを制御することによ
り、マッハツェンダ型光変調器3の動作点の安定化を図
る機能も備えている。なお、このような動作点の安定化
に関する制御技術については、例えば特許264249
9号公報等に開示されているためここでの説明を省略す
る。
【0025】ここで、上記のような駆動回路3の具体的
な回路構成を、機能ブロックごとに一例を挙げて詳しく
説明することにする。図2は、3つの差動回路30,3
1A,31Bにより駆動信号を生成する基本的な機能ブ
ロックと、αパラメータの安定化を図るためのフィード
バック制御を行う機能ブロックとを組み合わせた具体的
な回路構成の一例を示す図である。
【0026】図2の一例では、差動回路30を構成する
一対のトランジスTR1,TR2の各ベース端子に、ア
ンプAMP1の正転側出力信号および反転側出力信号が
それぞれ入力される。このアンプAMP1には、データ
入力端子に入力されるデータ信号が非反転入力端子に印
加され、デューティ制御端子に入力されるデューティ制
御信号が反転入力端子に印加されている。また、トラン
ジスタTR1,TR2は、各エミッタ端子が互いに接続
され、その共通接続点には差動回路30を流れる電流を
制御するトランジスタTR7が接続されている。トラン
ジスタTR1のコレクタ端子は、差動回路31Aを構成
する一対のトランジスタTR3,TR4の各エミッタ端
子に接続され、また、トランジスタTR2のコレクタ端
子は、差動回路31Bを構成する一対のトランジスタT
R5,TR6の各エミッタ端子に接続されている。
【0027】差動回路31AのトランジスタTR3およ
び差動回路31BのトランジスタTR6の各ベース端子
には、αパラメータ制御回路32を構成するオペアンプ
OP2から出力されるαパラメータ制御信号がそれぞれ
印加される。一方、差動回路31AのトランジスタTR
4および差動回路31BのトランジスタTR5の各ベー
ス端子には、電源E1で発生するリファレンス電圧re
f1がそれぞれ印加される。これにより差動回路31
A,31Bは、αパラメータ制御信号に従って排他的に
動作する。
【0028】各トランジスタTR3,TR5のコレクタ
端子には、電源E3で発生する電源電圧VCCが抵抗R
1,R2を介して印加され、各トランジスタTR4,T
R6のコレクタ端子には、電源電圧VCCがインダクタン
スL1,L2を介して印加されている。また、各トラン
ジスタTR4,TR6のコレクタ端子は、コンデンサ2
3A,23Bを介してマッハツェンダ型光変調器2の各
電極22A,22Bの一端TA,TBに接続される。さら
に、ここでは、トランジスタTR3,TR5の各コレク
タ端子が、平均値検出回路AD1,AD2の各入力端子
に接続されている。この平均値検出回路AD1,AD2
は、出力モニタ回路33A,33Bとして機能する。
【0029】トランジスタTR7は、振幅制御端子に入
力される振幅制御信号および電源E2の出力電圧がベー
ス端子に印加され、電源電圧VEEがエミッタ端子に印加
される。このトランジスタTR7は、3つの差動回路3
0,31A,31Bの組み合わせにより構成される回路
ブロックの電流源として機能することになる。平均値検
出回路AD1は、差動回路31Aの反転側出力電圧をモ
ニタして、その平均値をオペアンプOP3の反転入力端
子に出力する。また、平均値検出回路AD2は、差動回
路31Bの反転側出力電圧をモニタして、その平均値を
抵抗R7を介してオペアンプOP3の非反転入力端子に
出力する。オペアンプOP3は、非反転入力端子と出力
端子の間が抵抗R6により接続されていて、各平均値検
出回路AD1,AD2から伝えられる平均値の差を演算
し、その演算結果を抵抗R5を介してオペアンプOP2
の非反転入力端子に出力する。オペアンプOP2は、非
反転入力端子と出力端子の間が抵抗R4により接続さ
れ、αパラメータ可変端子に入力されるαパラメータ設
定信号が反転入力端子に与えられていて、各差動回路3
1A,31Bの排他的な動作を制御するαパラメータ制
御信号を生成して出力する。
【0030】ここで、図2の回路構成における動作につ
いて説明する。上記のような回路構成では、所要のビッ
トレートのデータ信号およびデューティ制御信号がアン
プAMP1に入力されると、デューティ制御信号をリフ
ァレンスとしデータ信号に従ってハイレベルとローレベ
ルに変化する出力信号がアンプAMP1で生成される。
そして、アンプAMP1の正転側出力信号により差動回
路30のトランジスタTR1がスイッチング動作し、反
転側出力信号により差動回路30のトランジスタTR2
がスイッチング動作する。例えば、アンプAMP1の正
転側出力信号がハイレベルになると、差動回路30のト
ランジスタTR1がオン、トランジスタTR2がオフと
なってトランジスタTR1側に電流が流れるようにな
る。この差動回路30を流れる電流は、トランジスタT
R7によって制御される。ここでは、振幅制御端子に入
力される振幅制御信号に応じて、駆動信号の電圧振幅が
マッハツェンダ型光変調器2の光出力特性に対応した振
幅値Vπとなるように、差動回路30を流れる電流量が
制御されている。
【0031】この差動回路30の正転側出力端子(トラ
ンジスタTR1のコレクタ端子)および反転側出力端子
(トランジスタTR2のコレクタ端子)には、さらに、
差動回路31Aおよび31Bがそれぞれ接続されてい
て、各差動回路31A,31BがオペアンプOP2から
出力されるαパラメータ制御信号に従って排他的にスイ
ッチ動作することで、マッハツェンダ型光変調器3のα
パラメータを可変に制御することが可能な1組の駆動信
号が生成される。ここでは、差動回路31Aの正転側
(トランジスタTR4側)出力をa、反転側(トランジ
スタTR3側)出力を/aとし、差動回路31Bの正転
側(トランジスタTR6側)出力をb、反転側(トラン
ジスタTR5側)出力を/bとして、各差動回路31
A,31Bの正転側出力a,bが駆動信号として各電極
22A,22Bの一端TA,TBに供給されるものとす
る。
【0032】ここで、各電極22A,22Bに与えられ
る駆動信号a,bとαパラメータの関係を具体的に説明
する。図3は、オペアンプOP2から出力されるαパラ
メータ制御信号の電圧レベルに対するαパラメータの関
係を示す図である。また、図4は、αパラメータに対す
る各駆動信号a,bの電圧振幅の関係を示す図である。
なお、ここでは説明を分かりやすくするために、各図の
関係について具体的な数値例を挙げると共に、各々の関
係(傾斜)を1次で表すようにした。実際には、回路構
成等に応じて電圧値は変化し、傾斜も1次とは限らな
い。
【0033】例えば、電源E1で発生するリファレンス
電圧ref1が−1Vに設定されていて、オペアンプO
P2から出力されるαパラメータ制御信号の電圧レベル
がリファレンス電圧ref1と同一の−1Vである場合
には、各駆動信号a,bの電圧振幅は同一となる。この
場合、図3に示すようにαパラメータは0となり、ま
た、図4に示すように各駆動信号a,bの電圧振幅V
a,Vbは、Va+Vb=Vπ,Va=Vb=1/2V
πとなる。
【0034】一方、αパラメータ制御信号の電圧レベル
がリファレンス電圧ref1よりも高い場合には、駆動
信号aの電圧振幅が増加し、駆動信号bの電圧振幅が減
少する。この場合、図3に示すようにαパラメータがプ
ラス方向に増加し、また、図4に示すように各駆動信号
a,bの電圧振幅Va,Vbは、Va<Vb(ただしV
a+Vb=Vπ)となる。
【0035】逆に、αパラメータ制御信号の電圧レベル
がリファレンス電圧ref1よりも低い場合には、駆動
信号aの電圧振幅が減少し、駆動信号bの電圧振幅が増
加する。この場合、図3に示すようにαパラメータがマ
イナス方向に減少し、また、図4に示すように各駆動信
号a,bの電圧振幅Va,Vbは、Va>Vb(ただし
Va+Vb=Vπ)となる。
【0036】このように、リファレンス電圧ref1に
対するαパラメータ制御信号の電圧レベルを調整するこ
とによって、各駆動信号a,bの電圧振幅Va,Vb
が、Va+Vb=Vπの関係を保持しながら変化し、す
なわち、各々の電圧振幅Va,Vbの比率が自動的に変
化するようになる。従って、外部からαパラメータ可変
端子に与える信号レベルを変化させてオペアンプOP2
の出力電圧レベルを調整するという簡単な方法で、マッ
ハツェンダ型光変調器2のαパラメータを所要の値に可
変制御することが可能になる。
【0037】上記のようにして所要の値に設定したαパ
ラメータの安定化を図るためには、各差動回路31A,
31Bの出力をモニタし、そのモニタ結果を用いてαパ
ラメータ制御信号の電圧レベルをフィードバック制御す
ることが有効である。ここでは、例えば、各差動回路3
1A,31Bの反転側出力/a,/bを平均値検出回路
AD1,AD2でそれぞれモニタして平均値電圧を検出
し、オペアンプ2で各平均値電圧の差を求めてオペアン
プOP2フィードバックして、各平均値電圧の差が一定
になるようにαパラメータ制御信号の電圧レベルを制御
するようにしている。
【0038】具体的に、例えばαパラメータが0になる
ように設定して安定化を図る場合には、前述の図4に示
したように駆動信号a,bの各電圧振幅がVa=Vb=
1/2・Vπ[Vpp]となるので、各差動回路31
A,31Bの反転側出力/a,/bについての平均値電
圧が共にVCC−1/4・Vπ[V]で一定となるように
αパラメータ制御信号の電圧レベルをフィードバック制
御すればよい。
【0039】また、例えばαパラメータが−kになるよ
うに設定して安定化を図る場合には、前述の図4に示し
たように駆動信号aの電圧振幅がVa=Vπ[Vpp]
で、駆動信号bの電圧振幅がVb=0[Vpp]となる
ので、差動回路31Aの反転側出力/aについての平均
値電圧がVCC[V]、差動回路31Bの反転側出力/b
についての平均値電圧がVCC−1/2・Vπ[V]で一
定となるようにαパラメータ制御信号の電圧レベルをフ
ィードバック制御すればよい。
【0040】さらに、例えばαパラメータが+kになる
ように設定して安定化を図る場合には、前述の図4に示
したように駆動信号aの電圧振幅がVa=0[Vpp]
で、駆動信号bの電圧振幅がVb=Vπ[Vpp]とな
るので、差動回路31Aの反転側出力/aについての平
均値電圧がVCC−1/2・Vπ[V]、差動回路31B
の反転側出力/bについての平均値電圧がVCC[V]で
一定となるようにαパラメータ制御信号の電圧レベルを
フィードバック制御すればよい。
【0041】加えて、例えばαパラメータが−1/2・
kになるように設定して安定化を図る場合には、前述の
図4に示したように駆動信号aの電圧振幅がVa=3/
4・Vπ[Vpp]で、駆動信号bの電圧振幅がVb=
1/4・Vπ[Vpp]となるので、差動回路31Aの
反転側出力/aについての平均値電圧がVCC−1/8・
Vπ[V]、差動回路31Bの反転側出力/bについて
の平均値電圧がVCC−3/8・Vπ[V]で一定となる
ようにαパラメータ制御信号の電圧レベルをフィードバ
ック制御すればよい。
【0042】次に、設定したデューティ比の安定化を図
るためのフィードバック制御を行う機能ブロックについ
て説明する。図5は、前述した駆動信号を生成する基本
的な機能ブロックと、デューティ比の安定化のための機
能ブロックとを組み合わせた具体的な回路構成の一例を
示す図である。なお、前述の図2に示した回路構成と同
じ部分には同一の符号が付してあり、以下同様とする。
【0043】図5の回路構成例は、前述の図2に示した
回路構成について、αパラメータの安定化のための機能
ブロックに代えてデューティ比の安定化のための機能ブ
ロックを設けたものであって、具体的には、差動回路3
1Aの正転側出力aをモニタするための平均値検出回路
AD3と、差動回路31Bの反転側出力/bをモニタす
るための平均値検出回路AD4と、各平均値検出回路A
D3,AD4からの平均値電圧の差を求めるオペアンプ
OP4とを設けたものである。
【0044】平均値検出回路AD3は、差動回路31A
のトランジスタTR4側に設けた抵抗R9とインダクタ
ンスL1の間の電圧をモニタしてその平均値を検出し、
その検出結果をオペアンプOP4の反転入力端子に出力
する。なお、R8は、抵抗R9に対応させてトランジス
タTR3側に設けた抵抗である。また、平均値検出回路
AD4は、差動回路31BのトランジスタTR5側に設
けた抵抗R10と抵抗R2の間の電圧をモニタしてその
平均値を検出し、その検出結果を抵抗R12を介してオ
ペアンプOP4の非反転入力端子に出力する。なお、R
11は、抵抗R10に対応させてトランジスタTR6側
に設けた抵抗である。オペアンプOP4は、非反転入力
端子と出力端子の間が抵抗R13により接続されてい
て、各平均値検出回路AD3,AD4から伝えられる平
均値電圧の差を演算し、その演算結果をアンプAMP1
の反転入力端子に出力する。
【0045】デューティ制御端子に与えられる信号に応
じて設定されるデューティ比を安定化させるには、基本
的に、各駆動信号a,bのデューティ比をモニタし、そ
の結果をアンプAMP1にフィードバックして差動回路
30の動作を制御すればよい。差動回路31Aの正転側
出力aと反転側出力/aの各デューティ比は同一であ
り、また、差動回路31Bの正転側出力bと反転側出力
/bの各デューティ比も同一であるので、例えば、各反
転側出力/a,/bのデューティ比をモニタすることで
各駆動信号a,bのデューティ比を検出することが可能
である。しかし、前述したようにαパラメータを可変に
するために各駆動信号a,bの電圧振幅が自動的に制御
されるため、デューティ比の設定が一定であっても電圧
振幅の変化に伴って各駆動信号a,b(または各反転側
出力/a,/b)の平均値が変化しデューティ比が変動
したかの区別がつかない。そこで、ここではαパラメー
タの設定が変化しても電圧振幅が同じになる、差動回路
31Aの正転側出力aと差動回路31Bの反転側出力/
bの各デューティ比をモニタして、デューティ安定化の
ためのフィードバック制御を行うようにする。なお、本
発明はこれに以外にも、差動回路31Aの反転側出力/
aと差動回路31Bの正転側出力bの各デューティ比を
モニタしてフィードバック制御を行うことも可能であ
る。
【0046】具体的には、例えば、正転側出力aのデュ
ーティ比が上昇すると、反転側出力/bのデューティ比
は下降する。この場合、平均値検出回路AD3で検出さ
れる正転側出力aの平均値電圧はデューティ比の上昇に
伴って高くなり、平均値検出回路AD4で検出される反
転側出力/bの平均値電圧はデューティ比の下降に伴っ
て低くなる。従って、各平均値検出回路AD3,AD4
で検出される平均値電圧の差をオペアンプOP4で演算
し、その演算結果をアンプAMP1にフィードバックし
て、前記平均値電圧の差が一定になるようにアンプAM
P1のリファレンス電圧を制御することで、デューティ
比の安定化を図ることが可能になる。なお、デューティ
比の設定を変更する場合には、デューティ制御端子に与
える信号のレベルを調整するか、または、抵抗R13の
抵抗値を変えるようにすればよい。
【0047】次に、設定した駆動振幅の安定化を図るた
めのフィードバック制御を行う機能ブロックについて説
明する。図6は、前述した駆動信号を生成する基本的な
機能ブロックと、駆動振幅の安定化のための機能ブロッ
クとを組み合わせた具体的な回路構成の一例を示す図で
ある。
【0048】図6の回路構成例は、前述の図2に示した
回路構成について、αパラメータの安定化のための機能
ブロックに代えて駆動振幅の安定化のための機能ブロッ
クを設けたものであって、具体的には、オペアンプOP
5および抵抗R14,R15を設けたものである。オペ
アンプOP5は、各差動回路31A,31Bを流れる電
流の合計をモニタして、その結果を電流源として機能す
るトランジスタTR7の制御端子にフィードバックする
ためのものであり、具体的には、差動回路31A,31
Bの各出力端子(抵抗R1,R2およびインダクタンス
L1,L2の各々の一端)をOR接続し、負荷抵抗R1
4に発生する電圧が一定となるようにトランジスタTR
7のベース電圧をフィードバック制御する信号を生成す
る。ここでは、OR接続部分が図1の加算回路37に相
当し、オペアンプOP5および抵抗R14,R15が振
幅安定化回路38に相当することになる。
【0049】上記のような回路構成によれば、差動回路
30を流れる電流が一定に制御されるようになるため、
各駆動信号a,bの電圧振幅の和が、前述の図10に示
したようなマッハツェンダ型光変調器3の光出力特性に
対応した振幅値Vπで常に一定になるように制御するこ
とが可能になる。上記の説明では、駆動回路3の具体的
な回路構成を機能ブロックごとに分けて説明してきた
が、本実施形態の駆動回路3は各機能ブロックをすべて
組み合わせて構成されるものである。図7には、すべて
の機能ブロックを組み合わせた場合の具体的な回路図を
示しておく。なお、本発明による駆動回路は、3つの差
動回路30,31A,31Bの組み合わせて構成した駆
動信号を生成する基本的な機能ブロックについて、αパ
ラメータ安定化のための機能ブロック、デューティ安定
化のための機能ブロックおよび振幅安定化の機能ブロッ
クの少なくとも1つを選択的に組み合わせて構成しても
よい。
【0050】また、上述した実施形態では、差動回路3
0の動作をデータ信号およびデューティ制御信号に従っ
て制御し、差動回路31A,31Bの排他的な動作をα
パラメータ制御信号に従って制御するようなしたが、本
発明はこれに限らず、例えば図8の機能構成図に示すよ
うに、αパラメータ制御回路32から出力されるαパラ
メータ制御信号を差動回路30の制御端子に与えてその
動作を制御し、データ信号およびデューティ制御信号を
差動回路31A,31Bの制御端子に与えて各々の動作
を制御するような応用も可能である。この場合には、差
動回路30から出力される正転側および反転側の各電圧
振幅がαパラメータの設定に応じて変化し、それら正転
側出力および反転側出力が差動回路31A,31Bに送
られ、データ信号に従って所要のデューティ比で変調さ
れて、上述した実施形態の場合と同様の各駆動信号a,
bが生成されるようになる。
【0051】さらに、上述した実施形態では、光源1か
らの直流光を1段構成のマッハツェンダ型光変調器を用
いて外部変調するようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、マッハツェンダ型光変調器を2段に接続
し、前段側をデータ信号に従って駆動してNRZ形式の
光信号を生成し、後段側をクロック信号に従って駆動し
てNRZ形式からRZ形式への変換を行うような方式の
外部変調器についても応用できる。このような2段構成
の変調方式の場合には、クロック信号に従って駆動する
マッハツェンダ型光変調器の駆動回路について、上述の
実施形態に示したような回路構成を適用することにより
同様の作用効果を得ることが可能になる。
【0052】(付記1) 入力光を分岐して第1光導波
路および第2光導波路に送り、該第1、第2光導波路を
それぞれ伝搬した光を合波して出力する光路と、前記第
1、第2光導波路に対してそれぞれ独立に電圧を印加す
る第1電極および第2電極と、を有するマッハツェンダ
型光変調器について、前記第1、第2電極にそれぞれ印
加する第1駆動信号および第2駆動信号を生成する光変
調器の駆動回路であって、正転側出力および反転側出力
の各電圧振幅の和を前記マッハツェンダ型光変調器の光
出力特性に応じた所定の電圧振幅に保持して差動動作す
る第1差動回路と、前記第1差動回路の正転側出力端子
に接続して差動動作し、前記第1駆動信号を生成する第
2差動回路と、前記第1差動回路の反転側出力端子に接
続し、前記第2差動回路に対して排他的に差動動作し、
前記第2駆動信号を生成する第3差動回路と、を備え、
前記第1差動回路の制御端子電圧と、前記第2、第3差
動回路の双方の制御端子電圧とのいずれか一方が、前記
マッハツェンダ型光変調器のαパラメータを可変に制御
するためのαパラメータ制御信号に応じて制御されるこ
とを特徴とする光変調器の駆動回路。
【0053】(付記2) 付記1に記載の光変調器の駆
動回路であって、前記第2、第3差動回路からそれぞれ
出力される信号をモニタする出力モニタ回路と、該出力
モニタ回路のモニタ結果を基に検出した前記第1、第2
駆動信号の電圧振幅の比率が一定となるように、前記α
パラメータ制御信号に応じて制御される制御端子電圧を
フィードバック制御するαパラメータ安定化回路と、を
備えたことを特徴とする光変調器の駆動回路。
【0054】(付記3) 付記1に記載の光変調器の駆
動回路であって、前記第2、第3差動回路からそれぞれ
出力される信号をモニタする出力モニタ回路と、該出力
モニタ回路のモニタ結果を基に検出した前記第1、第2
駆動信号のデューティ比が一定となるように、前記αパ
ラメータ制御信号に応じて制御される制御端子電圧とは
異なる他方の制御端子電圧をフィードバック制御するデ
ューティ安定化回路とを備えたことを特徴とする光変調
器の駆動回路。
【0055】(付記4) 付記1に記載の光変調器の駆
動回路であって、前記第2、第3差動回路からそれぞれ
出力される信号をモニタする出力モニタ回路と、該出力
モニタ回路のモニタ結果を基に検出した前記第1、第2
駆動信号の電圧振幅の和が一定となるように、前記第1
差動回路を流れる電流量をフィードバック制御する振幅
安定化回路と、を備えたことを特徴とする光変調器の駆
動回路。
【0056】(付記5) 付記1に記載の光変調器の駆
動回路であって、前記マッハツェンダ型光変調器が、デ
ータ信号に従って変調された駆動信号により駆動される
第1マッハツェンダ型光変調部と、クロック信号に従っ
て変調された駆動信号により駆動される第2マッハツェ
ンダ型光変調部と、を有し、該第1、第2第1マッハツ
ェンダ型光変調部を直列に接続した複数段構成であると
き、前記第2マッハツェンダ型光変調部の前記第1、第
2電極に対して、前記第2、第3差動回路で生成された
第1、第2駆動信号が印加されることを特徴とする光変
調器の駆動回路。
【0057】(付記6) 直流光を発生する光源と、該
光源からの直流光を分岐して第1光導波路および第2光
導波路に送り、該第1、第2光導波路をそれぞれ伝搬し
た光を合波して出力する光路、並びに、前記第1、第2
光導波路に対してそれぞれ独立に電圧を印加する第1電
極および第2電極を有するマッハツェンダ型光変調器
と、前記第1、第2電極にそれぞれ印加する第1駆動信
号および第2駆動信号を生成する駆動回路と、を備えた
光送信装置であって、前記駆動回路が、正転側出力およ
び反転側出力の各電圧振幅の和を前記マッハツェンダ型
光変調器の光出力特性に応じた所定の電圧振幅に保持し
て差動動作する第1差動回路と、前記第1差動回路の正
転側出力端子に接続して差動動作し、前記第1駆動信号
を生成する第2差動回路と、前記第1差動回路の反転側
出力端子に接続し、前記第2差動回路に対して排他的に
差動動作し、前記第2駆動信号を生成する第3差動回路
と、を備え、前記第1差動回路の制御端子電圧と、前記
第2、第3差動回路の双方の制御端子電圧とのいずれか
一方が、前記マッハツェンダ型光変調器のαパラメータ
を可変に制御するためのαパラメータ制御信号に応じて
制御されることを特徴とする光送信装置。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光変
調器の駆動回路および光送信装置は、第1〜3差動回路
を組み合わせた回路構成により、電圧振幅の比率がαパ
ラメータ制御信号に応じて制御された第1、第2駆動信
号を生成してマッハツェンダ型光変調器の第1、第2電
極に印加するようにしたことで、αパラメータ制御信号
による駆動回路の簡略な制御によって、マッハツェンダ
型光変調器のαパラメータを可変に制御することが可能
になる。
【0059】また、出力モニタ回路のモニタ結果を基に
フィードバック制御を行う、αパラメータ安定化回路や
デューティ安定化回路、振幅安定化回路を設ければ、温
度変化や電源変動等の外乱に対してもマッハツェンダ型
光変調器を安定して駆動できるため、品質の高い変調光
を発生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる光送信装置の機能構
成を示すブロック図である。
【図2】同上実施形態について、3つの差動回路により
駆動信号を生成する基本的な機能ブロックと、αパラメ
ータ安定化のフィードバック制御を行う機能ブロックと
を組み合わせた具体的な回路構成の一例を示す図であ
る。
【図3】同上実施形態について、αパラメータ制御信号
の電圧レベルに対するαパラメータの関係を示す図であ
る。
【図4】同上実施形態について、αパラメータに対する
各駆動信号の電圧振幅の関係を示す図である。
【図5】同上実施形態について、駆動信号を生成する基
本的な機能ブロックと、デューティ比の安定化のための
機能ブロックとを組み合わせた具体的な回路構成の一例
を示す図である。
【図6】同上実施形態について、駆動信号を生成する基
本的な機能ブロックと、駆動振幅の安定化のための機能
ブロックとを組み合わせた具体的な回路構成の一例を示
す図である。
【図7】同上実施形態について、すべての機能ブロック
を組み合わせた場合の具体的な回路図である。
【図8】同上実施形態に関連する応用例についての機能
構成を示すブロック図である。
【図9】一般的なマッハツェンダ型光変調器の構成を示
す図である。
【図10】一般的なマッハツェンダ型光変調器の電極へ
の印加電圧に対する光出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 マッハツェンダ型光変調器 3 駆動回路 21 光路 21A,21B 光導波路 22A,22B 電極 30,31A,31B 差動回路 32 αパラメータ制御回路 33A,33B 出力モニタ回路 34 比較回路 35 αパラメータ安定化回路 36 デューティ安定化回路 37 加算回路 38 振幅安定化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/04 10/06 10/152 10/142 (72)発明者 美斉津 摂夫 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 坂本 久弥 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA12 BA01 BA03 CA05 DA03 EA05 EB12 EB15 FA03 HA15 5K002 AA02 BA04 BA13 CA01 CA14 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力光を分岐して第1光導波路および第2
    光導波路に送り、該第1、第2光導波路をそれぞれ伝搬
    した光を合波して出力する光路と、前記第1、第2光導
    波路に対してそれぞれ独立に電圧を印加する第1電極お
    よび第2電極と、を有するマッハツェンダ型光変調器に
    ついて、前記第1、第2電極にそれぞれ印加する第1駆
    動信号および第2駆動信号を生成する光変調器の駆動回
    路であって、 正転側出力および反転側出力の各電圧振幅の和を前記マ
    ッハツェンダ型光変調器の光出力特性に応じた所定の電
    圧振幅に保持して差動動作する第1差動回路と、 前記第1差動回路の正転側出力端子に接続して差動動作
    し、前記第1駆動信号を生成する第2差動回路と、 前記第1差動回路の反転側出力端子に接続し、前記第2
    差動回路に対して排他的に差動動作し、前記第2駆動信
    号を生成する第3差動回路と、を備え、 前記第1差動回路の制御端子電圧と、前記第2、第3差
    動回路の双方の制御端子電圧とのいずれか一方が、前記
    マッハツェンダ型光変調器のαパラメータを可変に制御
    するためのαパラメータ制御信号に応じて制御されるこ
    とを特徴とする光変調器の駆動回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光変調器の駆動回路であ
    って、 前記第2、第3差動回路からそれぞれ出力される信号を
    モニタする出力モニタ回路と、該出力モニタ回路のモニ
    タ結果を基に検出した前記第1、第2駆動信号の電圧振
    幅の比率が一定となるように、前記αパラメータ制御信
    号に応じて制御される制御端子電圧をフィードバック制
    御するαパラメータ安定化回路と、を備えたことを特徴
    とする光変調器の駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光変調器の駆動回路であ
    って、 前記第2、第3差動回路からそれぞれ出力される信号を
    モニタする出力モニタ回路と、該出力モニタ回路のモニ
    タ結果を基に検出した前記第1、第2駆動信号のデュー
    ティ比が一定となるように、前記αパラメータ制御信号
    に応じて制御される制御端子電圧とは異なる他方の制御
    端子電圧をフィードバック制御するデューティ安定化回
    路とを備えたことを特徴とする光変調器の駆動回路。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の光変調器の駆動回路であ
    って、 前記第2、第3差動回路からそれぞれ出力される信号を
    モニタする出力モニタ回路と、該出力モニタ回路のモニ
    タ結果を基に検出した前記第1、第2駆動信号の電圧振
    幅の和が一定となるように、前記第1差動回路を流れる
    電流量をフィードバック制御する振幅安定化回路と、を
    備えたことを特徴とする光変調器の駆動回路。
  5. 【請求項5】直流光を発生する光源と、該光源からの直
    流光を分岐して第1光導波路および第2光導波路に送
    り、該第1、第2光導波路をそれぞれ伝搬した光を合波
    して出力する光路、並びに、前記第1、第2光導波路に
    対してそれぞれ独立に電圧を印加する第1電極および第
    2電極を有するマッハツェンダ型光変調器と、前記第
    1、第2電極にそれぞれ印加する第1駆動信号および第
    2駆動信号を生成する駆動回路と、を備えた光送信装置
    であって、 前記駆動回路が、正転側出力および反転側出力の各電圧
    振幅の和を前記マッハツェンダ型光変調器の光出力特性
    に応じた所定の電圧振幅に保持して差動動作する第1差
    動回路と、 前記第1差動回路の正転側出力端子に接続して差動動作
    し、前記第1駆動信号を生成する第2差動回路と、 前記第1差動回路の反転側出力に接続し、前記第2差動
    回路に対して排他的に差動動作し、前記第2駆動信号を
    生成する第3差動回路と、を備え、 前記第1差動回路の制御端子電圧と、前記第2、第3差
    動回路の双方の制御端子電圧とのいずれか一方が、前記
    マッハツェンダ型光変調器のαパラメータを可変に制御
    するためのαパラメータ制御信号に応じて制御されるこ
    とを特徴とする光送信装置。
JP2001005519A 2001-01-12 2001-01-12 光変調器の駆動回路および光送信装置 Expired - Fee Related JP3790108B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005519A JP3790108B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 光変調器の駆動回路および光送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005519A JP3790108B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 光変調器の駆動回路および光送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002214573A true JP2002214573A (ja) 2002-07-31
JP3790108B2 JP3790108B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=18873563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001005519A Expired - Fee Related JP3790108B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 光変調器の駆動回路および光送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3790108B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139852A (ja) * 2006-11-08 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光変調器及びその変調方法
JP2010068239A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信システム
JP2011081080A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Fujitsu Ltd マッハツェンダ干渉型光変調器の駆動方法及び光変調装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139852A (ja) * 2006-11-08 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光変調器及びその変調方法
JP2010068239A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信システム
JP2011081080A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Fujitsu Ltd マッハツェンダ干渉型光変調器の駆動方法及び光変調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3790108B2 (ja) 2006-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5853386B2 (ja) 光変調装置および光変調制御方法
EP0547394B1 (en) Optical transmitter having optical modulator
US6278539B1 (en) Optical modulation apparatus and method of controlling
US5917628A (en) Optical time-division multiplexer capable of supplying stable output signal
US5208817A (en) Modulator-based lightwave transmitter
WO2009104746A1 (ja) 変調方法、変調プログラム、記録媒体、変調装置及び光送信器
JP5353387B2 (ja) 光変調器の駆動方法および駆動装置、並びに、それを用いた光送信器
JPH1079705A (ja) 光変調装置及び光変調方法
JP3772738B2 (ja) 光変調装置
JP4643220B2 (ja) 光送信装置
JP3210061B2 (ja) 光干渉器の動作点安定化装置
JP2848942B2 (ja) 光送信装置
JP4935093B2 (ja) 光変調装置
US6542280B2 (en) Return-to-zero optical modulator with configurable pulse width
US20070092266A1 (en) Method and apparatus for controlling bias point of optical transmitter
JP3167383B2 (ja) 光送信機
JP2005148329A (ja) 光変調装置
US5805328A (en) Driving circuit for an optical signal modulator
JP3790108B2 (ja) 光変調器の駆動回路および光送信装置
JPH08248366A (ja) 光送信器
JP3822548B2 (ja) 光変調器制御装置
JP3524005B2 (ja) 光パルス発生装置
US6741761B2 (en) Method for achieving improved transmission performance over fiber using a Mach-Zehnder modulator
US7257332B2 (en) Optical transmitter and its control method
EP1986353B1 (en) Optical duobinary transmitter with bias control of the modulator

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees