JP2002213422A - ブラインドリベット - Google Patents
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Abstract
も、リベット自身が低表面摩擦の被覆を備える場合であ
っても、確実に締結する。 【解決手段】 ブラインドリベット(2)は、筒状シェ
ル(4)と、該シェルを貫通して延びるマンドレル
(6)とを備える。シェル(4)は、一端部にリベット
頭部を形成する外側へ延びるフランジ(8)を有し、リ
ベット頭部から第1の距離においてシェル(4)の表面
外周に配列される第1の半径方向の窪みの組(12)
と、リベット頭部から第2の距離においてシェル(4)
の表面外周に配列される第2の半径方向の窪みの組(1
4)とを備え、半径方向の窪み(12,14)は、マン
ドレル(6)の周りに配置した後にリベットシェル
(4)をかしめることで形成される。リベット頭部から
遠い側のシェル端部は、シェルのブラインド端部になっ
ており、マンドレル(6)は、一端においてシェル
(4)のブラインド端部に当接する頭部(10)と、該
頭部から延びるステムとを有し、ステムは長さ方向に沿
って途中に脆弱点(17)を有する。
Description
トに関し、更に詳細には、筒状シェルとそのシェルを通
って延びるマンドレルとを備えるブラインドリベットに
関する。
は、マルチグリップ(多段かしめ)リベットとして知ら
れている。この形式の典型的なリベットは、長さ方向に
沿って間隔をあけて設けられた円周方向の溝を有する外
側筒状シェルと、一端に半径方向に拡大した頭部を有し
前記シェルを貫通して延びるマンドレルとを備える。ま
た、通常、シェルは、被締結部品の1つの面に対して作
用する、半径方向に延びる頭部を有する。リベットを締
結するために、マンドレルは、シェルの頭部を支持した
まま、シェルに対して長手方向に引っ張られ、マンドレ
ルの拡大頭部を筒状のシェルの反対側の端面を押圧す
る。これにより、筒状シェルの円周方向の溝は、長手方
向に潰れて、被締結部品を互いに締結し、最終的には、
溝の間のシェル部は半径方向に膨出して特徴的な“重ね
パン”形状、又は“重ねパンの組”を形成する。従っ
て、リベットは、被締結部品を互いに把持し、リベット
が通る被加工物の穴を閉塞する。
前述の形式の公知のマルチグリップリベットの例は、欧
州特許出願公開EP−A−0677666号公報(Av
del Systems)に示されている。EP−A−
0677666号のリベットは、2つの長手方向に間隔
をあけて設けた縮小された直径の領域がある輪郭付けさ
れた外部形状を有する筒状のシェルを備える。縮小され
た直径領域は、マンドレルをシェル中に挿入した後に、
かしめ作業(即ち、半径方向内側へ移動するダイを利用
して)、又はロール成形作業によって、シェルを内側へ
変形させることによって形成される。
の公知のブラインドリベットを説明している。これは外
側筒状シェルと、そこを貫通して延びるマンドレルとを
備える。この場合、外側シェルは、1組又は2組の凹部
が設けられ、各々の凹部セットは、円周方向に、互いに
間隔をあけて、ほぼ同一の長手位置に配列される。凹部
の底部は、リベットシェルの円筒全周に対する割線を形
成する。
作業、又は種々のグリップ厚さでの作業を必要とする場
合が多い。多くの公知のブラインドリベットはそのよう
な条件において旨く機能し、マルチグリップの性質であ
る“重ねパン”形状の変形によって、過大寸法の穴、及
び種々のグリップ厚さに適合することも可能であり、こ
のことは、シェルにおける円周方向の溝又は凹部を適切
に配置することによって達成される。しかし、特に、極
度のグリップ厚さ、又は過大寸法の穴において作業を行
う場合、溝又は凹部の深さは重要であり、溝が深すぎる
とリベット本体に亀裂又は割れを引き起こす場合がある
一方で、溝が浅すぎるとマンドレル頭部がマンドレル本
体内に引き込まれる又は貫通してしまうことを阻止する
ための充分な抵抗力を提供できない場合がある。これら
の問題点は、締結される被加工物の材料が柔らかい場合
(マンドレルの頭部が貫通するのを阻止するには、リベ
ットシェルの溝が深くなっている必要があるので)、又
は脆い場合(リベットは、締結時に、特に、マンドレル
頭部がリベット本体内に引き込まれる場合、亀裂又は割
れを促す傾向にあるので)、及び/又は、リベットの表
面が、優れた耐摩耗性又は耐腐蝕性をもたらすために時
として施す、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
等の低摩擦材料で被覆する場合に悪化する。
又は割れは、締結不良又は少なくとも非常に弱い締結に
終わるので望ましくない。マンドレルの頭部がリベット
シェル内へ引き込まれるか、又はリベットシェルを貫通
してしまうことも望ましくない。マンドレル頭部がリベ
ットシェルに引き込まれると、溝の間でリベットシェル
の半径方向への膨出が発生し、結果として被締結部品の
材料に割れが発生する。マンドレル頭部がリベットシェ
ルに完全に貫通する場合は、マンドレル頭部の軸部分が
フランジから外に突出するので潜在的に危険な状態にな
る。
法の穴及び種々のグリップ厚さに対して機能を果たす
が、柔らかい又は脆い材料を被締結部品として使用する
ことにより状況が悪化する場合、又はリベット自身が低
表面摩擦の被覆を備える場合は確実に機能しないことが
分かっている。
い又は脆い被加工物を締結する場合のリベットの性能、
及び前述の又は他の被加工物に対する低摩擦の被覆がな
されたリベットの性能は、従来技術の円周方向の溝又は
割線形状の凹部ではなく、セットの半径方向の窪みを有
するリベットシェルを提供することによって著しく改善
できることが分かった。
形態は、筒状シェルと、該シェルを貫通して延びるマン
ドレルとを備えるブラインドリベットを提供するもので
あり、(i)シェルは、一端部にリベット頭部を形成す
る外側へ延びるフランジを有し、リベット頭部から第1
の距離においてシェルの表面外周に配列される第1の半
径方向の窪みの組と、リベット頭部から第2の距離にお
いてシェルの表面外周に配列される第2の半径方向の窪
みの組とを備え、半径方向の窪みは、マンドレルの周り
に配置した後にリベットシェルをかしめることで形成さ
れ、リベット頭部から遠い側のシェルの端部は、リベッ
トシェルのブラインド端部になっており、(ii)マン
ドレルは、一端部において前記リベットシェルの前記ブ
ラインド端部に当接する頭部と、該頭部から延びるステ
ムとを有し、ステムは長さ方向の途中に脆弱点を有す
る。
ンドリベットを使用して、2つ又はそれ以上の被締結部
品を相互に締結する方法を提供する。その方法は、
(a)ブラインドリベットのマンドレルが被締結部品の
実質的に位置合わせした開口を通って延びるように、ブ
ラインドリベットを配置する段階と、(b)マンドレル
頭部がシェルのブラインド端部に当接し、窪み間のシェ
ル部が半径方向へ膨出し、シェルの半径方向の窪みが潰
れて、結果として、被締結部品が相互に把持されると共
に、被締結部品の開口が実質的に閉塞されるように、マ
ンドレルをシェルに対して軸方向に移動させる段階を含
む。
結部品の実質的に位置合わせした開口内に配置され好適
に締結される本発明によるブラインドリベットを提供す
る。
リベットは、リベット頭部から第3の距離においてステ
ムの外周の周りに配置される第3の窪みの組を備える。
3つの組の窪みが存在する場合、隣接する窪みの組の間
の距離は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
各々の窪みの組は、隣接の窪みの組から少なくとも2m
mであることが好ましく、少なくとも3mmであること
がより好ましい。好ましい実施形態において、第1の窪
みの組は、シェルのフランジから3mmから5mmの位
置に配置され、第2の窪みの組は、シェルのフランジか
ら6.5mmから8.5mmの位置に配置され、更に第
3の窪みの組がある場合は、シェルのフランジから1
2.5mmから14.5mmの位置に配置される。
と、各々のかしめを行った窪みの周りで加工硬化が生じ
る。好ましい実施形態において、窪み領域のリベットシ
ェル硬度は、長手方向に間隔をあけて配置される隣接す
る窪みの組の間の中間部分のリベットシェル硬度に比べ
て、少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%大
きい。
が容易な材料を締結するのに使用する場合、例えば、自
動車のマッドフラップ又はストーンガードに使用すると
いった柔らかくて成形が容易な種々の材料を締結する場
合に特に有用である。本発明を利用して好都合に締結で
きる典型的な柔軟材料はゴム及びエラストマー系プラス
チックを含む。
スチック構成部品、例えば、自動車用のスピーカ構成部
品で使用される脆いプラスチック構成部品を締結するの
に特に有用である。本発明を利用して好都合に締結でき
る脆い材料は、ポリカーボネート及びスチレン系ポリマ
ーを含む。
意の適切な材料を使用できる。材料は同一であっても異
なっていてもよい。適切な材料の例としては、アルミニ
ウム合金のリベット本体とマンドレル、ステンレス鋼の
リベット本体とマンドレル、鋼のリベット本体とマンド
レル、及びこれらの材料の様々な組合せを挙げることが
できる。
め工程によって形成される。かしめ工程は好都合には半
径方向のかしめ工程である。本発明の半径方向かしめ工
程の特性によって、窪み深さの正確な制御が可能であ
る。典型的には、窪み深さは、締結工程前では、0.2
0mmから0.26mmの範囲であり、好ましくは、約
0.23mmであり、公差は、0.030mm未満、好
ましくは、0.020mm未満、更に好ましいのは0.
015mm未満である。通常、窪み深さは、締結工程前
では、シェル厚さの15%から30%、好ましくは20
%から25%である。
は、2つから8つの別個の窪みを備える。各々の窪みの
形状は、外側に向かって傾斜する端部、又は角度が付け
られた側面を備える略環状であることが好ましい。この
形状は、リベットシェルを、マンドレルを備えるしっか
りした組立体にするのに役立つ。また、これは加工硬化
をもたらす。
として図面を参照して以下に説明される。図面を参照す
ると、図1は、本発明によるブラインドリベット2を示
す。これは、中空の実質的に円筒形のシェル4と、シェ
ルを貫通して延びる中実の実質的に円筒形のマンドレル
6とを備える。シェルは、一端部にリベット頭部を形成
する外側へ延びるフランジ8を有している。また、マン
ドレル6は、該マンドレルの端部に頭部10を有し、シ
ェル4の頭部8から遠方にあるシェルのブラインド端部
に当接する。シェル4は、シェルフランジ8から4mm
の距離を置いて配置される第1のセットである4つの半
径方向の窪み12を備える。4つの窪みは、シェル4の
フランジ8から4mmの同一の長手方向の間隔で、シェ
ル4の表面外周に均一の間隔をおいて配置される。ま
た、シェルは、シェルフランジ8から7.5mmの間隔
で、シェルの表面外周に同様に均一の間隔をおいて配置
される、第2のセットである4つの半径方向の窪み14
と、今度はシェルフランジ8から13.7mmの間隔
で、同様にシェルの表面外周に均一の間隔をおいて配置
される、第3のセットである4つの半径方向の窪み16
とを備える。各々のセットの半径方向の窪みは、マンド
レル6をシェル4内に組み付けた後に、半径方向に適用
されるかしめ工程によって形成される。かしめ工程の
間、材料は、多少半径方向内側へ移動してマンドレル6
に接触するが、大部分は長手方向へ移動する。半径方向
かしめの深さは、好適に使用される機械制御のかしめ用
ダイによって正確に制御できる。この半径方向かしめ工
程は、従来技術のマルチグリップ(多段かしめ)リベッ
トの製造で一般的に使用されている溝のロール成形法よ
りも更に正確な深さ制御を可能にする。溝のロール成形
法は、リベット本体材料の硬度と、ロール成型機構にお
ける柔軟性とに影響される。同様に、ステンレス鋼及び
PTFE被覆されたアルミニウムのロール成形は更に困
難であり、本発明のかしめ工程による窪みは、前記及び
他の材料における高度の一貫性と正確さとを達成できる
ことが分かっている。
って長手方向に切断して、金属組織学的に前処理して、
微小硬度プロファイル(特性曲線:profile)を
得る分析を行った。以下の表1は、シェルフランジ8か
ら種々の距離にある、図1に印を付けた点 (a)から
(g)でのシェル4の硬度値を示す。表1に使用する表
現MHV0.5は、加えた押圧荷重500gでの微小硬
度値を意味する。
4の硬度値は、半径方向の窪みから離れた位置に比べ
て、各々の半径方向の窪みの組の近傍で非常に大きい。
実際、半径方向の窪み近傍での硬度は、半径方向の窪み
の組の間の長手方向位置における硬度よりも30%以上
大きい。この硬度の増大は、半径方向かしめ工程の結果
としての局部的加工硬化によって生じると考えられる。
を参照すると、ブラインドリベット締結工程の一連の段
階が示されている。図2aは、締結工程前の位置を示
す。図3aは同じく締結工程前の縦断面図であり、マン
ドレル6が薄肉部17によって与えられる所定の脆弱部
を有していることを示す。これは、締結工程の前に、シ
ェルのかしめによる窪み14と16との間の長手方向に
配置される。図2bは、締結工程の初期段階を示す。マ
ンドレルの頭部10は、リベットシェル4に入り始め、
マンドレル頭部10とシェル4の第1の窪み16との間
の領域18に局部的な大きな膨らみを引き起こす。半径
方向の窪み12、14、16近傍の加工硬化された材料
は、この段階では、窪み領域のシェルの潰れを阻止する
傾向にあるので、マンドレル頭部の移動によって、窪み
の間の領域で材料の膨出が起きる。図2cにおいて、頭
部10は、更にシェル4中を移動し、シェルの領域18
は更に膨出する。図2dにおいて、マンドレルの頭部1
0はほぼ完全にリベットシェル4中に入り込む。シェル
フランジ8と第1の窪みの組12との間の領域20、及
び第1の窪みの組12と第2の窪みの組14との間の領
域22におけるシェル4の半径方向の膨らみは、領域1
8の更なる膨らみとは別に、この時点で発生している。
第2の窪みの組14と第3の窪みの組16との間の領域
24は多少膨らんでいるが、これは他の領域18、20
及び22よりも少なく、その理由は、窪み14と16と
の間の長手方向間隔が、頭部10と窪み16との間隔、
フランジ8と窪み12との間隔、又は、窪み12と14
との間隔に比べて大きいからである。また、この段階に
おいて、窪み12、14及び16は、軸方向の潰れが始
まっている。マンドレル頭部10の入り込みの程度は、
マンドレル頭部10から最も近いかしめによる窪みの組
の位置、即ち、第3の窪みの組16の位置によって制限
される。図2dに示す締結段階、及び図2eに示す最終
的な締結段階においては、マンドレル頭部は完全に入り
込むだけではなく、リベットシェル4内に固定される。
この固定状態は、図3bの縦断面図を見るとよく分か
り、各々の潰れた半径方向の窪み12、14及び16の
領域において、シェル4とマンドレル6との間でしっか
りした接触が生じる。
ル4の下側部分20が膨出しているので、その中に本形
式のリベットが典型的に配置される、被締結部品の適用
穴を閉塞できる。例えば、典型的な穴の直径は4mmか
ら6mmの範囲である。
に関する最も下側の半径方向の窪みの組12の位置によ
って制限される。これは締結できる板の最小値、即ち、
リベットが締結できる最小限の板厚を与える。典型的
に、この板厚はリベットの長さに応じて2mmから1
3.5mmの範囲である。
この時点では、かしめによる窪み12、14、16は、
完全に軸方向に潰れている。このことは図3bの断面図
を見るとよく分かる。窪みが潰れることで、リベットシ
ェル4の長手方向への潰れが事実上終わり、マンドレル
6を所定位置にしっかり固定する。この段階において、
マンドレル6の下側端部は、破断点17で破断するが、
マンドレルの頭部10及びその頭部の下の脚部分は保持
されて、リベットシェル4内に固定される。
た断面図である。この図から各々セットになった半径方
向の窪み16の形状が分かる。各々の窪み16は、角度
が付けられた側面19を有する略環状形状である。この
形状は、リベットシェルを、マンドレルを備えるしっか
りした組立体にするのに役立つ。同時にこれは、図1及
び表1を参照して説明したように、局部的な加工硬化を
もたらす。図4aにおいて参照符号R1で示す、リベッ
トシェルの脚の外側半径は、2.38mmであり、図4
aにおいて参照符号R2で示す、窪みの内側半径(即
ち、シェルの中心から窪みの基部まで)は2.15mm
である。従って、窪みの深さは0.23mmである。
あり、リベットに沿った、aからgまでの種々の点での
硬度を示す。
階における、図1のブラインドリベットの側面図であ
る。
階における、図1のブラインドリベットの側面図であ
る。
階における、図1のブラインドリベットの側面図であ
る。
階における、図1のブラインドリベットの側面図であ
る。
階における、図1のブラインドリベットの側面図であ
る。
リベットの横断面図である。
リベットの横断面図である。
断面図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 筒状シェルと、前記シェルを貫通して延
びるマンドレルとを備えるブラインドリベットであっ
て、(i)前記シェルは、一端部にリベット頭部を形成
する外側へ延びるフランジを有し、前記リベット頭部か
ら第1の距離において前記シェルの表面外周に配列され
る第1の半径方向の窪みの組と、前記リベット頭部から
第2の距離において前記シェルの表面外周に配列される
第2の半径方向の窪みの組とを備え、前記半径方向の窪
みは、前記マンドレルの周りに配置した後に前記リベッ
トシェルをかしめることによって形成されており、前記
リベット頭部から遠い側の前記シェルの端部は、前記リ
ベットシェルのブラインド端部になっており、(ii)
前記マンドレルは、一端部において前記シェルの前記ブ
ラインド端部に当接する頭部と、前記頭部から延びるス
テムとを有し、前記ステムは長手方向の途中に脆弱点を
有する、ことを特徴とするブラインドリベット。 - 【請求項2】 前記リベット頭部から第3の距離におい
て前記シェルの表面外周に配列される第3の半径方向の
窪みの組を備えることを特徴とする請求項1に記載のブ
ラインドリベット。 - 【請求項3】 前記窪みの領域における前記リベットシ
ェルの硬度は、長手方向に間隔をあけて配置される隣接
する窪みの間の中間部分における前記リベットシェルの
硬度より、少なくとも20%、好ましくは少なくとも3
0%大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のブ
ラインドリベット。 - 【請求項4】 前記1つ又はそれ以上の窪みの深さは、
リベット締結工程の前では、少なくとも0.20mmで
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載のブラインドリベット。 - 【請求項5】 前記1つ又はそれ以上の窪みの深さは、
前記リベット締結工程の前では、前記シェルの厚さの少
なくとも20から25%であることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項に記載のブラインドリベット。 - 【請求項6】 半径方向の窪みの各組は、2つから8つ
の窪みを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載のブラインドリベット。 - 【請求項7】 前記隣接する窪みの組の間の長手方向の
間隔は、少なくとも2mmであることを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載のブラインドリベット。 - 【請求項8】 前記半径方向の窪みは、外側へ傾斜する
端部を備える環状であることを特徴とする請求項1〜7
のいずれか1項記載のブラインドリベット。 - 【請求項9】 前記シェルの前記第1及び第2の窪みの
組は、前記マンドレルの前記脆弱部よりも、それぞれ前
記シェルフランジに近いが、該シェルフランジからは離
れた位置にあることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
か1項に記載のブラインドリベット。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
ブラインドリベットを使用して、2つ又はそれ以上の被
締結部品を相互に締結するための方法であって、(a)
前記ブラインドリベットの前記マンドレルが前記被締結
部品の実質的に位置合わせした開口を通って延びるよう
に、前記ブラインドリベットを配置する段階と、(b)
前記マンドレル頭部が前記シェルの前記ブラインド端部
に当接して、前記窪みの間の前記シェル部が半径方向へ
膨出し、前記シェルの半径方向の前記窪みが潰れて、結
果として、前記被締結部品が相互に把持されると共に、
前記被締結部品の前記開口が実質的に閉塞されるよう
に、前記マンドレルを前記シェルに対して軸方向に移動
させる段階と、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項11】 前記1つ又はそれ以上の被締結部品の
材料は、ゴム又はエラストマー系プラスチック等の柔ら
かい材料を含むことを特徴とする請求項10に記載の方
法。 - 【請求項12】 前記1つ又はそれ以上の被締結部品の
材料は、ポリカーボネート又はスチレン系ポリマー等の
脆い材料を含むことを特徴とする請求項10に記載の方
法。 - 【請求項13】 2つ又はそれ以上の被締結部品の実質
的に位置合わせした開口内に配置して好適に締結するこ
とを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の
ブラインドリベット。 - 【請求項14】 前記1つ又はそれ以上の被締結部品
は、ゴム又はエラストマー系プラスチック等の柔らかい
材料を含むことを特徴とする請求項13に記載のブライ
ンドリベットと被締結部品の組合せ。 - 【請求項15】 前記1つ又はそれ以上の被締結部品
は、ポリカーボネート又はスチレン系ポリマー等の、脆
い材料を含むことを特徴とする請求項13に記載のブラ
インドリベットと被締結部品の組合せ。 - 【請求項16】 添付図面を参照して実質的に説明され
る、ブラインドリベット、又は該ブラインドリベットを
使用して被締結部品を互いに締結するための方法。
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