JP2002212535A - ホットメルトポリアミド接着剤およびポリアミド樹脂シート状成型物 - Google Patents
ホットメルトポリアミド接着剤およびポリアミド樹脂シート状成型物Info
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- JP2002212535A JP2002212535A JP2001013238A JP2001013238A JP2002212535A JP 2002212535 A JP2002212535 A JP 2002212535A JP 2001013238 A JP2001013238 A JP 2001013238A JP 2001013238 A JP2001013238 A JP 2001013238A JP 2002212535 A JP2002212535 A JP 2002212535A
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- Japan
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- hot melt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温塗工でき、耐熱接着性も高く、粘り強い
ホットメルトポリアミド接着剤、および、このホットメ
ルトポリアミド接着剤を用いたポリアミド樹脂シート状
成型物を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明により、160℃での溶融粘度が
2000〜6000mPa・sであり、軟化点が80℃以上
150℃未満であり、23℃における伸びが300%以
上であるポリアミド樹脂よりなり、150〜170℃の
温度で基材への塗工ができ、接着強度が良好なホットメ
ルトポリアミド接着剤が提供される。
ホットメルトポリアミド接着剤、および、このホットメ
ルトポリアミド接着剤を用いたポリアミド樹脂シート状
成型物を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明により、160℃での溶融粘度が
2000〜6000mPa・sであり、軟化点が80℃以上
150℃未満であり、23℃における伸びが300%以
上であるポリアミド樹脂よりなり、150〜170℃の
温度で基材への塗工ができ、接着強度が良好なホットメ
ルトポリアミド接着剤が提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温において塗工
または張り付けて基材を接着することができ、耐熱接着
性を有するホットメルトポリアミド接着剤、および、こ
のホットメルトポリアミド接着剤を用いたポリアミド樹
脂シート状成型物に関する。
または張り付けて基材を接着することができ、耐熱接着
性を有するホットメルトポリアミド接着剤、および、こ
のホットメルトポリアミド接着剤を用いたポリアミド樹
脂シート状成型物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、基本的にアジピン酸
やグルタル酸などの二塩基酸とエチレンジアミンやヘキ
サメチレンジアミンなどの各種ポリアミンとを加熱縮合
反応により脱水させて得られる樹脂の総称である。
やグルタル酸などの二塩基酸とエチレンジアミンやヘキ
サメチレンジアミンなどの各種ポリアミンとを加熱縮合
反応により脱水させて得られる樹脂の総称である。
【0003】また、トール油脂肪酸、大豆油脂肪酸など
の植物油脂肪酸中にはオレイン酸やリノール酸などの不
飽和脂肪酸が多く含まれるが、この不飽和脂肪酸を二量
化して得られるダイマー酸を上記二塩基酸の主成分とし
て選択したものがダイマー酸変性ポリアミド樹脂であ
り、このダイマー酸変性ポリアミド樹脂においては液状
から軟化点200℃を超える固形樹脂までの様々な性状
のものが合成できる。
の植物油脂肪酸中にはオレイン酸やリノール酸などの不
飽和脂肪酸が多く含まれるが、この不飽和脂肪酸を二量
化して得られるダイマー酸を上記二塩基酸の主成分とし
て選択したものがダイマー酸変性ポリアミド樹脂であ
り、このダイマー酸変性ポリアミド樹脂においては液状
から軟化点200℃を超える固形樹脂までの様々な性状
のものが合成できる。
【0004】ホットメルト型接着剤に使用されるポリア
ミド樹脂は熱可塑性樹脂であるため、具体的用途面で
は、優れた破断接着強度を有することから梱包用接着剤
や製本用接着剤に、また優れた電気絶縁性から電機や電
子部品などの固定用接着剤に広く用いられている。さら
に、印刷インキ分野では特殊グラビアインキ用のビヒク
ルとしても使用されている。
ミド樹脂は熱可塑性樹脂であるため、具体的用途面で
は、優れた破断接着強度を有することから梱包用接着剤
や製本用接着剤に、また優れた電気絶縁性から電機や電
子部品などの固定用接着剤に広く用いられている。さら
に、印刷インキ分野では特殊グラビアインキ用のビヒク
ルとしても使用されている。
【0005】ホットメルト接着剤にはEVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合物)をベースにしたものがある。構成
はEVA樹脂、粘着付与剤(タッキファイヤー)、ワック
スを配合したEVA系ホットメルト接着剤である。一般的
にはホットメルトの接着特性として耐熱接着性をもたせ
るため、180℃の溶融粘度が高粘度なEVA樹脂を用い
ざるを得ない状況になっている。しかしながら、180
℃以上ではEVA樹脂は脱酢酸が進行し、熱安定性が著し
く低下し、ゲル化・皮張りを生じるため、180℃未満
の使用が望まれる。このため、180℃で塗工できるよ
うにEVA系ホットメルトを設計するには、粘着付与剤、
ワックス等の配合によって溶融粘度を下げざるを得ず、
その一方で耐熱接着性も低下することになっている。耐
熱接着性はEVA系ホットメルトではタッキファイヤー等
の配合により60〜65℃程度が限界であり、これ以上
高くすることは実質上困難である。したがって、低温で
塗工することはEVA樹脂の高い溶融粘度によって阻まれ
ているのが現状である。また、EVA樹脂は石油系溶剤に
弱く、経時でこの種の溶剤に曝されると溶剤がEVA樹脂
に浸透して接着力が低下するので、EVA樹脂を含むホッ
トメルト接着剤をこの種の溶剤に曝される用途に使用す
ることは困難であるという問題もある。
酢酸ビニル共重合物)をベースにしたものがある。構成
はEVA樹脂、粘着付与剤(タッキファイヤー)、ワック
スを配合したEVA系ホットメルト接着剤である。一般的
にはホットメルトの接着特性として耐熱接着性をもたせ
るため、180℃の溶融粘度が高粘度なEVA樹脂を用い
ざるを得ない状況になっている。しかしながら、180
℃以上ではEVA樹脂は脱酢酸が進行し、熱安定性が著し
く低下し、ゲル化・皮張りを生じるため、180℃未満
の使用が望まれる。このため、180℃で塗工できるよ
うにEVA系ホットメルトを設計するには、粘着付与剤、
ワックス等の配合によって溶融粘度を下げざるを得ず、
その一方で耐熱接着性も低下することになっている。耐
熱接着性はEVA系ホットメルトではタッキファイヤー等
の配合により60〜65℃程度が限界であり、これ以上
高くすることは実質上困難である。したがって、低温で
塗工することはEVA樹脂の高い溶融粘度によって阻まれ
ているのが現状である。また、EVA樹脂は石油系溶剤に
弱く、経時でこの種の溶剤に曝されると溶剤がEVA樹脂
に浸透して接着力が低下するので、EVA樹脂を含むホッ
トメルト接着剤をこの種の溶剤に曝される用途に使用す
ることは困難であるという問題もある。
【0006】ホットメルトポリアミドには、EVA系ホッ
トメルトのような低軟化点樹脂分が添加されておらず、
耐熱接着性は軟化点に大きく依存する。しかしながら、
軟化点を高くすると低温塗工すべき温度域である160
℃近辺、具体的には150〜170℃程度では粘度が高
くなってしまうという問題がある。基材に塗工、塗布す
るために粘度を下げることはポリアミドの分子量を低く
すれば容易に可能となるが、そうすると硬くて脆い樹脂
になりやすい。このことはホットメルトポリアミドを引
っ張り試験に供して応力−ひずみ特性を評価すると明瞭
になる。応力−ひずみ曲線では曲線で囲まれたエリアが
大きいほど、接着剤を破壊するのに要するエネルギーが
大きくなるため粘り強い接着剤になりうる。分子量を低
くして低分子化し、例えば160℃での溶融粘度が30
00mPa・sとなるようにしても、この低粘度ポリアミド
は応力−ひずみ曲線では曲線で囲まれたエリアが小さ
く、粘り強さが小さいため、用途が限定されてしまい、
製本などの背のり、のどのりなどに使用するには不十分
である。
トメルトのような低軟化点樹脂分が添加されておらず、
耐熱接着性は軟化点に大きく依存する。しかしながら、
軟化点を高くすると低温塗工すべき温度域である160
℃近辺、具体的には150〜170℃程度では粘度が高
くなってしまうという問題がある。基材に塗工、塗布す
るために粘度を下げることはポリアミドの分子量を低く
すれば容易に可能となるが、そうすると硬くて脆い樹脂
になりやすい。このことはホットメルトポリアミドを引
っ張り試験に供して応力−ひずみ特性を評価すると明瞭
になる。応力−ひずみ曲線では曲線で囲まれたエリアが
大きいほど、接着剤を破壊するのに要するエネルギーが
大きくなるため粘り強い接着剤になりうる。分子量を低
くして低分子化し、例えば160℃での溶融粘度が30
00mPa・sとなるようにしても、この低粘度ポリアミド
は応力−ひずみ曲線では曲線で囲まれたエリアが小さ
く、粘り強さが小さいため、用途が限定されてしまい、
製本などの背のり、のどのりなどに使用するには不十分
である。
【0007】このように、160℃近辺、具体的には1
50〜170℃程度で低温塗工でき、耐熱接着性にも優
れたホットメルト接着剤は現在のところ得られていな
い。なお、特開平10−95180号公報には、複数の
ホットメルトポリアミドを混合した、または、ホットメ
ルトポリアミドを他のポリマー、粘着付与剤または可塑
剤と混合した摂氏約175℃ないし約190℃の温度で
使用できる製本用ホットメルトポリアミド接着剤が開示
されている。しかしながら、ポリアミドは、骨格中に不
飽和二重結合を有しており、175℃以上、特に180
℃以上の高温では酸化劣化しやすく、皮張り、炭化物の
形成が起こることがあるという問題がある。160℃近
辺、具体的には150〜170℃という低温塗工温度で
は、ポリアミドは非常に安定なので上記のような問題は
ほとんど起こらず、ホットメルト接着剤として使いやす
くなるという利点がある。
50〜170℃程度で低温塗工でき、耐熱接着性にも優
れたホットメルト接着剤は現在のところ得られていな
い。なお、特開平10−95180号公報には、複数の
ホットメルトポリアミドを混合した、または、ホットメ
ルトポリアミドを他のポリマー、粘着付与剤または可塑
剤と混合した摂氏約175℃ないし約190℃の温度で
使用できる製本用ホットメルトポリアミド接着剤が開示
されている。しかしながら、ポリアミドは、骨格中に不
飽和二重結合を有しており、175℃以上、特に180
℃以上の高温では酸化劣化しやすく、皮張り、炭化物の
形成が起こることがあるという問題がある。160℃近
辺、具体的には150〜170℃という低温塗工温度で
は、ポリアミドは非常に安定なので上記のような問題は
ほとんど起こらず、ホットメルト接着剤として使いやす
くなるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低温
塗工でき、耐熱接着性も高く、粘り強いホットメルトポ
リアミド接着剤、および、このホットメルトポリアミド
接着剤を用いたポリアミド樹脂シート状成型物を提供す
ることである。
塗工でき、耐熱接着性も高く、粘り強いホットメルトポ
リアミド接着剤、および、このホットメルトポリアミド
接着剤を用いたポリアミド樹脂シート状成型物を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
につき鋭意検討を重ねた結果、150〜170℃という
低温塗工温度であっても低粘度であり、塗工適性を失わ
ず、かつ、応力−ひずみ曲線で囲まれたエリアが大き
い、粘り強い接着性を有するホットメルトポリアミドの
発明を完成した。
につき鋭意検討を重ねた結果、150〜170℃という
低温塗工温度であっても低粘度であり、塗工適性を失わ
ず、かつ、応力−ひずみ曲線で囲まれたエリアが大き
い、粘り強い接着性を有するホットメルトポリアミドの
発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、160℃での溶融粘度
が2000〜6000mPa・sであり、軟化点が80℃以
上150℃未満であり、23℃における伸びが300%
以上であるポリアミド樹脂よりなり、150〜170℃
の温度で基材への塗工ができ、接着強度が良好なホット
メルトポリアミド接着剤を提供するものである。
が2000〜6000mPa・sであり、軟化点が80℃以
上150℃未満であり、23℃における伸びが300%
以上であるポリアミド樹脂よりなり、150〜170℃
の温度で基材への塗工ができ、接着強度が良好なホット
メルトポリアミド接着剤を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる上記のポリア
ミド樹脂は、基本的に二塩基酸とジアミンの重縮合、ア
ミノカルボン酸の重縮合、或いはラクタムの開環重合な
どの各種反応で得られるアミド結合を有する高分子の総
称であり、各種の変性ポリアミドをはじめ、一部水素添
加された反応物で製造されたもの、他のモノマーが一部
共重合された製造物、或いは各種添加剤などの他の物質
が混合されたものなどを含む広い概念である。
ミド樹脂は、基本的に二塩基酸とジアミンの重縮合、ア
ミノカルボン酸の重縮合、或いはラクタムの開環重合な
どの各種反応で得られるアミド結合を有する高分子の総
称であり、各種の変性ポリアミドをはじめ、一部水素添
加された反応物で製造されたもの、他のモノマーが一部
共重合された製造物、或いは各種添加剤などの他の物質
が混合されたものなどを含む広い概念である。
【0012】本発明に用いられる上記のポリアミド樹脂
は上記のような条件が満たされれば特に限定されない
が、ダイマー酸を主成分とする二塩基酸とポリアミン類
とを縮合重合させて得られるダイマー酸変性ポリアミド
樹脂が好ましい。ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造
する際のダイマー酸としては、トール油脂肪酸、大豆油
脂肪酸などに含まれる天然の一塩基性不飽和脂肪酸を重
合したダイマー酸が工業的に広く用いられるが、原理的
には、飽和脂肪族、不飽和脂肪族、脂環式、或いは芳香
族などの各種ジカルボン酸などであってもよい。
は上記のような条件が満たされれば特に限定されない
が、ダイマー酸を主成分とする二塩基酸とポリアミン類
とを縮合重合させて得られるダイマー酸変性ポリアミド
樹脂が好ましい。ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造
する際のダイマー酸としては、トール油脂肪酸、大豆油
脂肪酸などに含まれる天然の一塩基性不飽和脂肪酸を重
合したダイマー酸が工業的に広く用いられるが、原理的
には、飽和脂肪族、不飽和脂肪族、脂環式、或いは芳香
族などの各種ジカルボン酸などであってもよい。
【0013】ポリアミド樹脂はモノマー酸、モノアミン
等による1官能基をもった化合物によって分子量を制御
でき、同時に粘度も分子量に伴って変動する。上記のよ
うなダイマー酸にはモノマー酸、トリマー酸が含まれて
いることもあり、モノマー酸の含有量によって粘度は影
響を受けるし、また、用いるダイマー酸中のトリマー酸
の含有量が多くなると堅い樹脂になりやすく、柔らかさ
・可撓性を低下させる。また、酸成分とアミン成分との
当量比によっても分子量は変化するので、酸価、アミン
価を大きくすることでも低粘度化することが可能であ
る。そのため、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造す
る際に用いるダイマー酸の組成、二塩基酸のジカルボン
酸、モノカルボン酸の含有量等を調整することで、本発
明の範囲の溶融粘度、樹脂軟化点、伸びを有し、150
〜170℃の温度で基材への塗工ができ、接着強度が良
好なポリアミド樹脂が得られる。
等による1官能基をもった化合物によって分子量を制御
でき、同時に粘度も分子量に伴って変動する。上記のよ
うなダイマー酸にはモノマー酸、トリマー酸が含まれて
いることもあり、モノマー酸の含有量によって粘度は影
響を受けるし、また、用いるダイマー酸中のトリマー酸
の含有量が多くなると堅い樹脂になりやすく、柔らかさ
・可撓性を低下させる。また、酸成分とアミン成分との
当量比によっても分子量は変化するので、酸価、アミン
価を大きくすることでも低粘度化することが可能であ
る。そのため、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造す
る際に用いるダイマー酸の組成、二塩基酸のジカルボン
酸、モノカルボン酸の含有量等を調整することで、本発
明の範囲の溶融粘度、樹脂軟化点、伸びを有し、150
〜170℃の温度で基材への塗工ができ、接着強度が良
好なポリアミド樹脂が得られる。
【0014】ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造する
際のダイマー酸の好ましい組成は次のような組成であ
る。
際のダイマー酸の好ましい組成は次のような組成であ
る。
【0015】モノマー酸 : 0〜20重量%、特に好
ましくは0〜10重量% ダイマー酸 : 65〜100重量%、特に好ましくは
80〜100重量% トリマー酸 : 0〜30重量%、特に好ましくは0〜
20重量% ダイマー酸としてはC36のものが、モノマー酸としてはC
18のものが、トリマー酸としてはC54のものが広く用い
られる。
ましくは0〜10重量% ダイマー酸 : 65〜100重量%、特に好ましくは
80〜100重量% トリマー酸 : 0〜30重量%、特に好ましくは0〜
20重量% ダイマー酸としてはC36のものが、モノマー酸としてはC
18のものが、トリマー酸としてはC54のものが広く用い
られる。
【0016】ダイマー酸の組成は原料脂肪酸の組成、由
来によって異なり、また、重合後の蒸留操作によって各
分画の配合量は異なる。モノマー酸があまりに多い場合
には、適当な粘度が得られなくなることもある。トリマ
ー酸があまりに多い場合には、低温塗工、塗布には粘度
が高すぎて適当でないポリアミドになってしまうことも
ある。また、低温可撓性が損なわれ、マイナスの温度域
では樹脂が衝撃によって割れてしまうこともある。
来によって異なり、また、重合後の蒸留操作によって各
分画の配合量は異なる。モノマー酸があまりに多い場合
には、適当な粘度が得られなくなることもある。トリマ
ー酸があまりに多い場合には、低温塗工、塗布には粘度
が高すぎて適当でないポリアミドになってしまうことも
ある。また、低温可撓性が損なわれ、マイナスの温度域
では樹脂が衝撃によって割れてしまうこともある。
【0017】また、上記ダイマー酸は、相当する酸無水
物、エステル、酸ハロゲン化物などを包含する概念であ
る。
物、エステル、酸ハロゲン化物などを包含する概念であ
る。
【0018】当該ダイマー酸の市販品としては、ハリダ
イマー200、300(ハリマ化成社製)、バーサダイ
ム228、216、エンポール1018、1019、1
061、1062(コグニス社製)などが挙げられる。
さらに、水素添加されたダイマー酸も使用でき、水添ダ
イマー酸の市販品としてはプリボール1009(Unichem
a社製)、エンポール1008(コグニス社製)などが挙
げられる。
イマー200、300(ハリマ化成社製)、バーサダイ
ム228、216、エンポール1018、1019、1
061、1062(コグニス社製)などが挙げられる。
さらに、水素添加されたダイマー酸も使用でき、水添ダ
イマー酸の市販品としてはプリボール1009(Unichem
a社製)、エンポール1008(コグニス社製)などが挙
げられる。
【0019】上記ダイマー酸以外に、適当な軟化点、伸
びを有するポリアミド樹脂にするため、二塩基酸として
各種のジカルボン酸を用いることができる。ジカルボン
酸としてはC2〜C22酸があり、具体的には、シュウ
酸、マロン酸、(無水)コハク酸、(無水)マレイン
酸、グルタル酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、1,3−
又は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,18−
オクタデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジ
カルボン酸などが用いられる。
びを有するポリアミド樹脂にするため、二塩基酸として
各種のジカルボン酸を用いることができる。ジカルボン
酸としてはC2〜C22酸があり、具体的には、シュウ
酸、マロン酸、(無水)コハク酸、(無水)マレイン
酸、グルタル酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、1,3−
又は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,18−
オクタデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジ
カルボン酸などが用いられる。
【0020】さらに、適当な溶融粘度を有するポリアミ
ド樹脂にするため、必要に応じて各種のモノカルボン酸
を用いる。モノカルボン酸としてはC1〜C26酸があ
り、具体的には、プロピオン酸、酢酸、カプリル酸(オ
クタン酸)、ステアリン酸、オレイン酸などが用いられ
る。
ド樹脂にするため、必要に応じて各種のモノカルボン酸
を用いる。モノカルボン酸としてはC1〜C26酸があ
り、具体的には、プロピオン酸、酢酸、カプリル酸(オ
クタン酸)、ステアリン酸、オレイン酸などが用いられ
る。
【0021】本発明では、ダイマー酸100重量部に対
して、二塩基酸のジカルボン酸を0〜30重量部、特に
5〜12重量部、モノカルボン酸を0〜10重量部、特
に0.01〜5重量部用いることが好ましい。
して、二塩基酸のジカルボン酸を0〜30重量部、特に
5〜12重量部、モノカルボン酸を0〜10重量部、特
に0.01〜5重量部用いることが好ましい。
【0022】上記ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を製造
する際の反応物としてのポリアミン類は、例えば、C2
〜C20の脂肪族、脂環式、芳香族などの各種ジアミ
ン、トリアミン、ポリアミンなどである。
する際の反応物としてのポリアミン類は、例えば、C2
〜C20の脂肪族、脂環式、芳香族などの各種ジアミ
ン、トリアミン、ポリアミンなどである。
【0023】上記ジアミンの具体例としては、エチレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、テトラエチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、p−又はm−キシレン
ジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルア
ミン)、2,2−ビス−(4−シクロヘキシルアミ
ン)、ポリグリコールジアミン、イソホロンジアミン、
1,2−、1,3−又は1,4−シクロヘキサンジアミ
ン、1,4−ビス−(2’−アミノエチル)ベンゼン、
N−エチルアミノピペラジン、ピペラジンなどが挙げら
れる。
ジアミン、トリエチレンジアミン、テトラエチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、p−又はm−キシレン
ジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルア
ミン)、2,2−ビス−(4−シクロヘキシルアミ
ン)、ポリグリコールジアミン、イソホロンジアミン、
1,2−、1,3−又は1,4−シクロヘキサンジアミ
ン、1,4−ビス−(2’−アミノエチル)ベンゼン、
N−エチルアミノピペラジン、ピペラジンなどが挙げら
れる。
【0024】また、トリアミンにはジエチレントリアミ
ンなどが挙げられ、ポリアミンにはトリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキ
サミンなどが挙げられる。さらに、二量体化された脂肪
族のニトリル基を変換して水素還元して得られたダイマ
ージアミンも使用することができる。
ンなどが挙げられ、ポリアミンにはトリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキ
サミンなどが挙げられる。さらに、二量体化された脂肪
族のニトリル基を変換して水素還元して得られたダイマ
ージアミンも使用することができる。
【0025】ジアミンにはアルカノールアミンを併用し
てもよい。アルカノールアミンにはエタノールアミン、
プロパノールアミン、ジエタノールアミン、ブタノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
2−(2−アミノエトキシ)エタノール等が挙げられ
る。
てもよい。アルカノールアミンにはエタノールアミン、
プロパノールアミン、ジエタノールアミン、ブタノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
2−(2−アミノエトキシ)エタノール等が挙げられ
る。
【0026】また、酸素を骨格に有するポリエーテルジ
アミンを用いることができる。このポリエーテルは一般
式 H2N−R1−(RO)n−R2−NH2 (式中、nは2〜100であり、R1、R2は炭素原子数が
1〜14個であるアルキル基または脂環式炭化水素基で
あり、Rは炭素原子数が1〜10個であるアルキル基ま
たは脂環式炭化水素基である。アルキル基は直鎖状であ
っても分岐鎖状であってもよい。)で表すことができ
る。このエーテルジアミンとしてはポリオキシプロピレ
ンジアミン等が挙げられ、市販品としてはジェファーミ
ン類(サンテクノケミカル社製)がある。また、ビス−
(3−アミノプロピル)−ポリテトラヒドロフランも挙
げることができる。
アミンを用いることができる。このポリエーテルは一般
式 H2N−R1−(RO)n−R2−NH2 (式中、nは2〜100であり、R1、R2は炭素原子数が
1〜14個であるアルキル基または脂環式炭化水素基で
あり、Rは炭素原子数が1〜10個であるアルキル基ま
たは脂環式炭化水素基である。アルキル基は直鎖状であ
っても分岐鎖状であってもよい。)で表すことができ
る。このエーテルジアミンとしてはポリオキシプロピレ
ンジアミン等が挙げられ、市販品としてはジェファーミ
ン類(サンテクノケミカル社製)がある。また、ビス−
(3−アミノプロピル)−ポリテトラヒドロフランも挙
げることができる。
【0027】好ましくは、エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ピペラジンなどである。
チレンジアミン、ピペラジンなどである。
【0028】上記ポリアミン類とダイマー酸或いは各種
ジカルボン酸とは常法により加熱縮合され、脱水を伴っ
たアミド化工程によりダイマー酸変性ポリアミド樹脂を
はじめとする各種ポリアミド樹脂が製造される。一般
に、反応温度は100〜300℃程度、反応時間は1〜
8時間程度である。
ジカルボン酸とは常法により加熱縮合され、脱水を伴っ
たアミド化工程によりダイマー酸変性ポリアミド樹脂を
はじめとする各種ポリアミド樹脂が製造される。一般
に、反応温度は100〜300℃程度、反応時間は1〜
8時間程度である。
【0029】また、上記ダイマー酸変性ポリアミド樹脂
は(メタ)アクリル酸、スチレン等のビニル基含有のモ
ノマー酸、或いは、フェノールとホルマリンとによるマ
ンニッヒ反応による変性、さらにはレゾール樹脂などの
他の反応性化合物で変性されていてもよい。
は(メタ)アクリル酸、スチレン等のビニル基含有のモ
ノマー酸、或いは、フェノールとホルマリンとによるマ
ンニッヒ反応による変性、さらにはレゾール樹脂などの
他の反応性化合物で変性されていてもよい。
【0030】また、本発明のホットメルトポリアミド接
着剤には、粘着付与剤等を配合してもよい。このような
化合物には、ロジン、ロジンエステル、ロジンフェノー
ル、テルペンフェノール等がある。また、加工性や可撓
性を付与するために可塑剤等を添加してもよい。このよ
うな化合物の中には、N−エチルアミノスルホン酸アミ
ド等のアミド化合物、セバシン酸ジブチル、フタル酸ジ
オクチル等のエステル化合物等があり、さらに好ましい
ものとして、高級アルコール、フェノール樹脂等が挙げ
られる。
着剤には、粘着付与剤等を配合してもよい。このような
化合物には、ロジン、ロジンエステル、ロジンフェノー
ル、テルペンフェノール等がある。また、加工性や可撓
性を付与するために可塑剤等を添加してもよい。このよ
うな化合物の中には、N−エチルアミノスルホン酸アミ
ド等のアミド化合物、セバシン酸ジブチル、フタル酸ジ
オクチル等のエステル化合物等があり、さらに好ましい
ものとして、高級アルコール、フェノール樹脂等が挙げ
られる。
【0031】本発明のホットメルトポリアミド接着剤の
160℃での溶融粘度は2000〜6000mPa・sであ
り、十分な樹脂の伸び、強度を得るには2500mPa・s
以上が好ましく、十分に低温で塗工ができ、良好な接着
強度が得られるので5500mPa・s以下が好ましい。
160℃での溶融粘度は2000〜6000mPa・sであ
り、十分な樹脂の伸び、強度を得るには2500mPa・s
以上が好ましく、十分に低温で塗工ができ、良好な接着
強度が得られるので5500mPa・s以下が好ましい。
【0032】本発明のホットメルトポリアミド接着剤の
樹脂軟化点は80℃以上150℃以下であり、良好な耐
熱接着性を得るには100℃以上、特に110℃以上が
好ましく、145℃以下、特に135℃以下が好まし
い。
樹脂軟化点は80℃以上150℃以下であり、良好な耐
熱接着性を得るには100℃以上、特に110℃以上が
好ましく、145℃以下、特に135℃以下が好まし
い。
【0033】本発明で用いるポリアミド樹脂の23℃に
おける伸びは300%以上であり、十分粘り強い接着性
が得られるので特に400%以上が好ましい。ポリアミ
ド樹脂の23℃における伸びの上限は特に規定されない
が、通常、2000%程度である。
おける伸びは300%以上であり、十分粘り強い接着性
が得られるので特に400%以上が好ましい。ポリアミ
ド樹脂の23℃における伸びの上限は特に規定されない
が、通常、2000%程度である。
【0034】このような本発明のホットメルトポリアミ
ド接着剤は、150℃以上170℃以下の温度で基材へ
の塗工ができる。塗工する温度は155℃以上または1
65℃以下が好ましく、特に155℃以上165℃以下
が好ましい。本発明のホットメルトポリアミド接着剤
は、ポリアミド樹脂が安定に存在するこの温度域で塗工
できるので、皮張り、炭化物の形成等はほとんど起こら
ず、ホットメルト接着剤として使いやすい。
ド接着剤は、150℃以上170℃以下の温度で基材へ
の塗工ができる。塗工する温度は155℃以上または1
65℃以下が好ましく、特に155℃以上165℃以下
が好ましい。本発明のホットメルトポリアミド接着剤
は、ポリアミド樹脂が安定に存在するこの温度域で塗工
できるので、皮張り、炭化物の形成等はほとんど起こら
ず、ホットメルト接着剤として使いやすい。
【0035】低温塗工した場合でも本発明のホットメル
トポリアミド接着剤の接着強度は良好であり、その23
℃における紙面接着強度は13kg/30cm以上、特に15k
g/30cm以上であることが好ましい。なお、製本機を用い
て作成した刷本の紙面をクランプにて固定し、引っ張り
試験器にて紙面が剥離する最大荷重を測定し、その値を
紙面接着強度とする。
トポリアミド接着剤の接着強度は良好であり、その23
℃における紙面接着強度は13kg/30cm以上、特に15k
g/30cm以上であることが好ましい。なお、製本機を用い
て作成した刷本の紙面をクランプにて固定し、引っ張り
試験器にて紙面が剥離する最大荷重を測定し、その値を
紙面接着強度とする。
【0036】また、剥離試験における樹脂の耐熱接着温
度は、実用上60℃を越えることが好ましく、特に65
℃以上が好ましい。
度は、実用上60℃を越えることが好ましく、特に65
℃以上が好ましい。
【0037】150〜170℃で塗工した場合の本発明
の樹脂のセットタイムは、表紙が十分に接着するので3
秒以上、特に4秒以上が好ましく、次工程で本がばらば
らになったりすることがほとんどないので40秒以下、
30秒以下が好ましい。
の樹脂のセットタイムは、表紙が十分に接着するので3
秒以上、特に4秒以上が好ましく、次工程で本がばらば
らになったりすることがほとんどないので40秒以下、
30秒以下が好ましい。
【0038】本発明のホットメルトポリアミド接着剤
は、例えば梱包用接着剤、製本用接着剤、電機や電子部
品などの固定用接着剤、特殊グラビアインキ用のビヒク
ル等に使用できるが、中でも製本の背のりまたはのどの
りとして好適に使用できる。
は、例えば梱包用接着剤、製本用接着剤、電機や電子部
品などの固定用接着剤、特殊グラビアインキ用のビヒク
ル等に使用できるが、中でも製本の背のりまたはのどの
りとして好適に使用できる。
【0039】本発明のポリアミド樹脂シート状成型物
は、上記のような本発明のホットメルトポリアミド接着
剤を用いたものである。上記のようなポリアミド樹脂を
シート状(フィルム)に成型することで、塗工ムラがな
くなって均一になり、かつ、熱可塑性樹脂であるため接
着させるにも時間をかければより低い温度で接着でき、
被着体を傷めることなく作業環境も改善できる。また、
ポリアミド樹脂シート状成型物は、接着させる被着体と
同型にカットして張り付けることもできる。本発明のポ
リアミド樹脂シート状成型物は、このような利点を活か
して、接着芯地やズボン等の裾の接着に最適である。さ
らには、熱ロールにて被着体に熱接着させることがで
き、デコレーションラミネートなどに使用することがで
きる。
は、上記のような本発明のホットメルトポリアミド接着
剤を用いたものである。上記のようなポリアミド樹脂を
シート状(フィルム)に成型することで、塗工ムラがな
くなって均一になり、かつ、熱可塑性樹脂であるため接
着させるにも時間をかければより低い温度で接着でき、
被着体を傷めることなく作業環境も改善できる。また、
ポリアミド樹脂シート状成型物は、接着させる被着体と
同型にカットして張り付けることもできる。本発明のポ
リアミド樹脂シート状成型物は、このような利点を活か
して、接着芯地やズボン等の裾の接着に最適である。さ
らには、熱ロールにて被着体に熱接着させることがで
き、デコレーションラミネートなどに使用することがで
きる。
【0040】本発明のポリアミド樹脂シート状成型物の
形状は、特に限定されず、用途に応じて適宜決めればよ
いが、通常、50〜2000μm程度の厚さにする。
形状は、特に限定されず、用途に応じて適宜決めればよ
いが、通常、50〜2000μm程度の厚さにする。
【0041】
【実施例】以下、ダイマー酸ポリアミド樹脂の製造実施
例を順次説明するとともに、各実施例で得られた樹脂の
物性と溶融粘度、接着強度などに関する各種試験例を併
記する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではない。また、実施例、比較例中の部は重量部を表
す。
例を順次説明するとともに、各実施例で得られた樹脂の
物性と溶融粘度、接着強度などに関する各種試験例を併
記する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではない。また、実施例、比較例中の部は重量部を表
す。
【0042】実施例1 攪拌機、窒素導入管、温度計、冷却管及び滴下漏斗を備
えた反応容器に、ダイマー酸としてエンポール1008
(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸
50部、モノカルボン酸としてプロピオン酸10部添加
し、ジアミンとしてエチレンジアミン40部、ピペラジ
ン40部、ヘキサメチレンジアミン40部を添加し、2
30℃に2時間かけて昇温し、さらに3時間熟成して、
酸化防止剤イルガノックス1010を3.6部添加して
ポリアミド樹脂を得た。これをポリアミド樹脂1とす
る。酸化防止剤は以下のすべてのポリアミドに3.6部
添加した。
えた反応容器に、ダイマー酸としてエンポール1008
(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸
50部、モノカルボン酸としてプロピオン酸10部添加
し、ジアミンとしてエチレンジアミン40部、ピペラジ
ン40部、ヘキサメチレンジアミン40部を添加し、2
30℃に2時間かけて昇温し、さらに3時間熟成して、
酸化防止剤イルガノックス1010を3.6部添加して
ポリアミド樹脂を得た。これをポリアミド樹脂1とす
る。酸化防止剤は以下のすべてのポリアミドに3.6部
添加した。
【0043】用いたダイマー酸エンポール1008は、
ダイマー酸95重量%、モノマー酸2重量%、トリマー
酸3重量%含有するものであった。
ダイマー酸95重量%、モノマー酸2重量%、トリマー
酸3重量%含有するものであった。
【0044】実施例2 実施例1において、ダイマー酸としてエンポール106
1(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン
酸49.5部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.
5部添加し、ジアミンとしてエチレンジアミン37.8
部、ピペラジン56.7部、ヘキサメチレンジアミン1
8.9部を添加し、実施例1と同様にして反応させてポ
リアミドを得た。これをポリアミド樹脂2とする。
1(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン
酸49.5部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.
5部添加し、ジアミンとしてエチレンジアミン37.8
部、ピペラジン56.7部、ヘキサメチレンジアミン1
8.9部を添加し、実施例1と同様にして反応させてポ
リアミドを得た。これをポリアミド樹脂2とする。
【0045】用いたダイマー酸エンポール1061は、
ダイマー酸94重量%、モノマー酸3.5重量%、トリ
マー酸2.5重量%含有するものであった。
ダイマー酸94重量%、モノマー酸3.5重量%、トリ
マー酸2.5重量%含有するものであった。
【0046】実施例3 実施例1において、ダイマー酸としてDA−200(ハリ
マ化成社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸4
9.5部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.5部
添加し、ジアミンとしてエチレンジアミン43.8部、
ピペラジン6.3部を添加し、実施例1と同様にして反
応させてポリアミドを得た。これをポリアミド樹脂3と
する。
マ化成社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸4
9.5部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.5部
添加し、ジアミンとしてエチレンジアミン43.8部、
ピペラジン6.3部を添加し、実施例1と同様にして反
応させてポリアミドを得た。これをポリアミド樹脂3と
する。
【0047】用いたダイマー酸DA−200は、ダイマー
酸76重量%、モノマー酸7重量%、トリマー酸17重
量%含有するものであった。
酸76重量%、モノマー酸7重量%、トリマー酸17重
量%含有するものであった。
【0048】比較例1 実施例1において、ダイマー酸としてエンポール106
1(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン
酸36部添加し、脂肪酸(モノカルボン酸)としてFA−
1(ハリマ化成社製)73部、ジアミンとしてエチレン
ジアミン52.2部、ピペラジン37.7部、ヘキサメ
チレンジアミン16.5部を添加し、実施例1と同様に
して反応させてポリアミドを得た。これをポリアミド樹
脂4とする。用いた脂肪酸FA−1の組成はオレイン酸、
リノール酸を主成分とするものである。
1(コグニス社製)660部、二塩基酸としてセバシン
酸36部添加し、脂肪酸(モノカルボン酸)としてFA−
1(ハリマ化成社製)73部、ジアミンとしてエチレン
ジアミン52.2部、ピペラジン37.7部、ヘキサメ
チレンジアミン16.5部を添加し、実施例1と同様に
して反応させてポリアミドを得た。これをポリアミド樹
脂4とする。用いた脂肪酸FA−1の組成はオレイン酸、
リノール酸を主成分とするものである。
【0049】比較例2 実施例1において、ダイマー酸としてDA−200(ハリ
マ化成社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸10
0部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.3部添加
し、ジアミンとしてエチレンジアミン45部、ピペラジ
ン45部、ヘキサメチレンジアミン45部を添加し、実
施例1と同様にして反応させてポリアミドを得た。これ
をポリアミド樹脂5とする。
マ化成社製)660部、二塩基酸としてセバシン酸10
0部、モノカルボン酸としてプロピオン酸3.3部添加
し、ジアミンとしてエチレンジアミン45部、ピペラジ
ン45部、ヘキサメチレンジアミン45部を添加し、実
施例1と同様にして反応させてポリアミドを得た。これ
をポリアミド樹脂5とする。
【0050】比較例3 エバフレックス#(三井デュポン社製)と粘着付与材ネ
オトール85(ハリマ化成社製)、ポリエチレンワック
ス#140F(日本精鑞社製)を4:4:2の割合で配
合し、EVAホットメルトを調製した。 [試験方法] 1.引っ張り、伸び試験 ポリアミドホットメルト樹脂等を熱安定性プレスにて気
泡、異物が入らないように厚さ1mmの均一なシートと
し、3号ダンベルにて打ち抜いた試験片を作製し、23
℃±2℃の温度で24時間以上放置後試験に供する。標
線は定規を用い試験片の平行部分に、その中央部分を中
心として正確に、鮮明につける。標線間の距離は20m
mとする。
オトール85(ハリマ化成社製)、ポリエチレンワック
ス#140F(日本精鑞社製)を4:4:2の割合で配
合し、EVAホットメルトを調製した。 [試験方法] 1.引っ張り、伸び試験 ポリアミドホットメルト樹脂等を熱安定性プレスにて気
泡、異物が入らないように厚さ1mmの均一なシートと
し、3号ダンベルにて打ち抜いた試験片を作製し、23
℃±2℃の温度で24時間以上放置後試験に供する。標
線は定規を用い試験片の平行部分に、その中央部分を中
心として正確に、鮮明につける。標線間の距離は20m
mとする。
【0051】23℃±2℃雰囲気中で引っ張り試験を行
い、クロスヘッドスピード100mm/minで切断に
いたるまでの最大荷重、切断時の標線間の長さを測定す
る。引っ張り強さ、伸びの計算は日本接着剤工業会の規
格(JAI7−1999)に準拠した。 2.低温可撓性 試験方法1で得た厚さ1mmの均一なシートを使用して
15×40mmの試験片を作る。試験片と試験器(日本
接着工業会の規格(JAI7−1999)記載)を試験温
度に2時間置き、心棒2mmを取り付けた試験器本体の
2片を開いて平板状にし、試験片を差し込む。直ちに心
棒を中心として約1秒かけて180°折り曲げる。試験
片を取り出して屈曲部の割れが認められない最低温度を
記録する。 3.溶融粘度 トキメック製No.3ローター及び少量アダプターを使
用し、160℃で粘度が安定したところで測定した。 4.軟化点 環球式軟化点を求めた。日本接着剤工業会の規格(JA
I7−1999)に準拠した。 5.熱安定性 180℃に溶融された試料を採取し、160℃±2℃ま
たは180℃±2℃に保たれた恒温槽内に入れ、試料が
98時間加熱終了後、取り出して粘度、色相、炭化物の
状態を測定する。粘度安定性は初期の粘度と比較してそ
の倍数にて表示した。この値が1.4以内であれば熱安
定性試験時の粘度変化は良好と判断する。日本接着剤工
業会の規格(JAI7−1999)に準拠した。色が変
化しやや茶色帯びる場合は○、茶色は△、こげ茶色は×
とした。 6.耐溶剤性 オフセット印刷を施した上質紙印刷物の黒印刷部分に、
ホットメルトポリアミドを3mm径のピード状に塗布
し、もう一つの同じ印刷物で圧着した。室温にした後石
油系溶剤(AF−5;日本石油製)をホットメルトポリ
アミドが付着した部分に100mg滴下し、アルミパウ
チにこの試験片をいれ密封し60℃のオーブンに保管し
た。7日後に試験片を取り出し室温にもどした後、印刷
物を剥離して印刷面の破壊状態を観察した。界面破壊を
×、一部凝集破壊を△、凝集破壊を○とした。 7.製本機での塗工性 製本機を用い無線綴り製本を行なった。A4サイズの刷本
をナイフにて横にカッティング(背削り)してラフニン
グ(ガリ入れ)し、ホットメルトポリアミドを背に塗工
した。表紙との製本機の溶融槽の温度を160℃に設定
した。第1のロールで機械的にホットメルトポリアミド
をガリ目に押し込んでやり、第2ロールでホットメルト
ポリアミドを1mmになるようにドクターを調節して塗
布した後、スピンナーにて塗工面を整え、表紙に接着さ
せて本とした。 8.セットタイム 160℃に溶融した樹脂を段ボールに所定量塗布し、放
置後、オープンタイムを2秒とった後、同種の段ボール
を張り合わせ所定荷重で圧締する。そして一定時間経過
後に圧締を開放し、その直後に接着部の強さを評価し、
最短の時間を測定してセットタイムとする。日本接着剤
工業会の規格(JAI7−1999)に準拠した。 9.紙面接着強度 製本機を用いて作成した刷本の紙面をクランプにて固定
し、引っ張り試験器にて紙面が剥離する最大荷重を測定
し、接着強度とした。 10.耐熱接着性 160℃で溶融したホットメルトポリアミドを段ボール
に3mmピード状に塗布して同種の段ボールと張り合わ
せ接着させる。その後、張り合わせた段ボールの剥離試
験を40℃、50℃、60℃、70℃の各温度で行な
い、接着部が材料破壊する最高温度を測定した。日本接
着剤工業会の規格(JAI7−1999)の耐熱接着性
のA法に準拠した。
い、クロスヘッドスピード100mm/minで切断に
いたるまでの最大荷重、切断時の標線間の長さを測定す
る。引っ張り強さ、伸びの計算は日本接着剤工業会の規
格(JAI7−1999)に準拠した。 2.低温可撓性 試験方法1で得た厚さ1mmの均一なシートを使用して
15×40mmの試験片を作る。試験片と試験器(日本
接着工業会の規格(JAI7−1999)記載)を試験温
度に2時間置き、心棒2mmを取り付けた試験器本体の
2片を開いて平板状にし、試験片を差し込む。直ちに心
棒を中心として約1秒かけて180°折り曲げる。試験
片を取り出して屈曲部の割れが認められない最低温度を
記録する。 3.溶融粘度 トキメック製No.3ローター及び少量アダプターを使
用し、160℃で粘度が安定したところで測定した。 4.軟化点 環球式軟化点を求めた。日本接着剤工業会の規格(JA
I7−1999)に準拠した。 5.熱安定性 180℃に溶融された試料を採取し、160℃±2℃ま
たは180℃±2℃に保たれた恒温槽内に入れ、試料が
98時間加熱終了後、取り出して粘度、色相、炭化物の
状態を測定する。粘度安定性は初期の粘度と比較してそ
の倍数にて表示した。この値が1.4以内であれば熱安
定性試験時の粘度変化は良好と判断する。日本接着剤工
業会の規格(JAI7−1999)に準拠した。色が変
化しやや茶色帯びる場合は○、茶色は△、こげ茶色は×
とした。 6.耐溶剤性 オフセット印刷を施した上質紙印刷物の黒印刷部分に、
ホットメルトポリアミドを3mm径のピード状に塗布
し、もう一つの同じ印刷物で圧着した。室温にした後石
油系溶剤(AF−5;日本石油製)をホットメルトポリ
アミドが付着した部分に100mg滴下し、アルミパウ
チにこの試験片をいれ密封し60℃のオーブンに保管し
た。7日後に試験片を取り出し室温にもどした後、印刷
物を剥離して印刷面の破壊状態を観察した。界面破壊を
×、一部凝集破壊を△、凝集破壊を○とした。 7.製本機での塗工性 製本機を用い無線綴り製本を行なった。A4サイズの刷本
をナイフにて横にカッティング(背削り)してラフニン
グ(ガリ入れ)し、ホットメルトポリアミドを背に塗工
した。表紙との製本機の溶融槽の温度を160℃に設定
した。第1のロールで機械的にホットメルトポリアミド
をガリ目に押し込んでやり、第2ロールでホットメルト
ポリアミドを1mmになるようにドクターを調節して塗
布した後、スピンナーにて塗工面を整え、表紙に接着さ
せて本とした。 8.セットタイム 160℃に溶融した樹脂を段ボールに所定量塗布し、放
置後、オープンタイムを2秒とった後、同種の段ボール
を張り合わせ所定荷重で圧締する。そして一定時間経過
後に圧締を開放し、その直後に接着部の強さを評価し、
最短の時間を測定してセットタイムとする。日本接着剤
工業会の規格(JAI7−1999)に準拠した。 9.紙面接着強度 製本機を用いて作成した刷本の紙面をクランプにて固定
し、引っ張り試験器にて紙面が剥離する最大荷重を測定
し、接着強度とした。 10.耐熱接着性 160℃で溶融したホットメルトポリアミドを段ボール
に3mmピード状に塗布して同種の段ボールと張り合わ
せ接着させる。その後、張り合わせた段ボールの剥離試
験を40℃、50℃、60℃、70℃の各温度で行な
い、接着部が材料破壊する最高温度を測定した。日本接
着剤工業会の規格(JAI7−1999)の耐熱接着性
のA法に準拠した。
【0052】これらの試験結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】本発明のホットメルトポリアミドは低粘度
であるため、低温で加工でき、かつ低粘度であるにもか
かわらず高い伸びを有しており、粘り強い接着性を示
し、また耐熱接着性も良好であった。本発明のホットメ
ルトポリアミドは、EVAホットメルトに対しても十分耐
熱接着性が高い。通常のポリアミドでは粘度が高く、塗
工不良となり、紙面の接着強度も低下する。または、粘
度が低く、十分な樹脂の伸び、紙面の接着強度が得られ
ない。本発明は低温で塗工できるため溶融槽での熱安定
性が大幅に改善され、従来から問題にされてきた熱安定
性試験の皮張り等の問題が解決され、ポリアミドホット
メルトの用途が広がるものである。
であるため、低温で加工でき、かつ低粘度であるにもか
かわらず高い伸びを有しており、粘り強い接着性を示
し、また耐熱接着性も良好であった。本発明のホットメ
ルトポリアミドは、EVAホットメルトに対しても十分耐
熱接着性が高い。通常のポリアミドでは粘度が高く、塗
工不良となり、紙面の接着強度も低下する。または、粘
度が低く、十分な樹脂の伸び、紙面の接着強度が得られ
ない。本発明は低温で塗工できるため溶融槽での熱安定
性が大幅に改善され、従来から問題にされてきた熱安定
性試験の皮張り等の問題が解決され、ポリアミドホット
メルトの用途が広がるものである。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、低温塗工でき、耐熱接
着性も高く、粘り強いホットメルトポリアミド接着剤、
および、このホットメルトポリアミド接着剤を用いたポ
リアミド樹脂シート状成型物を提供することができる。
着性も高く、粘り強いホットメルトポリアミド接着剤、
および、このホットメルトポリアミド接着剤を用いたポ
リアミド樹脂シート状成型物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 信人 茨城県つくば市東光台5丁目9番の3 ハ リマ化成株式会社筑波研究所内 (72)発明者 大迫 雄久 茨城県つくば市東光台5丁目9番の3 ハ リマ化成株式会社筑波研究所内 (72)発明者 森本 隆 大阪府八尾市二俣2−22 新田ゼラチン株 式会社接着剤事業部内 (72)発明者 前田 一郎 大阪府八尾市二俣2−22 新田ゼラチン株 式会社接着剤事業部内 Fターム(参考) 4J001 DA01 DB02 DC01 DD01 EB04 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EB14 EB35 EB36 EB37 EB46 EB71 EC05 EC07 EC08 EC14 EC15 EC16 EC83 EC86 EC87 FB05 FB06 FB07 FB08 FC03 FC05 JB01 JB02 JB45 4J040 EG011 EG021 JB01 LA01 LA05 LA06 LA08 NA05
Claims (9)
- 【請求項1】 160℃での溶融粘度が2000〜60
00mPa・sであり、軟化点が80℃以上150℃未満で
あり、23℃における伸びが300%以上であるポリア
ミド樹脂よりなり、150〜170℃の温度で基材への
塗工ができ、接着強度が良好なホットメルトポリアミド
接着剤。 - 【請求項2】 23℃における紙面接着強度が13kg/3
0cm以上である請求項1に記載のホットメルトポリアミ
ド接着剤。 - 【請求項3】 前記ポリアミド樹脂がダイマー酸を主成
分とする二塩基酸とポリアミン類とを縮合重合させて得
られるダイマー酸変性ポリアミド樹脂である請求項1に
記載のホットメルトポリアミド接着剤。 - 【請求項4】 前記ダイマー酸が、ダイマー酸を65〜
100重量%、モノマー酸を20重量%以下、トリマー
酸を30重量%以下含有するものである請求項3に記載
のホットメルトポリアミド接着剤。 - 【請求項5】 前記ポリアミド樹脂が、ジカルボン酸を
ダイマー酸100重量部に対して0〜30重量部、モノ
カルボン酸をダイマー酸100重量部に対して0〜10
重量部用いて縮合重合したものである請求項3または4
に記載のホットメルトポリアミド接着剤。 - 【請求項6】 剥離試験において樹脂の耐熱接着温度が
60℃を越える請求項1に記載のホットメルトポリアミ
ド接着剤。 - 【請求項7】 樹脂のセットタイムが3秒以上40秒以
下である請求項1に記載のホットメルトポリアミド接着
剤。 - 【請求項8】 製本の背のりまたはのどのりに使う請求
項1〜7のいずれかに記載のホットメルトポリアミド接
着剤。 - 【請求項9】 請求項1に記載のホットメルトポリアミ
ド接着剤を用いたポリアミド樹脂シート状成型物。
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