JP2002212445A - 難燃性カーボネートポリマー組成物 - Google Patents
難燃性カーボネートポリマー組成物Info
- Publication number
- JP2002212445A JP2002212445A JP2001386863A JP2001386863A JP2002212445A JP 2002212445 A JP2002212445 A JP 2002212445A JP 2001386863 A JP2001386863 A JP 2001386863A JP 2001386863 A JP2001386863 A JP 2001386863A JP 2002212445 A JP2002212445 A JP 2002212445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- aromatic
- polycarbonate
- group
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L79/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
- C08L79/04—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08L79/08—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
で物理的性質の全体的なバランスが維持される熱可塑性
樹脂組成物の提供。 【解決手段】 1種類以上の芳香族ポリカーボネート樹
脂、難燃化量の有機リン系難燃剤化合物、及び難燃化量
のポリイミド化合物を含んでなる熱可塑性樹脂組成物。
Description
ポリマーに関する。
機リン系難燃剤を使用することは公知である。例えば、
米国特許第5204394号には、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂、スチレン含有グラフトコポリマー及びオリゴ
マー状有機リン系難燃剤を含有する熱可塑性樹脂組成物
が開示されている。
ともに加水分解条件下で物理的性質の全体的なバランス
が維持される熱可塑性樹脂組成物が望まれている。
発明は、(a)1種類以上の芳香族カーボネート樹脂を
含む1種類以上の熱可塑性樹脂、(b)難燃化量の有機
リン系難燃剤化合物、及び(c)難燃化量のポリイミド
化合物を含んでなる熱可塑性樹脂組成物に関する。
上の芳香族カーボネート樹脂を含む熱可塑性樹脂、難燃
化量の有機リン系難燃剤化合物、及び難燃化量のポリイ
ミド化合物を混合することを含んでなる難燃性熱可塑性
樹脂組成物の製造方法に関する。
組成物は、熱可塑性樹脂と有機リン化合物とポリイミド
化合物の合計量100重量部(「pbw」)を基準にし
て、50〜95pbw、55〜95pbw又は60〜9
0pbwの熱可塑性樹脂(1種類以上の熱可塑性ポリマ
ー又は樹脂からなるものでもよい)、0〜15pbw、
1〜15pbw又は好ましくは2〜10pbwの有機リ
ン化合物、及び0.10〜20pbw、0.50〜15
pbw又は1〜10pbwのポリイミド化合物を含んで
なる。
族ポリカーボネート樹脂及び芳香族コポリエステル−カ
ーボネート樹脂がある。
物であり、ポリカーボネート樹脂の諸性質及びその製造
方法も公知である。通例、これらは二価フェノールを概
して酸受容体及び分子量調節剤の存在下でホスゲンやハ
ロホルメートや炭酸エステルのようなカーボネート前駆
体と反応させることによって製造される。概して、かか
るカーボネートポリマーは次の式(I)の繰返し構造単
位を有するものとして類型化し得る。
フェノールの二価芳香族残基である。かかる芳香族カー
ボネートポリマーの製造に使用し得る二価フェノールは
2つのヒドロキシ基を官能基として有する単核又は多核
芳香族化合物であり、各ヒドロキシ基は芳香核の炭素原
子に直接結合し得る。典型的な二価フェノールには、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ヒ
ドロキノン、レゾルシノール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンタン、2,4′−(ジヒドロキシ
ジフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシフェニル)
メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、フルオレノンビスフェノー
ル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、
2,2′−ジヒドロキシジフェニル、2,6−ジヒドロ
キシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシジフェニル)ス
ルホン、ビス(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、5′−ク
ロロ−2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′
−ジヒドロキシ−3,3′−ジクロロジフェニルエーテ
ル、スピロインダンビスフェノール等である。
知の方法で製造することができ、例えば上述のように二
価フェノールをホスゲンのようなカーボネート前駆体
と、溶融重合プロセスを始めとする文献に記載された各
種方法に従って反応させることによって製造できる。溶
融重合プロセスでは、一般に、炭酸ジフェニルをビスフ
ェノールと反応させる。
得るカーボネート前駆体はハロゲン化カルボニルでもハ
ロホルメートでもよい。本発明で使用できるハロゲン化
カルボニルには、例えば臭化カルボニル、塩化カルボニ
ル等、或いはそれらの混合物がある。本発明での使用に
好適なハロホルメートには、二価フェノールのビスハロ
ホルメート(ビスフェノールAやヒドロキノン等のビス
クロロホルメート)又はグリコールのビスハロホルメー
ト(エチレングリコールやネオペンチルグリコールやポ
リエチレングリコール等のビスハロホルメート)があ
る。その他のカーボネート前駆体は当業者には自明であ
ろうが、ホスゲンとしても知られる塩化カルボニルが好
ましい。
合物とホスゲンのような塩化カルボニルとの界面反応と
して知られているものである。本発明で使用する芳香族
ポリカーボネートを製造するためのもう一つの方法は、
芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステ
ル交換を伴うエステル交換法である。このプロセスは溶
融重合法として知られる。本発明の実施に際して、芳香
族ポリカーボネートの製造方法は臨界的意義をもたな
い。本明細書でいう芳香族カーボネートポリマーは、芳
香族ポリカーボネート、芳香族ポリカーボネートと他の
ポリマーとのブレンド、その共重合体、コポリエステル
カーボネート並びにそれらの混合物を意味し、それらを
包含する。
使用するのに単独重合体ではなくカーボネート共重合体
又は相互重合体を使用することが望まれる場合には、2
種類以上の異なる二価フェノール、或いは二価フェノー
ルとグリコール又はヒドロキシ−もしくは酸−末端ポリ
エステル又は二塩基酸もしくはヒドロキシ酸との共重合
体を使用することも可能である。ポリアリーレート及び
ポリエステル−カーボネート樹脂又はそのブレンドも使
用できる。枝分れポリカーボネートも有用であり、文献
に十分に開示されている。また、線状ポリカーボネート
と枝分れポリカーボネートのブレンドも本発明に利用で
きる。さらに、上記のいずれかの材料のブレンドも本発
明の実施に用いることができ、カーボネートポリマー組
成物の芳香族ポリカーボネート成分を与える。
しくで使用される芳香族ポリカーボネートは単独重合
体、例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(すなわちビスフェノールA)とホスゲンから誘
導される市販の単独重合体等である。
トポリマーには、コポリエステル−ポリカーボネートと
しても知られるポリエステル−カーボネートも包含され
る。コポリエステル−ポリカーボネートは、次の式(I
I)
ノールの二価芳香族残基である)の繰返しポリカーボネ
ート鎖単位に加えて、反復もしくは繰返しカルボキシレ
ート単位、例えば次の式(III)
り、Tはフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、置換
フェニレン等の芳香族基;アラルキル又はアルカリール
基のような二価脂肪族−芳香族炭化水素基;或いは当技
術分野で公知の芳香族結合でつながった2以上の芳香族
基である)の単位を含む樹脂である。
も、当業者に周知の界面重合法で製造される(例えば、
米国特許第3169121号及び同第4487896号
参照)。
れるジカルボン酸を本発明のコポリエステルカーボネー
ト樹脂の製造に利用し得る。一般に、利用し得るジカル
ボン酸には、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸
及び脂肪族−芳香族ジカルボン酸がある。これらの酸は
周知であり、例えば米国特許第3169121号に開示
されている。その開示内容は援用によって本明細書の内
容の一部をなす。ジカルボン酸の混合物も使用し得る。
そこで、本明細書中でジカルボン酸という用語を使う場
合には、2種類以上のジカルボン酸の混合物もこの用語
に包含されるものと理解されたい。
はイソフタル酸、テレフタル酸及びそれらの混合物であ
る。特に有用な二官能性カルボン酸には、テレフタル酸
とイソフタル酸との重量比が約10:1〜約0.2:
9.8の範囲内にあるイソフタル酸とテレフタル酸の混
合物がある。
そうした酸の反応性誘導体を用いることも可能であり、
時としてそれが好ましいこともある。そうした反応性誘
導体の具体例は酸ハライドである。好ましい酸ハライド
は酸ジクロライド及び酸ジブロマイドである。そこで、
例えばイソフタル酸、テレフタル酸又はそれらの混合物
の代わりに、イソフタロイルジクロライド、テレフタロ
イルジクロライド及びそれらの混合物を用いることも可
能である。
分れでもよく、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーで測定して、概して約10000〜約200000グ
ラム/モル(g/mol)、好ましくは約20000〜
約100000g/molの重量平均分子量を有する。
かかる樹脂は通例、25℃のクロロホルム中で測定し
て、約0.3〜約1.5デシリットル/グラム(dl/
g)、好ましくは約0.45〜約1.0dl/gの固有
粘度を有する。
剤を加えることで製造できる。このような枝分れ剤は周
知であり、3以上の官能基を有する多官能性有機化合物
が包含され、官能基はヒドロキシル基、カルボキシル
基、無水カルボン酸基、ハロホルミル基又はこれらの組
合せとし得る。具体例には、トリメリト酸、トリメリト
酸無水物、トリメリチルトリクロライド、トリス−p−
ヒドロキシフェニルエタン、イサチン−ビス−フェノー
ル、トリスフェノールTC(すなわち、1,3,5−ト
リス((p−ヒドロキシルフェニル)イソプロピル)ベ
ンゼン)、トリスフェノールPA(すなわち、4(4
(1,1−ビス(p−ヒドロキシルフェニル)エチル)
α,α−ジメチルベンジル)フェノール)、4−クロロ
ホルミルフタル酸無水物、トリメシン酸及びベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸がある。枝分れ剤は約0.05〜
2.0重量%のレベルで添加し得る。
も、カーボネートポリマー組成物のポリカーボネート成
分に関する本発明の技術的範囲に属すると思料される。
意には、芳香族カーボネート樹脂に加えて、1種類以上
の他の熱可塑性樹脂、例えばポリフェニレンエーテル樹
脂、ビニル芳香族グラフト共重合体樹脂、スチレン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル
アミド樹脂及びポリスルホン樹脂等、を含んでいてもよ
い。
芳香族ポリカーボネート樹脂とビニル芳香族グラフト共
重合体を含んでなる。
熱可塑性樹脂成分は、当該熱可塑性樹脂成分100pb
wを基準にして、30〜95pbw、さらに好ましくは
50〜95pbw、さらに一段と好ましくは60〜90
pbwの芳香族ポリカーボネート樹脂と、1〜70pb
w、さらに好ましくは50〜95pbw、さらに一段と
好ましくは10〜40pbwのビニル芳香族グラフト共
重合体とを含んでなる。
ゴム改質モノビニリデン芳香族グラフト共重合体成分と
非グラフト硬質共重合体成分とを含んでなり、一般に
1種類以上のゴム状ポリマー幹の存在下でのモノビニリ
デン芳香族モノマーと1種類以上のコモノマーとの混合
物のグラフト重合によって製造される。ゴムの存在量に
応じて、ゴム改質モノビニリデン芳香族グラフト重合体
と一緒に、非グラフト硬質(共)重合体の別個のマトリ
ックス又は連続硬質相が同時に得られることがある。こ
の樹脂は、硬質モノビニリデン芳香族共重合体を1種類
以上のゴム改質モノビニリデン芳香族グラフト共重合体
とブレンドすることによっても製造し得る。通例、ゴム
改質樹脂は、当該樹脂の総重量を基準にして、5〜10
0重量%(wt%)、好ましくは10〜90wt%、さ
らに好ましくは30〜80wt%のゴム改質グラフト共
重合体を含む。ゴム改質樹脂は、当該樹脂の総重量を基
準にして、95〜0wt%、好ましくは90〜10wt
%、さらに好ましくは70〜20wt%の非グラフト硬
質重合体を含む。
には、スチレン、α−メチルスチレン、ハロスチレン
(例えばジブロモスチレン)、核環上にモノ−又はジ−
アルキル、アルコキシ又はヒドロキシ置換基を有するモ
ノビニリデン芳香族モノマー(例えば、ビニルトルエ
ン、ビニルキシレン、ブチルスチレン、p−ヒドロキシ
スチレン又はメトキシスチレン)或いはこれらの混合物
がある。使用されるモノビニリデン芳香族モノマーは次
の式(IV)で包括的に表される。
アルキル、シクロアルキル、アリール、アルカリール、
アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ又はハロゲン
(例えば臭素及び塩素)であり、R2はH、(C1〜
C6)アルキル基及びハロゲンからなる群から選択され
る。本明細書において、有機部分についての「(Cx〜
Cy)」という表記はその有機部分の炭素原子数がx〜
yであることを意味する。置換ビニル芳香族化合物の例
には、スチレン、4−メチルスチレン、3,5−ジエチ
ルスチレン、4−n−プロピルスチレン、α−メチルス
チレン、α−メチルビニルトルエン、α−クロロスチレ
ン、α−ブロモスチレン、ジクロロスチレン、ジブロモ
スチレン、テトラクロロスチレン、及びそれらの混合物
等がある。使用される好ましいモノビニリデン芳香族モ
ノマーはスチレン及び/又はα−メチルスチレンであ
る。
し得るコモノマーには、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、(C1〜C8)アルキル又はアリール置換アク
リレート、(C1〜C8)アルキル又はアリール又はハロ
アリール置換メタクリレート、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、アクリルアミド、N−置換アクリルア
ミド又はメタクリルアミド、無水マレイン酸、マレイミ
ド、N−アルキル又はアリール又はハロアリール置換マ
レイミド、グリシジル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート或いはこれらの混合物
がある。アクリロニトリル、置換アクリロニトリル又は
アクリル酸エステルは次の式(V)で包括的に表され
る。
であり、R4はシアノ及び(C1〜C1 6)アルコキシカル
ボニルからなる群から選択される。かかるモノマーの例
には、アクリロニトリル、エタクリロニトリル、メタク
リロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α−ブロ
モアクリロニトリル、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル及びこれらの混
合物がある。好ましいモノマーはアクリロニトリルであ
り、好ましいアクリル酸エステルはアクリル酸エチル及
びメタクリル酸メチルである。アクリル酸エステルを用
いる場合にはアクリル酸エステルをスチレン又はアクリ
ロニトリルと組み合わせて使用することも好ましい。
ゴム幹と該ゴム幹にグラフトした硬質高分子枝部を含
んでなる。グラフト共重合体において、ゴム幹はグラフ
ト共重合体の総重量を基準にして好ましくは5〜80w
t%、さらに好ましくは10〜70wt%のレベルで存
在する。硬質枝部はグラフト共重合体の総重量を基準に
して好ましくは95〜20wt%、さらに好ましくは9
0〜30wt%のレベルで存在する。
ン、ジエンとスチレン又はアクリロニトリル又はメタク
リロニトリル又は(C1〜C8)アルキルアクリレートと
の共重合体で共役ジエンを50重量%以上(好ましくは
65重量%以上)含むもの、ポリイソプレン或いはこれ
らの混合物;オレフィンゴム、例えばエチレン−プロピ
レン共重合体(EPR)又はエチレン−プロピレン−非
共役ジエン共重合体(EPDM);シリコーンゴム;或
いは(C1〜C8)アルキルアクリレートの単独重合体又
はブタジエン及び/又はスチレンとの共重合体がある。
アクリルポリマーは5%以下の1種類以上の多官能性架
橋剤、例えばアルキレンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、アルキレントリオールトリ(メタ)アクリレート、
ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼ
ン、トリビニルベンゼン、ブタジエン、イソプレン、及
び任意にはグラフト可能なモノマー、例えばトリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、アリル
(メタ)アクリレート、ジアリルマレエート、ジアリル
フマレート、ジアリルアジペート、クエン酸トリアリル
エステル又はこれらの混合物を含んでいてもよい。
ポリイソプレン及びブタジエンと35重量%以下の(C
1〜C8)アルキルアクリレートとの共重合体で、水性ラ
ジカル乳化重合で製造される。アクリレートゴムは(C
1〜C8)アルキルアクリレート(特に(C1〜C6)アル
キルアクリレート)から実質的になり、任意には15重
量%以下のコモノマー(例えばスチレン、メチルメタク
リレート、ブタジエン、ビニルメチルエーテル又はアク
リロニトリル等)及び任意成分としての5重量%以下の
多官能性架橋コモノマー(例えばジビニルベンゼン、グ
リコールビス−アクリレート、ビスアクリルアミド、リ
ン酸トリアリルエステル、クエン酸トリアリルエステ
ル、アクリル酸もしくはメタクリル酸のアリルエステ
ル、トリアリルシアヌレート又はトリアリルイソシアヌ
レート等)との混合物とからなる架橋粒状乳化共重合体
とし得る。同じく好適なのは、ジエンゴムとアルキルア
クリレートゴムの混合物並びにいわゆるコア/シェル構
造(例えばジエンゴムのコアとアクリレートのシェル又
はその逆)を有するゴムである。
される具体的な共役ジエンモノマーは次の式(VI)で包
括的に表わされる。
アルキル、塩素又は臭素である。使用し得るジエンの例
には、ブタジエン、イソプレン、1,3−ヘプタジエ
ン、メチル−1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル
ブタジエン、2−エチル−1,3−ペンタジエン、1,
3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、クロロ又は
ブロモ置換ブタジエン(例えば、ジクロロブタジエン、
ブロモブタジエン、ジブロモブタジエン)並びにこれら
の混合物等がある。好ましい共役ジエンは1,3−ブタ
ジエンである。
ポリマー(ポリブタジエンやポリイソプレン等)又は共
重合体(ブタジエン−スチレン共重合体やブタジエン−
アクリロニトリル共重合体等)である。ゴム状高分子幹
部分は約0℃未満のガラス転移温度(Tg)を示すもの
でなければならない。
製造に関して上述したゴム状ポリマーの1種類以上の混
合物、或いは本明細書に記載したゴム改質モノビニリデ
ン芳香族グラフトポリマーの1種類以上の混合物も使用
できる。さらに、該ゴムはブロック共重合体でもランダ
ム共重合体でもよい。本発明で使用されるゴムの粒度
は、単純な光透過法又はキャピラリー・ハイドロダイナ
ミック・クロマトグラフィー(CHDF)法で測定し
て、重量平均粒径が、乳化ポリゴムラテックスについて
0.05〜1.2ミクロン、好ましくは0.2〜0.8
ミクロン、又はグラフトモノマー吸蔵物も含んだ塊重合
ゴム幹について0.5〜10ミクロン、好ましくは0.
6〜1.5ミクロンであると表現し得る。ゴム幹は、好
ましくは粒状の適度に架橋したジエン又はアルキルアク
リレートゴムであり、好ましくは70%を超えるゲル含
量を有する。
リロニトリルの共重合体、α−メチルスチレンとアクリ
ロニトリルの共重合体、並びにメチルメタクリレートの
重合体又は50重量%以下の(C1〜C6)アルキルアク
リレートもしくはアクリロニトリルもしくはスチレンと
の共重合体がある。モノビニリデン芳香族グラフト共重
合体の具体例には、特に限定されないが、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニト
リル−スチレン−アクリル酸ブチル(ASA)、メチル
メタクリレート−アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン(MABS)、アクリロニトリル−エチレン−プロ
ピレン−非共役ジエン−スチレン(AES)がある。
い)は、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレンのような環置換スチレン、アクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、無水マレイン酸、N−置換マレイミド、酢酸ビニ
ル又はこれらの混合物の樹脂状熱可塑性重合体である。
スチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチ
レン/アクリロニトリル共重合体及びエチルメタクリレ
ート/アクリロニトリル共重合体が好ましい。
ジカル重合、特に乳化重合、懸濁重合、溶液重合又は塊
状重合によって製造し得る。これらは好ましくは200
00〜200000g/molの数平均分子量及び20
〜110ml/gの極限粘度数[η](25℃のジメチ
ルホルムアミド中で測定)を有する。
枝の数平均分子量は20000〜350000g/mo
lの範囲に設定される。モノビニリデン芳香族モノマー
と第二モノマー及び任意成分としての第三モノマーとの
比は90/10〜50/50の範囲とすることができ、
好ましくは80/20〜60/40である。第一モノマ
ー及び第二モノマーのいずれか又は双方の0〜50%を
適宜第三モノマーで置き換えてもよい。
ラフト重合体は、塊重合、乳化重合、懸濁重合、溶液重
合或いは塊−懸濁重合、乳化−塊重合、塊−溶液重合の
ようなコンバインドプロセス或いはその他当技術分野で
周知の技術で重合し得る。さらに、これらのゴム改質モ
ノビニリデン芳香族グラフト共重合体は連続法、半回分
法、回分法のいずれでも製造し得る。
次の構造式(VII)の化合物を1種類以上含んでなる。
アリールであり、任意にはハロゲン又は(C1〜C6)ア
ルキルで置換されていてもよく、Xはアリーレンであ
り、任意にはハロゲン又は(C1〜C6)アルキルで置換
されていてもよく、a、b、c及びdは各々独立に0又
は1であり、nは0〜5の整数、好ましくは1〜5の整
数である。
語は、1基当たり1以上の芳香族環を含む一価基を意味
し、任意には1以上の芳香族環が1以上のアルキル基
(各々好ましくは(C1〜C6)アルキルである)で置換
されていてもよく、当該基が2以上の環を含む場合には
縮合環であってもよい。
用語は、1基当たり1以上の芳香族環を含む二価基を意
味し、任意には1以上の芳香族環が1以上のアルキル基
(各々好ましくは(C1〜C6)アルキルである)で置換
されていてもよく、当該二価基が2以上の環を含む場合
には、環は縮合環であってもよいし、或いはアルキレン
やアルキリデンのような非芳香族結合でつながったもの
でもよく、そのいずれも芳香族環上の1以上の部位にお
いてハロゲン基又は(C1〜C6)アルキルで置換されて
いてもよい。
式(VII)の複数の有機リン化合物オリゴマーのブレン
ドからなる。ただし、各オリゴマーについてnは1〜5
の整数であり、ブレンドはnの平均値として1より大で
5未満の値、さらに好ましくは1より大で3未満の値、
さらに一段と好ましくは1より大で2未満の値を有す
る。
合物は式(VII)においてR6、R7、R8及びR9が各々
フェニルであり、a、b、c及びdが各々1であり、X
が1,3−フェニレンであり、nが1〜5の整数である
レゾルシノールジホスフェート(「RDP」)エステル
の1種類以上からなる。
のRDPオリゴマーのブレンドを含んでなるが、各オリ
ゴマーについてnは1〜5の整数であり、ブレンドはn
の平均値として1より大で5未満の値、さらに好ましく
は1より大で3未満の値、さらに一段と好ましくは1よ
り大で2未満の値を有する。
リン化合物は式(VII)においてR6、R7、R8及びR9
が各々フェニルであり、a、b、c及びdが各々1であ
り、Xが次の構造式(VIII)の二価芳香族基であり、か
つnが1〜5の整数であるビスフェノールAジホスフェ
ート(「BPA−DP」)エステルの1種類以上からな
る。
のBPA−DPオリゴマーのブレンドを含んでなるが、
各オリゴマーについてnは1〜5の整数であり、ブレン
ドはnの平均値として1より大で5未満の値、さらに好
ましくは1より大で3未満の値、さらに一段と好ましく
は1より大で2未満の値を有する。
物の有機リン化合物成分は1種類以上のBPA−DPエ
ステル約1〜約99wt%と1種類以上のRDPエステ
ル約1〜約99wt%との混合物からなる。
造単位を含んでなるポリエーテルイミド樹脂である。
アリール環の3,3′位、3,4′位、4,3′位又は
4,4′位を橋かけしており、Tは−O−又は式−O−
Z−O−の基であり、Zは以下の式(X)
Xは以下の式(XI)
あり、yは1〜約5の整数であり、qは0又は1であ
り、R10は(a)炭素原子数6〜約20の芳香族炭化水
素基及びそのハロゲン化誘導体、(b)炭素原子数2〜
約20のアルキレン基、(c)炭素原子数3〜約20の
シクロアルキレン基、及び(d)次の一般式(XII)
機基であり、Qは以下の式(XIII)
約1〜約5の整数である。特に好ましいポリエーテルイ
ミド樹脂は、2,2−ビス[4−(3,4−ジカルボキ
シフェノキシ)フェニル]プロパン酸二無水物とp−フ
ェニレンジアミン及びm−フェニレンジアミンの1種類
以上との溶融重合で生じた反応生成物である。かかる樹
脂は、GE Plastics社から商標名ULTEM
樹脂として市販されている。
しては、次式(XIV)、(XV)、(XVI)のポリアミドイ
ミドがある。式中、nは約20より大、好ましくは約5
0より大の整数である。
co Performance Products社か
ら商標名TORLONとして販売されている。
当該樹脂組成物に抗ドリップ性を付与するのに有効な量
のフルオロポリマー(典型的には熱可塑性樹脂組成物1
00pbw当たりフルオロポリマー0.01〜0.5p
bw)を含む。好適なフルオロポリマー並びにかかるフ
ルオロポリマーの製造方法は公知であり、例えば米国特
許第3671487号、同第3723373号及び同第
3383092号を参照されたい。好適なフルオロポリ
マーには、1種類以上のフッ素化オレフィン単量体から
誘導される構造単位を含んでなる単独重合体及び共重合
体がある。「フッ素化オレフィン単量体」という用語
は、1以上のフッ素原子置換を有するオレフィン単量体
を意味する。好適なフッ素化オレフィン単量体には、C
F2=CF2、CHF=CF2、CH2=CF2、CH2=C
HF、CClF=CF2、CCl2=CF2、CClF=
CClF、CHF=CCl2、CH2=CClF、CCl
2=CClF等のフルオロエチレン類、並びにCF3CF
=CF2、CF3CF=CHF、CF3CH=CF2、CF
3CH=CH2、CF3CF=CHF、CHF2CH=CH
F、CF3CH=CH2等のフルオロプロピレン類があ
る。好ましい実施形態では、フッ素化オレフィン単量体
はテトラフルオロエチレン(CF2=CF2)、クロロト
リフルオロエチレン(CClF=CF2)、ビニリデン
フルオリド(CH2=CF2)及びヘキサフルオロプロピ
レン(CF2=CFCF3)のうちの1種類以上である。
は、例えばポリ(テトラフルオロエチレン)、ポリ(ヘ
キサフルオロプロピレン)がある。
例えばポリ(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン)のように2種類以上のフッ素化オレフィン
コモノマーから誘導される構造単位を含む共重合体、並
びに例えばポリ(テトラフルオロエチレン−エチレン−
プロピレン)のように1種類以上のフッ素化単量体及び
該フッ素化単量体と共重合性の1種類以上の非フッ素化
モノエチレン性不飽和単量体から誘導される構造単位を
含む共重合体がある。好適な非フッ素化モノエチレン性
不飽和単量体には、エチレン、プロピレン、ブテン等の
オレフィン単量体、メチルメタクリレート、ブチルアク
リレート等のアクリレート単量体、シクロヘキシルビニ
ルエーテル、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニル
エーテル等のビニルエーテル類、並びに酢酸ビニル、ビ
ニルバーサテート等のビニルエステル類がある。
粒子は、電子顕微鏡で測定して、50〜500nmの範
囲の大きさである。
リマーはポリ(テトラフルオロエチレン)単独重合体
(「PTFE」)である。
直接配合するのは困難なことが多いので、フルオロポリ
マーを例えば芳香族ポリカーボネート樹脂やスチレン−
アクリロニトリル樹脂のような第二のポリマーと何らか
の方法でプレブレンドしておくのが好ましい。好適なプ
レブレンドの製造方法は公知である。例えば、米国特許
第5521230号に開示されているようにフルオロポ
リマーとポリカーボネート樹脂の水性分散液を蒸気沈殿
して熱可塑性樹脂組成物のドリップ防止剤として使用す
るためのフルオロポリマーコンセントレートを形成して
もよいし、或いは米国特許第4579906号に開示さ
れているように水性スチレン−アクリロニトリル樹脂エ
マルジョン又は水性アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン樹脂エマルジョンとし、次いで沈殿し、共凝固し
たフルオロポリマー−熱可塑性樹脂組成物を乾燥してP
TFE−熱可塑性樹脂粉末としてもよい。
添加剤は、30〜70wt%、さらに好ましくは40〜
60wt%のフルオロポリマーと、30〜70wt%、
さらに好ましくは40〜60wt%の第二ポリマーから
なる。
添加剤は、水性フルオロポリマー分散液の存在下で1種
類以上のモノエチレン性不飽和単量体を乳化重合してフ
ルオロポリマー存在下で第二のポリマーを形成すること
によって製造される。好適なモノエチレン性不飽和単量
体は上記で開示したものである。次いで、硫酸の添加等
によってエマルジョンを沈殿させる。この沈殿を、遠心
等により脱水し、次いで乾燥してフルオロポリマーと随
伴第二ポリマーを含んでなるフルオロポリマー添加剤を
得る。この乾燥乳化重合フルオロポリマー添加剤は自由
流動性粉体の形態にある。
のため乳化重合されるモノエチレン性不飽和単量体は、
ビニル芳香族単量体、モノエチレン性不飽和ニトリル単
量体及び(C1〜C12)アルキル(メタ)アクリレート
単量体から選択される1種類以上の単量体を含んでな
る。好適なビニル芳香族単量体、モノエチレン性不飽和
ニトリル単量体及び(C1〜C12)アルキル(メタ)ア
クリレート単量体は上記に開示したものである。
ーはスチレンとアクリロニトリルから誘導される構造単
位を含んでなる。さらに好ましくは、第二ポリマーはス
チレンから誘導される構造単位60〜90wt%とアク
リロニトリルから誘導される構造単位10〜40wt%
からなる。
三のポリマーの乳化又は分散粒子(例えば乳化ブタジエ
ンゴムラテックス等)を含んでいてもよい。
て開始される。例えばベンゾイルペルオキシドのような
有機ペルオキシド化合物、過硫酸カリウムのような過硫
酸化合物、2,2′−アゾビス−2,3,3−トリメチ
ルブチロニトリルのようなアゾニトリル化合物、クメン
ヒドロペルオキシドと硫酸第一鉄とピロリン酸四ナトリ
ウムと還元糖又はホルムアルデヒドスルホキシル酸ナト
リウムの組合せのようなレドックス開始剤系等である。
重合反応時の反応容器に、任意成分として例えばノニル
メルカプタンやt−ドデシルメルカプタンのような(C
9〜C13)アルキルメルカプタン等の連鎖移動剤を加え
てもよい。好ましい実施形態では、連鎖移動剤は使用し
ない。
リマー分散液を反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱す
る。次いで開始剤系及び1種類以上のモノエチレン性不
飽和単量体を反応容器に仕込み、加熱して単量体をフル
オロポリマー粒子の分散液の存在下で重合して第二ポリ
マーを形成する。
合法は欧州特許出願公開第0739914号に開示され
ている。
0000〜200000g/molの数平均分子量を示
す。
して以下に挙げるような各種の慣用添加剤を含んでいて
もよい。酸化防止剤、例えば有機ホスファイト類、例え
ばトリス(ノニル−フェニル)ホスファイト、(2,
4,6−トリ−t−ブチルフェニル)(2−ブチル−2
−エチル−1,3−プロパンジオール)ホスファイト、
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリト
リトールジホスファイト又はジステアリルペンタエリト
リトールジホスファイト等、並びにアルキル化モノフェ
ノール類、ポリフェノール類、ポリフェノールとジエン
のアルキル化反応生成物、例えばp−クレゾールとジシ
クロペンタジエンのブチル化反応生成物等、アルキル化
ヒドロキノン類、ヒドロキシル化チオジフェニルエーテ
ル類、アルキリデン−ビスフェノール類、ベンジル化合
物、アシルアミノフェノール類、β−(3,5−ジ−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオ
ン酸と一価又は多価アルコールとのエステル、β−(5
−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)プロピオン酸と一価又は多価アルコールとのエス
テル、β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)プロピオン酸と一価又は多価アル
コールとのエステル、チオアルキル又はチオアリール化
合物のエステル、例えばジステアリルチオプロピオネー
ト、ジラウリルチオプロピオネート、ジトリデシルチオ
ジプロピオネート等、β−(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオン酸のアミ
ド等;UV吸収剤及び光安定剤、例えば2−(2′−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類、2−ヒドロ
キシ−ベンゾフェノン類;置換及び非置換安息香酸のエ
ステル、アクリレート類など;充填材及び補強材、例え
ばケイ酸塩、TiO2、ガラス繊維、カーボンブラッ
ク、グラファイト、炭酸カルシウム、タルク、雲母等;
その他の添加剤、例えばペンタエリトリトールテトラス
テアレート等の滑剤、EBSワックス、シリコーン流
体、可塑剤、蛍光増白剤、顔料、染料、着色剤、防炎
剤;帯電防止剤;発泡剤、並びに上述の有機リン化合物
に加えてその他の難燃剤等である。
下の非限定的な実施例及び比較例で本発明を説明する。
本明細書で引用した米国特許の開示内容は援用によって
本明細書の一部をなす。
のW&P二軸押出機で混合することにより製造した。8
5トンVan Dorn射出成形機を用いて射出成形品
を得た。
を有する界面法又は溶融法のいずれかで製造したGE
Plastics社製のビスフェノール−A(BPA)
ポリカーボネート(本研究では60〜88.5%の範
囲)。ポリカーボネートの所望分子量はPC1(Mw=
22798ダルトンのハイフローPC)とPC2(Mw
=28856ダルトンのグレード100のPC)を混合
して得た。
lastics社製の塊状法ABS(本研究では5〜2
0%の範囲)。
ル−A由来の二価残基で、R10が二価m−フェニレン
(2つの結合手が互いにメタ位にあるフェニレン基)で
あるGE Plastics社製ULTEM 1010
(本研究では0〜20%)。ULTEM 1010の分
子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
して、Mn(数平均分子量)=20000、Mw(重量
平均分子量)=45000。
%)。BPA−DP難燃剤:Akzo Nobel社製
(X4PIP及びRDPもFRに加えることができよ
う)。
ステアレート。Lonza社製PETS離型剤。
de社製のエポキシ安定剤。
lty Chemicals社製Irganox 10
76酸化防止剤。
lty Chemicals社製Irgaphos 1
68安定剤。
プ防止剤。GE Plastics社製のスチレンアク
リロニトリルで封入(encapsulate)したポリテトラフル
オロエチレン。
6に従って幾つかの試験温度でft−lb/in及び延
性%で測定した。
ー)データはASTM D3763に従って幾つかの試
験温度でft−lb及び延性%で測定した。
4″試験棒でASTM D648に従って264psi
で測定した。
に従って得た。
3.2mm試験棒を用いてASTMD638に従って得
た。
ス)データは260℃、荷重2.16kgでASTM
D1238に従ってcc/分で測定した。
470°F、充填圧力1500psi、射出時間6秒の
条件を用いて2.3mmのスパイラル厚さでインチ単位
で測定した。
のポリエーテルイミド樹脂を2.5%及び5%のレベル
(ブレンド4及び5)で加えると、対照ブレンド3に比
べて、難燃性能が以下の通り改良される(表3)。
合格(対照ブレンドはこれらの太さで不合格)。
であるのに対して、対照ブレンド3はV1。
価であるのに対して、対照ブレンド3は「不合格」。
4 V0試験での平均消炎時間(FOT)が短い。
FOTが7.1秒であるのに対して、ULTEMをそれ
ぞれ2.5%及び5%添加したブレンド4及び5はFO
Tがそれぞれ3.8秒及び3.5秒である。同じ一連の
比較用ブレンド、すなわちポリエーテルイミドを含まな
い対照ブレンド3とポリエーテルイミドをそれぞれ2.
5%及び5%添加したブレンド4及び5では物理的性質
に以下の変化が起こる(表2)。
照ブレンド3に比べて1.3〜1.7℃上昇し、ビカッ
トB測定値も僅かではあるが上昇する(0.2〜0.4
℃の上昇)。
に比べてダイナタップ衝撃エネルギーが2.2ft−l
b及び3.3ft−lb上昇するが、ノッチ付アイゾッ
ト衝撃では逆の傾向がみられる。ブレンド4及び5では
対照ブレンド3に比べそれぞれ0.5ft−lb/in
及び1ft−lb/in減少する。
降伏時引張応力が98psi及び253psi増大す
る。
イラルフローで測定される流動性が対照3に比べて若干
低い。
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)熱可塑性樹脂、及び(b)難燃化
量のポリイミド化合物を含んでなる熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂がポリカーボネートを
含む、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂がさらにグラフトコポ
リマーを含む、請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 当該組成物が次式の難燃剤化合物をさら
に含む、請求項1記載の組成物。 【化1】 式中、R6、R7、R8及びR9は各々独立にアリール、ハ
ロアリール又は(C1〜C6)アルキル置換アリールであ
り、Xはアリーレン、ハロアリーレン又は(C1〜C6)
アルキル置換アリーレンであり、a、b、c及びdは各
々独立に0又は1であり、nは0〜5、好ましくは1〜
5の整数である。 - 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂がポリカーボネートを
含む、請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂がグラフトコポリマー
をさらに含む、請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 前記ポリイミドが次式の構造単位を有す
る、請求項6記載の組成物。 【化2】 式中、二価基Tは各々のアリールイミド部分のアリール
環の3,3′位、3,4′位、4,3′位又は4,4′
位を橋かけしており、Tは−O−又は式−O−Z−O−
の基であり、Zは以下の式 【化3】 からなる群から選択される二価基であり、Xは以下の式 【化4】 の二価基からなる群から選択されるものであり、yは1
〜約5の整数であり、qは0又は1であり、R10は
(a)炭素原子数6〜約20の芳香族炭化水素基及びそ
のハロゲン化誘導体、(b)炭素原子数2〜約20のア
ルキレン基、(c)炭素原子数3〜約20のシクロアル
キレン基、及び(d)次の一般式 【化5】 の二価基からなる群から選択される二価有機基であり、
Qは以下の式 【化6】 からなる群から選択されるもので、y′は約1〜約5の
整数である。 - 【請求項8】 前記ポリカーボネートがビスフェノール
−Aを含むポリカーボネートである、請求項7記載の組
成物。 - 【請求項9】 Tがビスフェノール−Aから誘導され
る、請求項8記載の組成物。 - 【請求項10】 R10が 【化7】 である、請求項9記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/745170 | 2000-12-20 | ||
US09/745,170 US20020123566A1 (en) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | Flame retardant carbonate polymer composition |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002212445A true JP2002212445A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=24995544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001386863A Pending JP2002212445A (ja) | 2000-12-20 | 2001-12-20 | 難燃性カーボネートポリマー組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020123566A1 (ja) |
JP (1) | JP2002212445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023138A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Toray Ind Inc | 難燃剤及び難燃性樹脂組成物 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7812077B2 (en) * | 2003-12-17 | 2010-10-12 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Polyester compositions, method of manufacture, and uses thereof |
US8034870B2 (en) * | 2003-12-17 | 2011-10-11 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Flame-retardant polyester composition |
US8188172B2 (en) * | 2003-12-17 | 2012-05-29 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Polyester compositions, method of manufacture, and uses thereof |
US7199171B2 (en) | 2004-01-05 | 2007-04-03 | Kaneka Corporation | (Meth)acrylic resin composition |
US20070049706A1 (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Srinivas Siripurapu | Low smoke polycarbonate composition, method of manufacture and product made therefrom |
US20090306258A1 (en) * | 2005-08-26 | 2009-12-10 | General Electric Company | Low smoke polycarbonate composition, method of manufacture and product made therefrom |
US7695815B2 (en) * | 2005-08-26 | 2010-04-13 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Low smoke polycarbonate composition and laminates, method of manufacture and product made therefrom |
US7932310B2 (en) * | 2005-09-16 | 2011-04-26 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Flame retardant polysulfone blends |
US8680167B2 (en) * | 2006-01-27 | 2014-03-25 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Molding compositions containing fillers and modified polybutylene terephthalate (PBT) random copolymers derived from polyethylene terephthalate (PET) |
US7829614B2 (en) * | 2008-12-30 | 2010-11-09 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Reinforced polyester compositions, methods of manufacture, and articles thereof |
US8138244B2 (en) * | 2008-12-30 | 2012-03-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Reinforced polyester compositions, method of manufacture, and articles thereof |
US8686072B2 (en) | 2010-06-29 | 2014-04-01 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Flame resistant polyester compositions, method of manufacture, and articles therof |
US8716378B2 (en) | 2010-06-29 | 2014-05-06 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Flame resistant polyester compositions, method of manufacture, and articles thereof |
CN105330859A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-02-17 | 五行材料科技(江苏)有限公司 | 阻燃性的聚(碳酸酯—酰亚胺)封装材料及其制备方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE570531A (ja) * | 1957-08-22 | |||
US3383092A (en) * | 1963-09-06 | 1968-05-14 | Garrett Corp | Gas turbine with pulsating gas flows |
US3671487A (en) * | 1971-05-05 | 1972-06-20 | Gen Electric | Glass reinforced polyester resins containing polytetrafluoroethylene and flame retardant additives |
US3723373A (en) * | 1971-10-04 | 1973-03-27 | American Cyanamid Co | 0.1% to about 2.0% by weight polytetrafluoroethylene emulsion modified polyethylene terephthalate with improved processing characteristics |
US4395518A (en) * | 1982-03-18 | 1983-07-26 | General Electric Company | Polyetherimide-acrylate copolymer blends |
US4393168A (en) * | 1982-03-18 | 1983-07-12 | General Electric Company | Blends of polyetherimides and rubber modified vinyl aromatic polymers |
US4487896A (en) * | 1983-09-02 | 1984-12-11 | General Electric Company | Copolyester-carbonate compositions exhibiting improved processability |
DE3403975A1 (de) * | 1984-02-04 | 1985-08-14 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von abs-formmassen mit verbessertem brandverhalten |
US4629759A (en) * | 1985-10-28 | 1986-12-16 | General Electric Company | Flame retardant polyetherimide-polycarbonate blends |
DE3715117C2 (de) * | 1986-05-09 | 1994-02-17 | Asahi Chemical Ind | Poly-ß-alanin-Verbindung, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung in Polyacetalharz-Zusammensetzungen |
US4814380A (en) * | 1987-12-29 | 1989-03-21 | General Electric Company | Polyetherimide ester elastomeric blends |
US5204394A (en) * | 1988-09-22 | 1993-04-20 | General Electric Company | Polymer mixture having aromatic polycarbonate, styrene I containing copolymer and/or graft polymer and a flame-retardant, articles formed therefrom |
DE4123041A1 (de) * | 1991-07-12 | 1993-01-14 | Bayer Ag | Thermoplastische polycarbonatformmassen mit flammwidrigen eigenschaften |
US5521230A (en) * | 1992-11-17 | 1996-05-28 | General Electric Company | Method of dispersing solid additives in polymers and products made therewith |
DE4326079A1 (de) * | 1993-07-30 | 1995-02-02 | Atotech Deutschland Gmbh | Verfahren zur Behandlung von Kunststoffoberflächen und Anquell-Lösung |
NL9301559A (nl) * | 1993-09-09 | 1995-04-03 | Gen Electric | Kunststofplaat met geleidend roet bevattende deklaag. |
US6194497B1 (en) * | 1997-07-23 | 2001-02-27 | General Electric Company | Anti-static resin composition containing fluorinated phosphonium sulfonates |
-
2000
- 2000-12-20 US US09/745,170 patent/US20020123566A1/en not_active Abandoned
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001386863A patent/JP2002212445A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023138A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Toray Ind Inc | 難燃剤及び難燃性樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020123566A1 (en) | 2002-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3319638B2 (ja) | 耐炎性成形用混和物 | |
US5672645A (en) | Flame resistant polycarbonate/ABS moulding compounds resistant to stress cracking | |
JP4257688B2 (ja) | 耐燃性、耐熱性ポリカーボネートabs成形材料 | |
JP4216593B2 (ja) | 難燃性のポリカーボネート含有組成物 | |
EP1117742B1 (en) | Flame retardant polycarbonate/rubber-modified graft copolymer resin blend having a metallic appearance | |
KR100454799B1 (ko) | 폴리카보네이트및모노비닐리덴방향족화합물의방염조성물 | |
US6727301B1 (en) | Flame-resistant, impact-resistant modified polycarbonate molding and extrusion masses | |
US20010009946A1 (en) | Polycarbonate resin/graft copolymer blends | |
JPH11189714A (ja) | ポリカーボネートおよびモノビニリデン芳香族化合物の耐燃性組成物 | |
JP2002212445A (ja) | 難燃性カーボネートポリマー組成物 | |
JP2002510731A (ja) | 熱安定性の改善されたポリカーボネート/ゴム変性グラフト共重合体樹脂ブレンド | |
JP2002513837A (ja) | ハロゲン含量が低い難燃性ポリカーボネート/ゴム変性グラフト共重合体樹脂ブレンド | |
EP0936243B1 (en) | Flame retardant carbonate polymer composition | |
JPH11269368A (ja) | 難燃性ポリカ―ボネ―ト樹脂/absグラフトコポリマ―ブレンド | |
US6767943B1 (en) | Flame-resistant polycarbonate moulding materials modified with graft polymers | |
US6605659B2 (en) | Flame retardant polycarbonate resin/ABS graft copolymer blends | |
EP1080153B1 (en) | Flame retardant polycarbonate resin/abs graft copolymer blends | |
EP1349893B1 (en) | Flame retardant polycarbonate resin/abs graft copolymer blends | |
EP0936244B1 (en) | Flame retardant carbonate polymer composition | |
US20020111405A1 (en) | Flame retardant polycarbonate resin/ABS graft copolymer blends | |
MXPA99001531A (en) | Composition of flame retarder carbonate polymer with better hydrolytic stability | |
MXPA01003242A (en) | Polycarbonate resin/graft copolymer blends |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
RD12 | Notification of acceptance of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432 Effective date: 20071030 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080318 |