JP2002211475A - 自転車の足踏み駆動機構 - Google Patents
自転車の足踏み駆動機構Info
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- JP2002211475A JP2002211475A JP2001005687A JP2001005687A JP2002211475A JP 2002211475 A JP2002211475 A JP 2002211475A JP 2001005687 A JP2001005687 A JP 2001005687A JP 2001005687 A JP2001005687 A JP 2001005687A JP 2002211475 A JP2002211475 A JP 2002211475A
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- pedal
- pedals
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歩行機能の回復に必要な下肢の筋力を効率よ
く強化する。 【解決手段】 自立可能な三輪自転車1において、後輪
軸3にフリーホイールクラッチ4を介して取付けられる
小スプロケット5と、サドル8下方でフレーム6に回転
自在に取付けられるクランク軸10と、クランク軸10
に取付けられる大スプロケット11と、大スプロケット
11と小スプロケット5に掛け回されるチェーン12
と、クランク軸10に一端部が取付けられるクランクア
ーム13、14と、クランクアーム13、14の他端部
に上端部が回転自在に取付けられるロッド15、16
と、ロッド15、16の下端部に後端部が回転自在に取
付けられるペダル19、20と、ペダル19、20をフ
レーム1の下部に設けたガイドレール24、25に沿っ
て互いに前後に移動するよう案内するペダルガイドとを
備える。
く強化する。 【解決手段】 自立可能な三輪自転車1において、後輪
軸3にフリーホイールクラッチ4を介して取付けられる
小スプロケット5と、サドル8下方でフレーム6に回転
自在に取付けられるクランク軸10と、クランク軸10
に取付けられる大スプロケット11と、大スプロケット
11と小スプロケット5に掛け回されるチェーン12
と、クランク軸10に一端部が取付けられるクランクア
ーム13、14と、クランクアーム13、14の他端部
に上端部が回転自在に取付けられるロッド15、16
と、ロッド15、16の下端部に後端部が回転自在に取
付けられるペダル19、20と、ペダル19、20をフ
レーム1の下部に設けたガイドレール24、25に沿っ
て互いに前後に移動するよう案内するペダルガイドとを
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢の筋力が弱く
なり歩行機能の低下した傷病者や高齢者等が、歩行機能
の回復に必要な下肢の筋力を強化するための自転車の足
踏み駆動機構に関するものである。
なり歩行機能の低下した傷病者や高齢者等が、歩行機能
の回復に必要な下肢の筋力を強化するための自転車の足
踏み駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歩行機能を回復するための下肢訓
練用の機器としては、腕で体重を支え、足で地面を蹴る
歩行器や、ゆっくりした速度でも安定のよい三輪自転車
等がある。
練用の機器としては、腕で体重を支え、足で地面を蹴る
歩行器や、ゆっくりした速度でも安定のよい三輪自転車
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の歩行器
は、車輪が小さく、屋外の少し凹凸のある道路等では使
用しにくい。また、外出中に疲れたときに座って休憩す
ることができないので、行動範囲がごく狭い範囲に限ら
れてしまう。このため、屋内での歩行訓練にしか使用で
きないという欠点がある。
は、車輪が小さく、屋外の少し凹凸のある道路等では使
用しにくい。また、外出中に疲れたときに座って休憩す
ることができないので、行動範囲がごく狭い範囲に限ら
れてしまう。このため、屋内での歩行訓練にしか使用で
きないという欠点がある。
【0004】下肢の筋力が弱って歩行機能の低下した高
齢者は、外出することも少なくなり、家にこもりがちに
なるが、屋内での歩行訓練は変化がなく退屈で行うとい
う意欲がわきにくい。これに対し、三輪自転車は、高齢
者等が屋外へ外出する場合に有効な手段であり行動範囲
も広くなるが、これを駆動する際の下肢の運動は、ペダ
ルを漕ぐ運動、即ち「膝を曲げた状態から伸ばすときに
力を入れる運動」であって、歩行の際の「膝を伸ばした
状態で足を後方に蹴るときに力を入れる運動」とは異な
っているため、歩行に必要な下肢の筋肉を強化するには
効率が悪い。
齢者は、外出することも少なくなり、家にこもりがちに
なるが、屋内での歩行訓練は変化がなく退屈で行うとい
う意欲がわきにくい。これに対し、三輪自転車は、高齢
者等が屋外へ外出する場合に有効な手段であり行動範囲
も広くなるが、これを駆動する際の下肢の運動は、ペダ
ルを漕ぐ運動、即ち「膝を曲げた状態から伸ばすときに
力を入れる運動」であって、歩行の際の「膝を伸ばした
状態で足を後方に蹴るときに力を入れる運動」とは異な
っているため、歩行に必要な下肢の筋肉を強化するには
効率が悪い。
【0005】本発明は、歩行機能を回復するための下肢
訓練における上記問題を解決するものであって、屋外で
周りの景色を楽しみながら、リラックスした気分で歩行
機能の回復に必要な下肢の筋力を効率よく強化すること
ができ、疲れたらどこででも座って休憩でき、移動手段
としても使用可能な自転車の足踏み駆動機構を提供する
ことを目的とする。
訓練における上記問題を解決するものであって、屋外で
周りの景色を楽しみながら、リラックスした気分で歩行
機能の回復に必要な下肢の筋力を効率よく強化すること
ができ、疲れたらどこででも座って休憩でき、移動手段
としても使用可能な自転車の足踏み駆動機構を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自転車の足踏み
駆動機構では、上記課題を解決するため、三輪以上の車
輪を有する自立可能な自転車において、後輪軸にフリー
ホイールクラッチを介して取付けられる小スプロケット
と、サドル下方でフレームに回転自在に取付けられるク
ランク軸と、クランク軸に取付けられる大スプロケット
と、大スプロケットと小スプロケットに掛け回される動
力伝達用のチェーンと、クランク軸の左右の端部に一端
部が取付けられる左右のクランクアームと、左右のクラ
ンクアームの他端部に上端部がロッド軸で回転自在に取
付けられる左右のロッドと、左右のロッドの下端部に後
端部がペダル軸で回転自在に取付けられる左右のペダル
と、左右のペダルをフレームの下部に設けた左右のガイ
ドレールに沿って互いに前後に移動するよう案内するペ
ダルガイドとを備えている。
駆動機構では、上記課題を解決するため、三輪以上の車
輪を有する自立可能な自転車において、後輪軸にフリー
ホイールクラッチを介して取付けられる小スプロケット
と、サドル下方でフレームに回転自在に取付けられるク
ランク軸と、クランク軸に取付けられる大スプロケット
と、大スプロケットと小スプロケットに掛け回される動
力伝達用のチェーンと、クランク軸の左右の端部に一端
部が取付けられる左右のクランクアームと、左右のクラ
ンクアームの他端部に上端部がロッド軸で回転自在に取
付けられる左右のロッドと、左右のロッドの下端部に後
端部がペダル軸で回転自在に取付けられる左右のペダル
と、左右のペダルをフレームの下部に設けた左右のガイ
ドレールに沿って互いに前後に移動するよう案内するペ
ダルガイドとを備えている。
【0007】本発明の足踏み駆動機構を備えた自転車を
用いて、歩行機能の回復に必要な下肢の筋力を強化する
ための訓練を行う場合には、使用者は、まずハンドルを
握り、ペダルに足をかけてサドルに腰を掛け、両足をペ
ダルに乗せる。それから、立ち上がり、ハンドルを手で
押すようにしながら左右の足を歩行時と同様に動かして
ペダルを交互に後方へ蹴る。
用いて、歩行機能の回復に必要な下肢の筋力を強化する
ための訓練を行う場合には、使用者は、まずハンドルを
握り、ペダルに足をかけてサドルに腰を掛け、両足をペ
ダルに乗せる。それから、立ち上がり、ハンドルを手で
押すようにしながら左右の足を歩行時と同様に動かして
ペダルを交互に後方へ蹴る。
【0008】この動作により一方のペダルが後退すると
き、他方のペダルが前進する。このペダルの動きはロッ
ドを介してクランクアームに伝達され、大スプロケット
が回転する。大スプロケットの回転はチェーンによって
小スプロケットに伝達され、後輪が回転して自転車が走
行する。従って、使用者は、このような歩行時と同様の
動作を繰り返すことにより、屋外を走行しながら、歩行
の際に必要な筋力を効率よく強化することができる。ま
た、疲れたらどこででもサドルに腰掛けて休憩できる。
用事のため外出するときに目的地までの移動手段として
使用することも可能である。
き、他方のペダルが前進する。このペダルの動きはロッ
ドを介してクランクアームに伝達され、大スプロケット
が回転する。大スプロケットの回転はチェーンによって
小スプロケットに伝達され、後輪が回転して自転車が走
行する。従って、使用者は、このような歩行時と同様の
動作を繰り返すことにより、屋外を走行しながら、歩行
の際に必要な筋力を効率よく強化することができる。ま
た、疲れたらどこででもサドルに腰掛けて休憩できる。
用事のため外出するときに目的地までの移動手段として
使用することも可能である。
【0009】大スプロケットをクランク軸にフリーホイ
ールクラッチを介して取付けると共に、後輪にかかるト
ルク及び回転数を検出する検出手段と、検出手段の検出
データに基づいて出力が制御される電動モータと、電動
モータの出力軸に固定され動力伝達用のチェーンと噛み
合う駆動スプロケットとを設けると、電動モータが必要
に応じて後輪軸の駆動力をアシストするので、使用者の
筋力に合わせた訓練を行うことができる。
ールクラッチを介して取付けると共に、後輪にかかるト
ルク及び回転数を検出する検出手段と、検出手段の検出
データに基づいて出力が制御される電動モータと、電動
モータの出力軸に固定され動力伝達用のチェーンと噛み
合う駆動スプロケットとを設けると、電動モータが必要
に応じて後輪軸の駆動力をアシストするので、使用者の
筋力に合わせた訓練を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す自転車の足踏み駆動機構の構成図、図2は自転車の足
踏み駆動機構の作動の説明図である。ここで、図1に示
す自転車1は、1個の前輪2と2個の後輪(図示略)と
を有する自立可能な三輪自転車であって、後輪軸3には
フリーホイールクラッチ4を介して小スプロケット5が
取付けられている。フリーホイールクラッチ4は、小ス
プロケット5の正回転時には、後輪軸3に動力を伝達し
て自転車1を前進させる。小スプロケット5の逆回転時
には、後輪軸3に動力を伝達しない。惰性で自転車1が
前進しているときには、小スプロケット5が回転してい
なくても、後輪軸3を自由に回転させる。
す自転車の足踏み駆動機構の構成図、図2は自転車の足
踏み駆動機構の作動の説明図である。ここで、図1に示
す自転車1は、1個の前輪2と2個の後輪(図示略)と
を有する自立可能な三輪自転車であって、後輪軸3には
フリーホイールクラッチ4を介して小スプロケット5が
取付けられている。フリーホイールクラッチ4は、小ス
プロケット5の正回転時には、後輪軸3に動力を伝達し
て自転車1を前進させる。小スプロケット5の逆回転時
には、後輪軸3に動力を伝達しない。惰性で自転車1が
前進しているときには、小スプロケット5が回転してい
なくても、後輪軸3を自由に回転させる。
【0011】この自転車1のフレーム6の立パイプ7の
上端には、サドル8が取付けられている。サドル8の下
方でフレーム6の立パイプ7の上端部から前方に突出す
るように設けられた上パイプ9には、クランク軸10が
回転自在に取付けられている。このクランク軸10には
大スプロケット11が固定され、クランク軸10と同期
回転するようになっている。
上端には、サドル8が取付けられている。サドル8の下
方でフレーム6の立パイプ7の上端部から前方に突出す
るように設けられた上パイプ9には、クランク軸10が
回転自在に取付けられている。このクランク軸10には
大スプロケット11が固定され、クランク軸10と同期
回転するようになっている。
【0012】大スプロケット11と小スプロケット5に
は、動力伝達用のチェーン12が掛け回されており、大
スプロケット11が回転するとその動力が小スプロケッ
ト5に伝達されるので、大スプロケット11と小スプロ
ケット5とは一定の速度比で同時に回転する。クランク
軸10の左右の端部には、方向を互いに180°異なら
せて、左右のクランクアーム13、14の一端部が取付
けられており、左右のクランクアーム13、14の他端
部には、左右のロッド15、16の上端部がロッド軸1
7、18で回転自在に取付けられている。
は、動力伝達用のチェーン12が掛け回されており、大
スプロケット11が回転するとその動力が小スプロケッ
ト5に伝達されるので、大スプロケット11と小スプロ
ケット5とは一定の速度比で同時に回転する。クランク
軸10の左右の端部には、方向を互いに180°異なら
せて、左右のクランクアーム13、14の一端部が取付
けられており、左右のクランクアーム13、14の他端
部には、左右のロッド15、16の上端部がロッド軸1
7、18で回転自在に取付けられている。
【0013】左右のロッド15、16の下端部には、左
右のペダル19、20の後端部の内側がペダル軸21、
22で回転自在に取付けられている。左右のペダル1
9、20には、フレーム6の下パイプ23に設けた左右
のガイドレール24、25に沿って互いに前後に移動す
るよう案内するペダルガイドとして、ペダル19、20
の外側前後にガイドローラ26、27、28、29、前
方のガイドローラ26、28の下方にストッパ30、3
1が設けられている。ガイドローラ26、27、28、
29はガイドレール24、25上を転動し、ストッパ3
0、31は、ペダル19、20が後方へ移動し、後部が
上昇して傾斜するとき、ガイドレール24、25と当接
して傾斜範囲を規制する。
右のペダル19、20の後端部の内側がペダル軸21、
22で回転自在に取付けられている。左右のペダル1
9、20には、フレーム6の下パイプ23に設けた左右
のガイドレール24、25に沿って互いに前後に移動す
るよう案内するペダルガイドとして、ペダル19、20
の外側前後にガイドローラ26、27、28、29、前
方のガイドローラ26、28の下方にストッパ30、3
1が設けられている。ガイドローラ26、27、28、
29はガイドレール24、25上を転動し、ストッパ3
0、31は、ペダル19、20が後方へ移動し、後部が
上昇して傾斜するとき、ガイドレール24、25と当接
して傾斜範囲を規制する。
【0014】フレーム6の前端部のヘッドパイプ32に
はハンドルポスト33が回動自在に取付けられており、
ハンドルポスト33の上端にはハンドル34が固定され
ている。ハンドル34には、通常の自転車のハンドルと
同様に舵取りを行う他、使用者がペダル19、20を後
方へ蹴る動作を行う際に手で体を支えるという役割があ
るので、グリップ35、36の部分は通常の自転車のハ
ンドルよりやや垂直に近い角度とすることが好ましい。
はハンドルポスト33が回動自在に取付けられており、
ハンドルポスト33の上端にはハンドル34が固定され
ている。ハンドル34には、通常の自転車のハンドルと
同様に舵取りを行う他、使用者がペダル19、20を後
方へ蹴る動作を行う際に手で体を支えるという役割があ
るので、グリップ35、36の部分は通常の自転車のハ
ンドルよりやや垂直に近い角度とすることが好ましい。
【0015】この自転車1を用いて、歩行機能の回復に
必要な下肢の筋力を強化するための訓練を行う場合に
は、使用者は、まずハンドル34のグリップ35、36
を握り、図2(a)の状態でペダル19に足をかけてサ
ドル8に腰を掛け、左右の足をペダル19、20に乗せ
る。それから、立ち上がり、ハンドル34を手で押すよ
うにしながら足を歩行時と同様に動かして左のペダル1
9を後方へ蹴る。
必要な下肢の筋力を強化するための訓練を行う場合に
は、使用者は、まずハンドル34のグリップ35、36
を握り、図2(a)の状態でペダル19に足をかけてサ
ドル8に腰を掛け、左右の足をペダル19、20に乗せ
る。それから、立ち上がり、ハンドル34を手で押すよ
うにしながら足を歩行時と同様に動かして左のペダル1
9を後方へ蹴る。
【0016】この動作により図2(b)のように左のペ
ダル19が後方へ移動し、ロッド15に引かれてクラン
クアーム13がクランク軸10を中心として図2上反時
計方向に回転し始める。このときクランクアーム14も
回転するので、ロッド16に引かれて右のペダル20が
前方へ移動する。左のペダル19が図2(c)、図2
(d)の状態を経て、図2(e)に示すようにクランク
アーム13、14及びロッド15が一直線上に並んだ状
態になると、ペダル19の後端が上昇して左足の踵が大
きく上がる姿勢になる。このとき右のクランクアーム1
4は上死点を過ぎているので、右のペダル20は後端が
下降し、図2(f)の状態に達したときペダル20は水
平になる。
ダル19が後方へ移動し、ロッド15に引かれてクラン
クアーム13がクランク軸10を中心として図2上反時
計方向に回転し始める。このときクランクアーム14も
回転するので、ロッド16に引かれて右のペダル20が
前方へ移動する。左のペダル19が図2(c)、図2
(d)の状態を経て、図2(e)に示すようにクランク
アーム13、14及びロッド15が一直線上に並んだ状
態になると、ペダル19の後端が上昇して左足の踵が大
きく上がる姿勢になる。このとき右のクランクアーム1
4は上死点を過ぎているので、右のペダル20は後端が
下降し、図2(f)の状態に達したときペダル20は水
平になる。
【0017】ここで、右のペダル20を後方へ蹴ると、
右のペダル20が後方へ移動し、ロッド16に引かれて
クランクアーム14がクランク軸10を中心として回転
し、クランクアーム13の回転で、ロッド15に引かれ
て左のペダル19が前方へ移動する。このように、左右
の足を歩行時と同様に動かしてペダル19、20を交互
に後方へ蹴る動作を繰り返すことにより、ペダル19、
20の動きはロッド15、16、クランクアーム13、
14を介してクランク軸10に伝達され、大スプロケッ
ト11が回転する。大スプロケット11の回転はチェー
ン12によって小スプロケット5に伝達され、後輪が回
転して自転車1が走行する。
右のペダル20が後方へ移動し、ロッド16に引かれて
クランクアーム14がクランク軸10を中心として回転
し、クランクアーム13の回転で、ロッド15に引かれ
て左のペダル19が前方へ移動する。このように、左右
の足を歩行時と同様に動かしてペダル19、20を交互
に後方へ蹴る動作を繰り返すことにより、ペダル19、
20の動きはロッド15、16、クランクアーム13、
14を介してクランク軸10に伝達され、大スプロケッ
ト11が回転する。大スプロケット11の回転はチェー
ン12によって小スプロケット5に伝達され、後輪が回
転して自転車1が走行する。
【0018】使用者は、このような歩行時と同様の動作
を繰り返して、屋外を走行しながら、歩行の際に必要な
筋力を効率よく強化することができる。また、疲れたら
どこででもサドル8に腰掛けて休憩できる。用事のため
外出するときに目的地までの移動手段として使用するこ
とも可能である。大スプロケット11と小スプロケット
5のギヤ比を変更する公知の変速装置を設ければ、足に
かかる負担を変えることができる。足への負担を軽減し
たい場合には、サドル8の位置を高くして、すこし座り
ながら歩く動作ができるようにするとよい。
を繰り返して、屋外を走行しながら、歩行の際に必要な
筋力を効率よく強化することができる。また、疲れたら
どこででもサドル8に腰掛けて休憩できる。用事のため
外出するときに目的地までの移動手段として使用するこ
とも可能である。大スプロケット11と小スプロケット
5のギヤ比を変更する公知の変速装置を設ければ、足に
かかる負担を変えることができる。足への負担を軽減し
たい場合には、サドル8の位置を高くして、すこし座り
ながら歩く動作ができるようにするとよい。
【0019】図3は本発明の他の実施の形態を示す自転
車の足踏み駆動機構の構成図である。この自転車40で
は、大スプロケット11がクランク軸10にフリーホイ
ールクラッチ41を介して取付けられている。また、後
輪にかかるトルク及び回転数を検出する検出装置42
と、検出装置42の検出データに基づいて出力が制御さ
れる電動モータ43と、電動モータ43の出力軸に固定
され動力伝達用のチェーン12と噛み合う駆動スプロケ
ット44とが設けられている。
車の足踏み駆動機構の構成図である。この自転車40で
は、大スプロケット11がクランク軸10にフリーホイ
ールクラッチ41を介して取付けられている。また、後
輪にかかるトルク及び回転数を検出する検出装置42
と、検出装置42の検出データに基づいて出力が制御さ
れる電動モータ43と、電動モータ43の出力軸に固定
され動力伝達用のチェーン12と噛み合う駆動スプロケ
ット44とが設けられている。
【0020】フリーホイールクラッチ41は、大スプロ
ケット11の正回転時には、チェーン12に動力を伝達
して自転車1を前進させる。大スプロケット11の逆回
転時には、チェーン12に動力を伝達しない。電動モー
タ43でチェーン12が駆動されるときには、クランク
軸10が回転していなくても、大スプロケット11は自
由に回転できる。
ケット11の正回転時には、チェーン12に動力を伝達
して自転車1を前進させる。大スプロケット11の逆回
転時には、チェーン12に動力を伝達しない。電動モー
タ43でチェーン12が駆動されるときには、クランク
軸10が回転していなくても、大スプロケット11は自
由に回転できる。
【0021】その他の構成は図1に示す自転車1と同様
である。従って、使用者がペダル19、20上に乗って
歩行時と同様の動作を行えば、大スプロケット11が回
転する。電動モータ43は、トルクが後輪の負荷に対し
て一定の割合となるように電流値が制御され、回転数が
クランク軸10によるチェーン12の送り速度となるよ
うに制御される。
である。従って、使用者がペダル19、20上に乗って
歩行時と同様の動作を行えば、大スプロケット11が回
転する。電動モータ43は、トルクが後輪の負荷に対し
て一定の割合となるように電流値が制御され、回転数が
クランク軸10によるチェーン12の送り速度となるよ
うに制御される。
【0022】これにより、使用者が歩行動作を行って大
スプロケット11を回転させるとき、電動モータ43が
後輪軸3の駆動力を一定の割合でアシストするので、使
用者の筋力に合わせた訓練を行うことができる。電動モ
ータ43の回転数はクランク軸10によるチェーン12
の送り速度となるように制御されるが、実際には電動モ
ータ43の回転数がクランク軸10によるチェーン12
の送り速度と異なるような事態が生ずることも考えられ
る。しかし、電動モータ43の回転が使用者の歩行動作
の妨げとなることは、フリーホイールクラッチ41によ
り防止される。
スプロケット11を回転させるとき、電動モータ43が
後輪軸3の駆動力を一定の割合でアシストするので、使
用者の筋力に合わせた訓練を行うことができる。電動モ
ータ43の回転数はクランク軸10によるチェーン12
の送り速度となるように制御されるが、実際には電動モ
ータ43の回転数がクランク軸10によるチェーン12
の送り速度と異なるような事態が生ずることも考えられ
る。しかし、電動モータ43の回転が使用者の歩行動作
の妨げとなることは、フリーホイールクラッチ41によ
り防止される。
【0023】図1及び図3の足踏み駆動機構は、1個の
前輪2と2個の後輪を有する三輪自転車に用いられてい
るが、2個の前輪と1個の後輪を有する三輪自転車や、
2個の前輪と2個の後輪を有する四輪自転車等にも適用
することができる。
前輪2と2個の後輪を有する三輪自転車に用いられてい
るが、2個の前輪と1個の後輪を有する三輪自転車や、
2個の前輪と2個の後輪を有する四輪自転車等にも適用
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の自転車の足踏み駆動機構によれ
ば、屋外を走行して変化する周りの景色を楽しみ、疲れ
たらどこででも座って休憩できるので、リラックスした
気分で歩行機能の回復に必要な下肢の筋力を効率よく無
理なく強化することができる。移動手段としても使用可
能である。
ば、屋外を走行して変化する周りの景色を楽しみ、疲れ
たらどこででも座って休憩できるので、リラックスした
気分で歩行機能の回復に必要な下肢の筋力を効率よく無
理なく強化することができる。移動手段としても使用可
能である。
【図1】本発明の実施の一形態を示す自転車の足踏み駆
動機構の構成図である。
動機構の構成図である。
【図2】自転車の足踏み駆動機構の作動の説明図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す自転車の足踏み
駆動機構の構成図である。
駆動機構の構成図である。
1 自転車 2 前輪 3 後輪軸 4 フリーホイールクラッチ 5 小スプロケット 6 フレーム 7 立てパイプ 8 サドル 9 上パイプ 10 クランク軸 11 大スプロケット 12 チェーン 13 クランクアーム 14 クランクアーム 15 ロッド 16 ロッド 17 ロッド軸 18 ロッド軸 19 ペダル 20 ペダル 21 ペダル軸 22 ペダル軸 23 下パイプ 24 ガイドレール 25 ガイドレール 26 ガイドローラ 27 ガイドローラ 28 ガイドローラ 29 ガイドローラ 30 ストッパ 31 ストッパ 34 ハンドル 40 自転車 41 フリーホイールクラッチ 42 検出装置 43 電動モータ 44 駆動スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A63B 22/06 A63B 22/06 G
Claims (2)
- 【請求項1】 三輪以上の車輪を有する自立可能な自転
車において、後輪軸にフリーホイールクラッチを介して
取付けられる小スプロケットと、サドル下方でフレーム
に回転自在に取付けられるクランク軸と、クランク軸に
取付けられる大スプロケットと、大スプロケットと小ス
プロケットに掛け回される動力伝達用のチェーンと、ク
ランク軸の左右の端部に一端部が取付けられる左右のク
ランクアームと、左右のクランクアームの他端部に上端
部がロッド軸で回転自在に取付けられる左右のロッド
と、左右のロッドの下端部に後端部がペダル軸で回転自
在に取付けられる左右のペダルと、左右のペダルをフレ
ームの下部に設けた左右のガイドレールに沿って互いに
前後に移動するよう案内するペダルガイドとを備えたこ
とを特徴とする自転車の足踏み駆動機構。 - 【請求項2】 大スプロケットをクランク軸にフリーホ
イールクラッチを介して取付けると共に、後輪にかかる
トルク及び回転数を検出する検出手段と、検出手段の検
出データに基づいて出力が制御される電動モータと、電
動モータの出力軸に固定され動力伝達用のチェーンと噛
み合う駆動スプロケットとを設けたことを特徴とする請
求項1記載の自転車の足踏み駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005687A JP2002211475A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 自転車の足踏み駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005687A JP2002211475A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 自転車の足踏み駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002211475A true JP2002211475A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18873701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005687A Pending JP2002211475A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 自転車の足踏み駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002211475A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037340A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動アシスト車両 |
KR101164578B1 (ko) | 2009-08-19 | 2012-07-10 | 우석대학교 산학협력단 | 전동보조자전거 |
CN106314639A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-01-11 | 合肥智慧殿投资管理有限公司 | 一种儿童太空漫步滑板车 |
JP2018523611A (ja) * | 2015-08-21 | 2018-08-23 | アーク287ビーシー・コーポレイション | 乗手駆動車及びその機構 |
KR20230119994A (ko) * | 2022-02-08 | 2023-08-16 | 피제이비 주식회사 | 무빙 바이크 장치 |
-
2001
- 2001-01-12 JP JP2001005687A patent/JP2002211475A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060210 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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