JP2002210971A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JP2002210971A
JP2002210971A JP2001006619A JP2001006619A JP2002210971A JP 2002210971 A JP2002210971 A JP 2002210971A JP 2001006619 A JP2001006619 A JP 2001006619A JP 2001006619 A JP2001006619 A JP 2001006619A JP 2002210971 A JP2002210971 A JP 2002210971A
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JP
Japan
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jet recording
recording head
plateau
ink jet
flow path
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JP2001006619A
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English (en)
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Masahiko Ogawa
正彦 小川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクの吐出の安定性を高めるとともに、繰
り返し周波数を上げることが可能なインクジェット記録
ヘッドを提供すること。 【構成】 それぞれ液滴を吐出するための複数の吐出エ
ネルギー発生部8と、該吐出エネルギー発生部8にそれ
ぞれ対応する吐出口7と、該吐出口7にそれぞれ連通す
る液流路5,6と、該液流路5,6に液体を供給する共
通液室4とを備え、前記液流路5,6から前記吐出口7
を介して液滴を吐出するようにしたインクジェット記録
ヘッドにおいて、前記液流路5,6の前記吐出エネルギ
ー発生部8の上流に、前記液流路5,6と略同じ幅の台
地9を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に備えられるインクジェット記録ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドとしては、例
えば発熱体からの熱エネルギーを利用してインクを吐出
することによって画像を記録するものがある。
【0003】従来、このようなインクジェット記録ヘッ
ドには、例えば図5に示すようにインクを吐出させるた
めの発泡用の発熱体8が搭載されている基板1の上に、
インク導入口3、インク液室4、インク流路5,6、イ
ンク吐出口7を有する天板2を載せて構成されたものが
知られている。このようなインクジェット記録ヘッドに
おいては、今後、益々高画質、高解像度、高速度等の様
々な印字性能が求められ、これらのために多ノズル化、
小ドット化が必要となってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では以下のような問題があった。
【0005】即ち、エネルギー発生素子を有する今まで
のようなほぼ平坦な基板に液流路を有する部材(天板)
を載せただけでは、エネルギー発生素子を加熱して発泡
した泡が後方に逃げてしまう現象が起きる。又、基板と
天板の位置ずれも生じる現象が起きる。その結果、イン
クの吐出が不安定になるという問題が発生する。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、インクの吐出の安定性を高め
るとともに、繰り返し周波数を上げることが可能なイン
クジェット記録ヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、それぞれ液滴を吐出するた
めの複数の吐出エネルギー発生部と、該吐出エネルギー
発生部にそれぞれ対応する吐出口と、該吐出口にそれぞ
れ連通する液流路と、該液流路に液体を供給する共通液
室とを備え、前記液流路から前記吐出口を介して液滴を
吐出するようにしたインクジェット記録ヘッドにおい
て、前記液流路の前記吐出エネルギー発生部の上流に、
前記液流路と略同じ幅の台地を設置したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台地を前記吐出エネルギー発生部を搭
載している基板と同じ基板上に設置し、前記液流路を構
成する流路壁と前記共通液室を構成する共通液室壁と前
記吐出口を構成するオリフィス壁を有する天板を前記流
路壁が前記台地を挟むように前記基板上に配置したこと
を特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台地は窒化シリコン、酸化シリコン又
は炭化シリコンであることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台地の高さを5μm以上に設定したこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台地の前記共通液室側は凸で、前記吐
出エネルギー発生部側は凹になっていることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの部分図であり、インクジェット記録ヘッドには台
地9が搭載されている。このインクジェット記録ヘッド
は、発泡用の発熱体8が搭載されている基板1の上に、
インク導入口3、インク液室4、インク流路5,6、イ
ンク吐出口7を有する天板2を載せて構成されている。
尚、図1(a)はインク導入口3を通って吐出口7の方
向に縦に切断した断面図、(b)は基板1のインク流路
5,6部分を抜き出した図、(c)は台地9を通るよう
に横に切断した断面図である。
【0014】図4は台地が搭載されていないインクジェ
ット記録ヘッドの部分図である。又、図2は台地9の種
々の形状を示す図である。
【0015】発熱体8を加熱して発泡させ、インクが吐
出する様子を図6に基づいて説明する。
【0016】図6(a)はインク流路5,6にインクが
満たされている状態を示し、吐出口7のインクと空気が
接する部分であるメニスカス12は安定している。ここ
で、発熱体8に不図示の駆動回路により通電すると、発
熱体8が発熱してその温度が上がる。発熱体8の上部の
インクとの界面温度がインクの膜沸騰温度になるとイン
クは膜沸騰して発泡を始める。図6(b)は発泡した瞬
間の状態を示している。その後、発泡した圧力の勢いで
図6(c),(d)に示すようにインクが動いて最大発
泡になってから(e),(f),(g)と消泡に向か
う。ここで、発熱体8の中心線Z−Z’より上流側のイ
ンク流路5の流動抵抗に比較して下流側のインク流路6
と吐出口7の和の流動抵抗の方が大きいため、発泡した
泡の成長は泡の中心が発熱体8の中心線Z−Z’よりも
上流側のインク流路5の方に移動する。そして、泡の消
泡部分も図6(g)の13のように発熱体8の中心線Z
−Z’よりも上流側のインク流路5の方に移動する。
【0017】一方、同様に台地9を搭載した場合の発泡
の様子を図7に示す。
【0018】図7(b),(c),(d)に示すように
台地9があるため、発泡した泡の成長は泡の中心が発熱
体8の中心線Z−Z’よりも下流側のインク流路6の方
に移動する。そして、泡の消泡部分も図7(g)の13
のように、発熱体8の中心線Z−Z’よりもやや下流側
のインク流路6の方に移動する。これは、台地9のため
に発泡した泡を吐出口7側にインクを移動させたことに
なる。即ち、吐出させるインクの吐出量と吐出スピード
を増大する作用になる。
【0019】従って、図6で必要とする同じだけの吐出
量と吐出スピードを得るためには、図7では発熱体8の
面積を小さくすることができる。これは、吐出ノズル数
が増大する高解像度、高画質において、エネルギーを小
さくできることであり、省エネルギーと低コストが期待
できる。この台地9の作用は、図2(b),(c)に示
す台地9のような形にすれば、インクの流れを淀みなく
でき、不要な泡の蓄積を抑えることができ、インク吐出
の安定性を確保することができる。
【0020】次に、この台地9の製法を図3に基づいて
説明する。
【0021】図3(a)は発泡用の発熱体8が搭載され
ている基板1の上部断面を示している。この基板1の上
に、アルミニウムをスパッターしてそれをエッチングし
てこれから載せる窒化シリコン膜(SiN膜)をエッチ
ングするときに基板1にダメージを与えないようにする
エッチングストップ層14を図3(b)に示すように形
成する。それからその上に、プラズマCVD等で図3
(c)に示すようにSiN膜15を5μm以上高速成膜
して台地9の材料とする。そして、その上にアルミニウ
ムをスパッターしてSiN膜エッチング用のエッチング
マスク層16を図3(d)に示すように形成する。
【0022】その後、SiN膜15をエッチングストッ
プ層14まで高速エッチングして図3(e)に示すよう
に形成し、最後にエッチングストップ層14とエッチン
グマスク層16のアルミニウムを除去して図3(f)に
示すように台地9を形成する。この台地9の高さはSi
N膜15の成膜の厚さになり、ノズルを形成する上流側
のインク流路5と下流側のインク流路6の高さにより吐
出量、吐出スピード、最小繰り返し発泡時間等を考慮し
て、台地9の効果が得られる5μm以上に設定する。
【0023】そして、台地9の幅は図1(c)に示すよ
うに天板2の斜線部分11の溝形成用壁17で構成され
たインク流路空間10の部分に入るように設定すれば良
い。即ち、基板1の上に天板2を載せるときに工程上の
嵌め込み誤差を考えて設定すれば良い。こうすると、基
板1と天板2がうまく嵌合し、工程での作業がスムーズ
に進む。又、発泡用の発熱体8が高デューティで駆動さ
れたり、低デューティで駆動されたりしたときの温度変
化に対しても、発泡用の発熱体8からインク流路5,6
がずれにくくなった。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、 それぞれ液滴を吐出するための複数の吐出エネ
ルギー発生部と、該吐出エネルギー発生部にそれぞれ対
応する吐出口と、該吐出口にそれぞれ連通する液流路
と、該液流路に液体を供給する共通液室とを備え、前記
液流路から前記吐出口を介して液滴を吐出するようにし
たインクジェット記録ヘッドにおいて、前記液流路の前
記吐出エネルギー発生部の上流に、前記液流路と略同じ
幅の台地を設置したため、インクの吐出の安定性を高め
るとともに、繰り返し周波数を上げることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの配置
図である。
【図2】本発明の別形態に係るインクジェット記録ヘッ
ドの配置図である。
【図3】本発明の実施形態における製造方法を示す図で
ある。
【図4】従来のインクジェット記録ヘッドの配置図であ
る。
【図5】従来のインクジェット記録ヘッドの分解斜視図
である。
【図6】従来のインクジェット記録ヘッドの発泡の様子
を示す図である。
【図7】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの発泡
の様子を示す図である。
【符号の説明】 1 基板 2 天板 3 インク導入口 4 インク液室 5,6 インク流路 7 インク吐出口 8 吐出エネルギー発生部 9 台地 10 台地の周りのインク流路空間 11 台地の周りの天板部分 12 オリフィス 13 泡の消泡部分 14 SiN膜エッチング用ストップ層 15 SiN膜 16 SiN膜エッチング用マスク層 17 インク流路形成用壁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ液滴を吐出するための複数の吐
    出エネルギー発生部と、該吐出エネルギー発生部にそれ
    ぞれ対応する吐出口と、該吐出口にそれぞれ連通する液
    流路と、該液流路に液体を供給する共通液室とを備え、
    前記液流路から前記吐出口を介して液滴を吐出するよう
    にしたインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記液流路の前記吐出エネルギー発生部の上流に、前記
    液流路と略同じ幅の台地を設置したことを特徴とするイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記台地を前記吐出エネルギー発生部を
    搭載している基板と同じ基板上に設置し、前記液流路を
    構成する流路壁と前記共通液室を構成する共通液室壁と
    前記吐出口を構成するオリフィス壁を有する天板を前記
    流路壁が前記台地を挟むように前記基板上に配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記台地は窒化シリコン、酸化シリコン
    又は炭化シリコンであることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記台地の高さを5μm以上に設定した
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記台地の前記共通液室側は凸で、前記
    吐出エネルギー発生部側は凹になっていることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
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