JP2002210498A - 排水処理システム - Google Patents

排水処理システム

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JP2002210498A
JP2002210498A JP2001045774A JP2001045774A JP2002210498A JP 2002210498 A JP2002210498 A JP 2002210498A JP 2001045774 A JP2001045774 A JP 2001045774A JP 2001045774 A JP2001045774 A JP 2001045774A JP 2002210498 A JP2002210498 A JP 2002210498A
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aeration
function
pipe
water treatment
tank
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Kosuke Chiba
康介 千葉
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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    • Y02W10/20Sludge processing

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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスポーザー生ごみ処理排水をBOD値、C
OD値を基準以下の無色無臭にして安全な低環境負荷の
処理水として直接河川に放流できるようにすること。 【解決手段】ディスポーザー生ごみ処理排水を嫌気撹
拌、超微細気泡のオゾン化空気を注入し、従来の空気注
入との組み合わせによるエアレーションシステムで浄化
する手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディスポーザー生ごみ処理排
水と汚泥をオゾン酸化反応処理する下水道、農業集落排
水施設、合併浄化槽及び食品工場排水施設等に、超微細
気泡(2〜3μ〜1000μ)オゾン化空気注入エアレ
ーションシステムにより、汚水の処理、汚泥の分解・消
滅処理を目的とし、しかも、従来より安全・廉価な水処
理の分野の技術である。
【0002】
【従来の技術】下水処理場において、貯留槽、調整槽、
嫌気槽、無酸素槽、好気槽、沈殿槽等の施設を擁する広
い用地を要し、長時間、低性能撹拌・散気・曝気で多量
の電力を消費し、しかも処理方式上活性汚泥の余剰が発
生して、該余剰汚泥を焼却している現状であり、更に該
焼却灰の廃棄埋立ての結果ダイオキシンやCOの発生
による環境汚染が問題となっている。
【0003】現在の下水道の施設では、ディスポーザー
による生ごみ排水は下水道でのBOD/COD負荷の上
昇に繋がるとして、行政は使用自粛の指導をしており、
敢えてディスポーザーを使用する場合には一次浄化処理
が条件とされていた。生ゴミは収集され焼却場で焼却さ
れるが、多量の焼却灰が残り、該焼却灰の廃棄場所周辺
では環境汚染発生による環境問題がある。
【0004】ビルピットは流量調整を主としていたの
で、悪臭等が問題となっていた。ポンプステーションで
は、排水の輸送勾配を目的とするのみであって、他の処
理機能は皆無であった。マンホールにおいても同様であ
る。従って、従来の施設では、ディスポーザーの使用
は、特に合流式の場合、河川、海の汚染増に繋がること
から、自粛となっていた。
【0005】また、従来の農業集落排水施設、合併浄化
槽での排水処理は活性汚泥法を主としたもので、余剰活
性汚泥の焼却と、該焼却灰の廃棄埋立て処分に多大の費
用発生となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は生ごみの収集
焼却や汚水処理後の活性余剰汚泥の焼却を不要とする、
ディスポーザーによる生ごみの処理排水の処理を安全、
廉価に処理して河川に直接放流できるシステム、即ち焼
却に代わる低コスト低環境負荷技術が、解決しようとす
る課題である。更に、既存の処理施設を有効利用して本
発明のシステムを付加する技術が、解決しようとする課
題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ィスポーザー生ごみ処理排水と汚泥をオゾン酸化反応処
理するために、下水道、農業集落排水施設、合併浄化槽
及び食品工場廃水施設等に超微細気泡のオゾン化空気を
注入するエアレーションシステムを設ける手段を施し
た。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明の実
施における槽類での処理において、処理水の性状及び流
入負荷に応じ、注入するオゾン量と空気量とを最適に設
定する酸化還元電位制御により、嫌気撹拌、オゾン化空
気の注入、微細粒径気泡の空気注入の時間、オゾン注入
濃度、注入量等を繰り返し行うエアレーションのサイク
ルを最適に組み合わせる手段を施した。
【0009】請求項3の発明では請求項1の発明の実施
におけるエアレーションシステムとしては、配管式エア
レーション、水中エアレーション及び両方式組合わせの
エアレーションによる手段を施した。
【0010】請求項4の発明では、請求項3の発明の実
施において、下水道の場合は、ビルピット、マンホー
ル、ポンプステーション、下水道管及び下水処理場にお
ける配管や槽類に、請求項3のエアレーションシステム
を設ける手段を施した。
【0011】請求項5の発明では、請求項4の発明の実
施における配管エアレーションの場合、本来の移送機能
のポンプにも新たにエアレーション機能を付加する手段
を施した二重機能化し、更に、本来の移送管の配管にも
新たにエアレーション機能を付加する手段を施し二重機
能化した。
【0012】請求項6の発明では、請求項5の発明の実
施において、処理性能を高める必要に応じ、ワンパス方
式のエアレーション化システムを多段とするカスケード
方式とする手段を施した。
【0013】請求項7の発明では、請求項4の発明の実
施において、処理性能を高める必要に応じ水中エアレー
ションの代わりに、または一緒に組合わせた外循環方式
の配管式エアレーションを設ける手段を施した。
【0014】請求項8の発明では、請求項3の発明の実
施において、農業集落排水施設と農業集落用マンホール
ポンプ場、合併浄化槽及び食品工場排水施設の場合は、
ポンプ配管や槽類に請求項3のエアレーションシステム
を設ける手段を施した。
【0015】請求項9の発明では、請求項3の発明で実
施する配管式エアレーションにおいて、ポンプ入り口配
管にオゾン化空気を注入することによって、ポンプ機能
の外にポンプミキシング機能を付加し、移送機能のポン
プにもエアレーション機能を付加した二重機能かしたエ
アレーションシステムを設ける手段を施した。
【0016】請求項10の発明では、請求項3の発明で
実施する移送管機能の配管に、管内エアレーション機能
を付加し、二重機能化したエアレーションシステムを設
ける手段を施した。
【0017】請求項11の発明では、請求項9の発明及
び請求項10の発明の配管式エアレーションの実施にお
いて、ワンパスエアレーションの外、高性能処理の場合
は、ツーパス、スリーパス、フォーパス等々のカスケー
ド方式を採用しする手段を施し、また、水中エアレーシ
ョンの実施において、高性能処理の場合は、外循環管方
式の配管式エアレーションと組合わせた手段を施した。
【0018】請求項12の発明では、請求項3の発明の
水中エアレーションの実施において、ビルピット、マン
ホールや下水道管を水中エアレーション用の反応タンク
(槽)と して、本来の機能以外の二重機能化した手段
を設けた。
【0019】請求項13の発明では、下水道、農業集落
排水、合併浄化槽及び食品工場排水施設等の槽(池)類
を水中エアレーション用の反応タンク(槽)として、本
来の機能 以外の二重機能化する手段を施した。
【0020】請求項14の発明では、請求項13の発明
の実施において、槽類における流入排水の水質により、
微量のオゾン化空気と微生物製剤とを組合わせ高濃度油
脂排水等に対応した手段を施した。
【0021】請求項15の発明では請求項1〜請求項1
4の発明の実施で得られた処理水に特定フィルター・シ
ステムを組み合わせた手段を施した。
【0022】
【発明の実施の形態】請求項1の発明の実施において
は、ディスポザー生ごみ処理排水・汚泥をオゾン酸化反
応処理するために、 都市部の下水道整備地域のビルピット、ポンプステー
ションにおいては、エアレーターから超微細気泡(2〜
3mμ〜1000mμ)のオゾン化空気(オゾン濃度2
0〜3000ppm)を注入、必要に応じ微生物製剤を
添加して実施する形態である。 都市部の下水処理場における貯留槽、調整槽、好気
槽、沈殿槽、活性汚泥貯留槽等にエアレーションシステ
ムを設け超微細気泡のオゾン化空気を注入、必要に応じ
微生物製剤を添加し、実施する形態である。 農業集落排水施設 及び合併浄化槽においては、ライ
ンミキサーまたは水中エアレーターシステムから超微細
気泡のオゾン化空気を注入、必要に応じ微生物製剤を添
加して実施する形態である。 ディスポーザー排水が流れ込んだ都市部下水道施設、
農業集落等の排水施設、合併浄化槽等にラインミキサー
又は、水中エアレーターシステムから、超微細気泡のオ
ゾン化空気を注入、必要に応じ微生物製剤を添加して実
施する形態である。 下水道施設、農業集落排水施設及び合併浄化槽からの
余剰活性汚泥にラインミキサー、水中エアレーターシス
テムから超微細気泡を注入して余剰汚泥専用処理の実施
形態である。 食品工場からの有機排水の浄化槽にラインミキサーま
たは水中エアレーターシステムから超微細気泡のオゾン
化空気を注入、必要に応じ微生物製剤を添加して実施す
る形態である。
【0023】請求項2の発明では、請求項1の発明の実
施における処理において、処理水の性状及び流入負荷に
応じ、注入するオゾン量と空気量とを最適に設定する酸
化還元電位制御により、嫌気撹拌、オゾン化空気の注
入、微細流刑気泡の空気の注入等の時間、オゾン注入濃
度、注入量等を繰り返して行うエアレーションのサイク
ルを最適に組み合わせて実施する形態である。
【0024】請求項3の発明における 配管式エアレーションは、槽に移送される配管におい
て、送水ポンプまたはミキシングポンプの前部の位置で
オゾン化空気を該配管内に注入して実施する形態であ
る。 水中エアレーションは、槽の内底部に設けられている
エアレーターからオゾン化空気を該槽内に注入して実施
する形態である。 両方式組合わせのエアレーションは、前記配管式エア
レーションと、水中エアレーションの両方のエアレーシ
ョンを二重に設けて実施する形態である。
【0025】請求項4の発明では、下水道の場合は、ビ
ルピット、マンホール、ポンプステーション、下水道
管、及び下水処理場における配管や槽類に請求項3の発
明のエアレーションを設けて実施する形態である。
【0026】請求項5の発明では、配管式エ アレーシ
ョンの場合、本来の移送機能のポンプにも新たにエアレ
ーション機能を付加し二重機能化し、更に、本来の移送
管の配管にも新たに反応槽としてのエアレーション機能
を付加し、二重機能化して実施する形態である。
【0027】請求項6の発明では、請求項4の発明の実
施において、処理性能を高める必要に応じてワンパス方
式のエアレーション化システムを、排水の負荷に応じ
て、循環方式を多段に設けるカスケード方式として実施
する形態である。
【0028】請求項7の発明では、請求項3の発明の実
施において、下水道の場合、ビルピット、マンホール、
ポンプステーション、下水道管及び下水処理場における
配管や槽類にじっしするに当たり、処理性能を高める必
要に応じ、水中エアレーションの代わりに、または、一
緒に組合わせた外循環方式の配管式エアレーションを設
けて実施する形態である。
【0029】請求項8の発明では、請求項3の発明の実
施において、農業集落配水施設と農業集落用マンホール
ポンプ場、合併浄化槽及び食品工場廃水施設等の場合
は、ポンプ配管や槽類に請求項2のエアレーションシス
テムを設けて実施する形態である。
【0030】請求項9の発明では、請求項3の発明の実
施おける配管式エアレーションにおいて、ポンプ入口配
管にオゾン化空気を注入することによって、ポンプ移送
機能の外にポンプミキシング機能を付加し、更に移送機
能のポンプにもエアレーション機能を付加した二重機能
化したエアレーションシステムを設けて実施する形態で
ある。
【0031】請求項10の発明では、請求項3の発明で
実施する移送管機能の配管に、反応槽としての管内エア
レーション機能を付加し、二重機能化したエアレーショ
ンシステムを設けて実施する形態である。
【0032】請求項11の発明では、請求項9の発明及
び請求項10の発明配管式エアレーションの実施におい
て、ワンパスエアレーションの外、高性能処理の場合
は、ツーパス、スリーパス、フォーパス等々のカスケー
ド方式を採用し、また水中式エアレーションの実施にお
いて、高性能処理の場合は外循環方式の配管式エアレー
ションと組合わせて実施する形態である。
【0033】請求項12の発明では、請求項3の発明の
実施の水中式エアレーションの実施において、ビルピッ
ト、マンホールや下水道管を水中エアレーション用反応
タンク(槽)として、本来の機能以外の二重機能化して
実施する形態である。
【0034】請求項13の発明では、下水道、農業集落
排水、合併浄化槽、及び食品工場排水等の槽(池)類を
水中エアレーション用反応タンク(槽)として、本来の
機能以外の二重機能化して実施する形態である。
【0035】請求項14の発明では、請求項13の発明
の実施において、槽類における流入排水の水質により微
量オゾン化空気(約20ppm)と微生物製剤とを組合
わせて高濃度油脂排水に対応して実施する形態である。
【0036】請求項15の発明では、請求項1〜13の
発明から得られた処理水を特定フィルター・システムと
を組み合わせて高度処理して実施する形態である。
【0037】
【実施例】本願発明を図面に基づいてせつめいすると、
図1は請求項1の発明の下水道、農業集落排水施設、食
品工場排水等の槽類のサイクル水中エアレーションの実
施例図である。汚水が流入した調整・嫌気・汚泥分解槽
1には、当初は嫌気撹拌Aがなされ、嫌気分解を進行さ
せた後、中濃度(400〜2000mg/l)の超微細
気泡(粒径20mμ〜2000mμ)オゾン化空気Bを
注入してオゾン分解を促進し、その後、空気Cのみを送
り込み好気分解を継続する。嫌気撹拌Aは嫌気性微生物
分解反応を促進する。オゾン化空気Bの注入はオゾン反
応、即ち、Oは有機性物質の分解作用と共に、残存O
は短時間にOに変化して好気性微生物の分解反応を
促進する。空気Cの注入は好気性微生物の生物反応を促
進する。流入負荷と流入水質に応じ24時間以内の、嫌
気撹拌A、オゾン化空気B、空気Cに係る最適時間配分
とにより、このエアレーションをサイクルし、所謂サイ
クルエアレーションのパターンを決定して操作を施すの
である。所期目的のエアレーションを1日24時間パタ
ーンで完了するように最適運転パターンを1槽及び2槽
に設けたORPセンサーFにより最適オゾン量及び空気
量を自動的に制御するシステムである。次いで該処理水
は沈殿槽3に移送される。移送後一定時間の沈殿時間
後、該沈殿槽3内の処理水に含まれる活性汚泥は沈殿す
る。該沈殿槽3の透明な上澄み部は河川に放流され、下
部の沈殿物は返送汚泥Dとして曝気槽2へ返送され、
曝気操作で好気性微生物反応に利用され、底部の沈殿物
は余剰汚泥Dとして調整・嫌気・汚泥分解槽1へ戻さ
れ、該サイクルエアレーションシステムにより反応及び
分解される。
【0038】図2は、大型装置や低濃度排水処理で汚泥
のみを専用分解する場合や、既設の貯留槽の有効利用す
る場合の、余剰汚泥の反応分解実施例図である。この場
合は、調整・嫌気・分解槽1と、曝気槽2と、沈殿槽3
とからなる反応分解の施設において、沈殿槽3の底部に
沈殿した余剰汚泥Dを分解処理するに当たり、該余剰
汚泥Dを汚泥分解槽4に移送する。該実施例は大量の
高濃度の汚泥の反応分解に適する。汚泥分解槽4内には
高性能のエアレーターEが設けられ、該槽内には中濃度
(1000〜2000mg/l)の超微細気泡(粒径2
0〜2000mμ)のオゾン化空気を注入して反応分解
を行う。サイクルエアレーションとは異なり、高濃度な
汚泥を専用に反応分解処理するものである。該エアレー
ターEは、高性能の撹拌能力を有し超微細粒径の気泡を
均一に混入し、気泡水流により内部を撹拌する作用を持
つ。該システムは従来の既設の大型施設や、低濃度排水
及び既設の汚泥貯留槽等にオゾン化空気を注入して汚泥
分解槽にする場合に好適なシステムである。
【0039】図3は、ビルピット、マンホール5におけ
る反応分解の実施例図である。該ビルピット、マンホー
ル5の内底部には高性能のエアレーターEが設けられ、
オゾン化空気Bが注入され、効率良く反応分解される。
該ビルピット、マンホール等のある地域の下水処理事情
がタイトな場合に、処理能力を分担して処理性能を上げ
るためにエアレーションにより高度処理まで行うことが
できる。高度処理の場合、必要によりサイクル・エアレ
ーションを行う。
【0040】図4は配管方式に係る単段のエアレーショ
ン・システムである。配管に設けられている移送ポンプ
Pの前部の位置でオゾン化空気Bを注入し、更に、ライ
ンミキサーMによりオゾン化空気Bを超微細気泡として
均一に移送注入するシステムである。このシステムは下
水道、農業集落排水、食品工場排水にける排水を反応槽
に移送する下水道管または配管に施すエアレーション・
システムである。
【0041】図5は、図4の単段方式のエアレーション
を多段とする所謂カスケ ード方式とし繰り返すエアレ
ーションシステムである。
【0042】図6は、分解反応槽6の配管エアレーショ
ンにおいて、該槽6内の処理汚水を循環パイプで循環す
る過程で、循環する移送ポンプの前部の位置において、
オゾン化空気を注入し、移送ポンプの後部に設けたライ
ンミキサーによって該槽6に移送する循環方式により、
分解反応処理をするエアレーションシステムである。処
理水質の高度化に有効である。
【0043】図7は、図6の配管エアレーションと水中
エアレーターEとの組み合わせ方式のエアレーションシ
ステムである。浄化処理の高度処理に極めて有効であ
る。
【0044】図8は本発明の実施において、生ごみディ
スポーザー排水処理システムを新設する場合フロー及び
コントロールシステムの例示である。生ごみディスポー
ザー排水は、排水配管から処理槽X内の施設、調整・サ
イクルエアレーション槽(レドックス槽)1、曝気槽
(レドックス槽)2、沈殿槽3の施設が設けられてい
る。レドックスA槽1及びレドックスB槽2の内部には
コントローラー10に接続された酸化還元電位(OR
P)センサーF、Fが各々設けられている。また、
レドックスA槽1の底部には水中エアレーターE設けら
れている。
【0045】流入水がレドックスA槽1に流入すると、
水中エアレターEが当初は嫌気撹拌をなし、一定のOR
P値に達したとき、適度なオゾン化空気がオゾンゼネレ
ーター8から注入され、一定のORP値に達したときエ
アーブロワー9から空気Cが注入される。レドックスA
槽1内の処理水によっては、適宜ディスペンサー11か
ら微生物製剤が注入され微生物反応を促進する。該A1
槽が一定のORP値に達したとき、処理水はレドックス
B槽2に移送される。該B槽2には空気Cが注入され、
曝気作用を促進する。一定のORP値に達したとき、処
理水は沈殿3に移送される。沈殿槽3内の処理水は一定
時間の放置により、残留有機物は下部に沈殿し、上部に
は無色、無臭、透明、殺菌された上澄み部となり、該上
澄み部は河川に放流され、該排水の処理が終了となる。
【0046】該発明の操作は、ORPセンサーF、F
の信号をコントローラー10が感知し、水中エアレー
ターE、オゾンゼネレーター8、エアブローワー9等に
自動的に調節するエアレーションシステムである。
【0047】
【発明の効果】本発明は、ディスポーザー生ごみ排水の
処理を安全、短期間、廉価、無臭、無色の殺菌ができ
る。即ち、汚水・汚泥の浄化処理の後は、河川への放流
基準のBOD・COD値が20ppm以下であることは
当然であり、本発明の実施では2〜3ppmであるか
ら、処理水を河川に直接放流することができる。本発明
の実施により生ごみ・汚泥の焼却を要しないから、ダイ
オキシン、環境ホルモンの問題を惹起することもない。
【0048】また、新設の浄化処理施設の建設の場合
は、所要場所は狭小な面積で可能であり、また既設の下
水、農業集落排水、合併浄化槽等の施設、工場有機排
水、活性汚泥分解の各槽の全ての場合に改善策としての
活用が可能である。
【0049】更に、請求項1〜14の発明の実施から得
られる処理水を特定フィルター・システムにより処理す
ることにより、給水に再生が可能であり、水資源のリサ
イクルに活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】浄化槽及び下水道、農業集落排水施設、食品工
場排水施設の槽類のサイクル水中エアレーションの実施
例図である。
【図2】汚泥貯留槽または汚泥分解槽における汚泥分解
実施例図である。
【図3】ビルピット、マンホールにおける水中エアレー
ション実施図である。
【図4】配管における単段エアレーション実施図であ
る。
【図5】配管における多段エアレーション実施図であ
る。
【図6】循環方式の配管におけるエアレーション実施図
である。
【図7】水中方式と配管方式を組み合わせたエアレーシ
ョン実施図である。
【図8】本発明の新設の場合の排水処理システムであ
る。
【符号の説明】
1 調整・サイクルエアレーション槽(レドックスA
槽) 2 曝気槽(レドックスB槽) 3 沈殿槽 4 汚泥分解槽 5 ビルピット、マンホール 6 分解反応槽 7 分解反応槽 8 オゾンゼネレーター 9 エアーブロワー 10 コントローラー 11 ディスペンサー A 嫌気撹拌 B オゾン化空気 C 空気 D 汚泥 D 返送汚泥 D 余剰汚泥 E エアレーター F ORPセンサー M ラインミキサー P 移送ポンプ X 処理槽 Y コントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/02 C02F 11/02 C12M 1/00 C12M 1/00 H

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスポーザー生ごみ処理排水と汚泥をオ
    ゾン酸化反応処理するために、下水道、農業集落排水施
    設、合併浄化槽及び食品工場排水施設に、超微細気泡
    (2〜3mμ〜1,000mμ)のオゾン化空気(オゾ
    ン濃度20〜3000ppm)を注入するエアレーショ
    ンシステムを設けた水処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1の発明の実施における槽類での処
    理において、処理水の正常及び流入負荷に応じ、注入す
    るオゾン量と空気量とを最適に設定する酸化還元電位
    (ORP)制御により、嫌気撹拌、オゾン化空気の注
    入、微細粒径気泡の空気の注入の時間、注入濃度、注入
    量等を繰り返し行うエアレーションのサイクルを最適に
    組み合わせた水処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1の発明の実施におけるエアレーシ
    ョンシステムは、配管式エアレーション、水中式エアレ
    ーション、及び両方式組み合わせのエアレーションによ
    る水処理システム。
  4. 【請求項4】請求項3の発明の実施において、下水道の
    場合は、ビルピット、マンホール、ポンプステーショ
    ン、下水道管及び下水処理場における配管や槽類に、請
    求項3のエアレーションシステムを設けた水処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項4の発明の実施における配管エアレ
    ーションの場合、本来移送機能のポンプにも新たにミキ
    シング・エアレーション機能を付加した二重機能化し、
    更に本来の移送管の配管にも新にエアレーション機能の
    反応槽機能を付加した二重機能化した水処理システム。
  6. 【請求項6】請求項5の発明の実施において、処理性能
    を高める必要に応じ、ワンパス方式のエアレーション化
    システムを多段とするカスケード方式とした水処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】請求項4の発明の実施において、処理性能
    を高める必要に応じ水中エアレーションの代わりに、又
    は一緒に組み合わせた外循環方式の配管式エアレーショ
    ンを設けた水処理システム。
  8. 【請求項8】請求項3の発明の実施において、農業集落
    排水施設と農業集落用マンホールポンプ場、合併浄化槽
    及び食品工場排水施設の場合は、ポンプ配管や槽類に請
    求項2のエアレーションシステムを設けた水処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項3の発明で実施する配管式エアレー
    ションにおいて、ポンプ入口配管にオゾン化空気を注入
    することによって、ポンプ移送機能の外にポンプミキシ
    ング機能を付加し、移送機能のポンプにもエアレーショ
    ン機能を付加した二重機能化したエアレーションシステ
    ムを設けた水処理システム。
  10. 【請求項10】請求項3の発明で実施する移送管機能の
    配管に、管内エアレーション機能と反応槽機能を付加
    し、二重機能化したエアレーションシステムを設けた水
    処理システム。
  11. 【請求項11】請求項9の発明及び請求項10の発明の
    配管式エアレーションの実施において、ワンパスエアレ
    ーションの外、高性能処理の場合は、ツーパス、スリー
    パス、フォーパス等々のカスケード方式を採用し、また
    水中式エアレーションの実施において、高性能処理の場
    合は、外循環方式の配管式エアレーションと組合わせた
    水処理システム。
  12. 【請求項12】請求項3の発明の水中式エアレーション
    の実施において、ビルピット、マンホールや下水道管を
    水中エアレーション用の反応タンク(槽)として、本来
    の機能以外の二重機能化した水処理システム。
  13. 【請求項13】下水道、農業集落排水施設、合併浄化
    槽、及び食品工場排水施設等の槽(池)類を水中エアレ
    ーション用のタンク(槽)として、本来の機能以外の二
    重機能化した水処理システム。
  14. 【請求項14】請求項13の発明の実施において、槽類
    における流入排水の水質により微量オゾン化空気(約2
    0ppm)と微生物製剤とを組み合わせて高濃度油脂排
    水等に対応した水処理システム。
  15. 【請求項15】請求項1〜14の発明の実施に係る浄化
    処理水を特定フィルター・システムと組み合わせた高度
    再生水処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043134A1 (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 International Environment And Engineering Co., Ltd. パームオイル製造廃水処理装置及びパームオイル製造廃水の処理方法
CN1325403C (zh) * 2005-01-04 2007-07-11 北京师范大学 河道淤泥就地资源化利用方法
JP2008149215A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Sharp Corp 浄化装置

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