JP2002210391A - 多噴口ノズル - Google Patents

多噴口ノズル

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JP2002210391A
JP2002210391A JP2001013875A JP2001013875A JP2002210391A JP 2002210391 A JP2002210391 A JP 2002210391A JP 2001013875 A JP2001013875 A JP 2001013875A JP 2001013875 A JP2001013875 A JP 2001013875A JP 2002210391 A JP2002210391 A JP 2002210391A
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tip
spray
spray pattern
groove
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Toshiaki Mizumoto
利昭 水本
Akio Shimizu
明男 清水
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H Ikeuchi and Co Ltd
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H Ikeuchi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易構造かつ小型形状にして噴霧範囲を拡大
する。 【解決手段】 内部空間を有する短筒形状で、噴射側の
先端中央に円錐噴霧パターンの中央噴口を設けると共
に、先端近傍の外周面に先端側に縮径する錐面を設け、
該錐面に周方向に間隔をあけて上記内部空間と連通する
扇形噴霧パターンの外周噴口を複数個設け、これら外周
噴口は、その扇形噴霧パターンの長手方向がノズルの軸
線方向と同一方向あるいは所要角度傾いた方向となるよ
うにし、上記内部空間より中央噴口および外周噴口を通
して噴霧される流体の噴霧パターンを組み合わせて略大
円の充円錐噴霧パターンを形成する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多噴口ノズルに関
し、詳しくは、ノズルを簡易構造かつ小型形状にして、
微粒化した流体を広範囲に略大円形で噴霧するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、火災等における消火目的で使
用する消化用ノズルとしては、多数の噴口を設けた所謂
多頭ノズルが広い範囲で噴霧できることより用いられて
いる。
【0003】図15(A)(B)は、従来の多頭ノズル
1であり、内部に空間部2dを有するノズル本体2の先
端部2aに円錐噴霧パターンのノズルチップ3−Aを取
り付けると共にノズル本体2の先端側外周の六つの傾斜
面2bにノズルチップ3−B〜Gをそれぞれ取り付けて
いる。これら中央のノズルチップ3−Aおよび外周のノ
ズルチップ3−B〜3−Gには、いずれも円錐噴霧パタ
ーンとなる噴口を設けている。
【0004】上記多頭ノズル1を吊り下げ部位となる天
井Tより下方に距離k離して取り付けた状態で噴霧した
場合、図16(A)(B)に示す結果となる。即ち、図
16(A)に示すように、外周に取り付けられたノズル
チップ3−B〜Gの噴口より噴霧された流体が、ある程
度の距離まで広がった後、内側に湾曲してから鉛直方向
に下降するという、図中実線で示す外形の噴霧形状を描
いていた。このような噴霧形状となるのは、鉛直下向き
の外部気流G1の影響を受けるためと考えられる。
【0005】図16(B)は、上記噴霧形状の断面方向
となる噴霧パターン5であり、各ノズルチップ3−A〜
Gの噴口より噴霧された流体が個々に拡散して充円錐形
の噴霧パターン5aとなり、全体として略円形状の噴霧
パターン5を形成している。なお、噴霧パターン5は、
噴霧範囲の内部がほぼ均等に流体の細かい粒子が噴霧さ
れているため、噴霧範囲の内部は、外部と遮断された状
態、即ち、酸素が供給されない状態となるので、多頭ノ
ズルは消火用に適したノズルとなっている。
【0006】なお、図16(A)の噴霧形状は、図15
(A)に示すノズルチップ3−B〜Gの取付角度αが9
0度の場合であり、取付角度を広げていくと噴霧直後の
噴霧角度も広がる。図17(A)は多頭ノズル1’の各
ノズルチップの取付角度αが120度の場合の噴霧形状
であり、図17(B)は取付角度αが、180度の場合
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、周囲の
円錐噴霧パターンの噴口を有するノズルチップの取付角
度を広げていくと噴霧角度は広げることができるが、噴
霧パターンは円錐形であるためノズルから全体に万遍な
く流体を広げてしまうため、直進力が弱く外部気流の影
響を受けやすくなり、下方に垂下した噴霧範囲をそれほ
ど広げられない問題がある。例えば、多頭ノズルを天井
から500mm下方に設置してノズルから下方へ300
0mm離れた場所における噴霧範囲w1,w2、w3
は、図16(A)で約1000mm、図17(A)で約
1300mm、図17(B)の場合でも約1500mm
程度にしかならない。よって、消火目的で多頭ノズルを
使用するとなると、噴霧されない箇所をなくすためには
約1500mm以内のピッチで多頭ノズルを多数配列さ
せる必要があり、設置に要するコストが増加する問題が
ある。
【0008】なお、図18に示すように、多頭ノズル1
を天井Tに直接設置した場合は、外部気流G1の影響が
低減されるため、天井Tより距離をあけて設置した場合
の噴霧角度(図中破線で示す)に比べて噴霧角度が広が
り(図中実線で示す)、それに伴い噴霧範囲も広がるこ
とが知られており、このようにノズルを設置した場合、
上記問題は多少緩和される。しかし、多頭ノズルを全て
の使用箇所において天井に直接設置できるとは限らない
ため、上記問題は依然として存在する。
【0009】また、多頭ノズルは、ノズル本体に多数の
ノズルチップを取り付けた構造となっているため、部品
点数が多くなり組立に要する手間もかかりコストが上昇
する問題がある。さらに、このように多数の部品から組
み立てるため、完成した多頭ノズルの外形寸法はどうし
ても大きくなっていしまい、図15(A)に示す、多頭
ノズル1でもサイズにより高さh1は約54〜115m
m、幅s1は約69〜156mmにも及び、多頭ノズル
の設置箇所等が外形の大きさより制限を受けてしまう場
合が多くなる問題もある。
【0010】本発明は上記した種々の問題に鑑みてなさ
れたものであり、流体の噴霧範囲を広げることを第一の
課題としている。さらに、ノズルの構造を簡易にすると
共に外形寸法も小型化しコスト低減および使用性の向上
を図ることを第二の課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、内部空間を有する短筒形状で、噴射側の
先端中央に円錐噴霧パターンの中央噴口を設けると共
に、先端近傍の外周面に先端側へ先細の錐面を設け、該
錐面に周方向に間隔をあけて上記内部空間と連通する扇
形噴霧パターンの外周噴口を複数個設け、これら外周噴
口は、その扇形噴霧パターンの長手方向がノズルの軸線
方向と同一方向あるいは所要角度傾いた方向となるよう
にし、上記内部空間より中央噴口および外周噴口を通し
て噴霧される流体の噴霧パターンを組み合わせて略大円
の円錐噴霧パターンを形成する構成としていることを特
徴とする多噴口ノズルを提供している。
【0012】このようにノズル周囲の外周噴口の噴霧パ
ターンを、従来の円錐パターンのものから扇形噴霧パタ
ーンにすると、扇形の噴霧パターンは細長形状であるた
め長手方向の噴霧力は強くなり、長手方向の噴霧距離を
円錐パターンに比べて外部気流の影響をはねのけて伸ば
すことができる。よって、本発明では周囲に複数設ける
外周噴口を、噴霧パターンの長手方向がノズル基部の軸
線方向と平行に、あるいは、所要角度範囲で傾けている
ので、全外周噴口の噴霧パターンは、噴霧角度も広がっ
た噴霧範囲の大きいパターンを形成することができる。
【0013】上記中央噴口は空円錐噴霧パターンの噴口
としていることにより、噴霧範囲が広がっても、噴霧パ
ターンの内部には霧化された流体の粒子が拡散して存在
し、消火用ノズルとして好適に使用される。なお、周囲
に設ける外周噴口は対称性の優れた噴霧パターンを形成
するためには等間隔で形成することが好ましく、設ける
個数は4〜8個、好ましくは6個であるが、使用状況等
にあわせて適宜増減される。
【0014】上記錐面は円錐面からなり、該円錐面に周
方向に間隔をあけて軸線方向に延在する溝部を凹設し、
これら溝部の内部に上記外周噴口を開口して、外周噴口
の噴霧パターンを扇形にしている。
【0015】具体的には、ノズル本体と、該ノズル本体
の先端開口に内嵌するノズルチップとを備え、上記中央
噴口をノズルチップの先端に形成すると共に、上記ノズ
ル本体の外周面に円錐状の錐面を設け、該錐面に上記外
部噴口を形成している。
【0016】このように、ノズル本体に直接に溝部を設
けると共にこれら溝部内に外周噴口を配置すると、所謂
扇形ノズルをノズル本体の周囲に設けたことと同様にな
る。よって、従来のように多数のノズルチップをノズル
本体に取り付ける必要が無くなり、ノズルを構成する部
品点数を大幅に削減して構造も簡易化できる。また、ノ
ズルの組立に要する手間も削減され、ノズル製作にかか
るコストも低減できる。その上、ノズル本体の周囲から
ノズルチップが突出しないため、ノズル全体の外形寸法
も大幅に小型化でき、ノズルの大きさを起因とする設置
箇所の制限も受けににくなり使用性も向上できる。
【0017】上記溝部は、その長さ方向とノズルの軸直
交方向の中心線とを0度以上30度以下の角度範囲で交
差させて、上記扇形噴霧パターンの長手方向をノズル軸
線方向に対して傾いた方向としている。
【0018】上記溝部の溝長さ方向は、扇形噴霧パター
ンの長手方向とほぼ一致するため、溝部の溝長さ方向は
ノズルの噴霧範囲と密接に関係する。よって、溝長さ方
向を上記角度範囲にすることで、用途に合わせた噴霧パ
ターンを種々形成することができる。即ち、消化用ノズ
ルとして最も好適に用いられるが、その他の、ガス、廃
ガスなどの冷却、洗浄、調質、加湿、鎮塵等を目的で本
発明のノズルを好適に使用でき、これらの用途に応じて
種々の噴霧パターンとすることができ、噴霧される流体
量も節約できる。
【0019】具体的には、溝長さ方向とノズルの軸直交
方向の中心線とが0度以上、即ち、溝部の長手方向とノ
ズルの軸線を重ねるようにして見た際に両者が平行とな
る場合は、外周噴口から流体がノズルの断面方向(軸直
交方向)で放射状に法線方向へ噴霧されて、扇形噴霧パ
ターンの長手方向がノズルの軸線方向と一致し、外部気
流の影響を受けにくくなるため、噴霧パターンの噴霧範
囲は最大にできる。しかし、ノズル全体の噴霧パターン
の断面は、噴霧範囲が拡大するにつれて隣接する外周噴
口からの噴霧力の影響が強くなるため、噴霧パターンの
全体形状は周囲に凹凸を有する、所謂ヒトデ形の形状と
なる。一方、溝長さ方向を徐々に傾斜させていくと、噴
霧パターンの周囲の凹凸が徐々に減少され傾斜角度が3
0度でほぼ大円形にでき、しかも、均等な噴霧分布を実
現できる。但し、傾斜角度を0度から大きくしていく
と、噴霧範囲も徐々に縮小していくので、噴霧範囲を大
きく確保した上で噴霧パターンを略大円形にするには、
傾斜角度を15度前後に設定するのが好ましい。
【0020】上記溝部は、溝深さ方向を上記錐面の法線
に対して傾斜させている。このように溝部の溝深さ方向
を傾斜させると、外周噴口の噴口方向とノズルの軸線方
向とがなす角度が小さい場合でも、外周噴口から噴霧さ
れる流体が傾斜した溝部に沿って噴出されるので噴霧角
度を広げることができる。よって、ノズル本体自体の小
型化や加工時の工具との干渉等で、外周噴口の噴口方向
とノズル本体の軸線方向とがなす角度を大きく取れない
場合に、上記のように溝深さを傾斜させることで適切な
噴霧角度を維持できる。なお、外周噴口の噴口方向とノ
ズル本体の軸線方向とがなす角度を大きく取れる場合で
も、溝深さを傾斜させると、一段と大きい噴霧角度を確
保できる。
【0021】上記外周噴口は、噴口方向を上記ノズル本
体の軸線方向に対して20度以上90度以下の角度範囲
で交差させることが好適である。このように、外周噴口
の噴口方向を上記範囲で設定することにより、用途に応
じた噴霧角度および噴霧範囲を設定できる。なお、ノズ
ル本体を金属材から削り出しで形成する場合は、加工用
工具との干渉により20度以上30度以下の範囲でしか
外周噴口を形成することは困難であるが、ノズル本体を
樹脂成形、鋳造、MIM(メタル・インジェクション・
モールディング)等で形成することにより、外周噴口を
30度以上90度以下で形成することが可能になる。
【0022】上記中央噴口に近接した位置で且つ上記外
周噴口よりも噴射側先端位置に流体旋回手段を設け、上
記中央噴口より噴霧される流体のみを旋回状態で外部に
噴霧させる構成としている。具体的には、ノズル本体に
内嵌固定するノズルチップの外周面に軸線方向に傾斜し
た溝や貫通穴等を設け、これら溝等に流体を通して旋回
流を発生させている。また、ノズルチップに旋回溝や旋
回穴を設ける代わりに、旋回溝を設けたワーラーを取り
付けてもよい。
【0023】このように流体旋回手段を設けると、中央
噴口より噴霧される流体が旋回しながら拡散するので、
噴霧範囲が広くなり、均等な流量分布で円形全面噴霧が
可能となる。また、周囲に設けた外周噴口により噴霧範
囲が広がっても、広がった隙間に中央噴口からの霧化さ
れた流体が拡散するので、噴霧範囲内を霧化した流体で
充たすことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
多噴口ノズルを図面を参照して説明する。図1、2、3
(A)(B)は、本発明の第一実施形態の多噴口ノズル
10であり、図2、3(A)に示すように、ノズル本体
11、ノズルチップ15、パッキン16、ノズルチップ
押さえ板17より構成している。
【0025】上記ノズル本体11は、先端側の近傍外周
に先端噴射側へ向かって先細に縮径する円錐面11aを
設け、周方向に間隔を開けて六個の溝部13を凹設し、
各溝部13の底部には外周噴口14を配置している。ま
た、ノズル本体11の先端の開口11tに内嵌固定する
ノズルチップ15の先端に中央噴口15fを設けてい
る。
【0026】ノズル本体11は金属材料を切削加工によ
り一体の形状で形成している。ノズル本体11の内部空
間は、その後部側を流体流入用の大径空間11cとし、
後端11k側の端面11dを開口にして流体流入口と
し、大径空間11cの内周面にネジ溝を切って流体供給
管(図示せず)にネジ止めできるようにしている。
【0027】上記大径空間11cの先端側には、連続し
て内周面11eを傾斜させた縮径空間11sを設け、該
縮径空間11sに連続して小径のノズルチップ内嵌部1
1gを設け、該ノズルチップ内嵌部11gの先端側に開
口11tを設け、該開口の内周にノズルチップ押さえ用
の突起11uを突設している。
【0028】上記縮径空間11sの外面が上記した円錐
面11aと対応し、傾斜した内周面11eより外周の円
錐面11aに貫通する外部噴口14を形成している。外
周噴口14は、内周面11eの面角度と略直交させてお
り、第一実施形態の多噴口ノズル10では、各外周噴口
14の噴口方向とノズル本体11の軸線11fとがなす
噴口角度θ1を30度に設定している。これら外周噴口
14は、外側に設けた溝部13の位置に合わせてドリル
による加工で穿設している。
【0029】一方、ノズル本体11の外面は、後端11
kの近傍を六角形状に形成してスパナ等の工具の係合部
11hを形成している。係合部11hから先端側には円
柱周面部11jをはさんで円錐面11aを形成してい
る。図3(B)に示すように、この円錐面11aに溝部
13を等間隔に六等分した箇所にそれぞれ凹設してお
り、各溝部13の溝長さ方向を、ノズル本体11の軸直
交方向の中心線11iに対して溝角度θ2で傾斜させて
いる。第一実施形態の多噴口ノズル10では溝角度θ2
を15度に設定している。
【0030】各溝部13は、図4(A)にも示すよう
に、溝断面形状をV字形状にしており、円錐面11aの
後端側へいくに従い、傾斜した溝角度θ2によりノズル
本体11の中心線11iと溝部13は離れた位置関係に
なる。なお、溝部13の溝形状はV字形状以外にも、図
4(B)(C)に示すように、略U字形状や角溝形状で
形成してもよい。
【0031】これら溝部13を設けた円錐面11aより
先端側は縮径した縮径錐面11nとしており、このよう
に縮径錐面11nを設けることで溝部13自体の長さ寸
法を短くして加工の手間を削減すると共に、溝部13か
らの流体の噴出を妨げないようにしている。
【0032】ノズルチップ15は、図5(A)(B)に
示すように、外周に鍔部15aを形成した短柱部材であ
り、後方側となる一端面15bには旋回溝15cを対向
して設けると共に一端面15bの中央部を凹設して旋回
溝15cと連続する空洞部15dを設けている。また、
先端側の他端面15eには、中心部に中央噴口15fを
穿設して空洞部15dと連通させている。なお、鍔部1
5aの直径寸法は、ノズル本体11のノズルチップ内嵌
部11gの内径寸法に対して抵抗無く収まる寸法に設定
している。
【0033】また、押さえ板17は、図2に示すよう
に、円板形状の板部材の対向箇所を切り落として切欠部
17aを形成した形状にしており、この切り落とされた
箇所を流体が通過するようにしている。押さえ板17の
後側外周部分の直径寸法は、ノズル本体11のノズルチ
ップ内嵌部11gの内径寸法に対して圧入となる寸法に
設定している。なお、押さえ板17は、上記形態以外に
も、図6に示す押さえ板17’のように、円板周囲部に
多数の円弧状の切欠部17a’を設けた形状にしてもよ
い。
【0034】多噴口ノズル10の組立は、図2、3
(A)に示すように、ノズル本体11のノズルチップ内
嵌部11gに、Oリング状のパッキン16を先端側から
鍔部15aへ嵌め込んだノズルチップ15を内嵌した
後、押さえ板17をノズルチップ内嵌部11gに圧入し
て押し込み、パッキン16を挟んでノズルチップ15の
鍔部15aをノズルチップ内嵌部11gの突起11uに
当接させている。
【0035】このように短い工程で組立の完成した多噴
口ノズル10は、部品点数がノズル本体11、ノズルチ
ップ15、パッキン16、ノズルチップ押さえ板17と
いう4点のみで、外形寸法も従来に比べて小型化されて
いる。具体的に第一実施形態の多噴口ノズル10では高
さ寸法H1は26.3mm、幅寸法S1は30mmとな
っており、図15(A)の従来の多頭ノズル1に比べて
高さで約1/2〜1/4、幅で約1/2〜1/5に小型
化されている。
【0036】次に、多噴口ノズル10による流体の噴霧
を以下に説明する。上記多噴口ノズル10では、ノズル
本体11の大径空間11cに流入した流体(水等)の一
部は、ノズル本体11の外周の6つの外部噴口14より
噴射され、溝部13に沿って、扇形噴口パターンで噴霧
される。また、流体の残部は縮径空間11sから押さえ
部17の切欠部17aを通過した後、ノズルチップ15
の旋回溝15cを通過し旋回流となって、中央噴口15
fより円錐噴霧パターンで噴霧される。
【0037】上記多噴口ノズル10の噴霧実験をした結
果は、図7(A)に示すように、多噴口ノズル10を天
井Tからの下方距離kを500mmとして下方に向けて
設置した状態で、流体を噴霧すると噴霧角度を維持した
まま広がりその後、一旦内側に屈曲すること無く、その
まま下方に垂下した形状になっていた。このような、形
状になるのは、図8に示すように、多噴口ノズル10内
を流れる流体Rの一部が、外周噴口14を経て溝部13
により扇形パターンとして外周部に噴霧されるので、勢
いのある扇形パターンの噴霧は、鉛直下方の外部気流G
1の影響にも抗して広がり噴霧距離を広げるためと考え
られる。
【0038】図7(A)に示すように、上記噴霧形状に
おける多噴口ノズル10から下方へ3000mm離れた
場所における噴霧範囲W1は約2400mmで、図16
(A)、図17(A)(B)の従来の噴霧範囲w1〜w
3に比べて約1000mm前後も広がっている。一方、
図7(B)に示すようにように噴霧形状の断面方向の噴
霧パターン18は、周囲の凹凸も少ない略大円の充円錐
形状を形成している。具体的には中央部分は充円錐形で
周囲を略法線方向の霧化した流体が、ほぼ均等に分布し
た状態になっている。
【0039】これは、図8に示すように、上記多噴口ノ
ズル10では、中央噴口15fから旋回流で噴霧範囲の
中央へ流体が噴霧されると共に、周囲の下向きの外部気
流G2が外周噴口14からの噴霧流体を引き寄せ、噴霧
範囲の内部における各噴口の隙間となる箇所も霧化して
拡散された流体により充たされてしまうためと考えられ
る。さらに、外周噴口14もノズル本体の軸線に対して
15度傾斜させているため、扇形噴霧パターンの長手方
向も傾き、噴霧パターン18の周囲の凹凸を少なくして
いると考えられる。なお、第一実施形態の多噴口ノズル
10で噴霧された平均粒子径は約100μmであった。
【0040】よって、多噴口ノズル10は、均等に広範
囲で大円形の噴霧を行うため、多数のノズルを並設する
場合も、従来に比べて並設するピッチを広げて配置する
ことが可能となり、必要な個数も削減できる。
【0041】なお、第一実施形態の多噴口ノズル10
は、上記形態に限定されるものではなく、使用用途や条
件等に合わせて、図3(A)に示す外周噴口14の噴口
方向となる噴口角度θ1を30度以外にも20度から9
0度の範囲で適宜設定してもよい。因みに、噴口角度θ
1を30度より小さくすると、噴霧角度は狭くなり、3
0度より大きくすると噴霧角度は大きくなり、噴霧角度
の変動に伴い噴霧範囲も変動する。
【0042】また、溝部13の溝角度θ2も15度以外
に0度から30度の範囲で形成してもよく、溝角度θ2
を0度にすると、図9(A)に示すように噴霧範囲W2
は広がり約2500mmになるが、噴霧パターン18’
の外周の凹凸は大きくなる。また、溝角度θ2を30度
にすると、図9(B)に示すように噴霧範囲W3は狭く
なり約2300mmになるが、噴霧パターン18”は略
真円形状となり、より均等な噴霧が可能となる。
【0043】上記のような変動は、図10(A)(B)
に示すように、溝角度θ2を0度にすると、外周噴口1
4からの扇形噴霧パターンの長手方向が上下方向と一致
し、鉛直下方の外部気流G1と噴流Fが同方向となるた
め、外部気流G1の影響を受けにくくなり、外周噴口1
4を設けた箇所の噴霧力が強くなるので、図9(A)に
示すような、外周噴口14の箇所における噴霧が放射状
に直進して凸形状になる。また、図10(B)に示すよ
うに、溝角度を傾斜させる程、噴流Fが外部気流G1の
影響を受けやすくなるので噴霧パターンの凸部が抑えら
れ、かつ、影響を受けた霧化流体が内部方向へ曲げられ
るので、より均等な噴霧パターンになっている。
【0044】なお、多噴口ノズル10も図18に示すよ
うに、天井へ直接設置すると、上述した各噴霧範囲W
1、W2、W3は更に増大する。さらに、溝部13の溝
深さ方向も、図11に示すように、ノズル本体の円錐面
11a”’の法線11m”’に対して溝部13”’の溝
深さ方向13a”’を傾斜させるようにしてもよい。こ
のように溝部13”’を傾斜すると、噴霧される流体が
傾斜した溝部13”’に沿って噴出され、さらに噴霧角
度が増大している。
【0045】また、多噴口ノズル10は、上記した以外
にも、図12(A)(B)に示す多噴口ノズル10’の
ように、ノズル本体11’の円錐面11a’を先端面ま
で長く延在して、溝部13’も長く形成し、外周噴口1
4’による扇形噴霧パターンを長い溝部13’を介する
ことで、より噴霧パターンを長手方向に伸ばすようにし
てもよい。さらに、図13(A)(B)の多噴口ノズル
10”のように、ノズル本体11”の先端側に円柱部1
1s”を突出すると共に、外周噴口14”をノズル本体
11”の軸線に対して90度で設けるようにしてもよ
い。なお、これらの多噴口ノズル10、10’、10”
のノズル本体11、11’、11”は金属材からの削り
出しで形成する以外には樹脂成形、鋳造、MIMで形成
するようにしてもよく、周囲に設ける外周噴口14、1
4’、14”の個数も使用条件等に合わせて適宜増減し
てもよい。
【0046】図14(A)(B)は、本発明の第二実施
形態にかかる多噴口ノズル50であり、短柱状で内部に
空洞部51cを有するノズル本体51に、円錐噴霧パタ
ーンを有する噴口を設けたノズルチップ52、扇形噴霧
パターンを有する噴口を設けたノズルチップ53−A〜
Fを取り付けたものである。ノズル本体51は先端側の
外周面を先細に傾斜した六等分した錐面51bとしてお
り、これら各錐面51bにノズル部取付用のネジ穴部5
1dを穿設している。これらネジ穴部51dのネジ穴方
向とノズル本体51の軸線51fとのなす角度θ3は、
45度以上90度以下の範囲で設けるようにしている。
【0047】これらネジ穴部51dには、上記ノズルチ
ップ53−A〜Fをネジ止めにより取り付けており、こ
の際、ノズルチップ53−A〜Fの扇形噴霧パターンを
形成するスリット部53aのスリット方向とノズル本体
51の中心線51eとがなす角度θ4は、第一実施形態
の多噴口ノズル10と同様に、0度以上30度以下にな
るようにしている。また、ノズル本体51の先端面51
aにも中央ネジ部51iを穿設し、空円錐形の噴霧パタ
ーンのノズルチップ52をネジ止めしている。
【0048】多噴口ノズル50の噴霧形状は、第一実施
形態の多噴口ノズル10と略同等であり、周囲の多数の
ノズルチップ53−A〜Fより扇形パターンで流体が噴
霧されると共に、先端のノズルチップ52からは空円錐
パターンで流体が噴霧され、ノズル全体では噴霧パター
ンは略大円の広範囲に均等な形状で流体を噴霧してい
る。なお、角度θ3,θ4の角度数値の関係は、第一実
施形態の多噴口ノズル10の噴口角度θ1と溝角度θ2
に相当するものであり、角度の大小と噴霧範囲の関係も
同様である。このように、第二実施形態の多噴口ノズル
50は、構造的には従来の多頭ノズル1と略同等である
が、噴霧パターンの噴霧範囲を大幅に広げている。
【0049】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明の多噴口ノズルを用いると、噴霧される流体の噴霧範
囲を従来のノズルに比べて大幅に広げることができる。
これにより、多数のノズルを間隔をあけて配列して使用
する場合等において、必要なノズル個数を削減でき、多
数のノズルを用いる施設等においてノズルにかかる費用
を削減することができる。また、多噴口ノズルは、外周
に設ける噴口の角度を適宜変更することにより噴霧角度
を変化させ、それに伴い、噴霧範囲を変動させることが
でき使用条件等に合わせた仕様を多数設定することも可
能になる。さらに、外周に設ける溝部の角度によって
も、噴霧パターンの外形形状を変動させることができ、
溝部の角度を適宜変位させることで、ヒトデ状の広範囲
の噴霧パターンから周囲に凹凸のない大円形状で噴霧分
布も均等にな噴霧パターンまで様々な仕様を設定でき
る。
【0050】さらに、本発明の多噴口ノズルは先端面に
は空円錐パターンの噴口を設けているので、噴霧パター
ンに隙間ができることなく霧化した粒子で噴霧範囲をみ
たすことができ、消火用ノズルとしても酸素遮断という
要件を満足できる。その上、ノズル本体に溝部を凹設す
るタイプの多噴口ノズルであれば、部品点数は4点で済
み、大幅にノズル構造を簡易化でき組立に要する手間や
部品費用も削減して、ノズル全体にかかるコストも大幅
に低減できる。また、上記構造の多噴口ノズルでは、ノ
ズル本体の外形寸法がそのままノズル全体の外形寸法と
一致するため、従来の多頭ノズルに比べて大幅に小型化
でき、小型化によりノズルの設置箇所等の制限も受けに
にくなりノズルの取付性や使用性も向上できる。なお、
本発明の多噴口用ノズルは、消火用以外にも種々の冷却
等にも適用可能であり、霧化して均等に噴霧されるため
使用される流体量も節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態にかかる多噴口ノズル
の斜視図である。
【図2】 第一実施形態の多噴口ノズルの分解斜視図で
ある。
【図3】 第一実施形態の多噴口ノズルであり、(A)
は要部断面図、(B)は底面図である。
【図4】 (A)は図3(B)のA−A断面図であり、
(B)(C)は変形例の溝部の断面図である。
【図5】 ノズルチップであり、(A)は断面図、
(B)は側面図である。
【図6】 変形例の押さえ板の正面図である。
【図7】 (A)は多噴口ノズルの噴霧形状の概略図、
(B)は噴霧パターンである。
【図8】 多噴口ノズルの流体の流れを示す断面図であ
る。
【図9】 (A)は溝部の溝長さ方向を0度にした場合
の噴霧パターン、(B)は溝部の溝長さ方向を30度で
傾斜させた場合の噴霧パターンである。
【図10】 (A)は溝部の溝長さ方向を0度にした場
合の噴霧形状を示す概略図、(B)は溝部の溝長さ方向
を30度で傾斜させた場合の噴霧形状の概略図である。
【図11】 変形例の溝部を示す溝深さ方向の断面図で
ある。
【図12】 多噴口ノズルの変形例であり、(A)は正
面図、(B)は要部断面図である。
【図13】 多噴口ノズルの別の変形例であり、(A)
は正面図、(B)は要部断面図である。
【図14】 第二実施形態の多噴口ノズルであり、
(A)は要部断面図、(B)は底面図である。
【図15】 従来の多頭ノズルであり、(A)は要部断
面図、(B)は底面図である。
【図16】 (A)は多頭ノズルの噴霧形状の概略図、
(B)は(A)のB−B断面となる噴霧パターンであ
る。
【図17】 (A)(B)は噴霧角度を相違させた場合
の噴霧形状の概略図である。
【図18】 天井にノズルを直接設置した場合の噴霧形
状の概略図である。
【符号の説明】
10 多噴口ノズル 11 ノズル本体 11a 円錐面 13 溝部 14 外周噴口 15 ノズルチップ 15c 旋回溝 15f 中央噴口 16 パッキン 17 押さえ板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間を有する短筒形状で、噴射側の
    先端中央に円錐噴霧パターンの中央噴口を設けると共
    に、先端近傍の外周面に先端側へ先細の錐面を設け、該
    錐面に周方向に間隔をあけて上記内部空間と連通する扇
    形噴霧パターンの外周噴口を複数個設け、これら外周噴
    口は、その扇形噴霧パターンの長手方向がノズルの軸線
    方向と同一方向あるいは所要角度傾いた方向となるよう
    にし、 上記内部空間より中央噴口および外周噴口を通して噴霧
    される流体の噴霧パターンを組み合わせて略大円の円錐
    噴霧パターンを形成する構成としていることを特徴とす
    る多噴口ノズル。
  2. 【請求項2】 上記錐面は円錐面からなり、該円錐面に
    周方向に間隔をあけて軸線方向に延在する溝部を凹設
    し、これら溝部の内部に上記外周噴口を開口して、外周
    噴口の噴霧パターンを扇形にしている請求項1に記載の
    多噴口ノズル。
  3. 【請求項3】 上記溝部は、その長さ方向とノズルの軸
    直交方向の中心線とを0度以上30度以下の角度範囲で
    交差させて、上記扇形噴霧パターンの長手方向をノズル
    軸線方向に対して傾いた方向としている請求項2に記載
    の多噴口ノズル。
  4. 【請求項4】 上記溝部は、その深さ方向を上記錐面の
    法線に対して傾斜させている請求項2または請求項3に
    記載の多噴口ノズル。
  5. 【請求項5】 上記中央噴口に近接した位置で且つ上記
    外周噴口よりも噴射側先端位置に流体旋回手段を設け、
    上記中央噴口より噴霧される流体のみを旋回状態で外部
    に噴霧させる構成としている請求項1乃至請求項4のい
    ずれか1項に記載の多噴口ノズル。
  6. 【請求項6】 ノズル本体と、該ノズル本体の先端開口
    に内嵌するノズルチップとを備え、上記中央噴口をノズ
    ルチップの先端に形成すると共に該ノズルチップに流体
    旋回手段を設ける一方、上記ノズル本体の外周面に円錐
    状の錐面を設け、該錐面に上記外部噴口を形成している
    と共に、該外部噴口より先端側に上記流体旋回手段を配
    置している請求項1乃至請求項5に記載の多噴口ノズ
    ル。
  7. 【請求項7】 上記外部噴口を周方向に一定間隔をあけ
    て4個〜8個設けており、消化用として用いるものであ
    る請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の多噴口
    ノズル。
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