JP2002209901A - ヘルニア治療プロテーゼ - Google Patents

ヘルニア治療プロテーゼ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 損傷の形状の不規則性に適合することがで
き、埋め込みが簡単で、埋め込みの際に全身麻酔の使用
を必要とせず、組織への取り込みに伴う半径方向への収
縮に耐えうる、ヘルニア治療プロテーゼを提供する。 【解決手段】 筋膜の組織に挿入されるか裏張りするた
めの閉塞部材(12)を有するヘルニア治療プロテー
ゼ。閉塞部材には、フィラメント(22)により上に被
さるシート(26)が取り付けられている。このフィラ
メントに沿って、閉塞部材と上に被さるシートは相対的
に摺動することができ、患部に対して手術のために最適
な取付、配向、配置になるように上に被さるシートを配
置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内に埋込み可能
なヘルニア治療プロテーゼおよび損傷を受けた組織また
は筋組織壁の補強および治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】様々なプロテーゼや埋め込み方法を使用
しながら、腹壁を補強し、腹壁の損傷を閉塞するため
に、様々な人工器官のメッシュ器具が提案されている。
外科的な治療を実行するための方法は、二つのアプロー
チ方法に大別される。まず、治療は、もっぱら損傷の前
側(外科医に近い方)からのみ行うことも可能である。
この方法では、筋膜に妨げられずにヘルニア嚢を切開
し、腹膜の前の空間にヘルニア嚢を押し戻し、さらに損
傷部分に永久的な閉塞を施す。この閉塞は、空間を塞ぐ
プロテーゼおよびそれを覆うあて布を用いて行われるか
(テンションフリー技術)、または縫合を用いることに
より実行される(テンション技術)。
【0003】損傷の前側からのテンションフリーな治療
方法の一例は、手術用のメッシュ生地を多層の円錐状に
折り畳み、このメッシュの栓をヘルニア損傷部に挿入し
て空隙を埋めることにより行う。このような多層のプロ
テーゼは、本質的に曲がりにくいものであり、損傷の形
状の変化に対して完全に適合することはできない。この
ため、その埋め込まれた物(インプラント)と腹壁との
間には隙間が残されてしまい、これがヘルニアの再発を
引き起こす潜在的原因となりうる。また、堅くて多層の
メッシュ栓は、体内に配備する際に、ねじれたり座屈し
たりするおそれがある。
【0004】米国特許第5,356,432号は、埋込
み可能なプロテーゼを開示しており、このプロテーゼ
は、ポリプロピレンのモノフィラメントで編まれたメッ
シュの生地から形成された円錐状の栓である。この円錐
状のインプラントの可撓性を高めるために、メッシュ体
には長手方向のひだが熱で形成されている。このため、
インプラントを損傷部の内部で圧縮すると、ヘルニアの
開口の形状にぴったりとマッチするようになっている。
しかし、この器具を筋膜に埋め込むと、円錐状の栓の先
端が内臓のヘルニア嚢を押してしまい、腹膜およびその
下にある内臓の長期的なただれを引き起こす可能性があ
る。一つの実施の形態では、この器具は、形成されたメ
ッシュの円錐体の内部に配置された詰め物の部品を有し
ている。この部品は、治癒する間に器具が収縮しようと
するのを最小限にしようとする意図で設けられている。
しかし、コラーゲンに残された傷跡の組織が成長してプ
ロテーゼの一部に入り込むために、成長したコラーゲン
の繊維が交錯しながら結合してしまい、そのために、傷
跡の組織(および内包された栓器具)が収縮する。損傷
部での傷跡の組織および栓の収縮が起こると、その周囲
の疾患のある組織に対して張力が発生し、円錐状の栓の
縁に沿ってヘルニアが再発する可能性がある。また、こ
の器具を使用するには、あらかじめ膨張された栓をヘル
ニア損傷部に挿入することが必要であり、単一層のメッ
シュの円錐体の半径方向の広がり力と、詰め物の板バネ
による損傷部の閉塞をあてにすることが必要である。さ
らに、周囲の疾患のある組織に固着することにより、栓
が固定されるので、この器具がはずれて腹膜の前の空間
に移動する可能性がある。
【0005】他の方法として、損傷をその後方からアプ
ローチする方法を用いて治療することも可能である。こ
の方法では、腹膜の前の空間に様々なプロテーゼ器具を
配置し、腹膜が筋膜の損傷に入るのを防止する。これら
の器具は、腹腔鏡を用いた技術を必要とするか、他の場
合には、治療すべき損傷の下の離れた位置からプロテー
ゼを使用することを必要とする。このような後方からの
治療方法は、米国特許第5,116,357号、同第
5,254,133号および同第5,916,225号
に開示されている。しかし、多くの場合、かかる器具を
使用する手術は複雑であり、さらに、全身麻酔が必要で
あり、腹腔鏡手術を補助するための高額な使い捨ての器
具の使用が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来は、損傷
の形状の不規則性に適合することができ、埋め込みが簡
単で、埋め込みの際に全身麻酔の使用を必要とせず、組
織への取り込みに伴う半径方向への収縮に耐えうる、損
傷を受けた筋壁または組織壁のヘルニアを閉塞して治療
する体内埋め込み用のヘルニア治療プロテーゼがなかっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の技術の制約は、本
発明により克服することができる。本発明はヘルニア治
療プロテーゼを備える。このプロテーゼは、筋膜の組織
の損傷部を閉塞するのを補助するための閉塞部材を有す
る。このプロテーゼが有する上に被さるシートは、筋膜
の組織の前側の面に外科的に取り付けることが可能であ
る。前記上に被さるシートの第1の取付位置から第2の
取付位置まで延びるフィラメントが、前記第1の取付位
置および第2の取付位置の間で前記上に被さるシートに
対してほぼ平行に延びる。前記閉塞部材は前記フィラメ
ントに摺動可能に取り付けられて、前記閉塞部材が前記
第1の取付位置および第2の取付位置の間で前記上に被
さるシートに対する選択された位置を占有することがで
きるようにされている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明をより深く理解するため
に、図面を参照しながら様々な例示的な実施の形態に関
する以下の詳細な説明について言及する。本発明は、体
内に埋込み可能なヘルニア治療プロテーゼおよび損傷を
受けた腹壁の補強および治療方法を提供する。このプロ
テーゼは、組織の補強および組織の損傷部の閉塞に適し
た、生体学的に適合性のある柔軟で多孔性の医療用生地
から形成されている。この体内に埋め込み可能なプロテ
ーゼは、特に腹壁の空洞内のヘルニア(鼠径ヘルニア
(直接および間接)、大腿ヘルニア、切開創ヘルニア、
再発ヘルニアを含む)の治療に向いており、少なくとも
部分的な後側の治療を可能とする。このプロテーゼは、
ストレスフリーな状態で筋膜の損傷部に前側からのアプ
ローチで簡単に挿入することが可能であり、半径方向に
膨張することが可能であり、少なくとも部分的に腹膜の
前の空間にも広がって、筋膜の損傷の筋膜壁を閉塞し、
これに順応する。あるいは、手術医が望むのであれば、
後方からのアプローチを使用することも可能である。こ
のプロテーゼは、様々な大きさと形状のヘルニアを治療
するのに適しており、周囲の健康な組織に移動すること
なく固定されて、損傷部の前方の面にある損傷部の縁を
越えて広がる。本発明の他の特徴は、本発明の複数の実
施の形態を開示した図面を参照しながら後述する詳細な
説明を読むことにより明らかになるだろう。図面は本発
明を例証するだけの目的のものであり、本発明の範囲を
限定する意図のものではない。
【0009】本発明のプロテーゼは、筋膜の損傷部を閉
塞するために損傷部の内部に配置される中空な半径方向
に膨張可能な部材を備える。半径方向に膨張可能なこと
により、この部材の断面積は初期の非膨張形態から最終
的な膨張形態まで広がる。非膨張形態では、この部材
は、ストレスフリーな状態で筋膜の損傷部の内部に配置
することのできる、初期の断面積を有する。膨張形態で
は、この部材は初期の断面積よりも大きな最終的な断面
積を有し、筋膜の損傷部の全体または少なくともかなり
の部分を閉塞するのに効果的である。この部材は、生体
適合性のある生体吸収可能な、または非吸収性の素材か
ら製造される。
【0010】このプロテーゼはさらに、プロテーゼを組
織壁に固定するための手段を備える。ある実施の形態で
は、この固定のための手段は、医療用の生地から形成さ
れた上に被さるシートである。このシートは、図示のよ
うに、半径方向に膨張可能な部材に固定的または移動可
能に取り付けられている。シートが例えば摺動可能なよ
うに移動可能に膨張可能な部材に取り付けられている場
合には、この上に被せられるシートは一つまたは複数の
フィラメントによって半径方向に膨張可能な部材に取り
付けられていてもよい。フィラメントは、ループ状の縫
合糸または膨張可能な部材の基端を通過し、上に被せら
れるシートにフィラメントの両端が取り付けられてい
る。このような摺動可能または移動可能に取り付けられ
た、プロテーゼを組織壁に固定するための手段と、損傷
部を閉塞するための部材を備えたプロテーゼもまた、こ
こに開示された本発明の範囲に含まれる。かかる実施の
形態では、閉塞部材は、必ずしも半径方向に膨張可能で
ある必要はなく、損傷部を閉塞するのに効果的でさえあ
ればよい。このようなプロテーゼの長所の一つは、損傷
部に配置されたら、安定した健康的な組織への取付が達
成できるように固定手段が移動可能なことである。これ
により組織壁へのさらに堅固な取付をもたらすことが可
能である。
【0011】他の実施の形態において、プロテーゼを固
定する手段は、半径方向に膨張可能な部材と一体な部分
であってもよい。このプロテーゼは、筋膜層の損傷部に
挿入されるか通過させられる。その後、半径方向に膨張
可能な部材は、軸線方向に潰され、この部材の半径方向
への膨張が引き起こされる。半径方向に膨張可能な部材
が半径方向へ膨張することにより、筋膜の損傷部がほぼ
完全に閉塞される。
【0012】摺動可能または他の形式で移動可能なよう
に、半径方向に膨張可能な部材を固定用手段に取り付け
ることにより、上に被さる部材は、既に所定位置配備さ
れた膨張可能な部材に相対的に移動させることが可能で
あり、筋膜の損傷部にこれが配置された後でも調節する
ことが可能である。従って、周囲の組織に固定する手段
に固定的に取り付けられて、プロテーゼが筋膜の損傷の
内部に配置されて固定されてしまったならば、もはや調
節することのできない、従来の筋膜の損傷部の治療のた
めのプロテーゼに比較して、生体内の索状組織やその他
の解剖学的構造に対して適切な位置に配置することがで
きるというさらなる利点を得ることができる。
【0013】この部材の半径方向への膨張は、ここで図
示および説明する半径方向に膨張可能な手段により達成
されるが、筋膜の損傷部の内部に配置された後に、それ
自体が膨張、すなわちそれ自体が潰れるようになったプ
ロテーゼが本発明の範囲に含まれる。このような器具
は、損傷部の内部に配置された後に、損傷部の周囲の体
の状態に反応して、軸線方向に潰れて、半径方向に広が
って損傷部を閉塞するように構成することも可能であ
る。好ましくは、半径方向に膨張可能な部材の中空な空
洞部をその軸線に沿ってその長手方向に通過するループ
状の縫合糸がこの部材を半径方向に膨張させるための手
段として機能するようにしてもよい。
【0014】本発明のある実施の形態では、半径方向に
膨張可能な部材は、逆向きの円錐形の部材を備えてお
り、これらの円錐形の部材の底辺同士は互いに固定的に
取り付けられており、これらの円錐形の部材の内部に空
洞が形成されている。各円錐形の部材は、ひだのある表
面を有しており、これがプロテーゼの軸線方向の剛性を
増大させ、プロテーゼが半径方向に広がる力を発揮する
とともに、最終的には開口部の周囲の組織壁または筋組
織壁の不規則性に順応する能力を維持する。生地素材か
ら形成された一つ以上の管状構造体が、半径方向に膨張
可能な部材の内部の空洞に包含され、これがさらにプロ
テーゼの軸線方向の剛性を高め、損傷部への挿入の際の
取り扱い性能を向上させる。ここで使用される管状構造
体とは、断面形状が事実上、管状の構造体を含む意味で
ある。管状構造体は、具体的には、例えばメッシュのよ
うな素材を円筒形に巻いた、断面形状が円形のものを含
み、さらには断面形状が楕円形、三角形、矩形などのも
のも含む。この管状構造体は、軸線方向に圧縮されて円
筒が潰れたときに、プロテーゼの半径方向の膨張性を向
上させ、損傷部の周囲の組織または壁構造に対するプロ
テーゼの立体的膨張および組織または壁構造の下でのプ
ロテーゼの立体的膨張を確実にする。
【0015】このプロテーゼおよび半径方向に膨張可能
な部材は、組織を補強し、組織の損傷部を閉塞するため
のものとして知られている、生体学的に適合性のある柔
軟で多孔性のいかなる医療用の生地から形成されてもよ
い。好ましいメッシュ素材は、例えば、Ethico
n, Inc.から入手することのできる「Prole
ne」という商標のメッシュや、Ethicon, I
nc.から入手することのできる「Vicryl」とい
う商標のメッシュのような織られたポリプロピレンのモ
ノフィラメントのメッシュ織物を含む。本発明に有益な
他のメッシュ素材には、Marlex、Dacron、
TeflonおよびMerseleneといった商標の
下に入手することができる。あるいは、上に被せられる
あて布による組織の再生を促進する望ましい効果は、生
体適合性のある生体吸収可能な素材を膨張可能な部材の
生地に使用するために選択することで達成されうる。適
切な素材は、Ethicon, Inc.から入手する
ことのできる「Vicryl」および「Panacry
l」の縫合糸およびUnited States Su
rgical Corporationから入手するこ
とのできる「Polysorb」の縫合糸である。
【0016】本発明のプロテーゼの分解図が図1に示さ
れている。プロテーゼ10は半径方向に膨張可能な部材
12を備え、この半径方向に膨張可能な部材12は第1
および第2の円錐状部材14を備える。各円錐状部材1
4は、頂点18と底辺20との間にそれぞれ延びた長手
方向のひだ16を備える。長手方向のひだ16の数およ
び間隔的な配置関係は、プロテーゼ10の軸線方向の剛
性を高めるのに役立っており、しかもプロテーゼ10を
圧縮して損傷部に配置するときに、プロテーゼ10を筋
膜の損傷部の形状にさらにぴったりとマッチさせるのに
役立つ。好ましくは、ひだはメッシュ状の素材に熱形成
されている。ほどけない結び目24を有する一つのルー
プ状の縫合糸22が、二つの円錐状部材14の内側の孔
を通過させられている。この縫合糸22によって、二つ
の円錐状部材14のうちの一方の円錐状部材14の頂点
18に、ポリプロピレンメッシュのシート26が固定さ
れている。このシート26は、プロテーゼ10を周囲の
健康な組織に取り付けて固定するのに使われる。場合に
より、プロテーゼ10は一つ以上の管状構造体28を備
えていてもよい。管状構造体28はポリプロピレンメッ
シュから形成され、二つの円錐状部材14の底辺20が
互いに取り付けられたときに形成される空洞30に包含
されている。管状構造体28は、この器具を取り扱って
損傷部に挿入する際の軸線方向の剛性をさらに高めるの
に貢献する。
【0017】縫合糸22は、一方の円錐状部材14の頂
点から他方の円錐状部材14の頂点を通過するように、
二つの円錐状部材14の内側の孔を通過させられる。こ
の後、縫合糸22には、輪(ループ)が形成され、折り
返されて、円錐状部材14の内側の孔を逆の方向に通過
させられる。縫合糸22は管状構造体28の両端にわた
って管状構造体28を通過させられているので、使用中
にループ状の縫合糸22を引きつけると、管状構造体2
8を座屈させる(潰す)ことが可能である。図示された
この実施の形態のいては、ループ状の縫合糸22の両端
は、上に被せられた平坦なシート26を通過させられて
いる。ほどけない結び目24がこのループ状の縫合糸2
2に結ばれることにより、上に被せられた平坦なシート
26は上方の円錐状部材14の頂点18の近辺に保持さ
れる。結び目24の末端部はある程度長めに残されて切
り取られる。このようにして製造されたプロテーゼ10
は、使用前に消毒される。
【0018】図1に示されたプロテーゼの組み立てられ
た状態が図2に示されている。プロテーゼ10は、生体
適合性(生体分解性)のある医療用の編まれた布、織ら
れた布または不織布のいずれから製造されていてもよ
い。好ましい実施の形態では、プロテーゼ10は医療用
の品位のポリプロピレンメッシュから製造される。半径
方向に膨張可能な部材12は、底辺20において相互に
固定された二つの円錐状部材14を備える。円錐状部材
14は、治療されるべき損傷部の直径とほぼ同じかそれ
よりも小さい最大直径を初期の広がっていない状態のと
きに有している。図に示された二つの円錐状部材14
は、構造的に同一であるが、一方が他方よりも長いよう
な実施の形態も考えられる。円錐状部材14は、互いに
反対向きに配置されて、底辺20が揃えられている。一
旦底辺20が揃えられたなら、円錐状部材14の底辺2
0は固着される。これらの円錐状部材14の接合は、縫
合、溶接、または他の公知のあらゆる接合の形態により
達成され、これにより底辺20を中心とした接合部32
が形成される。好ましくは、プロテーゼ10は、少なく
とも一つの平坦なメッシュのシートを備え、このシート
は巻かれて、管状構造体28(図1参照)となり、円錐
状部材14を互いに固定することにより形成される空洞
30(図1参照)の内部に永久的に配置される。
【0019】管状構造体28は、ポリプロピレンのメッ
シュからなる平坦なシートから形成され、一旦円筒状に
巻かれて、その周辺部が縫合糸で固定されることにより
形成される。これに代えて、管状構造体28は、メッシ
ュの平坦なシートを円筒状に巻いた後に、両端部を溶
接、縫合または他の方法で接合することにより形成して
もよい。管状構造体28(図1参照)は、二つの逆向き
の円錐状部材14が固定されたことにより生じた空洞3
0(図1参照)の内部に配置されており、一方の円錐状
部材14の内部の頂点18から他方の円錐状部材14の
内部の頂点18にまで延びている。管状構造体28は、
このプロテーゼが損傷部に挿入されるときのプロテーゼ
の軸線方向の剛性を高めるのに役立つ。
【0020】図3および図4に示されるように、ヘルニ
ア嚢40が切開されるか結紮された後、プロテーゼ10
は筋膜の損傷部43に挿入される。筋膜42の損傷43
の壁44からヘルニア嚢40が自由になったなら、ヘル
ニア嚢40は腹壁の空洞内に押し戻される。下方の円錐
状部材14の頂点18は損傷部43に挿入され、これに
より腹膜46は腹壁の空洞部の内側に向かって反転す
る。プロテーゼ10はメッシュシート26が筋膜42の
前側の面48に面一になるまで挿入される。そして、プ
ロテーゼ10が前方の位置にあるままで(すなわちシー
トが筋膜42の前側の面48に面一にあるままで)縫合
糸22の自由端23が引っ張られる。縫合糸22を前記
のように結んでおくことにより、二つの円錐状部材14
も一緒に引っ張られることになる。このようにして円錐
状部材14が圧縮され、軸線方向に互いに連なったまま
円錐状部材14は潰れ、これにより円錐状部材14の直
径は半径方向に広がって、ひだ16が開いて、比較的平
坦な形態になるように広がる。この運動は、空洞30の
内部に配置された管状構造体28を座屈させて潰し、迅
速に外側に広げる。結び目24は、これが完全に締まる
まで引っ張られ続ける。
【0021】縫合糸22の自由端23には、上に被さっ
たシート26を定位置に縫いつけてプロテーゼ10を周
囲の健康な組織に固定するための針が設けられていても
よい。あるいは、縫合糸22の自由端23は、最終的に
プロテーゼを配備した後で切断し、上に被さったあて布
は他の縫合糸で定位置に固定するか、前側の空間で平坦
になった状態のままでおかれてもよい。
【0022】プロテーゼ10はひだを有しているので、
精索の構成体を収容することが可能である。プロテーゼ
10が広がると、二つの円錐状部材14の圧縮力に起因
する半径方向への広がる力のみにより、それらの直径が
広がっていく。この点は、別個の半剛的なリングあるい
は他の剛的または半剛的な部材を使うのと対照的であ
る。好ましくは、本発明のプロテーゼは、かかる剛的ま
たは半剛的な部材を備えていない。従って、この器具は
自然の解剖組織上の構造体に完全に従順である。
【0023】広がったプロテーゼ10の最終的な形態
は、図4に示されるように、後側の面47で筋膜の損傷
部43を閉塞し、壁44の損傷部43の内径をも塞ぐよ
うに広がる。半径方向に膨張可能な部材12が損傷部4
3の後側の面47で広がることにより、腹膜46が損傷
部43に入り込むことが防止される。さらに、このよう
な後ろ側での広がりにより、円錐状のメッシュが比較的
平坦な状態に強制的に維持されるので、損傷部のために
治療した箇所でヘルニアが再発するのが防止される。傷
跡の組織が成長して、平坦にされた円錐体の層の内部に
入り込むと、傷跡の組織が収縮することにより、この部
分はさらに軸線方向に圧縮される。上に被さったあて布
26が設けられて、損傷部43の前側の面48に配置さ
れることにより、この器具が前方および後方に移動する
ことが事実上不可能になる。
【0024】図5乃至図9に示された本発明の他の実施
の形態では、プロテーゼは生体適合性(生体分解性)の
ある医療用の生地を切断することにより形成される。そ
の生地は好ましくは、平坦なシートにされたポリプロピ
レンのメッシュである。このシートには、複数のスリッ
ト、すなわち連続的な開口部が形成される。これらのス
リットは、平坦なシートの幅を横切るように延びてお
り、その距離は、筋膜の損傷部にプロテーゼが配備され
ると、半径方向に膨張可能な部材が半径方向に広がっ
て、損傷部を閉塞するのに効果的な距離である。これら
のスリットは、シートの端縁までは延びていない。ま
た、このシートはプロテーゼを組織に固定するための一
体化部分を備える。
【0025】図5に示されるように、メッシュのシート
50には、複数のスリット52が設けられており、スリ
ット52はシート50の幅方向をほぼ横切るように延び
ている。ただし、スリット52は完全にシート50の全
体を横切るのではない。かかるスリットの数、寸法およ
び位置は、損傷部に配備されると、半径方向に膨張可能
な部材が半径方向に広がるのに効果的なものであろう。
スリット52aとシート50の端縁56との間の距離
は、スリット52bとシート50の端縁58との間の距
離よりも大きいことに留意すべきである。本発明にとっ
て必ず必要もしくは不可欠なものではないが、ある種の
実施の形態においては、スリット52aと端縁56との
間の距離は、シートが円筒ロール状に巻かれるときに、
巻かれた円筒におけるシート素材の最も内側の層にはス
リットが存在しないような距離である。すなわち、スリ
ット52aと端縁56との間の距離は、巻かれた円筒の
内周の長さ以下である。また、シート50は、プロテー
ゼを組織に固定するのに使用される複数のタブ54を有
する。
【0026】図6(a)および図6(b)に示されるよ
うに、シート50は巻かれて、端縁56がその円筒形状
の内周に達する。このロールの各端部に接合溶接、縫合
または他の接合手段が施されることによって、このロー
ルは円筒形状に維持される。この接合により、図7
(a)および図7(b)に示されるように、筋膜の損傷
を閉塞するための半径方向に膨張可能な部材60が形成
される。半径方向に膨張可能な部材60の一方の端部6
2は、例えば縫合、溶接または接着によって封をされて
閉じられていてもよい。
【0027】図8に示されるように、半径方向に膨張可
能な部材60の端部62には、巾着縫合配置68を形成
するように縫合糸64が取り付けられており、さらにピ
ンと張られて永久的に結ばれている。縫合糸64の自由
端63は、巻かれた円筒の内部を通過させられ、さらに
別の巾着方向配置68を形成するように開口端部66の
周囲に縫いつけられている。この縫合糸には、ほどけな
い結び目(図示せず)が結ばれている。
【0028】図9に示されるように、切開され結紮され
たヘルニア嚢40を腹壁の空洞部に押し込むことによ
り、プロテーゼ70は筋膜の損傷部43に配置される。
プロテーゼ70が前方に保持された状態のまま、縫合糸
64の自由端63は引っ張られる。縫合糸64が引っ張
られると、鉛直方向のスリット65(図5のスリット5
2に相当する)により、半径方向に膨張可能な部材60
が潰れる。スリット65を有する部材60は外側に座屈
し(すなわち半径方向に広がり)、損傷部43を閉塞す
る重なり合った板バネ72を形成する。潰れたプロテー
ゼ70の上部に配置されたタブ67(図5のタブ54に
相当する)は、配備されたプロテーゼを周囲の健康な組
織に固定するのに使われる。
【0029】図10乃至図13に示されるように、プロ
テーゼ80は、半径方向に膨張可能な部材88に対して
摺動可能に取り付けられた、上に被さるあて布86を備
える。図示のように、ループ状の縫合糸82をフィラメ
ント84が通過させられており、このフィラメント84
の端部は上に被さるあて布86に固定されている。半径
方向に膨張可能な部材88が損傷部に配置されても、上
に被さるあて布86は図13に示すように片方に移動さ
せることができ、これにより筋膜89の取り付けを容易
にすることが可能である。
【0030】図14は、別のプロテーゼ90を示す図で
ある。プロテーゼ90は、半径方向に膨張可能な部材9
8に対して長尺のフィラメント94により摺動可能に取
り付けられた、上に被さるあて布96を備える。半径方
向に膨張可能な部材98は、図1に示された上述の熱形
成された膨張可能な部材12と同様である。フィラメン
ト94は、上に被さるあて布96に対して、二つの離れ
た位置91,92で連結されている。連結の手法として
は、例えば結び付け、プラスチック溶接、または、あて
布96の素材の孔のサイズより大きな結び目または太い
端部を設けて、上に被さるあて布96の素材からフィラ
メント94が抜けるのを防止することが挙げられる。位
置91,92の中間において、フィラメント94は上に
被さるあて布96に対してほぼ平行に延びて、そこから
間隔がおかれており、フィラメント94と上に被さるあ
て布96との間に配置された半径方向に膨張可能な部材
98の部分を収容できるようになっている。単一のフィ
ラメント94が示されているが、複数のフィラメント9
4を用いてもよい。半径方向に膨張可能な部材98は、
好ましくは、手術用のメッシュ素材、またはその他の生
体適合性(生体分解性)のあるフィラメントからなる多
くの貫通開口(隣り合うフィラメント同士の間の空間)
を有する、織られるか一緒に圧縮されてメッシュおよび
/またはフェルト状の生地をなす素材から形成されてい
る。フィラメント94は、半径方向に膨張可能な部材9
8の生地構造を形成する隣り合うフィラメントの間の空
間を単純に貫通する。この代わりとして、非フィラメン
ト素材からなる半径方向に膨張可能な部材98(例え
ば、連続的なプラスチックフィルムからなるもの)の場
合には、フィルムに針で孔を形成して、その後、孔をフ
ィラメントが貫通させられることによりフィラメントは
通過させられる。いずれにせよ、半径方向に膨張可能な
部材98は、フィラメント94に沿って移動可能であ
り、上に被さるあて布96に対する移動軌跡を描く。
【0031】図14において、フィラメント94は、円
錐状の半径方向に膨張可能な部材98のうちの円錐の底
辺93に近い部分を通過する。膨張可能な部材98はフ
ィラメント94に沿って摺動可能であるので、膨張可能
な部材98は上に被さるあて布96に対して移動させる
ことが可能であり、これにより患者の解剖学的構造や外
科治療に対して最適な位置に合わせることができる。さ
らに具体的には、膨張可能な部材98は、筋膜の隙間に
挿入され、その後、上に被さるあて布96の位置が調節
されて、手術における最も効果的な取付の位置に合致さ
せられる。すなわち、上に被さるあて布96が、弱くて
不健康な組織をまたいで、健康な組織に対して取り付け
やすい位置になるように、かつ患者の局所的な解剖学上
の形状に適合するように配置される。上に被さるあて布
96と膨張可能な部材98が相対的に摺動可能なこと
は、膨張可能な部材98が潰れて筋膜の裂け目を埋める
ように広がるのを妨げることはない。すなわち、フィラ
メント94は上に被さるあて布96を膨張可能な部材9
8に結合した状態に保持するが、膨張可能な部材98の
膨張を抑制しない。上に被さるあて布96は、鍵穴状、
楕円、円または矩形などのいかなる所望の形状を有して
いてもよい。
【0032】図15は、別のプロテーゼ100を示す図
である。このプロテーゼ100は、図14に示した上述
のプロテーゼと全体的に類似した形状を有する。すなわ
ち、上に被さるあて布106と取付用のフィラメント1
04を有する。図15に示す実施の形態では、筋膜の損
傷部を埋めるための部材は、手術用のメッシュ素材から
形成されたほぼ円筒状のロール108であり、このロー
ル108はフィラメント104によって上に被さるあて
布106に対して摺動可能である。
【0033】図16は、別のプロテーゼ110を示す図
である。プロテーゼ110は、上に被さるあて布11
6、取付用のフィラメント114および下に被さるあて
布120を有する。あて布120は、筋膜の損傷部に挿
入される熱形成されたほぼ円筒形の直立した突出部11
8をその内部に有している。フィラメント114は、突
出部118を通過することにより、下に被さるあて布1
20を上に被さるあて布116に、これらを相対的に摺
動させて調節可能なように取り付ける。これにより、突
出部118が筋膜の裂け目の内部に前方に向けて挿入さ
れた状態で、下に被さるあて布はヘルニアの後方の面の
適当な位置に配置することができる。そして、上に被さ
るあて布116は、手術での最適な取付のためにヘルニ
アが生じた筋膜の前方の面において、適当な位置に配置
することができる。さらに別の代替的な形態では、突出
部118をなくして、下に被さるあて布120を単に平
坦にしてもよい。この場合には、フィラメント114は
下に被さるあて布の表側の面を通過し、裏側の面に沿っ
て選択された距離だけ延び、さらに裏側の面を通過し、
表側の面に再び出現して、下に被さるあて布120を上
に被さるあて布116に取り付けるためのループを形成
する。
【0034】上述した実施の形態は、単に例示のために
なされたものであり、当業者は本発明の趣旨および区域
から外れず多数の変更および修正を考え出すことが可能
であることが理解されるであろう。そのような変更およ
び修正は全て、特許請求の範囲に記載された本発明の区
域に含まれるべきものと希望する。
【0035】この発明の具体的な実施態様は次の通りで
ある。 (1)前記閉塞部材は膨張可能であって、第1の半径方
向寸法を有する非膨張形態と、前記第1の半径方向寸法
よりも大きい第2の半径方向寸法を有する膨張形態とを
有する請求項1記載のプロテーゼ。 (2)前記閉塞部材は、ひだを有する円錐状の部材を有
する実施態様(1)記載のプロテーゼ。 (3)前記フィラメントは、前記円錐状の部材の底辺の
近辺を通過し、前記プロテーゼがヘルニアの治療に使わ
れるときに、前記底辺は前記上に被さるシートの近くに
配置される実施態様(2)記載のプロテーゼ。 (4)前記閉塞部材および前記上に被さるシートは、手
術用のメッシュから形成されている実施態様(3)記載
のプロテーゼ。 (5)前記手術用のメッシュは生体分解性がある実施態
様(4)記載のプロテーゼ。
【0036】(6)前記閉塞部材は、ひだを有する一対
の円錐状の部材を有しており、これらの円錐状の部材は
その底辺で互いに接合されており、プロテーゼはさらに
一方の円錐状の部材の頂点を他方の円錐状の部材の頂点
に向けて引きつける手段を有しており、前記フィラメン
トは前記円錐状の部材のうちの一つの部材の頂点の付近
を通過するように延びる実施態様(2)記載のプロテー
ゼ。 (7)前記閉塞部材は、手術用のメッシュから形成され
たほぼ平坦な下に被さるシートであって、筋膜の第2の
面の付近で適切な位置に配置可能である請求項1記載の
プロテーゼ。 (8)前記下に被さるシートは、その内部に突出部を有
しており、前記フィラメントは前記突出部を通って延び
ており、前記突出部は筋膜の組織の損傷部に延びること
が可能である実施態様(7)記載のプロテーゼ。 (9)前記突出部は、前記下に被さるシートに熱形成さ
れていることを特徴とする実施態様(7)記載のプロテ
ーゼ。 (10)前記閉塞部材は手術用のメッシュから形成され
たほぼ円筒形のロールである請求項1記載のプロテー
ゼ。
【0037】(11)前記フィラメントは、前記ロール
の一端の付近で、前記ロールの軸線に対してほぼ鉛直に
前記ロールを通過する実施態様(10)記載のプロテー
ゼ。 (12)前記閉塞部材と前記上に被さるシートは、生体
分解性がある手術用のメッシュから形成されている請求
項1記載のプロテーゼ。 (13)前記フィラメントは、複数設けられており、前
記複数のフィラメントは互いにほぼ平行に配置されてい
る請求項1記載のプロテーゼ。 (14)筋膜の組織の損傷部を閉塞するのを補助するた
めの閉塞部材と、前記筋膜の組織の第1の面に外科的に
取り付けることが可能な上に被さるシートと、前記上に
被さるシートの第1の取付位置から第2の取付位置まで
延びるフィラメントとを備え、前記フィラメントは前記
第1および第2の取付位置の間で前記上に被さるシート
に対してほぼ平行に延び、前記閉塞部材は前記フィラメ
ントに摺動可能に取り付けられて、前記閉塞部材が前記
第1および第2の取付位置の間で前記上に被さるシート
に対する選択された位置を占有することができるように
されているヘルニア治療プロテーゼを用いて、筋膜の組
織の損傷部を治療する方法であり、(a)前記閉塞部材
を筋膜の組織の損傷部の付近に配置する段階と、(b)
前記上に被さるシートを筋膜の組織の第1の面に選択的
に配置する段階と、(c)前記上に被さるシートを筋膜
の組織に取り付ける段階とを備える方法。 (15)前記閉塞部材を配置する段階は、前記閉塞部材
に対して前記フィラメントを摺動させることを有する実
施態様(14)記載の方法。
【0038】(16)取付の前に、前記フィラメントの
向きを決定する段階と、前記フィラメントの向きを調整
する段階とを備える実施態様(15)記載の方法。 (17)前記調整の段階は、前記閉塞部材を選択した向
きに回転させることを有する実施態様(16)記載の方
法。 (18)前記第1の閉塞手段は損傷部に挿入可能である
請求項2記載のプロテーゼ。 (19)前記第1の閉塞手段は、ヘルニア組織の第1の
面にほぼ平行である請求項2記載のプロテーゼ。 (20)前記第1の閉塞手段は、ヘルニア組織の第2の
面に向かって損傷部の内部に延びる部分を有する請求項
2記載のプロテーゼ。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
損傷の形状の不規則性に適合することができ、埋め込み
が簡単で、埋め込みの際に全身麻酔の使用を必要とせ
ず、組織への取り込みに伴う半径方向への収縮に耐えう
る、損傷を受けた筋壁または組織壁のヘルニアを閉塞し
て治療する体内埋め込み用のヘルニア治療プロテーゼが
実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】全部の構成部品が組み立てられる前の本発明に
係るプロテーゼを示す斜視図である。
【図2】図1に示されるプロテーゼが組み立てられた状
態を示す斜視図である。
【図3】筋膜の損傷部に配置されたときの図2に示され
るプロテーゼを示す斜視図である。
【図4】前記損傷部に配備されて半径方向に広がった後
の図3に示されるプロテーゼを示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を製造するのに使われ
るメッシュ素材のシートを示す上面図である。
【図6】図6(a)は図5に示されたメッシュシートが
半径方向に膨張可能な部品になるように巻かれていく状
態を示す側面図である。図6(b)は図5に示されたメ
ッシュシートが半径方向に膨張可能な部品になるように
巻かれた後の状態を示す側面図である。
【図7】図7(a)は図5に示されたメッシュシートか
ら作成された半径方向に膨張可能な部品を示す斜視図で
ある。図7(b)は図5に示されたメッシュシートから
作成された半径方向に膨張可能な部品を示す斜視図であ
る。
【図8】図7(b)に示された半径方向に膨張可能な部
品から形成されたプロテーゼを示す斜視図である。
【図9】筋膜の損傷部に配備されて半径方向に広がった
後の図8に示されるプロテーゼを示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係るプロテーゼを
示す斜視図である。
【図11】図10に示されるプロテーゼが組み立てられ
た状態を示す斜視図である。
【図12】筋膜の損傷部に配置されたときの図11に示
されるプロテーゼを示す斜視図である。
【図13】前記損傷部に配備されて半径方向に広がった
後の図12に示されるプロテーゼを示す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施の形態に係るプロテーゼを
示す斜視図である。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態に係るプロテ
ーゼを示す斜視図である。
【図16】本発明のさらに他の実施の形態に係るプロテ
ーゼを示す斜視図である。
【符号の説明】
10,70,80,90,100,110 プロテーゼ 12,60,88,98 半径方向に膨張可能な部材 14 円錐状部材 16 ひだ 18 頂点 20 底辺 22 縫合糸 23 自由端 24 結び目 26 上に被さるシート 28 管状構造体 30 空洞 32 接合部 40 ヘルニア嚢 42 筋膜 43 筋膜の損傷部 44 壁 46 腹 47 後側の面 48 前側の面 50 シート 52,52a,52b,65 スリット 54,67 タブ 56,58 端縁 62 端部 63 自由端 64,82 縫合糸 68 巾着縫合配置 66 開口した端部 72 板バネ 84,94,104,114 フィラメント 86 あて布 89 筋膜 93 底辺 96,106,116 上に被さるあて布 108 ロール 118 突出部 120 下に被さるあて布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C060 DD48 MM24 4C097 AA10 BB01 CC01 CC17 DD02 EE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筋膜の組織の損傷部を閉塞するのを補助
    するための閉塞部材と、 前記筋膜の組織の第1の面に外科的に取り付けることが
    可能な上に被さるシートと、 前記上に被さるシートの第1の取付位置から第2の取付
    位置まで延びるフィラメントとを備え、前記フィラメン
    トは前記第1の取付位置および第2の取付位置の間で前
    記上に被さるシートに対してほぼ平行に延び、前記閉塞
    部材は前記フィラメントに摺動可能に取り付けられて、
    前記閉塞部材が前記第1の取付位置および第2の取付位
    置の間で前記上に被さるシートに対する選択された位置
    を占有することができるようにされているヘルニア治療
    プロテーゼ。
  2. 【請求項2】 第1の面と第2の面と損傷部を有するヘ
    ルニア組織のためのプロテーゼであって、 ヘルニア組織の第1の面の近辺に延びる損傷を閉塞する
    第1の閉塞手段と、 ヘルニア組織の第2の面にほぼ平行に延びる損傷を閉塞
    する第2の閉塞手段と、 前記第1の閉塞手段と前記第2の閉塞手段とを連結する
    連結手段とを備え、前記連結手段は、前記第1の閉塞手
    段および第2の閉塞手段の離れていこうとする相対運動
    を抑制するとともに、ある軸線に沿ったほぼ平行な相対
    運動を一定量だけ許容することを特徴とするプロテー
    ゼ。
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