JP2002209897A - 超音波送受信方法および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置 - Google Patents
超音波送受信方法および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置Info
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- JP2002209897A JP2002209897A JP2000394391A JP2000394391A JP2002209897A JP 2002209897 A JP2002209897 A JP 2002209897A JP 2000394391 A JP2000394391 A JP 2000394391A JP 2000394391 A JP2000394391 A JP 2000394391A JP 2002209897 A JP2002209897 A JP 2002209897A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音線周期Trが増大した場合でもパッケージ
の音線数を削減しないようにする。 【解決手段】 音線周期Trの増大に応じてパルス繰り
返し時間PRTを増大する。PRTの増大は所定の限度
内で行う。
の音線数を削減しないようにする。 【解決手段】 音線周期Trの増大に応じてパルス繰り
返し時間PRTを増大する。PRTの増大は所定の限度
内で行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波送受信方法
および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置に関し、特
に、複数の音線についてのパルス(pulse)繰り返
し時間ごとの超音波送受信を、パルス繰り返し時間より
短い時間差で順次に行う超音波送受信方法および装置、
そのような超音波送受信機能をコンピュータ(comp
uter)に実現させるプログラム(program)
を記録した媒体、並びに、そのような超音波送受信装置
を備えた超音波撮影装置に関する。
および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置に関し、特
に、複数の音線についてのパルス(pulse)繰り返
し時間ごとの超音波送受信を、パルス繰り返し時間より
短い時間差で順次に行う超音波送受信方法および装置、
そのような超音波送受信機能をコンピュータ(comp
uter)に実現させるプログラム(program)
を記録した媒体、並びに、そのような超音波送受信装置
を備えた超音波撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波撮影装置は、撮影対象の内部を超
音波ビーム(beam)で走査してエコー(echo)
を受信し、エコーの強度に対応した画像データ(dat
a)を求め、それによっていわゆるBモード(mod
e)画像を生成する。
音波ビーム(beam)で走査してエコー(echo)
を受信し、エコーの強度に対応した画像データ(dat
a)を求め、それによっていわゆるBモード(mod
e)画像を生成する。
【0003】また、エコーのドップラシフト(Dopp
ler shift)を求め、それに基づいて血流等の
流速分布を表すカラー(color)画像すなわちいわ
ゆるカラードップラ画像を生成する。あるいは、ドップ
ラ信号のパワー(power)を表すカラー画像すなわ
ちいわゆるパワードップラ画像を生成する。以下、カラ
ードップラ画像とパワードップラ画像を総称してドップ
ラ画像ともいう。
ler shift)を求め、それに基づいて血流等の
流速分布を表すカラー(color)画像すなわちいわ
ゆるカラードップラ画像を生成する。あるいは、ドップ
ラ信号のパワー(power)を表すカラー画像すなわ
ちいわゆるパワードップラ画像を生成する。以下、カラ
ードップラ画像とパワードップラ画像を総称してドップ
ラ画像ともいう。
【0004】Bモード撮影とドップラモード撮影を時分
割で交互に行い、両モードの画像を重ね合わせて表示す
ることにより、Bモード画像を背景としたドップラ画像
のリアルタイム(real time)観察を可能にし
ている。
割で交互に行い、両モードの画像を重ね合わせて表示す
ることにより、Bモード画像を背景としたドップラ画像
のリアルタイム(real time)観察を可能にし
ている。
【0005】Bモード撮影とドップラモード撮影の時分
割動作にあたっては、Bモード撮影用の超音波送受信を
Bモード画像の1フレーム(frame)分行うたび
に、カラードップラ撮影用の超音波送受信を1パッケー
ジ(package)ずつ行う。
割動作にあたっては、Bモード撮影用の超音波送受信を
Bモード画像の1フレーム(frame)分行うたび
に、カラードップラ撮影用の超音波送受信を1パッケー
ジ(package)ずつ行う。
【0006】1パッケージの超音波送受信は、予め定め
た複数の音線に沿って順次に超音波を送波してそれぞれ
エコーを受信することを、所定回数繰り返すことにより
行う。
た複数の音線に沿って順次に超音波を送波してそれぞれ
エコーを受信することを、所定回数繰り返すことにより
行う。
【0007】1パッケージの走査でドップラ撮影領域の
一部分を走査する。走査する部分領域を順次変更しなが
ら複数のパッケージによって、ドップラ画像の1フレー
ム分の走査を完了する。
一部分を走査する。走査する部分領域を順次変更しなが
ら複数のパッケージによって、ドップラ画像の1フレー
ム分の走査を完了する。
【0008】図18にパッケージの概念を示す。同図に
示すようにドップラ撮影領域を例えば8本の音線A,
B,C,D,E,F,G,Hで走査するとしたとき、1
パッケージは例えば2音線ずつで構成される。
示すようにドップラ撮影領域を例えば8本の音線A,
B,C,D,E,F,G,Hで走査するとしたとき、1
パッケージは例えば2音線ずつで構成される。
【0009】これによって4つのパッケージa,b,
c,dができる。パッケージa,b,c,dは、ドップ
ラ撮影領域における部分領域a,b,c,dをそれぞれ
走査するパッケージである。
c,dができる。パッケージa,b,c,dは、ドップ
ラ撮影領域における部分領域a,b,c,dをそれぞれ
走査するパッケージである。
【0010】各パッケージにおいては、1音線あたり例
えば4回ずつの超音波送受信が行われる。1回あたりの
超音波送波の周期は、パルス繰り返し時間(PRT:P
ulse Repetition Time)である。
えば4回ずつの超音波送受信が行われる。1回あたりの
超音波送波の周期は、パルス繰り返し時間(PRT:P
ulse Repetition Time)である。
【0011】2つの音線における4回ずつの超音波送受
信は、1回ごとに音線を交互に切り換えて行われる。2
音線交互の超音波送受信はPRTよりも短く設定した時
間差をつけて行われる。これによって、2音線における
超音波送受信は相互にインターリーブ(interle
ave)する関係で行われる。
信は、1回ごとに音線を交互に切り換えて行われる。2
音線交互の超音波送受信はPRTよりも短く設定した時
間差をつけて行われる。これによって、2音線における
超音波送受信は相互にインターリーブ(interle
ave)する関係で行われる。
【0012】インターリーブの時間差は1音線分の超音
波送受信時間に相当する時間となっている。1音線分の
超音波送受信時間を音線周期ともいう。音線周期は音線
方向のドップラ撮影領域の深さwによって定まる。
波送受信時間に相当する時間となっている。1音線分の
超音波送受信時間を音線周期ともいう。音線周期は音線
方向のドップラ撮影領域の深さwによって定まる。
【0013】図19に、インターリーブによる2音線交
互の超音波送受信のタイムチャート(time cha
rt)を示す。同図に示すように、2つの音線M,Nに
ついて、いずれもパルス繰り返し時間PRTで超音波を
送波し、音線周期Tr以内にエコー受信を行う。
互の超音波送受信のタイムチャート(time cha
rt)を示す。同図に示すように、2つの音線M,Nに
ついて、いずれもパルス繰り返し時間PRTで超音波を
送波し、音線周期Tr以内にエコー受信を行う。
【0014】インターリーブの時間差は音線周期Trで
ある。これによって、一方の音線における超音波送受信
が終了した後に他方の音線における超音波送受信が行わ
れ、両者は相互に干渉することがない。
ある。これによって、一方の音線における超音波送受信
が終了した後に他方の音線における超音波送受信が行わ
れ、両者は相互に干渉することがない。
【0015】このようなインターリーブによる超音波送
受信が1音線あたり4回ずつ行われ、1パッケージの超
音波送受信が完了する。1パッケージの超音波送受信の
所要時間は、図20に示すように、4・PRT+Trと
なる。これはインターリーブによる時間短縮効果であ
る。このような時間短縮効果によって撮影のフレームレ
ート(frame rate)すなわち毎秒あたりの画
面表示数を高めることができる。
受信が1音線あたり4回ずつ行われ、1パッケージの超
音波送受信が完了する。1パッケージの超音波送受信の
所要時間は、図20に示すように、4・PRT+Trと
なる。これはインターリーブによる時間短縮効果であ
る。このような時間短縮効果によって撮影のフレームレ
ート(frame rate)すなわち毎秒あたりの画
面表示数を高めることができる。
【0016】このような超音波送受信において、ドップ
ラ撮影領域を図18に示すように深さw’まで深くする
と、それに対応して音線周期が延長され、例えば図21
に示すようにTr’となる。
ラ撮影領域を図18に示すように深さw’まで深くする
と、それに対応して音線周期が延長され、例えば図21
に示すようにTr’となる。
【0017】これによって音線M,Nにおける超音波送
受信のインターリーブの時間差が大きくなるので、音線
周期Tr’の長さによっては、音線Mの超音波送波時期
が音線Nのエコー受信期間と重なり、音線Nのエコー受
信を妨害することとなる。そこで、従来は、そのような
場合はパッケージの音線数を自動的に削減し、干渉が生
じるのを回避している。
受信のインターリーブの時間差が大きくなるので、音線
周期Tr’の長さによっては、音線Mの超音波送波時期
が音線Nのエコー受信期間と重なり、音線Nのエコー受
信を妨害することとなる。そこで、従来は、そのような
場合はパッケージの音線数を自動的に削減し、干渉が生
じるのを回避している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】パッケージの音線数を
削減すると、上記の例では1パッケージの音線数が1と
なる。これによって、新たなパッケージ構成は図22に
示すようになる。すなわち、元のパッケージaは、2つ
のパッケージa1,a2に分裂する。同様に、元のパッ
ケージbはパッケージb1,b2に分裂し、元のパッケ
ージcはパッケージc1,c2に分裂し、元のパッケー
ジdはパッケージd1,d2に分裂する。
削減すると、上記の例では1パッケージの音線数が1と
なる。これによって、新たなパッケージ構成は図22に
示すようになる。すなわち、元のパッケージaは、2つ
のパッケージa1,a2に分裂する。同様に、元のパッ
ケージbはパッケージb1,b2に分裂し、元のパッケ
ージcはパッケージc1,c2に分裂し、元のパッケー
ジdはパッケージd1,d2に分裂する。
【0019】パッケージa1,a2、b1,b2、c
1,c2およびd1,d2は、それぞれ部分領域a1,
a2、b1,b2、c1,c2およびd1,d2をそれ
ぞれ走査する。部分領域a1,a2、b1,b2、c
1,c2およびd1,d2は、それぞれ元の部分領域
a、b、cおよびdを2分割したものに相当する。
1,c2およびd1,d2は、それぞれ部分領域a1,
a2、b1,b2、c1,c2およびd1,d2をそれ
ぞれ走査する。部分領域a1,a2、b1,b2、c
1,c2およびd1,d2は、それぞれ元の部分領域
a、b、cおよびdを2分割したものに相当する。
【0020】各パッケージにおける超音波送受信回数は
変更しないので、各パッケージの超音波送受信の所要時
間は4・PRTである。また、2音線分の超音波送受信
はインターリーブがなくなってので2パッケージによっ
て行われる。
変更しないので、各パッケージの超音波送受信の所要時
間は4・PRTである。また、2音線分の超音波送受信
はインターリーブがなくなってので2パッケージによっ
て行われる。
【0021】このため、2音線分の超音波送受信の所要
時間は図23に示すように8・PRTとなる。すなわ
ち、パッケージの音線半減に伴って、元と同じ部分領域
に関する走査所要時間がほぼ倍増する。したがって、撮
影のフレームレートがほぼ半減する。
時間は図23に示すように8・PRTとなる。すなわ
ち、パッケージの音線半減に伴って、元と同じ部分領域
に関する走査所要時間がほぼ倍増する。したがって、撮
影のフレームレートがほぼ半減する。
【0022】そこで、本発明の課題は、音線周期が増大
した場合でもパッケージの音線数を削減しない超音波送
受信方法および装置、そのような超音波送受信機能をコ
ンピュータに実現させるプログラムを記録した媒体、並
びに、そのような超音波送受信装置を備えた超音波撮影
装置を実現することである。
した場合でもパッケージの音線数を削減しない超音波送
受信方法および装置、そのような超音波送受信機能をコ
ンピュータに実現させるプログラムを記録した媒体、並
びに、そのような超音波送受信装置を備えた超音波撮影
装置を実現することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する1つの観点での発明は、パルス繰り返し時間ごとの
超音波送波およびエコー受信の複数回の繰り返しを、前
記パルス繰り返し時間より短い音線周期に相当する時間
差で複数の音線についてインターリーブさせてパッケー
ジとして行うにあたり、1つの音線における超音波送波
が他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記
音線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を増大
する、ことを特徴とする超音波送受信方法である。
する1つの観点での発明は、パルス繰り返し時間ごとの
超音波送波およびエコー受信の複数回の繰り返しを、前
記パルス繰り返し時間より短い音線周期に相当する時間
差で複数の音線についてインターリーブさせてパッケー
ジとして行うにあたり、1つの音線における超音波送波
が他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記
音線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を増大
する、ことを特徴とする超音波送受信方法である。
【0024】(2)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行う超音波
送受信装置であって、1つの音線における超音波送波が
他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記音
線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を増大す
るパルス繰り返し時間調節手段、を具備することを特徴
とする超音波送受信装置である。
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行う超音波
送受信装置であって、1つの音線における超音波送波が
他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記音
線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を増大す
るパルス繰り返し時間調節手段、を具備することを特徴
とする超音波送受信装置である。
【0025】(3)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を増大する、機能をコンピ
ュータに実現させるプログラムをコンピュータにより読
み取り可能なように記録したことを特徴とする記録媒体
である。
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を増大する、機能をコンピ
ュータに実現させるプログラムをコンピュータにより読
み取り可能なように記録したことを特徴とする記録媒体
である。
【0026】(4)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、超音波エコーに基づき撮影対象について画像デ
ータを獲得する画像データ獲得手段と、前記画像データ
に基づいて画像を生成する画像生成手段と、前記生成し
た画像を表示する表示手段と、を有する超音波撮影装置
であって、前記画像データ獲得手段は(2)に記載の超
音波送受信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮
影装置である。
発明は、超音波エコーに基づき撮影対象について画像デ
ータを獲得する画像データ獲得手段と、前記画像データ
に基づいて画像を生成する画像生成手段と、前記生成し
た画像を表示する表示手段と、を有する超音波撮影装置
であって、前記画像データ獲得手段は(2)に記載の超
音波送受信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮
影装置である。
【0027】上記(1)〜(4)に記載の各観点での発
明では、音線周期の増大に応じてパルス繰り返し時間を
増大するので、音線周期が増大した場合でもパッケージ
の音線数を削減する必要がない。
明では、音線周期の増大に応じてパルス繰り返し時間を
増大するので、音線周期が増大した場合でもパッケージ
の音線数を削減する必要がない。
【0028】(5)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度
内で増大する、ことを特徴とする超音波送受信方法であ
る。
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度
内で増大する、ことを特徴とする超音波送受信方法であ
る。
【0029】(6)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行う超音波
送受信装置であって、1つの音線における超音波送波が
他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記音
線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を予め定
められた許容限度内で増大するパルス繰り返し時間調節
手段、を具備することを特徴とする超音波送受信装置で
ある。
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行う超音波
送受信装置であって、1つの音線における超音波送波が
他の音線におけるエコー受信を妨げないように、前記音
線周期の増大に応じて前記パルス繰り返し時間を予め定
められた許容限度内で増大するパルス繰り返し時間調節
手段、を具備することを特徴とする超音波送受信装置で
ある。
【0030】(7)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度
内で増大する、機能をコンピュータに実現させるプログ
ラムをコンピュータにより読み取り可能なように記録し
たことを特徴とする記録媒体である。
発明は、パルス繰り返し時間ごとの超音波送波およびエ
コー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り返し時
間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音線につ
いてインターリーブさせてパッケージとして行うにあた
り、1つの音線における超音波送波が他の音線における
エコー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応
じて前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度
内で増大する、機能をコンピュータに実現させるプログ
ラムをコンピュータにより読み取り可能なように記録し
たことを特徴とする記録媒体である。
【0031】(8)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、超音波エコーに基づき撮影対象について画像デ
ータを獲得する画像データ獲得手段と、前記画像データ
に基づいて画像を生成する画像生成手段と、前記生成し
た画像を表示する表示手段と、を有する超音波撮影装置
であって、前記画像データ獲得手段は(6)に記載の超
音波送受信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮
影装置である。
発明は、超音波エコーに基づき撮影対象について画像デ
ータを獲得する画像データ獲得手段と、前記画像データ
に基づいて画像を生成する画像生成手段と、前記生成し
た画像を表示する表示手段と、を有する超音波撮影装置
であって、前記画像データ獲得手段は(6)に記載の超
音波送受信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮
影装置である。
【0032】上記(5)〜(8)に記載の各観点での発
明では、音線周期の増大に応じてパルス繰り返し時間を
予め定められた許容限度内で増大するので、許容限度内
では、音線周期が増大した場合でもパッケージの音線数
を削減する必要がない。
明では、音線周期の増大に応じてパルス繰り返し時間を
予め定められた許容限度内で増大するので、許容限度内
では、音線周期が増大した場合でもパッケージの音線数
を削減する必要がない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に超音波撮影装置のブ
ロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動
作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が
示される。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に超音波撮影装置のブ
ロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動
作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が
示される。
【0034】図1に示すように、本装置は、超音波プロ
ーブ2を有する。超音波プローブ2は、図示しない複数
の超音波トランスデューサ(transducer)の
アレイ(array)を有する。個々の超音波トランス
デューサは例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン
(Zr)酸鉛)セラミックス(ceramics)等の
圧電材料によって構成される。超音波プローブ2は、使
用者により対象4に当接して使用される。
ーブ2を有する。超音波プローブ2は、図示しない複数
の超音波トランスデューサ(transducer)の
アレイ(array)を有する。個々の超音波トランス
デューサは例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン
(Zr)酸鉛)セラミックス(ceramics)等の
圧電材料によって構成される。超音波プローブ2は、使
用者により対象4に当接して使用される。
【0035】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて超音波を送波させる。送受信部6は、また、超音
波プローブ2が受波したエコー信号を受信する。
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて超音波を送波させる。送受信部6は、また、超音
波プローブ2が受波したエコー信号を受信する。
【0036】送受信部6のブロック図を図2に示す。同
図に示すように、送受信部6は送波タイミング(tim
ing)発生ユニット(unit)602を有する。送
波タイミング発生ユニット602は、送波タイミング信
号を周期的に発生して送波ビームフォーマ(beamf
ormer)604に入力する。送波タイミング信号の
周期は後述の制御部18により制御される。
図に示すように、送受信部6は送波タイミング(tim
ing)発生ユニット(unit)602を有する。送
波タイミング発生ユニット602は、送波タイミング信
号を周期的に発生して送波ビームフォーマ(beamf
ormer)604に入力する。送波タイミング信号の
周期は後述の制御部18により制御される。
【0037】送波ビームフォーマ604は、送波のビー
ムフォーミング(beamforming)を行うもの
で、送波タイミング信号に基づき、所定の方位の超音波
ビームを形成するためのビームフォーミング信号を生じ
る。ビームフォーミング信号は、方位に対応した時間差
が付与された複数の駆動信号からなる。ビームフォーミ
ングは後述の制御部18によって制御される。送波ビー
ムフォーマ604は、送波ビームフォーミング信号を送
受切換ユニット606に入力する。
ムフォーミング(beamforming)を行うもの
で、送波タイミング信号に基づき、所定の方位の超音波
ビームを形成するためのビームフォーミング信号を生じ
る。ビームフォーミング信号は、方位に対応した時間差
が付与された複数の駆動信号からなる。ビームフォーミ
ングは後述の制御部18によって制御される。送波ビー
ムフォーマ604は、送波ビームフォーミング信号を送
受切換ユニット606に入力する。
【0038】送受切換ユニット606は、ビームフォー
ミング信号を超音波トランスデューサアレイに入力す
る。超音波トランスデューサアレイにおいて、送波アパ
ーチャ(aperture)を構成する複数の超音波ト
ランスデューサは、駆動信号の時間差に対応した位相差
を持つ超音波をそれぞれ発生する。それら超音波の波面
合成により、所定方位の音線に沿った超音波ビームが形
成される。
ミング信号を超音波トランスデューサアレイに入力す
る。超音波トランスデューサアレイにおいて、送波アパ
ーチャ(aperture)を構成する複数の超音波ト
ランスデューサは、駆動信号の時間差に対応した位相差
を持つ超音波をそれぞれ発生する。それら超音波の波面
合成により、所定方位の音線に沿った超音波ビームが形
成される。
【0039】送受切換ユニット606には受波ビームフ
ォーマ610が接続されている。送受切換ユニット60
6は、超音波トランスデューサアレイ中の受波アパーチ
ャが受波した複数のエコー信号を受波ビームフォーマ6
10に入力する。受波ビームフォーマ610は、送波の
音線に対応した受波のビームフォーミングを行うもの
で、複数の受波エコーに時間差を付与して位相を調整
し、次いでそれら加算して所定方位の音線に沿ったエコ
ー受信信号を形成する。受波のビームフォーミングは後
述の制御部18により制御される。
ォーマ610が接続されている。送受切換ユニット60
6は、超音波トランスデューサアレイ中の受波アパーチ
ャが受波した複数のエコー信号を受波ビームフォーマ6
10に入力する。受波ビームフォーマ610は、送波の
音線に対応した受波のビームフォーミングを行うもの
で、複数の受波エコーに時間差を付与して位相を調整
し、次いでそれら加算して所定方位の音線に沿ったエコ
ー受信信号を形成する。受波のビームフォーミングは後
述の制御部18により制御される。
【0040】超音波ビームの送波は、送波タイミング発
生ユニット602が発生する送波タイミング信号によ
り、所定の時間間隔で繰り返し行われる。それに合わせ
て、送波ビームフォーマ604および受波ビームフォー
マ610により、音線の方位が所定量ずつ変更される。
それによって、対象4の内部が、音線によって順次に走
査される。
生ユニット602が発生する送波タイミング信号によ
り、所定の時間間隔で繰り返し行われる。それに合わせ
て、送波ビームフォーマ604および受波ビームフォー
マ610により、音線の方位が所定量ずつ変更される。
それによって、対象4の内部が、音線によって順次に走
査される。
【0041】このような構成の送受信部6は、例えば図
3に示すような走査を行う。すなわち、放射点200か
らz方向に延びる音線202で扇状の2次元領域206
をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキャン(sect
or scan)を行う。
3に示すような走査を行う。すなわち、放射点200か
らz方向に延びる音線202で扇状の2次元領域206
をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキャン(sect
or scan)を行う。
【0042】送波および受波のアパーチャを超音波トラ
ンスデューサアレイの一部を用いて形成するときは、こ
のアパーチャをアレイに沿って順次移動させることによ
り、例えば図4に示すような走査を行うことができる。
すなわち、放射点200からz方向に発する音線202
を直線状の軌跡204に沿って平行移動させることによ
り、矩形状の2次元領域206をx方向に走査し、いわ
ゆるリニアスキャン(linear scan)を行
う。
ンスデューサアレイの一部を用いて形成するときは、こ
のアパーチャをアレイに沿って順次移動させることによ
り、例えば図4に示すような走査を行うことができる。
すなわち、放射点200からz方向に発する音線202
を直線状の軌跡204に沿って平行移動させることによ
り、矩形状の2次元領域206をx方向に走査し、いわ
ゆるリニアスキャン(linear scan)を行
う。
【0043】なお、超音波トランスデューサアレイが、
超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたい
わゆるコンベックスアレイ(convex arra
y)である場合は、リニアスキャンと同様な音線走査に
より、例えば図5に示すように、音線202の放射点2
00を円弧状の軌跡204に沿って移動させ、扇面状の
2次元領域206をθ方向に走査して、いわゆるコンベ
ックススキャンが行えるのはいうまでもない。
超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたい
わゆるコンベックスアレイ(convex arra
y)である場合は、リニアスキャンと同様な音線走査に
より、例えば図5に示すように、音線202の放射点2
00を円弧状の軌跡204に沿って移動させ、扇面状の
2次元領域206をθ方向に走査して、いわゆるコンベ
ックススキャンが行えるのはいうまでもない。
【0044】送受信部6はBモード(mode)処理部
10およびドップラ(Doppler)処理部12に接
続されている。送受信部6から出力される音線ごとのエ
コー受信信号は、Bモード処理部10およびドップラ処
理部12に入力される。
10およびドップラ(Doppler)処理部12に接
続されている。送受信部6から出力される音線ごとのエ
コー受信信号は、Bモード処理部10およびドップラ処
理部12に入力される。
【0045】Bモード処理部10はBモード画像データ
を形成するものである。Bモード処理部10は、図6に
示すように、対数増幅ユニット102と包絡線検波ユニ
ット104を備えている。
を形成するものである。Bモード処理部10は、図6に
示すように、対数増幅ユニット102と包絡線検波ユニ
ット104を備えている。
【0046】Bモード処理部10は、対数増幅ユニット
102でエコー受信信号を対数増幅し、包絡線検波ユニ
ット104で包絡線検波して音線上の個々の反射点での
エコーの強度を表す信号、すなわちAスコープ(sco
pe)信号を得て、このAスコープ信号の各瞬時の振幅
をそれぞれ輝度値として、Bモード画像データを形成す
る。
102でエコー受信信号を対数増幅し、包絡線検波ユニ
ット104で包絡線検波して音線上の個々の反射点での
エコーの強度を表す信号、すなわちAスコープ(sco
pe)信号を得て、このAスコープ信号の各瞬時の振幅
をそれぞれ輝度値として、Bモード画像データを形成す
る。
【0047】ドップラ処理部12はドップラ画像データ
を形成するものである。ドップラ画像データには、後述
する流速データ、分散データおよびパワーデータが含ま
れる。
を形成するものである。ドップラ画像データには、後述
する流速データ、分散データおよびパワーデータが含ま
れる。
【0048】ドップラ処理部12は、図7に示すよう
に、直交検波ユニット120、MTIフィルタ(mov
ing target indication fil
ter)122、自己相関演算ユニット124、平均流
速演算ユニット126、分散演算ユニット128および
パワー(power)演算ユニット130を備えてい
る。
に、直交検波ユニット120、MTIフィルタ(mov
ing target indication fil
ter)122、自己相関演算ユニット124、平均流
速演算ユニット126、分散演算ユニット128および
パワー(power)演算ユニット130を備えてい
る。
【0049】ドップラ処理部12は、直交検波ユニット
120でエコー受信信号を直交検波し、MTIフィルタ
122でMTI処理してエコー信号のドップラシフトを
求める。また、自己相関演算ユニット124でMTIフ
ィルタ122の出力信号について自己相関演算を行い、
平均流速演算ユニット126で自己相関演算結果から平
均流速Vを求め、分散演算ユニット128で自己相関演
算結果から流速の分散Tを求め、パワー演算ユニット1
30で自己相関演算結果からドップラ信号のパワーPW
を求める。以下、平均流速を単に流速ともいう。また、
流速の分散を単に分散ともいい、ドップラ信号のパワー
を単にパワーともいう。
120でエコー受信信号を直交検波し、MTIフィルタ
122でMTI処理してエコー信号のドップラシフトを
求める。また、自己相関演算ユニット124でMTIフ
ィルタ122の出力信号について自己相関演算を行い、
平均流速演算ユニット126で自己相関演算結果から平
均流速Vを求め、分散演算ユニット128で自己相関演
算結果から流速の分散Tを求め、パワー演算ユニット1
30で自己相関演算結果からドップラ信号のパワーPW
を求める。以下、平均流速を単に流速ともいう。また、
流速の分散を単に分散ともいい、ドップラ信号のパワー
を単にパワーともいう。
【0050】ドップラ処理部12によって、対象4内で
移動するエコー源の流速V、分散TおよびパワーPWを
表すそれぞれのデータが音線ごとに得られる。これらデ
ータは、音線上の各点(ピクセル:pixel)の流
速、分散およびパワーを示す。なお、流速は音線方向の
成分として得られる。また、超音波プローブ2に近づく
方向と遠ざかる方向とが区別される。
移動するエコー源の流速V、分散TおよびパワーPWを
表すそれぞれのデータが音線ごとに得られる。これらデ
ータは、音線上の各点(ピクセル:pixel)の流
速、分散およびパワーを示す。なお、流速は音線方向の
成分として得られる。また、超音波プローブ2に近づく
方向と遠ざかる方向とが区別される。
【0051】以上の、超音波プローブ2、送受信部6、
Bモード処理部10およびドップラ処理部12からなる
部分は、本発明における画像データ獲得手段の実施の形
態の一例である。
Bモード処理部10およびドップラ処理部12からなる
部分は、本発明における画像データ獲得手段の実施の形
態の一例である。
【0052】Bモード処理部10およびドップラ処理部
12は画像処理部14に接続されている。画像処理部1
4は、Bモード処理部10およびドップラ処理部12か
らそれぞれ入力されるデータに基づいて、それぞれBモ
ード画像およびドップラ画像を生成する。画像処理部1
4は、本発明における画像生成手段の実施の形態の一例
である。
12は画像処理部14に接続されている。画像処理部1
4は、Bモード処理部10およびドップラ処理部12か
らそれぞれ入力されるデータに基づいて、それぞれBモ
ード画像およびドップラ画像を生成する。画像処理部1
4は、本発明における画像生成手段の実施の形態の一例
である。
【0053】画像処理部14は、図8に示すように、セ
ントラル・プロセシング・ユニット(CPU:Cent
ral Processing Unit)140を有
する。CPU140には、バス(bus)142によっ
て、メインメモリ(mainmemory)144、外
部メモリ146、制御部インターフェース(inter
face)148、入力データメモリ(data me
mory)152、ディジタル・スキャンコンバータ
(DSC:Digital Scan Convert
er)154、画像メモリ156、および、ディスプレ
ーメモリ(display memory)158が接
続されている。
ントラル・プロセシング・ユニット(CPU:Cent
ral Processing Unit)140を有
する。CPU140には、バス(bus)142によっ
て、メインメモリ(mainmemory)144、外
部メモリ146、制御部インターフェース(inter
face)148、入力データメモリ(data me
mory)152、ディジタル・スキャンコンバータ
(DSC:Digital Scan Convert
er)154、画像メモリ156、および、ディスプレ
ーメモリ(display memory)158が接
続されている。
【0054】外部メモリ146には、CPU140が実
行するプログラムが記憶されている。外部メモリ146
には、また、CPU140がプログラムを実行するにあ
たって使用する種々のデータも記憶されている。
行するプログラムが記憶されている。外部メモリ146
には、また、CPU140がプログラムを実行するにあ
たって使用する種々のデータも記憶されている。
【0055】CPU140は、外部メモリ146からプ
ログラムをメインメモリ144にロード(load)し
て実行することにより、所定の画像処理を遂行する。C
PU140は、プログラム実行の過程で、制御部インタ
ーフェース148を通じて後述の制御部18と制御信号
の授受を行う。
ログラムをメインメモリ144にロード(load)し
て実行することにより、所定の画像処理を遂行する。C
PU140は、プログラム実行の過程で、制御部インタ
ーフェース148を通じて後述の制御部18と制御信号
の授受を行う。
【0056】Bモード処理部10およびドップラ処理部
12から音線ごとに入力されたBモード画像データおよ
びドップラ画像データは、入力データメモリ152にそ
れぞれ記憶される。入力データメモリ152のデータ
は、DSC154で走査変換されて画像メモリ156に
記憶される。画像メモリ156のデータはディスプレー
メモリ158を通じて表示部16に出力される。
12から音線ごとに入力されたBモード画像データおよ
びドップラ画像データは、入力データメモリ152にそ
れぞれ記憶される。入力データメモリ152のデータ
は、DSC154で走査変換されて画像メモリ156に
記憶される。画像メモリ156のデータはディスプレー
メモリ158を通じて表示部16に出力される。
【0057】画像処理部14には表示部16が接続され
ている。表示部16は、本発明における表示手段の実施
の形態の一例である。表示部16は、画像処理部14か
ら画像データが与えられ、それに基づいて画像を表示す
るようになっている。なお、表示部16は、カラー(c
olor)画像が表示可能なCRTを用いたグラフィッ
クディスプレー(graphic display)等
で構成される。
ている。表示部16は、本発明における表示手段の実施
の形態の一例である。表示部16は、画像処理部14か
ら画像データが与えられ、それに基づいて画像を表示す
るようになっている。なお、表示部16は、カラー(c
olor)画像が表示可能なCRTを用いたグラフィッ
クディスプレー(graphic display)等
で構成される。
【0058】以上の送受信部6、Bモード処理部10、
ドップラ処理部12、画像処理部14および表示部16
には制御部18が接続されている。制御部18は、それ
ら各部に制御信号を与えてその動作を制御する。制御部
18には、被制御の各部から各種の報知信号が入力され
る。制御部18の制御の下で、Bモード動作およびドッ
プラモード動作が実行される。
ドップラ処理部12、画像処理部14および表示部16
には制御部18が接続されている。制御部18は、それ
ら各部に制御信号を与えてその動作を制御する。制御部
18には、被制御の各部から各種の報知信号が入力され
る。制御部18の制御の下で、Bモード動作およびドッ
プラモード動作が実行される。
【0059】制御部18には操作部20が接続されてい
る。操作部20は使用者によって操作され、制御部18
に適宜の指令や情報を入力するようになっている。操作
部20は、例えばキーボード(keyboard)やポ
インティングデバイス(pointing devic
e)およびその他の操作具を備えている。
る。操作部20は使用者によって操作され、制御部18
に適宜の指令や情報を入力するようになっている。操作
部20は、例えばキーボード(keyboard)やポ
インティングデバイス(pointing devic
e)およびその他の操作具を備えている。
【0060】制御部18は、図9に示すように、CPU
180を有する。CPU180には、バス182によっ
て、メインメモリ184、外部メモリ186、操作部イ
ンターフェース188、送受信部インターフェース19
0、Bモード処理部インターフェース192、ドップラ
処理部インターフェース194、画像処理部インターフ
ェース196、および、表示部インターフェース198
が接続されている。
180を有する。CPU180には、バス182によっ
て、メインメモリ184、外部メモリ186、操作部イ
ンターフェース188、送受信部インターフェース19
0、Bモード処理部インターフェース192、ドップラ
処理部インターフェース194、画像処理部インターフ
ェース196、および、表示部インターフェース198
が接続されている。
【0061】外部メモリ186には、CPU180が実
行するプログラムが記憶されている。外部メモリ186
には、また、CPU180がプログラムを実行するにあ
たって使用する種々のデータも記憶されている。
行するプログラムが記憶されている。外部メモリ186
には、また、CPU180がプログラムを実行するにあ
たって使用する種々のデータも記憶されている。
【0062】CPU180は、外部メモリ186からプ
ログラムをメインメモリ184にロードして実行するこ
とにより、所定の制御を遂行する。外部メモリ186に
記憶されたプログラムは、また、CPU180に後述の
超音波送受信制御を実現させる。CPU180は、プロ
グラム実行の過程で、送受信部インターフェース190
を通じて送受信部6と制御信号の授受を行う。
ログラムをメインメモリ184にロードして実行するこ
とにより、所定の制御を遂行する。外部メモリ186に
記憶されたプログラムは、また、CPU180に後述の
超音波送受信制御を実現させる。CPU180は、プロ
グラム実行の過程で、送受信部インターフェース190
を通じて送受信部6と制御信号の授受を行う。
【0063】超音波プローブ2、送受信部6および制御
部18からなる部分は、本発明の超音波送受信装置の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例
が示される。
部18からなる部分は、本発明の超音波送受信装置の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例
が示される。
【0064】本装置の撮影動作を説明する。使用者は超
音波プローブ2を対象4の所望の箇所に当接し、操作部
20を操作して、例えばBモードとドップラモードを併
用した撮影動作を行う。これによって、制御部18によ
る制御の下で、Bモード撮影とドップラモード撮影が時
分割で行われる。すなわち、例えばドップラモードのス
キャンを所定回数行うたびにBモードのスキャンを1回
行う割合で、Bモードとドップラモードの混合スキャン
が行われる。
音波プローブ2を対象4の所望の箇所に当接し、操作部
20を操作して、例えばBモードとドップラモードを併
用した撮影動作を行う。これによって、制御部18によ
る制御の下で、Bモード撮影とドップラモード撮影が時
分割で行われる。すなわち、例えばドップラモードのス
キャンを所定回数行うたびにBモードのスキャンを1回
行う割合で、Bモードとドップラモードの混合スキャン
が行われる。
【0065】Bモードにおいては、送受信部6は、超音
波プローブ2を通じて音線順次で対象4の内部を走査し
て逐一そのエコーを受信する。Bモード処理部10は、
送受信部6から入力されるエコー受信信号を対数増幅ユ
ニット102で対数増幅し包絡線検波ユニット104で
包絡線検波してAスコープ信号を求め、それに基づいて
音線ごとのBモード画像データを形成する。
波プローブ2を通じて音線順次で対象4の内部を走査し
て逐一そのエコーを受信する。Bモード処理部10は、
送受信部6から入力されるエコー受信信号を対数増幅ユ
ニット102で対数増幅し包絡線検波ユニット104で
包絡線検波してAスコープ信号を求め、それに基づいて
音線ごとのBモード画像データを形成する。
【0066】画像処理部14は、Bモード処理部10か
ら入力される音線ごとのBモード画像データを入力デー
タメモリ152に記憶する。これによって、入力データ
メモリ152内に、Bモード画像データについての音線
データ空間が形成される。
ら入力される音線ごとのBモード画像データを入力デー
タメモリ152に記憶する。これによって、入力データ
メモリ152内に、Bモード画像データについての音線
データ空間が形成される。
【0067】ドップラモードにおいては、送受信部6は
超音波プローブ2を通じて音線順次で対象4の内部を走
査して逐一そのエコーを受信する。その際、1音線あた
複数回の超音波の送波とエコーの受信が行われる。
超音波プローブ2を通じて音線順次で対象4の内部を走
査して逐一そのエコーを受信する。その際、1音線あた
複数回の超音波の送波とエコーの受信が行われる。
【0068】ドップラ処理部12は、エコー受信信号を
直交検波ユニット120で直交検波し、MTIフィルタ
122でMTI処理し、自己相関演算ユニット124で
自己相関を求め、自己相関結果から、流速演算ユニット
126で流速Vを求め、分散演算ユニット128で分散
Tを求め、パワー演算ユニット130でパワーPWを求
める。これらの算出値は、それぞれ、エコー源の速度、
分散およびパワーを、音線ごとかつピクセルごとに表す
データとなる。
直交検波ユニット120で直交検波し、MTIフィルタ
122でMTI処理し、自己相関演算ユニット124で
自己相関を求め、自己相関結果から、流速演算ユニット
126で流速Vを求め、分散演算ユニット128で分散
Tを求め、パワー演算ユニット130でパワーPWを求
める。これらの算出値は、それぞれ、エコー源の速度、
分散およびパワーを、音線ごとかつピクセルごとに表す
データとなる。
【0069】画像処理部14は、ドップラ処理部12か
ら入力される音線ごとかつピクセルごとの各ドップラ画
像データを入力データメモリ152に記憶する。これに
よって、入力データメモリ152内に、各ドップラ画像
データについての音線データ空間がそれぞれ形成され
る。
ら入力される音線ごとかつピクセルごとの各ドップラ画
像データを入力データメモリ152に記憶する。これに
よって、入力データメモリ152内に、各ドップラ画像
データについての音線データ空間がそれぞれ形成され
る。
【0070】CPU140は、入力データメモリ152
のBモード画像データおよび各ドップラ画像データをD
SC154でそれぞれ走査変換して画像メモリ156に
書き込む。
のBモード画像データおよび各ドップラ画像データをD
SC154でそれぞれ走査変換して画像メモリ156に
書き込む。
【0071】その際、ドップラ画像データは、流速Vと
分散Tを組み合わせた流速分布画像データ、パワーPW
を用いたパワードップラ画像データまたはパワーPWと
分散Tを組み合わせた分散付パワードップラ画像デー
タ、および、分散Tを用いた分散画像データとしてそれ
ぞれ書き込まれる。
分散Tを組み合わせた流速分布画像データ、パワーPW
を用いたパワードップラ画像データまたはパワーPWと
分散Tを組み合わせた分散付パワードップラ画像デー
タ、および、分散Tを用いた分散画像データとしてそれ
ぞれ書き込まれる。
【0072】CPU140は、Bモード画像データおよ
び各ドップラ画像データを別々な領域に書き込む。これ
らBモード画像データおよび各ドップラ画像データに基
づく画像が表示部16に表示される。
び各ドップラ画像データを別々な領域に書き込む。これ
らBモード画像データおよび各ドップラ画像データに基
づく画像が表示部16に表示される。
【0073】Bモード画像は、音線走査面における体内
組織の断層像を示すものとなる。カラードップラ画像の
うち、流速分布画像はエコー源の流速の2次元分布を示
す画像となる。この画像では流れの方向に応じて表示色
を異ならせ、流速に応じて表示色の輝度を異ならせ、分
散に応じて所定の色の混色量を高めて表示色の純度を変
える。
組織の断層像を示すものとなる。カラードップラ画像の
うち、流速分布画像はエコー源の流速の2次元分布を示
す画像となる。この画像では流れの方向に応じて表示色
を異ならせ、流速に応じて表示色の輝度を異ならせ、分
散に応じて所定の色の混色量を高めて表示色の純度を変
える。
【0074】パワードップラ画像はドップラ信号のパワ
ーの2次元分布を示す画像となる。この画像によって運
動するエコー源の所在が示される。画像の表示色の輝度
がパワーに対応する。それに分散を組み合わせた場合
は、分散に応じて所定の色の混色量を高めて表示色の純
度を変える。
ーの2次元分布を示す画像となる。この画像によって運
動するエコー源の所在が示される。画像の表示色の輝度
がパワーに対応する。それに分散を組み合わせた場合
は、分散に応じて所定の色の混色量を高めて表示色の純
度を変える。
【0075】分散画像は分散値の2次元分布を示す画像
となる。この画像も運動するエコー源の所在を示す。表
示色の輝度が分散の大小に対応する。これらの画像を表
示部16に表示させる場合には、ディスプレーメモリ1
58においてBモード画像と合成し、この合成画像を表
示部16で表示することにより、体内組織との位置関係
が明確なカラードップラ画像を観察することができる。
となる。この画像も運動するエコー源の所在を示す。表
示色の輝度が分散の大小に対応する。これらの画像を表
示部16に表示させる場合には、ディスプレーメモリ1
58においてBモード画像と合成し、この合成画像を表
示部16で表示することにより、体内組織との位置関係
が明確なカラードップラ画像を観察することができる。
【0076】図10に、そのような画像を表示した画面
の例を略図によって示す。同図に示すように、画面16
0にはセクタスキャンによって撮影したBモード画像1
62が表示されている。Bモード画像162の上にはカ
ラードップラ画像164が表示されている。ただし、カ
ラードップラ画像164は表示エリア(area)の境
界によって表す。
の例を略図によって示す。同図に示すように、画面16
0にはセクタスキャンによって撮影したBモード画像1
62が表示されている。Bモード画像162の上にはカ
ラードップラ画像164が表示されている。ただし、カ
ラードップラ画像164は表示エリア(area)の境
界によって表す。
【0077】Bモード画像162中に関心領域(RO
I:Region of Interest)168が
あり、その輪郭上の2箇所に計測用カーソル172,1
74が表示されている。ROI168はポインティング
デバイスを用いて使用者が自由描画可能なものである。
また、計測用カーソル(cursor)172,174
は、ポインティングデバイスを通じて使用者により自由
に動かすことが可能なものである。
I:Region of Interest)168が
あり、その輪郭上の2箇所に計測用カーソル172,1
74が表示されている。ROI168はポインティング
デバイスを用いて使用者が自由描画可能なものである。
また、計測用カーソル(cursor)172,174
は、ポインティングデバイスを通じて使用者により自由
に動かすことが可能なものである。
【0078】画面160の余白には、Bモード画像16
2の濃度の尺度となるグレイスケール(gray sc
ale)176およびユーザーコメント(user c
omment)178が表示される。
2の濃度の尺度となるグレイスケール(gray sc
ale)176およびユーザーコメント(user c
omment)178が表示される。
【0079】図11に、Bモード撮影とドップラモード
撮影の時分割動作のシーケンス(sequence)を
示す。以下、ドップラモードをCFM(Color F
low Mapping)モードともいう。同図に示す
ように、Bモードのm番目のフレームの音線走査を行っ
たら、次はCFMモードのパッケージAの音線走査を行
う。次にBモードのm+1番目のフレームの音線走査を
行い、その次にCFMモードのパッケージBの音線走査
を行う。以下、音線走査を単に走査ともいう。
撮影の時分割動作のシーケンス(sequence)を
示す。以下、ドップラモードをCFM(Color F
low Mapping)モードともいう。同図に示す
ように、Bモードのm番目のフレームの音線走査を行っ
たら、次はCFMモードのパッケージAの音線走査を行
う。次にBモードのm+1番目のフレームの音線走査を
行い、その次にCFMモードのパッケージBの音線走査
を行う。以下、音線走査を単に走査ともいう。
【0080】同様に、Bモードのm+2番目のフレーム
の走査の後にCFMモードのパッケージCの走査を行
い、Bモードのm+3番目のフレームの走査の後にCF
MモードのパッケージDの走査を行う。パッケージA〜
Dの走査によってCFMモード画像の1フレーム分の走
査が完了する。以下同様な動作を繰り返す。
の走査の後にCFMモードのパッケージCの走査を行
い、Bモードのm+3番目のフレームの走査の後にCF
MモードのパッケージDの走査を行う。パッケージA〜
Dの走査によってCFMモード画像の1フレーム分の走
査が完了する。以下同様な動作を繰り返す。
【0081】CFMモード走査におけるパッケージの概
念を図12によって説明する。同図に示すように、1パ
ッケージは例えば4群の送波によって構成される。1パ
ッケージにおける送波の群は4に限らず適宜の複数で良
い。
念を図12によって説明する。同図に示すように、1パ
ッケージは例えば4群の送波によって構成される。1パ
ッケージにおける送波の群は4に限らず適宜の複数で良
い。
【0082】1つの群内では、例えば2本の音線SL
(n),SL(n+1)に順次に送波される。4群を1
パッケージとしたことにより、2本の音線に4回ずつの
送波が行われる。郡内の音線数は2に限るものではなく
適宜の複数であって良い。以下、音線数が2である例で
説明するが、それ以外の複数の場合も同様になる。
(n),SL(n+1)に順次に送波される。4群を1
パッケージとしたことにより、2本の音線に4回ずつの
送波が行われる。郡内の音線数は2に限るものではなく
適宜の複数であって良い。以下、音線数が2である例で
説明するが、それ以外の複数の場合も同様になる。
【0083】2本の音線の組み合わせはパッケージごと
異なる。CFM撮影範囲を仮に8本の音線で走査すると
したとき、各パッケージにおける音線の配分は例えば図
13に示すようにする。
異なる。CFM撮影範囲を仮に8本の音線で走査すると
したとき、各パッケージにおける音線の配分は例えば図
13に示すようにする。
【0084】すなわち、パッケージAで音線1,2を、
パッケージBで音線3,4を、パッケージCで音線5,
6を、パッケージDで音線7,8を、それぞれ図12に
示した要領で走査する。パッケージA,B,C,Dは、
CFMモード撮影範囲における部分領域A,B,C,D
にそれぞれ対応する。
パッケージBで音線3,4を、パッケージCで音線5,
6を、パッケージDで音線7,8を、それぞれ図12に
示した要領で走査する。パッケージA,B,C,Dは、
CFMモード撮影範囲における部分領域A,B,C,D
にそれぞれ対応する。
【0085】このような走査によって構成されるCFM
画像の概念図を図14に示す。同図に示すように、CF
M画像の1フレームは、4つのパッケージに対応する4
つの部分領域A〜Dの繋ぎ合わせで構成される。各領域
の境界はパッケージが変わる部分である。
画像の概念図を図14に示す。同図に示すように、CF
M画像の1フレームは、4つのパッケージに対応する4
つの部分領域A〜Dの繋ぎ合わせで構成される。各領域
の境界はパッケージが変わる部分である。
【0086】図15に、パッケージにおける超音波送受
信のタイムチャートを示す。同図に示すように、2つの
音線n,n+1について、いずれもパルス繰り返し時間
PRT(Pulse Repetition Tim
e)で超音波送波を繰り返し、それぞれ音線周期Tr以
内にエコー受信を行う。
信のタイムチャートを示す。同図に示すように、2つの
音線n,n+1について、いずれもパルス繰り返し時間
PRT(Pulse Repetition Tim
e)で超音波送波を繰り返し、それぞれ音線周期Tr以
内にエコー受信を行う。
【0087】また、音線n,n+1における超音波送受
信は、音線周期Trに相当する時間差をもってインター
リーブする関係で行われる。これによって、一方の音線
における超音波送受信が終了した後に、他方の音線にお
ける超音波送受信が行われ、両者は相互に干渉すること
がない。
信は、音線周期Trに相当する時間差をもってインター
リーブする関係で行われる。これによって、一方の音線
における超音波送受信が終了した後に、他方の音線にお
ける超音波送受信が行われ、両者は相互に干渉すること
がない。
【0088】パルス繰り返し時間PRTは、パルス繰り
返し周波数PRF(Pulse Repetition
Frequency)の逆数である。本書では、主と
してパルス繰り返し時間PRTを用いて説明するが、逆
数をとればパルス繰り返し周波数PRFと同義である。
返し周波数PRF(Pulse Repetition
Frequency)の逆数である。本書では、主と
してパルス繰り返し時間PRTを用いて説明するが、逆
数をとればパルス繰り返し周波数PRFと同義である。
【0089】パルス繰り返し周波数PRFは、血流等の
流速測定範囲に合わせて、制御部18により予め設定さ
れる。流速測定範囲は、使用者により操作部20を通じ
て制御部18に入力される。パルス繰り返し周期(PR
T)は、パルス繰り返し周波数PRFの逆数として自ず
から定まる。
流速測定範囲に合わせて、制御部18により予め設定さ
れる。流速測定範囲は、使用者により操作部20を通じ
て制御部18に入力される。パルス繰り返し周期(PR
T)は、パルス繰り返し周波数PRFの逆数として自ず
から定まる。
【0090】音線周期Trは、音線方向の撮影範囲(深
さ)に応じて制御部18により設定される。撮影の深さ
は、使用者が操作部20を通じて制御部18に入力す
る。使用者が撮影の深さを増加させると、制御部18は
それに応じて音線周期Trを増大させる。制御部18
は、また、音線周期Trの増大に合わせてパルス繰り返
し時間PRTを増大させる。制御部18は、本発明にお
けるパルス繰り返し時間調節手段の実施の形態の一例で
ある。
さ)に応じて制御部18により設定される。撮影の深さ
は、使用者が操作部20を通じて制御部18に入力す
る。使用者が撮影の深さを増加させると、制御部18は
それに応じて音線周期Trを増大させる。制御部18
は、また、音線周期Trの増大に合わせてパルス繰り返
し時間PRTを増大させる。制御部18は、本発明にお
けるパルス繰り返し時間調節手段の実施の形態の一例で
ある。
【0091】図16に、音線周期Trの増大に合わせて
パルス繰り返し時間PRTを増大した状態を示す。同図
に示すように、増大した音線周期Tr’に合わせて延長
したパルス繰り返し時間PRT’によって超音波送波を
行う。また、インターリーブの時間差を音線周期Tr’
と同じにする。
パルス繰り返し時間PRTを増大した状態を示す。同図
に示すように、増大した音線周期Tr’に合わせて延長
したパルス繰り返し時間PRT’によって超音波送波を
行う。また、インターリーブの時間差を音線周期Tr’
と同じにする。
【0092】このようなパルス繰り返し時間PRT’は
次式で与えられる。
次式で与えられる。
【0093】
【数1】
【0094】ここで、kはパッケージにおける音線数で
あり、この例では2である。このように、音線周期Tr
の変更に合わせてパルス繰り返し時間PRTを調節する
ことにより、インターリーブを維持しながらも、一方の
音線における超音波送受信終了後に他方の音線における
超音波送受信を行い、両者の相互干渉を回避することが
できる。
あり、この例では2である。このように、音線周期Tr
の変更に合わせてパルス繰り返し時間PRTを調節する
ことにより、インターリーブを維持しながらも、一方の
音線における超音波送受信終了後に他方の音線における
超音波送受信を行い、両者の相互干渉を回避することが
できる。
【0095】図17に、パルス繰り返し周期PRTの変
更に伴う1パッケージの超音波送受信の所要時間の変化
を示す。同図の(2)に示すように、所要時間は4・P
RT’+Tr’となる。これは同図の(1)に示す変更
前の所要時間4・PRT+Trより長いが、前述の従来
例のようにパッケージの音線数を減じたためにほぼ倍増
することに比べて所要時間の増加は少ない。したがっ
て、従来のようにフレームレートが半減するようなこと
はない。
更に伴う1パッケージの超音波送受信の所要時間の変化
を示す。同図の(2)に示すように、所要時間は4・P
RT’+Tr’となる。これは同図の(1)に示す変更
前の所要時間4・PRT+Trより長いが、前述の従来
例のようにパッケージの音線数を減じたためにほぼ倍増
することに比べて所要時間の増加は少ない。したがっ
て、従来のようにフレームレートが半減するようなこと
はない。
【0096】パルス繰り返し時間PRTの調節に関して
は、一定の許容限度を設け、音線周期Trの延長に伴う
パルス繰り返し時間PRTの調節を、この許容限度内で
行うようにしても良い。以下、これについて説明する。
は、一定の許容限度を設け、音線周期Trの延長に伴う
パルス繰り返し時間PRTの調節を、この許容限度内で
行うようにしても良い。以下、これについて説明する。
【0097】許容限度は、本装置のシステムデータ(s
ystem data)の一環として予め与えておくの
が良い。その際、許容限度は複数通り用意し、使用者が
選べるようにしても良い。あるいは、使用者が操作部2
0を通じて任意に設定するようにしても良い。
ystem data)の一環として予め与えておくの
が良い。その際、許容限度は複数通り用意し、使用者が
選べるようにしても良い。あるいは、使用者が操作部2
0を通じて任意に設定するようにしても良い。
【0098】以下の説明では、パルス繰り返し時間をド
ップラ・サンプリング周期(Doppler samp
ling period)ともいう。また、パルス繰り
返し周波数をドップラ・サンプリング周波数(Dopp
ler samplingfrequency)ともい
う。
ップラ・サンプリング周期(Doppler samp
ling period)ともいう。また、パルス繰り
返し周波数をドップラ・サンプリング周波数(Dopp
ler samplingfrequency)ともい
う。
【0099】許容限度はドップラ・サンプリング周波数
(PRF)の許容限度として設定するのが、ドップラ周
波数すなわち流速との対応付けを容易にする点で好まし
い。なお、それに限るものではなく、ドップラ・サンプ
リング周期(PRT)の許容限度として設定しても良い
のはもちろんである。以下、ドップラ・サンプリング周
波数を単にサンプリング周波数ともいい、ドップラ・サ
ンプリング周期を単にサンプリング周期ともいう。
(PRF)の許容限度として設定するのが、ドップラ周
波数すなわち流速との対応付けを容易にする点で好まし
い。なお、それに限るものではなく、ドップラ・サンプ
リング周期(PRT)の許容限度として設定しても良い
のはもちろんである。以下、ドップラ・サンプリング周
波数を単にサンプリング周波数ともいい、ドップラ・サ
ンプリング周期を単にサンプリング周期ともいう。
【0100】例えば、サンプリング周波数の許容限度を
α%としたとき、許容サンプリング周期は次式で与えら
れる。αの値としては例えば10以下の値が採用され
る。
α%としたとき、許容サンプリング周期は次式で与えら
れる。αの値としては例えば10以下の値が採用され
る。
【0101】
【数2】
【0102】ここで、PRTsはサンプリング周期の初
期設定値であり、使用者が予め指定した最大流速に応じ
て制御部18が設定する。許容限度α%をサンプリング
周期に関して規定したときは、許容サンプリング周期は
次式で与えられる。
期設定値であり、使用者が予め指定した最大流速に応じ
て制御部18が設定する。許容限度α%をサンプリング
周期に関して規定したときは、許容サンプリング周期は
次式で与えられる。
【0103】
【数3】
【0104】音線周期Trが増大したとき、制御部18
は、許容サンプリング周期PRTaの下で可能な音線数
と、サンプリング周期の初期設定値PRTsの下で可能
な音線数をそれぞれ求める。
は、許容サンプリング周期PRTaの下で可能な音線数
と、サンプリング周期の初期設定値PRTsの下で可能
な音線数をそれぞれ求める。
【0105】それら音線数の計算には下記の2つの式が
それぞれ用いられる。
それぞれ用いられる。
【0106】
【数4】
【0107】
【数5】
【0108】そして、MaとMsの大小関係を判定し、
【0109】
【数6】
【0110】となるとき、次式によって、新たな音線周
期に対応するサンプリング周期を求める。
期に対応するサンプリング周期を求める。
【0111】
【数7】
【0112】ここで、kはパッケージの音線数であり、
この例では2である。このようにして、許容限度内での
サンプリング周期の調節により、パッケージの音線数を
維持してフレームレートの低下を回避することができ
る。サンプリング周期の変更に対応して、最大流速が初
期設定値とは異なるものとなるが、サンプリング周期の
変更には許容限度を設けているので、最大流速の変化量
を許容範囲内に納めることができる。
この例では2である。このようにして、許容限度内での
サンプリング周期の調節により、パッケージの音線数を
維持してフレームレートの低下を回避することができ
る。サンプリング周期の変更に対応して、最大流速が初
期設定値とは異なるものとなるが、サンプリング周期の
変更には許容限度を設けているので、最大流速の変化量
を許容範囲内に納めることができる。
【0113】サンプリング周期を初期の設定値と異なる
値にして動作している状態は、表示部の画面上で適宜の
方法で表示するのが、使用者に状況を認識させる点で好
ましい。そのような表示としては、例えば、図10にお
けるカラードップラ画像164について、その表示領域
を示す縁取りの色を変化させるのが、使用者にとって認
識しやすい点で好ましい。
値にして動作している状態は、表示部の画面上で適宜の
方法で表示するのが、使用者に状況を認識させる点で好
ましい。そのような表示としては、例えば、図10にお
けるカラードップラ画像164について、その表示領域
を示す縁取りの色を変化させるのが、使用者にとって認
識しやすい点で好ましい。
【0114】サンプリング周期の調節機能は、必ずしも
常時有効にしておく必要はなく、対象4に関する検査の
カテゴリ(category)や撮影のモード等に応じ
て、有効/無効を切り換え可能にするのが良い。
常時有効にしておく必要はなく、対象4に関する検査の
カテゴリ(category)や撮影のモード等に応じ
て、有効/無効を切り換え可能にするのが良い。
【0115】サンプリング周期の調節は、例えば心臓の
血流を撮影する場合のようにフレームレートの維持を優
先する場合に有効であるから、そのようカテゴリではサ
ンプリング周期の調節機能を有効にしておくのが良い。
血流を撮影する場合のようにフレームレートの維持を優
先する場合に有効であるから、そのようカテゴリではサ
ンプリング周期の調節機能を有効にしておくのが良い。
【0116】これに対して、例えば肝臓の血流を撮影す
る場合のように、フレームレートの維持を特に重視しな
い場合には、サンプリング周期の調節機能を無効にして
おいても支障はない。
る場合のように、フレームレートの維持を特に重視しな
い場合には、サンプリング周期の調節機能を無効にして
おいても支障はない。
【0117】以上、カラードップラ画像としてCFM画
像を撮影する例を説明したが、CFM画像に代えてパワ
ードップラ画像や分散画像を撮影する場合においても、
同様な効果を得ることができるのはいうまでもない。
像を撮影する例を説明したが、CFM画像に代えてパワ
ードップラ画像や分散画像を撮影する場合においても、
同様な効果を得ることができるのはいうまでもない。
【0118】以上のような機能をコンピュータに実現さ
せるプログラムが、記録媒体に、コンピュータで読み取
り可能なように記録される。記録媒体としては、例え
ば、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体および
その他の方式の適宜の記録媒体が用いられる。記録媒体
は半導体記憶媒体であっても良い。本書では記憶媒体は
記録媒体と同義である。
せるプログラムが、記録媒体に、コンピュータで読み取
り可能なように記録される。記録媒体としては、例え
ば、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体および
その他の方式の適宜の記録媒体が用いられる。記録媒体
は半導体記憶媒体であっても良い。本書では記憶媒体は
記録媒体と同義である。
【0119】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、音線周期Trが増大した場合でもパッケージの音
線数を削減しない超音波送受信方法および装置、そのよ
うな超音波送受信機能をコンピュータに実現させるプロ
グラムを記録した媒体、並びに、そのような超音波送受
信装置を備えた超音波撮影装置を実現することができ
る。
れば、音線周期Trが増大した場合でもパッケージの音
線数を削減しない超音波送受信方法および装置、そのよ
うな超音波送受信機能をコンピュータに実現させるプロ
グラムを記録した媒体、並びに、そのような超音波送受
信装置を備えた超音波撮影装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
である。
【図2】図1に示した装置の送受信部のブロック図であ
る。
る。
【図3】図2に示した送受信部による走査の概念図であ
る。
る。
【図4】図2に示した送受信部による走査の概念図であ
る。
る。
【図5】図2に示した送受信部による走査の概念図であ
る。
る。
【図6】図1に示した装置のBモード処理部のブロック
図である。
図である。
【図7】図1に示した装置のドップラ処理部のブロック
図である。
図である。
【図8】図1に示した装置の画像処理部のブロック図で
ある。
ある。
【図9】図1に示した装置の制御部のブロック図であ
る。
る。
【図10】図1に示した装置における表示部の画面の一
例を示す略図である。
例を示す略図である。
【図11】Bモード撮影とCFM撮影の時分割動作を示
す概念図である。
す概念図である。
【図12】CFM撮影のパッケージの概念図である。
【図13】パッケージへの音線配分の概念図である。
【図14】CFM画像上でのパッケージ対応領域の概念
図である。
図である。
【図15】パッケージにおける超音波送受信のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図16】パッケージにおける超音波送受信のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図17】超音波送受信の所要時間を示す図である。
【図18】パッケージへの音線配分の概念図である。
【図19】パッケージにおける超音波送受信のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図20】超音波送受信の所要時間を示す図である。
【図21】パッケージにおける超音波送受信のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図22】パッケージへの音線配分の概念図である。
【図23】超音波送受信の所要時間を示す図である。
2 超音波プローブ 4 対象 6 送受信部 10 Bモード処理部 12 ドップラ処理部 14 画像処理部 16 表示部 18 制御部 20 操作部 140 CPU 142 バス 144 メインメモリ 146 外部メモリ 148 制御部インターフェース 152 入力データメモリ 154 DSC 156 画像メモリ 158 ディスプレーメモリ 180 CPU 182 バス 184 メインメモリ 186 外部メモリ 188 操作部インターフェース 190 送受信部インターフェース 192 Bモード処理部インターフェース 194 ドップラ処理部インターフェース 196 画像処理部インターフェース 198 表示部インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 史景 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C301 AA02 BB01 BB02 BB23 CC02 DD01 DD04 EE10 GB04 GB06 HH04 HH05 HH16 HH17 HH24 HH37 HH38 HH52 HH54 JB11 JB28 JB29 JB36 KK02 KK22 KK27 KK30 KK31 LL02 LL04
Claims (16)
- 【請求項1】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波お
よびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り
返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音
線についてインターリーブさせてパッケージとして行う
にあたり、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を増大する、ことを特徴とする
超音波送受信方法。 - 【請求項2】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波お
よびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り
返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音
線についてインターリーブさせてパッケージとして行う
にあたり、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度内で
増大する、ことを特徴とする超音波送受信方法。 - 【請求項3】 前記受信したエコーはカラードップラ画
像を生成するためのものである、ことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の超音波送受信方法。 - 【請求項4】 前記パッケージの超音波送受信はBモー
ド撮影の1フレーム分の超音波送受信と交互に行われ
る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちの
いずれか1つに記載の超音波送受信方法。 - 【請求項5】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波お
よびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り
返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音
線についてインターリーブさせてパッケージとして行う
超音波送受信装置であって、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を増大するパルス繰り返し時間
調節手段、を具備することを特徴とする超音波送受信装
置。 - 【請求項6】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波お
よびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り
返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音
線についてインターリーブさせてパッケージとして行う
超音波送受信装置であって、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度内で
増大するパルス繰り返し時間調節手段、を具備すること
を特徴とする超音波送受信装置。 - 【請求項7】 前記受信したエコーはカラードップラ画
像を生成するためのものである、ことを特徴とする請求
項5または請求項6に記載の超音波送受信装置。 - 【請求項8】 前記パッケージの超音波送受信はBモー
ド撮影の1フレーム分の超音波送受信と交互に行われ
る、ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のうちの
いずれか1つに記載の超音波送受信装置。 - 【請求項9】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波お
よびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰り
返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の音
線についてインターリーブさせてパッケージとして行う
にあたり、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を増大する、機能をコンピュー
タに実現させるプログラムをコンピュータにより読み取
り可能なように記録したことを特徴とする記録媒体。 - 【請求項10】 パルス繰り返し時間ごとの超音波送波
およびエコー受信の複数回の繰り返しを、前記パルス繰
り返し時間より短い音線周期に相当する時間差で複数の
音線についてインターリーブさせてパッケージとして行
うにあたり、 1つの音線における超音波送波が他の音線におけるエコ
ー受信を妨げないように、前記音線周期の増大に応じて
前記パルス繰り返し時間を予め定められた許容限度内で
増大する、機能をコンピュータに実現させるプログラム
をコンピュータにより読み取り可能なように記録したこ
とを特徴とする記録媒体。 - 【請求項11】 前記受信したエコーはカラードップラ
画像を生成するためのものである、ことを特徴とする請
求項9または請求項10に記載の記録媒体。 - 【請求項12】 前記パッケージの超音波送受信はBモ
ード撮影の1フレーム分の超音波送受信と交互に行われ
る、ことを特徴とする請求項9ないし請求項11のうち
のいずれか1つに記載の記録媒体。 - 【請求項13】 超音波エコーに基づき撮影対象につい
て画像データを獲得する画像データ獲得手段と、 前記画像データに基づいて画像を生成する画像生成手段
と、 前記生成した画像を表示する表示手段と、を有する超音
波撮影装置であって、 前記画像データ獲得手段は請求項5に記載の超音波送受
信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮影装置。 - 【請求項14】 超音波エコーに基づき撮影対象につい
て画像データを獲得する画像データ獲得手段と、 前記画像データに基づいて画像を生成する画像生成手段
と、 前記生成した画像を表示する表示手段と、を有する超音
波撮影装置であって、 前記画像データ獲得手段は請求項6に記載の超音波送受
信装置を具備する、ことを特徴とする超音波撮影装置。 - 【請求項15】 前記受信したエコーはカラードップラ
画像を生成するためのものである、ことを特徴とする請
求項13または請求項14に記載の超音波撮影装置。 - 【請求項16】 前記パッケージの超音波送受信はBモ
ード撮影の1フレーム分の超音波送受信と交互に行われ
る、ことを特徴とする請求項13ないし請求項15のう
ちのいずれか1つに記載の超音波撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394391A JP2002209897A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 超音波送受信方法および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394391A JP2002209897A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 超音波送受信方法および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002209897A true JP2002209897A (ja) | 2002-07-30 |
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ID=18860027
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JP2000394391A Withdrawn JP2002209897A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 超音波送受信方法および装置、記録媒体並びに超音波撮影装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002209897A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017140360A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 超音波診断装置 |
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WO2017196029A1 (ko) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 주식회사 힐세리온 | 휴대용 초음파 진단 장치 및 그 동작 방법 |
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2000
- 2000-12-26 JP JP2000394391A patent/JP2002209897A/ja not_active Withdrawn
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CN109069111A (zh) * | 2016-05-10 | 2018-12-21 | 和赛仑有限公司 | 便携式超声诊断装置及其操作方法 |
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