JP2002209663A - 折り畳み腰掛け - Google Patents

折り畳み腰掛け

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JP2002209663A
JP2002209663A JP2001011039A JP2001011039A JP2002209663A JP 2002209663 A JP2002209663 A JP 2002209663A JP 2001011039 A JP2001011039 A JP 2001011039A JP 2001011039 A JP2001011039 A JP 2001011039A JP 2002209663 A JP2002209663 A JP 2002209663A
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roof
seat
folding stool
frame
backrest
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Osamu Yanai
理 谷内
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Yamazen Corp
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Yamazen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、雨よけや日よけのために、別体の
傘を用意する必要が少ない折り畳み腰掛けを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 本発明は、相互に回動可能に連結された
背もたれ部4と座部3と脚部5とを備え、前記各部を回
動させることによって、略平面状に折り畳むことができ
る折り畳み腰掛け1であって、座部3の上方には、折り
畳みが可能な屋根部6が備えられてなる折り畳み腰掛け
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み腰掛けに
関する。更に詳しくは、屋外でも快適に使用することが
できる折り畳み腰掛けの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの折り畳み腰掛けとしては、図
11に示すように、使用者が腰掛ける座板3bを主要部
とする座部3と、金属パイプが略U字形に成形されてな
る背部フレーム4aの一部に背板4bが取り付けられた
ものを主要部とする背もたれ部4と、腰掛けの接地部分
を形成する金属パイプからなる脚部フレーム5aを主要
部とする脚部5とを備え、背もたれ部4と脚部5とが座
部3に接続されてなる折り畳み腰掛けが知られている。
このような従来からの折り畳み腰掛けでは、座部3と背
もたれ部4と脚部5とは回動可能に接続されており、例
えば、使用者が腰掛けに腰掛けず、腰掛けを運搬する際
などは、腰掛けを折り畳むことが可能なように形成され
ている。また、必要に応じて、肘置きなどが設けられる
こともある。
【0003】しかしながら、かかる従来からの折り畳み
腰掛けでは、屋根が付いていないため、例えば折り畳み
腰掛けを屋外で使用する際に雨などが降ったとき、別途
傘をさしたりする必要があるという問題点がある。ま
た、特に夏の海岸など、日差しの強い所で使用する際に
は、日よけ用の傘などを、別途用意する必要があるとい
う問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、以
上のような問題点を解決するためになされたもので、雨
よけや日よけのために、別体の傘を用意する必要が少な
い折り畳み腰掛けを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、相互に回動可能に連結された背もたれ部4
と座部3と脚部5とを備え、前記各部を回動させること
によって、略平面状に折り畳むことができる折り畳み腰
掛け1であって、座部3の上方には、折り畳みが可能な
屋根部6が備えられてなる折り畳み腰掛け1を提供す
る。また、本発明は、屋根部6が、前記背もたれ部4に
回動可能に取り付けられており、屋根部6を回動させる
ことにより背もたれ部4に沿うように折り畳むことが可
能に構成されている折り畳み腰掛け1を提供する。
【0006】そして、本発明にかかる折り畳み腰掛け1
では、折り畳みが可能な屋根部6が備えられているの
で、雨よけや日よけのために、別体の傘を用意する必要
が少ない。また、本発明にかかる折り畳み腰掛け1で
は、屋根部6が背もたれ部4に回動可能に取り付けられ
ているので、屋根部6を容易に折り畳むことができ、か
つ、屋根部6を任意の角度で固定することが容易にな
る。更に、本発明にかかる折り畳み腰掛け1では、屋根
部6を回動させることにより背もたれ部4に沿うように
折り畳むことが可能であるので、屋根部6を使用しない
で折り畳み腰掛け1に腰掛ける際に邪魔になり難い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参酌しつつ説明する。図1に示す本発明の一実施
形態である折り畳み腰掛け1は、脚部5と座部3と背も
たれ部4とを備える腰掛け本体2と、屋根部6とを備え
る。
【0008】脚部5は、折り畳み腰掛け1において地面
と接する部分の近傍部分をさし、折り畳み腰掛け1に使
用者が腰掛けても壊れないような強度を有する材料、例
えば金属パイプや木やプラスチックなどの棒状体によっ
て形成された脚部フレーム5aをその主要部とする。
【0009】つぎに座部3は、使用者が折り畳み腰掛け
1に腰掛ける部分の近傍部分をさし、使用者が臀部を置
くことができる座板3bと、座板3bを支えるための座
部フレーム3aとをその主要部とする。この座板3b
は、使用者の体重がかけられても割れたりし難い材料、
例えば、木やプラスチックや布などによって、使用者が
臀部を置くことができるような形状、例えば、四角形や
円形に形成される。また、座部フレーム3aは、座板3
bを支えるために、座板3bの外周と略同一の形状に、
使用者の体重がかかっても壊れ難い材料、例えば、脚部
フレーム5aと同様の材料で形成される。
【0010】更に、背もたれ部4は、使用者が折り畳み
腰掛け1に腰掛けた際に、背中を当てる部分の近傍部分
をさし、使用者が背中を当てることができる背板4b
と、それを支える背部フレーム4aとをその主要部とす
る。そして、背板4bと背部フレーム4aとは、例え
ば、それぞれ同様の理由から、座板3bや座部フレーム
4aと同様に形成される。
【0011】そして、脚部5と座部3と背もたれ部4と
は、公知の技術によって、互いに折り畳むことが可能な
ように形成されている。具体的には、例えば、脚部フレ
ーム5aは、回動可能に座部フレーム3aと接続され、
更に、背部フレーム4aも回動可能に座部フレーム3a
に接続される。そして、例えば、脚部フレーム5aと背
もたれ部フレーム4aとを、座部フレーム3aに略平行
になるように回動可能としたうえで、更に、回動された
際に各々のフレーム同士が重ならないようにフレームを
形成したり、背板4bや座板3bの厚みを薄くすること
によって、折り畳まれた(重ねられた)際に、背もたれ
部4と座部3と脚部5とが略平行になり、その結果とし
て略平面状に折り込まれることが可能なように形成され
ている。
【0012】更に、本発明にかかる折り畳み腰掛け1で
は、脚部5と、背もたれ部4と、座部3とを備える腰掛
け本体2に、屋根部6が設けられている。屋根部6と
は、使用者が座板3bに腰掛けた際に、使用者に雨や日
差しがあたり難くするために、座板3bに腰掛けた使用
者の頭上に位置するように設けられるものであり、雨な
どを遮る屋根板6bと、屋根板6bを支える屋根部フレ
ーム6aをその主要部とする。
【0013】この屋根板6bを形成する材料は、特には
限定されないが、日差しを有効に遮ることが可能となる
という観点より、非透明体など遮光性を備えた材料、又
は/及び、雨などを遮るという観点より、水を通さない
材料、水にぬれても変質し難い材料、例えば水を通さな
いように撥水加工された布や、化学繊維や、プラスチッ
クなどによって形成されている。
【0014】更に、かかる屋根板の形状は、座板に座っ
たものに対する日差しなどを遮ることが可能なものであ
れば特には限定されず、例えば四角形や円形とされる。
【0015】そして、屋根部フレーム6aは、屋根板6
bの外周と略同一形状に、屋根板6bなどの重さを支え
ることができる材料、例えば座部フレーム3aと同様の
材料によって形成される。
【0016】また、屋根板6bには、図2に示すよう
に、屋根部フレーム6aに取り付けられた際、屋根部フ
レーム6aからはみ出でて、腰掛けた使用者の前方に上
から垂れ下がる、前垂れ部61bが設けられることが好
ましい。この前垂れ部61bは、使用者の前方視界を余
り減少させることなく、前方からの日差しなどを効果的
に遮ることができる。更に、前垂れ部61bと同様の理
由で、屋根板6bには、更に図3に示す横垂れ部62b
や、図4に示す後垂れ部63bが設けられることが好ま
しい。
【0017】そして、かかる形態の屋根部6は、回動可
能に腰掛け本体2に接続されている。具体的には、例え
ば、背部フレーム4aと、屋根部フレーム6aとを回動
可能な形で直接接続することが可能である。
【0018】更に、屋根部6の腰掛け本体2への別の接
続方法として、例えば、背部フレーム4aの上端に穴が
空けられ、その穴に屋根部フレーム6aを差し込むこと
によって接続する方法がある。この方法によれば、屋根
部フレーム6aを差し込む長さを調節することによっ
て、容易に屋根部6の高さを調節することができる。更
に、この接続方法において、屋根部フレーム6aの背部
フレーム4aと接続される部分の近傍部分に、回動可能
な機構を設けることもできる。
【0019】また、回動可能な機構を何れの場所に設け
る場合においても、任意の回動位置で静止させることが
可能な仕組みを組み込むことができる。具体的には、例
えば、回動を可能とする機構の内部に、凹凸やギアによ
るかみ合わせを設けたり又は/及び摩擦部分を設けたり
して、屋根部6の回動を任意の位置で固定し易くするこ
とができる。これによって、腰掛ける使用者の体格や、
日差しの角度などによって、屋根部6の角度を最適な角
度とすることが容易になる。
【0020】更に、図6や図7に示すように、座板3b
の両側部に肘置きを設けることも可能である。
【0021】本発明にかかる折り畳み腰掛け1の製造方
法は、特には限定されず、従来からの折り畳み腰掛けの
製造方法に則って製造することができる。
【0022】また、本発明にかかる折り畳み腰掛け1の
使用方法は、腰を掛けて使用する際は、図1に示すよう
に、従来の折り畳み腰掛けと同様に折り畳まれたものを
開くと共に、屋根部6を開いて使用する。また、腰掛け
として使用する際でも、屋根部6が必要でないときに
は、図5に示すように、屋根部6を背もたれ部4の背後
に置くことも可能である。具体的には、例えば、屋根部
6が、開かれた位置と折り畳まれた位置との間で略90
°回動可能な回動部を有する場合には、屋根部6と腰掛
け本体2との接続方法を、屋根部フレーム6aを背部フ
レーム4aに差し込む方法とし、屋根部6を開いて使用
する際とは逆の方向に(すなわち、屋根部6が座部3の
方向ではなく、背もたれ部4の後ろの方向に向くよう
に)取り付けた上で、屋根部6を背もたれ部4の背後ま
で回動させて使用する。また、例えば、屋根部6が略3
60°回動可能な回動部を有する場合には、そのままの
状態で屋根部6を背もたれ部4の背後まで回動させて使
用する。一方、腰を掛けて使用せず、持ち運んだり、収
納したりする際は、図8に示すように、背もたれ部4と
座部3と脚部5と屋根部6(図8の斜線塗り部分)と
を、略平行になるように回動させ、略平面状に(略板状
に)折り畳んで使用する。
【0023】なお、前記実施形態においては、背部フレ
ーム4aに屋根部フレーム6aを差し込む長さを調節す
ることによって、屋根部6の高さを調節する構成を説明
したが、かかる構成に限定されることはなく、例えば、
背もたれ部フレーム4aや屋根部フレーム6a自身を伸
縮可能とすることもできる。また、前記実施形態におい
ては、背板4bと座板3bとは、別個のものとしたが、
かかる構成に限定されることはなく、例えば、化学繊維
や、撥水処理のなされた布によって、一体として形成す
ることも可能である。背板4bと座板3bとを連続した
布で形成することによって、使用者が腰掛けた際、背板
4bと座板3bが、必要以上に撓むことなく、適度に伸
縮しながら使用者の体に沿い、使用者の腰掛けごこちが
良好となる。
【0024】また、本発明にかかる折り畳み腰掛け1
は、図1に示したような略椅子型の折り畳み腰掛けに限
定されることはなく、適宜その形態を変更することが可
能である。例えば、折り畳み腰掛け1の座部3を、使用
者が腰掛けた際の足先の方向に延長したり、図9に示す
ように、座部フレーム3aの、折り畳み腰掛け1の前方
における端部から、足載せ部8を延設し、略ベッド型の
折り畳み腰掛け1とすることも可能である。この足載せ
部8の構成は、特には限定されないが、例えば、背板4
b及び座板3bと連続した(一体の)布を材料とする足
載せ板8bと、この足載せ板8bの外周を覆うような、
例えば、金属パイプや木やプラスチックなどの棒状体に
よって形成された足載せ部フレーム8aとを備えた構成
とすることができる。そして、この足載せ部フレーム8
aは、回動可能に座部3に接続される。このような、略
ベッド型の折り畳み腰掛け1では、使用者が無理なく足
を伸ばしながら腰掛けることができ、更に、背もたれ部
4の角度を寝かせると、使用者は、大凡寝そべった体型
でくつろいで腰掛けること(横になること)ができる。
【0025】また、この折り畳み腰掛け1は、前記実施
形態に記載した略椅子型の折り畳み腰掛け1と同様にし
て折り畳むことができる。具体的には、例えば、図10
に示すように、先ず屋根部6(図10のAの斜線部)を
の方向に回動させて背もたれ部4(図10のBの斜線
部)に沿わせ、次いで屋根部6(図10のAの斜線部)
と背もたれ部4(図10のBの斜線部)とを一体として
座部3(図10のEの斜線部)の方向(の方向)に回
動させる。そして、更に足載せ部8(図10のCの斜線
部)を座部3(図10のEの斜線部)の方向(の方
向)に回動させるともに、脚部5(図10のD)をの
方向に回動させることによって、容易に折り畳むことが
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明にかかる折り畳み腰掛けでは、折
り畳みが可能な屋根部が備えられているので、雨よけや
日よけのために、別体の傘を用意する必要が少ない。ま
た、本発明にかかる折り畳み腰掛けでは、屋根部が背も
たれ部に回動可能に取り付けられているので、屋根部を
容易に折り畳むことができ、かつ、屋根部を任意の角度
で固定することが容易になる。更に、本発明にかかる折
り畳み腰掛けでは、屋根部を回動させることにより背も
たれ部に沿うように折り畳むことが可能であるので、屋
根部を使用しないで折り畳み腰掛けに腰掛ける際に邪魔
になり難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる折り畳み腰掛けの斜視図。
【図2】本発明にかかる折り畳み腰掛けの正面図。
【図3】本発明にかかる折り畳み腰掛けの右側面図。
【図4】本発明にかかる折り畳み腰掛けの背面図。
【図5】本発明にかかる折り畳み腰掛けの斜視図。
【図6】本発明にかかる折り畳み腰掛けの平面図。
【図7】本発明にかかる折り畳み腰掛けの底面図。
【図8】本発明にかかる折り畳み腰掛けの斜視図。
【図9】本発明にかかる折り畳み腰掛けの斜視図。
【図10】本発明にかかる折り畳み腰掛けの斜視図。
【図11】従来からの折り畳み腰掛けの斜視図。
【符号の説明】
1…折り畳み腰掛け、3…座部、4…背もたれ部、5…
脚部、6…屋根部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に回動可能に連結された背もたれ部
    (4)と座部(3)と脚部(5)とを備え、前記各部を
    回動させることによって、略平面状に折り畳むことがで
    きる折り畳み腰掛け(1)であって、 座部(3)の上方には、折り畳みが可能な屋根部(6)
    が備えられてなることを特徴とする折り畳み腰掛け。
  2. 【請求項2】 屋根部(6)が、前記背もたれ部(4)
    に回動可能に取り付けられており、屋根部(6)を回動
    させることにより背もたれ部(4)に沿うように折り畳
    むことが可能に構成されている請求項1に記載の折り畳
    み腰掛け。
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