JP2002209058A - 画像読取装置及びその制御方法 - Google Patents

画像読取装置及びその制御方法

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JP2002209058A
JP2002209058A JP2001001280A JP2001001280A JP2002209058A JP 2002209058 A JP2002209058 A JP 2002209058A JP 2001001280 A JP2001001280 A JP 2001001280A JP 2001001280 A JP2001001280 A JP 2001001280A JP 2002209058 A JP2002209058 A JP 2002209058A
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temperature
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Takashi Sakai
孝 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの環境温度を厳密に(精度良く)判定
することができ、その後の予備点灯時のランプの点灯時
間の制御や供給電力制御(調光制御)を時間的にも、電
力的にもより効率的に行うことができる画像読取装置を
提供する。 【解決手段】 イメージセンサ103に結像する光の波
長成分を可視光領域または赤外領域に制限する切り替え
可能なフィルタを構成する分光フィルタ切り替えユニッ
ト112を設け、イメージセンサ103により得られた
赤外領域の光の光量レベルに基づいて蛍光ランプ101
あるいはこの蛍光ランプ101周辺の温度を推定し、こ
の温度に基づいて蛍光ランプ101への供給電力量及び
予備点灯時間を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿に光照射を行
い、原稿の反射光あるいは透過光を画像データとして処
理する画像読取装置及びその制御方法に関し、特に光源
として冷陰極蛍光ランプを使用した画像読取装置及びそ
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光源により読み取り原稿を光照射し、そ
の反射光や透過光をミラーやレンズ等で構成された光学
系を介してCCD等のイメージセンサに結像し、公知の
デジタル技術等を利用して電気的画像データとして処理
する画像読取装置が多く普及されている。
【0003】上記画像読取装置においては、光源として
蛍光ランプ等が多く使用されている。この蛍光ランプは
温度依存性の立ち上がり特性を有しており、ランプ光量
は点灯直後からランプ温度に依存した立ち上がりカーブ
を描いて増加し、所定の温度に達した後安定する。つま
り、ランプの光量レベルの上昇の程度や安定光量に達す
るまでの時間は点灯時のランプ温度に依存する。
【0004】蛍光ランプは上記のような特性を有するこ
とにより、立ち上がり期間中に原稿読み取りを行うと読
み取り画像に影響を与えてしまい、安定した画像読み取
りを行うことが不可能である。このため、ランプ光量が
安定するまで予備点灯を行う必要がある。
【0005】前述したようなランプの温度依存性によ
り、予備点灯を行う場合に低温時でも必要十分な時間行
うように設定しておく方法があるが、このような点灯時
間の制御では逆にランプ温度が高温であった際に待ち時
間を無駄に増やしてしまう。
【0006】また、別の方法として光量が安定するまで
所定以上の電力(通常より高い電力)でランプを点灯さ
せ、急速にランプ温度を上げようとする方法が知られて
いる。しかしながら、これとて前述したようなランプの
温度依存性により、ランプ温度が低温時であったときで
も可能な限り高速にランプ光量を立ち上げようとするた
めに予備点灯時にランプに供給する電力を最大にしてお
かなければならず、このような供給電力制御(調光制
御)では逆にランプ温度が高温時であったときには無駄
な電力を消費してしまう。
【0007】そこで、画像読み取りを行う際と同様にし
てイメージセンサにより得られたランプ点灯直後のラン
プ光量と所定時間経過後のランプ光量のレベルまたはそ
のランプ光量の変化率をもとにランプの温度を判定(推
定)、つまりイメージセンサの可視光領域の受光レベル
をもとにランプの環境温度(ランプの温度あるいはラン
プ周辺の温度をいう)を判定し、ランプ環境温度が低温
のときには大電力で最大期間予備点灯を行い、高温時に
は最小限の電力で予備点灯動作を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、可視光領域のセンサ出力(イメージ
センサの受光レベル)のみをランプの環境温度の判定材
料としているが、図8及び図9から分かるように波長約
350〜650nmの可視領域における低温時と高温時
のランプ光量レベルはほぼ変化しないため、低温時と高
温時のランプ光量レベルの差からランプの環境温度を厳
密に(精度良く)判定することが困難であり、このため
その後の予備点灯時のランプの点灯時間の制御や調光制
御を行う際に時間的、電力的に無駄が生じるという問題
点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、ランプの環境温度を厳密に
(精度良く)判定することができ、その後の予備点灯時
のランプの点灯時間の制御や供給電力制御(調光制御)
を時間的にも、電力的にもより効率的に行うことができ
る画像読取装置及びその制御方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置及
びその制御方法は次のように構成したものである。
【0011】(1)画像読取装置において、原稿台ガラ
ス上に載置された原稿を照明する光源と、前記原稿の反
射光あるいは透過光を結像させる光学手段と、該光学手
段により結像された反射光あるいは透過光を電気信号の
画像データとして出力するイメージセンサと、該イメー
ジセンサに結像する光の波長分布を検出する検出手段と
を有し、該検出手段により検出された前記光源の点灯か
ら所定時間後の波長分布に基づいて前記光源あるいはこ
の光源周辺の温度を推定するようにした。
【0012】(2)画像読取装置において、原稿台ガラ
ス上に載置された原稿を照明する光源と、前記原稿の反
射光あるいは透過光を結像させる光学手段と、該光学手
段により結像された反射光あるいは透過光を電気信号の
画像データとして出力するイメージセンサと、該イメー
ジセンサに結像する光の波長成分を可視光領域または赤
外領域に制限する切り替え可能なフィルタとを有し、前
記イメージセンサにより得られた赤外領域の光の光量レ
ベルに基づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温度を
推定するようにした。
【0013】(3)上記(1)または(2)の画像読取
装置において、推定された温度に基づいて光源への供給
電力量を制御する制御手段を備えた。
【0014】(4)上記(1)ないし(3)何れかの画
像読取装置において、推定された温度に基づいて光源の
予備点灯時間を制御する制御手段を備えた。
【0015】(5)原稿台ガラス上に載置された原稿を
照明する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結
像させる光学手段と、該光学手段により結像された反射
光あるいは透過光を電気信号の画像データとして出力す
るイメージセンサとを有する画像読取装置の制御方法に
おいて、前記イメージセンサに結像する光の波長分布を
検出し、該検出された前記光源の点灯から所定時間後の
波長分布に基づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温
度を推定し、この温度に基づいて光源への供給電力量を
制御するようにした。
【0016】(6)原稿台ガラス上に載置された原稿を
照明する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結
像させる光学手段と、該光学手段により結像された反射
光あるいは透過光を電気信号の画像データとして出力す
るイメージセンサとを有する画像読取装置の制御方法に
おいて、前記イメージセンサに結像する光の波長分布を
検出し、該検出された前記光源の点灯から所定時間後の
波長分布に基づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温
度を推定し、この温度に基づいて光源の予備点灯時間を
制御するようにした。
【0017】(7)原稿台ガラス上に載置された原稿を
照明する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結
像させる光学手段と、該光学手段により結像された反射
光あるいは透過光を電気信号の画像データとして出力す
るイメージセンサとを有する画像読取装置の制御方法に
おいて、前記イメージセンサに結像する光の波長成分を
可視光領域または赤外領域に制限する切り替え可能なフ
ィルタを設けておき、前記イメージセンサにより得られ
た赤外領域の光の光量レベルに基づいて前記光源あるい
はこの光源周辺の温度を推定し、この温度に基づいて前
記光源への供給電力量を制御するようにした。
【0018】(8)原稿台ガラス上に載置された原稿を
照明する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結
像させる光学手段と、該光学手段により結像された反射
光あるいは透過光を電気信号の画像データとして出力す
るイメージセンサとを有する画像読取装置の制御方法に
おいて、前記イメージセンサに結像する光の波長成分を
可視光領域または赤外領域に制限する切り替え可能なフ
ィルタを設けておき、前記イメージセンサにより得られ
た赤外領域の光の光量レベルに基づいて前記光源あるい
はこの光源周辺の温度を推定し、この温度に基づいて前
記光源の予備点灯時間を制御するようにした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。
【0020】(第1の実施例)図3は本発明に係る画像
読取装置の構成を示す断面図であり、結像レンズの中心
で切断した断面図を示している。
【0021】同図において、201は画像読取装置であ
り、プラテンガラス202に載置した原稿を走査して読
み取りデジタル情報に変換してその画像情報(画像デー
タ)を不図示のコンピュータに送信する。205は原稿
を照明する光源としての蛍光ランプ(以下、単にランプ
ともいう)、206は蛍光ランプ205の光を読み取り
位置に集光するリフレクタ、207は蛍光ランプ20
5、第1ミラー203、リフレクタ206等を固定して
あるキャリッジであり、プラテンガラス202に沿って
移動し原稿を走査する。204は第1ミラー203の2
分の1の速度(キャリッジ207の2分の1の速度)で
移動する第2ミラー、208は結像レンズである。
【0022】209は光学画像情報を電気信号の画像情
報に変換するイメージセンサであるラインCCD(以
下、単にCCDという)であり、上述したようにキャリ
ッジ107により原稿を走査し、第1ミラー203、第
2ミラー204、結像レンズ208を介して結像されて
入射された原稿からの反射光を電気信号の画像情報とし
て出力する。なお、第1ミラー203と第2ミラー20
4が1対1/2の速度で移動することによりプラテンガ
ラス202上の原稿とCCD209との光学的距離を一
定に保つことができる。
【0023】210は特定波長領域(特定波長成分)の
光をカットするフィルタであり、光軸上に必要な波長の
光のみを透過させるフィルタを出し入れすることによ
り、センサに結像する光の波長領域を可視領域と赤外領
域とを切り替え可能にしてある。
【0024】図1は第1の実施例による画像読取装置の
構成を示すブロック図であり、図1を用いて電気的な構
成を説明する。
【0025】同図において、110はCPU(制御手
段)であり、光源点灯制御信号をランプインバータ10
9に出力し、光源である蛍光ランプ101を点灯させ
る。上記CPU110は蛍光ランプ110への供給電力
量及び蛍光ランプ110の予備点灯時間を制御する制御
手段を構成している。
【0026】蛍光ランプ101の照明光は原稿を照射
し、さらにその反射光は結像レンズ(光学手段)102
を通してイメージセンサ103に到達する。
【0027】イメージセンサ103は原稿からの反射光
を光電変換し、電気信号を出力し、アナログ回路104
に送る。アナログ回路104ではイメージセンサ103
から受けた画像信号に対して増幅などのアナログ処理を
加え、A/Dコンバータ(A/D変換器)105に送
る。A/Dコンバータ105はアナログ回路104から
受け取ったアナログ信号をデジタル信号に変換しデジタ
ル回路107に出力する。
【0028】106はシェーディングデータやCPU1
10のワーク用のデータを一時保存することができるメ
モリである。デジタル処理ブロック(デジタル回路10
7)ではCPU110の制御によりA/Dコンバータ1
05の出力のデジタル画像信号に対して必要な処理を加
え、後段のインターフェース回路108にデータを送
る。インターフェース回路108では処理された画像デ
ータを通信プロトコルにあわせてホストコンピュータ1
11へ送信する。
【0029】112は透過する光の波長を制御(制限)
する分光フィルタ切り替えユニットであり、赤外カット
フィルタと、可視光カットフィルタを切り替えて所望の
波長の光を透過させるようになっている。
【0030】上記構成において、分光フィルタ切り替え
ユニット112、イメージセンサ103、アナログ回路
104、A/Dコンバータ105、デジタル回路10
7、CPU110はイメージセンサ103に結像される
光の波長分布を検出する検出手段を構成している。
【0031】図4は図1の分光フィルタ切り替えユニッ
ト112の切り替え動作の様子を示す説明図である。
【0032】同図において、301は分光フィルタを光
軸上に出し入れするためのモーターであり、回転軸の先
端に分光フィルタを取り付けてある。302は赤外カッ
トフィルタ、303は可視カットフィルタである。図4
の(a)では、赤外カットフィルタ302が光軸上に挿
入されており、可視光のみが透過し、通常の画像読み取
りを行う。図4の(b)では、可視カットフィルタ30
3が光軸上に挿入されており、赤外光が透過してイメー
ジセンサ103へ達し、蛍光ランプ101の赤外領域の
光量レベルを判定する。
【0033】ここで蛍光ランプ101の発光スペクトル
の特徴について説明する。図8、図9は蛍光灯(蛍光ラ
ンプ)の発光スペクトル(発光波長分布レベル)を示す
図であり、図8は高温時のスペクトル、図9は低温時の
スペクトルを示している。
【0034】図8、図9に示すように、波長約350〜
650nmの可視領域における低温時と高温時のランプ
光量レベルはほぼ変化しないことがわかる。
【0035】一方で、波長約750〜1000nmの赤
外領域における低温時と高温時のランプ光量レベルは大
きな変化が見られ、低温時と高温時とでは蛍光灯101
の発光波長分布に変化が生じることがわかる。これによ
り、蛍光ランプ101の発光波長分布に注目して蛍光ラ
ンプ101の温度推定を行うことで推定条件(判定条
件)の設定など有利に進めることができるようになる。
【0036】このように高温時と低温時では発光波長分
布が異なり、分光フィルタ切り替えユニット112によ
り可視カットフィルタ303が光軸上に挿入された場
合、この可視カットフィルタ303を通してイメージセ
ンサ103に入射した光の出力も異なってくる。つまり
センサ出力にて蛍光ランプ101の環境温度(蛍光ラン
プ101の温度あるいはこの蛍光ランプ101周辺の温
度をいう)を推定できるわけであるが、その関係はおよ
そ図6に示すようにY=aX+b(ただし、a、bは定
数)のグラフで近似できる。なお図6では、縦軸(Y
軸)を温度、横軸(X軸)をセンサ出力としている。
【0037】このようにして環境温度が推定されると、
ランプ安定に必要な予備点灯の時間と電力が算出され
る。図7はセンサ出力と環境温度、及び予備点灯の時間
と電力の関係を示す図である。そのときのセンサ出力に
対応する時間と電力にて予備点灯を行う。
【0038】次に図1を用いて実際の動作を説明する。
【0039】画像読取装置の電源が入るとまず、ランプ
インバータ109に電力を供給し、蛍光ランプ101を
点灯させる。次に分光フィルタ切り替えユニット112
により、可視カットフィルタを光軸上に挿入し、赤外光
をイメージセンサ103に結像させる。CPU110は
このときのセンサ出力値をもとに環境温度を推定する。
【0040】CPU110は、推定された環境温度をも
とに予備点灯に必要な電力と時間を算出し、予備点灯を
行う。予備点灯が終了したら分光フィルタ切り替えユニ
ット112により、赤外カットフィルタを光軸上に挿入
し、ランプ光量が安定したことを確認した後、画像読み
取りを行う。
【0041】次に図2のフローチャートを用いて上述し
た動作の流れを説明する。図2は第1の実施例による蛍
光ランプ101の予備点灯動作を示すフローチャートで
あり、不図示のROMに格納されたプログラムに基づい
てCPU110の指示により実行される。
【0042】予備点灯動作に入るとまず、ステップS1
01にて光路上の分光フィルタ切り替えユニット112
を操作し、可視光を通さず、赤外光を通す可視カットフ
ィルタをセットする。ステップS102においてランプ
用に使用可能な最大電力(PWM=100%)で蛍光ラ
ンプ101を点灯する。そしてステップS103におい
てセンサ出力をもとに点灯時の環境温度を推定し、ステ
ップS104において前記推定環境温度をもとに予備点
灯に必要な時間と電力を算出する。
【0043】このようにして算出された数値をもとにス
テップS105においてランプ光量を調節し(PWM値
セット)、ステップS106において予備点灯に必要な
時間を設定する。ステップS107では必要時間を経過
し予備点灯が終了したかを判断し、終了していればステ
ップS108にて分光フィルタ切り替えユニット112
により赤外カットフィルタにセットし、ステップS10
9にて画像読み取り(スキャン)を開始する。
【0044】上記のように、可視光を通さず、赤外光を
通す可視カットフィルタをセットしたときのセンサ出力
をもとに蛍光ランプ101の環境温度を推測し、この推
定環境温度が低温時には大電力で最大期間予備点灯を行
い、高温時には最小限の電力でまかなうようにしてい
る。
【0045】このように本実施例では、蛍光ランプの発
光波長分布がランプ温度に応じて変化することに注目
し、蛍光ランプの環境温度を通常の画像読み取りの出力
レベルから判定(推定)するのではなく、イメージセン
サに結像される光の波長成分を可視光領域または赤外領
域に制限する切り替え可能なフィルタを設け、前記イメ
ージセンサにより得られた赤外領域の光の光量レベル
(赤外領域の波長成分)に基づいて蛍光ランプの環境温
度(蛍光ランプあるいはこの蛍光ランプ周辺の温度)を
推定し、この温度に基づいて蛍光ランプへの供給電力量
及び予備点灯時間を制御するようにした。
【0046】これにより、蛍光ランプの環境温度を厳密
に(精度良く)判定することができるので、その後の予
備点灯時のランプの点灯時間の制御や供給電力制御(調
光制御)をきめ細かく行え、消費電力を抑え、予備点灯
の時間の短縮ができる。
【0047】(第2の実施例)図5は第2の実施例によ
る構成を示す模式図であり、場所によって異なる特性を
持った1枚のフィルタを用いた際の全体の様子を示して
いる。
【0048】図5において、401は受光素子が主走査
方向に1列に並べて形成されたイメージセンサであるラ
インセンサある。また、ラインセンサ401は画像読み
取り範囲の外側にも有効画素領域をもっており、赤外光
を受光し、出力することができる。402は蛍光ランプ
の光をラインセンサ401に結像するためのレンズであ
る。
【0049】403はガラスで形成された分光フィルタ
であり、内側の画像読み取り領域に該当する部分には赤
外カットフィルタが入れられている。また、外側の画像
読み取り領域外に可視カットフィルタが入れられてお
り、赤外光のみを透過させるようになっている。404
は原稿照明用の蛍光ランプである。
【0050】上記第1の実施例では分光フィルタを光路
上に出し入れすることで全領域の分光分布を変換してい
たが、本実施例では主走査方向をエリアで区切って画像
を読み取るエリアと赤外光を読み取るエリアとに分けて
ある。このためフィルタの駆動装置が不要となり、軽量
化を図ることができる。
【0051】なお、上記第1及び第2の実施例では赤外
光量のレベルを判定材料としていたが、赤外と可視領域
の緑色のレベルの比や赤外と可視領域の青色のレベルの
比またはこれら両方の比を判定材料としても良い。
【0052】また、本実施例では原稿の反射光を画像デ
ータとして処理する画像読取装置により説明したが、原
稿の透過光を画像データとして処理する画像読取装置と
しても実施可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ランプの環境温度を厳密に(精度良く)判定することが
でき、その後の予備点灯時のランプの点灯時間の制御や
供給電力制御(調光制御)を時間的にも、電力的にもよ
り効率的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例による構成を示すブロック図
【図2】 第1の実施例によるランプの予備点灯動作を
示すフローチャート
【図3】 本発明に係る画像読取装置の構成を示す断面
【図4】 第1の実施例による分光フィルタの切り替え
動作を示す説明図
【図5】 第2の実施例による構成を示す模式図
【図6】 赤外光のセンサ出力と温度の関係を示す図
【図7】 センサ出力と温度、予備点灯時間、電力の関
係を示す図
【図8】 高温時のスペクトルの一例を示す図
【図9】 低温時のスペクトルの一例を示す図
【符号の説明】
101 蛍光ランプ 103 イメージセンサ 110 CPU 112 分光フィルタ切り替えユニット 201 画像読取装置 205 蛍光ランプ 208 結像レンズ 209 CCD(イメージセンサ) 210 フィルタ 302 赤外カットフィルタ 303 可視カットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 430 G06T 1/00 430J Fターム(参考) 2G066 AC20 BA12 BA23 CA20 2H109 AA22 AB02 AB22 AB23 2H110 AA02 AA04 AA21 AA22 CD02 CD03 5B047 AA01 BB02 BC07 BC11 CB03 CB04 CB15 5C072 AA01 BA05 CA04 CA12 CA14 CA18 DA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサと、該イメージセンサに結像する光の波長
    分布を検出する検出手段とを有し、該検出手段により検
    出された前記光源の点灯から所定時間後の波長分布に基
    づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温度を推定する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサと、該イメージセンサに結像する光の波長
    成分を可視光領域または赤外領域に制限する切り替え可
    能なフィルタとを有し、前記イメージセンサにより得ら
    れた赤外領域の光の光量レベルに基づいて前記光源ある
    いはこの光源周辺の温度を推定することを特徴とする画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 推定された温度に基づいて光源への供給
    電力量を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 推定された温度に基づいて光源の予備点
    灯時間を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし3何れか記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサとを有する画像読取装置の制御方法であっ
    て、前記イメージセンサに結像する光の波長分布を検出
    し、該検出された前記光源の点灯から所定時間後の波長
    分布に基づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温度を
    推定し、この温度に基づいて光源への供給電力量を制御
    することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサとを有する画像読取装置の制御方法であっ
    て、前記イメージセンサに結像する光の波長分布を検出
    し、該検出された前記光源の点灯から所定時間後の波長
    分布に基づいて前記光源あるいはこの光源周辺の温度を
    推定し、この温度に基づいて光源の予備点灯時間を制御
    することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサとを有する画像読取装置の制御方法であっ
    て、前記イメージセンサに結像する光の波長成分を可視
    光領域または赤外領域に制限する切り替え可能なフィル
    タを設けておき、前記イメージセンサにより得られた赤
    外領域の光の光量レベルに基づいて前記光源あるいはこ
    の光源周辺の温度を推定し、この温度に基づいて前記光
    源への供給電力量を制御することを特徴とする画像読取
    装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 原稿台ガラス上に載置された原稿を照明
    する光源と、前記原稿の反射光あるいは透過光を結像さ
    せる光学手段と、該光学手段により結像された反射光あ
    るいは透過光を電気信号の画像データとして出力するイ
    メージセンサとを有する画像読取装置の制御方法であっ
    て、前記イメージセンサに結像する光の波長成分を可視
    光領域または赤外領域に制限する切り替え可能なフィル
    タを設けておき、前記イメージセンサにより得られた赤
    外領域の光の光量レベルに基づいて前記光源あるいはこ
    の光源周辺の温度を推定し、この温度に基づいて前記光
    源の予備点灯時間を制御することを特徴とする画像読取
    装置の制御方法。
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