JP2002207517A - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP2002207517A
JP2002207517A JP2001001162A JP2001001162A JP2002207517A JP 2002207517 A JP2002207517 A JP 2002207517A JP 2001001162 A JP2001001162 A JP 2001001162A JP 2001001162 A JP2001001162 A JP 2001001162A JP 2002207517 A JP2002207517 A JP 2002207517A
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JP
Japan
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pressure reducing
valve body
reducing valve
valve
pressure
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Application number
JP2001001162A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Nakayama
公博 中山
Shinichi Kimura
信一 木村
Mitsuteru Kawaguchi
光輝 川口
Nobuyuki Matsuura
伸幸 松浦
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Toto Ltd
Kane Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Kane Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォーターハンマーが発生した場合でも減圧
弁体がめくれ上がることがなく、故障の発生を防止でき
る減圧弁を提供する。 【解決手段】 弁体カバー18を嵌めることにより、減
圧弁体16と弁体カバー18を止着(固定)したので、
ウォーターハンマーが発生した場合でも減圧弁体16が
めくれ上がることがなく、減圧ポート15のシール部1
5aと弁体カバー18との間に噛み込むことがないた
め、故障の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減圧弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の減圧弁について図5を参照して説
明する。図5は従来の減圧弁の構造を示す断面図であ
る。
【0003】水は流入ポート11からストレーナ12を
通り、逆止弁13を押し上げ、隔壁14に設けられた減
圧ポート15に達する。減圧ポート15の2次側には減
圧弁体16が配置されている。この減圧弁体16は、弁
棒17の一端に弁体カバー18によって保持され、弁体
カバー18は、ワッシャー19及びナット20によって
抜け止めがなされている。弁棒17の途中部分は、筒状
の減圧弁保持部21により摺動自在に保持されている。
弁棒17の他端には流出水圧調節バネ22が取付けられ
ており、流出水圧調節バネ22はバネ圧調節ネジ23に
反力を得て弁棒17を押圧している。
【0004】流出水圧調節バネ22は、バネカバー24
とダイヤフラム25とで囲まれたバネ設置室26内に配
置されている。ダイヤフラム25の外周部はバネカバー
24とバルブボディー27との間に狭持されている。ダ
イヤフラム25の中央開口部の縁部は、弁棒17のフラ
ンジ17aとナット28との間に狭持されている。バル
ブボディー27には、減圧弁体16をバルブボディー2
7内に挿入するための開口29が設けられている。この
開口29はOリング30を保持したキャップ31により
閉鎖されている。
【0005】給水圧が設定圧よりも高い時に2次側を止
水した場合、ダイヤフラム25が水圧によって上方に押
圧移動され、減圧弁体16が減圧ポート15のシール部
15aに密着し2次側の圧力が設定圧に保持される。こ
の設定圧は、バネ圧調節ネジ23を回すことにより調節
される。
【0006】給水圧が設定圧よりも高い時に2次側を止
水した後、2次側を通水した場合、ダイヤフラム25を
押上げる圧力が下がり減圧弁体16が減圧ポート15の
シール部15aより離れ、2次側の必要流量に応じた弁
開口ストローク、すなわち通水断面積を確保した状態で
安定する。この安定状態においては、減圧弁体16と減
圧ポート15のシール部15aとの隙間(流路絞り部6
0)は、給水圧が高いほど小さくなる。
【0007】ここで、減圧弁体16についてさらに詳し
く説明すると、減圧弁体16は、軟質材料(例:ゴム)
で穴あきコイン状に形成されており、弁体カバー18に
保持されて弁棒17に挿通され、ワッシャー19及びナ
ット20によって抜け止めがなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、減圧弁体16は弁体カバー18に保
持されているのみで、弁体カバー18に対し固定はされ
ていないため、止水時に1次側より高圧のウォーターハ
ンマーが発生した場合、図6に示すように減圧弁体16
の一部が弁体カバー18から外れてめくり上がり、減圧
ポート15のシール部15aと弁体カバー18の間に噛
み込んでしまうことがあるという問題があった。
【0009】この場合、2次側を止水した時に減圧弁体
16が減圧ポート15のシール部15aに完全に密着す
ることができなくなり、2次側を設定圧に保つことがで
きない。減圧弁は、分解するとバネの再設定を行わなけ
ればならないなど現場での修理は難しいため、減圧弁自
体の交換が必要となる。このため、メンテナンス性が悪
く修理費用が高い。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、ウォーターハンマーが発
生した場合でも減圧弁体がめくれ上がることがなく、故
障の発生を防止できる減圧弁を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段・作用及び効果】上記目的
を達成するために請求項1では、弁棒17と、弁棒17
の一端に取付けられ弁棒17を常時開方向に付勢する流
出水圧調節バネ22と、弁棒17の一端に取付けられ弁
棒17を給水圧により閉方向に付勢するダイヤフラム2
5と、弁棒17の他端に取付けられた減圧弁体16と、
減圧弁体16を保持する弁体カバー18と、1次側と2
次側を隔てる隔壁14に設けた減圧ポート15と、減圧
ポート15のシール部15aと減圧弁体16との隙間で
ある流路絞り部60とを備えた減圧弁において、減圧弁
体16と弁体カバー18を止着した。よって、1次側よ
りウォーターハンマーが発生した場合でも減圧弁体16
がめくれ上がることがなく、減圧ポート15のシール部
15aと弁体カバー18の間に噛み込むことがないた
め、故障の発生を防止できる。
【0012】請求項2では、請求項1に記載の減圧弁に
おいて、弁体カバー18を嵌めることにより、減圧弁体
16と弁体カバー18を止着した。よって、容易に減圧
弁体16と弁体カバー18を止着(固定)できる。
【0013】請求項3では、請求項1に記載の減圧弁に
おいて、減圧弁体16を弁体カバー18に接着若しくは
インサート成形することにより、減圧弁体16と弁体カ
バー18を止着した。よって、容易に減圧弁体16と弁
体カバー18を止着(固定)できる。
【0014】請求項4では、弁棒17と、弁棒17の一
端に取付けられ弁棒17を常時開方向に付勢する流出水
圧調節バネ22と、弁棒17の一端に取付けられ弁棒1
7を給水圧により閉方向に付勢するダイヤフラム25
と、弁棒17の他端に取付けられた減圧弁体16と、減
圧弁体16を保持する弁体カバー18と、1次側と2次
側を隔てる隔壁14に設けた減圧ポート15と、減圧ポ
ート15のシール部15aと減圧弁体16との隙間であ
る流路絞り部60とを備えた減圧弁において、弁体カバ
ー18は略升形状であり、かつ底面と側面とのなす角が
鈍角であることとした。よって、1次側よりウォーター
ハンマーが発生した場合に、減圧弁体16がめくれ上が
ったとしても、容易に元の状態に戻り、減圧ポート15
のシール部15aと弁体カバー18の間に噛み込むこと
がないため、故障の発生を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第一実施例である
減圧弁の構造を示す断面図である。
【0016】水は流入ポート11からストレーナ12を
通り、逆止弁13を押し上げ、隔壁14に設けられた減
圧ポート15に達する。減圧ポート15の2次側には減
圧弁体16が配置されている。この減圧弁体16は、弁
棒17の一端に弁体カバー18によって保持され、弁体
カバー18は、ワッシャー19及びナット20によって
抜け止めがなされている。弁棒17の途中部分は、筒状
の減圧弁保持部21により摺動自在に保持されている。
弁棒17の他端には流出水圧調節バネ22が取付けられ
ており、流出水圧調節バネ22はバネ圧調節ネジ23に
反力を得て弁棒17を押圧している。
【0017】流出水圧調節バネ22は、バネカバー24
とダイヤフラム25とで囲まれたバネ設置室26内に配
置されている。ダイヤフラム25の外周部はバネカバー
24とバルブボディー27との間に狭持されている。ダ
イヤフラム25の中央開口部の縁部は、弁棒17のフラ
ンジ17aとナット28との間に狭持されている。バル
ブボディー27には、減圧弁体16をバルブボディー2
7内に挿入するための開口29が設けられている。この
開口29はOリング30を保持したキャップ31により
閉鎖されている。
【0018】給水圧が設定圧よりも高い時に2次側を止
水した場合、ダイヤフラム25が水圧によって上方に押
圧移動され、減圧弁体16が減圧ポート15のシール部
15aに密着し2次側の圧力が設定圧に保持される。こ
の設定圧は、バネ圧調節ネジ23を回すことにより調節
される。
【0019】給水圧が設定圧よりも高い時に2次側を止
水した後、2次側を通水した場合、ダイヤフラム25を
押上げる圧力が下がり減圧弁体16が減圧ポート15の
シール部15aより離れ、2次側の必要流量に応じた弁
開口ストローク、すなわち通水断面積を確保した状態で
安定する。この安定状態においては、減圧弁体16と減
圧ポート15のシール部15aとの隙間(流路絞り部6
0)は、給水圧が高いほど小さくなる。
【0020】ここで弁体カバー18は、板金で略升形状
に形成され、軟質材料(例:ゴム)で穴あきコイン状に
形成された減圧弁体16を保持した後、端面を嵌めるこ
とにより固定している。よって、1次側よりウォーター
ハンマーが発生した場合でも減圧弁体16がめくれ上が
ることがなく、減圧ポート15のシール部15aと弁体
カバー18の間に噛み込むことがないため、故障の発生
を防止できる。
【0021】図2は、上記第一実施例の変形例を示す部
分拡大図である。この例では、弁体カバー18の端面で
はなく側面を嵌める点のみが第一実施例と異なり、他は
同じである。この例でも、第一実施例と同様の効果を奏
する。
【0022】図3は、本発明の第二実施例である減圧弁
の構造を示す部分拡大図である。この例では、嵌めを設
けずに減圧弁体16を弁体カバー18に接着若しくはイ
ンサート成形することによって減圧弁体16と弁体カバ
ー18を止着した点のみが第一実施例と異なり、他は同
じである。この例でも、第一実施例と同様の効果を奏す
る。
【0023】図4は、本発明の第三実施例である減圧弁
の構造を示す部分拡大図である。この例では、略升形状
の弁体カバー18の底面と側面とのなす角を鈍角とし、
減圧弁体16の側面もこれに倣った形状とし、嵌めを設
けていない点が第一実施例と異なり、他は同じである。
この第三実施例においては、減圧弁体16が、ウォータ
ーハンマーによる外力でめくれ上がったとしても、外力
が除去されると、弁体カバー18の側面(テーパ面)に
沿って容易に元の状態に戻り、減圧ポート15のシール
部15aと弁体カバー18の間に噛み込むことがないた
め、故障の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例である減圧弁の構造を示
す断面図
【図2】 同変形例を示す部分拡大図
【図3】 本発明の第二実施例である減圧弁の構造を示
す部分拡大図
【図4】 本発明の第三実施例である減圧弁の構造を示
す部分拡大図
【図5】 従来の減圧弁の構造を示す断面図
【図6】 減圧弁体16の一部がめくり上がり、噛み込
んだ状態を示す図
【符号の説明】
11…流入ポート 12…ストレーナ 13…逆止弁 14…隔壁 15…減圧ポート 15a…シール部 16…減圧弁体 17…弁棒 17a…フランジ 18…弁体カバー 19…ワッシャー 20…ナット 21…減圧弁保持部 22…流出水圧調節バネ 23…バネ圧調節ネジ 24…バネカバー 25…ダイヤフラム 26…バネ設置室 27…バルブボディー 28…ナット 29…開口 30…Oリング 31…キャップ 32…流出ポート 60…流路絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 光輝 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松浦 伸幸 愛知県小牧市大字大草2036番地 兼工業株 式会社内 Fターム(参考) 5H316 BB08 DD06 DD18 EE02 EE10 EE12 JJ01 JJ13 KK02 KK10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁棒17と、弁棒17の一端に取付けられ
    弁棒17を常時開方向に付勢する流出水圧調節バネ22
    と、弁棒17の一端に取付けられ弁棒17を給水圧によ
    り閉方向に付勢するダイヤフラム25と、弁棒17の他
    端に取付けられた減圧弁体16と、減圧弁体16を保持
    する弁体カバー18と、1次側と2次側を隔てる隔壁1
    4に設けた減圧ポート15と、減圧ポート15のシール
    部15aと減圧弁体16との隙間である流路絞り部60
    とを備えた減圧弁において、減圧弁体16と弁体カバー
    18を止着したことを特徴とする減圧弁。
  2. 【請求項2】弁体カバー18を嵌めることにより、減圧
    弁体16と弁体カバー18を止着したことを特徴とする
    請求項1に記載の減圧弁。
  3. 【請求項3】減圧弁体16を弁体カバー18に接着若し
    くはインサート成形することにより、減圧弁体16と弁
    体カバー18を止着したことを特徴とする請求項1に記
    載の減圧弁。
  4. 【請求項4】弁棒17と、弁棒17の一端に取付けられ
    弁棒17を常時開方向に付勢する流出水圧調節バネ22
    と、弁棒17の一端に取付けられ弁棒17を給水圧によ
    り閉方向に付勢するダイヤフラム25と、弁棒17の他
    端に取付けられた減圧弁体16と、減圧弁体16を保持
    する弁体カバー18と、1次側と2次側を隔てる隔壁1
    4に設けた減圧ポート15と、減圧ポート15のシール
    部15aと減圧弁体16との隙間である流路絞り部60
    とを備えた減圧弁において、弁体カバー18は略升形状
    であり、かつ底面と側面とのなす角が鈍角であることを
    特徴とする減圧弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161382A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Hitachi Appliances Inc 減圧弁
JP2019128771A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 株式会社ダンレイ 減圧弁

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161382A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Hitachi Appliances Inc 減圧弁
JP2019128771A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 株式会社ダンレイ 減圧弁
JP7050385B2 (ja) 2018-01-24 2022-04-08 株式会社ダンレイ 減圧弁

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