JP2002207182A - 光学多層構造体およびその製造方法、光スイッチング素子、並びに画像表示装置 - Google Patents

光学多層構造体およびその製造方法、光スイッチング素子、並びに画像表示装置

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JP2002207182A
JP2002207182A JP2001003001A JP2001003001A JP2002207182A JP 2002207182 A JP2002207182 A JP 2002207182A JP 2001003001 A JP2001003001 A JP 2001003001A JP 2001003001 A JP2001003001 A JP 2001003001A JP 2002207182 A JP2002207182 A JP 2002207182A
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thin film
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optical thin
gap
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Hirokazu Ishikawa
博一 石川
Takuya Makino
拓也 牧野
Hidenori Watanabe
秀則 渡邉
Teiji Honjo
禎治 本庄
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Original Assignee
Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/02Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the intensity of light
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/001Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on interference in an adjustable optical cavity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、内部応力に起因する歪みの発
生を抑制することができ、画像表示装置に好適に用いる
ことができる光学多層構造体を提供する。 【構成】 光学多層構造体1は、基板10の上に、この
基板10に接する導電層11、光の干渉現象を起こし得
る大きさを有すると共にその大きさが変化する間隙部1
2、および光学薄膜13をこの順で配設した構造を有す
る。光学薄膜13の可動部13Eは、その周縁が支持部
13A,13B,13C,13Dにより一様に支持され
ており、内部応力に起因する歪みの発生が抑制される。
可動部13Eには、貫通孔14A,14B,14C,1
4Dが形成されており、犠牲層エッチングにより間隙部
12を形成する場合にエッチャントが容易に犠牲層に到
達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光を反射若し
くは透過させる機能を有する光学多層構造体およびその
製造方法、この光学多層構造体を用いた光スイッチング
素子並びに画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像情報の表示デバイスとしての
ディスプレイの重要性が高まっており、このディスプレ
イ用の素子として、更には、光通信,光記憶装置,光プ
リンタなどの素子として、高速で動作する光スイッチン
グ素子(ライトバルブ)の開発が要望されている。従
来、この種の素子としては、液晶を用いたもの、マイク
ロミラーを用いたもの(DMD;Digtal Micro Miror D
evice 、ディジタルマイクロミラーデバイス、テキサス
インスツルメンツ社の登録商標)、回折格子を用いたも
の(GLV:Grating Light Valve,グレーティングライ
トバルブ、SLM(シリコンライトマシン)社)等があ
る。
【0003】GLVは回折格子をMEMS(Micro Elec
tro Mechanical Systems) 構造で作製し、静電力で10
nsの高速ライトスイッチング素子を実現している。D
MDは同じくMEMS構造でミラーを動かすことにより
スイッチングを行うものである。これらのデバイスを用
いてプロジェクタ等のディスプレイを実現できるもの
の、液晶とDMDは動作速度が遅いために、ライトバル
ブとしてディスプレイを実現するためには2次元配列と
しなければならず、構造が複雑となる。一方、GLVは
高速駆動型であるので、1次元アレイを走査することで
プロジェクションディスプレイを実現することができ
る。
【0004】しかしながら、GLVは回折格子構造であ
るので、1ピクセルに対して6つの素子を作り込んだ
り、2方向に出た回折光を何らかの光学系で1つにまと
める必要があるなどの複雑さがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本出願人と同一出願人は、先に、簡単な構成で、小型軽
量であると共に、構成材料の選択にも自由度があり、可
視光領域においても高速応答が可能であって、画像表示
装置に好適に用いることができる光学多層構造体を提案
している(例えば、特願2000−200882、特願
2000−202831および特願2000−2195
99)。
【0006】図17は、上記提案のうち、例えば特願2
000−200882に係る光学多層構造体を用いた光
スイッチング装置100の構成の一例を表すものであ
る。この光スイッチング装置100は、例えばガラスか
らなる透明基板101上に複数(図では4個)の光スイ
ッチング素子100A〜100Dを一次元アレイ状に配
設したものである。なお、1次元に限らず、2次元に配
列した構成としてもよい。この光スイッチング装置10
0では、透明基板101の表面の一方向(素子配列方
向)に沿って例えばTiO2 膜102が形成されてい
る。TiO2 膜102上には、例えばITO(Indium-T
in Oxide:インジウムとスズの酸化物混合膜)膜103
が形成されている。
【0007】透明基板101上には、TiO2 膜102
およびITO膜103に対して直交する方向に、複数本
のBi2 3 膜105が配設されている。Bi2 3
105の外側には透明導電膜としてのITO膜106が
形成されている。これらITO膜106およびBi2
3 膜105は、ITO膜103を跨ぐ位置において架橋
構造となっている。ITO膜103とITO膜106と
の間には、スイッチング動作(オン・オフ)に応じてそ
の大きさが変化する間隙部104が設けられている。間
隙部104の光学膜厚は、入射光の波長(λ=550n
m)に対しては、例えば「λ/4」(137.5nm)
と「0」との間で変化するようになっている。
【0008】光スイッチング素子100A〜100D
は、透明導電膜(ITO膜103,106)への電圧印
加による電位差で生じた静電引力によって、間隙部10
4の光学膜厚を、例えば「λ/4」と「0」との間で切
り替える。図17では、光スイッチング素子100A,
100Cが間隙部104が「0」の状態(すなわち、低
反射状態)、光スイッチング素子100B,100Dが
間隙部104が「λ/4」の状態(すなわち、高反射状
態)を示している。
【0009】この光スイッチング装置100では、IT
O膜103を接地して電位を0Vとし、ITO膜106
に例えば+12Vの電圧を印加すると、その電位差によ
りITO膜103,106間に静電引力が発生し、光ス
イッチング素子100A,100CのようにITO膜1
03,106が密着し、間隙部104が「0」の状態と
なる。この状態では、入射光P1 は上記光スイッチング
素子を透過し、更に透明基板101を通過して透過光P
2 となる。
【0010】次に、ITO膜106を接地させ電位を0
Vにすると、ITO膜103,106間の静電引力がな
くなり、図17では光スイッチング素子100B,10
0DのようにITO膜103,106間が離間して、間
隙部104が「λ/4」の状態となる。この状態では、
入射光P1 は反射され、反射光P3 となる。
【0011】このようにして、光スイッチング装置10
0では、光スイッチング素子100A〜100D各々に
おいて、入射光P1 を静電力により間隙部を2値に切り
替えることによって、反射光がない状態と反射光P3
発生する状態の2値に切り替えて取り出すことができ
る。勿論、前述のように間隙部の大きさを連続的に変化
させることにより、入射光P1 を反射がない状態から反
射光P3 が発生する状態に連続的に切り替えることも可
能である。
【0012】ところで、上記提案に係る光学多層構造体
では、いずれも、可動部の光学薄膜(メンブレン)は上
述の酸化ビスマス(Bi2 3 )や窒化シリコン(Si
3 4 )等により形成され、その構造は平面形状が矩形
のブリッジ(架橋)状であり,その短辺の2辺が支持部
となり、他の二辺(長辺)は自由端となっている。
【0013】図18も、また、このような光学多層構造
体の従来の一般的な断面構成例を表すものである。この
光学多層構造体110は、ガラス基板111上に下部電
極としてCr膜112が形成され、このCr膜112上
に間隙部114を間にして架橋構造のSi3 4 膜(光
学薄膜)113が形成されている。この光学薄膜113
では、その短辺113A,113Bに可動部113Cを
支える支持部113A,113Bが設けられている。可
動部113Cには図示しないが下部電極に対応して上部
電極が形成されている。
【0014】このような架橋構造の光学薄膜113は、
基板上に予めアモルファスシリコン等の図示しない犠牲
層を形成しておき、この犠牲層の上に光学薄膜113を
形成した後、犠牲層を選択的にエッチングすることによ
り作製される。そして、この犠牲層エッチングの際に
は、光学薄膜113の材料の内部応力として引張応力を
持たせている。これは光学薄膜113を張り、その平坦
度を向上させるためであり、圧縮応力を持たせると可動
部113Cが太鼓橋状になってしまうからである。
【0015】しかしながら、この光学薄膜113におい
て、短辺113A,113Bのみが固定端となっている
ため、可動部113Cの内部応力が等方的な引張応力で
あると、可動部113Cは長手方向に張られると同時
に、可動部113Cの幅方向の引張応力によって光学薄
膜113が幅方向に歪む現象が生ずるという問題があっ
た。なお、平面形状が正方形の光学薄膜113に、卍型
の支持部を設けた構造も提案されている(米国特許公報
第5,500,761号)が、このような光学薄膜にお
いても、内部応力によって歪んでしまうことは容易に想
像できる。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、簡単な構成で、内部応力に起
因する歪みの発生を抑制することのできる光学多層構造
体およびその製造方法を提供することにある。
【0017】また、本発明の第2の目的は、上記光学多
層構造体を用いて、安定した高速応答が可能な光スイッ
チング素子および画像表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による光学多層構
造体は、基板上に光の干渉現象を起こし得る大きさの間
隙部を間にして架橋構造の光学薄膜を有し、光学薄膜の
基板方向への変位に応じて、入射した光の反射、透過あ
るいは吸収の量を変化させるもので、光学薄膜が、可動
部と、間隙部を囲むように可動部の周縁を一様に支持す
る支持部とを有する構成としたものである。
【0019】本発明による光学多層構造体の製造方法
は、基板上に、所定の膜厚の犠牲層のパターンを形成
し、犠牲層の表面および側面部を覆うと共に犠牲層に達
するエッチング用の貫通孔を有する光学薄膜を形成する
工程と、貫通孔を通してエッチングすることにより犠牲
層を選択的に除去し、光学薄膜に、可動部と、間隙部を
囲むように可動部の周縁を一様に支持する支持部とを形
成する工程とを含むものである。
【0020】本発明による光スイッチング素子は、基板
上に光の干渉現象を起こし得る大きさの間隙部を間にし
て架橋構造の光学薄膜を有し、光学薄膜の基板方向への
変位に応じて、入射した光の反射、透過あるいは吸収の
量を変化させる光学多層構造体と、この光学多層構造体
の間隙部の光学的な大きさを変化させるための駆動手段
とを備え、光学薄膜が、可動部と、間隙部を囲むように
可動部の周縁を一様に支持する支持部とを有するもので
ある。
【0021】本発明による画像表示装置は、1次元また
は2次元に配列された複数の光スイッチング素子に光を
照射することで2次元画像を表示するものであって、光
スイッチング素子は、基板上に光の干渉現象を起こし得
る大きさの間隙部を間にして架橋構造の光学薄膜を有
し、光学薄膜の基板方向への変位に応じて、入射した光
の反射、透過あるいは吸収の量を変化させる光学多層構
造体と、この光学多層構造体の間隙部の光学的な大きさ
を変化させるための駆動手段とを備え、かつ、光学薄膜
が、可動部と、間隙部を囲むように可動部の周縁を一様
に支持する支持部とを有するものである。
【0022】本発明による光学多層構造体およびその製
造方法では、光学薄膜の支持部が可動部の周縁を一様に
支持し間隙部全体を囲むようにしたので、光学薄膜が特
定方向に歪む現象が効果的に防止される。
【0023】本発明による光スイッチング素子では、駆
動手段によって、光学多層構造体の周縁が一様に支持さ
れた可動部が変位し、間隙部の光学的な大きさが変化す
ることにより、入射光に対してスイッチング動作がなさ
れる。
【0024】本発明による画像表示装置では、1次元あ
るいは2次元に配列された本発明の複数の光スイッチン
グ素子に対して光が照射されることによって2次元画像
が表示される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0026】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る光学多層構造体1の基本的な構成
を表すものである。なお、この光学多層構造体1は具体
的には例えば光スイッチング素子として用いられ、この
光スイッチング素子を複数個1次元のアレイ状に配列す
ることにより画像表示装置を構成することができる。
【0027】本実施の形態の光学多層構造体1は、透明
ガラスや透明プラスチックなどの非金属の透明材料から
なる基板10の上に、この基板10に接する導電層11
と、光の干渉現象を起こし得る大きさを有すると共にそ
の大きさを変化させることのできる間隙部12、および
可動部を有する光学薄膜13をこの順で配設して構成し
たものである。
【0028】導電層11は複数の層からなる複合層でも
よく、また下部電極の機能も有するので、その材質とし
ては、酸化チタン(TiO2 )(n1 =2.4),窒化
珪素(Si3 4 )(n1 =2.0),酸化亜鉛(Zn
O)(n1 =2.0),酸化ニオブ(Nb2 5 )(n
1 =2.2),酸化タンタル(Ta2 5 )(n1
2.1),酸化珪素(SiO)(n1 =2.0)などの
誘電体と、酸化スズ(SnO2 )(n1 =2.0),I
TO(Indium-Tin Oxide) (n1 =2.0)やその他の
金属,窒化物,カーボンなどの導電材料との組み合わせ
も考えられる。
【0029】間隙部12は、図示しない駆動手段によっ
て、その大きさ(導電層11と光学薄膜13との間隔)
が可変である。間隙部12を埋める媒体は、透明であれ
ば気体でも液体でもよい。気体としては、例えば、空気
(ナトリウムD線(589.3nm)に対する屈折率n
D =1.0)、窒素(N2 )(nD =1.0)など、液
体としては、水(nD =1.333)、シリコーンオイ
ル(nD =1.4〜1.7)、エチルアルコール(nD
=1.3618)、グリセリン(nD =1.473
0)、ジョードメタン(nD =1.737)などが挙げ
られる。なお、間隙部12を真空状態とすることもでき
る。
【0030】光学薄膜13は、その可動部の平面形状が
例えば矩形であり、その4辺における各側壁が支持部1
3A,13B,13C,13Dとなっている。この光学
薄膜13の可動部13Eには、後述する犠牲層エッチン
グ工程においてエッチャントを犠牲層に到達させるため
の貫通孔14A,14B,14C,14Dが4隅に設け
られている。なお、この貫通孔の数は任意である。
【0031】この光学薄膜13は、例えば窒化珪素(S
3 4 )(n1 =2.0),酸化珪素(SiO2
(n2 =1.46),酸化ビスマス(Bi2 3 )(n
2 =1.91),フッ化マグネシウム(MgF2 )(n
2 =1.38),アルミナ(Al2 3 )(n2 =1.
67)等により形成される。
【0032】なお、この光学薄膜13は後述のように、
例えば電圧の印加により上下に変位するもので、図示し
ないがITO(Indium-Tin Oxide;インジウムとスズの
酸化物混合膜)等の電極が形成されるものである。
【0033】なお、前述のように導電層11は単層でも
複合層でもよいが、光学薄膜13もまた、単層でもよい
し、互いに光学的特性の異なる2以上の層で構成された
複合層としてもよい。
【0034】上記間隙部12を有する光学多層構造体1
は、図2ないし図4に示した製造プロセスにより作製す
ることができる。まず、図2(A)に示したように例え
ば透明ガラスからなる基板10の上に、例えばスパッタ
リング法により、一部ITOを含むとともにTiO2
らなる導電層11を形成し、次いで,図2(B)に示し
たように例えばCVD(Chemical Vapor Deposition:化
学的気相成長 )法により犠牲層としての非晶質シリコン
(a−Si)膜12Aを形成する。続いて、図2(C)
に示したように、間隙部12のパターン形状を有するフ
ォトレジスト膜15を形成し、図2(D)に示したよう
にこのフォトレジスト膜15をマスクとして、例えばR
IE(Reactive Ion Etching) により非晶質シリコン
(a−Si)膜12Aを選択的に除去する。
【0035】次に、図3(A)に示したようにフォトレ
ジスト膜15を除去した後、図3(B)に示したように
例えばスパッタリング法によりBi2 3 からなる光学
薄膜13を形成する。次いで、図3(C)に示したよう
に、例えばCF4 ガスを用いたドライエッチングにより
光学薄膜13を図1に示したような所定形状に成形する
と共に、貫通孔14A〜14Dを形成する。最後に、例
えばXeF2 をエッチャントとして用いたドライエッチ
ングにより貫通孔14A〜14Dを通じて非晶質シリコ
ン(a−Si)膜12Aを除去する。これにより、図4
に示したように内部に間隙部12を備えた光学多層構造
体1を作製することができる。
【0036】本実施の形態の光学多層構造体1では、光
学薄膜13の可動部13Eの4辺が支持部13A〜13
Dにより支持されているので、前述のように可動部13
Eに等方的な引張応力を持たせた場合でも、その応力は
4方向に均等に生じ、2辺で支持する構造の場合のよう
に幅方向に歪むという現象が生ずることはない。従っ
て、簡単な構成で、内部応力に起因する歪みの発生を抑
制することのできる光学多層構造体1を作製することが
できる。また、光学薄膜13の可動部13Eに設けられ
た貫通孔14A〜14Dを通じて、エッチャントを犠牲
層に接触させることができるので、簡単な工程で、歪み
のない光学薄膜13を形成することが可能になる。従っ
て、この光学多層構造体1を用いることにより、安定し
た高速応答が可能な光スイッチング素子および画像表示
装置を実現することができる。
【0037】〔変形例〕以下、第1の実施の形態の変形
例について説明する。上記実施の形態においては、光学
薄膜13の4辺の側壁を支持部13A〜13Dとして幅
方向の歪みを防止する構造としたが、本変形例において
は、さらに、図5に示したように、可動部13Eの4隅
に対応する位置(角部)に切欠部25A,25B,25
C,25Dを設けたものである。これら切欠部25A〜
25Dを設けることにより、貫通孔14A〜14Dと共
に犠牲層エッチング工程においてエッチャントの犠牲層
への到達を容易にし、かつ可動部13Eの4隅への応力
の集中を防止することができる。
【0038】更に、図6に示したように、光学薄膜13
の可動部13Eの4隅の角部に切欠部15A〜15Dを
設けると共に、支持部13Cに開口部36A,36B,
36C、支持部13Dに開口部36D,36E,36F
をそれぞれ設けるようにすることもできる。これによ
り、これら支持部13C,13Dの開口部36A〜36
Fが可動部13Eの貫通孔14A〜14Dおよび切欠部
15A〜15Dと共に犠牲層エッチングの窓部分とな
り、エッチング効率がさらに向上し、また、角部の切欠
部15A〜15Dにより応力集中を緩和することができ
る。
【0039】なお、光学薄膜13の支持部13C,13
Dに設ける開口部の数は任意であり、また、支持部13
A,13Bにも開口部を設けるようにしてもよい。
【0040】以下、本発明の他の実施の形態について説
明する。なお、以下の実施の形態において、第1の実施
の形態と同一構成部分については同一符号を付してその
説明は省略する。
【0041】〔第2の実施の形態〕本実施の形態では、
図7に示したように、光学薄膜43における可動部43
Bの平面形状が円形であり、その周縁部の側壁が支持部
43Aとなっている。なお、可動部43Bの平面形状
は、円形に限らず、楕円形状、矩形の2辺を曲線とした
形状等の曲線を含む形状とすることもできる。光学薄膜
43の可動部43Bには、犠牲層エッチング工程におい
てエッチャントを犠牲層に到達させるための貫通孔44
A,44B,44C,44Dが設けられている。
【0042】本実施の形態では、光学薄膜43の平面形
状が円形であるので、可動部43Bの特定の位置に応力
が局部的に集中することはなく、第1の実施の形態と同
様に、簡単な構成で、内部応力に起因する歪みの発生を
抑制することのできる光学多層構造体を作製することが
できる。
【0043】なお、本実施の形態においても、図5また
は図6と同様に、光学薄膜43の支持部43Aの適宜の
個所に切欠部または開口部を設けて犠牲層エッチング工
程の効率をより高めることができる。
【0044】〔第3の実施の形態〕本実施の形態では、
図8に示したように、矩形状の光学薄膜53における4
辺の支持部53A,53B,53C,53Dが、第1の
実施の形態のように導電層11に対して垂直ではなく、
例えば30°程度傾斜しており、その膜厚が可動部53
Eと実質的に同じになっている。光学薄膜53は上述の
ようにCVD法や蒸着法により成膜され、その際、成膜
される粒子は基板に垂直な方向から進入する確率が高
く、支持部53A〜53Dが垂直であると、粒子の進入
は少なく、その膜厚は可動部53Eに比べて薄くなり、
強度が弱くなる。これに対して、本実施の形態において
は、支持部53A〜53Dを下地に対して傾斜させたこ
とにより、基板に対して垂直成分の成膜レートが高い場
合であっても、支持部53A〜53Dの膜厚を十分に取
ることができ、支持部53A〜53Dの強度を向上させ
ることができる。
【0045】なお、これら支持部53A〜53Dのう
ち、例えば支持部53Aには開口部55A、支持部53
Bには開口部55Bをそれぞれ形成することにより、犠
牲層エッチング工程においてエッチャントの犠牲層への
到達をさらに促進することができる。但し、開口部55
A,55Bは必ずしも設ける必要はない。
【0046】上記光学多層構造体5は、図9ないし図1
1に示した製造プロセスにより作製することができる。
まず、図9(A)に示したように例えば透明ガラスから
なる基板10の上に、例えばスパッタリング法により、
一部ITOを含むとともにTiO2 からなる導電層11
を形成し、次いで,図9(B)に示したように例えばプ
ラズマCVD法により犠牲層としての非晶質シリコン
(a−Si)膜12Aを形成する。続いて、図9(C)
に示したように、間隙部12のパターン形状を有するフ
ォトレジスト膜15を形成し、図9(D)に示したよう
にこのフォトレジスト膜15をマスクとして、例えばS
6 またはCF4 とO2 とを用いたドライエッチングに
より非晶質シリコン膜12Aを選択的に除去する。その
際、非晶質シリコン膜12Aと共にフォトレジスト膜1
5もエッチングされる。このとき、非晶質シリコン膜1
2Aがやや薄くなると共に、フォトレジスト膜15の側
面15Aがテーパ形状となる。エッチングが進行するに
つれ、図10(A)に示したように、フォトレジスト膜
15の側面15Aだけでなく非晶質シリコン膜12Aの
側面12Bも傾斜する。最終的には、図10(B)に示
したように、フォトレジスト膜15の側面15Aおよび
非晶質シリコン膜12Aの側面12Bが傾斜したアイラ
ンド状となる。
【0047】次に、図10(C)に示したようにフォト
レジスト膜15を除去した後、図11(A)に示したよ
うに例えばスパッタリング法によりBi2 3 からなる
光学薄膜53を形成する。次いで、図11(B)に示し
たように、例えばCF4 ガスを用いたドライエッチング
により光学薄膜53を図8に示したような所定形状に成
形すると共に、貫通孔14A〜14D、開口部55A,
55Bを形成する。最後に、例えばXeF2 をエッチャ
ントとして用いたドライエッチングにより非晶質シリコ
ン膜12Aを除去する。これにより、図11(C)に示
したように間隙部12を備えた光学多層構造体5を作製
することができる。
【0048】本実施の形態の光学多層構造体5では、光
学薄膜53の支持部53A〜53Dが下地に対して傾斜
して形成されているので、支持部53A〜53Dの強度
を高めることができ、支持部53A〜53Dの機能、す
なわち光学薄膜53が特定方向に歪む現象を防止する機
能を一層強化することができる。従って、簡単な構成
で、内部応力に起因する歪みの発生を抑制することので
きる光学多層構造体5を作製することができる。また、
光学薄膜53に設けられた貫通孔14A〜14Dおよび
開口部55A,55Bを通じて、エッチャントを犠牲層
に容易に接触させることができるので、簡単な工程で、
幅方向の歪みのない光学薄膜53を形成することができ
る。よって、この光学多層構造体5を用いることによ
り、安定した高速応答が可能な光スイッチング素子およ
び画像表示装置を実現することができる。
【0049】〔光スイッチング装置〕
【0050】図12および図13は、例えば上記第1の
実施の形態に係る光学多層構造体(図5参照)を用いた
光スイッチング装置200の構成を表すものである。こ
の光スイッチング装置200は、例えば透明ガラスから
なる図示しない基板上に複数(図では4個)の光スイッ
チング素子200A〜200Dを二次元アレイ状に配設
したものである。なお、2次元に限らず、1次元に配列
した構成としてもよい。また、光スイッチング装置20
0を構成する光学多層構造体は、前述のその他の構造の
光学多層構造体を用いてもよい。
【0051】この光スイッチング装置200では、例え
ば透明ガラスからなる図示しない基板の表面に互いに絶
縁された複数の導電層201が形成されている。各導電
層201上には、複数の光学薄膜203が配設されてい
る。導電層201と光学薄膜203との間には、スイッ
チング動作(オン・オフ)に応じてその大きさが変化す
る間隙部202(図13参照)が設けられている。間隙
部202の光学膜厚は、入射光の波長(λ=550n
m)に対しては、例えば「λ/4」(137.5nm)
と「0」との間で変化するようになっている。
【0052】光スイッチング素子200A〜200D
は、導電層201および光学薄膜203への電圧印加に
よる電位差で生じた静電引力によって、間隙部202の
光学膜厚を、例えば「λ/4」と「0」との間で切り替
える。図13では、光スイッチング素子200A,20
0Cが間隙部202が「0」の状態(すなわち、低反射
状態)を示し、光スイッチング素子200B,200D
が間隙部202が「λ/4」の状態(すなわち、高反射
状態)を示している。なお、導電層201および光学薄
膜203と電圧印加装置(図示せず)とにより、本発明
の「駆動手段」を構成している。
【0053】この光スイッチング装置200では、導電
層201を接地して電位を0Vとし、光学薄膜203に
例えば+12Vの電圧を印加すると、その電位差により
導電層201,光学薄膜203間に静電引力が発生し、
図13の光スイッチング素子200Aに示したように導
電層201と光学薄膜203とがほぼ密着し、間隙部2
02が「0」の状態となる。この状態では、入射光P1
は上記多層構造体を透過し、更に基板を通過して透過光
2 となる。
【0054】次に、光学薄膜203を接地させ電位を0
Vにすると、導電層201と光学薄膜203と間の静電
引力がなくなり、図13の光スイッチング素子200B
に示したように導電層201と光学薄膜203との間が
離間して、間隙部202が「λ/4」の状態となる。こ
の状態では、入射光P1 は反射され、反射光P3 とな
る。
【0055】このようにして、本実施の形態では、光ス
イッチング素子200A〜200D各々において、入射
光P1 を静電力により間隙部を2値に切り替えることに
よって、透過光P2 および反射光P3 の2方向に切り替
えて取り出すことができる。勿論、前述のように間隙部
の大きさを連続的に変化させることにより、入射光P 1
を透過光P2 から反射光P3 に連続的に切り替えること
も可能である。
【0056】これら光スイッチング素子200A〜20
0Dでは、光学薄膜203の可動部の4辺がそれぞれ支
持部203A,203B,203C,203Dにより支
持されているため、光学薄膜203が特定方向に歪むこ
とがない。よって、安定した高速応答が可能な表示用の
ライトバルブを実現することができる。
【0057】加えて、本実施の形態では、1ピクセルに
複数の光スイッチング素子を割り当てれば、それぞれ独
立に駆動可能であるため、画像表示装置として画像表示
の階調表示を行う場合に、時分割による方法だけではな
く、面積による階調表示も可能である。
【0058】なお、図12の例ではこれら光スイッチン
グ素子200A〜200Dを互いに離間して配置してい
るが、隣り合う可動部が支持部を共有するようにして例
えば障子の枠に貼った障子紙のような構成にすれば、こ
れら光スイッチング素子は近接して、開口率を上げるこ
とができる。
【0059】〔画像表示装置〕図14は、上記光スイッ
チング装置200を用いた画像表示装置の一例として、
プロジェクションディスプレイの構成を表すものであ
る。ここでは、光スイッチング素子200A〜200D
からの反射光P3 を画像表示に使用する例について説明
する。
【0060】このプロジェクションディスプレイは、赤
(R),緑(G),青(B)各色のレーザからなる光源
300A,300B,300Cと、各光源に対応して設
けられた光スイッチング素子アレイ301A,301
B,301C、ダイクロイックミラー302A,302
B,302C、プロジェクションレンズ303、1軸ス
キャナとしてのガルバノミラー304および投射スクリ
ーン305を備えている。なお、3原色は、赤緑青の
他、シアン,マゼンダ,イエローとしてもよい。スイッ
チング素子アレイ301A,301B,301Cはそれ
ぞれ、上記スイッチング素子を紙面に対して垂直な方向
に複数、必要画素数分、例えば1000個を1次元に配
列したものであり、これによりライトバルブを構成して
いる。
【0061】このプロジェクションディスプレイでは、
RGB各色の光源300A,300B,300Cから出
た光は、それぞれ光スイッチング素子アレイ301A,
301B,301Cに入射される。なお、この入射角は
偏光の影響がでないように、なるべく0に近くし、垂直
に入射させるようにすることが好ましい。各光スイッチ
ング素子からの反射光P3 は、ダイクロイックミラー3
02A,302B,302Cによりプロジェクションレ
ンズ303に集光される。プロジェクションレンズ30
3で集光された光は、ガルバノミラー304によりスキ
ャンされ、投射スクリーン305上に2次元の画像とし
て投影される。
【0062】このように、このプロジェクションディス
プレイでは、複数個の光スイッチング素子を1次元に配
列し、RGBの光をそれぞれ照射し、スイッチング後の
光を1軸スキャナにより走査することによって、2次元
画像を表示することができる。
【0063】また、本実施の形態では、光スイッチング
素子アレイ300A〜300Cの各々を構成する光スイ
ッチング素子として、本発明に係る光学多層構造体を用
いているので、前述のように光学薄膜の可動部の4辺が
支持部(側壁)によって支持されており、光学薄膜が特
定方向に歪む現象が防止される。よって、安定した高速
応答が可能なプロジェクションディスプレイを実現する
ことができる。
【0064】以上実施の形態および変形例を挙げて本発
明を説明したが、本発明は上記実施の形態および変形例
に限定されるものではなく、種々変形可能である。例え
ば、上記実施の形態では、光源としてレーザを用いて一
次元アレイ状のライトバルブを走査する構成のディスプ
レイについて説明したが、図15に示したように、二次
元状に配列された光スイッチング装置306に白色光源
307からの光を照射して投射スクリーン308に画像
の表示を行う構成とすることもできる。なお、光源とし
てはその他発光ダイオード等を用いるようにしてもよ
い。
【0065】また、上記実施の形態では、光学多層構造
体の駆動手段として静電気を用いる例について説明した
が、その他、圧電素子を用いる方法や磁力を利用する方
法なども適用可能である。磁力を利用する方法として
は、例えば、光学薄膜の上に、光の入射する位置に開口
部を有する磁性層を設ける一方、基板の下部に電磁コイ
ルを設け、この電磁コイルのオン・オフの切り替えによ
り、間隙部の大きさを例えば「λ/4」と「0」との間
で切り替え、これにより反射率を変化させる方法が考え
られる。
【0066】また、上記実施の形態では、基板として透
明ガラス基板を用いる例について説明したが、不透明な
基板を用いてもよい。また、導電層11,201は、透
明でも不透明でもよい。さらに、図16に示したよう
に、例えば厚さ2mm以内の柔軟性を有する(フレキシ
ブルな)基板309を用いたペーパ−状のディスプレイ
とし、直視により画像を見ることができるようにしても
よい。
【0067】更に、上記実施の形態では、本発明の光学
多層構造体をディスプレイに用いた例について説明した
が、例えば光プリンタに用いて感光性ドラムへの画像の
描きこみをする等、ディスプレイ以外の光プリンタなど
の各種デバイスにも適用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし12
のいずれか1に記載の光学多層構造体、請求項13また
は14に記載の光学多層構造体の製造方法、および請求
項15または16に記載の光スイッチング素子によれ
ば、可動部を有する光学薄膜において可動部の周縁を支
持部において一様に支持するようにしたので、光学薄膜
が特定方向に歪む現象を防止することができ、安定した
高速応答が可能になるという効果を奏する。
【0069】特に、請求項5記載の光学多層構造体によ
れば、光学薄膜の支持部が下地としての基板の表面や導
電層に対して傾斜しているので、支持部の強度が向上す
る。
【0070】また、特に、請求項6記載の光学多層構造
体、または請求項13記載の光学多層構造体の製造方法
によれば、光学薄膜の可動部または支持部の少なくとも
一方に犠牲層に達する貫通孔を形成するようにしたの
で、エッチャントを容易に犠牲層に到達させることがで
き、エッチング効率を向上させることができる。
【0071】さらに、特に、請求項7記載の光学多層構
造体によれば、光学薄膜の角部に対応する位置に切欠部
を形成するようにしたので、光学薄膜の可動部が矩形の
場合に、4隅に応力が集中するのを防止することができ
る。
【0072】また、請求項17記載の画像表示装置によ
れば、本発明の光学多層構造体を用いた光スイッチング
素子を1次元または2次元に配列し、この1次元または
2次元アレイ構造の光スイッチング装置を用いて画像表
示を行うようにしたので、安定した高速応答が可能な画
像表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学多層構造
体の構成を、一部を切り欠いて表す斜視図である。
【図2】図1に示した光学多層構造体の製造工程を説明
するための断面図である。
【図3】図2の工程に続く工程を説明するための断面図
である。
【図4】図3の工程に続く工程を説明するための断面図
である。
【図5】第1の実施の形態の変形例に係る光学多層構造
体の構成を表す斜視図である。
【図6】第1の実施の形態の他の変形例に係る光学多層
構造体の構成を表す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光学多層構造
体の構成を、一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る光学多層構造
体の構成を表す斜視図である。
【図9】図8に示した光学多層構造体の製造工程を説明
するための断面図である。
【図10】図9の工程に続く工程を説明するための断面
図である。
【図11】図10の工程に続く工程を説明するための断
面図である。
【図12】第1の実施の形態の変形例に係る光学多層構
造体を用いて構成した光スイッチング装置の一例の構成
を表す平面図である。
【図13】図12のA−A線に沿った断面図である。
【図14】ディスプレイの一例の構成を表す図である。
【図15】ディスプレイの他の例を表す図である。
【図16】ペーパー状ディスプレイの構成図である。
【図17】本出願人が先に出願した光スイッチング装置
の一例の構成を表す図である。
【図18】図17に示した光スイッチング装置における
光学多層構造体の一例の構成を表す図である。
【符号の説明】
1,5…光学多層構造体、10…基板、11,201…
導電層、12,202…間隙部、13,43,53,2
03…光学薄膜、100,200…光スイッチング装
置、13A〜13D,43A,53A〜53D…支持
部、14A〜14D,44A〜44D…貫通孔、15A
〜15D…切欠部、36A〜36F,55A,55B…
開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 秀則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 本庄 禎治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA16 AB38 AB40 AC06 AZ08 2H048 GA04 GA51 GA60 GA61

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に光の干渉現象を起こし得る大き
    さの間隙部を間にして架橋構造の光学薄膜を有し、前記
    光学薄膜の前記基板方向への変位に応じて、入射した光
    の反射、透過あるいは吸収の量を変化させる光学多層構
    造体であって、 前記光学薄膜は、可動部と、前記間隙部を囲むように前
    記可動部の周縁を一様に支持する支持部とを有すること
    を特徴とする光学多層構造体。
  2. 【請求項2】 更に、前記基板に接するよう一方の電極
    となる導電層が設けられ、かつ、前記導電層に対向する
    位置に他方の電極として前記光学薄膜が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光学多層構造体。
  3. 【請求項3】 前記光学薄膜の可動部の平面形状が矩形
    であることを特徴とする請求項1記載の光学多層構造
    体。
  4. 【請求項4】 前記光学薄膜の可動部の平面形状が円形
    または楕円形であることを特徴とする請求項1記載の光
    学多層構造体。
  5. 【請求項5】 前記光学薄膜の支持部は、前記基板の表
    面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載
    の光学多層構造体。
  6. 【請求項6】 前記光学薄膜の可動部または支持部の少
    なくとも一方に、前記間隙部に連通する貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の光学多層構造体。
  7. 【請求項7】 前記光学薄膜の矩形状の可動部の角部に
    対応する位置に切欠部が形成されていることを特徴とす
    る請求項3記載の光学多層構造体。
  8. 【請求項8】 前記導電層および前記光学薄膜のうちの
    少なくとも一方は、互いに光学的特性の異なる2以上の
    層により構成された複合層であることを特徴とする請求
    項2記載の光学多層構造体。
  9. 【請求項9】 更に、前記間隙部の光学的な大きさを変
    化させる駆動手段を有し、前記駆動手段によって前記間
    隙部の大きさを変化させることにより、前記基板側もし
    くは前記基板とは反対側より入射した光の反射もしくは
    透過の量を変化させることを特徴とする請求項2記載の
    光学多層構造体。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、前記導電層および前
    記光学薄膜への電圧の印加によって発生した静電力によ
    り、前記間隙部の光学的な大きさを変化させるものであ
    ることを特徴とする請求項9記載の光学多層構造体。
  11. 【請求項11】 前記導電層および前記光学薄膜または
    その一部は、ITO,SnO2 およびZnOのうちのい
    ずれかにより形成されていることを特徴とする請求項1
    0記載の光学多層構造体。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段は、磁力を用いて前記間
    隙部の光学的な大きさを変化させるものであることを特
    徴とする請求項9記載の光学多層構造体。
  13. 【請求項13】 基板上に光の干渉現象を起こし得る大
    きさの間隙部を間にして架橋構造の光学薄膜を有し、前
    記光学薄膜の前記基板方向への変位に応じて、入射した
    光の反射、透過あるいは吸収の量を変化させる光学多層
    構造体の製造方法であって、 基板上に、所定の膜厚の犠牲層のパターンを形成し、前
    記犠牲層の表面および側面部を覆うと共に前記犠牲層に
    達するエッチング用の貫通孔を有する光学薄膜を形成す
    る工程と、 前記貫通孔を通してエッチングすることにより前記犠牲
    層を選択的に除去し、前記光学薄膜に、可動部と、前記
    間隙部を囲むように前記可動部の周縁を一様に支持する
    支持部とを形成する工程とを含むことを特徴とする光学
    多層構造体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記光学薄膜の平面形状を矩形状と
    し、前記光学薄膜に貫通孔を形成する工程において、同
    時に、前記矩形状の光学薄膜の角部に対応する位置に応
    力緩和用の切欠部を形成することを特徴とする請求項1
    3記載の光学多層構造体の製造方法。
  15. 【請求項15】 基板上に光の干渉現象を起こし得る大
    きさの間隙部を間にして架橋構造の光学薄膜を有し、前
    記光学薄膜の前記基板方向への変位に応じて、入射した
    光の反射、透過あるいは吸収の量を変化させる光学多層
    構造体と、 この光学多層構造体の間隙部の光学的な大きさを変化さ
    せるための駆動手段とを備えた光スイッチング素子であ
    って、 前記光学薄膜が、可動部と、前記間隙部を囲むように前
    記可動部の周縁を一様に支持する支持部とを有すること
    を特徴とする光スイッチング素子。
  16. 【請求項16】 上記光学多層構造体が1次元または2
    次元アレイ状に配列されていることを特徴とする請求項
    15記載の光スイッチング素子。
  17. 【請求項17】 1次元または2次元に配列された複数
    の光スイッチング素子に光を照射することで2次元画像
    を表示する画像表示装置であって、 前記光スイッチング素子は、 基板上に光の干渉現象を起こし得る大きさの間隙部を間
    にして架橋構造の光学薄膜を有し、前記光学薄膜の前記
    基板方向への変位に応じて、入射した光の反射、透過あ
    るいは吸収の量を変化させる光学多層構造体と、 この光学多層構造体の間隙部の光学的な大きさを変化さ
    せるための駆動手段とを備え、かつ、 前記光学薄膜が、可動部と、前記間隙部を囲むように前
    記可動部の周縁を一様に支持する支持部とを有すること
    を特徴とする画像表示装置。
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