JP2002206736A - ボイラとその燃焼方法 - Google Patents
ボイラとその燃焼方法Info
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- JP2002206736A JP2002206736A JP2001001760A JP2001001760A JP2002206736A JP 2002206736 A JP2002206736 A JP 2002206736A JP 2001001760 A JP2001001760 A JP 2001001760A JP 2001001760 A JP2001001760 A JP 2001001760A JP 2002206736 A JP2002206736 A JP 2002206736A
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- JP
- Japan
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- boiler
- pressure
- combustion
- wind box
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボイラ火炉の缶前側と缶後側の双方のウィン
ドボックスに供給する燃焼用空気流量等の相違により発
生するバーナの不安定燃焼状態を緩和して常時安定した
燃焼を行うボイラとその燃焼方法を提供すること。 【解決手段】 缶前側と缶後側の双方の圧力計7、7に
よる各ウィンドボックス4、4内の圧力検出値に基づ
き、制御装置8によりそれぞれのウィンドボックス4、
4内の圧力を適正範囲内の値にするためダクト2からの
設燃焼用空気流量を調整弁6、6により調節する。こう
して部分負荷運転時でもウィンドボックス4、4内の圧
力を適正範囲内の値に調整してボイラ火炉3内でのバー
ナ5・・・での燃料の安定燃焼を行うことができる。
ドボックスに供給する燃焼用空気流量等の相違により発
生するバーナの不安定燃焼状態を緩和して常時安定した
燃焼を行うボイラとその燃焼方法を提供すること。 【解決手段】 缶前側と缶後側の双方の圧力計7、7に
よる各ウィンドボックス4、4内の圧力検出値に基づ
き、制御装置8によりそれぞれのウィンドボックス4、
4内の圧力を適正範囲内の値にするためダクト2からの
設燃焼用空気流量を調整弁6、6により調節する。こう
して部分負荷運転時でもウィンドボックス4、4内の圧
力を適正範囲内の値に調整してボイラ火炉3内でのバー
ナ5・・・での燃料の安定燃焼を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ火炉の対向
する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたバーナ群
による対向燃焼を行うボイラとその燃焼方法に係り、特
に、ウィンドボックスに燃焼用空気を供給するダクト経
路あるいは流量の相違により発生する不安定燃焼状態を
防止するのに好適なボイラとその燃焼方法に関する。
する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたバーナ群
による対向燃焼を行うボイラとその燃焼方法に係り、特
に、ウィンドボックスに燃焼用空気を供給するダクト経
路あるいは流量の相違により発生する不安定燃焼状態を
防止するのに好適なボイラとその燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウィンドボックスを有する前記対
向燃焼を行うボイラの例を図2に示す。押込通風機1か
ら送り出された空気は、ダクト2を通してボイラ火炉3
の対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたウ
ィンドボックス4へ送気され、バーナ5に導かれる。ウ
インドボックス4の入口には通常、複数のダクト2間の
アンバランスを抑制するための手動により開度調整を行
える圧力調整弁6が設置されており、試運転調整時に火
炉3内での燃料の燃焼状態を目視等にて確認しながら開
度調整を行っていた。
向燃焼を行うボイラの例を図2に示す。押込通風機1か
ら送り出された空気は、ダクト2を通してボイラ火炉3
の対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたウ
ィンドボックス4へ送気され、バーナ5に導かれる。ウ
インドボックス4の入口には通常、複数のダクト2間の
アンバランスを抑制するための手動により開度調整を行
える圧力調整弁6が設置されており、試運転調整時に火
炉3内での燃料の燃焼状態を目視等にて確認しながら開
度調整を行っていた。
【0003】しかし、いくつかの本数のバーナ5の使用
をカットするボイラの部分負荷運転を行った場合、全バ
ーナ本数があまり多くないボイラのように、火炉3も缶
前側と缶後側の各バーナ5のカットの本数を同一にでき
ないようなボイラがある。
をカットするボイラの部分負荷運転を行った場合、全バ
ーナ本数があまり多くないボイラのように、火炉3も缶
前側と缶後側の各バーナ5のカットの本数を同一にでき
ないようなボイラがある。
【0004】このようなボイラにおける部分負荷運転時
においては、ダクト2の経路の長さ、流路の相違とも相
まって、燃焼用空気流量の調整に試運転調整員の多大な
る労力を強いるだけでなく、片側だけの炉壁のバーナ9
を運用する場合には、バーナ9の不安定燃焼状態が発生
し、さらに、ある特定の負荷において大量のすす等が発
生する場合もあった。
においては、ダクト2の経路の長さ、流路の相違とも相
まって、燃焼用空気流量の調整に試運転調整員の多大な
る労力を強いるだけでなく、片側だけの炉壁のバーナ9
を運用する場合には、バーナ9の不安定燃焼状態が発生
し、さらに、ある特定の負荷において大量のすす等が発
生する場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記対向燃焼を行うボ
イラで缶前と缶後双方のウィンドボックスに一系統のダ
クトで燃焼用空気を送り込むよう配置されているボイラ
において、上記従来技術ではダクト経路の長さ、経路の
相違や燃焼用空気流量のアンバランスにより片側炉壁の
バーナに不安定燃焼状態が発生する場合があった。
イラで缶前と缶後双方のウィンドボックスに一系統のダ
クトで燃焼用空気を送り込むよう配置されているボイラ
において、上記従来技術ではダクト経路の長さ、経路の
相違や燃焼用空気流量のアンバランスにより片側炉壁の
バーナに不安定燃焼状態が発生する場合があった。
【0006】本発明の課題は、缶前側と缶後側の双方の
ウィンドボックスに供給する燃焼用空気流量等の相違に
より発生するバーナの不安定燃焼状態を緩和して、常時
安定した燃焼を行うボイラとその燃焼方法を提供するこ
とにある。
ウィンドボックスに供給する燃焼用空気流量等の相違に
より発生するバーナの不安定燃焼状態を緩和して、常時
安定した燃焼を行うボイラとその燃焼方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、ボ
イラ火炉の対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設け
られたバーナ群と該バーナ群での燃料の燃焼用空気供給
用の缶前と缶後双方のウインドボックスと該ウインドボ
ックスにそれぞれ燃焼用空気を供給するダクトを備えた
ボイラにおいて、前記缶前側と缶後側の双方のウィンド
ボックス内の圧力を検出する圧力計を各ウインドボック
スに設け、かつ、燃焼用空気流量調整機器を各ダクトに
設け、該圧力計の各ウィンドボックス内の圧力検出値に
基づき各ウィンドボックス内の圧力を適正範囲内の値に
するための燃焼用空気流量を算出し、該空気流量算出値
に応じて燃焼用空気流量調整機器の開度を制御する装置
を設けたボイラにより解決できる。
イラ火炉の対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設け
られたバーナ群と該バーナ群での燃料の燃焼用空気供給
用の缶前と缶後双方のウインドボックスと該ウインドボ
ックスにそれぞれ燃焼用空気を供給するダクトを備えた
ボイラにおいて、前記缶前側と缶後側の双方のウィンド
ボックス内の圧力を検出する圧力計を各ウインドボック
スに設け、かつ、燃焼用空気流量調整機器を各ダクトに
設け、該圧力計の各ウィンドボックス内の圧力検出値に
基づき各ウィンドボックス内の圧力を適正範囲内の値に
するための燃焼用空気流量を算出し、該空気流量算出値
に応じて燃焼用空気流量調整機器の開度を制御する装置
を設けたボイラにより解決できる。
【0008】また、本発明の上記課題は、ボイラ火炉の
対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたバー
ナ群と該バーナ群での燃料の燃焼用空気供給用の缶前と
缶後双方のウインドボックスと該ウインドボックスにそ
れぞれ燃焼用空気を供給するダクトを備えたボイラの燃
焼方法において、ダクトから供給する燃焼用空気流量を
調整して、それぞれのウィンドボックス内の圧力を適正
範囲内の値にしてボイラ火炉内での燃料の安定燃焼を行
うボイラの燃焼方法により解決できる。
対向する缶前と缶後の両壁面にそれぞれ設けられたバー
ナ群と該バーナ群での燃料の燃焼用空気供給用の缶前と
缶後双方のウインドボックスと該ウインドボックスにそ
れぞれ燃焼用空気を供給するダクトを備えたボイラの燃
焼方法において、ダクトから供給する燃焼用空気流量を
調整して、それぞれのウィンドボックス内の圧力を適正
範囲内の値にしてボイラ火炉内での燃料の安定燃焼を行
うボイラの燃焼方法により解決できる。
【0009】
【作用】本発明により、ボイラ火炉の缶前及び缶後双方
のウィンドボックス入口に設けた圧力調整機器が、ウィ
ンドボックス内の圧力を設定した目標圧力値の範囲内に
なるよう、たとえ部分負荷燃焼時であっても圧力を調整
することにより、バーナの不安定燃焼状態を緩和して安
定した燃焼を行うことができる。
のウィンドボックス入口に設けた圧力調整機器が、ウィ
ンドボックス内の圧力を設定した目標圧力値の範囲内に
なるよう、たとえ部分負荷燃焼時であっても圧力を調整
することにより、バーナの不安定燃焼状態を緩和して安
定した燃焼を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
と共に説明する。図1に本発明による実施の形態の構成
を示す。押込通風機1から送り出された空気は、ダクト
2を通してボイラ火炉3の缶前及び缶後の双方のウィン
ドボックス4、4へ送気され、バーナ5・・・に導かれ
る。ウィンドボックス4、4内部に設置された圧力検出
器7、7はウィンドボックス4、4内部の圧力を検出
し、その検出信号が圧力調整用の制御機器8に送られ
る。制御機器8には予めウィンドボックス4、4内の設
定圧力が入力されており、この設定圧力よりウィンドボ
ックス4、4内の検出圧力が低い場合には圧力調整弁
6、6を開方向に動作させ、逆に設定圧力よりウィンド
ボックス4、4内の検出圧力が高い場合には圧力調整弁
6、6を閉方向に動作させる。缶前及び缶後のウィンド
ボックス4、4でそれぞれ検出圧力が異なると、それぞ
れ対応する圧力調整弁6、6の調整は異なる。
と共に説明する。図1に本発明による実施の形態の構成
を示す。押込通風機1から送り出された空気は、ダクト
2を通してボイラ火炉3の缶前及び缶後の双方のウィン
ドボックス4、4へ送気され、バーナ5・・・に導かれ
る。ウィンドボックス4、4内部に設置された圧力検出
器7、7はウィンドボックス4、4内部の圧力を検出
し、その検出信号が圧力調整用の制御機器8に送られ
る。制御機器8には予めウィンドボックス4、4内の設
定圧力が入力されており、この設定圧力よりウィンドボ
ックス4、4内の検出圧力が低い場合には圧力調整弁
6、6を開方向に動作させ、逆に設定圧力よりウィンド
ボックス4、4内の検出圧力が高い場合には圧力調整弁
6、6を閉方向に動作させる。缶前及び缶後のウィンド
ボックス4、4でそれぞれ検出圧力が異なると、それぞ
れ対応する圧力調整弁6、6の調整は異なる。
【0011】この動作により、ボイラの負荷変動時に、
ボイラ火炉3の缶前及び缶後の双方のウィンドボックス
4、4内の圧力がダクト2の経路の長さ、構成又は経路
の相違やバーナ5、5のカット本数の変化に影響される
ことなく、常時設定圧力付近に維持される。
ボイラ火炉3の缶前及び缶後の双方のウィンドボックス
4、4内の圧力がダクト2の経路の長さ、構成又は経路
の相違やバーナ5、5のカット本数の変化に影響される
ことなく、常時設定圧力付近に維持される。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダクトの
経路の長さ、構成又は経路の相違やバーナーのカット本
数の変化によることなくバーナに導かれる空気の圧力
が、常時燃焼に対して良好な設定圧力付近に維持される
ことから、不安定燃焼状態を防ぎ、常時安定した燃焼を
行うことができる。
経路の長さ、構成又は経路の相違やバーナーのカット本
数の変化によることなくバーナに導かれる空気の圧力
が、常時燃焼に対して良好な設定圧力付近に維持される
ことから、不安定燃焼状態を防ぎ、常時安定した燃焼を
行うことができる。
【図1】 本発明の実施の形態を示すものであり、ウィ
ンドボックス内の圧力を常時制御するボイラを示す。
ンドボックス内の圧力を常時制御するボイラを示す。
【図2】 従来の手動開度調整用調整器を設置したウィ
ンドボックスを有すボイラを示す。
ンドボックスを有すボイラを示す。
1 押込通風機 2 ダクト 3 ボイラ 4 ウィンドボッ
クス 5 バーナ 6 圧力調整弁 7 圧力検出機器 8 制御機器
クス 5 バーナ 6 圧力調整弁 7 圧力検出機器 8 制御機器
Claims (2)
- 【請求項1】 ボイラ火炉の対向する缶前と缶後の両壁
面にそれぞれ設けられたバーナ群と該バーナ群での燃料
の燃焼用空気供給用の缶前と缶後双方のウインドボック
スと該ウインドボックスにそれぞれ燃焼用空気を供給す
るダクトを備えたボイラにおいて、 前記缶前側と缶後側の双方のウィンドボックス内の圧力
を検出する圧力計を各ウインドボックスに設け、かつ、
燃焼用空気流量調整機器を各ダクトに設け、前記圧力計
の各ウィンドボックス内の圧力検出値に基づき各ウィン
ドボックス内の圧力を適正範囲内の値にするための燃焼
用空気流量を算出し、該空気流量算出値に応じて燃焼用
空気流量調整機器の開度を制御する装置を設けたことを
特徴とするボイラ。 - 【請求項2】 ボイラ火炉の対向する缶前と缶後の両壁
面にそれぞれ設けられたバーナ群と該バーナ群での燃料
の燃焼用空気供給用の缶前と缶後双方のウインドボック
スと該ウインドボックスにそれぞれ燃焼用空気を供給す
るダクトを備えたボイラの燃焼方法において、 ダクトから供給する燃焼用空気流量を調整して、それぞ
れのウィンドボックス内の圧力を適正範囲内の値にして
ボイラ火炉内での燃料の安定燃焼を行うことを特徴とす
るボイラの燃焼方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001760A JP2002206736A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | ボイラとその燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001760A JP2002206736A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | ボイラとその燃焼方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002206736A true JP2002206736A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18870358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001760A Pending JP2002206736A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | ボイラとその燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002206736A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275362A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 燃焼装置 |
US20110045421A1 (en) * | 2008-03-06 | 2011-02-24 | Ihi Corporation | Method and apparatus of controlling oxygen supply for boiler |
-
2001
- 2001-01-09 JP JP2001001760A patent/JP2002206736A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275362A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 燃焼装置 |
US20110045421A1 (en) * | 2008-03-06 | 2011-02-24 | Ihi Corporation | Method and apparatus of controlling oxygen supply for boiler |
US8662884B2 (en) * | 2008-03-06 | 2014-03-04 | Ihi Corporation | Method and apparatus of controlling oxygen supply for boiler |
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