JP2002206614A - 回転力伝達装置及びその振れ回り検査方法 - Google Patents

回転力伝達装置及びその振れ回り検査方法

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JP2002206614A JP2001001587A JP2001001587A JP2002206614A JP 2002206614 A JP2002206614 A JP 2002206614A JP 2001001587 A JP2001001587 A JP 2001001587A JP 2001001587 A JP2001001587 A JP 2001001587A JP 2002206614 A JP2002206614 A JP 2002206614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、構造を複雑化することな
く、回転力を、より安定して伝達することのできる回転
力伝達装置を提供することにある。 【解決手段】 回転軸112を回転自在に保持する保持
手段116を備え、本体118に回転軸112を保持手
段116を介して設けた回転力伝達装置において、前記
本体118に前記保持手段116を、互いに嵌る凸球面
状の座面部147及び凹球面状の座面部150を介して
設けたことを特徴とする回転力伝達装置110。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転力伝達装置及び
その振れ回り検査方法、特に回転軸の安定保持に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば被測定物の粗さやうね
りを測定する形状測定機、輪郭形状を測定する形状測定
機、真円度を測定する真円度測定機、三次元形状を測定
する三次元測定機等の表面性状測定機、工作機械等の機
械では、回転力伝達装置が用いられる。この回転力伝達
装置は、例えば表面性状測定機では、送りネジ等の回転
軸の回転をテーブル等の直線移動体の直線移動に変換さ
せる送り装置、工作機械等では、回転力伝達のシャフト
等の回転軸を含む。
【0003】例えば送り装置では、軸部に雄ネジが設け
られた送りネジと、該送りネジを回転自在に保持する保
持手段と、該回転軸の雄ネジに嵌る雌ネジが設けられ、
該雄ネジ及び雌ネジを介して、該回転軸の回転運動を変
換し、回転軸の軸方向に直線移動する直線移動体を備え
る(例えば特開平11−114746号公報等参照)。
一般に、従来の構成の回転力伝達装置では、このような
種々の回転軸が、通常、保持手段により回転自在に保持
され、本体に対して回転軸を保持手段を介して設けられ
ている。
【0004】例えば図1に示されるような送り装置(回
転力伝達装置)10では、ボールネジ(回転軸)12を
回転自在に保持する軸受14が設けられ、該軸受14を
保持するサポートユニット(保持手段)16の両端を、
それぞれ本体の取付けフレーム18に直接当接させた状
態で、ボルト20等により固定している。また、このボ
ールネジ12の雄ネジに嵌る雌ネジが設けられた送りナ
ット(雌ネジ)24を備えている。
【0005】このため、例えば駆動モータ22を駆動さ
せ、ボールネジ12を回転させると、取付けフレーム1
8に対してボールナット24をボールネジ12の軸方
向、例えば図中X方向に直線移動することができる。こ
れにより、ボールナット24に例えば検出器、テーブル
等の直線移動体を設けることにより、ボールネジの回転
力を直線移動体の直線移動に変換し、つまり該直線移動
体をボールナット24と共に図中X方向に直線移動する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転軸は、
僅かの偏心や長さ方向の曲がりがあると、回転軸の回転
に伴って、例えば送り装置では、ナット等の雌ネジが回
転軸の長さ方向に対して直交する方向に振れ回り現象を
起こし、この結果、雌ネジが設けられた直線移動体の位
置の不安定さを生じる場合がある。
【0007】このような雌ネジの振れ回りによる直線移
動体の位置の不安定さを解消するため、従来の構成の回
転力伝達装置では、一般に本体の保持手段への取付面に
対して、平行度、直角度の精度の極めて高い仕上げを行
うことも考えられるが、加工に手間、コスト等がかか
る。また、例えば精密測定機器用駆動部のボールネジ両
端軸受の取付部分等のように厳密に加工されたものであ
っても、僅かの偏心や長さ方向の曲がりがあり、振れ回
り現象を起こす場合がある。
【0008】これに対し、従来、ナット等の雌ネジに振
れ回りが生じても、その振れ回りが直線移動体に伝わる
のを低減する機構を回転軸に対して設け、直線移動体の
位置の不安定さを低減することも考えられるが、構成が
複雑化してしまう。このため、回転力伝達装置では、構
造を複雑化することなく、回転軸の回転力を安定して伝
達することのできる技術の開発が強く望まれていたもの
の、従来は、これを同時に解決することのできる適切な
技術が存在しなかった。また、従来は、回転軸の回転力
を実際に安定して伝達できているのか否かを客観的に検
査することのできる適切な方法の開発も強く望まれてい
た。
【0009】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その第一の目的は、構造を複雑化するこ
となく、回転力を安定して伝達することのできる回転力
伝達装置を提供することにある。また、本発明の第二の
目的は、回転力が安定して伝達されているか否かの検査
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者が前記回転軸の
回転力の安定的な伝達について鋭意検討を行った結果、
例えば従来の精密測定機器用駆動部のボールネジ両端軸
受の取付部分等のように精度の極めて高い仕上げを行っ
ても、少なからず幾何公差分の平面度、直角度の誤差が
あり、この誤差が回転軸の保持姿勢に無理を生じ、回転
軸を偏心させる。その影響で回転軸の回転に伴って、回
転軸自体が振れ回りを生じ、回転軸の回転力の安定的な
伝達に支障を来す。例えば送り装置では、ボールネジに
嵌っている雌ネジが送り方向に対して直交する方向に変
位する。これにより雌ネジに結合されているテーブル等
の直線移動体も変位するため、雌ネジの振れ回りによる
直線移動体の位置の不安定さが生じ、真直度の高い送り
を困難にしている。直線移動体として例えば検出器を用
いると、測定データの中にその振れ回り分の僅かな部分
が上乗せされ、測定精度に例えば0.01μmレベルの
悪影響を与える。
【0011】この0.01μmレベルの影響は、一般的
な機械では問題とならないレベルであっても、送り位置
に関し、一般的な機械に比較し非常に高い精度、信頼性
が求められる精密機械では、直線移動体の送り位置の更
なる高精度化、信頼性向上を図る際、特に深刻な問題に
なるためと考えた。そして、送り位置の高精度化、信頼
性向上を図るためには、生じている振れ回りが直線移動
体に伝わるのを低減することよりも、その効果、構成簡
略化の点から、振れ回りの発生そのもの自体を低減させ
ることが非常に重要であり、振れ回りの発生を低減させ
るためには、回転軸の安定保持が最重要であるとの考え
に至った。
【0012】このために、本発明者は、本体に対して回
転力伝達装置を球面座を介して保持することにより、構
造を複雑化することなく、取付部分に平面度、直角度の
多少の誤差があっても、その誤差が球面座により解消さ
れるので、回転軸を自然な姿勢で保持することができ
る。そして、回転軸を自然な姿勢で保持できると、回転
軸の回転による回転軸の振れ回りを大幅に低減する。例
えば送り装置では、送り位置の高精度化、信頼性向上等
を、シャフト等による回転力の伝達では伝達力の安定供
給等をより効果的に得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0013】すなわち、前記目的を達成するために本発
明にかかる回転力伝達装置は、回転軸を回転自在に保持
する保持手段を備え、本体に対して前記回転軸を前記保
持手段を介して設けた回転力伝達装置において、前記本
体に対して前記保持手段を、互いに嵌る凸球面状の座面
部及び凹球面状の座面部を介して設けることを特徴とす
る。ここにいう本体とは、回転力伝達装置を用いた機械
一般をいい、例えば被測定物の粗さやうねりを測定する
形状測定機、輪郭形状を測定する形状測定機、真円度を
測定する真円度測定機、三次元形状を測定する三次元測
定機等の表面性状測定機、工作機械等が一例として挙げ
られる。また、ここにいう回転体とは、例えば回転軸の
軸部にネジが設けられた送りネジ、該ネジが設けられて
いない一般的な回転軸等をいう。
【0014】なお、本発明においては、前記保持手段の
本体への取付部分に、一方の球面状座面部を形成し、前
記保持手段と本体の取付部分の間に設けられ、該保持手
段の球面状座面部に嵌る他方の球面状座面部が、該保持
手段の球面状座面部との当接部分に形成された球面座を
備えることが好適である。また、本発明において、前記
回転軸は、その軸部に雄ネジが設けられ、また直線移動
体を備えることも好適である。
【0015】ここで、前記直線移動体は、前記回転軸の
雄ネジに嵌る雌ネジが設けられ、該回転軸の回転運動を
変換し、該回転軸の軸方向に直線移動する。また、前記
目的を達成するために本発明にかかる振れ回り検査方法
は、軸部に雄ネジが設けられた回転軸と、該回転軸を回
転自在に保持する保持手段と、該回転軸の雄ネジに嵌る
雌ネジが設けられ、雄ネジ及び雌ネジにより該回転軸の
回転運動を変換し、該本体に対して該回転軸の軸方向に
直線移動する直線移動体と、を備えた回転力伝達装置の
直線移動体の軸方向と直交する平面内の振れ回りを検査
する方法であって、検査工程を備えることを特徴とす
る。
【0016】ここで、前記検査工程は、前記回転軸の雄
ネジに嵌る雌ネジが設けられた振れ確認用ブッシュを前
記回転軸に嵌め、前記回転軸上で振れ確認用ブッシュを
回転軸方向に直線移動させ、該振れ確認用ブッシュによ
り、回転軸の軸方向と直交する平面内の振れ周り量を検
出する。なお、本発明において、前記振れ確認用ブッシ
ュは、前記回転軸の軸方向と直交する平面内の直径方向
に分割された複数のブロックより構成され、前記検査工
程時は、固定手段により、前記振れ確認用ブッシュの各
分割ブロックを固定し、一の振れ確認用ブッシュを構成
し、取外工程を備えることが好適である。ここで、前記
取付工程は、前記検査工程後、前記固定手段により、前
記振れ確認用ブッシュを各分割ブロックに分解し、前記
振れ確認用ブッシュを前記回転軸より取外す。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な一実施形態について説明する。図2には本発明の一
実施形態にかかる回転力伝達装置を、表面粗さ計の駆動
機構に用いた状態の外観斜視図が示されており、前記従
来技術と対応する部分には符号100を加えて示し説明
を省略する。
【0018】同図において、表面粗さ計130は、被測
定物132が載せられる基台134と、基台134に立
設された支柱136を備える。この支柱136には、被
測定物132の表面に接触する接触子138が横方向に
突出して設けられている検出器(直線移動体)140
と、検出器140を図中Z軸方向に移動させるZ軸駆動
機構142が設けられている。このZ軸駆動機構142
と検出器140の間には、検出器140を図中X軸方向
に移動させるX軸駆動機構144が設けられている。本
実施形態では、Z軸駆動機構142、X軸駆動機構14
4に、それぞれ本実施形態にかかる回転力伝達装置を設
けている。
【0019】以下、本実施形態にかかる回転力伝達装置
の概略構成とその作用について、X軸駆動機構144を
一例として参照しつつ説明する。図3に拡大して示され
るように本実施形態にかかる回転力伝達装置110は、
ボールネジ(回転軸)112と、ボールネジ112の回
転運動を直線運動に変換するボールナット(雌ネジ)1
24と、ボールナット124に設けられ、該ボールナッ
ト124と共に直線移動するスライダ145と、該スラ
イダ145の回り止を行い、スライド145の移動を所
定の直線方向、図中X方向に案内するガイド146を備
える。スライダ145に例えば検出器、テーブル等の直
線移動体(図示省略)が設けられ、この直線移動体は、
ボールナット124と共に所望の送り方向、例えば図中
X方向に本体、例えば取付けフレーム118と相対して
直線移動する。
【0020】また、本実施形態では、例えばボールネジ
112を回転自在に保持する軸受114が設けられ、該
軸受114を保持するサポートユニット(保持手段)1
16を、取付けフレーム(本体)118の取付部分にボ
ルト120等により固定している。このように本実施形
態にかかる回転力伝達装置110を構成することによ
り、ボールネジ112を回転させると、本体と相対して
直線移動体を、ボールナット124と共に所望の直線方
向に移動させることができる。例えば本実施形態にかか
る回転力伝達装置110を、例えば表面粗さ計のX軸駆
動機構に適用することにより、ボールネジ112の回転
力を直線移動体の直線移動に変換、つまり直線移動体を
図中X軸方向に直線移動させることができる。
【0021】ここで、取付けフレーム118の取付部分
は、少なからず幾何公差分の平面度、直角度の誤差があ
り、取付けフレームに直接サポートユニットを設ける
と、この誤差がボールネジ112の保持姿勢に無理を生
じ、ボールネジを偏心させ、その影響で検出器の測定デ
ータの中にその振れ回り分の僅かな部分が上乗せされ
る。この影響は一般的な機械では問題とならないレベル
であっても、一般的な機械に比較し高精度化、信頼性向
上が求められる例えば表面粗さ計等の精密機械では、特
に深刻な問題であった。そこで、本発明において第一に
特徴的なことは、ボールネジの回転時の応力を極力低減
するため、本体に対して回転軸を、互いに嵌る球面状の
座面部を介して保持したことである。
【0022】このために本実施形態においては、サポー
トユニット116の取付部に、凸球面状座面部147を
形成し、かつ取付けフレーム118とサポートユニット
116の間に球面座148を設けている。この球面座1
48は、サポートユニット116に形成された凸球面状
座面部147と嵌る凹球面状の座面部150が、サポー
トユニット116との当接面に形成されている。この結
果、本実施形態においては、取付フレーム118の取付
部分に多少の凹凸があっても、すなわち、平行度、直角
度に誤差があっても、球面座148を設けるのみで、ボ
ールネジ112を曲げることなく自然な姿勢で取付ける
ことができる。
【0023】例えば、取付けフレーム118の取付面の
垂直度に多少の誤差があっても、通常は、その垂直度に
誤差のある取付面に対してサポートユニット116の取
付面を無理にぴったりと当接させていたので、ボールネ
ジ112に応力を与えた状態で保持してしまうが、本実
施形態では、加工精度が高いのであれば、例えば、ボル
ト等の遊びの範囲内で、図4に示されるように、例えば
球面座148の凹球面状座面部150上にてサポートユ
ニット116の凸球面状座面部147を、例えば図中、
時計回りに例えば取付けフレーム118の取付面の垂直
度の誤差に応じた量だけ摺動させた状態で保持すること
により、取付けフレーム118に対してサポートユニッ
ト116を球面座148を介してぴったりと当接させた
状態で、しかもボールネジ112に応力を与えることな
い自然な姿勢で取付けることができる。
【0024】したがって、ボールネジ112の偏心等を
防ぐことができるので、ボールネジ112の回転による
ボールナット124の振れ回りを大幅に減少し、ボール
ネジ112の回転力をボールナット124に安定して伝
達することができる。このため、ボールナット124と
共に送り移動される検出器等の直線移動体の送り位置の
精度、信頼性が大幅に向上される。これにより表面粗さ
計等では、測定データの信頼性向上を図ることができ
る。
【0025】ここで、本実施形態では、球面座148を
用いることにより振れ回り現象の発生そのもの自体を低
減させているので、振れ回りの発生量を減らすことに対
する対策を一切行わず、生じている振れ回りが直線移動
体に伝わるのを低減する機構を新たに設けたものに比較
し、送り位置の更なる高精度化、信頼性向上の効果が得
られると共に、構成簡略化が図られる。
【0026】しかも、取付フレーム118の取付部分に
多少の凹凸があっても、すなわち、平行度、直角度に誤
差があっても、球面座148を設けるのみで、ボールネ
ジ112を曲げることなく自然な姿勢で取付けることが
できる。このため、取付フレーム118の取付部分の加
工精度をより高い精度に変える必要がなく、従来のまま
の精度でよいので、加工精度の管理の容易化、加工精度
を上げることによるコストの上昇を抑えることができ
る。また、本実施形態では、既存の機械に対して、別体
化された球面座148を設けるのみで、送り位置の高精
度化、信頼性向上が得られるので、本実施形態にかかる
回転力伝達装置110を用いることのできる機械への汎
用性が向上される。
【0027】ところで、ボールネジ組立ての良否判定で
は、ボールナット124の振れ周り量が、良否判定の正
確さと非常に密接な関係がある。このため、もしボール
ナット124の振れ周り量が許容値以上であれば、ボー
ルネジの保持姿勢の調整、あるいはボールネジの再度の
組立て等を行う必要がある。この良否判定には個人差が
あり、ボールネジ組立ての良否判定の際は、更なる正確
さ、客観性等は改善の余地が残されていた。そこで、本
発明において第二に特徴的なことは、回転軸に対して直
線移動体の振れ周り量を確認するための振れ確認用ブッ
シュを設け、振れ回り量の検査を行ったことであり、こ
のために本実施形態においては、図5に示されるような
振れ確認用ブッシュ251による振れ回りの検査を用い
ている。
【0028】この振れ確認用ブッシュ251は、内径と
外径の同軸度の良く出た半割りのブロック252,25
4を用いている。各分割ブロック252,254には、
それぞれボルト穴255a,255b、ボルト穴256
a,256bが設けられ、ボルト穴255a,255
b、ボルト穴256a,256bに、それぞれ例えば締
付ボルト258a,258b等の固定手段を締付けるこ
とにより各分割ブロック252,254を固定し、一の
ブッシュ251を構成している。
【0029】一方、取付け及び取外し時、この締付ボル
ト258a,258bを弛めることにより、一のブッシ
ュ251を、各分割ブロック252,254に分解する
ことができるので、ボールネジ212への取付け及び取
外しが非常に容易となる。本実施形態では、このような
内径と外径の同軸度の良く出た振れ確認用ブッシュ25
1の各ブロックの内周面に、それぞれ雌ネジ260,2
61が設けられており、図6に示されるようにボールネ
ジ212の雄ネジに対して嵌められる。次に取付後、振
れ回り量の検査工程を行う。
【0030】すなわち、振れ回り量を確認するときは、
ボールネジ212を回転させ、振れ確認用ブッシュ25
1を、図中X方向に直線移動させ、そのX方向と直交す
る外径方向の振れ回り、例えば垂直方向を基準に、ボー
ルナット224の全移動範囲にわたり移動させる。振れ
確認用ブッシュ251は、移動範囲の各位置でX方向と
直交する外径方向、例えば垂直方向の振れ回りを、例え
ば指針259等により外部出力しているので、使用者は
これを順次読み取っている、或いは装置に自動的に取り
込み、その検出結果に基づいてボールネジ組立ての良否
判定を行う。
【0031】例えば各位置の振れ回り量の平均値、ある
いは、移動範囲のある位置での振れ回り量より、許容値
以上の振れ回り量が確認されると、これをボールネジ組
立てが不良と判断し、再度保持姿勢を調整したり、組立
て直す。これに対し、振れ回り量の平均値等が許容値以
内であれば、これをボールネジ組立てを良として判断す
る。この結果、本実施形態においては、ボールネジ21
2に対して振れ確認用ブッシュ251を取付けることに
より、ボールネジ212の保持姿勢、つまり通常の使用
時のボールナット224の振れ周り量を客観的に及び正
確に把握することができる。
【0032】そして、もし振れ確認用ブッシュ251に
より確認された振れ周り量が許容値を越えたときは、ボ
ールネジ212の保持姿勢を調整したり、再度組立て直
すことにより、例えば高精度の測定機を実現したり、工
作機械等にも応用することができる。しかも、本実施形
態においては、このような振れ確認用ブッシュ251
は、半割りのブロック252,254より構成されてお
り、振れ回り量の確認時は、例えば締付ボルト258
a,258b等の固定手段を締付けることにより各ブロ
ック252,254を固定し一のブッシュ251を構成
している。一方、それ以外の時は、この締付ボルト25
8を弛めることにより、一のブッシュ251は、各ブロ
ック252,254に分解され、ブッシュ251をボー
ルネジ212より取外し、通常の回転力伝達装置の使用
が行える。
【0033】このため、本実施形態にかかる回転力伝達
装置210に対して振れ確認用ブッシュ251の取付
け、取外しが容易となる。したがって、本実施形態で
は、回転力伝達装置210に対して振れ確認用ブッシュ
251を容易に取付けることができるので、該振れ確認
用ブッシュ251により、振れ回りの検査をより簡便に
行うことにより、ボールネジを常に自然な姿勢で保持し
ておくことができる。しかも、通常の使用時には、振れ
確認用ブッシュ251を取外し、回転力伝達装置110
を用いた表面粗さ計等の機械の使用が行えるので、通常
の使用時、振れ確認用ブッシュ251が邪魔とならな
い。
【0034】以上のように本実施形態にかかる振れ回り
検査方法によれば、振れ回り確認時、振れ回り確認用ブ
ッシュ251を設けることにより、例えばボールネジの
組立ての良否判定を客観的に及び正確に行うことができ
る。また、本発明においては、このような振れ確認用ブ
ッシュ251は、半割りのブロック252,254より
構成されており、振れ回り量の検査以外の時は、例え
ば、この締付ボルト258を弛めることにより、一のブ
ッシュ251は、各ブロック252,254に分解さ
れ、ブッシュ251をボールネジ212より取外す(取
外工程)。これにより、振れ確認用ブッシュ251が邪
魔とならず、通常の表面粗さ計等の機械の使用が行え
る。
【0035】なお、前記各構成では、本体に対して前記
ボールネジの一端を球面座を介して保持した例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
ボールネジの両端を球面座により保持させる装置にも適
用することができる。また、前記構成では、本発明にか
かる回転力伝達装置を、本体の取付けフレームに対して
横方向に取付けた例について説明したが、本発明の回転
力伝達装置はこれに限定されるものではなく、例えば図
7に示されるように、縦方向の取り付けも行える。
【0036】この結果、同図に示す回転力伝達装置31
0は、本発明の回転力伝達装置を本体の横方向に取付け
たものと同様、球面座348を介すこととしたので、回
転力伝達装置310のボールネジ312を自然な姿勢で
固定することができる。これにより、ボールネジ312
の回転によるボールナット324、該ボールナットに設
けられた直線移動体(図示省略)の振れ回りを大幅に低
減し、ボールネジ312の回転力を安定してボールナッ
ト324に伝達することができるので、直線移動体の送
り位置の高精度化、信頼性向上を図ることができる。ま
た、本発明にかかる回転力伝達装置は、前記表面粗さ計
用X軸駆動機構のほか、真円度測定機用R軸、Z軸駆動
部等にも適用することができる。
【0037】また、前記構成では、表面粗さ計のX軸駆
動機構に本発明にかかる回転力伝達装置を用いた例につ
いて説明したが、Y軸駆動機構、Z軸駆動機構に本発明
にかかる回転力伝達装置を用いることができる。また、
本発明にかかる回転力伝達装置は、粗さ測定機、形状測
定機、真円度測定機、三次元測定機等の表面性状測定機
は勿論、回転力伝達装置を用いた任意の機械一般、例え
ば工作機械等にも適用することができる。さらに、前記
各構成では、回転軸として送りネジを用いた例について
説明したが、本発明の回転力伝達装置はこれに限定され
るものではなく、その他の回転軸、例えば回転力伝達を
行う一般的なシャフト等にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる回転
力伝達装置によれば、本体に対して回転軸の保持手段
を、互いに嵌る凸球面状の座面部及び凹球面状の座面部
を介して設けることとしたので、構造を複雑化すること
なく、回転力を安定して伝達することができる。なお、
本発明においては、保持手段の本体への取付部分に、一
方の球面状座面部を形成し、保持手段と本体の取付部分
の間に、該保持手段の球面状座面部に嵌る他方の球面状
座面部が、該保持手段の球面状座面部との当接部分に形
成された球面座を設けることにより、本発明にかかる回
転力伝達装置の各種機械への汎用性が向上される。ま
た、本発明においては、前記回転軸は、その軸部に雄ネ
ジが設けられ、前記回転軸の雄ネジに嵌る雌ネジが設け
られ、該回転軸の回転運動を変換し、該回転軸の軸方向
に直線移動する直線移動体を備えることにより、構造を
複雑化することなく、直線移動体の送り位置の高精度
化、信頼性向上を図ることができる。また、本発明にか
かる振れ回り検査方法によれば、前記回転軸の雄ネジに
嵌る雌ネジが設けられた振れ確認用ブッシュを、前記回
転軸上で回転軸方向に直線移動させ、回転軸の軸方向と
直交する平面内の振れ周り量を検出する検査工程を備え
ることとしたので、回転力を実際に安定して伝達できて
いるか否かを容易に及び正確に確認することができる。
なお、本発明において、前記振れ確認用ブッシュは、回
転軸の軸方向と直交する平面内の直径方向に分割された
複数のブロックより構成され、前記検査工程後、固定手
段により、前記振れ確認用ブッシュを各分割ブロックに
分解し、前記回転軸より取外す取外工程を備えることに
より、振れ回り量の確認が必要な時のみ、回転力伝達装
置に対して振れ確認用ブッシュを設けることができるの
で、通常の使用時、前記振れ確認用ブッシュが邪魔とな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な回転軸の保持方法の説明図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる回転力伝達装置を
一般的な表面粗さ計のX軸駆動に用いた状態の外観斜視
図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる回転力伝達装置の
要部拡大図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる回転力伝達装置の
作用の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる振れ回り確認用ブ
ッシュを送り方向より見た正面図である。
【図6】図5に示した振れ回り確認用ブッシュを図3に
示した回転力伝達装置に取付けた状態の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる回転軸保持の変形
例の説明図である。
【符号の説明】
110,210,310 回転力伝達装置 112,212、312 ボールネジ(回転軸) 116,216,316 サポートユニット(保持手
段) 118,218,318 取付けフレーム(本体) 124,224,324 ボールナット(雌ネジ) 140 検出器(直線移動体) 147,247,347 凸球面状座面部 148,248,348 球面座 150,250,350 凹球面状座面部 251 振れ確認用ブッシュ 252,254 分割ブロック 258 締付ボルト(固定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を回転自在に保持する保持手段を
    備え、本体に対して前記回転軸を前記保持手段を介して
    設けた回転力伝達装置において、 前記本体に対して前記保持手段を、互いに嵌る凸球面状
    の座面部及び凹球面状の座面部を介して設けたことを特
    徴とする回転力伝達装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転力伝達装置におい
    て、 前記保持手段の本体への取付部分に、一方の球面状座面
    部を形成し、 前記保持手段と本体の取付部分の間に設けられ、該保持
    手段の球面状座面部に嵌る他方の球面状座面部が、該保
    持手段の球面状座面部との当接部分に形成された球面座
    を備えたことを特徴とする回転力伝達装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の回転力伝達装置に
    おいて、 前記回転軸は、その軸部に雄ネジが設けられ、 また前記回転軸の雄ネジに嵌る雌ネジが設けられ、該回
    転軸の回転運動を変換し、該回転軸の軸方向に直線移動
    する直線移動体を備えたことを特徴とする回転力伝達装
    置。
  4. 【請求項4】 軸部に雄ネジが設けられた回転軸と、該
    回転軸を回転自在に保持する保持手段と、該回転軸の雄
    ネジに嵌る雌ネジが設けられ、該回転軸の回転運動を変
    換し、該回転軸の軸方向に直線移動する直線移動体と、
    を備えた回転力伝達装置の直線移動体の軸方向と直交す
    る平面内の振れ回りを検査する方法であって、 前記回転軸の雄ネジに嵌る雌ネジが設けられた振れ確認
    用ブッシュを前記回転軸に嵌め、前記回転軸上で振れ確
    認用ブッシュを回転軸方向に直線移動させ、該振れ確認
    用ブッシュにより、回転軸の軸方向と直交する平面内の
    振れ周り量を検出する検査工程を備えたことを特徴とす
    る振れ回り検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の振れ回り検査方法におい
    て、 前記振れ確認用ブッシュは、前記回転軸の軸方向と直交
    する平面内の直径方向に分割された複数のブロックより
    構成され、前記検査工程時は、固定手段により、前記振
    れ確認用ブッシュの各分割ブロックを固定し、一の振れ
    確認用ブッシュを構成し、 前記検査工程後、前記固定手段により、前記振れ確認用
    ブッシュを各分割ブロックに分解し、前記振れ確認用ブ
    ッシュを前記回転軸より取外す取外工程を備えたことを
    特徴とする振れ回り検査方法。
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