JP2002205791A - 折り畳み式コンテナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】主として、１０００リットルクラスの危険物、
及び、劇物を除く中型液体用、及び、多目的コンテナー
を、操作が容易な一人作業で折り畳み、及び、組み立て
可能な構造として形成し、荷役後の容器の回収コストの
逓減とトラックの帰り便の積載を可能として液体輸送と
物流の合理化を目的とするものである。 【解決手段】ゴム、又は、樹脂等の耐圧可撓膜１６を内
部装着した外部容器２のマンホール付きの天板５をフレ
ーム式の屈曲側板７に連結させて水平状態で垂下させ、
平面側板８を交互に内に倒して折り畳み、外脚１４で積
み重ね可能なコンテナー１を形成し、且つ、屈曲側板７
の中間屈曲部にバネ材を装着して胴部を中腰状維持の自
立型として構成している。又、胴部４面を対角線方向の
アーム式屈曲側板２２として設けた各中央連結回転機構
部２３、及び、屈曲支柱２５を内部折り畳み式に設けて
コンテナー１Ａを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】５００リットル、又は、１０
００リットルクラスの中型の液体用折り畳み式コンテナ
ーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、中型の、特に、液体用コンテナー
は定型容器を主流とし、折り畳み、或いは、組み立て式
のコンテナーは構造、或いは、操作が煩雑で実用的なも
のが見当たらず、大量の液体輪送はタンクローリーに依
存せざるを得なかった。又、一部、紙製の胴部面部が一
体形成されて内方向に折り畳み式のインナーバック装着
の液体用折り畳み式コンテナーもあるが水濡れ、及び、
耐用回数に限界があり単位当たりのコストは可成り割高
となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】危険物、及び、劇物を
除く飲食品、或いは、産業用各種液体の輸送、及び、保
管を目的とする中型コンテナーを、角型自立式の操作の
容易な折り畳み、及び、組み立て可能な構造に設けて形
成し、且つ、折り畳み後の積み重ねを可能に設けて荷役
後の回収コストの大巾低減を図って経済性を高め、更に
は、復路空輸送の多いタンクローリー輸送からの切り替
え、且つ、ペール缶、或いは、ドラム缶等の小型容器の
中型容器輸送化を図って容器コストの節約と物流コスト
の合理化を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、主に、１０００リットルクラスの中型液体
コンテナーを対象とし、スチール又は強化樹脂製の角型
の縦方向に折り畳み可能な外部容器内の胴部に、補強入
りのゴム、又は、樹脂製耐圧可撓性シートを用いた上下
フランシ付きの筒状胴部、若しくは、注排出口付きの袋
状の可撓膜を内部装着した縦型自立式容器構造とし、こ
の外部容器は、開閉蓋付きマンホールの設けられた天板
とフランジ用上部枠、及び、排出口付き底板と下部フラ
ンジ枠、及び、脚部が設けられ、且つ、中間胴部４面に
フレーム状の側板を分離して設け、この相対する２側板
のそれぞれを上下辺部、及び、中間部水平方向に回転機
構を設けて上部枠、及び、下部枠部に連結して中間部が
内部方向に屈曲可能な屈曲側板として設け、折り畳み
時、この屈曲側板に連結する上部天板とマンホールが水
平状態を保持しながら垂下する構造とし、且つ、他２側
板は平面側板として設けて下部を下部フランジ上部の所
定高の中間枠に回転機構を設けて、かつ、相互に段差を
設けて交互に内方向に転倒してマンホール上部に折り重
ね、且つ、復元して組み立て可能な外枠容器として形成
され、且つ、この外部容器の内部形状に合致する、ゴ
ム、又は、樹脂製の耐圧可撓膜を、上下フランジ付きの
筒状胴部として設けて外部容器フランジ部に接合、又
は、接液用の注排出口付きの袋状に設けてフランジ、及
び、肩部を外枠容器内に取り付けてこれを常時装着して
上下方向に同時屈曲可能な折り畳み可能な構造とし、か
つ、胴部を伸長して組み立て時、両サイドの平面側板の
上部に突起支持部、及び、両サイドにホルダーを設けて
で屈曲側板を嵌合、或いは、狭接して固定を図り組み立
て式コンテナーを形成している。尚、前記フレーム状側
板はパネル状に設けることも可能である。

【０００５】又、本発明は、前記可撓膜が胴部、若しく
は、内部に装着された縦型屈曲式液体用コンテナーを、
開閉蓋付きマンホールの設けられた天板用上部枠と、脚
部と排出口付き底板部の下部枠、又は、中間枠部間の外
部容器中間胴部４面を、各胴部面部上下辺両端部を起点
としてほぼ対角線状にアームを設けて、このアームの交
錯するほぼ面部中央位置、及び、前記起点部それぞれに
屈曲回転機構を設けて連結し、この中央連結部を内部方
向に可動可能に設けて可撓膜の面部を四方から同時に押
し込んで折り畳み可能とし、かつ、前記外部容器の上部
枠と下部、又は、中間枠間の平面四隅を上下に連結する
支柱を、この支柱の中間部が平面対角線内方向に屈曲し
て前記アームの間隙部に収納され、装着された可撓膜を
傷つけることなく外部容器が上下方向に屈曲、及び、組
み立て可能に構成することが出来る。且つ、前記支柱の
中間屈曲部にはロック部材が装着されて組み立て時垂直
方向に固定され、かつ、上下のアーム部同士を上下方向
に閂等の固定用部材を用いて面状拘束を図るように形成
されている。尚、前記胴部各面部のアームはこれを同形
状ほぼ台形のプレート状に設けることも可能である。

【０００６】又、本発明の折り畳み式のコンテナーは、
前記各屈曲側板、若しくは、各支柱の中間屈曲部所定箇
所にキックバネ、或いは、板バネ等のバネ部材を装着し
て外部容器を放置したとき中腰の半自立状態に保持して
緩衝効果と作業性の向上が図ることが出来る。

【０００７】又、本発明は、この折り畳み式コンテナー
内に接液用の樹脂シート製ライナーを内部装着脱して容
器内部の洗浄を不要とすることも出来る。又、装着され
た前記可撓膜は所定ライフを設けて交換することも可能
に構成されている。

【０００８】このように形成された本発明の前記フレー
ム折り畳み式コンテナーは、組み立てられた両サスドの
平面側板を若干外方向に倒すことによって上部突起支持
部、及び、ホルダーを外して屈曲側板中間部が即内方向
に屈曲しながら、且つ、連結された上部マンホール付き
天板が水平に保持されたままの状態で垂下し、屈曲側板
に装着されたバネ部材によって緩衝されて中腰状に屈曲
し、更に、これを深押ししてセットし、マンホール上部
に平面側板を交互に折り重ねて折り畳みを可能としてい
る。且つ、下部四隅の外脚によって折り畳まれたコンテ
ナーの積み重ねを可能にしてトラックへの積載才数の極
小化を図っている。又、組み立て時は、折り畳まれた平
面側板を交互に立てることによってバネ装着の胴部が中
腰状の上方向に伸長し、マンホール付き天板の連結する
屈曲側板のフレーム部を引いて反動をつけながら自立さ
せて平面側板の端部を屈曲側板端部に嵌合して組み立て
て嵌合、又は、固定部材で固定するように構成されてい
る。尚、本発明の折り畳み式コンテナーは５００リット
ル、乃至、２０００リットルクラスにも対応可能であ
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図１はこの発明を実施した代
表サイズの１０００リットルクラスの角型の液体用自立
型折り畳み式コンテナー１の全体斜視図で、図２の正面
図と片側の断面図、及び、図３の折り畳み図で示す如
く、スチール、又は、強化樹脂等の外部容器２が、上部
に開閉蓋３の設けられたマンホール４付きの天板５のフ
ランジ５Ａ部に上部枠６を設け、且つ、縦型の胴部４面
をフレーム状に設けてそれぞれが分離された相対する２
面の屈曲側板７、及び、他２面の平面側板８Ａ、８Ｂ、
及び、脚９と排出口１０Ａ付きの底板１０とフランジ１
０Ｂ用の当て板１１、及び、下部枠１２、及び、中間枠
１３と外脚１４等によって構成され、屈曲側板７は上下
辺部、及び、中間部水平方向に回転機構１５部を設けて
上部枠６、及び、下部枠１２に連結して中間の回転機構
１５部が内部方向に屈曲可能な構造として形成され、折
り畳み、及び、組み立て時、マンホール４、及び、天板
５が水平状態を保持しながら上垂下することを特徴と
し、垂下したマンホール４の開閉蓋３上部に他２面の下
部に回転機構部１５を設けて内方向へ転倒回転可能な低
位中間枠１３Ａ連結の平面側板８Ａ、次に、高位中間枠
１３Ｂ連結の平面側板８Ｂを交互に折り畳み可能とし、
且つ、この外部容器２の内面形状に合致する補強入りの
ゴム、又は、樹脂等の耐圧可撓シート製の筒状の胴部可
撓膜１６を上下フランジ１６Ａ付きに設けて天板のフラ
ンジ５Ａ部と上部枠６間、及び、底板部フランジ１０Ｂ
と当て板１１、及び、下部枠１２間に狭接して常時装着
し、胴部可撓膜１６の相対する２面が前記屈曲側板７に
よって内部に押し込まれ、同他２面も屈曲側板７間の中
央部の隙間、及び、上部枠６、及び、下部枠１２の枠巾
の間に集約されて折り畳まれる様構成されている。ま
た、この外部容器２は平面側板８Ｂ、８Ａを立て起こし
て上部突起部１７が屈曲側板７の上部枠６下部に挿入状
に嵌合し下天板５を支持し、中間ホルダー１８が屈曲側
板７の中間回転機構１５部の上下フレーム部内外部に当
接して屈曲側板７を垂直に保持、及び、固定可能とし、
且つ、この中間ホルダー１８部がピン等の着脱用ロック
部材１９によって固定されている。又、この固定手段
は、図示していないが平面側板８Ａ、８Ｂを天板５部
で、又は、平面側板８Ａ、８Ｂ同士を胴部でターンバッ
クル、或いは、ベルト、又は、レバー等の手段によって
緊締、或いは、固定することが出来る。且つ、本コンテ
ナー１は図３の如く折り畳まれて４隅の外脚１４によっ
て上部に積み重ね可能としている。尚、本コンテナー１
は図４の如く、可撓膜２０を注排出口２０Ａ、２０Ｂ付
きの袋状に設けて上部肩部２辺にフランジ２０Ｃを設け
て上部フランジ５Ａと上部枠６によって固定、かつ、肩
部中間部に差し込みポケット２０Ｄ等を設けて上部天板
５裏面部に部材を用いて吊架して装着し、折り畳み可能
に設けることも出来る。下部にもフランジ２０Ｃを設け
ると良い。或いは、図示していないが前記袋状可撓膜２
０を用いて天板５をマンホール部５Ａのみに設けること
も、下部をフランジ形式に設けることも出来る。且つ、
図示していないが本コンテナー１は外部容器の屈曲側板
７、及び、平面側板８はパネル式に設けることも出来
る。或いは、本コンテナー１は外部容器を断面ほぼ角型
に、胴部可撓膜を同円形に形成することも可能である。
且つ、底板１０に深さを設けてフランジ１０Ｂ部を所定
高に設ける事も出来る。

【００１０】本発明の第２の実施態様として図６に示す
如く、内部に筒状の胴部可撓膜１６を上下フランジ１６
Ａ付きに設けて装着された外部容器２１中間胴部４面
を、各胴部面部の上部枠６、及び、下部枠１２の上部所
定高に設けた中間枠１３の辺両端を起点としてほぼ対角
線方向に上部アーム２２Ａ、下部アーム２２Ｂを設け
て、この各アームの交錯する面部中央連結部２３、及
び、起点連結部２４それぞれに回転機構１５部を設けて
可撓膜１６面部を内方向に四方から同時に押し込んで折
り畳み、連結された天板５、及び、上部マンホール５Ａ
が水平状態を維持しながら垂下可能とし、且つ、上部枠
６、及び、中間枠１３間四隅に支柱２５を、上下、及
び、中間部に屈曲回転機構１５を設けて配置し、この中
間屈曲部が図７の如く平面対角線方向に折り畳まれて上
下各アーム２２Ａ、２２Ｂの隙間に収まって折り畳み可
能な面部押し込み式のコンテナー１Ａを構成することが
出来る。支柱２５の中間屈曲部にはロック部材２６を上
下スライドの着脱可能に設けて輸送時の支柱２５の垂直
方向の固定が図られ、且つ、前記上下部アーム２２Ａ、
２２Ｂの上下を閂２７等を用いて固定して面部の揺れ防
止対策を講じている。尚、図示していないが前記アーム
２２Ａ、２２Ｂ部を同形状のほぼ台形状のプレート式に
設けて同様の機能を持たせることも出来る。更に、前記
同様袋状可撓膜２０を装着することも出来る。且つ、折
り畳まれたコンテナーは所定高に設けられた外脚１４に
よって積み重ねを可能としている。且つ、底板１０に深
さを設けてフランジ１０Ｂ部を所定高に設ける事も出来
る。

【００１１】本発明の第３の実施態様として図５の如き
バネ部材２８を屈曲側板７、或いは、屈曲支柱２５の中
間屈曲部所定箇所に装着して天板５が落下する時の緩衝
機能と、放置した時の屈曲側板７、及び、天板５を中腰
の半自立状態に維持することを可能とし、畳み込む時に
は若干の押し込みを行い、組み立て時には若干の反動を
つけながら屈曲側板７のフレーム、または、同２２のア
ームを手前に引いて胴部を上方に伸長させて両端を平面
側板８Ａ、８Ｂの上部突起部１７、及び、中間ホルダー
１８に噛み合わせて結合させ、若しくは、支柱２５屈曲
部をロック２６して組み立てを可能に形成している。

【００１２】以上の如く形成された本発明の折り畳み式
コンテナー１、２１は、天板５、及び、底板１０と胴部
枠面部をフレーム式２、又は、アーム式２１のスチー
ル、若しくは、強化樹脂製として設け、且つ、胴部を耐
圧補強入りのゴム、又は、樹脂製の可撓膜１６，２０を
用いて自重の軽量化を図り、天板５部に連結する屈曲側
板７の上部枠６を平面側板８の上部突起部１７で嵌合し
て支持し、屈曲側板７の両側を平面側板８の両端ホルダ
ー１８に嵌合して、且つ、ピン、又は、レバー式等のロ
ック部材１９を用いて固定しているため、或いは、アー
ム式コンテナー２１の場合には胴部面のアーム部２２
Ａ、２２Ｂを閂状に、且つ、支柱２５屈曲部を垂直方向
にスライド式ロック部材２６等を用いて固定しているた
め積載輸送時の揺れに対しても十分な強度を有し、且
つ、積載液を排出後、各固定手段を解除して天板５を垂
下させて折り畳み可能な構造となっており、且つ、組み
立て時も屈曲側板６、及び、平面側板７に装着されたバ
ネ部材２４の効果によって胴部が中腰状に維持されて一
人作業を可能としている。又、内部にフィルム状のイン
ナーバッグを装着脱して内部洗浄の省略、或いは、品
質、及び、衛生管理の徹底を図ることも可能である。

【００１３】且つ、本発明の折り畳み式コンテナーは５
００リットル、乃至、２０００リットルクラスにも対応
出来ると同時に、図示していないが、本発明の折り畳み
式コンテナーをトラックの荷台上に定置式に搭載して、
更に、その上部に荷台用のパネルを上下移動可能な懸垂
装置付きに設けて載置し、往路の搭載液体を荷卸し後、
コンテナーを下方に折り畳み、天井部から前記荷台パネ
ルを降下させて所定位置に固定して一般貨物を復路搭載
可能に設けることも出来る。

【発明の効果】この発明は、上記のように、危険物、及
び、劇物を除く、主に、５００リットル、ないし、１０
００リットルクラスの液体用、及び、多目的用途用の折
り畳み式容器に関するもので以下のような優れた効果を
奏するものである。 本発明の容器構造を鋼製、若しくは、強化樹脂製等の
外部容器を屈曲式に設けて内部の補強入り耐圧可撓膜の
組み合わせによって構成され、折り畳みが可能な上、確
実な緊締手段を用いて形成されている為液体用コンテナ
ーとしての十分な強度と機能を有している。 且つ、外部容器の胴部がフレーム式、或いは、アーム
式に形成されて軽量化が図られている。 上部マンホール付きの天板が水平に保持されたまま、
且つ、胴部可撓膜を内部装着したまま垂下、及び、自立
するバネ装着構造としている為、一人作業で、且つ、手
際よい折り畳みと組み立てが可能である。 本発明の容器自体を、折り畳んで数分の一の容器体積
とすることが出来る為、容器回収のコストの大巾低下を
可能とすると同時に、トラックの復路の空間スペースへ
の集荷と積載を可能にすることが出来る。従って、物流
コストの大幅逓減を図ることが出来る。 又、外部容器内装着の可撓膜は素材の選択が巾広く出
来、且つ、液体を直接投入することも可能で、且つ、こ
の可撓膜の耐用年数による定期的、又は、任意に交換可
能な構造に形成されている。 且つ、内部にライナーを併用して多目的に対応出来、
且つ、非洗浄式とすることも可能である。 更に、冷凍車内に積載可能な為、生乳等を従来のタン
クローリー輸送に代わって低温輸送を可能とすると同時
に、生鮮食品や冷凍食品、及び、製品の復路積載を可能
とすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の折り畳み式コンテナーを示す斜視全体
図。

【図２】同上コンテナーの正面図で右側はその断面構成
図。

【図３】本コンテナーが折り畳まれた状態を示す正面断
面図で左側は同側面外観図を示す。

【図４】可撓膜が袋状に設けられたことを示す図。

【図５】胴部、及び、支柱の屈曲部にバネ材を装着した
様子を示す部分図。

【図６】本発明の第２実施態様のアーム屈曲式のコンテ
ナーを示す正面図で片側はその断面図で、且つ、折り畳
まれた様子を示す。

【図７】同上の平面図で片側はその断面を示す図で、且
つ、折り畳まれた様子を示す。

【図８】胴部面状拘束の閂状の固定手段を示す部分図。

【図９】支柱中間屈曲部の固定方法を示す部分図。

【符号の説明】

１；本発明の自立型のフレーム屈曲型折り畳み式コンテ
ナー １Ａ；胴部面部押し込み型の折り畳み式コンテナー ２；フレーム状の外部容器 ３；開閉蓋
４；マンホール ５；天板 ５Ａ；同フランジ
６；上部枠 ７；フレーム状の屈曲側板 ８；同平面側板
８Ａ；低位中間枠側側板 ８Ｂ；高位中間枠側側板 ９；脚
１０；底板 １０Ａ；排出口 １０Ｂ；同フランジ
１１；当て板 １２；下部枠 １３；中間枠
１３Ａ；低位中間枠 １３Ｂ；高位中間枠 １４；外脚
１５；回転機構 １６；筒状胴部可撓膜 １６Ａ；同フランジ
１７；上部突起支持部 １８；中間ホルダー １９；ピンロック部材
２０；袋状の可撓膜 ２０Ａ；同注入口 ２０Ｂ；同排出口
２０Ｃ；同フランジ ２０Ｄ；同吊架用差し込みポケット ２１；面部押し込
み型のアーム型外部容器 ２２；アーム式屈曲側板 ２２Ａ；同上部
２２Ｂ；同下部 ２３；中央部回転機構の連結部 ２４；起点部回転機
構 ２５；屈曲支柱 ２６；支柱ロック部材 ２７；かんぬき状の固定部材
２８；バネ部材 ２９；可撓膜胴部補強 ３０；ボルトナット
３１；ヒンジ ３２；バルブ Ａ；内方向への屈曲 Ｂ；外方向への傾斜

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】主に、１０００リットルクラスの中型液体
   用コンテナーをスチール、又は、樹脂製の上下に折り畳
   み可能な外部容器内に、補強入りのゴム、又は、樹脂製
   の可撓性シートを用いた上下フランジ付きの筒状胴部、
   又は、注排出口付き袋体（以下可撓膜と言う）を内部装
   着可能に形成された水平断面ほぼ角型の縦型容器構造と
   し、前記外部容器は、開閉蓋付きマンホールの設けられ
   た天板と上部枠、及び、排出口の設けられた底板と下部
   枠を脚部付きに設け、且つ、胴部側板の各４面をフレー
   ム状に設けて分離して形成し、且つ、該胴部の相対する
   ２側板の上下辺部、及び、中間部水平方向に回転機構を
   設けて前記上部枠、及び、下部枠部に連結し、該中間部
   が内方向に屈曲可能な側板（以下屈曲側板と言う）とし
   て設けられ、該屈曲側板の屈曲時、該上部に連結された
   前記マンホール付き天板が水平状態を保持しながら垂下
   するものとし、且つ、他２側板は平面状に設けられ、且
   つ、該下部を前記下部枠、若しくは、該所定高に中間枠
   を設けて、且つ、段差を設けて回転可能に連結して該側
   板が交互に内方向に折り畳み可能に形成され、且つ、組
   み立て時、該平面側板上部、及び、側部端部が前記屈曲
   側板を嵌合、又は、緊締手段を用いて固定可能なフレー
   ム状外部容器として形成し、且つ、該外部容器内部形状
   に合致する前記筒状可撓膜の上下フランジ部を狭接、若
   しくは、袋体肩部を吊架可能に設けて常時装着して前記
   外部容器と該可撓膜が上下方向に同時屈曲、及び、組み
   立て可能に構成されたフレーム屈曲型の折り畳み式コン
   テナー。
2. 【請求項２】前記、可撓膜が胴部、若しくは、内部に装
   着された縦型折り畳み式液体用コンテナーの、開閉蓋付
   きマンホールの設けられた天板と上部枠、及び、排出口
   の設けられた底板部と下部枠を脚付きに設け、前記上部
   枠と下部枠、若しくは、中間枠間の中間胴部４面を、該
   各胴部面部の上下辺両端部を起点としてほぼ対角線方向
   にアームを設けて該上下起点部、及び、該アームの交錯
   する中央位置それぞれに回転連結機構を設けて該アーム
   が内部方向に可動可能に連結し、該中央連結部が前記可
   撓膜面部を四方から同時に内部押し込み可能に形成し、
   且つ、前記外部容器の上部枠と下部、若しくは、中間枠
   間の四隅を上下に連結する支柱を配して該中間部が平面
   内部対角線方向に屈曲可能に形成し、且つ、組み立て
   時、該支柱の中間屈曲部にロック部材を装着して直立固
   定可能に、且つ、前記上下アームを固定用部材を用いて
   面状拘束可能に形成し、前記可撓膜装着の外部容器が縦
   方向に屈曲、及び、組み立て可能に構成された胴部面部
   押し込み型の請求項１記載の折り畳み式コンテナー。
3. 【請求項３】前記、外部容器内に可撓膜が装着された縦
   型折り畳み式液体用コンテナーに於いて、前記外部容器
   を形成する回転機構の設けられた側板、若しくは、支柱
   の屈曲部所定箇所にバネ材を装着して、前記コンテナー
   の折り畳み、又は、組み立て途次、該中間胴部が中腰状
   の半自立可能に形成されたたことを特徴として構成され
   た請求項１、及び、２記載の液体用折り畳み式コンテナ
   ー。