JP2002205688A - 水上浮遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置 - Google Patents
水上浮遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置Info
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- JP2002205688A JP2002205688A JP2001001787A JP2001001787A JP2002205688A JP 2002205688 A JP2002205688 A JP 2002205688A JP 2001001787 A JP2001001787 A JP 2001001787A JP 2001001787 A JP2001001787 A JP 2001001787A JP 2002205688 A JP2002205688 A JP 2002205688A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造物のメンテナンスを水上において効率よ
く、しかも安全に行うことが出来ると共に、簡単な装置
で安価に行うことが出来る水上浮遊構造物のジャッキア
ップ方法及びその装置を提供する。 【解決手段】ジャッキアップ装置は浮き桟橋のように水
上に浮遊する被浮揚物10を支持しながら昇降させる収
縮可能な可撓性袋体11と、この可撓性袋体11にパイ
プ12a,12bを介して加圧気体を供給する加圧ポン
プ13a,加圧気体の排気を行うバキュームポンプ等の
排気手段13bにより構成される加圧気体供給源13と
で構成され、この実施形態では被浮揚物10上に設置さ
れている。可撓性袋体11は、一本以上、複数本使用す
ることも可能であり、加圧気体供給源13は、使用場所
に応じて船上に設置したり、陸上に設置してパイプ12
a,12bを介して可撓性袋体11を膨張,収縮させる
ことも可能である。
く、しかも安全に行うことが出来ると共に、簡単な装置
で安価に行うことが出来る水上浮遊構造物のジャッキア
ップ方法及びその装置を提供する。 【解決手段】ジャッキアップ装置は浮き桟橋のように水
上に浮遊する被浮揚物10を支持しながら昇降させる収
縮可能な可撓性袋体11と、この可撓性袋体11にパイ
プ12a,12bを介して加圧気体を供給する加圧ポン
プ13a,加圧気体の排気を行うバキュームポンプ等の
排気手段13bにより構成される加圧気体供給源13と
で構成され、この実施形態では被浮揚物10上に設置さ
れている。可撓性袋体11は、一本以上、複数本使用す
ることも可能であり、加圧気体供給源13は、使用場所
に応じて船上に設置したり、陸上に設置してパイプ12
a,12bを介して可撓性袋体11を膨張,収縮させる
ことも可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水上浮遊構造物
のジャッキアップ方法及びその装置に係わり、更に詳し
くは浮き桟橋のように水上に浮遊する水上浮遊構造物の
メンテナンスを容易にした水上浮遊構造物のジャッキア
ップ方法及びその装置に関する。
のジャッキアップ方法及びその装置に係わり、更に詳し
くは浮き桟橋のように水上に浮遊する水上浮遊構造物の
メンテナンスを容易にした水上浮遊構造物のジャッキア
ップ方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浮き桟橋のように水上に浮遊する
水上浮遊構造物は、長期間水中に浸した状態で設置して
置くと、貝類や水中微生物あるいは水中植物等が付着
し、水上浮遊構造物の比重を大きくさせたり、耐久性を
損なう等の問題が発生するため、特に水中部分について
は定期的なメンテナンスを行っている。
水上浮遊構造物は、長期間水中に浸した状態で設置して
置くと、貝類や水中微生物あるいは水中植物等が付着
し、水上浮遊構造物の比重を大きくさせたり、耐久性を
損なう等の問題が発生するため、特に水中部分について
は定期的なメンテナンスを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水上浮遊構
造物をメンテナンスする場合、水中で作業を行う場合に
は、作業時間や作業環境等に制限があり、また水上で作
業する場合には、クレーン船を用いて水上浮遊構造物を
水面より持ち上げたり、また陸上近くに浮遊する構造物
の場合には陸上に設置したクレーンを用いて持ち上げて
いた。
造物をメンテナンスする場合、水中で作業を行う場合に
は、作業時間や作業環境等に制限があり、また水上で作
業する場合には、クレーン船を用いて水上浮遊構造物を
水面より持ち上げたり、また陸上近くに浮遊する構造物
の場合には陸上に設置したクレーンを用いて持ち上げて
いた。
【0004】然しながら、クレーン等により構造物を持
ち上げて作業を行うには、設備が大掛かりになる上に多
大な費用と手間がかかり、また作業の安全性に注意を払
う必要があった。
ち上げて作業を行うには、設備が大掛かりになる上に多
大な費用と手間がかかり、また作業の安全性に注意を払
う必要があった。
【0005】この発明の目的は、構造物のメンテナンス
を水上において効率よく、しかも安全に行うことが出来
ると共に、簡単な装置で安価に行うことが出来る水上浮
遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置を提供する
ことにある。
を水上において効率よく、しかも安全に行うことが出来
ると共に、簡単な装置で安価に行うことが出来る水上浮
遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、この発明の水上浮遊構造物のジャッキアッ
プ方法については、水上に浮遊する被浮揚物の下部側
に、排気収縮した状態の可撓性袋体を配置し、該可撓性
袋体内に加圧気体を供給して可撓性袋体を膨張させるこ
とにより、前記被浮揚物を水面上に持ち上げることを要
旨とするものである。
成するため、この発明の水上浮遊構造物のジャッキアッ
プ方法については、水上に浮遊する被浮揚物の下部側
に、排気収縮した状態の可撓性袋体を配置し、該可撓性
袋体内に加圧気体を供給して可撓性袋体を膨張させるこ
とにより、前記被浮揚物を水面上に持ち上げることを要
旨とするものである。
【0007】また、前記可撓性袋体の給排孔に接続した
加圧気体供給源から加圧気体を供給して該可撓性袋体を
膨張させ,排気することにより収縮させるものである。
加圧気体供給源から加圧気体を供給して該可撓性袋体を
膨張させ,排気することにより収縮させるものである。
【0008】このように、水上に浮遊する被浮揚物の下
部側に可撓性袋体を配置し、可撓性袋体内に加圧気体を
供給して膨張させることにより、被浮揚物を水面上に持
ち上げることが出来るので、被浮揚物のメンテナンスを
容易に行うことが出来ると共に、大掛かりな設備を用い
ることなく、安価に作業を行うことが出来る。
部側に可撓性袋体を配置し、可撓性袋体内に加圧気体を
供給して膨張させることにより、被浮揚物を水面上に持
ち上げることが出来るので、被浮揚物のメンテナンスを
容易に行うことが出来ると共に、大掛かりな設備を用い
ることなく、安価に作業を行うことが出来る。
【0009】また、この発明の水上浮遊構造物のジャッ
キアップ装置は、加圧気体の給気孔及び排気孔を備えた
密閉耐圧構造の膨張,収縮可能な可撓性袋体と、前記給
気孔に接続され、かつ加圧気体を供給する加圧気体供給
源とで構成したことを要旨とするものである。
キアップ装置は、加圧気体の給気孔及び排気孔を備えた
密閉耐圧構造の膨張,収縮可能な可撓性袋体と、前記給
気孔に接続され、かつ加圧気体を供給する加圧気体供給
源とで構成したことを要旨とするものである。
【0010】前記加圧気体供給源は、給気と排気とを一
つの孔で共用したり、また排気手段を個別に設けること
も可能である。更に、前記加圧気体供給源を加圧ポンプ
で構成すると共に、排気手段をバキュームポンプで構成
することも可能である。
つの孔で共用したり、また排気手段を個別に設けること
も可能である。更に、前記加圧気体供給源を加圧ポンプ
で構成すると共に、排気手段をバキュームポンプで構成
することも可能である。
【0011】前記可撓性袋体は、内層,補強層及び外層
から成る円筒状袋体であり、被浮揚物の底面を支持する
直胴部を有している。
から成る円筒状袋体であり、被浮揚物の底面を支持する
直胴部を有している。
【0012】更に、可撓性袋体の長手方向の少なくとも
一側部に金属または合成樹脂材料からなる口金を取付
け、この口金に加圧気体の給気孔及び排気孔を設け、こ
の給気孔及び排気孔に、給気バルブ及び排気バルブを取
付けた構造になっている。
一側部に金属または合成樹脂材料からなる口金を取付
け、この口金に加圧気体の給気孔及び排気孔を設け、こ
の給気孔及び排気孔に、給気バルブ及び排気バルブを取
付けた構造になっている。
【0013】このように、水上浮遊構造物のジャッキア
ップ装置は、膨張,収縮可能な可撓性袋体と、加圧気体
を供給する加圧気体供給源とで構成することで、従来の
ようなクレーン設備等を用いることなく被浮揚物を水面
上に持ち上げることが出来、また作業に多くの手間と時
間がかかることもなく、安価にメンテナンス作業を行う
ことが出来るものである。
ップ装置は、膨張,収縮可能な可撓性袋体と、加圧気体
を供給する加圧気体供給源とで構成することで、従来の
ようなクレーン設備等を用いることなく被浮揚物を水面
上に持ち上げることが出来、また作業に多くの手間と時
間がかかることもなく、安価にメンテナンス作業を行う
ことが出来るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
明の実施形態を説明する。
【0015】図1は、この発明にかかる水上浮遊構造物
のジャッキアップ方法を実施するためのジャッキアップ
装置の概略平面図、図2は図1の正面図、図3は図1の
側面図を示し、前記ジャッキアップ装置は、浮き桟橋の
ように水上に浮遊する被浮揚物10(水上浮遊構造物)
を支持しながら昇降させる、加圧気体の給気または排気
により膨張、収縮可能な可撓性袋体11と、この可撓性
袋体11に給排用のパイプ12a,12bを介して加圧
気体(圧縮空気)を供給する加圧ポンプ13a,加圧気
体の排気を行うバキュームポンプ等の排気手段13bに
より構成される加圧気体供給源13とで構成され、この
加圧気体供給源13は、この実施形態では被浮揚物10
上に設置されている。
のジャッキアップ方法を実施するためのジャッキアップ
装置の概略平面図、図2は図1の正面図、図3は図1の
側面図を示し、前記ジャッキアップ装置は、浮き桟橋の
ように水上に浮遊する被浮揚物10(水上浮遊構造物)
を支持しながら昇降させる、加圧気体の給気または排気
により膨張、収縮可能な可撓性袋体11と、この可撓性
袋体11に給排用のパイプ12a,12bを介して加圧
気体(圧縮空気)を供給する加圧ポンプ13a,加圧気
体の排気を行うバキュームポンプ等の排気手段13bに
より構成される加圧気体供給源13とで構成され、この
加圧気体供給源13は、この実施形態では被浮揚物10
上に設置されている。
【0016】なお、この実施形態では、可撓性袋体11
に供給した加圧気体をバキュームポンプ等の排気手段1
3bにより強制排気するように構成してあるが、排気手
段13bを設けず、被浮揚物10の自重により自然排気
するように構成することも可能である。
に供給した加圧気体をバキュームポンプ等の排気手段1
3bにより強制排気するように構成してあるが、排気手
段13bを設けず、被浮揚物10の自重により自然排気
するように構成することも可能である。
【0017】前記可撓性袋体11は、一本以上、複数本
使用することも可能であり、また加圧気体供給源13
は、使用場所に応じて船上に設置したり、また陸上に設
置して給排用のパイプ12a,12bを介して可撓性袋
体11を膨張,収縮させることも可能である。
使用することも可能であり、また加圧気体供給源13
は、使用場所に応じて船上に設置したり、また陸上に設
置して給排用のパイプ12a,12bを介して可撓性袋
体11を膨張,収縮させることも可能である。
【0018】前記可撓性袋体11は、図4〜図6に示す
ように、内層ゴム1、繊維補強層2、外層ゴム3を積層
させて円筒状の袋体4を形成し、その一側面の口金5に
設けた排気孔6に排気バルブ7を取付け、また給気孔8
に給気バルブ9を設けた構造になっている。
ように、内層ゴム1、繊維補強層2、外層ゴム3を積層
させて円筒状の袋体4を形成し、その一側面の口金5に
設けた排気孔6に排気バルブ7を取付け、また給気孔8
に給気バルブ9を設けた構造になっている。
【0019】なお、排気孔6と給気孔8とは別々に設け
ず、一つの孔を共用して排気バルブ7及び給気バルブ9
を設けるように構成することも可能である。
ず、一つの孔を共用して排気バルブ7及び給気バルブ9
を設けるように構成することも可能である。
【0020】前記可撓性袋体11の両端部は、長さ調整
可能な紐状部材14a,14bを介して被浮揚物10に
連結され、可撓性袋体11の非使用時や保管時には、紐
状部材14a,14bの長さを調整して使用するもので
ある。
可能な紐状部材14a,14bを介して被浮揚物10に
連結され、可撓性袋体11の非使用時や保管時には、紐
状部材14a,14bの長さを調整して使用するもので
ある。
【0021】次に、被浮揚物10(水上浮遊構造物)の
メンテナンス等において、上記のようなジャッキアップ
装置を用いた被浮揚物10のジャッキアップ方法を、図
7(a)〜(d)を参照しながら説明する。
メンテナンス等において、上記のようなジャッキアップ
装置を用いた被浮揚物10のジャッキアップ方法を、図
7(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0022】図7(a)は、水面W上に浮遊している被
浮揚物10と、これに紐状部材14a,14bを介して
連結された可撓性袋体11を示しており、可撓性袋体1
1は、加圧気体を供給して膨張させた状態になってい
る。
浮揚物10と、これに紐状部材14a,14bを介して
連結された可撓性袋体11を示しており、可撓性袋体1
1は、加圧気体を供給して膨張させた状態になってい
る。
【0023】なお、予め加圧気体を排気して収縮させた
可撓性袋体11を使用することも可能である。
可撓性袋体11を使用することも可能である。
【0024】上記のような状態から被浮揚物10のジャ
ッキアップを行う場合には、図7(b)に示すように、
可撓性袋体11からバキュームポンプ13b等の排気手
段を介して加圧気体を吸引排気すると、可撓性袋体11
はその自重により水中に沈む。この時、被浮揚物10に
紐状部材14a,14bにより連結されている可撓性袋
体11の片方の紐状部材14aを緩めると、図に示すよ
うに垂直状態に沈むことになる。
ッキアップを行う場合には、図7(b)に示すように、
可撓性袋体11からバキュームポンプ13b等の排気手
段を介して加圧気体を吸引排気すると、可撓性袋体11
はその自重により水中に沈む。この時、被浮揚物10に
紐状部材14a,14bにより連結されている可撓性袋
体11の片方の紐状部材14aを緩めると、図に示すよ
うに垂直状態に沈むことになる。
【0025】この状態から、図7(c)に示すように、
緩めた紐状部材14aを引き上げると、収縮して水中に
位置する可撓性袋体11は被浮揚物10の底面側に回り
込み、このような状態で可撓性袋体11の片方に連結さ
れた紐状部材14aを引き上げて被浮揚物10の底面近
傍に位置させる。
緩めた紐状部材14aを引き上げると、収縮して水中に
位置する可撓性袋体11は被浮揚物10の底面側に回り
込み、このような状態で可撓性袋体11の片方に連結さ
れた紐状部材14aを引き上げて被浮揚物10の底面近
傍に位置させる。
【0026】そして、被浮揚物10上に設置されている
加圧気体供給源13の加圧ポンプ13aから可撓性袋体
11に加圧気体を供給して、図7(d)に示すように膨
張させると、円筒状に膨張した可撓性袋体11の胴部上
に被浮揚物10が持ち上げられ、被浮揚物10の底面は
水面W上から所定距離だけ上昇することになる。
加圧気体供給源13の加圧ポンプ13aから可撓性袋体
11に加圧気体を供給して、図7(d)に示すように膨
張させると、円筒状に膨張した可撓性袋体11の胴部上
に被浮揚物10が持ち上げられ、被浮揚物10の底面は
水面W上から所定距離だけ上昇することになる。
【0027】このように可撓性袋体11の胴部により持
ち上げられた被浮揚物10に対して、その底面や側面等
に付着している貝類等の海洋生物や海洋植物の除去、或
いは被浮揚物10の底面部分の腐食した部分のメンテナ
ンス作業を行う。
ち上げられた被浮揚物10に対して、その底面や側面等
に付着している貝類等の海洋生物や海洋植物の除去、或
いは被浮揚物10の底面部分の腐食した部分のメンテナ
ンス作業を行う。
【0028】以上のように、水上に浮遊する被浮揚物1
0の下部側に可撓性袋体11を配置し、可撓性袋体11
内に加圧気体を供給して膨張させることにより、被浮揚
物10を水面上に持ち上げることが出来るので、被浮揚
物10のメンテナンスを容易に行うことが出来ると共
に、大掛かりな設備を用いることなく、安価に作業を行
うことが出来るものである。
0の下部側に可撓性袋体11を配置し、可撓性袋体11
内に加圧気体を供給して膨張させることにより、被浮揚
物10を水面上に持ち上げることが出来るので、被浮揚
物10のメンテナンスを容易に行うことが出来ると共
に、大掛かりな設備を用いることなく、安価に作業を行
うことが出来るものである。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記のように水上に浮遊す
る被浮揚物の下部側に、排気収縮した状態の可撓性袋体
を配置し、該可撓性袋体内に加圧気体を供給して可撓性
袋体を膨張させることにより、前記被浮揚物を水面上に
持ち上げるようにしたので、被浮揚物を水面上に容易に
上げることが出来、被浮揚物のメンテナンスを容易に行
うことが出来ると共に、大掛かりな設備を用いることな
く、安価に作業を行うことが出来る効果がある。
る被浮揚物の下部側に、排気収縮した状態の可撓性袋体
を配置し、該可撓性袋体内に加圧気体を供給して可撓性
袋体を膨張させることにより、前記被浮揚物を水面上に
持ち上げるようにしたので、被浮揚物を水面上に容易に
上げることが出来、被浮揚物のメンテナンスを容易に行
うことが出来ると共に、大掛かりな設備を用いることな
く、安価に作業を行うことが出来る効果がある。
【0030】また、加圧気体の給気孔と排気孔とを備え
た密閉耐圧構造の膨張,収縮可能な可撓性袋体と、前記
給気孔に接続され、かつ加圧気体を供給する加圧気体給
排源とで構成したので、従来のようなクレーン設備等を
用いることなく被浮揚物を水面上に持ち上げることが出
来、また作業に多くの手間と時間がかかることもなく、
安価にメンテナンス作業を行うことが出来る効果があ
る。
た密閉耐圧構造の膨張,収縮可能な可撓性袋体と、前記
給気孔に接続され、かつ加圧気体を供給する加圧気体給
排源とで構成したので、従来のようなクレーン設備等を
用いることなく被浮揚物を水面上に持ち上げることが出
来、また作業に多くの手間と時間がかかることもなく、
安価にメンテナンス作業を行うことが出来る効果があ
る。
【図1】この発明にかかる水上浮遊構造物のジャッキア
ップ方法を実施するためのジャッキアップ装置の概略平
面図である。
ップ方法を実施するためのジャッキアップ装置の概略平
面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】この発明のジャッキアップ装置に用いる可撓性
袋体の正面図である。
袋体の正面図である。
【図5】図4のS1部の一部断面図である。
【図6】図4のS2部の拡大断面図である。
【図7】(a)〜(d)は、この発明の水上浮遊構造物
のジャッキアップ方法の工程説明図である。
のジャッキアップ方法の工程説明図である。
1 内層ゴム 2 繊維補強層 3 外層ゴム 4 円筒状の袋体 5 口金 6 排気孔 7 排気バルブ 8 給気孔 9 給気バルブ 10 被浮揚物(水上
浮遊構造物) 11 可撓性袋体 12a,12b 給排用のパイ
プ 13 加圧気体供給源 13a 加圧ポンプ 13b 排気手段 14a,14b 紐状部材
浮遊構造物) 11 可撓性袋体 12a,12b 給排用のパイ
プ 13 加圧気体供給源 13a 加圧ポンプ 13b 排気手段 14a,14b 紐状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 理人 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 中本 覺 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 株式 会社日本設計内 Fターム(参考) 2D059 BB11
Claims (9)
- 【請求項1】 水上に浮遊する被浮揚物の下部側に、排
気収縮した状態の可撓性袋体を配置し、該可撓性袋体内
に加圧気体を供給して可撓性袋体を膨張させることによ
り、前記被浮揚物を水面上に持ち上げる水上浮遊構造物
のジャッキアップ方法。 - 【請求項2】 前記可撓性袋体の給排孔に接続した加圧
気体供給源から加圧気体を供給して該可撓性袋体を膨張
させ、排気して収縮させることにより、前記被浮揚物を
水面上に持ち上げる請求項1に記載の水上浮遊構造物の
ジャッキアップ方法。 - 【請求項3】 加圧気体の給気孔及び排気孔を備えた密
閉耐圧構造の膨張,収縮可能な可撓性袋体と、前記給気
孔に接続され、かつ加圧気体を供給する加圧気体供給源
とで構成して成る水上浮遊構造物のジャッキアップ装
置。 - 【請求項4】 給気と排気とを一つの孔で共用した請求
項3に記載の水上浮遊構造物のジャッキアップ装置。 - 【請求項5】 排気手段を備えた請求項3または4に記
載の水上浮遊構造物のジャッキアップ装置。 - 【請求項6】 前記加圧気体供給源を加圧ポンプで構成
すると供に、排気手段をバキュームポンプで構成した請
求項3,4または5に記載の水上浮遊構造物のジャッキ
アップ装置。 - 【請求項7】 前記可撓性袋体が、内層,補強層及び外
層から成る円筒状袋体である請求項3,4,5または6
に記載の水上浮遊構造物のジャッキアップ装置。 - 【請求項8】 前記可撓性袋体が、直胴部を有する請求
項3,4,5,6または7に記載の水上浮遊構造物のジ
ャッキアップ装置。 - 【請求項9】 前記可撓性袋体の長手方向の少なくとも
一側部に金属または合成樹脂材料からなる口金を取付
け、この口金に加圧気体の給気孔及び排気孔を設け、こ
の給気孔及び排気孔に、給気バルブ及び排気バルブを取
付けた請求項3,4,5,6,7または8に記載の水上
浮遊構造物のジャッキアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001787A JP2002205688A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 水上浮遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001787A JP2002205688A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 水上浮遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002205688A true JP2002205688A (ja) | 2002-07-23 |
Family
ID=18870380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001787A Pending JP2002205688A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 水上浮遊構造物のジャッキアップ方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002205688A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013518766A (ja) * | 2010-02-08 | 2013-05-23 | ジョンソン アンド ニコルソン(エム) エスディーエヌ ビーエイチディー | 膨張式の携帯型プラットフォーム |
JP2016049931A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-11 | シバタ工業株式会社 | 浮力体及び乾舷調整方法 |
CN114214970A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-22 | 江苏省交通工程集团有限公司 | 一种桥梁施工用悬挂施工平台 |
-
2001
- 2001-01-09 JP JP2001001787A patent/JP2002205688A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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