JP2002204494A - スピーカー - Google Patents

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JP2002204494A
JP2002204494A JP2000399728A JP2000399728A JP2002204494A JP 2002204494 A JP2002204494 A JP 2002204494A JP 2000399728 A JP2000399728 A JP 2000399728A JP 2000399728 A JP2000399728 A JP 2000399728A JP 2002204494 A JP2002204494 A JP 2002204494A
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Toshio Senho
俊夫 千竈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイスコイルの磁力変化に伴って発生する検
出コイルの誘導電流を打ち消し、それによってスピーカ
ーの動的特性を改善する。 【解決手段】 両端部にボイスコイル14と検出コイル
15とが巻回された連結管13の中央部に補正コイル1
6を巻回する。補正コイル16をボイスコイル14と直
列に接続する。補正コイル16の巻回方向をボイスコイ
ル14の巻回方向と逆にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検出コイルの検
出信号をボイスコイルの入力側に負帰還させるようにし
たスピーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイスコイルによって振動板を
振動させるようにしたスピーカにおいては、検出コイル
をボイスコイルと同軸に配置するとともに、ボイスコイ
ルに連結している。したがって、検出コイルは、ボイス
コイルの振動に伴って振動し、それによって検出コイル
に動的電流が発生する。この動的電流をボイスコイルの
入力側に負帰還させることにより、スピーカの動的特性
を改善するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検出コ
イルには、動的電流が発生するのみならず、ボイスコイ
ルに流れる電流の変化に伴う相互誘導作用によっても電
流が発生する。この相互誘導作用による電流も、ボイス
コイルの入力側へ戻される。この結果、全体の利得が下
げられ、動的電流による負帰還量が減らされる。このた
め、従来のスピーカーにおいては、動的特性の改善が妨
げられるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、振動板を駆動するボイスコイルと、
このボイスコイルに、軸線をほぼ一致させ、かつ軸線方
向へ一体に移動するように連結された検出コイルと、上
記ボイスコイルに磁場を供給する第1磁場供給手段と、
上記検出コイルに磁場を供給する第2磁場供給手段とを
備えたスピーカにおいて、軸線を上記ボイスコイル及び
上記検出コイルの軸線とほぼ一致させた補正コイルをさ
らに備えたことを特徴としている。この場合、上記補正
コイルを、上記ボイスコイルに直列に接続し、上記ボイ
スコイルと極性が逆である磁力を発生させてもよく、あ
るいは上記検出回路に直列に接続し、上記ボイスコイル
との相互誘導作用により上記検出コイルと逆相の誘導電
流を発生するようにしてもよい。また、上記補正コイル
は、上記ボイスコイルと上記検出コイルとの間に配置す
るのが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図6を参照して説明する。図1はこの発明の
一実施の形態を示すものであり、このスピーカーAは、
金属製の本体1を備えている。この本体1は、円板状を
なす底部1aと、この底部1aの外周部に一体に形成さ
れた支持部1bとによって皿状に構成されている。底部
1aの中央部には、スピーカーAの軸線L上を貫通する
貫通孔1cが形成されている。支持部1bは、底部1a
から一端側(図1において右側。以下、左右は、図にお
ける左右を意味するものとする。)へ向かうにしたがっ
て拡径するテーパ状をなしており、底部1aと同軸に配
置形成されている。
【0006】底部1aの左端面には、磁極片2及び第1
永久磁石(第1磁場供給手段)3が順次固定されてい
る。磁極片2及び永久磁石3は、いずれもリング状をな
しており、それぞれの軸線を軸線Lと一致させて配置さ
れている。永久磁石3の左端面には、磁極片4の円板部
4aがその軸線を軸線Lと一致させて固定されている。
円板部4aの右端面中央部には、軸部4bが形成されて
いる。この軸部4bは、永久磁石3及び磁極片2を貫通
しており、その先端部外周面は磁極片2の内周面と隙間
を持って対向している。
【0007】軸部4bの先端面(右端面)には、金属製
の支持筒5がその軸部を軸線Lと一致させて固定されて
いる。この支持筒5の軸線方向の中央部には、仕切壁部
5aが形成されている。この仕切壁部5aによって支持
筒5の内部が二つに区分されている。軸部4bと仕切壁
部5aとの間の支持筒5の内部には、第2永久磁石(第
1磁場供給手段)6が挿入されている。この永久磁石6
は、その磁極を軸線L方向に向けて挿入されており、一
方の磁極を軸部4bの先端面に接触させ、他方の磁極を
仕切壁部5aに接触させている。仕切壁部5aから右側
の支持筒5の内部には、第3永久磁石(第2磁場供給手
段)7が挿入されている。この第3永久磁石7もその磁
極を軸線L方向へ向けており、一方の磁極を仕切壁部5
aに接触させ、他方の磁極を支持筒5の右端面に固定さ
れた磁極片8に接触させている。
【0008】磁極片8の右端面には、砲弾状をなす整波
器9がその軸線を軸線Lと一致させて固定されている。
この整波器9の左端面中央部には、収容孔9aが形成さ
れている。この収容孔9aには、第4永久磁石(第2磁
場供給手段)10がその磁極を軸線L方向に向けた状態
で挿入されている。永久磁石10は、その一方の磁極を
磁極片8に接触させ、他方の磁極を収容孔9aの底面に
接触させている。
【0009】上記第1永久磁石3と第2永久磁石6と
は、異なる磁極が軸線L方向において互いに隣接するよ
うに配置されている。したがって、軸部4bの先端部
(右端部)とこれに隣接する第2永久磁石6の左端部と
は、互いに同一の磁極になっている。また、第2、第3
及び第4永久磁石6,7,10は、同一の磁極どうしが
互いに隣接するように配置されている。したがって、仮
に第1永久磁石3の左右の磁極をそれぞれN極、S極で
あるとすると、第2永久磁石6の左右の磁極もN極、S
極であり、第3永久磁石7の左右の磁極はS極、N極、
第4永久磁石10の左右の磁極はN極、S極である。勿
論、各磁石3,6,7,10の磁極を上のようなの配置
と逆にしてもよい。
【0010】支持部1bの右端面の外周部には、コーン
形状をなす振動板11の外周部が固定されている。この
振動板11の内周部には、円筒部11aが形成されてい
る。この円筒部11aは、その軸線を軸線Lと一致させ
て配置されている。円筒部11aの外周は、懸架部材1
2を介して本体1の底部1aに連結されている。懸架部
材12は、断面波状をなしており、柔軟性を有してい
る。したがって、振動板11は、支持部1bに固定され
た外周部を除いて前後方向へ移動(振動)可能である。
【0011】振動板11の円筒部11aの内周面には、
断面円形の弱磁性材からなる連結管13がその軸線を軸
線Lと一致させて嵌合固定されている。この連結管13
は、その長手方向の中央部が円筒部11aに固定されて
おり、その左端部は、磁極片2の内周面と軸部4bの外
周面との間を通って磁極片2の若干左側に達している。
連結管13の右端部は、磁極片8の若干右側に達してい
る。したがって、連結管13の内部には、軸部4bの右
端部、支持筒5、磁極片8及び整波器9の左端部が収容
されており、それらと連結管13の内周面との間には若
干の隙間が形成されている。
【0012】連結管13の外周面には、ボイスコイル1
4、検出コイル15及び補正コイル16が巻回固定され
ている。各コイル14,15,16は、軸線L方向へ互
いに離れて配置されており、ボイスコイル14が連結管
13の左端部に、検出コイル14が連結管13の右端部
に、補正コイル16が中央部にそれぞれ配置されてい
る。
【0013】ボイスコイル14は、連結管13を振動さ
せ、ひいては振動板11を振動させて音を発生させるた
めのものであり、磁極片2の内周面及び磁極片4の軸部
4bの先端部外周面と対向するように配置されている。
したがって、ボイスコイル14の内部側がN極で、外部
側がS極になっており、磁力線はボイスコイル14を内
側から外側へ向かって横切る。よって、ボイスコイル1
4に音声電流が流れると、ボイスコイル14が軸線L方
向へ振動し、ひいては連結管13及び振動板11が同方
向へ振動する。
【0014】検出コイル15は、連結管13の振動を検
出するためのものであり、磁極片8と対向するように配
置されている。したがって、検出コイル15の内側がN
極で、外側がS極になっており、磁力線は検出コイル1
5を内側から外側へ向かって横切る。これは、ボイスコ
イル14における場合と同様である。しかも、検出コイ
ル15は、ボイスコイル14と同一方向に巻回されてい
る。よって、連結管13が振動すると、検出コイル15
には、ボイスコイル14に入力される音声電流と位相が
180°逆である電流が誘導される。
【0015】補正コイル16は、後述するように、ボイ
スコイル14による検出コイル15に対する電磁誘導作
用を打ち消す(小さくする)ためのものであり、支持筒
5の仕切壁部5aと対向するように配置されている。し
たがって、補正コイル16の内側はS極で、外側がN極
になっており、磁力線は補正コイル16を外側から内側
へ向かって横切る。しかも、補正コイル16は、ボイス
コイル14と逆向きに巻回されている。
【0016】図2は、上記構成のスピーカーAを用いた
第1のスピーカー装置の一部を示す回路図である。この
第1のスピーカー装置においては、ボイスコイル14と
補正コイル16とが直列に接続されており、ボイスコイ
ル14及び補正コイル16は、増幅器21の二つの出力
端子にそれぞれ接続されている。したがって、増幅器2
1からボイスコイル14及び補正コイル16に音声電流
が流れると、ボイスコイル14及び補正コイル16が軸
線L方向へ振動し、その振動が連結管13を介して振動
板11に伝達される。その結果、スピーカーAから音声
が発生する。このとき、補正コイル16を横切る磁力線
の向きがボイスコイル14を横切る磁力線の向きと逆で
あり、両コイル14,16の巻回方向が逆であるから、
補正コイル16はボイスコイル14と同一方向へ同一位
相で振動する。したがって、振動板11はボイスコイル
14と補正コイル16との両者によって同一方向へ振動
させられる。その結果、より大きな音量が得られる。
【0017】検出コイル15の両端は、増幅器21の各
入力端子にそれぞれ接続されている。この結果、連結管
13の振動に伴って検出コイル15に発生した検出電流
が増幅器21に戻される。この場合、検出コイル15の
検出電流が、ボイスコイル14に流れる音声電流と逆位
相であるから、検出コイル15の検出電流は負帰還され
ることになる。よって、スピーカーAの動的特性を改善
することができる。なお、検出コイル15の検出電流を
音声電流と同一位相にし、反転手段によって反転させて
から増幅器21に戻すようにしてもよい。
【0018】ところで、ボイスコイル14に流れる音声
電流が変化すると、それに伴ってボイスコイル14が発
生する磁力が変化する。このとき、仮に補正コイル16
が設置されていないと、ボイスコイル14の磁力の変化
に伴って検出コイル15に電流が誘導される。つまり、
検出コイル15には、ボイスコイル14による相互誘導
作用によって電流が発生する。この誘導電流も増幅器2
1に戻される。この結果、動的電流による負帰還量が減
少し、スピーカーAの動的特性の改善が妨げられる。
【0019】その点、このスピーカーAにおいては、補
正コイル16が設けられている。この補正コイル16
は、ボイスコイル14と直列に接続され、かつボイスコ
イル14と逆方向に巻回されている。したがって、補正
コイル16は、ボイスコイル14と逆位相の磁力を発生
する。この磁力は、ボイスコイル14が発生する磁力を
打ち消すように作用する。ボイスコイル14の磁力が補
正コイル16の磁力によって打ち消される(小さくされ
る)結果、検出コイル14にはボイスコイル14の磁力
の変化に伴う誘導作用が生じることがほとんどない。よ
って、スピーカーAの動的特性を従来のスピーカーに比
して大幅に改善することができる。
【0020】なお、補正コイル16は、ボイスコイル1
4と検出コイル15との間に配置されており、ボイスコ
イル14より検出コイル15に近い。したがって、補正
コイル16の検出コイル15に対する電磁誘導作用はボ
イスコイル16のそれよりも大きい。そこで、補正コイ
ル16の巻回数については、ボイスコイル15よりも少
なく設定される。特に、ボイスコイル15と検出コイル
15との間の距離と、補正コイル16と検出コイル15
との間の距離との差を考慮して決定するのが望ましい。
【0021】図3は、上記構成のスピーカーAを用いた
第2のスピーカー装置の一部を示す回路図である。この
第2のスピーカー装置においては、ボイスコイル14と
補正コイル16とが補正回路22を介して接続されてい
る。補正回路22は、ボイスコイル14による検出コイ
ル15の誘導電流と、補正コイル16による検出コイル
15の誘導電流とがほぼ同一の大きさ(位相は逆)にな
るように、補正コイル16に作用する電圧を調整する。
したがって、この実施の形態によれば、広い周波数範囲
にわたって動的特性の改善を図ることができる。
【0022】図4は、上記構成のスピーカーAを用いた
第3のスピーカー装置の一部を示す回路図である。この
第3のスピーカー装置においては、ボイスコイル14の
両端部が増幅器21の二つの出力端子にそれぞれ接続さ
れている。また、検出コイル15と補正コイル16とが
直列に接続されており、検出コイル15と補正コイル1
6との各端部が増幅器21の二つの入力端子にそれぞれ
接続されている。検出コイル15と補正コイル16とは
逆方向に巻回されている。
【0023】このように構成された第3のスピーカー装
置において、ボイスコイル14に流れる音声電流の変化
に伴ってボイスコイル14の磁力が変化すると、検出コ
イル15及び補正コイル16に誘導電流が発生する。こ
のとき、検出コイル15と補正コイル16との巻回方向
が逆であるから、両コイル15,16に発生する誘導電
流の位相は180°逆である。したがって、両コイル1
5,16に発生する誘導電流は互いに打ち消し合う。よ
って、この第3の回路においても、スピーカーAの動的
特性を改善することができる。
【0024】また、この第3のスピーカー装置において
は、図1から明かなように、検出コイル15を横切る磁
力線の向きと、補正コイル16を横切る磁力線の向きと
が逆になっているから、検出コイル15と補正コイル1
6とには、同一位相の動的電流が生じる。したがって、
動的電流の負帰還量を増大させることができ、これによ
ってスピーカーAの動的特性をより一層改善することが
できる。
【0025】図5は上記構成のスピーカーAを用いた第
4のスピーカー装置の一部を示す回路図である。この第
4のスピーカー装置においては、増幅器21に代えて差
動増幅器23が用いられており、ボイスコイル14の一
端が差動増幅器23の出力端子に接続され、他端が接地
端子Gに接続されている。検出コイル15は、その一端
が差動増幅器23の非反転入力端子に接続され、他端が
接地端子Gに接続されている。これにより、検出コイル
15による連結管13の振動(ボイスコイル14の振
動)の検出信号が差動増幅器23に負帰還されるように
なっている。補正コイル16の一端は、補正回路22を
介して差動増幅器23の反転入力端子に接続されてお
り、他端は接地端子Gに接続されている。
【0026】また、第4のスピーカー装置においては、
検出コイル15と補正コイル16との巻回方向が同一方
向になっている。したがって、検出コイル15と補正コ
イル16とは、ボイスコイル14の磁力変化によって同
一位相の電流が誘導される。この同一位相の誘導電流が
差動増幅器23の非反転入力端子と反転入力端子とにそ
れぞれ入力されるので、各コイル15,16に発生する
誘導電流は、互いに打ち消し合う。なお、補正回路22
は、広い範囲の周波数に対して補正コイル16の誘導電
流が検出コイル15の誘導電流を打ち消すように、補正
コイル16の誘導電流を補正している。
【0027】図6は、この発明に係るスピーカーの第2
の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態のス
ピーカーBにおいては、上記連結管13に設けられた補
正コイル16に代えて、他の補正コイル16A,16
B,16C,16D,16Eが用いられている。各補正
コイル16A〜16Eは、軸線方向Lへ移動不能に固定
されている。したがって、補正コイル16A〜16Eに
関しては、磁場を考慮する必要がない。各補正コイル1
6A〜16Eは、ボイスコイル14及び検出コイル15
と同軸に配置されている。補正コイル16Aは支持筒5
の外周面に永久磁石6と対向するように配置され、補正
コイル16Bは磁極片2の左端面に配置され、補正コイ
ル16Cは、永久磁石3の外周面に配置され、補正コイ
ル16Dは磁極片4の軸部4bの基端部(左端部)に配
置され、補正コイル16Eは磁極片4の円板部4aの左
端面に配置されている。通常、スピーカーBにおいて
は、5つの補正コイル16A〜16Eのいずれか一つが
用いられるが、二つ以上の補正コイルを同時に用いても
よい。
【0028】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、第1、第2永久磁石3,6
の二つの磁石によって第1磁場供給手段を構成している
が、二つの磁石3,6のいずれか一方だけを用いてもよ
い。これは、第3、第4永久磁石7,10からなる第2
磁場供給手段についても同様である。また、上記の実施
の形態のボイスコイル14を検出コイルとして用い、検
出コイル15をボイスコイルとして用いることも可能で
ある。その場合には、ボイスコイルとして用いられる検
出コイル15を増幅器21の二つの出力端子に接続し、
検出コイルとして用いられるボイスコイル14の検出信
号を負帰還させるようにすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ボイスコイルの磁力の変化に伴う検出コイルの誘導
電流を補正コイルによって打ち消すことができ、それに
よってスピーカーの動的特性を改善することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスピーカーの一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】図1に示す実施の形態のスピーカーが用いられ
た第1のスピーカー装置の一部を示す回路図である。
【図3】図1に示す実施の形態のスピーカーが用いられ
た第2のスピーカー装置の一部を示す回路図である。
【図4】図1に示す実施の形態のスピーカーが用いられ
た第3のスピーカー装置の一部を示す回路図である。
【図5】図1に示す実施の形態のスピーカーが用いられ
た第4のスピーカー装置の一部を示す回路図である。
【図6】この発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A スピーカー B スピーカー 1 本体 3 第1永久磁石(第1磁場供給手段) 6 第2永久磁石(第1磁場供給手段) 7 第3永久磁石(第2磁場供給手段) 10 第4永久磁石(第2磁場供給手段) 11 振動板 14 ボイスコイル 15 検出コイル 16 補正コイル 16A 補正コイル 16B 補正コイル 16C 補正コイル 16D 補正コイル 16E 補正コイル
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月11日(2001.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】なお、補正コイル16は、ボイスコイル1
4と検出コイル15との間に配置されており、ボイスコ
イル14より検出コイル15に近い。したがって、補正
コイル16の検出コイル15に対する電磁誘導作用はボ
イスコイル14のそれよりも大きい。そこで、補正コイ
ル16の巻回数については、ボイスコイル14よりも少
なく設定される。特に、ボイスコイル14と検出コイル
15との間の距離と、補正コイル16と検出コイル15
との間の距離との差を考慮して決定するのが望ましい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板を駆動するボイスコイルと、この
    ボイスコイルに、軸線をほぼ一致させ、かつ軸線方向へ
    一体に移動するように連結された検出コイルと、上記ボ
    イスコイルに磁場を供給する第1磁場供給手段と、上記
    検出コイルに磁場を供給する第2磁場供給手段とを備え
    たスピーカにおいて、 軸線を上記ボイスコイル及び上記検出コイルの軸線とほ
    ぼ一致させた補正コイルをさらに備えたことを特徴とす
    るスピーカー。
  2. 【請求項2】 上記補正コイルが、上記ボイスコイルに
    直列に接続され、上記ボイスコイルと極性が逆である磁
    力を発生することを特徴とする請求項1のスピーカー。
  3. 【請求項3】 上記補正コイルが、上記検出回路に直列
    に接続され、上記ボイスコイルとの相互誘導作用により
    上記検出コイルと逆相の誘導電流を発生することを特徴
    とする請求項1に記載のスピーカー。
  4. 【請求項4】 上記補正コイルを、上記ボイスコイルと
    上記検出コイルとの間に配置したことを特徴とする請求
    項1に記載のスピーカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115226010A (zh) * 2022-09-07 2022-10-21 荣耀终端有限公司 一种抗磁干扰结构及电子设备

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