JP2002204207A - 波長多重伝送システム - Google Patents

波長多重伝送システム

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JP2002204207A
JP2002204207A JP2000400832A JP2000400832A JP2002204207A JP 2002204207 A JP2002204207 A JP 2002204207A JP 2000400832 A JP2000400832 A JP 2000400832A JP 2000400832 A JP2000400832 A JP 2000400832A JP 2002204207 A JP2002204207 A JP 2002204207A
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wavelength
optical signal
signal
transmission system
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Masatoshi Nakao
雅俊 中尾
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重・分離される各波長の光信号の信号品質
を均一化する。 【解決手段】 波長多重装置12と波長分離装置13と
両者を接続する伝送路3を有する波長多重伝送システム
において、波長多重装置に対して、互いに直列配列さ
れ、前段から入力された光信号に自己の物理特性で定ま
る波長を有する光信号を多重して次段へ送出する複数の
光素子14b〜14dを備える。また、波長分離装置に
対して、互いに直列配列され、前段から入力された光信
号から自己の物理特性で定まる波長を有する光信号を分
離し、分離された後の光信号を次段へ送出する複数の光
素子15a〜15dを備える。そして、波長多重装置に
おける各波長の光素子の信号経路に沿った配列順序と波
長分離装置における各波長の光素子の信号経路に沿った
配列順序とを等しく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側で互いに波
長が異なる複数の光信号を波長多重して伝送路を介して
受信側に送信し、この受信側で元の各波長を有した複数
の光信号に分離する波長多重化システムに間する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信技術の進歩により、1本の
光ファイバで伝送可能な通信容量が飛躍的に増加してい
る。この種の通信技術としては、光信号を波長毎に多重
化して伝送する波長多重化(WDM Wavelength Divis
ion Multiplexing )伝送技術がある。この波長多重化
(WDM)技術によれば、従来の約100倍の光信号が
伝送可能となった。
【0003】このような波長多重化(WDM)技術を利
用して各ノード相互間で光信号を送受信する波長多重伝
送システムは例えば図13に示すよう構成されている。
すなわち、この波長多重伝送システムにおいては、送信
ノード1と受信ノード2とを例えば光ファイバからなる
伝送路3で接続している。
【0004】送信ノード1側において、各光送信機4は
それぞれ異なる波長λ1、λ2、λ3、λ4を有する光
信号a1、a、a3、a4を出力する。各光送信機4か
ら出力された光信号a1、a、a3、a4は合波器5で
1つの光信号bに合波(波長多重)される。送信ノード
1から出力された光信号bは伝送路3を介して受信ノー
ド2へ入力される。受信ノード2側において、入力され
た光信号bは分光器6において、それぞれ各波長λ1、
λ2、λ3、λ4を有する元の各光信号a1、a
3、a4に分離されて、各光受信機7へ入力される。
【0005】合波器5及び分波器6としては、特開平1
0−84333号公報にいくつかの例が掲載されてい
る。例えば、AWG(アレイ導波路格子型光導波路)
は、図15(a)に示すように、回折格子に所定の入射
角で入射された光は異なる波長を有する複数の光に分光
される光学特性を利用している。
【0006】この図15(a)に示すAWGを合波器5
として用いる場合、入力側の各ポートにそれぞれ異なる
波長λ1、λ2、λ3、λ4の光信号a1、a、a3
4を入力すると、出力側のポートから波長多重された
1つの光信号bが出力される。逆にAWGを分波器6と
して用いる場合は、入力側のポートと出力側のポートと
を逆にするだけでよく、波長多重された光信号bが各波
長λ1、λ2、λ3、λ4毎に分離された各光信号
1、a、a3、a4が各出力ポートから出力される。
【0007】したがって、図13に示した波長多重伝送
システムにおいて、合波器5及び分波器6として全く同
じAWGが使用される。さらに、AWGでは多重または
分離する波長数が増加しても挿入損失がさほど増加しな
いことや、各波長の損失ばらつきが小さいことなどの利
点あり、多波長のシステムでよく利用される。
【0008】図14は、合波器5及び分波器6の代りに
光多層膜フィルタが組込まれた波長多重伝送システムの
概略構成図である。
【0009】この光多層膜フィルタの動作原理を図15
(b)(c)を用いて説明する。この光多層膜フィルタ
は入射した光信号bのうち膜厚t2等の該当光多層膜フ
ィルタの物理特性で定まる波長λ2を有する光信号a2
みを透過し、他の波長を有する光信号を反射する。
【0010】したがって、図15(b)に示すように、
複数の波長λ1〜λ4を有する光信号bから特定波長λ
2を有する光信号a2のみを分離する光分路器として使用
できる。さらに、図15(c)に示すように、特定波長
λ2を有する光信号a2を透過させることによって、この
特定波長λ2を有する光信号a2を他の波長λ1を有する
光信号a2に多重できる。
【0011】図14に示す波長多重伝送システムにおい
ては、各光送信器4から入力された各波長λ1、λ2、
λ3、λ4の光信号a1、a、a3、a4は波長多重装
置8で1つの光信号bに多重化されて、光ファイバから
なる伝送路3を介して波長分離装置9に入力されてい
る。波長分離装置9は、入力された光信号bをそれぞれ
各波長λ1、λ2、λ3、λ4を有する元の各光信号a
1、a、a3、a4に分離して各光受信機7へ送出す
る。
【0012】波長分離装置9において、入力ポートに波
長λ1〜λ4までの各光信号a1〜a4が多重された光信
号bが入力される。最初の光多層膜フィルタからなる光
素子10aで、λ1の波長の光信号a1を分離し、残り
のλ2からλ4の波長を有した光信号を出力ポートから
出力する。
【0013】この光素子10aから出力される次のλ2
からλ4の波長を含む光信号を次の光素子10bでλ2
の光信号a2を分離する。このように、直列接続された
各光素子10a〜10cで1波長ずつ順に分離する。最
終の波長λ4の光信号a4に対しては、それまでの各光
素子10a〜10ccで取り除ききれなかったλ1から
λ3までの各波長の光信号成分、すなわちクロストーク
成分を取り除くために、やはり光素子10dが必要であ
る。
【0014】波長多重装置8においては、波長分離装置
9で必要であった最終段の光素子10dは不要であるの
で、光素子11cにて波長λ4と波長λ3の各光信号a
4、a3を多重し、直列接続された各光素子11b、11
aで、順に波長λ2、λ1の各光信号a2、aを多重
して1つの光信号bとして出力する。
【0015】次に、このような構成の光多重伝送システ
ムにおける各光素子10a〜10d、11a〜11cの
挿入損失を考える。
【0016】光多層膜フィルタからなる各光素子10a
〜11cの挿入損失は、図13に示すAWGの挿入損失
の1/4程度なので、最も挿入損失の大きい波長λ4の
光信号a4に対しては、波長分離装置9での挿入損失が
AWGでの挿入損失とほとんど等しいことになる。この
ように、光多層膜フィルタの光素子10a〜11cを使
用した図14に示す波長多重伝送システムにおいては、
合波及び分離する波長数が増大するにつれて、挿入損失
が増加する問題が生じる。
【0017】なお、光の合波分波器としては、上述した
AWG又は光多層膜フィルタの他に、ファイバグレーテ
ィングフィルタと方向性結合器を使用する方法がある。
しかしながら、この方法は、光多層膜フィルタと同様
に、1波長のみ多重分離する光素子を直列接続して、複
数波長を多重分離する方法である。したがって、光多層
膜フィルタと同様に、波長数が増加するにつれて挿入損
失が増大する。
【0018】次に、各光送信器4から出力された各波長
λ1〜λ4を有する各光信号a1〜a4が最終的に各光受
信器7に入力されるまでに被る挿入損失を検証する。
【0019】各光素子10a〜11cにおける挿入損失
をβ[dB]とすると、波長λ1の光信号a1の信号経
路には、2個の光素子11a、10aが挿入されている
ので、この波長λ1の光信号a1の合計の挿入損失は2
β[dB]となる。また、波長λ2の光信号aの合計
の挿入損失は4β[dB]となる。同様に、波長λ3の
光信号a3の合計の挿入損失は6β[dB]となる。さ
らに、波長λ4の光信号a4の合計の挿入損失は7β
[dB]となる。
【0020】このように、各光信号a1〜aによっ
て、合計の挿入損失が大きく変動する。しかしながら、
長距離の波長多重伝送システムにおいては、伝送路3に
光増幅器が設置されることが多いので、この各光信号a
1〜aにおける合計の挿入損失のバラツキは、光増幅
器の増幅率で十分吸収され、波長数の少ない範囲であれ
ば、信号の伝送品質に大きな影響を与えることはない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
光伝送システム上を伝送されるデータの通信量が増大
し、従来、長距離の通信幹線にしか適用されなかった波
長多重伝送方式が、比較的短距離の光伝送システムにも
適用されるようになってきた。
【0022】長距離の光伝送システムでは、システムの
敷設コストが高いので、システムの運用当初から多くの
波長を多重化する多波長で運用される。これに対して、
比較的短距離の光伝送システムでは、システム敷設コス
トは相対的に低いため、装置コストをできるだけ低く抑
える必要がある。このため、短距離の光伝送システムで
はデータ伝送の需要のすくないシステム立上げ時点にお
いては、少ない波長を多重化する少波長数でスタート
し、需要に応じて波長を増やしていけるシステムが望ま
しい。また、光増幅器を使用しないで、できるだけ長距
離まで伝送することが重要である。
【0023】図13に示す波長多重伝送システムにおい
ては、波長の合波分波器としてAWGを用いているの
で、多波長では比較的低損失になるが、波長数の少ない
ところでも大きな挿入損失が残るため、波長数の少ない
状態から波長数を増加する波長多重伝送システムに適用
すると、挿入損失が大きくなるため伝送距離に制限を受
ける。
【0024】また、少ない波長数の場合にも多ポートの
AWGを設置する必要がある。そのため、初期のシステ
ムコストが高くなる。
【0025】一方、図14に示す光多層膜フィルタ、又
はファイバグレーティングフィルタと方向性結合器を使
用した波長多重伝送システムにおいては、徐々に多重化
する波長数を増加させることは容易であるが、波長数の
増加と共に挿入損失も増大する。損失の増大を補うため
に、光増幅器を使用することは可能であるが、短距離の
システムではできるかぎり不要なコストを省略したい。
【0026】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各波長を有する光信号を多重したり光信号
を分離するための各光素子の配列順序を指定することに
よって、各波長を有する光信信号の信号経路内に挿入さ
れる光素子数を全ての光波長に亘ってほぼ均一化でき、
光増幅器なしに、全ての光波長に亘ってほぼ均一の高い
伝送品質を維持した状態で、少ない波長数から徐々に波
長数を増加させることのできる波長多重伝送システムを
提案することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに波長が
異なる複数の光信号を波長多重して送信する波長多重装
置と、受信した波長多重された光信号を元の波長を有す
る複数の光信号に分離する波長分離装置と、波長多重装
置と波長分離装置とを接続する伝送路とを備えた波長多
重伝送システムに適用される。
【0028】そして、上記課題を解消するために、本発
明の波長多重伝送システムにおける波長多重装置は、互
いに直列配列され、前段から入力された光信号に自己の
物理特性で定まる波長を有する光信号を多重して次段へ
送出する複数の光素子を有している。また、波長分離装
置は、互いに直列配列され、前段から入力された光信号
から自己の物理特性で定まる波長を有する光信号を分離
し、分離された後の光信号を次段へ送出する複数の光素
子を有する。
【0029】そして、波長多重装置における各波長の光
素子の信号経路に沿った配列順序と波長分離装置におけ
る各波長の光素子の信号経路に沿った配列順序とを等し
く設定している。
【0030】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、直列接続された波長多重装置内におい
て、直列接続された複数の光素子における例えば先頭に
位置する光素子で多重されたある波長の光信号は、直列
接続された波長分離装置内において、直列接続された複
数の光素子における先頭に位置する光素子で分離され
る。同様に、2番目の光素子で多重された光信号は、2
番目の光素子で分路される。
【0031】したがって、各波長の光信号の多重されて
から分離されるまでの信号経路に存在する光素子数を全
ての波長の光信号に亘って、ほぼ均一化できる。その結
果、全ての波長の光信号に亘って、挿入損失を均一化で
き、各光信号の信号品質を均一化できる。
【0032】また、別の発明は、互いに直列接続され、
光受信器及び互いに波長が異なる光信号を出力する光送
信器を有した複数のローカルノードと、複数の光受信器
及び互いに波長が異なる光信号を出力する複数の光送信
器を有したセンターノードと、複数のローカルノードと
センターノードとを接続する伝送路とを備えた波長多重
伝送システムに適用される。
【0033】そして、上記課題を解消するために、この
発明の波長多重伝送システムにおける直列接続された各
ローカルノードは、前段から入力された光信号に自己の
光送信器から出力された光信号を多重してセンタノード
側へ送出する光素子と、センタノード側から入力された
光信号から自己の物理特性で定まる波長を有する光信号
を分離して自己の光受信器へ印加し、かつ分離された後
の光信号を次段へ送出する光素子とを有している。
【0034】さらに、センターノードは、互いに直列配
列され、ローカルノード側から入力された光信号から自
己の物理特性で定まる波長を有する光信号を分離して各
光受信器へ印加し、かつ分離された後の光信号を次段へ
送出する複数の光素子と、互いに直列配列され、前段か
ら入力された光信号に光送信器から出力された光信号を
多重してローカルノード側へ送出する複数の光素子とを
有している。
【0035】そして、直列接続された全てのローカルノ
ードに亘る各波長の光素子の信号経路に沿った配列順序
とセンターノードにおける各波長の光素子の信号経路に
沿った配列順序とを等しく設定している。
【0036】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、各ローカルノードとセンターノードとの
間で波長多重された光信号を用いた情報交換が可能であ
る。この場合においても、各ローカルノードからセンタ
ーノードへの信号経路又はセンターノードから各ローカ
ルノードへの信号経路において、先の発明と同様に、ロ
ーカルノード側の各光素子の配列順序とセンターノード
側の各光素子の配列順序を等しく設定している。したが
って、各波長の光信号の挿入損失をほぼ等しくできる。
【0037】また、別の発明は、1個以上の光受信器及
び互いに波長が異なる光信号を出力する1個以上の光送
信器を有した複数のローカルノードと、複数の光受信器
及び互いに波長が異なる光信号を出力する複数の光送信
器を有したセンターノードと、複数のローカルノードと
センターノードとをリング状に接続する伝送路とを備え
た波長多重伝送システムに適用される。
【0038】そして、この発明においては、伝送路を介
して直列接続された各ローカルノードは、前段から入力
された光信号から自己の物理特性で定まる波長を有する
光信号を分離して自己の光受信器へ印加する光素子と、
この光素子で分離された後の光信号に自己の光送信器か
ら出力された光信号を多重して後段へ送出する光素子と
を有する。
【0039】また、センターノードは、互いに直列配列
され、前段から入力された光信号に光送信器から出力さ
れた光信号を多重してローカルロード側へ送出する複数
の光素子と、互いに直列配列され、ローカルノード側か
ら入力された光信号から自己の物理特性で定まる波長を
有する光信号を分離して光受信器へ印加し、かつ分離さ
れた後の光信号を次段へ送出する複数の光素子とを有す
る。
【0040】そして、直列接続された全てのローカルノ
ードに亘る各波長の光素子の信号経路に沿った配列順序
とセンターノードにおける各波長の光素子の信号経路に
沿った配列順序とを等しく設定している。
【0041】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、センターノードと各ローカルノードとは
伝送路でリング状に接続されている。そして、各ローカ
ルノードは、センターノードから送信された波長多重さ
れた光信号から自己宛の光信号を分離するための光素子
と、自己からセンターノード宛の光信号を波長多重する
ための光素子とが組込まれている。
【0042】そして、先の発明と同様に、ローカルノー
ド側の各光素子の配列順序とセンターノード側の各光素
子の配列順序を等しく設定しているので、各波長の光信
号の挿入損失をほぼ等しくできる。
【0043】また、別の発明は、上記発明の波長多重伝
送システムにおける伝送路を介して直列接続されたロー
カルノードは、前段から入力された光信号から自己の物
理特性で定まる波長を有する光信号を分離して自己の光
受信器へ印加する光素子と、この光素子で分離された後
の光信号に、自己の光送信器から出力され、分離された
光信号の波長と同一波長を有した光信号を多重して後段
へ送出する光素子とを有する。
【0044】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、各ローカルノードは、自己に与えられた
波長を有し、センターノードから受信した自己に与えら
れた波長の自己宛の光信号を分離し、分離した後の光信
号に、自己に与えられた波長のセンターノード宛の光信
号を多重する。
【0045】また、別の発明は、上記発明の波長多重伝
送システムにおける伝送路を介して直列接続されたロー
カルノードは、自己のローカルノードより伝送路におけ
る信号経路の上流側に位置する他のローカルノードにお
ける光素子で分離された後の光信号に、前記分離された
光信号の波長と同一波長を有した光信号を多重して後段
へ送出する光素子とを有する。
【0046】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、ローカルノード相互間に存在する伝送路
や他のローカルノードの光素子で上流のローカルノード
で漏れた該当波長の光信号レベルを低下できる。
【0047】さらに、別の発明は、上記発明の波長多重
伝送システムにおいて、センターノードでのある波長の
光信号における光送信器の出力パワーとローカルノード
での多重する同一波長の光信号におけるの光送信器の出
力パワーとの差と、センターノードの光送信器からロー
カルノードで同一波長を多重する光素子までの全損失
と、ローカルノードにおいて同一波長の光信号を分離す
る際に分離できずに残留する光信号の割合との和が35
dB以下に設定されている。
【0048】このように、クロストークの仕様を35d
B以下に設定することにより、センターノードで受信す
る光信号の信号品質を一定レベル以上に確保できる。
【0049】また、別の発明は、上述した発明の波長多
重伝送システムにおける各ローカルノードに設けられた
光送信器は、センターノードに設けられた各光送信器が
出力する光信号の波長と異なる波長を有した光信号を出
力する。また、センターノードにおける入力された光信
号を分離する各光素子の物理特性は、各ローカルノード
の各光送信器から出力される各光信号の波長で定められ
ている。
【0050】このように構成された波長多重伝送システ
ムにおいては、センターノードから各ローカルノードへ
送信する各光信号の波長と、各ローカルノードからセン
ターノードへ送信する各光信号の波長とが一致しないの
で、上述したクロストークの問題は生じない。
【0051】さらに、別の発明は、上述した各発明にお
ける各光素子として、入射した光信号のうち該当光素子
の物理特性で定まる波長を有する光信号のみを透過し、
他の波長を有する光信号を反射する光多層膜フィルタを
採用している。
【0052】さらに、別の発明は、上述した各発明にお
ける各光素子として、入射した光信号のうち該当光素子
の物理特性で定まる波長を有する光信号のみを反射し、
他の波長を有する光信号を透過する光多層膜フィルタを
採用している。
【0053】前述したように光多層膜フィルタは、波長
合波機能と波長分離機能とを有するので、この波長多重
伝送システムにおいて、波長毎に異なる物理特性を有す
る1種類の光素子を組込むのみでよい。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
波長多重伝送システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図13、図14に示す従来の波長多重伝送システム
と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説
明を省略する。
【0055】この第1実施形態の波長多重伝送システム
においては、送信側の波長多重装置12と受信側の波長
分離装置13とを例えば光ファイバからなる伝送路3で
接続している。送信側の波長多重装置12内において、
光の信号経路に沿って、図15(b)(c)に示す機能
を有する前述した光多層膜フィルタからなる3個の光素
子14b、14c、14dが直列接続されている。
【0056】光送信器4bから出力された波長λ2の光
信号a2は、光素子14bにて光送信器4aから出力さ
れた波長λ1の光信号a1に波長多重されて次の光素子
14cへ入射される。光素子14cは、光送信器4cか
ら出力された波長λ3の光信号a3を光素子14bから
出力された光信号に波長多重(合波)して、次の光素子
14dへ入射する。光素子14dは、光送信器4dから
出力された波長λ4の光信号a4を光素子14cから出
力された光信号に波長多重(合波)して、この波長多重
装置12から伝送路3へ各波長λ1〜λ4を有した4つ
の光信号a1〜a4を多重した1つの光信号bとして送出
する。
【0057】また、受信側の波長分路装置13内におい
て、光の信号経路に沿って、前述した光多層膜フィルタ
からなる4個の光素子15a、15b、15c、15d
が直列接続されている。
【0058】伝送路3を介して入力された各波長λ1〜
λ4を有した4つの光信号a1〜a4が波長多重された光
信号bは先頭の光素子15aへ入射される。光素子15
aは、光信号bから波長λ1を有する元の光信号a1
分離して光受信器7aへ印加するとともに、分離された
後の光信号を次段の光素子15bへ送出する。光素子1
5bは、前段の光素子15aから入力された光信号から
波長λ2を有する元の光信号a2を分離して光受信器7
bへ印加するとともに、分離された後の光信号を次段の
光素子15cへ送出する。
【0059】光素子15cは、前段の光素子15bから
入力された光信号から波長λ3を有する元の光信号3
分離して光受信器7cへ印加するとともに、分離された
後の光信号を次段の光素子15dへ送出する。
【0060】光素子15dは、前段の光素子15cから
入力された光信号から波長λ4を有する元の光信号a4
を分離して光受信器7dへ印加する。本来、光素子15
cで分離された光信号には波長λ4を有する元の光信号
4のみが含まれる筈であるが、雑音や他の微小波長成
分が含まれるので、光素子15dでこれらの不要波長線
分を除去する。
【0061】このように構成された第1実施形態の波長
多重伝送システムにおいて、光多層膜フィルタからなる
各光素子14b〜14d、15a〜15dの挿入損失を
α[dB]と仮定する。送信側の波長多重装置12におい
て、波長λ1の光信号a1と波長λ2の光信号a2は光素
子14b〜14dを3回路通過するため、波長多重装置
12内での挿入損失として3α[dB]を受ける。同様
に、波長λ3は2α[dB]、波長λ4はα[dB]の損失
を受ける。
【0062】受信側の波長分離装置13での各波長にお
ける挿入損失を考えると、図1から理解できるように、
波長λ1ではα[dB]、波長λ2では2α[dB]、波長
λ3と波長λ4は3α[dB]の損失を受ける。
【0063】この結果、伝送路3で受ける伝送損失以外
の波長多重伝送システム全体としての損失として、波長
λ1は4α[dB]、波長λ2から波長λ4は5α[dB]
を受けることになる。各波長間の挿入損失のバラツキは
1光素子分に抑えられ、最大損失も図14に示す従来シ
シテムでは7光素子分であったところが5光素子分です
むことになる。
【0064】仮に、各光素子における1回の損失が1.5
dB程度とし、通常の伝送路3に採用されるシングルモ
ードファイバの挿入損失を0.3dB/kmと仮定する
と、実施形態システムにおいては、従来システムに比較
して、光増幅器を採用することなく、伝送距離にして1
0km余分に伝送できることになる。
【0065】次に、このように構成された第1の実施形
態システムにおいて、新たな波長λ5の光信号a5を追
加する場合を、図2を用いて説明する。送信側の波長多
重装置12において、最も伝送路3に近い光素子14d
の出力ポートと伝送路3との間に、光送信器4eから出
力された波長λ5の光信号a5を多重する光素子14e
を追加する。
【0066】また、受信側の波長分離装置13におい
て、最も伝送路3から遠い波長λ4の光信号a4を分離
した後の光素子15dの出力ポートに、波長λ5の光信
号a5を分離して光受信器7eに印加する光素子15e
を追加すればよい。
【0067】なお、逆に、送信側で伝送路3から最も遠
い波長λ1の光信号a1の入力端に、この波長λ1の光
信号a1に波長λ5の光信号a5を多重する光素子14e
を追加し、受信側で波長λ1の信号a1を分離する光素
子15aと伝送路3との間に波長λ5の光信号a5を分
離する光素子15eを追加してもよい。
【0068】このように、一旦、構築して稼働中の波長
多重伝送システムに対して、簡単に新規波長を有した光
信号を追加することができる。
【0069】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を示すブ
ロック図である。図1、図2に示す第1実施形態の波長
多重伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複
する部分の詳細説明を省略する。
【0070】この第2実施形態の波長多重伝送システム
においては、送信側の波長多重装置12a内に、0系、
1系と2つの送信部を設け、光スイッチ16aによっ
て、どちらの送受信部を伝送路3に接続するかを設定可
能に構成されている。同様に、受信側の波長分離装置1
3a内に、0系、1系と2つの受信部を設け、光スイッ
チ16bによって、どちらの受信部を伝送路3に接続す
るかを設定可能に構成されている。
【0071】このように波長多重装置12a及び波長分
離装置13aを二重化することにより、新規波長λの光
信号aを追加する追加の際には、まず、光スイッチ16
a、16bにより伝送路3から切り離されている系の信
号路に新規波長λの光信号aを多重する光素子、及び新
規波長λの光信号aを分離する光素子をそれぞれ追加す
る。次に、光スイッチ16a、16bにより伝送路3に
接続する系を切り替える。そして、切り離された系に同
様の手法にて新規波長λの光信号aの各光素子を追加す
る。
【0072】したがって、この第2実施形態の波長多重
伝送システムにおいては、稼働状態を維持した状態で、
簡単に新規波長の光信号を追加設定できる。
【0073】(第3実施形態)図4は本発明の第3実施
形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を示すブ
ロック図である。図1、図2に示す第1実施形態の波長
多重伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複
する部分の詳細説明を省略する。
【0074】この第3実施形態の波長多重伝送システム
は、一対の信号路19、19aを介して互いに直列接続
された複数のローカルノード17a、17b、17c
と、この複数のローカルノード17a、17b、17c
に対して、一対の伝送路3a、3bを介して接続された
センターノード18とで構成されている。
【0075】各ローカルノード17a、17b、17
c、伝送路3a、3b、センターノード18内には、ロ
ーカルノードからセンターノードへ信号が流れる上り信
号経路と、センターノードからローカルノードへ信号が
流れる下り信号経路とが形成されている。
【0076】まず、各ローカルノード17a、17b、
17cからセンターノード18への上り信号経路におけ
る光信号の伝送について説明する。
【0077】センターノード18から最も遠いローカル
ノード17aでは光送信器14aから出力された波長λ
1の光信号a1を送出する。この光信号a1には一つ隣の
ローカルノード17bにて光素子14bで光送信器4b
から出力された波長λ2の光信号a2が多重される。さ
らに、センターノード18に最も近いローカルノード1
7cで光送信器4cから出力された波長λ3の光信号a
3が多重され、1つの光信号b1として伝送路3aを介し
てセンターノード13へ送信される。
【0078】センターノード18においては、伝送路3
aから入力された光信号b1に対し、このセンターノー
ド18から最も遠いローカルノード17aから送られた
波長λ1の光信号a1を最初に光素子15aにより分離
し、次に遠いローカルノード17bから送られた波長λ
2の光信号a2を光素子15bで分離し、最後に最も近
いローカルノード17cからの光信号a3を光素子15
cで抽出する。
【0079】次に、センターノード18から各ローカル
ノード17a、17b、17cへの下り信号経路におけ
る光信号の伝送について説明する。
【0080】センターノード18において、このセンタ
ーノード18に最も近いローカルノード17cへ伝送す
る光送信器20cから出力された波長λ3の光信号a3
に次に近いローカルノード17bへ伝送する光送信器2
0bから出力された波長λ2の光信号a2を光素子21
bで多重する。次に最も遠いローカルノード17aへ伝
送する光送信器20aから出力された波長λ1の光信号
1を光素子21aで多重して伝送路3bへ送出する。
【0081】各ローカルノード17c、17b、17a
は順番に自己内の光素子23c、23b、23aを用い
て自己宛の各光信号a3、a2、aを分離して、各光受
信器22c、22b、22aへ印加する。
【0082】このような構成の第3実施形態の波長多重
伝送システムにおいても、各ローカルノード17a〜1
7cからセンターノード18への上り信号経路、及びセ
ンターノード18から各ローカルノード17a〜17c
への下り信号経路における各波長λ1、λ2、λ3の各
光信号a1、a2、a3の信号路には、ほぼ等し数の光素
子が介在するので、上述した第1、第2の実施形態の波
長多重伝送システムとほぼ同様の作用効果を奏するころ
が可能である。
【0083】さらに、この第3実施形態の波長多重伝送
システムにおいて、あるローカルノードにおいて2つ以
上の波長が必要な場合がある。このような場合、ローカ
ルノードでは2つ以上の光信号を順に多重し、センター
ノードでは遠い方の波長の光信号から順に分離すればよ
い。
【0084】図5にこの場合の例を示す。ローカルノー
ド17cでは2つの波長λ3、λ4の各光信号a3、a4
を順番に多重する。センターノード18では、センター
ノード18から遠い順に各波長λ1、λ2、λ3、λ4
の光信号a1、a2、a3、a4を順番に分離していく。ま
た、センターノード18から各ローカルノード17a〜
17cへの各波長λ1〜λ4の光信号a1〜a4の伝送も
同様に、センターノード18に近い順に波長λ4、λ
3、λ2、λ1の順に多重して伝送路3bへ出力する。
【0085】(第4実施形態)図6は本発明の第4実施
形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を示すブ
ロック図である。図4、図5に示す第3実施形態の波長
多重伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複
する部分の詳細説明を省略する。
【0086】この第4実施形態の波長多重伝送システム
においては、1台のセンターノード24と3台のローカ
ルノード25a、25b、25dが伝送路26でリング
状に接続されている。
【0087】センターノード24では、光送信器20a
から出力された波長λ1の光信号a 1に光素子21bで
光送信器20bから出力された波長λ2の光信号a2
多重し、次にλ3の光信号a3を多重、最後にλ4の光
信号a4を多重する。
【0088】リング状の伝送路26上にはセンターノー
ド24の送信端に近い順に3台のローカルノード25
a、25b、25dが設置されている。最も送信端に近
いローカルノード25aでは波長λ1の光信号a1を分
離する。次に近いローカルノード25bでは波長λ2の
光信号a2を分離する。最も遠いローカルノード25c
で波長λ3の光信号a3と波長λ4の光信号a4とを分離
する。
【0089】ここで、図6に示したように各ローカルノ
ード25a〜25cでは、自己のローカルノード宛ての
波長の光信号を分離した後に、同じ波長の光信号を挿入
することができる。この多重された光信号はリング状の
伝送路26を経緯してセンターノード24へ入力され
る。そして、このセンターノード24においては、セン
ターノード24の受信端に最も遠いローカルノード25
aで挿入された波長λ1の光信号a1を最初に分離し、
以下各ローカルノード25b、25cの設置順に波長λ
2、波長λ3、波長λ4の各光信号a2、a3、a4を順
番に分離していく。
【0090】このように構成された第4実施形態の波長
多重伝送システムにおいても、各波長λ1、λ2、λ
3、λ4の各光信号a1、a2、a3、a4の信号路には、
ほぼ等しい数の光素子が介在するので、上述した第1、
第2、第3の実施形態の波長多重伝送システムとほぼ同
様の作用効果を奏するころが可能である。
【0091】さらに、この第4実施形態の波長多重伝送
システムにおいては、各ローカルノード25a、25
b、25cは、センターノード24から自己宛の光信号
1〜a4を分離して自己内に取込むとともに、同一波長
を用いてセンターノード24宛の光信号a1〜a4を多重
する。すなわち、波長を再利用することが可能である。
【0092】(第5実施形態)図7、図8は本発明の第
5実施形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を
示すブロック図である。図6に示す第4実施形態の波長
多重伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複
する部分の詳細説明を省略する。
【0093】この第5実施形態の波長多重伝送システム
においては、センタノード24と各ローカルノード25
a、25b、25dとが2本の伝送路26a、26bで
接続される。2本の伝送路26a、26b中を光信号は
互いに逆向きに伝送する。
【0094】図7及び図8は全く同一のシステムであ
り、右回りと左回りそれぞれの装置構成を理解しやすい
ように図を分けている。図7には左回りの光信号a1
2、a 3、a4を送受信するブロックを表示しており、
図8は右回りの光信号a1、a2、a3、a4を送受信する
ブロックを表示している。
【0095】各光信号a1、a2、a3、a4の多重・分離
の順番は図6に示す第4実施形態システムとほぼ同じで
ある。伝送路26a上でセンターノード24を拠点に左
回りにローカルノード25a、25b、25cが設置さ
れている。
【0096】図7に示すように、左回りに伝送する光信
号a1、a2、a3、a4に対しては、センターノード24
では、波長λ1の光信号a1に波長λ2の光信号a2を多
重し、次に波長λ3の光信号a3を多重し、最後に波長
λ4の光信号a4を多重する。左回りで最もセンターノ
ード24の送信端に近いローカルノード25aでは波長
λ1の光信号a1を分離する。次に近いローカルノード
25bでは波長λ2の光信号a2を分離する。最も遠い
ローカルノード25cで波長λ3の光信号a3と波長λ
4の光信号a4とを分離する。
【0097】ここで、各ローカルノード25a〜25c
では、各ローカルノード宛ての波長の光信号を分離した
後に、同じ波長の光信号を挿入する。この光信号は伝送
路26aをそのまま左回りに伝送されセンターノード2
4で分離される。
【0098】センターノード24では、センターノード
24の受信端に、最も遠い波長λ1の光信号a1を最初
に分離し、以下ローカルノード25b、25cの順に波
長λ2、波長λ3、波長λ4の各光信号a2、a3、a4
を分離する。
【0099】図8に示すように、右回りの光信号a1
2、a3、a4も同様に、センターノード24では、λ
4の光信号a4に波長λ3の光信号a3を多重し、次に波
長λ2の光信号a2を多重、最後に波長λ1の光信号a1
を多重する。右回りで最もセンターノード24の送信端
に近いローカルノード25cでは波長λ4の光信号a4
と波長λ3の光信号a3とを分離する。次に近いローカ
ルノード25bでは波長λ2の光信号a2を分離する。
最も遠いローカルノード25aで波長λ1の光信号a1
を分離する。
【0100】各ローカルノード25a〜25cでは、各
ローカルノード宛ての波長の光信号を分離した後に、同
じ波長の光信号を挿入する。この光信号は伝送路26b
をそのまま右回りに伝送されセンターノード24で分離
される。
【0101】センターノード24では、センターノード
24の受信端に最も遠いローカルノード25cでの波長
λ4、波長λ3の光信号a4、a3を最初に分離し、以下
ローカルノード25b、25aの順に波長λ2、波長λ
1の各光信号a2、a1を分離する。
【0102】なお、この実施形態システムにおいては、
右回りと左回りで同一の波長を使用しているが、全く異
なる波長を使用してもよい。また、一つのローカルノー
ド25a〜25cで右回りと左回りで多重/分離する波
長が異なってもよい。
【0103】さらに、この第5実施形態システムにおい
ては、センターノード24と各ローカルノード25a〜
25cとの間には右回りと左回りの双方向の伝送路26
a、26bを利用して光信号a1、a2、a3、a4の交換
が可能である。通常は双方の伝送路26a、26bで別
々の光信号を送信し、伝送路26a、26bや装置の一
部に障害が発生した場合に、どちらか片方の伝送路26
a、26bのみを使用して通信を継続することが可能で
ある。
【0104】一つの方法として、片方の伝送路26a
(26b)で優先度の高い信号を伝送し、他方の伝送路
26b(26a)に優先度の低い信号を伝送しておく。
例えば優先度の高い信号を左回り、優先度の低い信号を
右回りで伝送する。伝送路26a、26bや装置の一部
において故障で優先度の高い信号が伝送できなくなった
場合、優先度の低い信号の伝送を中止して、右回りで優
先度の高い信号を伝送することが可能である。
【0105】また、他の方法として、右回り、左回りで
同じ信号を伝送しておき、受信側でどちらかの信号を選
択する方法もある。この方法の場合どちらかの障害の場
合に迅速に障害の回避を行うことが可能である。
【0106】さらに、この実施形態システムのように、
リング状にシステムを構成すると障害の回避は容易であ
る。このため、ローカルノード数を追加したり、一つの
ローカルノードで多重分離する波長を追加することが容
易である。例えば上記の第一の障害回避方法を使用する
場合は、優先度の低い信号に対する伝送路26b(26
a)にまず波長を追加する。
【0107】例えば、図9に示すように、ローカルノー
ド25cとセンターノード24の間に新規のローカルノ
ード25dを挿入し、波長λ5を使用した光信号a5
多重分離を行う場合を考える。優先度の低い信号を右回
りとし、優先度の低い信号に対して波長λ5の光信号a
5を追加する。このときセンターノード24での送信の
各光信号a1〜a5の多重の順番は、波長λ1、λ2、λ
3、λ4、λ5であり、受信の光信号の分離の順番も同
様に、波長λ1、λ2、λ3、λ4、λ5である。
【0108】このように優先度の低い右回りの伝送路2
6bに波長やローカルノードを増設した後に、右回りの
伝送路26bに優先度の高い信号を移せばよい。優先度
の高い信号を右回りに移した後に左回りの伝送路26a
にも波長やローカルノードを同様に増設する。双方に同
じ信号を伝送している場合も同様に伝送路の片方に波長
やローカルノードを増設し、その後に他方の伝送路にも
同様に波長やローカルノードを増設すればよい。
【0109】(第6実施形態)図10は本発明の第6実
施形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を示す
ブロック図である。図6に示す第4実施形態の波長多重
伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複する
部分の詳細説明を省略する。
【0110】この第6実施形態の波長多重伝送システム
においては、各ローカルノード25a、25b、25c
で多重される光信号の波長と分離される光信号の波長と
が異なる。これは、光多層膜フィルタ等の波長の分離を
行う光素子は、分離される前の入射された光信号から完
全に目的とする波長を取り除くことは難しく、わずかな
がら分離された後の光信号にも、分離しきれなかった波
長の光信号成分が残留している。
【0111】このように分離した波長が漏れてくると、
その後段の光素子で同じ波長の光信号を挿入(多重)し
た際に、両者の干渉により信号波形に劣化が生じる。こ
のため分離した波長のもれを防ぐために、光多層膜フィ
ルタを複数枚使用する方法がよく使われる。しかしなが
らこの方法では、光多層膜フィルタの構成が複雑にな
り、光多層膜フィルタの挿入損失も増大する。
【0112】そこで、この第6実施形態の波長多重伝送
システムにおいては、各ローカルノードで分離する波長
と多重する波長を別の波長に設定している。そのため、
分離した波長の漏れ込みによる信号波形の劣化を抑制す
ることが可能である。
【0113】具体的に説明すると、センターノード24
では波長λ1、λ2、λ3、λ4の各光信号a1、a2
3、a4をその順番に多重していく。ローカルノード2
5aでは波長λ1の光信号a1を分離して波長λ5の光
信号a5を多重する。ローカルノード25bでは波長λ
2の光信号a2を分離して波長λ6の光信吾a6を多重す
る。さらに、ローカルノード25cでは波長λ3、λ4
の各光信号a3、a4を分離して、波長λ7と波長λ8の
各光信号a7、a8を多重する。
【0114】そして、センターノード24の受信側で、
各ローカルノード25a、25b、25cで各波長の光
信号a5、a6、a7、a8を多重する順に、各波長λ5、
λ6、λ7、λ8の光信号a5、a6、a7、a8を順に分
離する。
【0115】(第7実施形態)図11は本発明の第7実
施形態に係わる波長多重伝送システムの概略構成を示す
ブロック図である。図10に示す第6実施形態の波長多
重伝送システムと同一部分には同一符号を付して重複す
る部分の詳細説明を省略する。
【0116】この第7実施形態の波長多重伝送システム
においては、リング状の伝送路26上における上流に位
置するローカルノードで分離した光信号の波長を、この
伝送路26上における下流に位置するローカルノードで
多重する光信号の波長として再利用している。
【0117】具体的には、図11において、センターノ
ード24で他の波長の光信号に多重されて伝送路26に
出力された波長λ1の光信号a1は、最初のローカルノ
ード25aで分路されて光受信器22aへ印加される。
そして、このローカルノード25aに対して下流に設置
されたローカルノード25cにおいて、同一波長λ1の
光信号a1が挿入(多重)されて伝送路26を介してセ
ンターノード24へ入力される。センターノード24
で、この波長λ1の光信号a1は分離される。
【0118】このように、同一波長を再利用する場合、
同一のローカルノードで再利用するのではなく、伝送路
を介して下流に位置する別のローカルノードで再利用す
ることにより、ローカルノード相互間に存在する伝送路
や他のローカルノードの光素子で上流のローカルノード
で漏れた該当波長の光信号レベルを低下できる。したが
って、再利用された後の波長の光信号の信号品質が向上
する。
【0119】ここで、この波長の再利用を検証する。セ
ンターノード24でのある波長の光送信器の出力光パワ
ーをP0、次に同じ波長を再利用する時のその光送信器
の出力パワーをP1、波長を分離する光多層膜フィルタ
からなる光素子での入力光に対する漏れ光の減衰の割合
をα、センターノードから次にその波長を挿入するロー
カルノードまでの伝送路損失の合計値をΣε、通過する
多層膜フィルタの損失の合計値をΣγとすると、 (P0−P1+α+Σε+Σγ)<クロストークの仕様 を満たすときに同じ波長を再利用できる。
【0120】ここで、クロストークの仕様はシステム設
計の段階で各波長で必要な伝送距離、伝送特性から決定
される値である。
【0121】この式を満足する範囲であれば同じ波長を
再利用することが可能である。同じ波長を再利用すると
波長多重伝送システム全体で使用する波長数を削減でき
る。波長数を削減すると隣接する波長間を広げることが
可能となる。隣接する波長との間隔を広げると、光多層
膜フィルタからなる光素子の製造工程を簡単にすること
が可能である。
【0122】例えば、本実施形態システムにおいて、ク
ロストークの仕様を35dB、センターノード24での
波長λ1の光信器20aの光パワーを+5dBm、ロー
カルノード25aでの波長λ1の光送信器14aの光パ
ワーを+5dBm、伝送路26の損失の合計値が6d
B、多層膜フィルタからなる光素子の損失の合計値9d
Bとすると多層膜フィルタからなる光素子での入力光に
対する漏れ光の割合は20dBで良いことになる。
【0123】図12は、クロストーク量(dB)と、こ
のクロストーク量(dB)のクロストークが発生した場
合における信号のペナルティと称する受信感度の劣化量
(dB)との関係を示す実験結果を示す図である。
【0124】光信号が最悪偏波状態であっても、クロス
トークの仕様を35dB以下とすると、ペナルティが約
1dBに押さえられることが理解できる。
【0125】なお、図12においては、横軸のクロスト
ーク量(dB)は(−)符号が付されているので、この
実施形態システムにおける35dB以下の条件は、グラ
フ上におけるー35dB以下のー40dB、―50d
B、―60dBを含む。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波長多重
伝送システムにおいては、各波長を有する光信信号を多
重するため各光素子の配列順序と、光信号を分離するた
めの各光素子の配列順序とを等しく設定している。
【0127】したがって、各波長を有する光信信号の信
号経路内に挿入される光素子数を全ての光波長に亘って
ほぼ均一化でき、光増幅器なしに、全ての光波長に亘っ
てほぼ均一の高い伝送品質を維持した状態で、少ない波
長数から徐々に波長数を増加させることができる。
【0128】また、リング状の波長多重伝送システムの
ローカルノードにおいて、分離する波長と挿入する波長
を別の波長とすることにより、使用する光素子の構成を
簡略化し、伝送損失を削減することが可能である。
【0129】さらに、伝送路の損失と多重分離する光素
子の損失を考慮して、ある光素子で分離した波長の光信
号を別の光素子で多重することも可能で、この場合波長
多重伝送システム全体で使用する波長数を削減すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる波長多重伝送シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図2】同第1実施形態に係わる波長多重伝送システム
において新規の波長を追加した場合の概略構成を示すブ
ロック図
【図3】本発明の第2実施形態に係わる波長多重伝送シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3実施形態に係わる波長多重伝送シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図5】同第3実施形態に係わる波長多重伝送システム
において新規の波長を追加した場合の概略構成を示すブ
ロック図
【図6】本発明の第4実施形態に係わる波長多重伝送シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図7】本発明の第5実施形態に係わる波長多重伝送シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図8】同じく本発明の第5実施形態に係わる波長多重
伝送システムの概略構成を示すブロック図
【図9】同第5実施形態に係わる波長多重伝送システム
において新規のローカルノード及び新規の波長を追加し
た場合の概略構成を示すブロック図
【図10】本発明の第6実施形態に係わる波長多重伝送
システムの概略構成を示すブロック図
【図11】本発明の第7実施形態に係わる波長多重伝送
システムの概略構成を示すブロック図
【図12】クロストーク量とペナルティ量との関係を示
す実測図
【図13】従来の波長多重伝送システムの概略構成を示
すブロック図
【図14】他の従来の波長多重伝送システムの概略構成
を示すブロック図
【図15】波長の異なる光信号の多重及び分離を行う光
素子の動作原理を説明するための図
【符号の説明】
3、3a、3b、26、26a、26b…伝送路 4a〜4e、20a〜20d…光送信器 7a〜7e、22a〜22d…光受信器 12、12a…波長多重装置 13、13a…波長分離装置 14a〜14e、15a〜15e、21a〜21e、2
3a〜23e…光素子 16a、16b…光スイッチ 17a〜17c、25a〜25c…ローカルノード 18、24…センターノード 19,19a…信号路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに波長が異なる複数の光信号を波長
    多重して送信する波長多重装置と、受信した波長多重さ
    れた光信号を元の波長を有する複数の光信号に分離する
    波長分離装置と、前記波長多重装置と前記波長分離装置
    とを接続する伝送路とを備えた波長多重伝送システムに
    おいて、 前記波長多重装置は、互いに直列配列され、前段から入
    力された光信号に自己の物理特性で定まる波長を有する
    光信号を多重して次段へ送出する複数の光素子を有し、 前記波長分離装置は、互いに直列配列され、前段から入
    力された光信号から自己の物理特性で定まる波長を有す
    る光信号を分離し、分離された後の光信号を次段へ送出
    する複数の光素子を有し、 前記波長多重装置における各波長の光素子の信号経路に
    沿った配列順序と前記波長分離装置における各波長の光
    素子の信号経路に沿った配列順序とを等しく設定したこ
    とを特徴とする波長多重伝送システム。
  2. 【請求項2】 互いに直列接続され、光受信器及び互い
    に波長が異なる光信号を出力する光送信器を有した複数
    のローカルノードと、複数の光受信器及び互いに波長が
    異なる光信号を出力する複数の光送信器を有したセンタ
    ーノードと、前記複数のローカルノードと前記センター
    ノードとを接続する伝送路とを備えた波長多重伝送シス
    テムであって、 前記直列接続された各ローカルノードは、前段から入力
    された光信号に自己の光送信器から出力された光信号を
    多重してセンタノード側へ送出する光素子と、センタノ
    ード側から入力された光信号から自己の物理特性で定ま
    る波長を有する光信号を分離して自己の光受信器へ印加
    し、かつ分離された後の光信号を次段へ送出する光素子
    とを有し、 前記センターノードは、互いに直列配列され、ローカル
    ノード側から入力された光信号から自己の物理特性で定
    まる波長を有する光信号を分離して各光受信器へ印加
    し、かつ分離された後の光信号を次段へ送出する複数の
    光素子と、互いに直列配列され、前段から入力された光
    信号に光送信器から出力された光信号を多重してローカ
    ルノード側へ送出する複数の光素子とを有し、 前記直列接続された全てのローカルノードに亘る各波長
    の光素子の信号経路に沿った配列順序と前記センターノ
    ードにおける各波長の光素子の信号経路に沿った配列順
    序とを等しく設定したことを特徴とする波長多重伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 1個以上の光受信器及び互いに波長が異
    なる光信号を出力する1個以上の光送信器を有した複数
    のローカルノードと、複数の光受信器及び互いに波長が
    異なる光信号を出力する複数の光送信器を有したセンタ
    ーノードと、前記複数のローカルノードと前記センター
    ノードとをリング状に接続する伝送路とを備えた波長多
    重伝送システムであって、 前記伝送路を介して直列接続された各ローカルノード
    は、前段から入力された光信号から自己の物理特性で定
    まる波長を有する光信号を分離して自己の光受信器へ印
    加する光素子と、この光素子で分離された後の光信号に
    自己の光送信器から出力された光信号を多重して後段へ
    送出する光素子とを有し、 前記センターノードは、互いに直列配列され、前段から
    入力された光信号に光送信器から出力された光信号を多
    重してローカルロード側へ送出する複数の光素子と、互
    いに直列配列され、ローカルノード側から入力された光
    信号から自己の物理特性で定まる波長を有する光信号を
    分離して光受信器へ印加し、かつ分離された後の光信号
    を次段へ送出する複数の光素子とを有し、 前記直列接続された全てのローカルノードに亘る各波長
    の光素子の信号経路に沿った配列順序と前記センターノ
    ードにおける各波長の光素子の信号経路に沿った配列順
    序とを等しく設定したことを特徴とする波長多重伝送シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記伝送路を介して直列接続されたロー
    カルノードは、前段から入力された光信号から自己の物
    理特性で定まる波長を有する光信号を分離して自己の光
    受信器へ印加する光素子と、この光素子で分離された後
    の光信号に、自己の光送信器から出力され、前記分離さ
    れた光信号の波長と同一波長を有した光信号を多重して
    後段へ送出する光素子とを有することを特徴とする請求
    項3記載の波長多重伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送路を介して直列接続されたロー
    カルノードは、自己のローカルノードより前記伝送路に
    おける信号経路の上流側に位置する他のローカルノード
    における光素子で分離された後の光信号に、前記分離さ
    れた光信号の波長と同一波長を有した光信号を多重して
    後段へ送出する光素子とを有することを特徴とする請求
    項3記載の波長多重伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記センターノードでのある波長の光信
    号における光送信器の出力パワーと前記ローカルノード
    での多重する同一波長の光信号における光送信器の出力
    パワーとの差と、前記センターノードの光送信器からロ
    ーカルノードで同一波長を多重する光素子までの全損失
    と、ローカルノードにおいて同一波長の光信号を分離す
    る際に分離できずに残留する光信号の割合との和が35
    dB以下であることを特徴とする請求項5記載の波長多
    重伝送システム
  7. 【請求項7】 前記各ローカルノードに設けられた光送
    信器は、前記センターノードに設けられた各光送信器が
    出力する光信号の波長と異なる波長を有した光信号を出
    力し、 前記センターノードにおける入力された光信号を分離す
    る各光素子の物理特性は、前記各ローカルノードの各光
    送信器から出力される各光信号の波長で定められている
    ことを特徴とする請求項3記載の波長多重伝送システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記各光素子は、入射した光信号のうち
    該当光素子の物理特性で定まる波長を有する光信号のみ
    を透過し、他の波長を有する光信号を反射する光多層膜
    フィルタであることを特徴とする請求項1から7のいず
    れか1項記載の波長多重伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記各光素子は、入射した光信号のうち
    該当光素子の物理特性で定まる波長を有する光信号のみ
    を反射し、他の波長を有する光信号を透過する光多層膜
    フィルタであることを特徴とする請求項1から7のいず
    れか1項記載の波長多重伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004274636A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Nec Corp 波長分割多重伝送システム及びそのシステムに用いられる遠隔装置並びに局装置
US7280759B2 (en) 2002-10-24 2007-10-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transmission system, optical multiplexer, and optical demultiplexer

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