JP2002204199A - 無線通信システムにおける伝搬環境通知方法及び通知システム並びに制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

無線通信システムにおける伝搬環境通知方法及び通知システム並びに制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002204199A
JP2002204199A JP2001057579A JP2001057579A JP2002204199A JP 2002204199 A JP2002204199 A JP 2002204199A JP 2001057579 A JP2001057579 A JP 2001057579A JP 2001057579 A JP2001057579 A JP 2001057579A JP 2002204199 A JP2002204199 A JP 2002204199A
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    • H04W16/18Network planning tools
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ自身が容易に宅内の無線伝搬環境情報
を把握することが可能な無線通信における伝搬環境通知
方法の提供。 【解決手段】 サーバ102は、ユーザ端末100から
のサービス起動コマンドC1を受信すると、クライアン
ト用ソフトウエアをユーザ端末100に転送する(C
2)。ユーザ端末100は、転送されたクライアント用
ソフトウエアを起動し、ユーザ条件入力プロセスP2が
実行してユーザの個別情報及び無線基地局情報を収集
し、サーバ102に転送する(C3)。サーバ102
は、それらの情報を受信すると、それらの情報に基づき
無線伝搬環境情報を生成するための提供情報生成プロセ
スP1を起動し、生成された情報はユーザ端末100に
転送され(C4)、ユーザ端末100上に転送されてい
るクライアント用ソフトウエアによって、ユーザに好都
合なフォーマットに変換され、ユーザ端末100上に表
示される(P3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
における伝搬環境通知方法及び通知システム並びに制御
プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、インター
ネット等のネットワークを介して、一般ユーザの宅内レ
イアウト、無線基地局配置などのユーザ個別の条件を入
力して、専門知識に基づいて各ユーザ宅内における無線
伝搬環境情報を提供する無線通信システムにおける伝搬
環境通知方法及び通知システム並びに制御プログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】机・棚等の什器がユーザの好みに応じて
配置される宅内のように、障害物が存在する環境におけ
る無線基地局と無線端末から構成される無線通信システ
ムの基地局配置設計は、専門知識を要する設計事項であ
る。このような環境では、障害物による電波の反射、回
折等の影響が基地局配置によって異なるため、通信不能
となる不感地帯も大きく異なってくる。
【0003】例えば、図13に示すような宅内環境を考
える。図13は無線通信が不可となる領域の第1の例を
示す図である。同図において、1000−1〜1000
−4は壁であり、一つの宅内が定められる。又、100
1−1〜1001−3は各部屋を仕切る間仕切りであ
る。さらに、什器として、1003−1〜1003−3
は机、1002は棚、1004はソファが具備されてい
る。このような宅内環境において、例えば、机1003
−1の上に無線基地局1010を設置した場合、無線基
地局1010から離れた同図のハッチング部分が不感地
帯となり、通信が行えなくなる。
【0004】又、図14の無線通信が不可となる領域の
第2の例を示す図に示すように、無線基地局1010を
机1003−2の上に設置すると、例えば、壁1000
−4、1000−1付近に不感地帯(同図のハッチング
部分)が生じ、通信が行えなくなると考えられる。この
ようなハッチング部分は、壁1000−1〜1000−
4、間仕切り1001−1〜100−3、什器の材質、
什器の配置、間仕切りの間隔などに依存し、専門知識を
有しないユーザが不感地帯を予測することは難しい。
【0005】一方、このような無線システムの置局問題
を解決するために、例えば、特開平7−87557号公
報(以下、文献1という)に、予め定められた建物内に
おけるサービス提供エリアに対して、予め設定された複
数の基地局設置候補点を設定し、サービスエリア全体を
カバーできるように基地局設置候補点を選択して通知す
る基地局設定システムが開示されている。又、特開平8
−214363号公報(以下、文献2という)には、無
線不感地帯を生じさせない基地局配置をより効率よく求
めるために、無線不感地帯を減少させるように逐次的に
基地局配置点を求める方法が開示されている。
【0006】これら文献1及び2に示されるシステム
は、基本的には受信電力の大きさに基づいて無線不感地
帯の極小化を行っている。
【0007】さらに、特開平5−226853号公報
(以下、文献3という)に示されるように、予め定めら
れた建物内におけるサービス提供エリアに対して、予め
設定された複数の基地局設置候補点を設定し、サービス
エリア全体をカバーできるように基地局設置候補点を選
択して通知する基地局設定システムが知られている。
又、特開平7−036063号公報(以下、文献4とい
う)では、無線不感地帯を生じさせない基地局配置をよ
り効率よく求めるために、無線不感地帯を減少させるよ
うに逐次的に基地局設置点を求める方法が示されてい
る。これらのシステムは、基本的には受信電力の大きさ
に基づいて無線不感地帯の極小化を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般ユ
ーザが宅内で無線通信システムを構築する場合、電波伝
搬に関する専門知識を有しているとは限らず、不感地帯
を予測して、安定した無線通信を行うことは困難であ
る。又、安定した無線通信が実現できていても、宅内レ
イアウトを変更すると、無線伝搬環境も変化するため、
レイアウト変更後も通信が行えるとは限らない。このた
め、一般ユーザが宅内に無線システムを構築するために
は、ユーザ自身が容易に宅内の什器レイアウト、基地局
位置を設定でき、ユーザ宅内における無線伝搬環境を把
握することが重要である。無線伝搬環境を把握できれ
ば、ユーザが望む位置での通信が行えるように、ユーザ
自身の手で基地局位置を微調整することもできる。
【0009】しかしながら、従来技術では、ユーザ自身
による建物構造の設定メカニズムが明確でない上、ユー
ザ自身には基地局情報のみしか提供されないため、ユー
ザ自身による柔軟な微調整を行うと予測しない無線不感
地帯が生じる可能性がある。
【0010】さらに、異なる無線システムが共存する場
合には、無線不感地帯のみならず、相互のシステムの干
渉も考慮しないと、電波は到達するものの通信が行えな
いという状況が発生する。例えば、無線LAN(loc
al area network)のスペックであるI
SO/IEC 8802−11,Informatio
n technology−Telecommunic
ations andinformation exc
hange between systems−Loc
al and metropolitan area
networks−Specific require
ments−Part 11:Wireless LA
N Medium Access Control(M
AC)and Physical Layer(PH
Y) specificationsに示される無線シ
ステムやBLUETOOTH SPECIFICATI
ON Version 1.0Bに示される無線システ
ムでは、送受信周波数として同一の周波数領域を用いる
ことが想定されているので、互いに干渉が生じる。ま
た、電子レンジや医療機器等、動作中に電波を放射する
システムが存在する。このように、無線通信システムの
みならず、機器システムも考慮し、相互の干渉が発生し
た場合も考慮する必要がある。
【0011】一方、これらの課題を解決する手段は前述
の文献1から4のいずれにも開示されていない。
【0012】そこで本発明の目的は、ユーザ自身が容易
に宅内の無線伝搬環境情報を把握することが可能な無線
通信における伝搬環境通知方法及び伝搬環境通知システ
ムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による第1の発明は、無線基地局と無線端末と
から構成される無線通信システムにおける伝搬環境通知
方法であって、その方法はユーザ端末からユーザ宅内レ
イアウトに関する条件を通信回線を介してサーバへ送信
する第1ステップと、前記条件を受信した前記サーバが
前記条件に基づいて前記ユーザ宅内の無線伝搬環境情報
を生成する第2ステップと、前記サーバから前記無線伝
搬環境情報を通信回線を介して前記ユーザ端末へ送信す
る第3ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】又、本発明による第2の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムであって、そのシステムはユー
ザ端末からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通信回
線を介してサーバへ送信する条件送信手段と、前記条件
を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前記ユーザ
宅内の無線伝搬環境情報を生成する情報生成手段と、前
記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介して
前記ユーザ端末へ送信する情報送信手段とを含むことを
特徴とする。
【0015】又、本発明による第3の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムに用いられるユーザ端末であっ
て、そのユーザ端末はユーザ宅内レイアウトに関する条
件を通信回線を介して対象装置へ送信する条件送信手段
と、前記対象装置から前記条件に対する無線伝搬環境情
報を通信回線を介して受信する情報受信手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0016】又、本発明による第4の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムに用いられるサーバであって、
そのサーバはユーザ装置からユーザ宅内レイアウトに関
する条件を通信回線を介して受信する条件受信手段と、
前記条件に対する無線伝搬環境情報を通信回線を介して
前記ユーザ装置へ送信する情報送信手段とを含むことを
特徴とする。
【0017】又、本発明による第5の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知方法の制御プログラムを記録した記録媒
体であって、その記録媒体は前記伝搬環境通知方法はユ
ーザ端末からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通信
回線を介してサーバへ送信する第1ステップと、前記条
件を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前記ユー
ザ宅内の無線伝搬環境情報を生成する第2ステップと、
前記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介し
て前記ユーザ端末へ送信する第3ステップとを含んでお
り、前記第1ステップにはユーザ条件(前記ユーザ宅内
の什器配置情報及び前記無線基地局情報)の入力と編集
を行う第21ステップと、前記ユーザ条件が正しく入力
されたか否かを判断する第22ステップと、前記条件入
力の完了を判断する第23ステップと、前記入力条件を
前記サーバ側で利用できるフォーマットに変換する第2
4ステップと前記ユーザ端末が前記条件を入力する条件
入力ステップとから構成され、これら第21乃至24ス
テップとからなる制御プログラムが記録されたことを特
徴とする。さらに、前記第2ステップは、観測エリアを
識別するための変数である観測エリアIDに観測エリア
数Mを設定する第41ステップと、レイトレ−シングを
用いて前記観測エリアIDで定められる観測エリアにお
ける伝搬特性を推定する第42ステップと、前記第42
ステップで得られた結果である受信電力と遅延分散を、
前記観測エリアIDをインデックスとする配列である伝
搬特性デ−タに格納する第43ステップと、前記観測エ
リアIDから1を減じる第44ステップと、前記観測エ
リアIDが1より大きいか否かを判定する第45ステッ
プと、その判定の結果、前記観測エリアIDが1より小
さい場合に各観測エリアにおける通信可能性を判断する
第46ステップとから構成され、これら第41乃至46
ステップとからなる制御プログラムが記録されたことを
特徴とする。
【0018】又、本発明による第6の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知方法であって、前記無線基地局は複数個
で構成され、前記第2ステップは前記ユーザ宅内レイア
ウト内における前記複数の無線基地局のそれぞれから発
射される電波の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報
を生成する第51ステップと、前記個別電波伝搬環境情
報を用いて、目的とする前記無線基地局からの受信電力
と目的以外の前記無線基地局からの受信電力の比で表さ
れる信号対干渉比を集計する第52ステップと、前記個
別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づいて、
前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性を推定
する前記無線伝搬環境情報を生成する第53ステップと
を含むことを特徴とする。
【0019】又、本発明による第7の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムであって、前記無線基地局は複
数個で構成され、前記情報生成手段は前記ユーザ宅内レ
イアウト内における前記複数の無線基地局のそれぞれか
ら発射される電波の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境
情報を生成する個別電波伝搬環境情報生成手段と、前記
個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無線基
地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局からの
受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する信号対
干渉比集計手段と、前記個別電波伝搬環境情報と前記信
号対干渉比とに基づいて、前記ユーザ宅内レイアウト内
における通信可能性を推定する前記無線伝搬環境情報を
生成する通信可能性推定手段とを含むことを特徴とす
る。
【0020】又、本発明による第8の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムに用いられるユーザ端末であっ
て、前記無線基地局は複数個で構成され、前記情報受信
手段は前記ユーザ宅内レイアウト内における前記複数の
無線基地局のそれぞれから発射される電波の伝搬環境を
推定し個別電波伝搬環境情報を生成する個別電波伝搬環
境情報生成手段と、前記個別電波伝搬環境情報を用い
て、目的とする前記無線基地局からの受信電力と目的以
外の前記無線基地局からの受信電力の比で表される信号
対干渉比を集計する信号対干渉比集計手段と、前記個別
電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づいて、前
記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性を推定す
る前記無線伝搬環境情報を受信する通信可能性情報受信
手段とを含むことを特徴とする。
【0021】又、本発明による第9の発明は、無線基地
局と無線端末とから構成される無線通信システムにおけ
る伝搬環境通知システムに用いられるサーバであって、
前記無線基地局は複数個で構成され、前記情報送信手段
は前記ユーザ宅内レイアウト内における前記複数の無線
基地局のそれぞれから発射される電波の伝搬環境を推定
し個別電波伝搬環境情報を生成する個別電波伝搬環境情
報生成手段と、前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目
的とする前記無線基地局からの受信電力と目的以外の前
記無線基地局からの受信電力の比で表される信号対干渉
比を集計する信号対干渉比集計手段と、前記個別電波伝
搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づいて、前記ユー
ザ宅内レイアウト内における通信可能性を推定する前記
無線伝搬環境情報を送信する通信可能性情報送信手段と
を含むことを特徴とする。
【0022】又、本発明による第10の発明は、無線基
地局と無線端末とから構成される無線通信システムにお
ける伝搬環境通知方法の制御プログラムを記録した記録
媒体であって、前記無線基地局は複数個で構成され、前
記第2ステップは前記ユーザ宅内レイアウト内における
前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波の
伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する第5
1ステップと、前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目
的とする前記無線基地局からの受信電力と目的以外の前
記無線基地局からの受信電力の比で表される信号対干渉
比を集計する第52ステップと、前記個別電波伝搬環境
情報と前記信号対干渉比とに基づいて、前記ユーザ宅内
レイアウト内における通信可能性を推定する前記無線伝
搬環境情報を生成する第53ステップとを含むことを特
徴とする。
【0023】又、本発明による第11の発明は、前記受
信電力及び遅延分散情報は視覚的に識別できる形式で表
示され、前記受信電力及び遅延分散情報に対応する前記
無線伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示さ
れることを特徴とする。
【0024】又、本発明による第12の発明は、前記干
渉劣化度情報及び受信可能性評価情報は視覚的に識別で
きる形式で表示され、前記干渉劣化度情報及び受信可能
性評価情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的
に識別できる形式で表示されることを特徴とする。
【0025】又、本発明による第13の発明は、前記第
52ステップは、目的とする前記無線基地局の設置位置
における目的以外の前記無線基地局からの受信電力を目
的とする基地局における干渉電力として演算する第66
ステップと、目的とする前記無線基地局が各観測点から
送信された電波を受信した際の受信電力と前記目的とす
る基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)を演算
する第67ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】又、本発明による第14の発明は、前記信
号対干渉比集計手段は、目的とする前記無線基地局の設
置位置における目的以外の前記無線基地局からの受信電
力を目的とする基地局における干渉電力として演算する
第1演算手段と、目的とする前記無線基地局が各観測点
から送信された電波を受信した際の受信電力と前記目的
とする基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)を
演算する第2演算手段とを含むことを特徴とする。
【0027】又、本発明による第15の発明は、前記信
号対干渉比集計手段は、目的とする前記無線基地局の設
置位置における目的以外の前記無線基地局からの受信電
力を目的とする基地局における干渉電力として演算する
第1演算手段と、目的とする前記無線基地局が各観測点
から送信された電波を受信した際の受信電力と前記目的
とする基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)を
演算する第2演算手段とを含むことを特徴とする。
【0028】又、本発明による第16の発明は、前記信
号対干渉比集計手段は、目的とする前記無線基地局の設
置位置における目的以外の前記無線基地局からの受信電
力を目的とする基地局における干渉電力として演算する
第1演算手段と、目的とする前記無線基地局が各観測点
から送信された電波を受信した際の受信電力と前記目的
とする基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)を
演算する第2演算手段とを含むことを特徴とする。
【0029】又、本発明による第17の発明は、前記第
52ステップは、目的とする前記無線基地局の設置位置
における目的以外の前記無線基地局からの受信電力を目
的とする基地局における干渉電力として演算する第66
ステップと、目的とする前記無線基地局が各観測点から
送信された電波を受信した際の受信電力と前記目的とす
る基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)を演算
する第67ステップとを含むことを特徴とする。
【0030】本発明による第1乃至第5の発明によれ
ば、ユーザ端末からユーザの個別情報(ユーザ宅内の什
器配置情報)及び無線基地局情報を通信回線を介してサ
ーバに送信すると、前記サーバがその個別情報及び無線
基地局情報に基づいて無線伝搬環境情報を生成し、その
無線伝搬環境情報を通信回線を介して前記ユーザ端末へ
返送する構成であるため、ユーザ自身が容易に宅内の無
線伝搬環境情報を把握することが可能となる。
【0031】又、本発明による第6乃至第10の発明に
よれば、複数の無線基地局及び他の電波発射源が存在す
る場合にも、相互の干渉を考慮した無線伝搬環境情報が
得られる。
【0032】又、本発明による第11及び第12の発明
によれば、受信電力と遅延分散あるいは干渉劣化度と受
信可能性といった2つの条件を輝度情報と色度情報を用
いて色の違いによって区別し、同時に表現することが可
能になる。
【0033】又、本発明による第13乃至第17の発明
によれば、システムIDで識別される送信点から送信され
た電波の各観測点における受信可能性のみならず、シス
テムIDで識別される送信点における各観測点から送信さ
れた電波の受信可能性も考慮することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施
の形態から説明する。図1は本発明に係る伝搬環境通知
システムの第1の実施の形態の構成図である。同図にお
いて、100はユーザ端末、101はインターネット、
102はサーバであり、ユーザ端末100とサーバ10
2は、インターネット101で接続されている。
【0035】まず、ユーザ端末100は、必要な情報
(無線伝搬環境情報)を得るためのサービスを起動する
ために、サービス起動コマンドC1をサーバ101に送
信する。なお、サービス起動コマンドC1を送信する前
にユーザ認証を行ってもよい。次に、サーバ102は、
このコマンドを受信すると、ユーザの個別情報(ユーザ
宅内の什器配置情報、壁位置、窓位置等の情報)及び無
線基地局情報の取得処理と、その個別情報及び無線基地
局情報をサーバ102側の処理で利用できるようなフォ
ーマットに変換する処理と、サーバ102側の処理で得
られた提供情報(無線伝搬環境情報)をユーザに提示す
るためのフォーマット変換及び表示処理とを行うクライ
アント用ソフトウェアをユーザ端末100に転送する
(図中、C2)。
【0036】次に、ユーザ端末100は、転送されたク
ライアント用ソフトウェアを起動し、ユーザ条件入力プ
ロセスP2を実行する。ユーザ条件入力プロセスP2
は、ユーザ条件(ユーザ宅内の什器配置情報、壁位置、
窓位置等の情報及び無線基地局情報)の入力と編集を行
うユーザ条件入力・編集ステップS1と、ユーザ条件が
正しく入力されたか否かを判断する条件入力完了判断ス
テップS2と、入力条件をサーバ100側で利用できる
フォーマットに変換する入力条件フォーマット変換プロ
セスS3とで構成される。
【0037】ユーザは、正しく条件が入力できるまで、
ユーザ条件入力・編集ステップS1と条件入力完了判断
ステップS2を繰り返し、正しく条件が入力できると入
力条件フォーマット変換プロセスS3により、ユーザ条
件がフォーマット変換され、ユーザ条件としてサーバ1
02に転送される(図中、C3)。サーバ102は、そ
のユーザ条件を受信すると、そのユーザ条件に基づき、
専門知識を用いてユーザに提供すべき情報(無線伝搬環
境情報)を生成するための提供情報生成プロセスP1を
起動する。
【0038】そして、提供情報生成プロセスP1によっ
て生成された情報は、ユーザ端末100に転送され(図
中、C4)、ユーザ端末100上に転送されているクラ
イアント用ソフトウェアによって、ユーザに好都合なフ
ォーマットに変換され、ユーザ端末100上に表示され
る(図中、P3)。
【0039】このようにユーザ端末100がインタ−ネ
ット101を介してサーバ102にアクセスすることに
より、ユーザ自身が容易に宅内の無線伝搬環境情報を把
握することが可能となる。なお、第1の実施の形態で
は、ユーザ端末100が1台の場合を示したが、これに
限定されるものではなく、複数台で構成することも可能
である。
【0040】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図2は第2の実施の形態の構成図である。同図を参
照すると、ユーザ端末500は、インターネット501
を介してサーバ502と接続される。なお、この実施の
形態では説明を容易にするために、ユーザ端末として1
台の端末500のみを示すが、複数の端末があっても同
様である。サーバ502には記憶装置505が接続され
ており、記憶装置505には、ユーザ端末500制御用
クライアントプログラム503と、伝搬模擬プログラム
504とが記憶されている。
【0041】次に、第2の実施の形態の動作について説
明する。まず、ユーザ端末500からのシステム起動コ
マンドC100がインターネット501を介してサーバ
502に転送される。なお、システム起動コマンドC1
00が転送される前に、パスワードを用いる方法などで
ユーザの認証が行われることもある。次に、サーバ50
2はシステム起動コマンドC100を受信すると、ユー
ザ端末500制御用クライアントプログラム503をユ
ーザ端末500に転送する(同図中のクライアントプロ
グラム転送C101)。
【0042】ユーザ端末制御用クライアントプログラム
503は、エディタ部と表示部の2つの部分から構成さ
れている。エディタ部は、ユーザ端末500から各ユー
ザ個別の什器配置などを入力させるとともに、什器配置
などのユーザ個別情報を伝搬模擬プログラム504に入
力させられるようにフォーマット変換する機能を持つ。
又、表示部は、伝搬模擬プログラム504の出力結果
を、ユーザに好都合な形式でユーザ端末500に表示さ
せる機能を持つ。
【0043】ユーザ端末500は、ユーザ端末500制
御用クライアントプログラム503が転送されると、ま
ず、エディタ部を起動する(同図中のエディタ部起動P
100)。エディタ部は、例えば、図3のようなもので
ある。図3はユーザ端末制御用クライアントプログラム
のエディタ部の例を示す図である。同図において、20
0はユーザ宅編集部、201はオブジェクト表示部、2
02は無線基地局オブジェクト、203−1〜203−
6はユーザオブジェクトである。
【0044】ここで、ユーザオブジェクト203−1〜
203−6のそれぞれに対して、机、棚、壁、窓、床、
戸としているが、他のオブジェクトを用いることも可能
である。又、204−1、204−2は横、縦目盛であ
り、本実施形態では、一例として6メートル×4メート
ルのエリアをユーザ宅編集部200と定義している。ユ
ーザは、オブジェクト表示部201からオブジェクトを
選択し、選択したオブジェクトをユーザ宅編集部200
へ配置する(例えば、同図に示す画面上で机203−1
をマウス等のポインティングデバイスでドラッグしてユ
ーザ宅編集部200の所定位置にドロップする)こと
で、ユーザ宅内の情報を入力及び編集を行い、ユーザ宅
内の情報を作成する。
【0045】同図の例では、床210と壁214−1〜
214−4に囲まれ、窓212と戸216を持つ部屋を
示している。この部屋の中には、机213−1、213
−2と棚211が配置されている。これらのオブジェク
トのそれぞれに対して、配置位置、材質などの属性も入
力される。さらに、エディタ部は、オブジェクトを近似
的に直方体のパーツに分解し、それぞれの直方体を独立
なパーツとして捉える。
【0046】この例を図4に示す。図4は机オブジェク
トをパーツに分解する例を示す図である。同図は机20
3−1を天板301と4本の脚300−1〜300−4
とに分解した例を示している。これらのパーツは、例え
ば、図5に示すような座標系を用いて、配置された位置
(横軸方向(図中、X方向)、縦軸方向(図中、Y方
向)及び高さ軸方向(図中、Z方向))が定められる。
図5はパーツの座標系の例を示す図である。同図におい
て、x1、x2、y1、y2はX方向、Y方向のパーツ
の配置座標、zはパーツの上面位置であり、hはパーツ
の高さを示す。
【0047】さらに、その属性を示す材質とともに、そ
れぞれのパーツを図6のユーザの個別情報を転送するた
めのフォーマットの例を示す図に示すようなデータに変
換する。又、ユーザは、個別のユーザオブジェクトの宅
内配置に加えて、無線基地局202も配置する。図3の
例では、机213−2の上に、無線基地局215が置か
れている。無線基地局215の属性(無線基地局情報)
としては、X方向、Y方向、Z方向の位置、アンテナの
種類、送信電力など、電波の送信を定めるものがあり、
必要に応じてユーザが入力する。無線基地局215の位
置以外の属性に関しては、予め定めておくこともでき
る。このような無線基地局215の情報は、例えば、図
7の無線基地局情報を転送するためのフォーマットの例
を示す図に示すような形式のデータに変換される。図
6、図7のように変換されたデータは、ユーザ環境デー
タとして、サーバ502に転送され、記憶装置505に
記憶される伝搬模擬プログラム504に入力される(図
中、C102)。
【0048】さらに、サーバ502は伝搬模擬プログラ
ム504を起動し、入力されたユーザ環境データに基づ
いて、ユーザ宅内の伝搬環境を模擬する。伝搬模擬プロ
グラム504では、ユーザ環境データとして、ユーザの
宅内における什器の配置、材質、無線基地局の位置、電
波送信に関する情報が得られると、例えば、John
W. McKown and R. Lee Hami
lton, Jr.,”Ray Tracing as
a Design Tool for Radio
Networks”, IEEE Network M
agazine, pp. 27−30, Nov.
1991 に示されるレイトレーシング法により、宅内
の電波伝搬特性を予測することができる。レイトレーシ
ング法では、送信点から送信される電波を複数本の光線
(レイ)に近似し、各レイの伝搬に対する反射、回折な
どを考慮して、送信点からある受信地点までの伝搬損
失、到達する遅延波の遅延時間を予測する。
【0049】本実施の形態では、図9の観測エリアの分
割例を示す図に示すように、宅内を複数の観測エリアに
分割し、無線基地局に設定された送信アンテナパターン
に基づいてレイを発生させ、宅内の什器による反射、回
折を考慮し、各観測エリアの中心付近(同図に黒丸で示
した地点)における受信電力及び遅延分散を推定する。
即ち、各観測エリアの中心付近において推定された受信
電力及び遅延分散から図8に示すテーブルを用いて、各
観測エリアの通信可能性が優・良・可・不可にマッピン
グする。なお、同図中の受信電力しきい値1〜3は、受
信機の特性を予め評価することにより求めることができ
る。又、観測エリアの分割数を増やすことで、より精密
な予測が可能となる。
【0050】さらに、図8に示す様な受信電力と遅延分
散の判定基準により通信可能性を通知する方法として、
受信電力と遅延分散の両特性を視覚的に識別できるよう
な形式で一括表示することもある。例えば、受信電力を
輝度情報、遅延分散を色度情報(もしくは受信電力を色
度情報、遅延分散を輝度情報)にそれぞれ対応させる。
具体的には、図25に示す色から構成される図26の色
彩テーブルを用いて通信可能性を表現する。これによ
り、図9に記す通り分割された各観測エリアにおける受
信電力と遅延分散の組からなる通信可能性は図27に示
すように視覚的に識別可能となる。あるいは、輝度を一
定とし、色度により受信電力、遅延分散を色分けして表
示する方法も考えられる。この場合は、図28に示すよ
うな輝度が等しい色から構成される図29の色彩テーブ
ルを用いて通信可能性を表現する。
【0051】図10は各観測エリアの通信可能性を転送
するフォーマットの例を示す図である。同図に示される
情報が無線伝搬環境情報としてサーバ502からユーザ
端末500に転送される。同図では、表示を簡単にする
ために、2次元の観測エリアで示しているが、高さ方向
も考慮した3次元のエリアに分割することも可能であ
る。同図を参照すると、床面からの高さが100cmの
面において、座標(x1,x2,y1,y2)が(0c
m,10cm,0cm,10cm)の領域は通信可能性
が不可と判定され、(0cm,10cm,10cm,2
0cm)の領域は通信可能性が可と判定され、(0c
m,10cm,20cm,30cm)の領域は通信可能
性が良と判定され、(0cm,10cm,30cm,4
0cm)の領域は通信可能性が優と判定されたことを示
している。また、図26もしくは図29の色彩デーブル
を用いて表示を行う場合には、図10の通信可能性の欄
には、各観測エリアにおける受信電力、遅延分散に対応
した図25もしくは図28の色彩番号が入力される。
【0052】次に、床面から100cmにおける空間の
観測エリア数をM(Mは正の整数)とし、各観測エリア
に対して1〜Mの識別番号を振った場合の伝搬模擬プロ
グラム504の動作フローを図11に示す。同図を参照
すると、観測エリアID(identifier)初期
設定ステップS100では、観測エリアを識別するため
の変数である観測エリアIDに観測エリア数Mを設定す
る。次に、伝搬特性推定ステップS101では、レイト
レ−シングを用いて観測エリアIDで定められる観測エ
リアにおける伝搬特性を推定する。次に、伝搬特性格納
ステップS102では、伝搬特性推定ステップS101
で得られた結果である受信電力と遅延分散を、観測エリ
アIDをインデックスとする配列である伝搬特性デ−タ
に格納する。
【0053】伝搬特性は、図12の観測エリアIDと受
信電力と遅延分散との関係を示す図に示すように、観測
エリアIDとその観測エリアIDで定められる観測エリ
アにおける受信電力と遅延分散とから構成される。
【0054】さらに、観測エリアID更新ステップS1
03において観測エリアIDから1を減じ、観測エリア
ID判定ステップS104において観測エリアIDが1
より大きいか否かを判定する。そして、その判定の結
果、観測エリアIDが1より大きい場合(ステップS1
04にてYesの場合)は、伝搬特性推定ステップS1
01、伝搬特性格納ステップS102、観測エリアID
更新ステップS103を繰り返し、それ以外の場合(ス
テップS104にてNoの場合)は伝搬特性データ演算
ステップS105に進み、各観測エリアにおける通信可
能性を判断する。この伝搬特性データ演算ステップS1
05が実行されるときには、全ての観測エリアIDに対
する受信電力と遅延分散が伝搬特性データとして求めら
れている。
【0055】一般に、通信特性と受信電力、遅延分散と
の関係は、受信電力が高いほど良好な通信特性が得ら
れ、遅延分散が小さいほど良好な通信特性が得られるの
で、伝搬特性データ演算ステップS105では、伝搬特
性データに対して図8に示すような受信電力と遅延分散
の判定基準を適用することで、各観測エリアにおける通
信可能性を判断する。
【0056】例えば、図8に示す受信電力しきい値1〜
3を夫々、−80dBm,−70dBm,−65dB
m、遅延分散しきい値1〜3を夫々、50ナノ秒、10
0ナノ秒、160ナノ秒とすれば、観測エリアIDが1
〜5で識別される観測エリアの通信可能性は、夫々、
優、良、優、不可、可となる。
【0057】伝搬特性データ演算ステップS105は、
このようにして各観測エリアに対する通信可能性を、例
えば、図10に示すようなテーブルにまとめ、伝搬デー
タとして、ユーザ端末500に転送する(図2のC10
3参照)。この伝搬データを受信したユーザ端末500
上のクライアントプログラムは、表示部を起動して、ユ
ーザ端末500上にユーザが入力した宅内環境における
通信可能性を表示する(図2のP101参照)。
【0058】なお、図1にフローチャートで示されるユ
ーザ条件入力プロセスP2のプログラムと、図11にフ
ローチャートで示される伝搬模擬プログラム504とを
記録媒体に記録しておき、ユーザ端末ではその記録媒体
からこのユーザ条件入力プロセスP2のプログラムを読
出してそのプログラムに従ってユーザ条件を入力し、サ
ーバではその記録媒体からこの伝搬模擬プログラム50
4を読出してそのプログラムに従って無線伝搬環境情報
を生成することが可能である。
【0059】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態は、複数の無線基地局、無線干渉
源といった送信システムが混在する場合の実施例であ
る。このような送信システムが混在する場合、図3に示
すユーザ端末制御用クライアントプログラムのエディタ
部では、図15のユーザ端末制御用クライアントプログ
ラムのエディタ部の第2の例を示す図に示すように、各
送信システムの送信点が配置されるようにする。同図で
は、3つの送信点800−1,800−2,800−3
が存在する場合の例である。又、図15のように編集さ
れたクライアントプログラムのエディタ部からサーバに
送信されるデータとしては、図16の無線基地局情報を
転送するための第2のフォーマットの例を示す図に示す
ように送信システムを識別する領域(同図中、システム
種別)を含む。同図に示すように、送信点としては、高
速無線LANや短距離無線システムのような通信システ
ムのみならず、電子レンジのような通信システムではな
いが、電波を発して干渉源となるようなシステムを記述
することも可能である。又、この例では、送信システム
は全て異なるシステムであるが、同一種類の送信システ
ムを複数含むことも可能である。上述の例と同様に、床
面から100cmにおける空間の観測エリア数をM(M
は正の整数)とし、各観測エリアに対して1〜Mの識別
番号を振る。さらに、システムの送信点数をN(Nは正
の整数)とし、各システムの送信点に対して1〜Nの識
別番号を振る。すると、伝搬模擬プログラム504の動
作フローは、例えば図17のようになる。図17は伝搬
模擬プログラム504の動作フローを示すフローチャー
トである。
【0060】同図を参照すると、システムID初期設定
ステップS201では、伝搬特性を推定するシステムの
送信点を識別するための変数であるシステムIDにシス
テムの送信点数Nを設定する。又、観測点ID初期設定
ステップS202では、観測エリアを識別するための変
数である観測エリアIDに観測エリア数Mを設定する。
次に、伝搬特性推定ステップS203では、例えば、レ
イトレ−シングを用いて、システムIDで定められる送
信点から送信された電波に関し、観測エリアIDで定め
られる観測エリアにおける伝搬特性を推定する。
【0061】次に、伝搬特性格納ステップS204で
は、伝搬特性推定ステップS203で得られた結果であ
る受信電力と遅延分散を、観測エリアIDとシステムI
Dをインデックスとする配列である伝搬特性データに格
納する。さらに、観測エリアID更新ステップS205
において、観測エリアIDから1を減じ、観測エリアI
D判定ステップS206において観測エリアIDが1よ
り大きいか否かを判定する。そして、その判定の結果、
観測エリアIDが1より大きい場合(ステップS206
にてYesの場合)は、伝搬特性推定ステップS20
3、伝搬特性格納ステップS204、観測エリアID更
新ステップS205を繰り返し、それ以外の場合(ステ
ップS206にてNoの場合)は、システムIDで識別
される送信点から送信される電波に関する推定が完了す
ることになる。
【0062】この時、システムID更新ステップS20
7に進み、システムIDを更新して(システムIDから
1を減じ)、次の送信点から送信される電波の伝搬環境
を推定する。この時、観測点ID初期設定ステップS2
02により観測点IDを初期化し、同様に、伝搬特性推
定ステップS203、伝搬特性格納ステップS204、
観測エリアID更新ステップS205を繰り返す。この
動作をシステムID判定ステップS208によって、シ
ステムIDが1に等しくなるまで繰り返す。
【0063】以上の繰り返し動作により、全てのシステ
ムIDで識別される送信点から送信される電波の伝搬環
境の推定が完了する。この時点では、図18の観測点I
Dと受信電力と遅延分散との関係を示す図に示すよう
に、システムIDで識別される各送信システムから送信
された電波に対する各観測エリアIDで識別される観測
エリアにおける電波伝搬特性である受信電力と遅延分散
の推定値が求められている。その後、信号対干渉比集計
ステップS209において信号対干渉比が求められ、伝
搬特性データ演算ステップS210に進み、各観測エリ
アにおける通信可能性を判断する。
【0064】干渉が存在する場合、次の点を考慮する必
要がある。伝送誤りの影響を除くために、送受信間で送
達確認を行いながら通信を行う場合がある。この場合、
システムIDで識別される送信点から送信された電波の各
観測点における受信可能性のみならず、システムIDで識
別される送信点における各観測点から送信された電波の
受信可能性も考慮する必要がある。干渉が存在しない場
合は、同一周波数であれば電波伝搬の可逆性により、シ
ステムIDで識別される送信点→各観測点という方向の伝
搬特性を求め、各観測点における受信可能性を求めれば
十分である。しかしながら、干渉源が存在する場合、シ
ステムIDで識別される送信点、各観測点における干渉の
影響は異なるため、システムIDで識別される送信点→各
観測点と各観測点→システムIDで識別される送信点の双
方向の受信可能性を考慮する必要がある。
【0065】信号対干渉比集計ステップS209は、例
えば、図19に示すフローで実現することができる。図
19は、システムIDで識別される送信点→各観測点の通
信可能性について、各観測点における信号対干渉比集計
の動作を示すフローチャートである。同図を参照する
と、観測点ID初期設定ステップS300では、観測エ
リアを識別するための変数である観測点IDに観測エリ
ア数Mを設定する。さらに、システムID初期設定ステ
ップS301では、送信点を識別するための変数である
システムIDに送信点数Nを設定する。これらの初期設
定を行った後、干渉電力演算ステップS302におい
て、観測点IDで定められる観測点におけるシステムI
Dで定められる送信点に対する干渉電力を演算する。こ
の演算は、例えば、観測点ID=1におけるシステムI
D=1に対する干渉電力は、図18に示される電波の伝
搬環境の推定結果を用いて、次のように行うことができ
る。
【0066】システムID=2、3の送信点はシステム
ID=1の送信点からの電波を受信する際の干渉となる
ので、観測点ID=1におけるシステムID=2からの
受信電力(−88dBm)とシステムID=3からの受
信電力(−88dBm)との総和(−85dBm)がシ
ステムID=1に対する観測点ID=1における総干渉
電力となる。また、システムID=1に対するシステム
ID=2、3からの干渉電力は、ともに−88dBmで
ある。
【0067】干渉電力演算ステップS302の演算結果
は、信号対干渉比格納ステップS303において、観測
点IDとシステムIDをインデックスとする配列である
信号対干渉比テーブルに格納する。このテーブルでは、
観測点IDにおける各システムIDに対する総干渉電力
の比(これを「総合CI比」と呼ぶ)、個別のシステム
とのCI比を含むこともできる。
【0068】ここで、総合CI比について簡単に説明し
ておく。例えば、図18を参照して、観測点ID=1に
おいてシステムID=1の送信点からの電波を受信する
場合を考える。前述したように、システムID=2及び
3の送信点からの電波はシステムID=1の送信点から
の電波を受信する際の干渉となる。この場合、システム
ID=1の送信点からの電波の受信電力は−60dBm
である。これに対し、システムID=2の送信点からの
電波の受信電力は−88dBmであり、システムID=
3の送信点からの電波の受信電力も−88dBmであ
る。従って、システムID=2の受信電力とシステムI
D=3の受信電力との総和−85dBmが総干渉電力と
なる。このシステムID=1の受信電力(−60dB
m)に対するシステムID=2及び3の総干渉電力(−
85dBm)の比(25dB)が総合CI比となる。
【0069】次に、更新ステップS304、システムI
D判定ステップS305、観測点ID更新ステップS3
06、観測点ID判定ステップS307により、全ての
観測点ID、システムIDにわたって信号対干渉比テー
ブルを求める。
【0070】信号対干渉比格納ステップS303で生成
される信号対干渉比テーブルは、例えば、図20のよう
になる。観測点ID=1、システムID=1の例では、
上述のように干渉波電力の総和が−85dBmであり、
システムID=1の送信点からの受信電力は−60dB
mであるから、総合CI比は25dBとなる。また、シ
ステムID=1に対するシステムID=2、3の個別シ
ステムの受信電力は双方ともに−88dBmであるから
個別のCI比は、双方とも28dBとなる。図19のフ
ローを用いることで、同様にして、全観測点ID、シス
テムIDで定められる欄を求めることができる。
【0071】さらに、各観測点→システムIDで識別され
る送信点の通信可能性を考慮する場合には、図19のフ
ローにより得られた図20を用いて、例えば、図31に
示すフローチャートに基づいて実現できる。信号対干渉
波比集計ステップS209は、図34に示すように、図
19のフローチャートで実現されるシステムIDで識別さ
れる送信点→各観測点の通信可能性演算ステップS23
0と図31のフローチャートで示される各観測点→シス
テムIDで識別される送信点の通信可能性演算ステップS
231を直列に実行するように構成することで実現でき
る。また、これら2つのステップをまとめて一つのフロ
ーとして実現することも可能であるが、ここでは、動作
説明を容易にするために、信号対干渉波比集計ステップ
209は、図34に示すように、図19に示すフローチ
ャートと図31に示すフローチャートを直列に行う構成
で実現する場合について説明する。
【0072】図31を参照して、各観測点→システムID
で識別される送信点の通信可能性演算ステップS231
の動作を説明する。観測点ID初期設定ステップS22
0では、観測エリアを識別するための変数である観測点
IDに観測エリア数Mを設定する。システムID初期設
定ステップS221では、送信点を識別するための変数
であるシステムIDに送信点数Nを設定する。これらの
初期設定を行った後、まず、送信点干渉量設定ステップ
S222において、システムIDで識別される送信点にお
ける他のシステムIDからの干渉電力を設定する。送信点
受信強度演算ステップS223では、観測点IDで定めら
れる位置からシステムIDで定められる送信点と通信を行
う端末から送信された電波をシステムIDで定められる送
信点で受信した際の受信電力を求める。送信点信号対干
渉比演算ステップS224では、送信点干渉量設定ステ
ップS222と送信点受信強度演算ステップS223の
結果に基づいて、観測点IDの地点から送信された電波を
システムIDで識別される送信点で受信した場合の信号対
干渉波比を求める。次に、システムID更新ステップS2
25、システムID判定ステップS226、観測点ID更新
ステップS227、観測点ID判定ステップS228によ
り、全ての観測点、システムIDに関する観測点IDの地点
から送信された電波をシステムIDで識別される送信点で
受信した場合の信号対干渉波比が得られる。
【0073】図20を用いて、図31中の送信点干渉量
設定ステップS222、送信点受信強度演算ステップS
223、送信点信号対干渉比演算ステップS224の動
作について、詳細に説明する。
【0074】送信点干渉量設定ステップS222では、
システムIDで識別される送信点における他のシステムID
で識別される送信点からの干渉電力を求める。この例で
は、簡単のために他のシステムIDで識別される送信点か
らの全干渉電力を用いて説明するが、それぞれ、個別に
扱うこともできる。まず、システムIDで識別される送信
点が存在する位置がどの観測点に対応するかを把握す
る。さらに、図20を用いて、システムIDで識別される
送信点が存在する観測点の観測点IDの欄から、全干渉電
力の値を読み取り、その値をシステムIDで識別される送
信点における他のシステムIDで識別される送信点からの
干渉電力とする。例えば、システムID=1で識別される
送信点が、観測点ID= 3の位置に存在する場合、他のシ
ステムIDで識別される送信点からの干渉電力は−70d
Bmとなる。
【0075】送信点受信強度演算ステップS 223で
は、観測点IDで定められる位置に存在する端末から送信
された電波をシステムIDで識別される送信点で受信する
ときの電力を求める。ここで、システムIDで識別される
送信点の送信電力をTX(システムID)、観測点IDで定め
られる位置に存在する端末の送信電力をTX( 観測点ID)
とし、図20から、システムIDと観測点IDが与えられた
ときの受信電力をRXとすると、システムIDで識別される
送信点で受信するときの電力は、デシベル表現を用いる
と、 TX( 観測点ID) −(TX(システムID)−RX) で与えられる。式中、TX(システムID)−RXは、システ
ムIDで識別される送信点から観測点IDの地点までに生じ
る伝搬損失となる。従って、観測点IDにおける送信電力
に対して伝搬損失を宛てることで、システムIDで識別さ
れる送信点で受信するときの電力を得ることができる。
ここでは、観測点IDで定められる位置に存在する端末と
システムIDで識別される送信点が送信する電波の周波数
は同一であり、電波の可逆性を利用している。例えば、
システムID=1で識別される送信点に対して、観測点ID=
5の位置に存在する端末から送信された電波の電力は、
次のように求められる。ここで、システムID=1で識別さ
れる送信点の送信電力を20dBm、観測点ID=5の位置
に存在する端末の送信電力を20dBmとする。図20よ
り、システムID=1、観測点ID= 5の場合の受信電力は−
88dBmであるから、 20dBm−(20dBm+88dBm)=−88dBm となる。この例では、システムID=1で識別される送信点
の送信電力と観測点ID=5の位置に存在する端末の送信
電力を等しい場合に示しているが、異なっていてもかま
わない。
【0076】送信点信号対干渉比演算ステップS224
では、送信点干渉量設定ステップS222で得られたシ
ステムIDで識別される送信点からの干渉電力(この例で
は−70dBm)と送信点受信強度演算ステップS223
で得られた観測点IDで定められる点から送信されたとき
のシステムIDで識別される送信点における受信電力(こ
の例では−88dBm)から、システムIDで識別される送
信点における受信信号電力と干渉電力の比(これを「送
信点CI比」と呼ぶ)を求める。この例では、観測点ID=
5の観測点から送信された電波のシステムID=1で識別さ
れる送信点における送信点CI比は、−88dBm−(−7
0dBm)=−18dB となる。
【0077】総合干渉電力を用いた例として、図20の
システムID=1に示される部分に対して以上の演算を行っ
た結果を図32に示す。ここで、システムID=1の送信
点から送信される電力は20dBm、システムID=1の送
信点と通信する端末の送信電力を20dBmと仮定する。
さらに、システムID=1の送信点は観測点ID= 3に存在
するものとする。図32では、システムID=1の例のみを
示しているが、システムID=2、3の場合も同様に求め
ることができる。
【0078】また、伝搬特性データ演算ステップS21
0は、図20の信号対干渉比テーブルと図18の伝搬特
性推定結果を用いて、例えば、図21のフローで実現す
ることができる。システムID初期設定ステップS50
0では、送信点を示す変数であるシステムIDに送信点
数Nを代入する。システムIDで指定される送信システ
ムが電子レンジなどの干渉源の場合は、ユーザ端末50
0に送信する伝搬特性データは不要なので、干渉評価ス
テップS503、伝搬特性評価ステップS504による
評価を行う必要がない。システムID判定ステップS5
01では、システムIDで指定される送信点を参照し
て、干渉評価ステップS503、伝搬特性評価ステップ
S504を行うか否かを判定する。観測点ID初期設定
ステップS502では、各観測エリアを示す変数である
観測点IDに観測エリア数Mを代入する。
【0079】まず、干渉劣化評価ステップS503で
は、干渉によって生じる受信品質を推定する。上述のよ
うに、システムIDで識別される送信点→各観測点の通信
のみを考慮する場合と、双方向の通信を考慮する場合で
処理が異なってくる。まず、システムIDで識別される送
信点→各観測点の通信のみを考慮する場合について説明
する。
【0080】干渉劣化評価ステップS503では、観測
点IDで定められる観測エリアにおけるシステムIDで
定められる送信点からの送信された信号について、干渉
によって定められる通信品質を推定する。通信品質推定
方法の例を、図20に示す信号対干渉比テーブルと図2
2を用いて説明する。図22はシステムID=1のスル
ープット対CI比の特性を模式的に表した図である。こ
の特性は、変復調方式、マルチアクセス制御で決まるも
のであり、実験や理論解析等で得ることができる。そし
て一般に、CI比が大きいほど干渉の影響が小さく、高
いスループットが得られる。スループットしきい値1、
2は、CI比によるスループットの劣化度を定めるしき
い値であり、 (1)スループットしきい値1より大なるスループット
が得られるCI比の領域を干渉劣化度:小 (2)スループットしきい値1とスループットしきい値
2間のスループットが得られるCI比の領域を干渉劣化
度:中 (3)スループットしきい値2より小なるスループット
しか得られないCI比の領域を干渉劣化度:大 とする。
【0081】例えば、図20の総合CI比とスループッ
トしきい値1、2の関係から干渉劣化度を定めることが
できる。また、個別CI比を参照し、最も影響が大きい
(例えば、個別CI比が最小となる)システムIDで定
められる送信点からの個別CI比とスループットしきい
値1、2の関係から干渉劣化度を定めることもできる。
また、個別CI比に対して、スループットしきい値1、
2の関係から各システムIDに対する干渉劣化度を求め
ることもできる。
【0082】具体例として、総合CI比を用いる場合、
システムID=1に対するスループットしきい値1、2
を与える総合CI比をそれぞれ、20dB、10dBと
すると、観測点ID=1〜5に対する干渉劣化度は、そ
れぞれ、小、小、大、中、大となる(図20のシステム
ID=1の総合CI比参照)。
【0083】また、システムIDで識別される送信点と各
観測点での双方向の通信を考えた場合、図20に基づい
た評価のみならず、図32に基づいた評価も行わなけれ
ばならない。図20に示される総合CI比は各観測点にお
ける信号対干渉波電力比であり、図32に示される送信
点CI比はシステムIDで識別される送信点における信号対
干渉波電力である。この違いは、対象とする装置が違う
だけで、物理的には対称の関係にあるので、図22に示
すスループットしきい値1、2を用いて、干渉劣化度を
求めることができる。図32の送信点CI比を参照する
と、観測点ID=1〜5に対する干渉劣化度は、中、大、
大、大、大となることがわかる。
【0084】総合CI比、送信点CI比に基づく観測点ID=
1〜5における干渉劣化度をまとめると、図33のよう
になる。双方向の通信を考えた場合、通信品質は、総合
CI比、送信点CI比の干渉劣化度が大きい方で定められ
る。この例では、総合CI比よりも送信点CI比による干渉
劣化度が大きいため、通信品質は送信点CI比によって支
配されていることがわかる。このように、双方向の通信
の場合、各観測点における干渉劣化度は、図20に示す
総合CI比と図32に示す送信点CI比の小さい方に基づい
て出力することで、双方向通信に対する干渉劣化度を示
すことになる。また、図20に示す総合CI比に基づいて
得られる干渉劣化度は、システムIDで識別できる送信点
→各観測点という片方向の通信に対する干渉劣化度を示
すことになる。また、図32に示す送信点CI比に基づい
て得られる干渉劣化度は、各観測点→システムIDで識別
できる送信点という片方向の通信に対する干渉劣化度を
示すことになる。
【0085】総合CI比と送信点CI比による干渉劣化度
は、一般には、システムIDで識別される送信点、干渉
源、観測点の3 者の物理的な位置関係に依存する傾向が
ある。例えば、図35に示すように、干渉源と観測点が
システムIDで識別される送信点を挟んで存在する場合に
は、干渉の影響は観測点よりもシステムIDで識別される
送信点に大きく現れ、総合CI比よりも送信点CI比の方が
小さく(干渉の影響が大きい)なりやすい。一方、図3
6に示すように、干渉源とシステムIDで識別される送信
点が観測点を挟んで存在する場合には、干渉の影響はシ
ステムIDで識別される送信点よりも観測点に大きく現
れ、送信点CI比よりも総合CI比の方が小さく(干渉の影
響が大きい)なりやすい。これは、単純な一次元の例で
あり、什器などが配置された実際の三次元空間では反射
などの影響により、送信点CI比と総合CI比の関係は、シ
ステムIDで識別される送信点、干渉源、観測点の3 者の
物理的な位置関係だけで定まるものではない。
【0086】このように、干渉劣化評価ステップS50
3では、 (1)システムIDで識別される送信点から各観測点に向
けた通信に対する干渉劣化度 (2)各観測点からシステムIDで識別される送信点に向
けた通信に対する干渉劣化度 (3)各観測点とシステムIDで識別される送信点の間の
双方向通信を行う際の干渉劣化度の全てあるいは一部を
出力することができる。
【0087】さらに、伝搬特性評価ステップS504で
は、観測点IDで定められる観測エリアにおけるシステ
ムIDで定められる送信点から送信された電波の受信電
力、遅延分散の推定値に基づいて、通信可能性(受信可
能性ともいう)を評価する。このステップの動作例を、
例えば、図18の伝搬推定結果テーブルと図8の受信電
力と遅延分散の判定基準を用いて説明する。受信電力し
きい値1〜3を夫々、−80dBm,−70dBm,−
65dBm、遅延分散しきい値1〜3を夫々、50ナノ
秒、100ナノ秒、160ナノ秒とすれば、システムI
D=1に対する観測エリアIDが1〜5で識別される観
測エリアの受信可能性は、夫々、優、良、優、不可、可
となる。
【0088】受信特性判定ステップS505では、以上
の干渉劣化評価ステップS503、伝搬特性評価ステッ
プS504によって得られた干渉劣化度と受信可能性に
基づいて、図23に示す受信特性判定結果テーブルにま
とめて、伝搬データとしてユーザ端末500に転送する
(図2のC103参照)。伝搬データ内の受信可能性
は、例えば、図24に示すような干渉劣化度と受信可能
性に対する評価基準(評価の高い方から順に甲、乙、
丙、丁)を用いて、各システムIDに対するそれぞれの
観測エリアに対して決定することができる。この伝搬デ
ータを受信したユーザ端末500上のクライアントプロ
グラムは、表示部を起動して、ユーザ端末500上にユ
ーザが入力した宅内環境における通信可能性を表示する
(図2のP101参照)。
【0089】また、図24に示すように、干渉劣化度と
受信可能性をまとめた形で通信可能性を示さずに、例え
ば、図25に示す色から構成される図30に示す色彩テ
ーブルを用いて表現することも可能である。即ち、干渉
劣化度と受信可能性の両特性を視覚的に識別できるよう
な形式で一括表示する。例えば、干渉劣化度を輝度情
報、受信可能性を色度情報(もしくは干渉劣化度を色度
情報、受信可能性を輝度情報)にそれぞれ対応させる。
あるいは、輝度を一定とし、色度により干渉劣化度、受
信可能性を色分けして表示する方法も考えられる。この
ような表現を用いると、受信可能性と干渉劣化度の両特
性を一度に視覚的に識別できるように表示できる。この
場合、図23の通信可能性の各欄には、図25に示され
る色彩番号群のうち対応したものが代入される。
【0090】
【発明の効果】本発明による第1の発明によれば、無線
基地局と無線端末とから構成される無線通信システムに
おける伝搬環境通知方法であって、その方法はユーザ端
末からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通信回線を
介してサーバへ送信する第1ステップと、前記条件を受
信した前記サーバが前記条件に基づいて前記ユーザ宅内
の無線伝搬環境情報を生成する第2ステップと、前記サ
ーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介して前記
ユーザ端末へ送信する第3ステップとを含むため、ユー
ザ自身が容易に宅内の無線伝搬環境情報を把握すること
が可能となる。
【0091】具体的には、本発明により一般ユーザ個別
条件に基づき、各ユーザに対するソリューションを容易
に提供することが可能となる。即ち、ユーザ個別情報を
取得するために、サーバ側からプログラムを供給するこ
とで、ユーザに負担をかけることがない。例えば、無線
システムにおける置局は、ユーザの利用環境によって異
なる電波伝搬に対して、ユーザ端末に対して特別なソフ
トウェアのインストールなどを行わずに、容易に個別ユ
ーザに対する最適置局情報を提供することも可能にな
る。
【0092】又、第2乃至第5の発明も上述した第1の
発明と同様の効果を奏する。
【0093】又、本発明による第6の発明によれば、無
線基地局と無線端末とから構成される無線通信システム
における伝搬環境通知方法であって、前記無線基地局は
複数個で構成され、前記第2ステップは前記ユーザ宅内
レイアウト内における前記複数の無線基地局のそれぞれ
から発射される電波の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環
境情報を生成する第51ステップと、前記個別電波伝搬
環境情報を用いて、目的とする前記無線基地局からの受
信電力と目的以外の前記無線基地局からの受信電力の比
で表される信号対干渉比を集計する第52ステップと、
前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
を推定する前記無線伝搬環境情報を生成する第53ステ
ップとを含むため、複数の無線基地局及び他の電波発射
源が存在する場合にも、相互の干渉を考慮した無線伝搬
環境情報が得られる。さらに、送達確認を行いながら通
信する場合にも正しく無線伝搬環境が得られる。
【0094】又、第7乃至第10の発明も上述した第6
の発明と同様の効果を奏する。
【0095】又、本発明による第11及び第12の発明
によれば、受信電力と遅延分散あるいは干渉劣化度と受
信可能性といった2つの条件を輝度情報と色度情報を用
いて色の違いによって区別し、同時に表現することが可
能になる。このため、ユーザは両面切り替えなどの作業
を行うことなく、無線伝搬環境情報を簡単に得ることが
可能となる。
【0096】又、本発明による第13の発明によれば、
前記第52ステップは、目的とする前記無線基地局の設
置位置における目的以外の前記無線基地局からの受信電
力を目的とする基地局における干渉電力として演算する
第66ステップと、目的とする前記無線基地局が各観測
点から送信された電波を受信した際の受信電力と前記目
的とする基地局における干渉電力の比(信号対干渉比)
を演算する第67ステップとを含むため、システムIDで
識別される送信点から送信された電波の各観測点におけ
る受信可能性のみならず、システムIDで識別される送信
点における各観測点から送信された電波の受信可能性も
考慮することが可能となる。
【0097】又、第14乃至第17の発明も上述した第
13の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝搬環境通知システムの第1の実
施の形態の構成図である。
【図2】第2の実施の形態の構成図である。
【図3】ユーザ端末制御用クライアントプログラムのエ
ディタ部の例を示す図である。
【図4】机オブジェクトをパーツに分解する例を示す図
である。
【図5】パーツの座標系の例を示す図である。
【図6】ユーザの個別情報を転送するためのフォーマッ
トの例を示す図である。
【図7】無線基地局情報を転送するためのフォーマット
の例を示す図である。
【図8】観測エリアの通信可能性を判断する判定基準の
例を示す図である。
【図9】観測エリアの分割例を示す図である。
【図10】各観測エリアの通信可能性を転送するフォー
マットの例である。
【図11】伝搬模擬プログラム504の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】観測エリアIDと受信電力と遅延分散との関
係を示す図である。
【図13】無線通信が不可となる領域を示す第1の例で
ある。
【図14】無線通信が不可となる領域を示す第2の例で
ある。
【図15】ユーザ端末制御用クライアントプログラムの
エディタ部の第2の例を示す図である。
【図16】無線基地局情報を転送するための第2のフォ
ーマットの例を示す図である。
【図17】伝搬模擬プログラム504の動作フローを示
すフローチャートである。
【図18】観測点IDと受信電力と遅延分散との関係を
示す図である。
【図19】信号対干渉比集計の動作を示すフローチャー
トである。
【図20】信号対干渉比テーブルを示す図である。
【図21】伝搬特性データ演算ステップS210の動作
を示すフローチャートである。
【図22】システムID=1のスループット対CI比の
特性を模式的に表した図である。
【図23】受信特性判定結果テーブルを示す図である。
【図24】干渉劣化度と受信可能性に対する評価基準を
示す図である。
【図25】色彩番号と色彩の関係の例を示す図である。
【図26】受信電力と遅延分散から成る通信可能性と色
彩の対応の例を示す図である。
【図27】各観測エリアを通信可能性に対する色で色彩
した例を示す図である。
【図28】色彩番号と色彩の関係の例を示す図である。
【図29】受信電力と遅延分散から成る通信可能性と色
彩の対応の例を示す図である。
【図30】受信可能性と干渉劣化度から成る通信可能性
と色彩の対応の例を示す図である。
【図31】信号対干渉比集計の動作を示すフローチャー
トである。
【図32】送信点CI比に関する信号対干渉比テーブルを
示す図である。
【図33】総合CI比、送信点CI比に基づいて得られる干
渉劣化度をまとめた図である。
【図34】信号対干渉波比集計ステップS 209の動作
の概要を示す図である。
【図35】総合CI比よりも送信点CI比の方が小さくなり
やすい状況の図である。
【図36】総合CI比よりも送信点CI比の方が大きくなり
やすい状況の図である。
【符号の説明】
100,500 ユーザ端末 101,501 インターネット 102,502 サーバ 200 ユーザ宅編集部 201 オブジェクト表示部 202 無線基地局オブジェクト 203−1〜203−6 ユーザオブジェクト 204−1 横方向目盛 204−2 縦方向目盛 210 ユーザによって配置された床オブジェクト 214−1〜214−4 ユーザによって配置された壁
オブジェクト 212 ユーザによって配置された窓オブジェクト 213−1、213−2 ユーザによって配置された机
オブジェクト 211 ユーザによって配置された棚オブジェクト 301 机オブジェクトの天板パーツ 300−1〜301−4 机オブジェクトの脚パーツ 215 ユーザによって配置された無線基地局オブジェ
クト 503 ユーザ端末制御用クライアントプログラム 504 伝搬模擬プログラム 505 記憶装置 800−1〜800−3 送信点 1000−1〜1000−4 壁 1001−1〜1001−3 各部屋を仕切る間仕切り 1003−1〜1003−3 机 1004 ソファ 1010 無線基地局 1002 棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 17/00 H04L 12/28 300M H04L 12/28 300 H04B 7/26 K (72)発明者 渡邉 吉則 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 古川 浩 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA07 BA08 DA01 DA06 DA17 DB20 EA07 5K042 AA06 CA02 CA13 HA02 5K067 AA21 BB21 DD17 DD52 DD53 EE02 EE10 EE16 FF23 HH21 HH22 HH23

Claims (132)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と無線端末とから構成される
    無線通信システムにおける伝搬環境通知方法であって、 ユーザ端末からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通
    信回線を介してサーバへ送信する第1ステップと、 前記条件を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前
    記ユーザ宅内の無線伝搬環境情報を生成する第2ステッ
    プと、 前記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介し
    て前記ユーザ端末へ送信する第3ステップとを含むこと
    を特徴とする無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1ステップは、前記ユーザ端末か
    ら前記サーバへサービス起動コマンドを送信する第11
    ステップと、前記サービス起動コマンドを受信した前記
    サーバから前記ユーザ端末へ所定形式のクライアント用
    ソフトウェアを送信する第12ステップと、前記クライ
    アント用ソフトウェアに基づき前記ユーザ端末から前記
    条件を入力する第13ステップと、前記ユーザ端末から
    前記サーバへ前記条件を送信する第14ステップとを含
    むことを特徴とする請求項1記載の無線通信システムに
    おける伝搬環境通知方法。
  3. 【請求項3】 前記クライアント用ソフトウェアは、前
    記条件の取得処理と、前記条件を前記サーバ側の処理で
    利用できるようなフォーマットに変換する処理と、前記
    サーバ側の処理で得られた前記無線伝搬環境情報をユー
    ザに提示するためのフォーマット変換及び表示処理とを
    含むことを特徴とする請求項2記載の無線通信システム
    における伝搬環境通知方法。
  4. 【請求項4】 前記条件は、ユーザ宅内の什器配置情報
    と無線基地局情報とからなることを特徴とする請求項1
    乃至3いずれかに記載の無線通信システムにおける伝搬
    環境通知方法。
  5. 【請求項5】 前記第13ステップは、ユーザ条件(前
    記ユーザ宅内の什器配置情報及び前記無線基地局情報)
    の入力と編集を行う第21ステップと、前記ユーザ条件
    が正しく入力されたか否かを判断する第22ステップ
    と、前記条件入力の完了を判断する第23ステップと、
    前記入力条件を前記サーバ側で利用できるフォーマット
    に変換する第24ステップとから構成されることを特徴
    とする請求項2乃至4いずれかに記載の無線通信システ
    ムにおける伝搬環境通知方法。
  6. 【請求項6】 前記クライアント用ソフトウェアは、前
    記条件の取得処理用のエディタ部と、前記表示処理用の
    表示部とを含むことを特徴とする請求項3乃至5いずれ
    かに記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  7. 【請求項7】 前記エディタ部は、前記ユーザ端末から
    各ユーザ個別の什器配置などを入力させるとともに、前
    記什器配置等のユーザ個別情報を所定のフォーマットに
    変換する機能を有することを特徴とする請求項6記載の
    無線通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  8. 【請求項8】 前記表示部は、前記無線伝搬環境情報を
    ユーザに好都合な形式で前記ユーザ端末に表示させる機
    能を有することを特徴とする請求項6又は7記載の無線
    通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  9. 【請求項9】 前記第21ステップは前記什器配置情報
    における什器を所定形状に分割する第31ステップと、
    前記分割した什器の配置位置情報を生成する第32ステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項5乃至8いずれか
    に記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  10. 【請求項10】 前記配置位置情報は3次元情報である
    ことを特徴とする請求項9記載の無線通信システムにお
    ける伝搬環境通知方法。
  11. 【請求項11】 前記第21ステップでは前記無線基地
    局情報として、前記無線基地局が配置される位置情報
    と、アンテナの種類情報と、送信電力とが入力されるこ
    とを特徴とする請求項5乃至10いずれかに記載の無線
    通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  12. 【請求項12】 前記第2ステップにおける無線伝搬環
    境情報は伝搬模擬プログラムを用いて生成されることを
    特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の無線通信
    システムにおける伝搬環境通知方法。
  13. 【請求項13】 前記第2ステップで生成する無線伝搬
    環境情報は、前記宅内を複数の観測エリアに分解した場
    合における各観測エリアにおける受信電力及び遅延分散
    情報から求められるものであることを特徴とする請求項
    1乃至12いずれかに記載の無線通信システムにおける
    伝搬環境通知方法。
  14. 【請求項14】 前記第2ステップで生成する無線伝搬
    環境情報は、前記無線基地局に設定されたアンテナパタ
    ンに基づいてレイを発生させ、前記宅内の什器による反
    射及び回折を考慮して求められることを特徴とする請求
    項1乃至13いずれかに記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知方法。
  15. 【請求項15】 前記第2ステップは、観測エリアを識
    別するための変数である観測エリアIDに観測エリア数
    Mを設定する第41ステップと、レイトレ−シングを用
    いて前記観測エリアIDで定められる観測エリアにおけ
    る伝搬特性を推定する第42ステップと、前記第42ス
    テップで得られた結果である受信電力と遅延分散を、前
    記観測エリアIDをインデックスとする配列である伝搬
    特性デ−タに格納する第43ステップと、前記観測エリ
    アIDから1を減じる第44ステップと、前記観測エリ
    アIDが1より大きいか否かを判定する第45ステップ
    と、その判定の結果、前記観測エリアIDが1より小さ
    い場合に各観測エリアにおける通信可能性を判断する第
    46ステップとから構成されることを特徴とする請求項
    1乃至14いずれかに記載の無線通信システムにおける
    伝搬環境通知方法。
  16. 【請求項16】 無線基地局と無線端末とから構成され
    る無線通信システムにおける伝搬環境通知システムであ
    って、 ユーザ端末からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通
    信回線を介してサーバへ送信する条件送信手段と、 前記条件を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前
    記ユーザ宅内の無線伝搬環境情報を生成する情報生成手
    段と、 前記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介し
    て前記ユーザ端末へ送信する情報送信手段とを含むこと
    を特徴とする無線通信システムにおける伝搬環境通知シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記条件送信手段は、前記ユーザ端末
    から前記サーバへサービス起動コマンドを送信する起動
    コマンド送信手段と、前記サービス起動コマンドを受信
    した前記サーバから前記ユーザ端末へ所定形式のクライ
    アント用ソフトウェアを送信するソフトウェア送信手段
    と、前記クライアント用ソフトウェアに基づき前記ユー
    ザ端末から前記条件を入力する条件入力手段と、前記ユ
    ーザ端末から前記サーバへ前記条件を送信する第2条件
    送信手段とを含むことを特徴とする請求項16記載の無
    線通信システムにおける伝搬環境通知システム。
  18. 【請求項18】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理と、前記条件を前記サーバ側の処理
    で利用できるようなフォーマットに変換する処理と、前
    記サーバ側の処理で得られた前記無線伝搬環境情報をユ
    ーザに提示するためのフォーマット変換及び表示処理と
    を含むことを特徴とする請求項17記載の無線通信シス
    テムにおける伝搬環境通知システム。
  19. 【請求項19】 前記条件は、ユーザ宅内の什器配置情
    報と無線基地局情報とからなることを特徴とする請求項
    16乃至18いずれかに記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知システム。
  20. 【請求項20】 前記条件入力手段は、ユーザ条件(前
    記ユーザ宅内の什器配置情報及び前記無線基地局情報)
    の入力と編集を行う入力・編集手段と、前記ユーザ条件
    が正しく入力されたか否かを判断する判定手段と、前記
    条件入力の完了を判断する入力完了判定手段と、前記入
    力条件を前記サーバ側で利用できるフォーマットに変換
    するフォーマット変換手段とから構成されることを特徴
    とする請求項17乃至19いずれかに記載の無線通信シ
    ステムにおける伝搬環境通知システム。
  21. 【請求項21】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理用のエディタ部と、前記表示処理用
    の表示部とを含むことを特徴とする請求項17乃至20
    いずれかに記載の無線通信システムにおける伝搬環境通
    知システム。
  22. 【請求項22】 前記エディタ部は、前記ユーザ端末か
    ら各ユーザ個別の什器配置などを入力させるとともに、
    前記什器配置等のユーザ個別情報を所定のフォーマット
    に変換する機能を有することを特徴とする請求項21記
    載の無線通信システムにおける伝搬環境通知システム。
  23. 【請求項23】 前記表示部は、前記無線伝搬環境情報
    をユーザに好都合な形式で前記ユーザ端末に表示させる
    機能を有することを特徴とする請求項21又は22記載
    の無線通信システムにおける伝搬環境通知システム。
  24. 【請求項24】 前記入力・編集手段は前記什器配置情
    報における什器を所定形状に分割する分割手段と、前記
    分割した什器の配置位置情報を生成する位置情報生成手
    段とを含むことを特徴とする請求項20乃至23いずれ
    かに記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知シス
    テム。
  25. 【請求項25】 前記配置位置情報は3次元情報である
    ことを特徴とする請求項24記載の無線通信システムに
    おける伝搬環境通知システム。
  26. 【請求項26】 前記入力・編集手段では前記無線基地
    局情報として、前記無線基地局が配置される位置情報
    と、アンテナの種類情報と、送信電力とが入力されるこ
    とを特徴とする請求項20乃至25いずれかに記載の無
    線通信システムにおける伝搬環境通知システム。
  27. 【請求項27】 前記情報生成手段における無線伝搬環
    境情報は伝搬模擬プログラムを用いて生成されることを
    特徴とする請求項16乃至26いずれかに記載の無線通
    信システムにおける伝搬環境通知システム。
  28. 【請求項28】 前記情報生成手段で生成する無線伝搬
    環境情報は、前記宅内を複数の観測エリアに分解した場
    合における各観測エリアにおける受信電力及び遅延分散
    情報から求められるものであることを特徴とする請求項
    16乃至27いずれかに記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知システム。
  29. 【請求項29】 前記情報生成手段で生成する無線伝搬
    環境情報は、前記無線基地局に設定されたアンテナパタ
    ンに基づいてレイを発生させ、前記宅内の什器による反
    射及び回折を考慮して求められることを特徴とする請求
    項16乃至28いずれかに記載の無線通信システムにお
    ける伝搬環境通知システム。
  30. 【請求項30】 前記情報生成手段は、観測エリアを識
    別するための変数である観測エリアIDに観測エリア数
    Mを設定するM設定手段と、レイトレ−シングを用いて
    前記観測エリアIDで定められる観測エリアにおける伝
    搬特性を推定する伝搬特性推定手段と、前記伝搬特性推
    定手段で得られた結果である受信電力と遅延分散を、前
    記観測エリアIDをインデックスとする配列である伝搬
    特性デ−タに格納するデ−タ格納手段と、前記観測エリ
    アIDから1を減じる減算手段と、前記観測エリアID
    が1より大きいか否かを判定するID判定手段と、その
    判定の結果、前記観測エリアIDが1より小さい場合に
    各観測エリアにおける通信可能性を判断する通信可能性
    判定手段とから構成されることを特徴とする請求項16
    乃至29いずれかに記載の無線通信システムにおける伝
    搬環境通知システム。
  31. 【請求項31】 無線基地局と無線端末とから構成され
    る無線通信システムにおける伝搬環境通知システムに用
    いられるユーザ端末であって、 ユーザ宅内レイアウトに関する条件を通信回線を介して
    対象装置へ送信する条件送信手段と、 前記対象装置から前記条件に対する無線伝搬環境情報を
    通信回線を介して受信する情報受信手段とを含むことを
    特徴とするユーザ端末。
  32. 【請求項32】 前記条件送信手段は、前記ユーザ端末
    から前記対象装置へサービス起動コマンドを送信する起
    動コマンド送信手段と、前記サービス起動コマンドを受
    信した前記対象装置から前記ユーザ端末へ送信された所
    定形式のクライアント用ソフトウェアに基づき前記ユー
    ザ端末から前記条件を入力する条件入力手段と、前記ユ
    ーザ端末から前記対象装置へ前記条件を送信する第2条
    件送信手段とを含むことを特徴とする請求項31記載の
    ユーザ端末。
  33. 【請求項33】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理と、前記条件を前記対象装置側の処
    理で利用できるようなフォーマットに変換する処理と、
    前記対象装置側の処理で得られた前記無線伝搬環境情報
    をユーザに提示するためのフォーマット変換及び表示処
    理とを含むことを特徴とする請求項32記載のユーザ端
    末。
  34. 【請求項34】 前記条件は、ユーザ宅内の什器配置情
    報と無線基地局情報とからなることを特徴とする請求項
    31乃至33いずれかに記載のユーザ端末。
  35. 【請求項35】 前記条件入力手段は、ユーザ条件(前
    記ユーザ宅内の什器配置情報及び前記無線基地局情報)
    の入力と編集を行う入力・編集手段と、前記ユーザ条件
    が正しく入力されたか否かを判断する判定手段と、前記
    条件入力の完了を判断する入力完了判定手段と、前記入
    力条件を前記対象装置側で利用できるフォーマットに変
    換するフォーマット変換手段とから構成されることを特
    徴とする請求項32乃至34いずれかに記載のユーザ端
    末。
  36. 【請求項36】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理用のエディタ部と、前記表示処理用
    の表示部とを含むことを特徴とする請求項33乃至35
    いずれかに記載のユーザ端末。
  37. 【請求項37】 前記エディタ部は、前記ユーザ端末か
    ら各ユーザ個別の什器配置などを入力させるとともに、
    前記什器配置等のユーザ個別情報を所定のフォーマット
    に変換する機能を有することを特徴とする請求項36記
    載のユーザ端末。
  38. 【請求項38】 前記表示部は、前記無線伝搬環境情報
    をユーザに好都合な形式で前記ユーザ端末に表示させる
    機能を有することを特徴とする請求項36又は37記載
    のユーザ端末。
  39. 【請求項39】 前記入力・編集手段は前記什器配置情
    報における什器を所定形状に分割する分割手段と、前記
    分割した什器の配置位置情報を生成する位置情報生成手
    段とを含むことを特徴とする請求項35乃至38いずれ
    かに記載のユーザ端末。
  40. 【請求項40】 前記配置位置情報は3次元情報である
    ことを特徴とする請求項39記載のユーザ端末。
  41. 【請求項41】 前記入力・編集手段では前記無線基地
    局情報として、前記無線基地局が配置される位置情報
    と、アンテナの種類情報と、送信電力とが入力されるこ
    とを特徴とする請求項35乃至40いずれかに記載のユ
    ーザ端末。
  42. 【請求項42】 前記情報生成手段における無線伝搬環
    境情報は伝搬模擬プログラムを用いて生成されることを
    特徴とする請求項31乃至41いずれかに記載のユーザ
    端末。
  43. 【請求項43】 前記情報生成手段で生成する無線伝搬
    環境情報は、前記宅内を複数の観測エリアに分解した場
    合における各観測エリアにおける受信電力及び遅延分散
    情報から求められるものであることを特徴とする請求項
    31乃至42いずれかに記載のユーザ端末。
  44. 【請求項44】 前記情報生成手段で生成する無線伝搬
    環境情報は、前記無線基地局に設定されたアンテナパタ
    ンに基づいてレイを発生させ、前記宅内の什器による反
    射及び回折を考慮して求められることを特徴とする請求
    項31乃至43いずれかに記載のユーザ端末。
  45. 【請求項45】 前記情報生成手段は、観測エリアを識
    別するための変数である観測エリアIDに観測エリア数
    Mを設定するM設定手段と、レイトレ−シングを用いて
    前記観測エリアIDで定められる観測エリアにおける伝
    搬特性を推定する伝搬特性推定手段と、前記伝搬特性推
    定手段で得られた結果である受信電力と遅延分散を、前
    記観測エリアIDをインデックスとする配列である伝搬
    特性デ−タに格納するデ−タ格納手段と、前記観測エリ
    アIDから1を減じる減算手段と、前記観測エリアID
    が1より大きいか否かを判定するID判定手段と、その
    判定の結果、前記観測エリアIDが1より小さい場合に
    各観測エリアにおける通信可能性を判断する通信可能性
    判定手段とから構成されることを特徴とする請求項31
    乃至44いずれかに記載のユーザ端末。
  46. 【請求項46】 無線基地局と無線端末とから構成され
    る無線通信システムにおける伝搬環境通知システムに用
    いられるサーバであって、 ユーザ装置からユーザ宅内レイアウトに関する条件を通
    信回線を介して受信する条件受信手段と、 前記条件に対する無線伝搬環境情報を通信回線を介して
    前記ユーザ装置へ送信する情報送信手段とを含むことを
    特徴とするサーバ。
  47. 【請求項47】 前記条件受信手段は、前記ユーザ装置
    からのサービス起動コマンドを受信する起動コマンド受
    信手段と、前記サービス起動コマンド受信後に前記ユー
    ザ装置へ所定形式のクライアント用ソフトウェアを送信
    するソフトウェア送信手段と、前記クライアント用ソフ
    トウェアに基づき前記ユーザ装置から入力された前記条
    件を受信する第2条件受信手段とを含むことを特徴とす
    る請求項46記載のサーバ。
  48. 【請求項48】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理と、前記条件を前記サーバ側の処理
    で利用できるようなフォーマットに変換する処理と、前
    記サーバ側の処理で得られた前記無線伝搬環境情報をユ
    ーザに提示するためのフォーマット変換及び表示処理と
    を含むことを特徴とする請求項47記載のサーバ。
  49. 【請求項49】 前記条件は、ユーザ宅内の什器配置情
    報と無線基地局情報とからなることを特徴とする請求項
    46乃至48いずれかに記載のサーバ。
  50. 【請求項50】 前記ユーザ装置が前記条件を入力する
    手段は、ユーザ条件(前記ユーザ宅内の什器配置情報及
    び前記無線基地局情報)の入力と編集を行う入力・編集
    手段と、前記ユーザ条件が正しく入力されたか否かを判
    断する判定手段と、前記条件入力の完了を判断する入力
    完了判定手段と、前記入力条件を前記サーバ側で利用で
    きるフォーマットに変換するフォーマット変換手段とか
    ら構成されることを特徴とする請求項47乃至49いず
    れかに記載のサーバ。
  51. 【請求項51】 前記クライアント用ソフトウェアは、
    前記条件の取得処理用のエディタ部と、前記表示処理用
    の表示部とを含むことを特徴とする請求項47乃至50
    いずれかに記載のサーバ。
  52. 【請求項52】 前記エディタ部は、前記ユーザ装置か
    ら各ユーザ個別の什器配置などを入力させるとともに、
    前記什器配置等のユーザ個別情報を所定のフォーマット
    に変換する機能を有することを特徴とする請求項51記
    載のサーバ。
  53. 【請求項53】 前記表示部は、前記無線伝搬環境情報
    をユーザに好都合な形式で前記ユーザ装置に表示させる
    機能を有することを特徴とする請求項51又は52記載
    のサーバ。
  54. 【請求項54】 前記入力・編集手段は前記什器配置情
    報における什器を所定形状に分割する分割手段と、前記
    分割した什器の配置位置情報を生成する位置情報生成手
    段とを含むことを特徴とする請求項50乃至53いずれ
    かに記載のサーバ。
  55. 【請求項55】 前記配置位置情報は3次元情報である
    ことを特徴とする請求項54記載のサーバ。
  56. 【請求項56】 前記入力・編集手段では前記無線基地
    局情報として、前記無線基地局が配置される位置情報
    と、アンテナの種類情報と、送信電力とが入力されるこ
    とを特徴とする請求項50乃至55いずれかに記載のサ
    ーバ。
  57. 【請求項57】 前記無線伝搬環境情報は伝搬模擬プロ
    グラムを用いて生成されることを特徴とする請求項46
    乃至56いずれかに記載のサーバ。
  58. 【請求項58】 前記無線伝搬環境情報は、前記宅内を
    複数の観測エリアに分解した場合における各観測エリア
    における受信電力及び遅延分散情報から求められるもの
    であることを特徴とする請求項46乃至57いずれかに
    記載のサーバ。
  59. 【請求項59】 前記無線伝搬環境情報は、前記無線基
    地局に設定されたアンテナパタンに基づいてレイを発生
    させ、前記宅内の什器による反射及び回折を考慮して求
    められることを特徴とする請求項46乃至58いずれか
    に記載のサーバ。
  60. 【請求項60】 前記無線伝搬環境情報は、観測エリア
    を識別するための変数である観測エリアIDに観測エリ
    ア数Mを設定するM設定手段と、レイトレ−シングを用
    いて前記観測エリアIDで定められる観測エリアにおけ
    る伝搬特性を推定する伝搬特性推定手段と、前記伝搬特
    性推定手段で得られた結果である受信電力と遅延分散
    を、前記観測エリアIDをインデックスとする配列であ
    る伝搬特性デ−タに格納するデ−タ格納手段と、前記観
    測エリアIDから1を減じる減算手段と、前記観測エリ
    アIDが1より大きいか否かを判定するID判定手段
    と、その判定の結果、前記観測エリアIDが1より小さ
    い場合に各観測エリアにおける通信可能性を判断する通
    信可能性判定手段とから生成されることを特徴とする請
    求項46乃至59いずれかに記載のサーバ。
  61. 【請求項61】 無線基地局と無線端末とから構成され
    る無線通信システムにおける伝搬環境通知方法の制御プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記伝搬環境通知方法はユーザ端末からユーザ宅内レイ
    アウトに関する条件を通信回線を介してサーバへ送信す
    る第1ステップと、 前記条件を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前
    記ユーザ宅内の無線伝搬環境情報を生成する第2ステッ
    プと、 前記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介し
    て前記ユーザ端末へ送信する第3ステップとを含んでお
    り、 前記第1ステップにはユーザ条件(前記ユーザ宅内の什
    器配置情報及び前記無線基地局情報)の入力と編集を行
    う第21ステップと、前記ユーザ条件が正しく入力され
    たか否かを判断する第22ステップと、前記条件入力の
    完了を判断する第23ステップと、前記入力条件を前記
    サーバ側で利用できるフォーマットに変換する第24ス
    テップと前記ユーザ端末が前記条件を入力する条件入力
    ステップとから構成され、これら第21乃至24ステッ
    プとからなる制御プログラムが記録されたことを特徴と
    する記録媒体。
  62. 【請求項62】 無線基地局と無線端末とから構成され
    る無線通信システムにおける伝搬環境通知方法の制御プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記伝搬環境通知方法はユーザ端末からユーザ宅内レイ
    アウトに関する条件を通信回線を介してサーバへ送信す
    る第1ステップと、 前記条件を受信した前記サーバが前記条件に基づいて前
    記ユーザ宅内の無線伝搬環境情報を生成する第2ステッ
    プと、 前記サーバから前記無線伝搬環境情報を通信回線を介し
    て前記ユーザ端末へ送信する第3ステップとを含んでお
    り、 前記第2ステップは、観測エリアを識別するための変数
    である観測エリアIDに観測エリア数Mを設定する第4
    1ステップと、レイトレ−シングを用いて前記観測エリ
    アIDで定められる観測エリアにおける伝搬特性を推定
    する第42ステップと、前記第42ステップで得られた
    結果である受信電力と遅延分散を、前記観測エリアID
    をインデックスとする配列である伝搬特性デ−タに格納
    する第43ステップと、前記観測エリアIDから1を減
    じる第44ステップと、前記観測エリアIDが1より大
    きいか否かを判定する第45ステップと、その判定の結
    果、前記観測エリアIDが1より小さい場合に各観測エ
    リアにおける通信可能性を判断する第46ステップとか
    ら構成され、これら第41乃至46ステップとからなる
    制御プログラムが記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
  63. 【請求項63】 前記無線基地局は複数個で構成され、
    前記第2ステップは前記ユーザ宅内レイアウト内におけ
    る前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波
    の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する第
    51ステップと、 前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無
    線基地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局か
    らの受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する第
    52ステップと、 前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
    いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
    を推定する前記無線伝搬環境情報を生成する第53ステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項1乃至15記載の
    無線通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  64. 【請求項64】 前記第52ステップは、目的以外の前
    記無線基地局からの受信電力の和(総干渉電力)を演算
    する第61ステップと、 目的とする前記無線基地局からの受信電力と前記総干渉
    電力の比(信号対干渉比)を演算する第62ステップと
    を含むことを特徴とする請求項63記載の無線通信シス
    テムにおける伝搬環境通知方法。
  65. 【請求項65】 前記第52ステップは、目的とする前
    記無線基地局の設置位置における目的以外の前記無線基
    地局からの受信電力を目的とする基地局における干渉電
    力として演算する第66ステップと、 目的とする前記無線基地局が各観測点から送信された電
    波を受信した際の受信電力と前記目的とする基地局にお
    ける干渉電力の比(信号対干渉比)を演算する第67ス
    テップとを含むことを特徴とする請求項63、64記載
    の無線通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  66. 【請求項66】 前記第62ステップで得られた信号対
    干渉比と前記第67ステップで得られた信号対干渉比の
    小さい値を信号対干渉比とすることを特徴とする請求項
    65記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  67. 【請求項67】 前記第53ステップは、前記無線基地
    局のスループットしきい値と前記信号対干渉比とに基づ
    き干渉劣化度を演算する第71ステップと、 前記無線基地局から送信された電波の受信電力及び遅延
    分散の推定値から受信可能性を評価する第72ステップ
    と、 前記第71ステップで得られる干渉劣化度情報と前記第
    72ステップで得られる受信可能性評価情報とに基づき
    受信特性を判定する前記無線伝搬環境情報を生成する第
    73ステップとを含むことを特徴とする請求項63又は
    64記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  68. 【請求項68】 前記第51ステップにおける電波の発
    射源として前記無線基地局とは異なる第2の電波発射源
    を含み、前記第51ステップでは前記第2の電波発射源
    から発射される電波も伝搬環境の推定対象に含まれるこ
    とを特徴とする請求項63乃至67いずれかに記載の無
    線通信システムにおける伝搬環境通知方法。
  69. 【請求項69】 前記無線基地局は複数個で構成され、
    前記情報生成手段は前記ユーザ宅内レイアウト内におけ
    る前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波
    の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する個
    別電波伝搬環境情報生成手段と、 前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無
    線基地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局か
    らの受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する信
    号対干渉比集計手段と、 前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
    いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
    を推定する前記無線伝搬環境情報を生成する通信可能性
    推定手段とを含むことを特徴とする請求項16乃至30
    記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知システ
    ム。
  70. 【請求項70】 前記信号対干渉比集計手段は、目的以
    外の前記無線基地局からの受信電力の和(総干渉電力)
    を演算する総干渉電力演算手段と、 目的とする前記無線基地局からの受信電力と前記総干渉
    電力の比(信号対干渉比)を演算する信号対干渉比演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項69記載の無線通
    信システムにおける伝搬環境通知システム。
  71. 【請求項71】 前記信号対干渉比集計手段は、目的と
    する前記無線基地局の設置位置における目的以外の前記
    無線基地局からの受信電力を目的とする基地局における
    干渉電力として演算する第1演算手段と、 目的とする前記無線基地局が各観測点から送信された電
    波を受信した際の受信電力と前記目的とする基地局にお
    ける干渉電力の比(信号対干渉比)を演算する第2演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項69、70記載の
    無線通信システムにおける伝搬環境通知システム。
  72. 【請求項72】 前記信号対干渉比演算手段で得られた
    信号対干渉比と前記第2演算手段で得られた信号対干渉
    比の小さい値を信号対干渉比とすることを特徴とする請
    求項71記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知
    システム。
  73. 【請求項73】 前記通信可能性推定手段は、前記無線
    基地局のスループットしきい値と前記信号対干渉比とに
    基づき干渉劣化度を演算する干渉劣化度演算手段と、 前記無線基地局から送信された電波の受信電力及び遅延
    分散の推定値から受信可能性を評価する受信可能性評価
    手段と、 前記干渉劣化度演算手段で得られる干渉劣化度情報と前
    記受信可能性評価手段で得られる受信可能性評価情報と
    に基づき受信特性を判定し前記無線伝搬環境情報を生成
    する受信特性判定結果生成手段とを含むことを特徴とす
    る請求項69又は70記載の無線通信システムにおける
    伝搬環境通知システム。
  74. 【請求項74】 前記個別電波伝搬環境情報生成手段に
    おける電波の発射源として前記無線基地局とは異なる第
    2の電波発射源を含み、前記個別電波伝搬環境情報生成
    手段は前記第2の電波発射源から発射される電波も伝搬
    環境の推定対象に含むことを特徴とする請求項69乃至
    73いずれかに記載の無線通信システムにおける伝搬環
    境通知システム。
  75. 【請求項75】 前記無線基地局は複数個で構成され、
    前記情報受信手段は前記ユーザ宅内レイアウト内におけ
    る前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波
    の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する個
    別電波伝搬環境情報生成手段と、 前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無
    線基地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局か
    らの受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する信
    号対干渉比集計手段と、 前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
    いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
    を推定する前記無線伝搬環境情報を受信する通信可能性
    情報受信手段とを含むことを特徴とする請求項31乃至
    45記載のユーザ端末。
  76. 【請求項76】 前記信号対干渉比集計手段は、目的以
    外の前記無線基地局からの受信電力の和(総干渉電力)
    を演算する総干渉電力演算手段と、 目的とする前記無線基地局からの受信電力と前記総干渉
    電力の比(信号対干渉比)を演算する信号対干渉比演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項75記載のユーザ
    端末。
  77. 【請求項77】 前記信号対干渉比集計手段は、目的と
    する前記無線基地局の設置位置における目的以外の前記
    無線基地局からの受信電力を目的とする基地局における
    干渉電力として演算する第1演算手段と、 目的とする前記無線基地局が各観測点から送信された電
    波を受信した際の受信電力と前記目的とする基地局にお
    ける干渉電力の比(信号対干渉比)を演算する第2演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項75又は76記載
    のユーザ端末。
  78. 【請求項78】 前記信号対干渉比演算手段で得られた
    信号対干渉比と前記第2演算手段で得られた信号対干渉
    比の小さい値を信号対干渉比とすることを特徴とする請
    求項77記載のユーザ端末。
  79. 【請求項79】 前記通信可能性情報受信手段は、前記
    無線基地局のスループットしきい値と前記信号対干渉比
    とに基づき干渉劣化度を演算する干渉劣化度演算手段
    と、 前記無線基地局から送信された電波の受信電力及び遅延
    分散の推定値から受信可能性を評価する受信可能性評価
    手段と、 前記干渉劣化度演算手段で得られる干渉劣化度情報と前
    記受信可能性評価手段で得られる受信可能性評価情報と
    に基づき受信特性を判定する前記無線伝搬環境情報を受
    信する無線伝搬環境情報受信手段とを含むことを特徴と
    する請求項75又は76記載のユーザ端末。
  80. 【請求項80】 前記個別電波伝搬環境情報生成手段に
    おける電波の発射源として前記無線基地局とは異なる第
    2の電波発射源を含み、前記個別電波伝搬環境情報生成
    手段は前記第2の電波発射源から発射される電波も伝搬
    環境の推定対象に含むことを特徴とする請求項75乃至
    79いずれかに記載のユーザ端末。
  81. 【請求項81】 前記無線基地局は複数個で構成され、
    前記情報送信手段は前記ユーザ宅内レイアウト内におけ
    る前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波
    の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する個
    別電波伝搬環境情報生成手段と、 前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無
    線基地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局か
    らの受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する信
    号対干渉比集計手段と、 前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
    いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
    を推定する前記無線伝搬環境情報を送信する通信可能性
    情報送信手段とを含むことを特徴とする請求項46乃至
    60記載のサーバ。
  82. 【請求項82】 前記信号対干渉比集計手段は、目的以
    外の前記無線基地局からの受信電力の和(総干渉電力)
    を演算する総干渉電力演算手段と、 目的とする前記無線基地局からの受信電力と前記総干渉
    電力の比(信号対干渉比)を演算する信号対干渉比演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項81記載のサー
    バ。
  83. 【請求項83】 前記信号対干渉比集計手段は、目的と
    する前記無線基地局の設置位置における目的以外の前記
    無線基地局からの受信電力を目的とする基地局における
    干渉電力として演算する第1演算手段と、 目的とする前記無線基地局が各観測点から送信された電
    波を受信した際の受信電力と前記目的とする基地局にお
    ける干渉電力の比(信号対干渉比)を演算する第2演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項81又は82記載
    のサーバ。
  84. 【請求項84】 前記信号対干渉比演算手段で得られた
    信号対干渉比と前記第2演算手段で得られた信号対干渉
    比の小さい値を信号対干渉比とすることを特徴とする請
    求項83記載のサーバ。
  85. 【請求項85】 前記通信可能性情報送信手段は、前記
    無線基地局のスループットしきい値と前記信号対干渉比
    とに基づき干渉劣化度を演算する干渉劣化度演算手段
    と、 前記無線基地局から送信された電波の受信電力及び遅延
    分散の推定値から受信可能性を評価する受信可能性評価
    手段と、 前記干渉劣化度演算手段で得られる干渉劣化度情報と前
    記受信可能性評価手段で得られる受信可能性評価情報と
    に基づき受信特性を判定する前記無線伝搬環境情報を送
    信する無線伝搬環境情報送信手段とを含むことを特徴と
    する請求項81又は82記載のサーバ。
  86. 【請求項86】 前記個別電波伝搬環境情報生成手段に
    おける電波の発射源として前記無線基地局とは異なる第
    2の電波発射源を含み、前記個別電波伝搬環境情報生成
    手段は前記第2の電波発射源から発射される電波も伝搬
    環境の推定対象に含むことを特徴とする請求項81乃至
    85いずれかに記載のサーバ。
  87. 【請求項87】 前記無線基地局は複数個で構成され、
    前記第2ステップは前記ユーザ宅内レイアウト内におけ
    る前記複数の無線基地局のそれぞれから発射される電波
    の伝搬環境を推定し個別電波伝搬環境情報を生成する第
    51ステップと、 前記個別電波伝搬環境情報を用いて、目的とする前記無
    線基地局からの受信電力と目的以外の前記無線基地局か
    らの受信電力の比で表される信号対干渉比を集計する第
    52ステップと、 前記個別電波伝搬環境情報と前記信号対干渉比とに基づ
    いて、前記ユーザ宅内レイアウト内における通信可能性
    を推定する前記無線伝搬環境情報を生成する第53ステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項61又は62記載
    の記録媒体。
  88. 【請求項88】 前記第52ステップは、目的以外の前
    記無線基地局からの受信電力の和(総干渉電力)を演算
    する第61ステップと、 目的とする前記無線基地局からの受信電力と前記総干渉
    電力の比(信号対干渉比)を演算する第62ステップと
    を含むことを特徴とする請求項87記載の記録媒体。
  89. 【請求項89】 前記第52ステップは、目的とする前
    記無線基地局の設置位置における目的以外の前記無線基
    地局からの受信電力を目的とする基地局における干渉電
    力として演算する第66ステップと、 目的とする前記無線基地局が各観測点から送信された電
    波を受信した際の受信電力と前記目的とする基地局にお
    ける干渉電力の比(信号対干渉比)を演算する第67ス
    テップとを含むことを特徴とする請求項87又は88記
    載の記録媒体。
  90. 【請求項90】 前記第62ステップで得られた信号対
    干渉比と前記第67ステップで得られた信号対干渉比の
    小さい値を信号対干渉比とすることを特徴とする請求項
    89記載の記録媒体。
  91. 【請求項91】 前記第53ステップは、前記無線基地
    局のスループットしきい値と前記信号対干渉比とに基づ
    き干渉劣化度を演算する第71ステップと、 前記無線基地局から送信された電波の受信電力及び遅延
    分散の推定値から受信可能性を評価する第72ステップ
    と、 前記第71ステップで得られる干渉劣化度情報と前記第
    72ステップで得られる受信可能性評価情報とに基づき
    受信特性を判定する前記無線伝搬環境情報を生成する第
    73ステップとを含むことを特徴とする請求項87又は
    88記載の記録媒体。
  92. 【請求項92】 前記第51ステップにおける電波の発
    射源として前記無線基地局とは異なる第2の電波発射源
    を含み、前記第51ステップでは前記第2の電波発射源
    から発射される電波も伝搬環境の推定対象に含まれるこ
    とを特徴とする請求項87乃至91いずれかに記載の記
    録媒体。
  93. 【請求項93】 前記受信電力及び遅延分散情報は視覚
    的に識別できる形式で表示され、前記受信電力及び遅延
    分散情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的に
    識別できる形式で表示されることを特徴とする請求項1
    3乃至15いずれかに記載の無線通信システムにおける
    伝搬環境通知方法。
  94. 【請求項94】 前記受信電力は輝度情報により表示さ
    れ、前記遅延分散情報は色度情報により表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から得
    られる色彩情報として表示されることを特徴とする請求
    項93記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  95. 【請求項95】 前記受信電力は色度情報により表示さ
    れ、前記遅延分散情報は輝度情報により表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から得
    られる色彩情報として表示されることを特徴とする請求
    項93記載の無線通信システムにおける伝搬環境通知方
    法。
  96. 【請求項96】 輝度を一定とし、色度により前記受信
    電力及び遅延分散情報が表示され、前記無線伝搬環境情
    報は前記輝度が等しい色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項93記載の無線通信システムにおける
    伝搬環境通知方法。
  97. 【請求項97】 前記干渉劣化度情報及び受信可能性評
    価情報は視覚的に識別できる形式で表示され、前記干渉
    劣化度情報及び受信可能性評価情報に対応する前記無線
    伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示される
    ことを特徴とする請求項67又は68記載の無線通信シ
    ステムにおける伝搬環境通知方法。
  98. 【請求項98】 前記干渉劣化度情報は輝度情報により
    表示され、前記受信可能性評価情報は色度情報により表
    示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色
    度情報から得られる色彩情報として表示されることを特
    徴とする請求項87記載の無線通信システムにおける伝
    搬環境通知方法。
  99. 【請求項99】 前記干渉劣化度情報は色度情報により
    表示され、前記受信可能性評価情報は輝度情報により表
    示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色
    度情報から得られる色彩情報として表示されることを特
    徴とする請求項97記載の無線通信システムにおける伝
    搬環境通知方法。
  100. 【請求項100】 輝度を一定とし、色度により前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報が表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度が等しい色彩情報として表
    示されることを特徴とする請求項97記載の無線通信シ
    ステムにおける伝搬環境通知方法。
  101. 【請求項101】 前記受信電力及び遅延分散情報は視
    覚的に識別できる形式で表示され、前記受信電力及び遅
    延分散情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的
    に識別できる形式で表示されることを特徴とする請求項
    28乃至30いずれかに記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知システム。
  102. 【請求項102】 前記受信電力は輝度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は色度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項101記載の無線通信システムにおける伝搬環境通
    知システム。
  103. 【請求項103】 前記受信電力は色度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は輝度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項101記載の無線通信システムにおける伝搬環境通
    知システム。
  104. 【請求項104】 輝度を一定とし、色度により前記受
    信電力及び遅延分散情報が表示され、前記無線伝搬環境
    情報は前記輝度が等しい色彩情報として表示されること
    を特徴とする請求項101記載の無線通信システムにお
    ける伝搬環境通知システム。
  105. 【請求項105】 前記干渉劣化度情報及び受信可能性
    評価情報は視覚的に識別できる形式で表示され、前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報に対応する前記無
    線伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示され
    ることを特徴とする請求項73又は74記載の無線通信
    システムにおける伝搬環境通知システム。
  106. 【請求項106】 前記干渉劣化度情報は輝度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は色度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項105記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知システム。
  107. 【請求項107】 前記干渉劣化度情報は色度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は輝度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項105記載の無線通信システムにおけ
    る伝搬環境通知システム。
  108. 【請求項108】 輝度を一定とし、色度により前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報が表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度が等しい色彩情報として表
    示されることを特徴とする請求項105記載の無線通信
    システムにおける伝搬環境通知システム。
  109. 【請求項109】 前記受信電力及び遅延分散情報は視
    覚的に識別できる形式で表示され、前記受信電力及び遅
    延分散情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的
    に識別できる形式で表示されることを特徴とする請求項
    43乃至45いずれかに記載のユーザ端末。
  110. 【請求項110】 前記受信電力は輝度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は色度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項109記載のユーザ端末。
  111. 【請求項111】 前記受信電力は色度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は輝度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項109記載のユーザ端末。
  112. 【請求項112】 輝度を一定とし、色度により前記受
    信電力及び遅延分散情報が表示され、前記無線伝搬環境
    情報は前記輝度が等しい色彩情報として表示されること
    を特徴とする請求項109記載のユーザ端末。
  113. 【請求項113】 前記干渉劣化度情報及び受信可能性
    評価情報は視覚的に識別できる形式で表示され、前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報に対応する前記無
    線伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示され
    ることを特徴とする請求項79又は80記載のユーザ端
    末。
  114. 【請求項114】 前記干渉劣化度情報は輝度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は色度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項113記載のユーザ端末。
  115. 【請求項115】 前記干渉劣化度情報は色度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は輝度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項113記載のユーザ端末。
  116. 【請求項116】 輝度を一定とし、色度により前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報が表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度が等しい色彩情報として表
    示されることを特徴とする請求項113記載のユーザ端
    末。
  117. 【請求項117】 前記受信電力及び遅延分散情報は視
    覚的に識別できる形式で表示され、前記受信電力及び遅
    延分散情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的
    に識別できる形式で表示されることを特徴とする請求項
    58乃至60いずれかに記載のサーバ。
  118. 【請求項118】 前記受信電力は輝度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は色度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項117記載のサーバ。
  119. 【請求項119】 前記受信電力は色度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は輝度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項117記載のサーバ。
  120. 【請求項120】 輝度を一定とし、色度により前記受
    信電力及び遅延分散情報が表示され、前記無線伝搬環境
    情報は前記輝度が等しい色彩情報として表示されること
    を特徴とする請求項117記載のサーバ。
  121. 【請求項121】 前記干渉劣化度情報及び受信可能性
    評価情報は視覚的に識別できる形式で表示され、前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報に対応する前記無
    線伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示され
    ることを特徴とする請求項85又は86記載のサーバ。
  122. 【請求項122】 前記干渉劣化度情報は輝度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は色度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項121記載のサーバ。
  123. 【請求項123】 前記干渉劣化度情報は色度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は輝度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項121記載のサーバ。
  124. 【請求項124】 輝度を一定とし、色度により前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報が表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度が等しい色彩情報として表
    示されることを特徴とする請求項121記載のサーバ。
  125. 【請求項125】 前記受信電力及び遅延分散情報は視
    覚的に識別できる形式で表示され、前記受信電力及び遅
    延分散情報に対応する前記無線伝搬環境情報も又視覚的
    に識別できる形式で表示されることを特徴とする請求項
    62記載の記録媒体。
  126. 【請求項126】 前記受信電力は輝度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は色度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項125記載の記録媒体。
  127. 【請求項127】 前記受信電力は色度情報により表示
    され、前記遅延分散情報は輝度情報により表示され、前
    記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記色度情報から
    得られる色彩情報として表示されることを特徴とする請
    求項125記載の記録媒体。
  128. 【請求項128】 輝度を一定とし、色度により前記受
    信電力及び遅延分散情報が表示され、前記無線伝搬環境
    情報は前記輝度が等しい色彩情報として表示されること
    を特徴とする請求項125記載の記録媒体。
  129. 【請求項129】 前記干渉劣化度情報及び受信可能性
    評価情報は視覚的に識別できる形式で表示され、前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報に対応する前記無
    線伝搬環境情報も又視覚的に識別できる形式で表示され
    ることを特徴とする請求項91又は92記載の記録媒
    体。
  130. 【請求項130】 前記干渉劣化度情報は輝度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は色度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項129記載の記録媒体。
  131. 【請求項131】 前記干渉劣化度情報は色度情報によ
    り表示され、前記受信可能性評価情報は輝度情報により
    表示され、前記無線伝搬環境情報は前記輝度情報と前記
    色度情報から得られる色彩情報として表示されることを
    特徴とする請求項129記載の記録媒体。
  132. 【請求項132】 輝度を一定とし、色度により前記干
    渉劣化度情報及び受信可能性評価情報が表示され、前記
    無線伝搬環境情報は前記輝度が等しい色彩情報として表
    示されることを特徴とする請求項129記載の記録媒
    体。
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