JP2002203637A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2002203637A
JP2002203637A JP2000401956A JP2000401956A JP2002203637A JP 2002203637 A JP2002203637 A JP 2002203637A JP 2000401956 A JP2000401956 A JP 2000401956A JP 2000401956 A JP2000401956 A JP 2000401956A JP 2002203637 A JP2002203637 A JP 2002203637A
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Japan
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housing
retainer
rubber stopper
terminal fitting
hood
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JP2000401956A
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Naoya Kurimoto
直哉 栗本
Kazuhiko Futamura
和彦 二村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減を図る。 【解決手段】 雌側端子金具10が挿入されるキャビテ
ィ21を有するハウジング20と、このハウジング20
に対してその回りを覆うように組み付けられるフード6
0との2ピースから構成されている。ハウジング20に
は、雌側端子金具10を二重係止するためのリテーナ4
0が側面側から装着可能とされているとともに、その後
面に形成されたゴム栓収容凹部25に、一括型のゴム栓
30が嵌着されている。一方、フード60にはゴム栓押
さえ62が設けられ、組み付けられた際にゴム栓30を
押さえて外れ止めするようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】防水タイプのコネクタではフード付きの
コネクタハウジングを備えたものが多いが、この種のフ
ード付きのものにおいて、例えば全体が小型であってな
おかつ細かい部位で形状に自由度を増したいような場合
には、端子金具が挿入されるキャビティを有するハウジ
ングと、フードとの2ピースに分けて製造し、後から一
体に組み付けるようにしたものがある。なお、この種の
2ピースのコネクタとしては、特開2000−2081
95号等に開示されている。
【0003】一方この種の防水コネクタにおいて、特に
キャビティのシール構造の簡略化を図る上から、一括型
のゴム栓を採用したものが知られている(特開平7−2
82892号等)。この一括型のゴム栓は、全キャビテ
ィを覆う大きさを有するとともに、電線を緊密に挿通す
る電線挿通孔をキャビティと対応した位置ごとに開口し
た形状であって、ゴム栓押さえによりハウジングの後面
に装着される。そして、端子金具は電線挿通孔を押し広
げつつ対応するキャビティ内に挿入され、電線挿通孔の
内周が電線に密着することでキャビティの入口側がシー
ルされるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一括型のゴム栓を使用
すると、確かにシール構造の簡略化を図る上で有効では
あるが、上記のように2ピースのものに適用した場合、
それでも構造的には、端子金具と電線とを除いてなお、
ハウジング、フード、一括ゴム栓及びゴム栓押さえとい
った4点の部品が必要であり、コスト低減を図る上から
も部品点数のさらなる削減が切望されていた。本発明は
上記のような事情に基づいて完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
金具が挿入されるキャビティを有するハウジングと、こ
のハウジングに対してその回りを覆うように組み付けら
れるフードとを備え、前記ハウジングには、全キャビテ
ィの後面にわたって装着される一括型のゴム栓を収容す
るゴム栓収容部が設けられる一方、前記フードには前記
ゴム栓を押さえるゴム栓押さえが設けられている構成と
したところに特徴を有する。請求項2の発明は、請求項
1に記載のものにおいて、前記ハウジングには、前記キ
ャビティ内に挿入された端子金具を抜け止めするリテー
ナが側面側からの差し込み可能に装着され、かつこのリ
テーナは、前記端子金具の挿抜を許容すべく後退した仮
係止位置と、前記端子金具の抜け止めに機能すべく前進
した本係止位置とでそれぞれ保持可能となっているとこ
ろに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>ハウジング
のゴム栓収容部に一括型のゴム栓を収容した状態で、ハ
ウジングとフードとを組み付けると、フードに設けられ
たゴム栓押さえがゴム栓を押さえて保持する。2ピース
に分けられた上でキャビティの後面の防水機能を有する
防水コネクタでも、ハウジングとフードにゴム栓を加え
ただけの3点の部品で構成でき、また組付工程も減少す
ることで、大幅なコスト低減を図ることができる。 <請求項2の発明>ハウジングとフードとの2ピースと
したことで、いわゆるサイドタイプのリテーナでも、ハ
ウジングに対して予め仮係止位置に装着しておき、フー
ドと組み付けた後に本係止位置に押し込むといった使い
方ができ、フードにリテーナ装着用の開口を設ける必要
がない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図21に基づいて説明する。この実施形態では、
雌側の防水コネクタを例示している。この防水コネクタ
は大まかには、図1に示すように、ハウジング20とフ
ード60との2ピースからなり、ハウジング20には相
手の雄側のコネクタとの間をシールするパッキン34
と、一括型のゴム栓30と、挿入された雌側端子金具1
0を抜け止め状態に二重係止するリテーナ40とが装着
されている。
【0008】雌側端子金具10は、図2,3及び図16
等に示すように、相手の雄側端子金具のタブとの接触片
11を内部に収容したほぼ角筒状の接続部12を有して
おり、後端に設けられたバレル13をかしめることで電
線Wの端末に固着されている。接続部12の上面の幅方
向の一側には、一段高くなったスタビライザ14が形成
されているとともに、同上面の後縁のアゴ部15には、
ランス22が係止可能となっている。また、同上面の先
端寄りの位置には、リテーナ40の突起46が嵌合可能
な被係止溝16が側面に開口して形成されている。
【0009】ハウジング20は合成樹脂製であって、図
4ないし図9にも示すように、前後方向にやや細長くて
後端側が一回り大きくなったブロック状に形成され、そ
の内部には、上記の雌側端子金具10を収容する前後方
向を向いたキャビティ21が、4個ずつ横方向に並びま
た上下2段に分かれて形成されている。キャビティ21
は上下で背中合わせの対称に形成され、図1に示すよう
に、上段のキャビティ21では天井面に、下段のキャビ
ティ21では底面に、それぞれランス22が上方または
下方の撓み空間23に向けて撓み変形可能に設けられて
いる。
【0010】ハウジング20の後面には、一括型のゴム
栓30が装着されるようになっている。このゴム栓30
は、図10にも示すように、全キャビティ21の入口に
わたって覆うことができるような正面略方形で厚肉状に
形成されている。ゴム栓30には、電線Wを緊密に挿通
可能な電線挿通孔31が、キャビティ21の配列と対応
して形成されている。また、電線挿通孔31の口縁に
は、上記した雌側端子金具10の挿入姿勢を合わせるた
め、詳細には雌側端子金具10に設けられたスタビライ
ザ14に合わせる目印32が凹み形成されている。この
目印32は、図10に示すように、上段の電線挿通孔3
1については右上の位置に、下段の電線挿通孔31につ
いては左下の位置に来るように設定されている。なお、
目印32は表裏両面に設けられているが、ゴム栓30が
表裏いずれの向きで装着しても良いように形成されてい
る。そしてハウジング20の後面には、上記のゴム栓3
0を緊密に嵌着して収容するゴム栓収容凹部25が、各
キャビティ21の後端(入口)と連通して形成されてい
る。
【0011】ハウジング20における段差部の前方位置
の外周には、相手の雄ハウジング(図示せず)との間を
シールするパッキン34の嵌着位置35が設定されてい
る。このパッキン34の嵌着位置35の前方にリテーナ
40が装着されるようになっている。リテーナ40は合
成樹脂材により形成され、図1及び図11,12に示す
ように、ハウジング20の前端部における前面を覆う前
止まり板41と、正面から見た左側面を覆う側板42
と、上下の面を覆う上面板43A及び下面板43Bとを
備えている。前止まり板41は、キャビティ21に挿入
された雌側端子金具10を前止まりさせるように機能す
る一方、雄側端子金具のタブを挿入可能な端子挿入口4
4が、各キャビティ21と対応した配置で開口されてい
る。
【0012】前止まり板41の裏面における上面板43
Aと下面板43Bから所定寸法内方に入った位置には、
上段のキャビティ21の天井壁の前端部と、下段のキャ
ビティ21の底壁の前端部とをそれぞれ構成する天井壁
板45Aと底壁板45Bとが突設されている。これらの
天井壁板45Aと底壁板45Bにおける内面側には、そ
の奥行き方向の中央部において、端子挿入口44の形成
位置と対応した位置ごとに、4個ずつの突起46が形成
されている。各突起46は、上記した雌側端子金具10
の被係止溝16に側方から進入可能となっている。
【0013】それに対して、ハウジング20の一方の側
面(正面から見た左側面)からは、図4に示すように、
上記のリテーナ40が挿入されるリテーナ挿入孔26
が、反対側の側面に貫通して形成されている。このリテ
ーナ挿入孔26は、リテーナ40の天井壁板45Aと底
壁板45Bとをそれぞれ挿通する上下の挿通溝27を有
している。上側の挿通溝27の下面と、下側の挿通溝2
7の上面とには、それぞれ突起46を挿通可能とする突
起挿通溝28が形成されており、詳細には各突起挿通溝
28は、上段のキャビティ21の天井面と、下段のキャ
ビティ21の底面の所定位置、すなわち雌側端子金具1
0が正規挿入された場合の被係止溝16と対応する位置
をそれぞれに貫通するようにして形成されている。
【0014】ハウジング20の前端側における上面と下
面とには、図5に示すように、左右方向を向いたリブ5
0が形成される一方、リテーナ40の上面板43Aと下
面板43Bとの内面には、図1に示すように、その奥方
位置にリブ50を挿通可能な左右方向を向いたガイド溝
51が形成されている。したがってリテーナ40は、前
止まり板41をハウジング20の前面に沿わせ、上面板
43Aと下面板43Bとを挿通溝27に挿通し、またガ
イド溝51にリブ50を挿通させつつ、ハウジング20
の正面から見た左側面から差し込み装着されるようにな
っている。このときリテーナ40の突起46は、突起挿
通溝28に挿通される。
【0015】ハウジング20における上面と下面には、
正面から見た右側の位置でリブ50の奥側において、図
9に示すように、仮係止突条52と本係止突条53とが
左右に間隔を開けて突設されている。一方、リテーナ4
0の上面板43Aと下面板43Bの内面における正面か
ら見た右寄りの位置には、上記の仮係止突条52と本係
止突条53とが嵌合可能なロック溝54が形成されてい
る(図12参照)。なお、ロック溝54の両側には、仮
係止突条52と本係止突条53とを嵌めて逃がす逃がし
溝55が形成されている。
【0016】リテーナ挿入孔26にリテーナ40が挿入
されると、まず仮係止突条52がロック溝54に嵌まっ
て、仮係止位置に保持される(図20参照)。リテーナ
40が仮係止位置にあるときには、同図に参照して示す
ように、前止まり板41の各端子挿入口44が左側にず
れて、対応するキャビティ21の前面のうちの左側の領
域のみが開口されるようになっている。また各突起46
は、対応するキャビティ21の左側に退避した状態にあ
る。
【0017】リテーナ40が仮係止位置からさらに押し
込まれると、本係止突条53がロック溝54に嵌まっ
て、本係止位置に保持される(図21参照)。この本係
止位置では、リテーナ40の左側板42が、ハウジング
20の後端部の出っ張った左側面とほぼ面一に収まる。
また、前止まり板41の各端子挿入口44が対応するキ
ャビティ21の前面と整合し、また、各突起46が対応
するキャビティ21内に進入するようになっている。ま
た、リテーナ40の前止まり板41の表面には、図11
に示すように、しぼ面48が形成されている。しぼ面4
8とは凹凸のある粗い面を示す。このようなしぼ面48
は、リテーナ40の成形型において前止まり板41の表
面を成形する成形面にしぼ地を形成することで成形され
る。
【0018】フード60は同じく合成樹脂製であって、
図1及び図13,14にも示すように、上記したハウジ
ング20の回りを覆うような角筒状に形成され、その後
端部は、ハウジング20の後端部の外周に緊密に嵌まる
縮径部61が形成されている。この縮径部61の後面に
は、ゴム栓押さえ62が張られている。ゴム栓押さえ6
2には、雌側端子金具10を挿通可能な窓孔63が、キ
ャビティ21と対応して整列して形成されている。なお
フード60の上面の幅方向の中央位置には、相手の雄ハ
ウジングとの間を嵌合状態にロックするためのロックア
ーム64が設けられている。
【0019】上記したハウジング20の四面の後縁に
は、それぞれ幅方向の中央部において、係止突部65が
突設されている。各係止突部65の後面側はテーパ状と
されている。一方、フード60の縮径部61の四面に
は、上記した各係止突部65が嵌合可能な係止溝66が
形成されている。ハウジング20の後面がゴム栓押さえ
62に当たるまで縮径部61内に嵌合されたところで、
係止突部65が係止溝66に嵌合する設定となってい
る。なお、係止溝66の手前側には浅い逃がし溝67が
形成されており、その間の乗り越え部68にはテーパが
付されている。
【0020】続いて、本実施形態の作用を説明する。組
み付けの手順の一例としては、まずパッキン34がハウ
ジング20の嵌着位置35に嵌着されるとともに、ゴム
栓収容凹部25内に一括型のゴム栓30が嵌められる。
次に、リテーナ挿入孔26にリテーナ40が正面から見
た左側面側から挿入され、仮係止位置に組み付けられ
る。この状態では、リテーナ40の前止まり板41の各
端子挿入口44に対して、キャビティ21の前面のうち
の左半分の領域のみが開口され、また各突起46は、対
応するキャビティ21の左側に退避している。また、リ
テーナ40がパッキン34の外れ止めとして機能する。
【0021】上記のようにハウジング20に対してパッ
キン34とゴム栓30とが装着され、またリテーナ40
が仮係止位置に組み付けられたら、図15に示すよう
に、ハウジング20の後端部が、フード60内に前方か
ら挿入される。ハウジング20は、係止突部65が逃が
し溝67を摺動しつつ押し込まれ、その後端面がフード
60のゴム栓押さえ62に当たるまで押し込まれたら、
各係止突部65が乗り越え部68を乗り越えて、図16
及び図17に示すように対応する係止溝66に嵌まり、
ハウジング20とフード60とが一体に組み付けられ
る。併せて、ゴム栓押さえ62によりゴム栓30が抜け
止め状態に保持される。係る状態で端子挿入現場へ搬入
される。
【0022】端子挿入現場では、図16に示すように、
雌側端子金具10が上下で背中合わせの姿勢にされて、
ゴム栓押さえ62の窓孔63を通して対応するキャビテ
ィ21内に挿入される。雌側端子金具10は詳細には、
上段では、スタビライザ14が挿入方向の後方から見て
右上に来る姿勢を、下段では、スタビライザ14が同左
下に来る姿勢をそれぞれ取る必要がある。そこで図18
に示すように、ゴム栓押さえ62の窓孔63を通して電
線挿通孔31の口縁に設けられた目印32が目視でき、
上段の電線挿通孔31については右上の位置に目印32
が、下段の電線挿通孔31については左下の位置に目印
32があるから、その目印32にスタビライザ14の位
置を合わせることで、雌側端子金具10は自ずから正規
の姿勢で挿入することができる。
【0023】雌側端子金具10は窓孔63からゴム栓3
0の電線挿通孔31を広げつつ押し込まれて、対応する
キャビティ21内に挿入され、ランス22を撓み空間2
3に向けて撓み変形させつつ、またリテーナ40の突起
46で邪魔されることなく押し込まれる。正規位置まで
挿入されると、ランス22が復元変形してアゴ部15に
引っ掛かることで抜け止め状態に一次係止される(図1
9参照)。また、ゴム栓30の電線挿通孔31の内周面
が、そこに通された電線Wの外周面に密着する。
【0024】すべての雌側端子金具10のキャビティ2
1内への挿入作業が完了したら、各雌側端子金具10が
正規のキャビティ21内に挿入されているか否かを検査
する導通検査が行われる。この導通検査は、リテーナ4
0が未だ仮係止位置に組み付けられた状態でコネクタが
検査装置にセットされ、図19に示すように、検査プロ
ーブPをリテーナ40の前止まり板41の端子挿入口4
4を通して雌側端子金具10に当てることで行われる。
【0025】リテーナ40が仮係止位置にある場合は、
図20に示すように、前止まり板41の各端子挿入口4
4が左側にずれて、対応するキャビティ21の前面のう
ちの左側の領域のみが開口された状態にあるから、端子
挿入口44を通った検査プローブPは、雌側端子金具1
0の接続部12の前縁の正面から見た左側の縁辺12A
に当たることになる。なおこの縁辺12Aは、上段の雌
側端子金具10では、図3に示すように、スタビライザ
14が設けられた側の縁辺、下段の雌側端子金具10で
は、スタビライザ14が設けられた側と反対の縁辺とな
る。したがって、検査プローブPが接続部12内に深く
入り込んで接触片11を過度撓みさせるといったことが
回避される。
【0026】導通検査が完了したら、コネクタを検査装
置から取り外したのち、リテーナ40を本係止位置に移
動させる。具体的には、図20の状態から、リテーナ4
0における前止まり板41の表面に指を当ててリテーナ
40を同図の右方向に移動させる。リテーナ40が、図
21に示す本係止位置に移動すると、既述したように本
係止突条53がロック溝54に嵌まって本係止位置に保
持される。本係止突条53が逃がし溝55からロック溝
54に乗り越える際に抵抗を受けるが、前止まり板41
の表面にはしぼ面48が形成されているから、それが引
っ掛かりとなって指の滑りが抑えられ、リテーナ40を
スムーズに移動させることができる。
【0027】リテーナ40が本係止位置に移動される
と、リテーナ40の突起46がキャビティ21内に進入
して、雌側端子金具10の被係止溝16に側方から嵌ま
り、雌側端子金具10が抜け止め状態に二重係止され
る。また、前止まり板41の端子挿入口44は各キャビ
ティ21の前面で同心に整合した状態とされる。上記に
より、各キャビティ21の入口側がゴム栓30によりシ
ールされた雌側の防水コネクタの組み付けが完了する。
そして、相手の雄側のコネクタと嵌合すると、雌雄の端
子金具同士が接続されるとともに、パッキン34が雌側
のハウジング20と相手の雄側のハウジングとの間で挟
持されて、両ハウジング間がシールされる。
【0028】以上説明したように本実施形態によれば、
ハウジング20に装着された一括型のゴム栓30を外れ
止め状態に押さえるゴム栓押さえ62を、フード60に
一体に設けた構造としたから、それを別体として備えた
場合と比較すると、部品点数が削減され、また組付工程
も減少することで、大幅なコスト低減を図ることができ
る。また、本実施形態のリテーナ40は、ハウジング2
0の側面側から差し込んで雌側端子金具10に直接に係
止するいわゆるサイドリテーナタイプではあるが、ハウ
ジング20とフード60との2ピースとしたことで、リ
テーナ40をハウジング20に対して予め仮係止位置に
装着しておき、フード60と組み付けた後に本係止位置
に押し込むといった使い方ができ、フード60にリテー
ナ40の装着用の開口を設ける必要がない。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態の組み付けの手順は一例であって、
例えばハウジングに対する組み付けにおいて、パッキン
とリテーナとを先に装着した後、最後に一括型のゴム栓
を嵌める等、他の手順を踏んでもよい。 (2)本発明は、雄側端子金具を収容する雄側の防水コ
ネクタにも同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解縦断面図
【図2】雌側端子金具の成形時の縦断面図
【図3】その正面図
【図4】ハウジングの側面図
【図5】その平面図
【図6】その平断面図
【図7】その背面図
【図8】その正面図
【図9】その横断面図
【図10】ゴム栓の正面図
【図11】リテーナの正面図
【図12】その背面図
【図13】フードの正面図
【図14】その背面図
【図15】ハウジングとフードとの組み付け前の縦断面
【図16】雌側端子金具の挿入前の縦断面図
【図17】ハウジングとフードとの組み付け後の側面図
【図18】その背面図
【図19】導通検査状態を示す縦断面図
【図20】リテーナが仮係止位置にある場合の正面図
【図21】リテーナが本係止位置にある場合の正面図
【符号の説明】
10…雌側端子金具 12…接続部 16…被係止溝 20…ハウジング 21…キャビティ 22…ランス 25…ゴム栓収容凹部 26…リテーナ挿入孔 30…(一括型の)ゴム栓 31…電線挿通孔 40…リテーナ 46…突起 52…仮係止突条 53…本係止突条 54…ロック溝 60…フード 62…ゴム栓押さえ 63…窓孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具が挿入されるキャビティを有す
    るハウジングと、このハウジングに対してその回りを覆
    うように組み付けられるフードとを備え、前記ハウジン
    グには、全キャビティの後面にわたって装着される一括
    型のゴム栓を収容するゴム栓収容部が設けられる一方、
    前記フードには前記ゴム栓を押さえるゴム栓押さえが設
    けられていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングには、前記キャビティ内
    に挿入された端子金具を抜け止めするリテーナが側面側
    からの差し込み可能に装着され、かつこのリテーナは、
    前記端子金具の挿抜を許容すべく後退した仮係止位置
    と、前記端子金具の抜け止めに機能すべく前進した本係
    止位置とでそれぞれ保持可能となっていることを特徴と
    する請求項1記載の防水コネクタ。
JP2000401956A 2000-12-19 2000-12-28 防水コネクタ Pending JP2002203637A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401956A JP2002203637A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 防水コネクタ
DE10162587A DE10162587B4 (de) 2000-12-19 2001-12-19 Verbinder
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