JP2002202939A - 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002202939A
JP2002202939A JP2000400047A JP2000400047A JP2002202939A JP 2002202939 A JP2002202939 A JP 2002202939A JP 2000400047 A JP2000400047 A JP 2000400047A JP 2000400047 A JP2000400047 A JP 2000400047A JP 2002202939 A JP2002202939 A JP 2002202939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
address
stored
electronic mail
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000400047A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Teraoka
俊一 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2000400047A priority Critical patent/JP2002202939A/ja
Publication of JP2002202939A publication Critical patent/JP2002202939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに煩雑性を感じさせることなく、知ら
ない者からの電子メールや猥褻な電子メール等の、不適
切な電子メールの受け取りを拒否する。 【解決手段】 受信したメールのアドレスがアドレス帳
に登録されているか否かを判断する(ステップS6)。
アドレス帳に登録されている場合には、受け取りを許可
する(ステップS9)。受信したメールのアドレスがア
ドレス帳に登録されてない場合には、この受信したメー
ルのアドレスとアドレス帳に登録されている当該ユーザ
のアドレスとを比較して、両者のドメイン名が一致する
か否かを判断する(ステップS7)。両者のドメイン名
が一致する場合には、受け取りを許可する(ステップS
9)。しかし、ステップS6及びS7の判断が共にNO
である場合は、知らない者からのメールであると想定す
ることができる。よって、この場合には、メールの受け
取りを拒否する(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、知らない者からの電子メールや
猥褻な電子メール等の、不適切な電子メールの受け取り
を拒否するための電子メール受信制御装置、電子メール
受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録
した記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】従来の電子メール受信制御装置としては、
例えば特開平11−164533号に開示されたものが
知られている。この電子メール受信制御装置は、受け取
りを拒否すべき電子メールのアドレスを予めデータベー
スに登録しておく。そして、電子メールを受信した際に
は、受信した電子メールのアドレスと、データベースに
登録されているアドレスとを照合し、両者が一致した場
合には、当該電子メールの受け取りを拒否するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】ところで、電子メールを使用する場合一般
的に、予め送信相手となる者の氏名等とともにアドレス
をアドレス帳と称されるメモリに記憶させておき、この
メモリ内から送信相手のアドレスを読み出すことによ
り、電子メールの円滑な送信を可能にしている。しかる
に、前述した電子メール受信制御装置によりメールの受
け取りを拒否するためには、メール送信時に利用できな
い無用なデータであるアドレスを別途メモリに記憶させ
なければならず、ユーザが煩雑性を感じてしまう。
【0007】しかも、受け取りを拒否するためには当該
受け取りを拒否する相手のアドレスを予め知って登録し
ておくことが必要となる。よって、知らない者から猥褻
な電子メール等の、不適切な電子メールが送信されて
も、その受け取りを拒否することができるものではなか
った。
【0008】本発明はかかる従来の課題に鑑みなされた
ものであり、ユーザに煩雑性を感じさせることなく、知
らない者からの電子メールや猥褻な電子メール等の、不
適切な電子メールの受け取りを拒否することのできる電
子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電
子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】前記課題を解決するために請求項1記載の
電子メール受信制御装置にあっては、電子メールの送信
相手となるアドレスが記憶されるアドレス記憶手段と、
メールサーバから配信される電子メールのアドレスと前
記アドレス記憶手段に記憶されているアドレスとを比較
する比較手段と、この比較手段による比較結果に基づ
き、前記電子メールのアドレスが前記アドレス記憶手段
に記憶されていない場合、当該電子メールの受け取りを
拒否する受信制御手段とを備える。
【0011】すなわち、電子メールを使用する場合一般
的に、予め送信相手となる者の氏名等とともにアドレス
をアドレス記憶手段に記憶させておくことから、この記
憶された電子メールの送信相手となるアドレスを有効に
利用して、電子メールの受け取り拒否制御がなされ、ユ
ーザが煩雑性を感じてしまうことはない。また、アドレ
ス記憶手段に記憶されているアドレス以外からのメール
は受け取りを拒否されることから、受け取りを拒否すべ
きメールのアドレスを予め知っていなくても、卑猥なメ
ール等の受け取りが拒否される。
【0012】また、請求項2記載の電子メール受信制御
装置にあっては、前記記憶手段は、当該ユーザのメール
アドレスをさらに記憶し、前記比較手段は、メールサー
バから配信される電子メールのアドレスのドメイン名と
当該ユーザのアドレスのドメイン名とをさらに比較し、
受信制御手段は、前記両ドメイン名が一致する場合、前
記電子メールのアドレスが前記アドレス記憶手段に記憶
されていない場合であっても、当該電子メールの受け取
りを許可する。
【0013】すなわち、メールサーバの管理者は、ユー
ザにメールアドレスを付与するに際して、厳格な審査を
行うことにより、同一のドメイン名のメールアドレスを
取得している者の信用性は確保されている。また、家族
で電子メールを利用する場合、同一のプロバイダーと契
約し、同一のメールサーバを使用し同一のドメイン名と
なる場合が想定される。したがって、ユーザのアドレス
のドメイン名と同一のドメイン名のアドレスから送信さ
れたメールは、例えば父親からのメール等であって、そ
の内容は当該ユーザにとって不適切なものではないと想
定される。よって、この場合には、当該電子メールの受
け取りを許可する。
【0014】また、請求項3記載の電子メール受信制御
装置にあっては、メールサーバから配信される電子メー
ルのアドレスがフリーメールドメインを含むものである
か否かを判断する判断手段と、この判断手段の判断結果
に基づき、前記配信される電子メールのアドレスがフリ
ーメールドメインを含むものである場合、当該電子メー
ルの受け取りを拒否する受信制御手段とを備える。すな
わち、アドレスがフリーメールドメインを含むものは、
匿名性が高く、メールの内容が不適切であると想定され
る。よって、この場合には、全面的にメールの受け取り
を拒否する。
【0015】また、請求項4記載の電子メール受信制御
装置にあっては、電子メールのタイトル又は内容の少な
くとも一方に含まれている場合に当該電子メールの受け
取りを拒否すべき言語を記憶している記憶手段と、メー
ルサーバから配信される電子メールのタイトル又は内容
の少なくとも一方に含まれている言語と、前記記憶手段
に記憶されている言語とを比較する比較手段と、この比
較手段による比較結果に基づき、前記配信される電子メ
ールのタイトル又は内容の少なくとも一方に、前記記憶
手段に記憶されている言語が含まれている場合、当該電
子メールの受け取りを拒否する受信制御手段とを備え
る。
【0016】すなわち、記憶手段には、予め卑わいな言
語や過激な言語等の不適切なメールの内容に含まれる可
能性のある言語が記憶されており、これら言語のいずれ
かがメールに含まれいている場合には、その受け取りを
拒否する。したがって、メールの送信相手に拘わらず、
不適切な内容のメールの受け取りが未然に防止される。
【0017】また、請求項5記載の電子メール受信制御
方法にあっては、メールサーバから配信される電子メー
ルのアドレスと、予め記憶手段に記憶した電子メールの
送信相手となるアドレスとを比較する比較ステップと、
この比較ステップでの比較結果に基づき、前記電子メー
ルのアドレスが前記記憶手段に記憶されていない場合、
当該電子メールの受け取りを拒否する受信制御ステップ
とを備える。
【0018】また、請求項6記載の電子メール受信制御
方法にあっては、前記比較ステップでは、メールサーバ
から配信される電子メールのアドレスのドメイン名と当
該ユーザのアドレスのドメイン名とをさらに比較し、受
信制御ステップでは、前記両ドメイン名が一致する場
合、前記電子メールのアドレスが前記記憶手段に記憶さ
れていない場合であっても、当該電子メールの受け取り
を許可する。
【0019】また、請求項7記載の電子メール受信制御
方法にあっては、メールサーバから配信される電子メー
ルのアドレスがフリーメールドメインを含むものである
か否かを判断する判断ステップと、この判断ステップの
判断結果に基づき、前記配信される電子メールのアドレ
スがフリーメールドメインを含むものである場合、当該
電子メールの受け取りを拒否する受信制御ステップとを
備える。
【0020】また、請求項8記載の電子メール受信制御
方法にあっては、メールサーバから配信される電子メー
ルのタイトル又は内容の少なくとも一方に含まれている
言語と、予め記憶手段に記憶されている言語とを比較す
る比較ステップと、この比較ステップによる比較結果に
基づき、前記配信される電子メールのタイトル又は内容
の少なくとも一方に、前記記憶ステップに記憶されてい
る言語が含まれている場合、当該電子メールの受け取り
を拒否する受信制御ステップとを備える。
【0021】したがって、これら請求項5〜8に記載す
るステップでコンピュータに処理を実行させることによ
り、請求項1〜4に記載する発明と同様の効果を得るこ
とが可能となる。よって、記載されるステップを汎用コ
ンピュータなどのハードウェアを用いて実行することに
より、これらのハードウェアで本発明の電子メール受信
制御技術が容易に実施できるようになる。
【0022】また、請求項9記載の発明にあっては、コ
ンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記録
媒体であって、メールサーバから配信される電子メール
のアドレスと、予め記憶手段に記憶した電子メールの送
信相手となるアドレスとを比較する比較手順と、この比
較手順での比較結果に基づき、前記電子メールのアドレ
スが前記記憶手段に記憶されていない場合、当該電子メ
ールの受け取りを拒否する受信制御手順とをコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録してある。
【0023】また、請求項10記載の発明にあっては、
前記比較手順では、メールサーバから配信される電子メ
ールのアドレスのドメイン名と当該ユーザのアドレスの
ドメイン名とをさらに比較し、受信制御手順では、前記
両ドメイン名が一致する場合、前記電子メールのアドレ
スが前記記憶手段に記憶されていない場合であっても、
当該電子メールの受け取りを許可する。
【0024】また、請求項11記載の発明にあっては、
コンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記
録媒体であって、メールサーバから配信される電子メー
ルのアドレスがフリーメールドメインを含むものである
か否かを判断する判断手順と、この判断手順の判断結果
に基づき、前記配信される電子メールのアドレスがフリ
ーメールドメインを含むものである場合、当該電子メー
ルの受け取りを拒否する受信制御手順とをコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録してある。
【0025】また、請求項12記載の発明にあっては、
コンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記
録媒体であって、メールサーバから配信される電子メー
ルのタイトル又は内容の少なくとも一方に含まれている
言語と、予め記憶手段に記憶されている言語とを比較す
る比較手順と、この比較手順による比較結果に基づき、
前記配信される電子メールのタイトル又は内容の少なく
とも一方に、前記記憶手順に記憶されている言語が含ま
れている場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受
信制御手順とをコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録してある。
【0026】したがって、こられ請求項9〜12記載の
発明によれば、記録媒体に含まれるプログラムをコンピ
ュータに読み込ませることで請求項1〜4に記載する電
子メール受信制御装置を実現できる。したがって、記録
媒体によってこれをソフトウェア商品として装置と独立
して容易に配布、販売することができるようになる。ま
た、汎用コンピュータなどのハードウェアを用いてこの
ソフトウェアを使用することにより、これらのハードウ
ェアで本発明の電子メール受信制御技術が容易に実施で
きるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
【0028】以下、本発明の一実施の形態を図に従って
説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る子供用
モバイル端末1とネットワークとの関係を示す図であ
る。子供用モバイル端末1は、メール送受信機能を有
し、電話回線網50及びネットワーク60を介して、メ
ールサーバ70にアクセス可能な機能を有している。
【0029】この子供用モバイル端末1は、図2に示す
ように、ヒンジ2を介して連結された表ケース3と裏ケ
ース4とから構成されている。表ケース3側には、LC
Dで構成された表示部5が設けられているとともに、そ
の下部には後述するタッチパネル6が積層されている。
【0030】裏ケース4側には、ペン7が着脱自在に設
けられているとともに、電源キー8、「エメール」から
「修正」までの各機能キー9〜15、平仮名キーとアル
ファベットキー等で構成されたデータ入力キー16、ス
ペース/変換キー17、ひらがな/カタカナキー18、
英/数キー20、カーソルキー21、△キー22、▽キ
ー23、戻るキー24、及びOKキー25が設けられて
いる。
【0031】図3は、子供用モバイル端末1の回路概略
構成を示すブロック図である。この回路には、各部を制
御するCPU30が設けられているとともに、ROM3
1及びRAM32がそれぞれバス33を介して接続され
ている。ROM31は、図4に示すように、プログラム
ROM311と不適切語ROM312等で構成される。
プログラムROM311は、CPU30が編集、送受
信、表示、データ圧縮/解凍を行うための各種プログラ
ムを記憶している。不適切語ROM312は、卑猥な言
語や過激な言語等の子供にとって相応しくない言語を記
憶している。RAM32はワーク用であって、後述する
フローチャートに示す処理を行うに際して必要な情報を
一時的に記憶する等バッファとしても使用される。
【0032】なお、ROM311に代えて記憶装置及び
記録媒体を用いてもよい。この記録媒体は、記憶装置に
固定的に設けたもの、若しくは脱着自在に装着するもの
である。また、記録媒体に記録するプログラム、データ
等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信
して記憶する構成にしてもよく、さらに、通信回線等を
介して接続された他の機器側に前記記録媒体を備えた記
録装置を設け、この記録媒体に記憶されているプログラ
ム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよ
い。
【0033】前記バス33にはさらに、ドライバ34、
メール保存メモリ35、NCU(Network Cntrol Unit)
36、キー入力部38及び前記タッチパネル6が接続さ
れている。ドライバ34は、LCDからなる前記表示部
6を駆動するものである。メール保存メモリ35には、
アドレス帳351と電子メールボックス352が設けら
れている。アドレス帳351には、電子メールの送信相
手となるアドレス、及び当該子供用モバイル端末1の所
有者であるユーザ(クライアント)のメールアドレスと
が記憶される。電子メールボックス352には、当該子
供用モバイル端末1から送信した電子メールである送信
済みメールと、当該子供用モバイル端末1がメールサー
バ70のメールボックスから受信した電子メールである
受信メールとが格納される。
【0034】すなわち、前記メールサーバ70には、ク
ライアント別の受信電子メールボックスが設けられてお
り、他のクライアントから当該クライアントへの送信メ
ールは各々クライアント別の受信電子メールボックスに
格納される。そして、各自の受信電子メールボックスか
ら電子メールをCPU30の処理によって取り込んで、
メール保存メモリ35内の格納電子メールボックス35
2に格納することにより、当該クライアントに相手から
の電子メールが到着するように構成されている。なお、
この電子メールには、バイナリファイルを含む任意のフ
ァイルを添付することが可能である。
【0035】次に、以上の構成にかかる本実施の形態の
動作について説明する。電源キー8が操作されて電源が
オンとなると、CPU30は、プログラムROM311
に格納されているプログラムに基づき、図5に示すフロ
ーチャートに従って処理を実行する。すなわち、先ずア
ドレス帳351に、電子メールの送信相手となるアドレ
ス及びユーザ自身のメールアドレスを登録させる(ステ
ップS1)。このステップS1の処理においては、ユー
ザがデータ入力キー16の操作により入力したアドレス
をアドレス帳351に記憶させ、あるいは所定のキー操
作により、メール保存メモリ35内の電子メールボック
ス352に格納されている受信メールからアドレスを読
み出して記憶させる。
【0036】次に、ユーザがエメールキー9を操作する
と、NCU36を起動させて、電話回線網50及びネッ
トワーク50を介してメールサーバ70にアクセスする
(ステップS2)。そして、メールサーバ70のクライ
アント別の受信電子メールボックスから電子メールを取
り込んで着信させる(ステップS3)。このステップS
3の着信処理時点においては、メールサーバ70から取
り込んだメールをメール保存メモリ35内の電子メール
ボックス352に格納することなく、RAM32のワー
クエリアに一時的に格納する。
【0037】引き続き、このRAM32のワークエリア
に一時的に格納した電子メールのアドレスがフリードメ
インを含むものであるか否かを判断する(ステップS
4)。
【0038】このフリードメインは、goo、yaho
o(商標?)等の匿名性の高いドメインを指すが、これ
に限られず、いかなる人も自由に登録可能なドメインも
含む。フリードメインであるか否かは、予め定められた
基準により決められるようになっている。
【0039】そして、フリードメインを含むものである
場合には、ステップS8に進んで、受け取りを拒否す
る。このステップS8の受け取り拒否処理では、RAM
32のワークエリアに一時的に格納したメールをメール
保存メモリ35内の電子メールボックス352に格納す
ることなく、そのまま消去する。つまり、アドレスがフ
リーメールドメインを含むものは、匿名性が高く、メー
ルの内容が不適切であると想定されるので、この場合に
は、全面的にメールの受け取りを拒否する。
【0040】また、ステップS4での判断の結果、RA
M32のワークエリアに一時的に格納した電子メールの
アドレスがフリードメインを含むものでない場合には、
さらにメールのタイトルと本文の少なくとも一方に、不
適切な言語が含まれているか否かを判断する(ステップ
S5)。このステップS5の処理に際しては、メールタ
イトル及び本文中の言語を不適切語ROM312にて検
索し、一致する言語が存在する場合には、不適切な言語
が含まれていると判断する。そして、不適切な言語が含
まれている場合には、前述と同様の受け取り拒否処理を
実行する(ステップS8)。したがって、メールの送信
相手に拘わらず、不適切な内容のメールがメール保存メ
モリ35内の電子メールボックス352に格納されるこ
とが未然に防止される。
【0041】また、ステップS5での判断の結果、受信
したメールに不適切が言語が含まれていない場合には、
当該受信したメールのアドレスがアドレス帳351に登
録されているか否かを判断する(ステップS6)。アド
レス帳351に登録されている場合には、知人等からの
メールであって全く知らない者からのメールではないこ
とから、受け取りを許可してRAM32のワークエリア
から読み出し(ステップS9)、メール保存メモリ35
内の電子メールボックス352に保存する(ステップS
10)。そして、所定のキー操作により電子メールボッ
クス352内のメールが選択されると(ステップS11
がYES)、当該メールを表示部5に表示させ(ステッ
プS12)、これによりユーザはメールを読むことがで
きる。
【0042】また、ステップS6での判断の結果、受信
したメールのアドレスがアドレス帳351に登録されて
ない場合には、この受信したメールのアドレスとアドレ
ス帳に登録されている当該ユーザのアドレスとを比較し
て、両者のドメイン名が一致するか否かを判断する(ス
テップS7)。そして、両者のドメイン名が一致する場
合(メールのアドレス内の@に続く両者のドメイン名
が、例えば「sgn.ne.jp」のように同じ場合)には、前
述と同様に受け取りを許可して、ステップS9〜S12
の処理を実行する。
【0043】すなわち、メールサーバ70の管理者は、
ユーザにメールアドレスを付与するに際して、厳格な審
査を行うことにより、同一のドメイン名のメールアドレ
スを取得している者の信用性は確保されている。また、
家族で電子メールを利用する場合、同一のプロバイダー
と契約し、同一のメールサーバ70を使用し同一のドメ
イン名となる場合が想定される。したがって、ユーザの
アドレスのドメイン名と同一のドメイン名のアドレスか
ら送信されたメールは、例えば父親からのメール等であ
って、その内容は当該ユーザにとって不適切なものでは
ないと想定される。よって、この場合には、当該電子メ
ールの受け取りを許可する。
【0044】しかし、ステップS6及びS7の判断が共
にNOである場合は、知人や肉親等以外であって、か
つ、信用性に関しても不確定である知らない者からのメ
ールであると想定することができる。よって、この場合
には、前述したステップS8の処理を行って、メールの
受け取りを拒否する。これにより、予め受け取りを拒否
すべきメールのアドレスを予め知っていなくても、卑猥
なメール等の、子供にとって不適切なメールの受け取り
が拒否され、メールを用いた悪戯から子供を保護するこ
とができる。
【0045】なお、本実施の形態においては、子供用モ
バイル端末1に本発明を適用するようにしたが、大人用
モバイル端末に本発明を適用するようにしても、また、
本発明にかかる記録媒体に記録させたプログラムをパー
ソナルコンピュータに読み込ませることにより、パーソ
ナルコンピュータに本発明を適用するようにしても良
い。
【0046】
【発明の効果】
【0047】以上説明したように本発明は、メールサー
バから配信される電子メールのアドレスが、電子メール
の送信相手となるアドレスとして記憶されていない場合
には、配信される電子メールの受け取りを拒否するよう
にしたことから、電子メールの送信相手となるアドレス
を有効に利用してユーザに煩雑性を感じさせることな
く、しかも、受け取りを拒否すべきメールのアドレスを
予め知っていなくても、卑猥なメール等の、知らない者
からの不適切なメールの受け取りを拒否することができ
る。
【0048】さらに、メールサーバから配信される電子
メールのアドレスのドメイン名と当該ユーザのアドレス
のドメイン名とを比較し、両者が一致する場合には、当
該電子メールの受け取りを許可するようにしたことか
ら、不適切なメールの受け取りを拒否しつつ、知人や肉
親あるいは信用性の高い者からのメールに関しては、確
実に受け取ることができる。
【0049】また、メールサーバから配信される電子メ
ールのアドレスがフリーメールドメインを含むものであ
る場合には受け取りを拒否するようにしたことから、匿
名性が高く、メールの内容が不適切である確率が高いメ
ールの受け取りを確実に拒否することができる。
【0050】また、電子メールのタイトル又は内容の少
なくとも一方に受け取りを拒否すべき言語が含まれてい
る場合には、当該電子メールの受け取りを拒否するよう
にしたことから、メールの送信相手に拘わらず、不適切
な内容のメールの受け取りを未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる子供用モバ
イル端末とネットワークとの関係を示すシステム構成図
である。
【図2】本発明の一実施の形態を適用した子供用モバイ
ル端末の開いた状態を示す平面図である。
【図3】同子供用モバイル端末の概略回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】ROMのメモリ構成図である。
【図5】CPUの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 子供用モバイル端末 5 表示部 6 タッチパネル 16 データ入力キー 30 CPU 31 ROM 35 メール保存メモリ 351 アドレス帳 3352 電子メールボックス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールの送信相手となるアドレスが
    記憶されるアドレス記憶手段と、 メールサーバから配信される電子メールのアドレスと前
    記アドレス記憶手段に記憶されているアドレスとを比較
    する比較手段と、 この比較手段による比較結果に基づき、前記電子メール
    のアドレスが前記アドレス記憶手段に記憶されていない
    場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受信制御手
    段とを備えることを特徴とする電子メール受信制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、当該ユーザのメールア
    ドレスをさらに記憶し、 前記比較手段は、メールサーバから配信される電子メー
    ルのアドレスのドメイン名と当該ユーザのアドレスのド
    メイン名とをさらに比較し、 受信制御手段は、前記両ドメイン名が一致する場合、前
    記電子メールのアドレスが前記アドレス記憶手段に記憶
    されていない場合であっても、当該電子メールの受け取
    りを許可することを特徴とする請求項1記載の電子メー
    ル受信制御装置。
  3. 【請求項3】 メールサーバから配信される電子メール
    のアドレスがフリーメールドメインを含むものであるか
    否かを判断する判断手段と、 この判断手段の判断結果に基づき、前記配信される電子
    メールのアドレスがフリーメールドメインを含むもので
    ある場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受信制
    御手段とを備えることを特徴とする電子メール受信制御
    装置。
  4. 【請求項4】 電子メールのタイトル又は内容の少なく
    とも一方に含まれている場合に当該電子メールの受け取
    りを拒否すべき言語を記憶している記憶手段と、 メールサーバから配信される電子メールのタイトル又は
    内容の少なくとも一方に含まれている言語と、前記記憶
    手段に記憶されている言語とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果に基づき、前記配信される
    電子メールのタイトル又は内容の少なくとも一方に、前
    記記憶手段に記憶されている言語が含まれている場合、
    当該電子メールの受け取りを拒否する受信制御手段とを
    備えることを特徴とする電子メール受信制御装置。
  5. 【請求項5】 メールサーバから配信される電子メール
    のアドレスと、予め記憶手段に記憶した電子メールの送
    信相手となるアドレスとを比較する比較ステップと、 この比較ステップでの比較結果に基づき、前記電子メー
    ルのアドレスが前記記憶手段に記憶されていない場合、
    当該電子メールの受け取りを拒否する受信制御ステップ
    とを備えることを特徴とする電子メール受信制御方法。
  6. 【請求項6】 前記比較ステップでは、メールサーバか
    ら配信される電子メールのアドレスのドメイン名と当該
    ユーザのアドレスのドメイン名とをさらに比較し、 受信制御ステップでは、前記両ドメイン名が一致する場
    合、前記電子メールのアドレスが前記記憶手段に記憶さ
    れていない場合であっても、当該電子メールの受け取り
    を許可することを特徴とする請求項5記載の電子メール
    受信制御方法。
  7. 【請求項7】 メールサーバから配信される電子メール
    のアドレスがフリーメールドメインを含むものであるか
    否かを判断する判断ステップと、 この判断ステップの判断結果に基づき、前記配信される
    電子メールのアドレスがフリーメールドメインを含むも
    のである場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受
    信制御ステップとを備えることを特徴とする電子メール
    受信制御方法。
  8. 【請求項8】 メールサーバから配信される電子メール
    のタイトル又は内容の少なくとも一方に含まれている言
    語と、予め記憶手段に記憶されている言語とを比較する
    比較ステップと、 この比較ステップによる比較結果に基づき、前記配信さ
    れる電子メールのタイトル又は内容の少なくとも一方
    に、前記記憶ステップに記憶されている言語が含まれて
    いる場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受信制
    御ステップとを備えることを特徴とする電子メール受信
    制御方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 メールサーバから配信される電子メールのアドレスと、
    予め記憶手段に記憶した電子メールの送信相手となるア
    ドレスとを比較する比較手順と、 この比較手順での比較結果に基づき、前記電子メールの
    アドレスが前記記憶手段に記憶されていない場合、当該
    電子メールの受け取りを拒否する受信制御手順とをコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録したこと
    を特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記比較手順では、メールサーバから
    配信される電子メールのアドレスのドメイン名と当該ユ
    ーザのアドレスのドメイン名とをさらに比較し、 受信制御手順では、前記両ドメイン名が一致する場合、
    前記電子メールのアドレスが前記記憶手段に記憶されて
    いない場合であっても、当該電子メールの受け取りを許
    可することを特徴とする請求項9記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 コンピュータが読み取り可能なプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 メールサーバから配信される電子メールのアドレスがフ
    リーメールドメインを含むものであるか否かを判断する
    判断手順と、 この判断手順の判断結果に基づき、前記配信される電子
    メールのアドレスがフリーメールドメインを含むもので
    ある場合、当該電子メールの受け取りを拒否する受信制
    御手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータが読み取り可能なプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 メールサーバから配信される電子メールのタイトル又は
    内容の少なくとも一方に含まれている言語と、予め記憶
    手段に記憶されている言語とを比較する比較手順と、 この比較手順による比較結果に基づき、前記配信される
    電子メールのタイトル又は内容の少なくとも一方に、前
    記記憶手順に記憶されている言語が含まれている場合、
    当該電子メールの受け取りを拒否する受信制御手順とを
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
JP2000400047A 2000-12-28 2000-12-28 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002202939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000400047A JP2002202939A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000400047A JP2002202939A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002202939A true JP2002202939A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18864714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000400047A Pending JP2002202939A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002202939A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526222A (ja) * 2003-04-17 2006-11-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信フレームワークにおいてコンテンツ/セキュリティ分析機能にアクセスするためのapiシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品
KR100702661B1 (ko) 2004-05-15 2007-04-02 주식회사 모비젠 도메인 ip 영역 추정을 통한 스팸 메일 방지 방법 및 그시스템
JP2007524902A (ja) * 2003-04-17 2007-08-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信装置を使用してコンテンツ/コンテクストの高感度スキャニングを行うシステム、方法及びコンピュータプログラム製品
JP2015191569A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 Kddi株式会社 グループ作成システム、サーバ、端末及びプログラム
JP2017138990A (ja) * 2017-02-07 2017-08-10 Kddi株式会社 グループ作成システム、管理サーバ及びグループ作成プログラム
JP2019139821A (ja) * 2019-05-23 2019-08-22 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526222A (ja) * 2003-04-17 2006-11-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信フレームワークにおいてコンテンツ/セキュリティ分析機能にアクセスするためのapiシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品
JP2007524902A (ja) * 2003-04-17 2007-08-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信装置を使用してコンテンツ/コンテクストの高感度スキャニングを行うシステム、方法及びコンピュータプログラム製品
KR100702661B1 (ko) 2004-05-15 2007-04-02 주식회사 모비젠 도메인 ip 영역 추정을 통한 스팸 메일 방지 방법 및 그시스템
JP2015191569A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 Kddi株式会社 グループ作成システム、サーバ、端末及びプログラム
JP2017138990A (ja) * 2017-02-07 2017-08-10 Kddi株式会社 グループ作成システム、管理サーバ及びグループ作成プログラム
JP2019139821A (ja) * 2019-05-23 2019-08-22 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8601589B2 (en) Simplified electronic messaging system
US7275214B2 (en) Method of setting destinations of electronic mail
CA2623260C (en) Rendering subject identification on protected messages lacking such identification
US7774409B2 (en) Providing common contact discovery and management to electronic mail users
US10193844B1 (en) Secure cloud-based messaging and storage
US20050203929A1 (en) System, method and computer program product for prioritizing contacts
US20040243844A1 (en) Authorized email control system
JPH1139236A (ja) 電子メールの処理方法及び送信方法
JP2006101474A (ja) メール受信方法、メール受信装置およびメールサーバ
JPH11167533A (ja) 電子メールファイアウォール装置
US20060031153A1 (en) Methods and systems for matching buyers and sellers over electronic networks
US20060031334A1 (en) Methods and systems for forwarding electronic communications to remote users
AU2006349490B2 (en) A system and method for identifying and linking users having matching confidential information
US20060031337A1 (en) Methods and systems for broadcasting offers over electronic networks
JP2004064215A (ja) 電子メールシステム、電子メールのなりすまし送信防止方法及びなりすまし送信メールの受信防止方法
JP2002202939A (ja) 電子メール受信制御装置、電子メール受信制御方法及び電子メール受信制御プログラムを記録した記録媒体
WO2010094626A1 (en) Message handling
JP4447032B2 (ja) 電子メールシステム
US20080248829A1 (en) System and method for portable compatibility determination
JP2002229950A (ja) 情報登録装置、情報登録システム、情報登録方法、情報登録プログラム、及び情報登録プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JPH10275119A (ja) 電子メールシステム
US20040024827A1 (en) Two way e-mail system and recording medium
JP2002073514A (ja) 通信ネットワークを利用した情報交換方法
JP2003296559A (ja) コンテンツ登録システム、その方法及びそのプログラム
JP5379849B2 (ja) メッセージ処理