JP2002202566A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2002202566A
JP2002202566A JP2001320843A JP2001320843A JP2002202566A JP 2002202566 A JP2002202566 A JP 2002202566A JP 2001320843 A JP2001320843 A JP 2001320843A JP 2001320843 A JP2001320843 A JP 2001320843A JP 2002202566 A JP2002202566 A JP 2002202566A
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photosensitive material
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guide
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Application number
JP2001320843A
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English (en)
Inventor
Takehisa Ono
剛久 大野
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料を所定の姿勢で感光材料マガジンに
巻き戻す画像記録装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 感光材料Aを巻き戻す場合には、(A)
に示すように、幅ガイド部材を構成するガイド部材40
A、40Bの凹部196間の幅を感光材料Aの幅相当に
すると共に、引き出しローラ対36のニップを解除す
る。その後、感光材料Aを巻き戻す(矢印X1方向)こ
とによって、ニップが解除されているため幅方向に移動
可能とされた感光材料Aは、ガイド部材40A、40B
の凹部196によって斜行等が所定の姿勢(方向)に修
正されて感光材料マガジン27に巻き取られる。すなわ
ち、所定の姿勢で感光材料マガジン27に感光材料Aを
巻き取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光し
て画像を形成する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光を利用する焼付装
置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読
み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種
々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画
像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走
査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理を施してプ
リント(写真)として出力するデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。
【0003】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピー(R)ディスク等の記録媒体に保存しておくことも
できる。さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従
来の直接露光によるプリントに比して、分解能、色/濃
度再現性等に優れた、より画質の良好なプリントが出力
可能である。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置(画像記録装置)と現像
機とを有する出力機より構成される。スキャナでは、フ
ィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイ
メージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像デー
タ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像
処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、
画像記録のための出力画像データ(露光条件)として焼
付装置に送る。焼付装置は、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、供給された画像データに応じ
て変調した光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料を走査搬送す
ることにより、光ビームによって感光材料を走査露光し
て潜像を形成し、また、バックプリントを記録する。現
像機では、露光済の感光材料に、所定の現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
とする。
【0005】このような焼付装置では、マガジンに収納
された感光材料を装置本体に配設された引き出しローラ
対がニップすることによってマガジン内部から引き出し
て露光部に搬送している。この場合に、一連の露光処理
が終了すると露光部に到達するまでの未使用の感光材料
をマガジン内部に収納するために引き出しローラ対でニ
ップされた状態のまま巻き戻しが行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引き出
しローラ対でニップした状態で感光材料を巻き戻すと、
感光材料が斜行した状態のまま巻き戻されてしまう。こ
の結果、感光材料の幅方向端部がガイド部材やマガジン
の収納口の端部に衝突して感光材料を傷めてしまうおそ
れがあった。
【0007】そこで、本発明は、感光材料の巻き戻し時
に感光材料の姿勢を制御してマガジンに巻き戻す画像記
録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光材料に露光して画像形成をする画像記録装置におい
て、感光材料を遮光状態で収納するマガジンと、マガジ
ンに収納された感光材料の先端をニップして装置本体内
部に感光材料を引き出すニップローラ対と、前記ニップ
ローラ対の近傍に設けられ、感光材料の巻き戻し時に感
光材料の幅方向端部に接触して巻き戻し方向を規制する
幅方向ガイドと、前記ニップローラ対による前記感光材
料の幅方向の規制を解除する規制解除手段と、を備え、
感光材料をマガジン内部に巻き戻す場合に、前記規制解
除手段によってニップローラ対の幅方向の規制を解除す
ると共に、前記幅方向ガイドの幅を感光材料の引き出し
時よりも狭めることを特徴とすることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0010】感光材料の巻き戻し時に規制解除手段がニ
ップローラ対による感光材料の幅方向の規制を解除する
と共に、感光材料の引き出し時にジャミング防止のため
感光材料の幅よりも広くされた幅方向ガイドの幅を狭め
る。したがって、感光材料が斜行して戻ってきた場合で
も、幅方向の規制の解除によって幅方向に移動自在とさ
れた感光材料が、引き出し時よりも幅を狭められた幅方
向ガイドによって斜行を抑制されてマガジン内部に収納
される。したがって、感光材料の巻き戻し時の斜行によ
ってマガジンの収納口等に幅方向端部が衝突して感光材
料が傷むことを確実に回避できる。
【0011】請求項2記載の発明は、感光材料に露光し
て画像形成をする画像記録装置において、感光材料を遮
光状態で収納するマガジンと、マガジンに収納された感
光材料の先端をニップして装置本体内部に感光材料を引
き出すニップローラ対と、前記ニップローラ対の近傍に
設けられ、感光材料の巻き戻し時に感光材料の幅方向端
部に接触して巻き戻し方向を規制する幅方向ガイドと、
前記ニップローラ対による前記感光材料の幅方向の規制
を解除する規制解除手段と、を備え、感光材料をマガジ
ン内部に巻き戻す場合に、前記規制解除手段によってニ
ップローラ対の幅方向の規制を解除すると共に、前記幅
方向ガイドの幅を感光材料の斜行を修正可能な幅とする
ことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の作用について説明する。
【0013】感光材料の巻き戻し時に規制解除手段がニ
ップローラ対の幅方向の規制を解除すると共に幅方向ガ
イドの幅を感光材料の斜行を修正可能な幅とする。した
がって、感光材料が斜行して戻ってきた場合でも、幅方
向の規制の解除によって幅方向に移動自在とされた感光
材料が、幅方向ガイドによって規制されて所定の姿勢に
修正され、マガジン内部に収納される。したがって、感
光材料の巻き戻し時の斜行によってマガジンの収納口等
に幅方向端部が衝突して感光材料が傷むことを確実に回
避できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記規制解除手段は、前記ニップ
ローラ対のニップを解除するニップ解除手段であること
を特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0016】感光材料の巻き戻し時にニップ解除手段が
ニップローラ対のニップを解除することによって、感光
材料が幅方向に移動自在になる。したがって、所定の幅
に狭められた幅方向ガイドによって、感光材料が斜行を
抑制されてマガジン内部に収納される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の発明において、前記感光材料の巻き戻
し時における前記幅方向ガイドの幅は、−2mm〜+4
mmであることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0019】幅方向ガイドの幅が感光材料の幅よりも+
4mm以上となると、感光材料の斜行等を良好に防止で
きなくなる。また、感光材料の種類によって幅方向の反
り量が異なるため、幅方向ガイドの幅が感光材料の幅よ
りも−2mm程度まで感光材料が通過可能となる。そこ
で、幅方向ガイドの幅を感光材料の幅に対して−2mm
〜+4mm程度とすることによって、良好な斜行防止
(修正)効果を確保することができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項記載の発明において、前記幅方向ガイドに
は、マガジン側に向かって幅を狭める方向に傾斜したテ
ーパ面が形成されていることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0022】巻き戻し時に、感光材料が斜行やオフセッ
ト(幅方向のずれ)を生じたまま幅方向ガイドに到達し
た場合には、幅方向ガイドの搬送方向端面に衝突して感
光材料が傷むおそれがある。しかしながら、マガジン側
(巻き戻し側)に向かって幅を狭めるテーパ面が形成さ
れているため、斜行やオフセットした感光材料がテーパ
面に案内されて良好に姿勢の修正が行なわれる。すなわ
ち、感光材料が幅方向ガイドの搬送方向端面に衝突する
ことが確実に回避される。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項記載の発明において、前記幅方向ガイドは、
感光材料の種類に応じてガイド幅を変更することを特徴
とする。
【0024】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
【0025】感光材料の種類によって感光材料の幅方向
における反り量が異なる。したがって、感光材料の種類
に対応して幅方向ガイドのガイド幅を変更することによ
って、感光材料の巻き戻し時における斜行を良好に修正
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像記録装置につ
いて、添付の図面に示す好適実施例を基に、詳細に説明
する。先ず、画像記録装置について全体説明を行ない、
次に、要部であるニップ解除機構およびガイド幅調整機
構について説明する。 (画像記録装置の全体構成)図1に示すように、画像記
録装置10は、主にデジタルフォトプリンタの画像記録
装置に利用されるもので、フィルムスキャナー等の画像
読取装置で読み取られ、読み取られた画像に応じてセッ
トアップ装置で決定された露光条件(画像記録条件)に
応じて、光ビーム走査露光によって感光材料Aを走査露
光して潜像を形成し、現像処理を行って、フィルムの画
像が記録されたプリントを出力する装置であって、基本
的に、画像記録部12、現像部14、乾燥部16、排出
部18、および制御基板や電源部等が収納されてなる電
装部20を有して構成される。
【0027】画像記録部12は、焼付搬送装置22と光
ビーム走査装置24を備える。
【0028】焼付搬送装置22は、図2に示すように、
後述する感光材料マガジン27にロール状に巻回された
感光材料Aを引き出して所定の経路を搬送しつつ、画像
位置情報の記録、画像露光(焼き付け)、バックプリン
ト等を行い、次工程となる現像部14に搬送する装置で
あり、感光材料供給部26、画像位置情報を記録する画
像位置情報形成部28、露光部30、バックプリント部
32、リザーバ34、およびこれらの部位を経た所定経
路で感光材料Aを搬送する搬送手段とを有するものであ
る。
【0029】感光材料供給部26は、スプール29にロ
ール状に巻回された感光材料Aを遮光性の筐体に収納し
てなる感光材料マガジン27を装填する部分であって、
焼付搬送装置22の上部で、露光部30と光ビーム走査
装置24とからなる露光手段の側方に位置する。
【0030】なお、装置本体に設けられた図示しないマ
ガジン駆動モータのからの駆動力が図示しないクラッチ
を介してスプール29に伝達され、スプール29が回転
して感光材料Aを巻き取る構成とされている。また、ク
ラッチのON、OFFの切換によって駆動力が伝達・不
伝達とされるほか、クラッチのOFFによってスプール
が回転自在とされる。
【0031】感光材料マガジン27に隣接する部分に
は、感光材料マガジン27から感光材料Aを引き出す引
き出しローラ対36と、感光材料Aの幅方向を規制する
幅ガイド部材40と、感光材料AのループがU字型に形
成される第1ループ形成部42とが配設される。
【0032】引き出しローラ対36は、図示しないニッ
プ解除機構によってニップおよびニップ解除が自在とさ
れている。
【0033】幅ガイド部材40は、図示しないガイド幅
調整機構によって感光材料Aのサイズ(幅)に応じてガ
イド幅を調整するものである。
【0034】第1ループ形成部42は、感光材料Aのル
ープ(弛み)を形成することによって、下流に配置され
る画像位置情報形成部28による感光材料Aの搬送およ
び停止等を吸収する部分である。
【0035】第1ループ形成部42の下流側には、感光
材料Aにパンチ穴を形成するパンチ50を備えた画像位
置情報形成部28が設けられている。この画像位置情報
形成部28は、後述する排出部18において行われる感
光材料Aの切断のため、また、露光やバックプリントの
ため、プリント一枚毎の位置情報(いわゆるコマ情報)
や、例えば24枚、36枚等のフィルム一本分等の適宜
設定された単位枚数毎の位置情報(いわゆるソート情
報)等の画像位置情報を感光材料Aに形成するものであ
る。
【0036】画像位置情報形成部28の下流側には、搬
送ローラ56とローラ57A〜57Cに巻きかけられた
エンドレスベルト59を挟んで露光部30が配設されて
いる。
【0037】露光部30は、第2ループ形成部58と、
副走査搬送部60と、第3ループ形成部62とからな
る。
【0038】副走査搬送系60は、感光材料Aを露光位
置に案内するレジストローラ70、72および幅ガイド
部材90を備え、その下流側に精度良く露光位置に搬送
する搬送ローラ82、84を備える。搬送ローラ82、
84で精度良く副走査方向に搬送される感光材料Aに対
して光ビーム走査装置24が主走査方向に走査露光する
ことによって感光材料Aが二次元状に露光される。
【0039】この露光位置(副走査搬送系60)の上流
側および下流側には、第2ループ形成部58および第3
ループ形成部62が設けられている。したがって、副走
査搬送系60における感光材料Aの副走査搬送に、上下
流に配置される搬送手段が与える悪影響、いわゆるバッ
クテンションや引っ張り等を無くして、高精度な感光材
料Aの副走査搬送を可能とするものである。
【0040】さらに、第3ループ形成部62の下流側に
は、搬送ローラ98を介してバックプリント部32が設
けられている。
【0041】バックプリント部32では、印字装置10
2によって原稿フィルムの撮影日や感光材料Aへの記録
日等のプリントの各種のデータをプリントの裏面に記録
する。
【0042】バックプリント部32の下流側には、搬送
ローラ106を介して第1カッタ112およびリザーバ
(第4ループ形成部)34が設けられている。
【0043】この第1カッタ112は通常の作動状態で
は使用されず、例えば、露光操作を終了した後に、後述
するリザーバ34に収納される露光済の感光材料Aをす
べて排出する際等に感光材料Aを切断するものである。
【0044】このリザーバ34は、画像記録部12と現
像部14との処理速度の差を吸収して、効率の良いプリ
ント作成を行なうために設けられたものである。
【0045】さらに、リザーバ34の下流側には、搬送
ローラ120を介して第2カッタ124および第5ルー
プ形成部125が配設される。
【0046】第2カッタ124は、トラブル等の際に感
光材料Aを切断するためのカッタで、例えば、リザーバ
34に収容される感光材料Aの量が所定量以下になった
場合や、現像部14等でトラブルが発生した際に、この
第2カッタ124で感光材料Aを切断することにより、
リザーバ34に収納される露光済の感光材料Aへの悪影
響や、現像部14に感光材料Aが不要に引っ張られ、焼
付搬送装置22の各搬送手段を損傷することを防止する
ことができる。
【0047】また、第5ループ形成部125は、焼付搬
送装置22における処理速度と現像部14の処理速度の
差、および搬送手段118による感光材料Aの搬送・停
止を最終的に吸収し、現像部14によって感光材料Aが
不要に引っ張られ損傷するのを防止するものである。
【0048】第5ループ形成部125の下流側には、搬
送ローラ132とニップローラ134、136が設けら
れており、現像部14に感光材料Aが送り込まれる。
【0049】現像部14に到達した感光材料Aは現像槽
136、定着槽138、水洗槽140を介して乾燥部1
6に送り込まれ、排出部18でカッタ148によって所
定長さに切断されて仕上りプリントとされ、ソータ14
4に収納される構成である。
【0050】なお、第1ループ形成部42〜第5ループ
形成部125は、それぞれ感光材料Aの先端が到達した
際には、図示しないガイド手段によって二点鎖線で示す
ように、感光材料Aを直線的に下流側に案内する構成と
されている。 (要部の構成)このように形成される画像記録装置10
において、引き出しローラ対36と幅ガイド部材40の
駆動機構について感光材料Aの巻き戻し時の制御を含め
て詳細に説明する。
【0051】先ず、本発明の要部である巻き戻し時に駆
動されるニップ解除機構とガイド幅調整機構について説
明する。
【0052】図3に示すように、ニップ解除機構150
は引き出しローラ対36のニップ解除を行なう機構であ
り、ガイド幅調整機構190はガイド40の幅を調整す
る機構である。
【0053】先ず、ニップ解除機構150から説明す
る。
【0054】引き出しローラ対36は、図3に示すよう
に、それぞれ軸体152、軸体154に嵌合された上部
ローラ36Aと下部ローラ36Bから構成されている。
下部ローラ36Bに対しては、図5に示すように、モー
タ156の駆動力が駆動ギア158、伝達ギア160、
162を介して軸体154の端部に配設されたギア16
4に伝達される構成とされている。すなわち、上部ロー
ラ36Aと下部ローラ36Bが感光材料Aをニップして
いるときは、モータ156の駆動によって感光材料Aが
下流側に搬送される構成である。
【0055】この引き出しローラ対36に対して、ニッ
プ解除機構150は、図3および図4に示すように、カ
ム166と、カムフォロワー168と、支持部材170
から基本的に構成される。なお、これらは、軸体152
の両端に設けられている(図4参照)ものであるが、同
様の構成なので基本的に一方側のみを説明して他方を省
略する。
【0056】カム166は、図示しない駆動手段によっ
て軸体172と共に回動する構成であり、外周面に載置
されたカムフォロワー168がカム166の回転によっ
て凹部166A〜凹部166B間を移動する構成である
(図5、図6参照)。
【0057】また、支持部材170は、図4に示すよう
に、軸体152と同方向に延在する支持部173の両端
に垂直に延在する略板状の支持部174A、174Bを
有する構成である。以下は、支持部174Bも支持部1
74Aと同様の構成なので、支持部174Aについての
み説明する。
【0058】支持部174Aは、カムフォロワー168
の軸体176の端部に載置されており、カム166の回
動によってカムフォロワー168と共に上下動する構成
である。
【0059】一方、支持部174Aの上部には、上下動
の際に下部ローラ36Bの軸体154と干渉しないよう
に設けられた凹部178と、その上部に設けられ上方に
開口した凹部180を有する突起部182とを備える。
この凹部180に下部ローラ36B側に常時付勢された
軸体152が挿入されている。
【0060】したがって、図5に示すように、カム16
6の凹部166Aにカムフォロワー168が位置する場
合には、軸体152が凹部180の底面によって支持さ
れることなく、上部ローラ36Aと下部ローラ36Bが
当接して感光材料Aをニップする構成である。
【0061】一方、図6に示すように、カム166の凹
部166Bにカムフォロワー168が位置する場合に
は、支持部材170の上昇によって凹部180の底面に
支持された軸体152が上方に移動する。すなわち、上
部ローラ36Aが下部ローラ36Bから離間してニップ
を解除する構成である(図6参照)。
【0062】次に、ガイド幅調整機構190について説
明する。
【0063】ガイド幅調整機構190は、図3、図7に
示すように、幅ガイド部材40を構成する一対のガイド
部材40A、40Bと、ガイド部材40A、40Bを支
持する支持部材192A、192Bと、支持部材192
A、192Bを幅方向に移動させる移動機構194とか
ら基本的に構成される。
【0064】ガイド部材40A、40Bは、互いに向き
合って開口した凹部196をそれぞれ有しており、凹部
196によって感光材料Aの幅方向の規制を行なうもの
である。凹部196は、図8に示すように、感光材料A
の搬送方向上流側(矢印X1方向)および下流側(矢印
X2方向)に対してそれぞれテーパ面198A、198
Bを形成しており、感光材料Aを凹部196に案内する
ように構成されている。
【0065】ガイド部材40Aを載置する支持部材19
2Aは、図3、図7に示すように、板体194A、19
4B間に設けられた三本のシャフト197、198、2
00のうち、シャフト197、200が挿通されること
によって、幅方向に移動自在とされている。なお、支持
部材192Aは、シャフト197、200が挿通される
部分のみを凸部202A、204Aとすることによって
シャフト198や後述するチェーン212との干渉を回
避している。なお、下部の凸部(以下、マウントという
場合がある)204Aの上面は、後述するチェーン21
2と噛合する噛合部205Aが形成されている。
【0066】ガイド部材40Bを載置する支持部材19
2Bは、シャフト197、198が挿通されることによ
って幅方向に移動自在とされている。なお、支持部材1
92Bは、シャフト197、198が挿通される部分の
みを凸部202B、204Bとすることによって後述す
るチェーン212との干渉を回避している。なお、下部
の凸部(以下、マウントという場合がある)204Bの
上面は、後述するチェーン212と噛合する噛合部20
5Bが形成されている。
【0067】移動機構194は、板体194Aの外側に
配置されたモータ206と、モータ206のスプロケッ
ト208と板体194B側に配置されたスプロケット2
10の間に掛け渡されたチェーン212とから構成され
る。
【0068】このチェーン212は、周回位置の下側で
支持部材192Aのマウント204Aの上面に設けられ
た噛合部205Aと噛合し、上側で支持部材192Bの
マウント204Bの上面に設けられた噛合部205Bと
噛合している。したがって、チェーン212の回転によ
って支持部材192A、192Bは互いに反対方向に移
動する。すなわち、モータ206の駆動によってガイド
部材40A、40Bが互いに接近離間する構成とされて
いる。 (作用)このように構成されるニップ解除機構150
と、ガイド幅調整機構190を用いて、感光材料Aの露
光搬送および巻き戻し動作について図10〜図12のタ
イミングチャートを参照して説明する。
【0069】通常の露光搬送動作の場合には、図10の
タイミングチャートに示すように、マガジン駆動モータ
の駆動を停止、クラッチをOFFした状態で感光材料A
の搬送が行なわれる。すなわち、マガジン27のスプー
ル29が回転自在の状態で感光材料Aの搬送が行なわれ
る。
【0070】また、引き出しローラ対36が感光材料A
をニップする。具体的には、ニップ解除機構150のカ
ム166の凹部166Aにカムフォロワー168が位置
して上部ローラ36Aと下部ローラ36Bをニップさせ
ることによって感光材料Aをニップする。この状態でモ
ータ156を駆動することによって引き出しローラ対3
6が回転し、回転自在のスプール29に巻回された感光
材料Aがマガジン27から引き出され、露光位置に搬送
される。この際、幅ガイド部材40を構成するガイド部
材40A、40Bの凹部196間の幅は、感光材料Aの
幅よりもかなり広く、例えば8mm広く配置されてい
る。これは、ガイド部材40A、40Bの凹部196間
の幅を感光材料Aの幅相当にすると、引き出しローラ対
36によって送り出されている感光材料Aにジャミング
が発生するからである。
【0071】一方、この露光搬送状態のまま感光材料A
を巻き戻すと、図9(B)に示すように、引き出しロー
ラ対36が感光材料Aをニップしているため感光材料A
が幅方向に移動することができず、また、ガイド部材4
0A、40Bの凹部196間で規定される幅が感光材料
Aの幅よりもかなり広いため、感光材料Aの斜行を修正
することができず、斜行状態が維持されたまま感光材料
マガジン27に巻き取られる。
【0072】そこで、第1カッタ112あるいは第2カ
ッタ124によって切断された未露光の感光材料Aを感
光材料マガジン27に巻き戻す場合には、図11に示す
タイミングチャートに示すように行なう。
【0073】先ず、モータ156の駆動を停止して引き
出しローラ対36による感光材料Aの搬送(引き出し)
を停止する。続いて、引き出しローラ対36のニップを
解除する。具体的には、図示しない駆動手段が駆動され
てカム166を時計回りに回動させ、凹部166A上に
位置したカムフォロワー168を凹部166B上に移動
させる(図5→図6参照)。この結果、軸体176に支
持されている支持部材170が上昇して上部ローラ36
Aが下部ローラ36Bから離間して、感光材料Aに対す
るニップが解除される。
【0074】続いて、ガイド部材40A、40Bの凹部
196で規定される幅を感光材料Aの幅まで狭める。具
体的には、ガイド幅調整機構190において、モータ2
06を駆動してチェーン212を反時計回りに回転さ
せ、支持部材192A、192Bが互いに接近する方向
に移動させる。すなわち、ガイド部材40A、40Bの
凹部196間で規定される幅を感光材料Aの幅(±0m
m)とする。この幅は、感光材料Aの幅に対して−2m
m〜+4mm、好ましくは−1mm〜+2mmとすれば
良い。ここで、設定に幅があるのは、感光材料Aの面
種、厚さ(シュプリーム厚手(240μm〜260μ
m)、シュプリーム薄手(160μm〜200μm))
等によって幅方向の反り量などが異なるためである。ま
た、感光材料Aの表面の光沢(グロッシーA、マット
等)によって傷み易さが異なるためである。例えば、シ
ュプリーム薄手であれば、ガイド部材40A、40Bの
凹部196間で規定される幅を−1mmに設定する。な
お、−2mm〜+4mmとしたのは、+4mmを越える
と斜行抑制の効果が十分に発揮できないためであり、−
2mmを下回ると感光材料Aを傷めるおそれがあるから
である。
【0075】この状態で、クラッチをONにしてマガジ
ンモータを駆動することによって、スプール29に駆動
力が伝達されて感光材料Aがマガジン27内部に巻き取
られる(感光材料Aの巻き戻し(矢印X1方向の搬送)
を行なう)。この際、引き出しローラ対36のニップが
解除されているため、感光材料Aの幅方向の移動可能と
なっている。したがって、感光材料Aが斜行していても
(図9(A)二点鎖線参照)、感光材料Aの幅相当とさ
れているガイド部材40A、40Bの凹部196に摺接
することによって所定の姿勢に修正される。すなわち、
感光材料Aが斜行することなく感光材料マガジン27内
部に収納される。
【0076】この際、テーパ面198Bによって斜行あ
るいは幅方向にオフセットしている感光材料Aが凹部1
96に案内されるため、感光材料Aの幅相当に配置され
たガイド部材40Aの端面に感光材料Aが衝突して傷め
ることもない。
【0077】さらに、感光材料Aの巻き戻し残量が小さ
くなった(搬送路上の所定位置に配置されたセンサで感
光材料Aの先端が検出された)場合には、感光材料Aの
先端位置を精度良く位置決めするため、図12に示すタ
イミングチャートのように行なう。
【0078】先ず、マガジンモータの駆動を停止してス
プール29による感光材料Aの巻き取りを停止する。続
いて、引き出しローラ対36のニップ状態に復帰させ
る。この状態でモータ156を駆動することによって引
き出しローラ対36によって一定量巻き戻して感光材料
Aの先端を所定位置まで搬送する。この際、マガジンモ
ータは、間欠的に駆動され、マガジン27内部で感光材
料Aの弛みを取り除く。
【0079】このように制御されることによって、感光
材料Aが斜行を防止されて良好に巻き取られ、しかも感
光材料Aの先端を精度良く位置決めすることができる。
【0080】本実施形態では、ニップ解除機構をモータ
の駆動によって解除するように構成したが、レバーなど
を設けて手動でニップ解除する構成としても良い。
【0081】また、本実施形態では、ニップ解除するこ
とによって感光材料Aが幅方向に移動自在とする構成と
したが、ニップした状態のまま上部ローラ36Aと下部
ローラ36Bが幅方向に移動自在になる構成としても良
い。
【0082】
【発明の効果】本発明に係る画像記録装置では、感光材
料の斜行等が修正されて所定の姿勢で感光材料マガジン
に巻き戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の概略
説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る焼付搬送装置の概略
側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の振分
部の概略平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るニップ解除機構の正
面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るニップ解除機構の側
面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るニップ解除機構の側
面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るガイド幅調整機構の
正面図である。
【図8】(A)、(B)は、本発明の一実施形態に係る
幅ガイド部材の位置関係を示す2状態図である。
【図9】(A)は本発明の一実施形態に係る巻き戻し状
態説明図であり、(B)は従来例に係る巻き戻し状態説
明図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る感光材料の引き出
し処理のタイミングチャートである。
【図11】本発明の一実施形態に係る感光材料の巻き戻
し処理のタイミングチャートである。
【図12】本発明の一実施形態に係る感光材料の先端位
置決め時のタイミングチャートである。
【符号の説明】 10…画像記録装置 27…感光材料マガジン(マガジン) 36…引き出しローラ対(ニップローラ対) 40…幅ガイド部材(幅方向ガイド) 150…ニップ解除機構(規制解除手段、ニップ解除手
段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料に露光して画像形成をする画像
    記録装置において、 感光材料を遮光状態で収納するマガジンと、 マガジンに収納された感光材料の先端をニップして装置
    本体内部に感光材料を引き出すニップローラ対と、 前記ニップローラ対の近傍に設けられ、感光材料の巻き
    戻し時に感光材料の幅方向端部に接触して巻き戻し方向
    を規制する幅方向ガイドと、 前記ニップローラ対による前記感光材料の幅方向の規制
    を解除する規制解除手段と、 を備え、感光材料をマガジン内部に巻き戻す場合に、前
    記規制解除手段によってニップローラ対の幅方向の規制
    を解除すると共に、前記幅方向ガイドの幅を感光材料の
    引き出し時よりも狭めることを特徴とすることを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 感光材料に露光して画像形成をする画像
    記録装置において、 感光材料を遮光状態で収納するマガジンと、 マガジンに収納された感光材料の先端をニップして装置
    本体内部に感光材料を引き出すニップローラ対と、 前記ニップローラ対の近傍に設けられ、感光材料の巻き
    戻し時に感光材料の幅方向端部に接触して巻き戻し方向
    を規制する幅方向ガイドと、 前記ニップローラ対による前記感光材料の幅方向の規制
    を解除する規制解除手段と、 を備え、感光材料をマガジン内部に巻き戻す場合に、前
    記規制解除手段によってニップローラ対の幅方向の規制
    を解除すると共に、前記幅方向ガイドの幅を感光材料の
    斜行を修正可能な幅とすることを特徴とする画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記規制解除手段は、前記ニップローラ
    対のニップを解除するニップ解除手段であることを特徴
    とする請求項1または2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記感光材料の巻き戻し時における前記
    幅方向ガイドの幅は、前記感光材料の幅よりも−2mm
    〜+4mmであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記幅方向ガイドには、マガジン側に向
    かって幅を狭める方向に傾斜したテーパ面が形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載
    の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記幅方向ガイドは、感光材料の種類に
    応じてガイド幅を変更することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記幅方向ガイドは、前記ニップローラ
    対の搬送方向下流側に設けられたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記幅方向ガイドは、前記ニップローラ
    対の搬送方向上流側に設けられたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項記載の画像記録装置。
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