JP2002202239A - コロイド状懸濁液を監視する光学システム - Google Patents

コロイド状懸濁液を監視する光学システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロイド状懸濁液を監視する光学システムを
提供する。 【解決手段】 懸濁液を機械的システム内に循環させな
がら、懸濁液のサンプルを受け入れるチェンバと、基準
放射信号と、懸濁液内の特性を表すサンプル放射信号を
組み合わせることにより、干渉パターンを生成する干渉
計とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子を含む液体ベ
ースのシステムに関し、特に混合物体中の粒子を特徴づ
けるシステムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのプロセスおよび製品が、溶解して
いない粒子を含む液状媒体(liquid media)を有する。
液状媒体中のこのような粒子の量と特性は、設計により
規定されたり、あるいは制御不可能な特性であったり、
あるいは冷却、潤滑、研磨、洗浄等のプロセスにおい
て、液状媒体の使用から得られる副生産物であったりす
る。このような粒子を含むプロセスあるいは製品の効率
は、このような粒子の濃度あるいは特性が所定の条件
(時には理想的な条件)を満たしたときに最適となる。
【0003】未溶解の粒子を含む液状媒体の種類は、産
業用あるいは家庭用の両方に幅広く広がっている。たと
えば血液、消費可能な流体、産業上の廃棄物(水)、潤
滑剤、スラリ等を含む。本発明の一実施例は、表面を研
磨するのに用いられる種類の表面剥離性のスラリであ
る。より予測可能な剥離特性を具備させるために、この
ような液状媒体中の粒子のサイズと濃度を特徴づけるこ
とが好ましい。
【0004】しかしある種のアプリケーションにおいて
は、粒子のサイズと濃度の分布は、大幅に変動する。こ
れらのパラメータの変動は、特に製造プロセス中で監視
することは非常に困難あるいは面倒なことである。ある
例においては、粒子のサイズの分布は、プロセスの結果
の均一性は安定しておらず受け入れられない。この不安
定さは、時には混合物特有の特徴である。制御したり、
あるいは少なくとも監視することにより、力学的にプロ
セスがより予測可能かつ再現可能となり、かくして製品
の製造に、より高い経済的効率を付加することになる。
【0005】剥離性液状媒体においては、粒子のサイズ
の分布が好ましい値からずれることはそれほど珍しいこ
とではない。このような状況下においては、このような
変動を許容可能な範囲内に確保するために、検査を実行
することが好ましい。初期の検査方法は、顕微鏡等の従
来の解析機器を用いている。しかし、動作中に検査する
ためには、同じ解析方法/装置を適用することができ
ず、かくしてこのような検査は、目視検査に限られる。
蓄積した残留物の観測は、混合物の組成が変化している
ことを間接的に示すだけである。
【0006】混合物の不安定性は、大量生産においては
特に問題があり、すなわち大量生産は製品毎の再現性が
高いレベルで要求されるからである。例えば、時間を限
った研磨操作は予測可能な結果が得られると期待されて
いるが、研磨媒体の摩擦特性の変動は、研磨速度の変動
と同様に変化し、その結果被研磨物からの材料の過剰な
除去につながり、時にはワークピース/被研磨物そのも
のに非均一性が発生してしまう。多くの製造上のアプリ
ケーションにおいては、媒体の特性の変動は、製造ライ
ン中の監視を必要とするようなペースで発生する。しか
し前述したように、従来の監視技術は、製造ライン中の
アプリケーションには不向きなものである。
【0007】さらにまたプロセスのステップに対する仕
様がますます厳しくなるにつれて、従来の技術は、受け
入れがたい変動を十分に解決するような機能を有してい
ない。他方では、液状媒体の属性、例えば粒子サイズの
分布、沈降速度(rate of sedimentation)、凝集速度
(rate of agglomeration)等は、十分な精度でもって
知られているが、液状媒体中に懸濁した粒子を用いる様
々なプロセスが、かなりの精度でもって開発されてい
る。比較的正確かつ時間に依存した結果を得るために、
定量的特徴化を実行する速度を改善する必要がある。本
明細書においては、用語速度、レート、割合はほぼ類似
の定義で用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】好ましい特性を維持す
るために、潤滑媒体内在る粒子の大きさと量を最小にす
る、あるいは少なくとも監視することが望ましい。かく
して特定の物質の濃度あるいはサイズが、あるレベル以
上になったときに、潤滑剤を取り替えるか、あるいは再
度調整することができる。より一般的に述べると、液状
媒体中に未溶解の粒子が入り込むのを監視するのが望ま
しい。これらの特性を連続的に監視する製造ラインで、
材料を適切な時期に取り替えたり、保守作業を容易に
し、装置の寿命あるいは効率をのばすことができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明は、液状媒体中に懸濁された複数の粒子を
含む混合物の特性を監視する方法を提供する。本発明に
より、コロイド状懸濁液(物)を監視する光学システム
が得られる。本発明により、コロイド状懸濁液(物)内
の粒子の特性を決める干渉システムと方法が得られる。
【0010】本発明の一実施例によれば、液状媒体中に
懸濁した複数の粒子を含む混合物の特性を監視する方法
が開示される。1未満のコヒレンス(coherence)を有
するソースから、第1と第2の放射光部分が生成され
る。干渉信号が、第1放射光部分が基準パスを通過し、
第2放射光部分が混合物内(にのびるパス)を通過した
後、これらの部分を組み合わせることにより干渉(光)
信号が生成される。
【0011】本発明の他の実施例によれば、コロイド状
懸濁物(液)を監視する光学システムが得られる。本発
明の光学システムは、懸濁液が機械的なシステム内で循
環しながら、懸濁液のサンプルを受け入れるよう配置さ
れたチェンバを有する。干渉計を配置して、基準放射光
信号と懸濁液の特性を示すサンプル放射光信号とを組み
合わせることにより、干渉パターンを生成する。
【0012】本発明の干渉システムは、第1と第2のカ
プラを具備した、第1、第2、第3の光ファイバを有す
る。第1カプラは、第1ファイバを通過した放射光を受
光するよう構成され、第2ファイバを通して第1放射光
部分を、そして第3ファイバを通して第2放射光部分を
第2カプラに与える。本発明のシステムは、さらに第4
と第5の光ファイバを有し、それぞれが第2カプラから
の放射光を受光し、他のファイバで受光できるように放
射光を送る。
【0013】粒子が沈降する間に、コロイド状懸濁液内
の粒子の特性を決める方法においては、部分的にコヒレ
ントな第1と第2の放射光部分を組み合わせることによ
り生成された、干渉パターン同士の強度の変化を測定す
る。各放射光部分は、同一のソースから生成される。第
1部分は、懸濁液の一部を通過し、第2部分は基準パス
を通過する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に、本発明により混合物の特
性を監視する干渉システム10が示されている。放射光
ソース20は、光学コヒレンスが1未満で、中心周波数
がfの放射光22(矢印で示す)を生成する。生成さ
れた放射光の第1部分22aが、基準パス24a(双方
向の矢印で示す)を横切る。基準パス24aは、光学長
さを変更できる基準位置26を有する。生成された放射
光の第2部分22bは、パス24b(双方向の矢印で示
す)を通過し、パス24b上には、液状媒体28を有
し、この液状媒体28は基準パス24a上にはない。液
状媒体28は、懸濁した粒子を有する。第1部分22a
が、基準位置26に到達した後、そして第2部分22b
が液状媒体28に到達した後は、第1部分22aと第2
部分22bが検出器30に一致して入るように、基準パ
ス24aとパス24bは共通となる。
【0015】基準パス24aとパス24bは、放射光ソ
ース20から出た後、検出器30に到達する前に、オー
バーラップしないことを強調するように図示されてい
る。双方向の矢印の基準パス24aとパス24bは、パ
スセグメントに沿って複数回伝搬するように反射してい
ることを示す。例えば第2部分22bは、液状媒体28
内を伝搬したり透過したりする。すなわち、パス24b
は、液状媒体28中を通過するかあるいは液状媒体28
から反射した光学通路を表す。媒体から反射されると放
射光はパスの同一部分を通過する、すなわち検出器30
に到達する前に第1方向に最初に伝搬し、そして次に第
2方向に伝搬する。
【0016】検出器30は、放射光ソース20と液状媒
体28との間に配置することも可能である。このことは
例えば、横切られたパスの一部が光ファイバ光学セグメ
ント内にあるときに可能である。一般的に第1部分22
aと第2部分22bは、干渉技術に共通な様々な方法
で、分割されたり組み合わされたりする。かくして基準
パス24aとパス24bのそれぞれに対する記号は、様
々な要素の組み合わせで、送信したり、分離したり、コ
リメートしたり、分散したり、組み合わせたりして、検
出器30において干渉パターンを生成するために有効な
繰り返しサブパスと解釈すべきである。
【0017】上記の実施例で説明したように、干渉シス
テム10は光学情報を提供し、その情報から液状媒体2
8の物理的特性が決定できる。干渉システム10により
生成された干渉データから決定された特性は、コロイド
状安定性と沈降速度と粒子サイズの分布を含む。
【0018】干渉システム10に基づいたより詳細な例
において、図2の干渉システム50は、ブロードバンド
ソース60を有し、これは例えば中心波長が1.33μ
mで、FWHM(最大値の半分の場所における全幅)の
帯域が、60nmのような光を放射する、スーパールミ
ネセントのダイオードである。ブロードバンドソース6
0から放射された光は、2×2のファイバカプラ68の
第1入力/出力側に接続された、数本のうちの1本のシ
ングルモード光ファイバ62に直接結合される。この光
は、シングルモード光ファイバ62の他の3本のセグメ
ントに沿った複数のパスに沿って流れる。2×2のファ
イバカプラ68の、ブロードバンドソース60が接続さ
れたのと同一側から、第2のシングルモード光ファイバ
62が、検出器72に接続され、第3、第4のシングル
モード光ファイバ62が、2×2のファイバカプラ68
の第2の入力/出力側に接続される。シングルモード光
ファイバ62のこのような1つのセグメントは、コリメ
ータ76と、このコリメータ76から離間して配置され
たミラー78とともに、基準信号Sを提供する、基準
アーム80を構成する。基準信号Sが、ブロードバン
ドソース60から検出器72に、シングルモード光ファ
イバ62に沿った基準パスを通過する。これは図1の基
準パス24aに対応する。
【0019】シングルモード光ファイバ62の第4セグ
メントは、サンプルハウジング84の方向にのび、この
サンプルハウジング84は、液状媒体中の未溶解粒子か
らなる混合物86を含む。サンプルハウジング84は、
開放ベッセル、あるいはチェンバ、あるいは従来の閉鎖
チェンバで、1つあるいは複数の適宜の透過性光学フラ
ットを具備する。同図に示されたものは、開放ベッセル
である。
【0020】サンプルハウジング84内に放射光された
光の一部は、混合体内に懸濁された粒子から反射(後方
散乱)され、光の一部は第4のシングルモード光ファイ
バ62に再入射する。混合物内の懸濁粒子の濃度によっ
て、反射される光の一部は、後方散乱を受け、その結果
混合物内の異なる長さの複数のパスに沿って光が伝搬す
ることになる。
【0021】サンプルハウジング84と、第4のシング
ルモード光ファイバ62は、サンプルアームを構成し、
2×2のファイバカプラ68を介して検出器72に伝搬
するサンプル信号Sを提供してこれを検出器72内で
基準信号Sと重ね合わせる。
【0022】サンプルハウジング84は、機械的構成要
素と配置装置とを有し、この配置装置が流体を機械的構
成要素の周囲に配置する。配置装置により、機械的構成
要素付近の流体の流れが、様々な機能、例えば化学的機
能、機械的機能、流体的機能、潤滑的機能、冷却的機能
を実行する。配置装置は、流体を機械的構成要素の周囲
に流し、流体の流れを含む配置システムである。サンプ
ルハウジングは、配置装置から流体を取り出して、サン
プルハウジング84内を通過させた後、その流体を元に
戻すような監視回路内に形成される。監視回路は、機械
的構成要素の機能をサポートする、流体システム内の解
析ループである。
【0023】これを図3に示す。同図においてシステム
90は、機械的構成要素91と、流体配置システム92
とを有し、この流体配置システム92は、貯蔵容器93
と、第1フローパス94と、第2フローパス95とを有
する。貯蔵容器93は混合物を有する。第1フローパス
94は混合物を、機械的構成要素91と貯蔵容器93と
の間で巡回させ、第2フローパス95は第1フローパス
94からの混合物を、干渉システム10/50内を巡回
させる。
【0024】システム90においては、サンプルハウジ
ング84は、混合物86の一部が分析中、サンプルハウ
ジング84に入って出ていくという意味で、開放チェン
バである。代表的なサンプルハウジング84は、システ
ム90の第2フローパス95内に挿入される(図4)。
サンプルハウジング84は、混合物86を入れる入口9
6と、混合物86を出す出口97と、放射光をサンプル
ハウジング84内に入れてそこから出光する光学フラッ
ト98とを有する。処理装置は、干渉システム10/5
0の検出器30/72からの強度情報を受領して、干渉
情報をSとS の間の時間とパス長さの差の関数とし
て監視する。
【0025】例として、システム90は、半導体製品を
製造する際に不要材料を除去するのに用いられる化学機
械研磨(chemical mechanical polishing:CMP)装
置である。CMPシステムにおいては、機械的構成要素
91は研磨面に対応し、混合物86は研磨面に沿って流
れるスラリに対応する。
【0026】より一般的には、システム90は流体に関
連した動作する機械的構成要素である。例としては、流
体システム、研磨機、燃焼エンジンおよび機械的構成要
素の周囲に配置された液状媒体を有する機械的組立体を
含む。
【0027】混合物86に適用可能な以下の実験的解析
は、部分的にコヒレントな光で生成された、干渉パター
ンに基づいている。一般的に光のコヒレンスは次式で表
される。
【数1】 ここでωは周波数の2π倍で、τは検出器におけるS
とSとの間の時間遅延で、Sはスペクトラム密度で
ある。
【0028】複数の信号を検出器72で重ね合わせると
検出器における強度は次式となる。
【数2】 ここで、k=2πf、ΔLは、基準パス24aとパス
24bとの間(すなわち、放射光ソース20と検出器3
0との間)のパス長さの差である(図1)。この簡単な
例においては、図2のブロードバンドソース60で、図
5で示された干渉パケット結果である。パケットは30
ミクロンの長さを有する。干渉システム50のサンプル
ハウジング84内の混合物86において、光の複数のパ
ス24bは、混合物86内の未溶解粒子からの光の四方
に散らばった後方散乱から得られる。複数の監視用パケ
ットは、基準信号Sと複数のパス24bとの組み合わ
せから得られる。
【0029】図6は、68分間にわたって混合物86を
解析した結果により得られたエネルギー密度のカーブを
示す。すなわち各カーブa−gは、基準信号Sが通過
したパス長さΔLが、後方散乱光の各パスに対し変化す
るにつれて、検出器で生成された干渉強度の連続値を示
す。ここに示した実施例においては、ミラー78を最大
2mmずらすことによりパス長さの変更が行われた。こ
の領域においては、約0.1mmずらすと、各カーブは
光学フラットからの信号の反射に対応する特性ピークを
有する。このピークを減算すると、a−gの一連のカー
ブは、粒子の沈降量(速度)に対応する信号値の一般的
な減衰を示す。すなわち、混合物86内の粒子が落ち着
くと、後方散乱の量は減り、後方散乱光に関連した干渉
信号の強度が消える(drops off)。ある時間にわたっ
てエネルギー強度の変化は、粒子の沈降速度(割合)に
比例する。かくして、混合物86内のコロイド状の安定
性は、一定のミラー位置に対し、検出器72の信号強度
を測定することにより(すなわち基準信号SRに対する
パス長さを変更することなく)、任意の時間間隔にわた
って評価できる。
【0030】コロイド状安定性を測定する別の構成で、
本発明のシステム100を図7に示す。図2、5、7
は、対応する構成要素は同じ部品番号を示している。本
発明のシステム100とシステム50との違いは、第4
のシングルモード光ファイバ62がサンプルハウジング
の側面に伸びる代わりに、シングルモード光ファイバ6
2が混合物104を含む容器102の上の位置から光を
伝送しそしてそこから反射を受けるように配置されてい
ることである。混合物104は、懸濁した粒子が、混合
物104の上部表面106から観測可能な距離だけ下の
位置まで落ち着いた時点を示している。沈降が起こる
と、後方散乱に関連する光学パス長さが変動する。この
変動は、検出器72における信号の強度の変動を引き起
こし、これによりコロイド状システムの不安定さを示す
ことになる。この影響は、図8において1%濃度の懸濁
したシリカ製粒子の単分散した混合物に対して示されて
いる。
【0031】図8のデータは、30分間にわたり採られ
た4個の測定値を含む。38nmの位置近傍で発生した
ピークは、液体の上部表面からのFresnel 反射に対応す
る。これを用いて基準位置を確立することができ、この
基準位置に関し粒子を沈降させることにより伝搬する距
離を評価できる。各4個の測定値の間、幾分小さな信号
ピークが40と41nmの間にある。ピークの位置のシ
フト(変動)は、すべての粒子が落ち着いた反射表面1
06の下の距離に対応する。すなわち、干渉パターンの
移動量の測定は、粒子が沈降する間、後方散乱光のパス
長さの一般的な増加に対応する。光学パス長さの関数と
して強度ピークの時間とともに変動するシーケンシャル
なパターンは、沈降速度の信頼できる指標である。例え
ば図9は、1%と4%の懸濁したシリカ製粒子に対する
時間と光学パス長さの変化との関係を示している。沈降
速度(1%濃度に対してはv、4%濃度に対してはv
)は、それぞれの関連するプロットの傾斜に依存す
る。
【0032】本発明のシステム100を、単分散した粒
子を含む1つのコロイド状システムへ適用した例を示
す。すなわち、すべての粒子はほぼ同一サイズであるた
めに、すべての粒子は重力方向に向かって、ほぼ同一の
正味速度を有する。同一の原理が、幅広く分散した粒子
サイズを含むコロイド状システムにも適用可能である。
検出器の信号のピークがシフトすることは、落ち着きつ
つある粒子のトレーリングエッジ(trailing edge)近
傍で起きる反射に対応している。
【0033】沈降速度を特徴付け、コロイド状態の安定
性を監視する測定方法を、例えば後方散乱により混合物
から反射した光信号で干渉パターンを測定するシステム
を例に説明する。同様な測定方法は、考察の対象となっ
ている媒体を通る透過性の光学パスに基づいて行われ
る。しかし、部分的コヒレントソースを含む従来の干渉
システムは、沈降速度を決定するために、十分に広いダ
イナミックレンジを提供することはできなかった。従来
このような透過ベースの光学システムは、1体積%以上
の固体構成要素を含む高密度の懸濁液の安定性を監視す
るには不十分であった。本発明の他の態様によれば、本
発明の光学機器は、低濃度(直光の減衰が支配的なと
き)から、高濃度(透過した光が完全に拡散するとき)
の範囲にわたる粒子状懸濁液に対する透過測定が可能と
なるよう構成される。このような光学機器は、反対方向
に平行ビームを送信するために、サンプルチェンバ近傍
に配置された一対のコリメータを有する。
【0034】図10の代表的な光学システム200は、
ブロードバンドソース60、例えば中心波長が1.33
μmで、FDHM帯域が60nmの光を放射するスーパ
ールーティングミネセントダイオードを含む。ソースか
ら放射光された光は、6本のシングルモード光ファイバ
62a〜62fのうちの1本の光ファイバに直接結合さ
れる。ソース60は、光ファイバ62aを介して、第1
のカプラ68aの第1入力/出力サイドに接続される。
その後、光は、他の5本の光ファイバに沿う複数のパス
内を流れる。カプラ68のソース60が接続されたのと
同一側から、第2の光ファイバ62bが検出器72に接
続される。
【0035】第3、第4の光ファイバ63c、63d
は、カプラ68aの第2の入力/出力側に接続され、光
ビームを2つの部分に分けて、そして各部分は図1の放
射光部分22aと第2部分22bのうちの1つに対応す
る。この光ファイバ62cは、コリメータ76と、この
コリメータ76から離間して配置されたミラー78とと
もに、基準アーム80を形成して、基準信号Sを提供
する。かくして基準信号Sは、ソース60から検出器
72に、3本の光ファイバ62a、62b、62cに沿
った基準パス(図1のパス基準パス24aに対応する)
を通過する。
【0036】第4の光ファイバ62dは、第2ファイバ
カプラ68bの第1入力/出力側に伸びる。第5、第6
の光ファイバ62e、62fはそれぞれ、互いに同一の
パス長さを有し、これらはカプラ68bの第2の入力/
出力側に接続される。各光ファイバ62e、62fは、
サンプルチェンバ204に対し対象的に配置された一対
のマッチしたコリメータ202の1つに接続され、一方
から光を送信し、そして他方で光を受信(受光)する。
コリメータ202を整合して、反対の伝搬方向に平行ビ
ームを送信する。チェンバは、大気に対し開いていても
閉じていてもよく、そして一対の対向する光学フラット
206で形成され、チェンバ204の対向する側に配置
されて、コリメータ202とチェンバ204との間で光
の送信を容易にしている。比較的高濃度の懸濁粒子を含
む液状媒体208を、チェンバ204内に配置して解析
する。
【0037】かくしてソース信号Sは、4本の光ファ
イバ62d、62e、62f、62bに沿ったパス内を
伝搬し、さらに例えば液状媒体208内を伝搬して、図
1のパス24bに対応する検出器に伝搬する。
【0038】ソース60から検出器72に至る電界の主
成分は次の通りである。
【数3】 ここで、E11とE22は、コリメータ202の別々の
上での反射に関連するパスに対応する。E12は、第1
のコリメータ202を通って放射光され、第2のコリメ
ータ202に結合されるフィールドを表す。E21は、
12の時間的に逆に対応する部分であり、第2のコリ
メータ202を介して放射され、第1のコリメータ20
2に結合するフィールドに対応する。Li,j、i、j
=1、2は、フィールドEi,jに関連する光学パス長
さであり、kは、波ベクトルで、sは、図10の基準ア
ーム80上を伝搬する光学パス長さである。
【0039】電界に対する上記の式に基づいて、検出器
における光の発散または発光と、図10の基準ミラー7
8により設定された光学パス長さの関数として次のよう
に表される。
【数4】 ここでIは定数で、Ii,jは電界Ei,jの基準フ
ィールドでの和により与えられる干渉信号の振幅で、g
はソース60に関連するコヒレンスの複合度である。こ
の放射光の式は、ミラー78が基準アームをスイープす
る際の干渉ピークの位置を示す。結果的に得られた干渉
ピークP1、P2、P12の相対的強度の定性的グラフ
は、ミラー78がパス長さSを変える距離の関数とし
て、図10に示す。干渉ピークP1、P1’、P2’、
P2は、それぞれ関連する主反射と整合している。例え
ばピークP1は、一方のコリメータ202の反射表面と
整合しており、ピークP2は、他方のコリメータ202
の反射表面と整合している。L12=L21とすると、
12とI21に関連するピークは、媒体208を透過
する複数の反射の同一パスに対し空間的に一致する。こ
のことは、図10のグラフの比較的大きなピークP12
によって示される。コロイド状懸濁液の密度、すなわち
媒体208が増加すると、ピークP12の幅は広がる。
【0040】コロイド状懸濁液内の粒子サイズの分布
は、平行ビームを反対方向に伝搬するために、サンプル
チェンバの周囲に配置された一対のコリメータを組み込
んだシステム200に対し記載された干渉計システムを
用いて決定できる。沈降速度は、粒子のマスと体積に一
部依存する。粒子の懸濁液を、例えば重力場、磁場、電
場のように制御した場所におくと、粒子が落ち着く際に
コロイド状に分散している光学透過を測定することによ
り、粒子サイズの分布を決定するための十分な情報が得
られる。一般的に、制御した傾斜場をコロイド状の懸濁
液にかけると、粒子の濃度の時間依存性に従うことによ
り、粒子サイズの分布を決定しそしてコロイド状の分散
を介して光学透過が決定できる。
【0041】簡単な例示を与えるために、懸濁液が沈降
する3つの状態を、図11の連続する図に示す。各図に
おいて、ソース210はビーム212を、コロイド状懸
濁液214のサンプル内を透過して、検出器216に送
る。懸濁液は、ビームより基準高さhだけ上に、表面領
域218を有する。最初、懸濁液は、小粒子、中粒子、
大粒子の均一の分布を有する。正常な重力場において、
透過量Tは、時間tの関数で増加する。時間tの初期値
は、ビームの前に均一の懸濁液が配置された時に設定さ
れる。t=0の時には、大粒子、中粒子、小粒子は均一
に分散しており、検出器216は、ソース210から初
期信号Tを受け取る。最初の期間は、サンプルを通過
する透過量は一定である。この期間は、粒子の全体濃度
が表面より下の深さhのところで一定である限り、長く
なる。
【0042】粒子は、最大高さhから徐々に沈む。時間
t=t1においては、すべての大粒子は、ビーム212
の下に収まり、検出された光の強度はTからTに増
えるが、その理由は、大粒子は光ビーム212がサンプ
ルを通過する領域には、もはや存在しないからである。
t=t2においては、すべての中粒子は、ビーム212
の下に落ち、信号の振幅はTに増加する。
【0043】粒子サイズの均一な分布のために、伝送量
Tは次式のLambert-Beer の形式を有する。
【数5】 ここでLはサンプルの厚さであり、Nとσは、半径
により特徴づけられる粒子の濃度と散乱断面であ
る。上記の透過量の関係は、相互作用しない粒子のシス
テムに適用され、これはまた懸濁液の濃縮が低いときに
は、すなわち10%未満の時にはいつでも当てはまる。
均一媒体の測定が罹患した時間tで行われると、2つ
の連続する時間における透過量は、次式となる。 ln(T)=ln(Tk−1)+LNσ ここでTとTk−1は、時間tとtk−1で測定さ
れた透過量である。一方Nとσは、期間Δt=t
−tk−1の間、検査された領域で存在しなくなった
粒子を特徴づける。これらの粒子の濃度は次式で表され
る。
【数6】 散乱断面(scattering cross section)σkは、以下の
形式のStokesの法則から得られる。
【数7】 ここでηは、懸濁液の摩擦係数で、ρは粒子の密度
で、ρは懸濁液の密度である。gは重力加速度であ
る。液体と懸濁粒子の両方の屈折率を用いて、断面積σ
が、各時間においてMie理論から計算できる。これに
関しては例えば、Kokhanovsky, のOptics of Light Sca
ttering Media: Problems and Solutions, JohnWiley &
Sons, 1999, を参照のこと。同文献のAppendix II に
おいては、球状粒子の半径の関数として、光散乱断面積
のソリューションが与えられている。しかし、Mie理論
による数値計算が本明細書に開示した方法にもっとも適
したものである。
【0044】上記のことに基づいて、時間毎に透過量を
観測することにより、混合物内の特定の粒子のサイズと
各サイズの粒子濃度を概算することができる。概算は、
球状粒子に適当な計算式を用いて容易に計算できる。他
のより複雑なアプローチも用いることができる。しか
し、粒子サイズの分布を推論するため、あるいはこの分
布のシフトを監視するために、球状近似が最も有効な結
果を得られることが見いだされている。このことについ
てさらに、図14、15をもとに説明する。
【0045】粒子が球状であるとすると、関連散乱断面
積を評価するには、何らの近似法も関係しない。測定
中、各時点は、ダイナミックレンジのシステムの限界内
の特定の粒子サイズに対応する。この寸法情報を評価
し、これをさらに用いて、簡単なコンピュータルーティ
ンを用いて、より正確に対応する断面を計算することが
できる。この方法では、粒子の初期濃度の情報は必要で
はない。
【0046】反対の伝搬方向に並列ビームを送るため
に、サンプルチェンバの周囲に配置された一対のコリメ
ータを組み込んだ干渉システムで、さらに大きなダイナ
ミックレンジが得られる。例えばシステム200は、ダ
イナミックレンジが約80dBで、150dBもの高い
ダイナミックレンジが達成可能である。使用される検知
システムのダイナミックレンジが大きくなることによ
り、粒子サイズの分布は高濃度の懸濁液に対しても得ら
れる。
【0047】この方法は、標準的な3.7ミクロンのポ
リスチレン製のミクロソフィア(極小球体)の懸濁液に
適用可能である。ポリスチレン製のミクロソフィアは、
屈折率が1.59で水に対する密度が1.05である。
水は懸濁液として用いられる。図12は、10時間にわ
たって測定された透過量の時間との関係を示す。実験に
より得られたカーブの鋭い傾斜は、ポリスチレンの懸濁
液は高度に単分散していることを示している。このこと
は、前述の手順によるNに基づいて計算された特定粒
子分布により確認される。図13は、3.6μm〜3.
8μmの間に、Nのピーク値があることを示してい
る。この懸濁液の実験結果は、ポリスチレン製のミクロ
ソフィアの製造により得られた上記の仕様と一致する。
【0048】上記の方法は、(10.2+/−0.4)
μmのアルミナ粉末を特徴づけるのにも適用できる。溶
液は粉末と脱イオン水を混合することにより形成され、
サンプルは凝集を制限するために、数分間超音波処理さ
れた。時間に依存する透過量と、粒子サイズの分布に対
する実験結果を、図14、15に示す。測定はシステム
200で行われた。図15の粒子サイズの分布は、ポリ
スチレン製のミクロソフィアに対し得られたもの(図1
3)よりも広い。このデータからは、粒子サイズは不安
定であることを示している。この結論は、懸濁液の凝集
(agglomeration)特性と一致する。凝集した種のサイ
ズの分布は、現実の粒子と同一速度で沈降する等価球状
粒子に基づいている。実際の粒子形状に関連する詳細
は、決定することが困難であるが、球状であるとの仮定
から得られる情報は、多くのアプリケーションにおい
て、特に目的が、混合物の一般的特性を監視したり、あ
るいは粒子サイズの分布の時間的変動を見る場合には十
分である。ある種の状況においては、粒子の形状の詳細
は、粒子サイズの分布を正確に決定するのには必要なこ
とではない。
【0049】小粒子を含む懸濁液の測定に必要な時間を
減らすために、遠心力の実験設計(cebtrifugal experi
mental design)が適用されるが、これは多くの沈降速
度の測定に一般的である。本発明の実施例では、光学カ
プラと光ファイバ光学系を用いることを示している。こ
れらを使用することにより、本発明により構成されたシ
ステムの便宜性と効率を改善することができるが、この
ことは必ずしも必要なことではない。従来のビームスプ
リッタ、あるいは他の種類の光学ソースを用いて、本明
細書に開示したシステムを構成することもできる。
【0050】特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で
記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関
係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと
解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】混合物の特性を決定する光学システム10を表
すブロック図。
【図2】図1の構成に従って混合物の特性を決定する一
実施例のシステムの詳細図。
【図3】混合物の特性を製造ライン中でモニタする流体
システムを表す図。
【図4】図3のシステム内で用いられるサンプルのハウ
ジングを示す図。
【図5】図1、2、3のシステムにより生成された干渉
信号の定性的特性を表す図。
【図6】図2のシステムにより得られる一連のエネルギ
ー密度のカーブを表す図。
【図7】図1の構成に従って混合物の特性を決定する別
の実施例のシステムの詳細図。
【図8】光学パス長さを変化させるために、沈降に関連
したデータを表す図。
【図9】光学パス長さ内の変化と沈降速度との間の関係
を表す図。
【図10】図1の構成に従って混合物の特性を決定する
別の実施例のシステムの詳細図。
【図11】本発明の原理を示す沈降の簡単な例を表す
図。
【図12】図10のシステムで測定された懸濁液を透過
する透過量の変動を表す図。
【図13】懸濁用の粒子サイズの分布の第1実験結果を
表す図。
【図14】図10のシステムで測定された第2懸濁液を
透過する透過量の変動を表す図。
【図15】懸濁用の粒子サイズの分布の第2実験結果を
表す図。
【符号の説明】
10 干渉システム 20 放射光ソース 22 放射光 22a 第1部分 22b 第2部分 24a 基準パス 24b パス 26 基準位置 28 液状媒体 30 検出器 50 干渉システム 60 ブロードバンドソース 62 シングルモード光ファイバ 68 2×2のファイバカプラ 72 検出器 76 コリメータ 78 ミラー 80 基準アーム 84 サンプルハウジング 86 混合物 90 システム 91 機械的構成要素 92 流体配置システム 93 貯蔵容器 94 第1フローパス 95 第2フローパス 96 入口 97 出口 98 光学フラット 100 システム 102 容器 104 混合物 106 上部表面 200 光学システム 202 コリメータ 204 サンプルチェンバ 206 光学フラット 208 液状媒体 210 ソース 211 ビーム 212 ビーム 214 コロイド状懸濁液 216 検出器 218 表面領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 アリスタイド ドガリウ アメリカ合衆国、32708 フロリダ州、ウ ィンター スプリングス、サンライズ ア ベニュー 615 (72)発明者 ガブリエル ポペスキュ アメリカ合衆国、32826 フロリダ州、オ ルランド、ソロン アベニュー 12176D Fターム(参考) 2G059 AA03 BB06 CC19 DD12 EE01 EE02 EE09 FF04 GG02 HH01 JJ13 JJ17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 懸濁液を機械的システム内に循
    環させながら、前記懸濁液のサンプルを受け入れるチェ
    ンバと、 (B) 基準放射光信号と、懸濁液内の特性を表すサン
    プル放射光信号とを組み合わせることにより、干渉パタ
    ーンを生成する干渉計とを有することを特徴とするコロ
    イド状懸濁液を監視する光学システム。
  2. 【請求項2】 前記(B)干渉計は、 (B1) コヒレンスが1未満の、基準放射光信号とサ
    ンプル放射光信号とを生成するソースを有することを特
    徴とする請求項1記載の光学システム。
  3. 【請求項3】 前記(B)干渉計は、 (B2) 前記ソースからの放射光を受光し、出力とし
    て放射光の個々の部分を与えるカプラと、 (B3) 前記カプラからの基準放射光信号を透過さ
    せ、カプラに戻す調整可能な長さを有する反射パスを提
    供するミラーと第1光ファイバとを含む基準アームと、 (B4) 前記サンプル放射光信号をチェンバに透過さ
    せるパスを提供する第2光ファイバを有するサンプルア
    ームと、有し、さらに(C) 前記基準放射光信号とサ
    ンプル放射光信号の組み合わせを受領し、前記組み合わ
    せの強度を表す信号を提供する検出器をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学システム。
  4. 【請求項4】 (A) 機械的構成要素と、 (B) 前記機械的構成要素の周囲に流体を配置する、
    配置装置と、 (C) 前記配置装置からの流体のサンプルを受け入れ
    るチェンバと、 (D) 放射光の組み合わせにより、干渉パターンを生
    成するよう配置され、干渉パスに沿って伝搬する第1構
    成要素と、前記流体サンプルの一部を含むパスにそって
    伝搬する第2構成要素とを含む干渉計とを有することを
    特徴とする光学システム。
  5. 【請求項5】 研磨プレートとして構成された危機的構
    成要素を具備した、化学機械研磨装置を有し、 前記配置装置は、スラリを研磨プレートに与える流体循
    環システムとして構成されることを特徴とする請求項4
    記載の光学システム。
  6. 【請求項6】 (E) 干渉パターンの強度を、時間の
    関数として監視する検出器をさらに有することを特徴と
    する請求項5記載の光学システム。
  7. 【請求項7】 前記流体は、潤滑剤、冷却剤、流体、研
    磨用スラリからなるグループから選択されることを特徴
    とする請求項5記載の光学システム。
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