JP2002201405A - 畳用塗布剤 - Google Patents

畳用塗布剤

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JP2002201405A
JP2002201405A JP2000400470A JP2000400470A JP2002201405A JP 2002201405 A JP2002201405 A JP 2002201405A JP 2000400470 A JP2000400470 A JP 2000400470A JP 2000400470 A JP2000400470 A JP 2000400470A JP 2002201405 A JP2002201405 A JP 2002201405A
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JP
Japan
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tatami
coating agent
tatami mat
coating
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000400470A
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English (en)
Inventor
Katsuo Shimomura
勝男 下村
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EARTH CLEAN KK
ISAO KOSAN KK
Original Assignee
EARTH CLEAN KK
ISAO KOSAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】退色や磨耗して古くなった畳表に塗布すること
により、新品同様な青畳に再生するとともに畳表に耐久
性を付与して畳表の寿命を延ばし、また畳表に殺菌防カ
ビ効果を付与する畳用塗布剤を提供する。 【解決手段】畳用塗布剤は、固形成分が50〜40%で
ある(メタ)アクリル樹脂エマルジョンの40〜20重
量%と、該固形成分に対する重量比で6〜3%の2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイ
ソブチレートと、該固形成分に対する重量比で3〜2%
のエチレングリコールと、該固形成分に対する重量比で
0.3〜0.1%の染料とを含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、退色や磨耗して古
くなった畳表に塗布することにより、新品同様な畳表に
再生することができる畳用塗布剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用により退色、磨耗、汚染等が
生じて古くなった畳表を新品同様に復元するために、該
畳表にアクリルエマルジョンを主成分とする塗料を塗布
し、常温で乾燥する方法が提案されている(特開昭59
−126474号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来方法に用いら
れた塗料は、耐汚染性(粘着性)、耐磨耗性、付着性が
ガラス転移点により大きく異なるため、ガラス転移点の
低い塗料とガラス転移点の高い塗料を用意し、まずガラ
ス転移点の低い塗料で下塗りを行い次にガラス転移点の
高い塗料で上塗りする必要があり、畳表用塗料としては
不充分なものであった。
【0004】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
塗料を退色や磨耗して古くなった畳表に、前記のように
上塗り剤と下塗り剤の2種類の塗料を用意して、2工程
で塗布することをせずに、1種類の塗料を塗布すること
により、新品同様な青畳に再生するとともに耐磨耗性、
耐剥離性等の耐久性を付与して畳表の寿命を延ばし、ま
た畳表に防菌防カビ効果を付与する畳用塗布剤を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の畳用塗布剤は、固形成分が50〜
40%である(メタ)アクリル樹脂エマルジョンの40
〜20重量%と、該固形成分に対する重量比で6〜3%
の2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール
モノイソブチレートと、該固形成分に対する重量比で3
〜2%のエチレングリコールと、該固形成分に対する重
量比で0.3〜0.1%の染料とを含有している。
【0006】該染料は金属フタロシアニンポリカルボン
酸、サイアニンブルー、ナフトールグリーンBから選ば
れた少なくとも1種類であることが好ましい。サイアニ
ンブルーとナフトールグリーンBとの同量混合物である
と一層好ましい。
【0007】該畳用塗布剤は防菌防カビ剤を含有する。
該防菌防カビ剤はジヨードメチル−p−トリルスルホン
または3−ヨード−2−プロピニル N−ブチルカーバ
メイトである。
【0008】
【発明の実施の形態】該畳用塗布剤は、該(メタ)アク
リル樹脂のエマルジョンを主成分とし、これに2,2,
4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブ
チレート(商品名 テキサノール)、エチレングリコー
ル、染料等の添加剤を混合させることにより作製され
る。
【0009】該エマルジョンを形成する(メタ)アクリ
ル樹脂としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、
これらのエステル、アクリルアミド等の単独重合体およ
び共重合体等が挙げられ、これらから選ばれた少なくと
も1種類が使用される。該(メタ)アクリル樹脂エマル
ジョンには、固形成分が50〜40%含まれている。該
(メタ)アクリル樹脂エマルジョンは該畳用塗布剤中に
40〜20重量%含まれる。
【0010】該2,2,4−トリメチル−1,3−ペン
タンジオールモノイソブチレート(商品名 テキサノー
ル)は畳用塗布剤を畳表に適用したときに、(メタ)ア
クリル樹脂エマルジョンの樹脂皮膜への形成を促進させ
る働きを有するものであって、該畳用塗布剤中に、該固
形成分に対する重量比で6〜3%含まれる。
【0011】該エチレングリコールは、染料や防菌防カ
ビ剤が塗布剤中に分散ないし溶解するのを容易にする働
きをなすものであって、該畳用塗布剤中に、該固形成分
に対する重量比で3〜2%含まれる。
【0012】該染料は、畳表をいぐさ色に復元できる緑
色染料が主として使用され、該畳用塗布剤中に、該固形
成分に対する重量比で0.3〜0.1%含まれる。該染
料として、アルカリ性液に溶解し、青〜緑色を呈する金
属フタロシアニンポリカルボン酸を用いると消臭機能を
併せもった青畳に再生することができる。
【0013】該畳用塗布剤には、香料、例えばイグサフ
レーバー KFA2749、イグサ20648(小林香
料社製の商品名)が含有されていてもよい。
【0014】防菌防カビ剤としてはジヨードメチル−p
−トリルスルホンまたは3−ヨード−2−プロピニル
N−ブチルカーバメイトが用いられるが、ジヨードメチ
ル−p−トリルスルホンは安全性が高く、畳表に菌、カ
ビやダニが発生するのを防止する。
【0015】該畳用塗布剤には、前記の添加剤のほかに
分散剤、防腐剤、消泡剤、紫外線吸収剤等を適宜に含有
させてもよい。
【0016】該畳用塗布剤は刷毛塗り、スポンジ塗り、
ロール塗り、スプレー塗り、エアゾール塗装等の塗布方
法により畳表に塗布され、その後に常温で20〜30分
間乾燥させる。畳表の色を濃くしたい場合には2回塗り
をするなど塗りの回数は所望に応じて適宜増加させれば
よい。本発明の畳用塗布剤は必要により新品の畳表に塗
布することもできる。
【0017】該畳用塗布剤は、耐汚染性、耐摩耗性、密
着性、撥水性、耐持続性、耐吸湿性、耐候性が優れてい
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。主
成分である固形成分を50%含むアクリル樹脂エマルジ
ョンとしてプライマルAC261(ローム・アンド・ハ
ース社製の商品名)、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオールモノイソブチレート(商品名 テキ
サノール)、エチレングリコール、染料としてサイアニ
ンブルーとナフトールグリーンB(紅不二化学社製)の
同量混合物、防菌防カビ剤としてジヨードメチル−p−
トリルスルホンを下記表1のような割合で混合して実施
例1と実施例2の畳用塗布剤を作製した。
【0019】
【表1】
【0020】次に、日焼けし磨耗して古くなった畳表を
2枚用意し、畳表に付着している塵埃、汚れを充分に落
した。これら畳表に前記実施例1と2の畳用塗布剤をそ
れぞれ別個に刷毛で畳目に沿って均一に塗布して、常温
で乾燥させた。
【0021】該塗布により、新鮮で清潔感のあふれる青
畳に再生され、畳の退色や磨耗を防ぐとともに塵埃、汚
れの付着を防ぎ清潔感を維持することができた。また水
雑巾や洗剤で畳を拭っても色落ちや塗膜の剥離が生ぜ
ず、耐水、耐薬品性に優れ、防菌、防カビ、防ダニの効
果を付与することができた。
【0022】前記実施例1と2において、染料を金属フ
タロシアニンポリカルボン酸に代えた畳用塗布剤は、前
記性状のほかにさらに畳表の消臭機能を付与することが
できた。
【0023】前記実施例1と2の畳用塗布剤のそれぞれ
からテキサノールとエチレングリコールを除いた畳用塗
布剤を用い前記と同様に刷毛で均一に塗布して、常温で
乾燥させたところ、前記実施例1と2とに比べ耐汚染
性、耐摩耗性、密着性、撥水性、耐持続性、耐吸湿性、
耐候性が劣っており、畳用塗布剤として不充分なもので
あった。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の畳
用塗布剤は畳表に塗布することにより、新鮮で清潔感の
あふれる青畳に仕上がり、畳の退色や磨耗を防ぐととも
に塵埃、汚れの付着を防ぎ清潔感を維持することができ
る。また水雑巾や洗剤で畳表を拭っても色落ちや塗膜の
剥離が生ぜず、耐水、耐薬品性に優れる。さらに防菌、
防カビ、防ダニ効果や消臭機能を畳表に付与することが
できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CG031 CG141 CG171 HA156 JA20 JA26 JB18 JC12 JC38 KA07 KA08 MA08 MA10 NA01 NA03 NA05 NA07 NA11 NA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形成分が50〜40%である(メ
    タ)アクリル樹脂エマルジョンの40〜20重量%と、
    該固形成分に対する重量比で6〜3%の2,2,4−ト
    リメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレー
    トと、該固形成分に対する重量比で3〜2%のエチレン
    グリコールと、該固形成分に対する重量比で0.3〜
    0.1%の染料とを含有することを特徴とする畳用塗布
    剤。
  2. 【請求項2】 該染料が金属フタロシアニンポリカル
    ボン酸、サイアニンブルー、ナフトールグリーンBから
    選ばれた少なくとも1種類であることを特徴とする請求
    項1に記載の畳用塗布剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の畳用塗布剤
    が防菌防カビ剤を含有することを特徴とする畳用塗布
    剤。
  4. 【請求項4】 該防菌防カビ剤がジヨードメチル−p
    −トリルスルホンまたは3−ヨード−2−プロピニル
    N−ブチルカーバメイトであることを特徴とする請求項
    3に記載の畳用塗布剤。
JP2000400470A 2000-12-28 2000-12-28 畳用塗布剤 Pending JP2002201405A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103158183A (zh) * 2013-03-12 2013-06-19 包中臣 一种蔺草席上色染料

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