JP2002201115A - 美爪料及び美爪方法 - Google Patents
美爪料及び美爪方法Info
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Abstract
とともに、使用性にも問題を生じない美爪料を提供する
ことにある。 【解決手段】 ニトロセルロースと、スルホンアミド系
樹脂と、有機酸エステル系可塑剤と、を有する非水溶性
皮膜基剤と、前記非水溶性皮膜基剤を溶解し、且つ水と
相溶性のある溶剤と、を含み、前記溶剤が特定のアルキ
レングリコールジエーテル系化合物を1〜65重量%/
美爪料、特定のケトン系化合物を1〜65重量%/美爪
料含み、該美爪料塗膜を水中に浸した場合に、該塗膜中
の残存溶剤及び浸入水による混合液中で前記非水溶性皮
膜基剤が析出することを特徴とする美爪料及びこれを用
いる美爪方法。
Description
法、特に水中で短時間に塗膜を固化させる美爪料の溶剤
の改良に関する。
コート、ネールエナメルオーバーコートなどに代表され
る美爪料は、一般にニトロセルロースなどの非水溶性皮
膜基剤を酢酸エチル、酢酸ブチルなどの有機溶剤中に溶
解して構成される。そして、このような美爪料には、所
定の色調や光沢が適正に得られることは無論、 爪に塗りやすい適度な粘度があること、 塗布した後はできる限り速やかに乾燥し、均一な皮膜
を形成すること、 皮膜が爪によく密着し、はがれにくいこと 等が要求される。
形成性は、特に密接に関係しており、あまりに乾燥が速
すぎると塗布する作業の間に粘度が上がり、あるいは固
化してしまうため、均一な皮膜形成が困難となる一方、
乾燥が遅すぎれば使用性に影響が出てしまい、通常は3
ないし8分間で乾燥皮膜を形成するように調整してい
る。しかしながら、前記乾燥時間に関してはより一層短
くすることが要望されていた。
揮発ではなく、濃度勾配による放出により除去する方法
も考慮されている。例えば特開昭47−43348号公
報には、美爪料を塗布した後にその塗布部位を水中に浸
漬し、塗膜中の溶媒を水中に放出させることにより塗膜
固化を早くする技術が開示されている。
中固化性美爪料にあっては、水中浸漬により白化した不
均一な膜が形成されやすく、また塗布時の筆跡が塗膜に
残り、塗りムラを生じるなど、美爪料として求められる
機能を十分に満足するものではなかった。本発明は前記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は
塗膜固化を短時間に行い得るとともに、使用性にも問題
を生じない美爪料を提供することにある。
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、特定の皮膜剤組
成を有する美爪料の溶媒として特定のアルキレングリコ
ールジエーテル系溶媒およびケトン系溶媒を用いること
により、均一な皮膜形成、短時間の塗膜固化を行い得る
ことを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本
発明にかかる美爪料は、ニトロセルロースと、スルホン
アミド系樹脂と、有機酸エステル系可塑剤と、を有する
非水溶性皮膜基剤と、前記非水溶性皮膜基剤を溶解し、
且つ水と相溶性のある溶剤と、を含み、前記溶剤が下記
式(I)で表される化合物を1〜65重量%/美爪料,
式(II)で表される化合物を1〜65重量%/美爪料含
み、該美爪料塗膜を水中に浸した場合に、該塗膜中の残
存溶剤及び浸入水による混合液中で前記非水溶性皮膜基
剤が析出することを特徴とする。
のアルキル基またはアシル基を示し、R3,R4はHま
たはC=1〜18のアルキル基を示し、m、nは1〜2
0の整数を示す。)
のアルキル基を示す。) また、本発明にかかる美爪料において、前記溶剤がさら
に下記式(III)で表される化合物を含むことが好適で
ある。
=3〜18のアルキル基を示す。)
剤中における前記化合物(I)、(II)、(III)の合
計量の割合が50重量%以上であることが好適である。
また、本発明にかかる美爪料において、前記溶剤が前記
化合物(I)を10〜50重量%/美爪料、前記化合物
(II)を15〜60重量%/美爪料含むことが好適であ
る。また、本発明にかかる美爪料において、前記溶剤は
さらに下記式(IV)で表される化合物を含むことが好適
である。
キル基またはアシル基を示し、R9,R10はHまたは
C=1〜18のアルキル基を示し、p,qはそれぞれ1
〜20の整数を示す。)
記溶剤はさらにアルコール、ポリオール類の一種または
二種以上を含むことが可能である。また、本発明にかか
る美爪料において、前記溶剤はさらに下記式(V)で表
される化合物を含むことが可能である。
18のアルキル基を示す。) なお、前記化合物(I)は、好ましくはR1,R2,R
3,R4はそれぞれC=1〜10、m,nは1〜10で
あり、特にエチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、エチレングリコール
ジプロピルエーテル、エチレングリコールジブチルエー
テル、エチレングリコールジペンチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピル
エーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレン
グリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコール
ジプロピルエーテル、トリエチレングリコールジブチル
エーテルから選択される一種または二種以上であること
が好適である。中でもエチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレン
グリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエー
テル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、トリ
エチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレング
リコールジエチルエーテルから選択される一種または二
種以上であることが特に好適である。
5,R6はC=1〜6であり、特にアセトン、メチルエ
チルケトン、3-メチル-2-ブタノン、3-ペンタノン、
2-ペンタノン、2-メチル-3-ペンタノン、3-ヘキサ
ノン、2-ヘキサノン、3-メチル-2-ペンタノン、4-
メチル-2-ペンタノンから選択される一種または二種以
上であることが好適である。中でもアセトン、メチルエ
チルケトンから選択される一種または二種以上であるこ
とが特に好適である。
R7はC=1〜10であり、特にエチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコールモノペンチルエーテル、エ
チレングリコールモノヘキシルエーテルから選択される
一種または二種以上であることが好適である。なお、こ
れらの化合物(I)〜(V)のアルキル基に分岐がある
もの、あるいは置換基(−OR,−COOR,−SO3
R、−CO−R等、ここでRは水素やアルキル基など)
を有するものであってもよい。
は、水中でその塗膜の固化をおこなうことを特徴とす
る。また、本発明にかかる両用型美爪料は、爪に塗布し
た際に、空気中では2〜10分間で乾燥して皮膜を形成
し、水中では2分間以下浸漬することにより皮膜を形成
することを特徴とする。
爪料を塗布した後、該塗布部を水中に浸漬し、塗膜を固
化させることを特徴とする。また、前記方法において、
水中への浸漬時間が2分以下で塗膜を固化させることが
好適である。
ついて説明する。図1には本発明の美爪料の使用状態と
皮膜の形成機構が示されている。同図に示すように、本
発明にかかる美爪料は無論空気中においても乾燥する
が、爪に美爪料を塗布した状態(図1(A))で、水に
浸漬することにより塗膜固化を著しく早くすることがで
きる(図1(B),(C))。これは、美爪料塗膜を水
中に浸漬することにより、該塗膜中の溶剤が水中に急激
に吸い出され、塗膜の乾燥に寄与するとともに、塗膜中
に分配された水により塗膜中の溶剤組成に変化を生じ、
皮膜成分の析出を助長するためと考えられる。
により形成した塗膜を水中に浸漬した場合の、ガスクロ
マトグラフによる皮膜内組成の変化が示されている。同
図より明らかなように、塗膜内の溶剤は水中に急激に放
出されるが、一方塗膜内への水の浸入も認められる。そ
して、例えば水浸漬時間2分間以下を想定するならば、
この時間内に水と溶剤の混合液中で皮膜形成剤が析出す
ることが要請される。一方、水中で皮膜形成剤を析出さ
せると、溶媒の種類によっては皮膜の白化が生じ、事実
上美爪効果を喪失してしまう。そこで本発明者らは溶剤
として前記構造式(I)〜(II)の化合物を見出したの
である。
分である化合物(I)〜(II)の外、前記化合物(II
I),(IV)、アルコール、ポリオール類、化合物
(V)等の溶剤を共存させることもできる。化合物(II
I)に関しては特に使用量の制限はないが、他の共存溶
媒の量比は必須溶媒(場合により(III)を含む)に対
して等量以下(溶媒中50%以下)であることが好まし
い。
ましくはR8,R9,R10のC=1〜10、p,qは
1〜10であり、特にエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルから選択される一
種または二種以上から選択されることが好適である。
オール類としては、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリンなどが例示で
き、これらを単独または2種以上を混合して用いてもよ
い。
合物としては、好ましくはR11,R12はC=1〜1
0であり、特に酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸イソプロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソプロピ
ルあるいはこれらのアルキルに分岐があるものおよび置
換基(−OR,−COOR,−SO3Rなど、ここでR
は水素やアルキル基など)を有するものが例示でき、こ
れらを単独または2種以上混合して用いてもよい。
水に浸すことで膜成分が析出し、爪上で皮膜を形成す
る。その際の乾燥時間は塗布後2分以内程度である。ま
た、本発明の美爪料を爪に塗布し、空気中に放置した場
合にも、水に浸漬した場合よりは長時間を要するが、通
常の美爪料と同様に乾燥し、皮膜を形成することができ
る。
れる皮膜形成剤、樹脂類、可塑剤、有機変性粘土鉱物、
顔料、増粘剤、香料、保湿剤、油分、薬剤、水溶性成分
など、一般にネールエナメルに配合されている成分を本
発明の目的の範囲内で適宜配合することができる。
ルロース1/2秒、ニトロセルロース1/4秒、ニトロ
セルロース1/8秒、ニトロセルロース1/16秒など
が好適であり、その配合量は5〜40重量%/美爪料で
あることが好ましい。
えばトルエンスルホンアミド/エポキシ樹脂、トルエン
スルホンアミド/ホルムアルデヒド樹脂等が好ましく、
その配合量は2〜20重量%/美爪料であることが好ま
しい。
クエン酸エステル系可塑剤及びフタル酸エステル系可塑
剤が好ましく、クエン酸エステル系可塑剤としては例え
ばクエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル、
クエン酸アセチルトリエチル等が挙げられ、フタル酸エ
ステル系可塑剤としては例えばフタル酸ジメチル、フタ
ル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、フタル酸ジブチル
が挙げられる。その配合量は、2〜20重量%/美爪料
が好ましい。
は、タルク、カオリン、絹雲母、白雲母、合成雲母、金
雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライ
ト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、ケイ
酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロンチ
ウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ヒドロキシアパ
タイト、ゼオライト、窒化ホウ素、セラミックスパウダ
ーなどの無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエチレンパ
ウダー、ベンゾグアナミンパウダー、四弗化エチレンパ
ウダー、スチレンジビニルベンゼンコポリマーパウダ
ー、ジスチレンベンゼンピンホールポリマーパウダー、
微結晶セルロースなどの有機粉体、酸化チタン、酸化亜
鉛などの無機白色系顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン
酸鉄などの無機赤色系顔料、γ−酸化鉄などの無機褐色
系顔料、黄酸化鉄、黄土などの無機黄色系顔料、黒酸化
鉄、カーボンブラックなどの無機黒色系顔料、マンゴバ
イオレット、コバルトバイオレットなどの無機紫色系顔
料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルトなど
の無機緑色系顔料、群青、紺青などの無機青色系顔料、
酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、オキシ塩化
ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、魚鱗箔、着色
酸化チタンコーテッド雲母などのパール顔料、ベントン
等の粘土鉱物、アルミニウムパウダー、カッパーパウダ
ーなどの金属粉末顔料、赤色201号、赤色202号、
赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色22
6号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙
色204号、黄色205号、黄色401号及び青色40
4号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色10
6号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤
色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色
202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等のジ
ルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキなどの
有機顔料、クロロフィル、ベータカロチンなどの天然色
素、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、水酸化カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化
アルミニウム、シリカ、水酸化鉄、二酸化チタン、低次
酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化マン
ガン、酸化コバルト、酸化ニッケル、チタン酸鉄、チタ
ン酸コバルト等が例示され、一種または二種以上が選択
される。また、増粘剤としては、ベントン27、ベント
ン38等の有機変性粘土鉱物、アクリル系高分子、多糖
類、カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物を配合
することができる。
明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではな
い。また、以下の実施形態で用いる配合量は重量%で示
す。また、ニトロセルロースについてはいずれも30%
イソプロピルアルコール溶液を用いている。
の評価方法について説明する。乾燥時間 各試料を爪へ塗布(1度塗り)し、水に適当な時間浸し
た後、形成された皮膜に指先で触れ、指紋がつくか否か
を観察した。そして、塗布直後から指紋がつかなくなる
までの水に浸す時間を下記の基準にて評価した。 ○:〜2分間 △:2〜5分間 ×:5分間〜
やすさについて下記基準により総合評価した。 ◎:特に良好(きれいに滑らかに塗れる) ○:良好 △:やや不良(やや塗りにくい) ×:不良(塗りにくい)
た後、爪上に形成された皮膜を下記基準により総合評価
した。 ◎:特に良好(きれいで滑らかな皮膜) ○:良好 △:やや不良(やや曇った皮膜) ×:不良(白化した皮膜)
剤による水中での皮膜形成能について検討を行った。そ
の結果を次の表1に示す。
グリコールジエーテル系溶媒であるジエチレングリコー
ルジエチルエーテルと、ケトン系溶媒であるアセトンと
の混合系を用いた場合には、水中での乾燥が短時間に行
われ、しかも白化などを生じることなく、特に皮膜の均
一性に優れている。
溶媒として用いたものは、水中での乾燥が行われず、エ
チレングリコールモノエチルエーテルを用いた従来技術
にあっては確かに水中での乾燥は行われるものの、皮膜
の一部に白化が認められ、皮膜の均一性に著しく欠ける
という欠点があった。さらに、本発明者らは前記式
(I)で表されるアルキレングリコールジエーテル系溶
媒と、前記式(II)で表されるケトン系溶媒を用いた系
について検討を行った。その結果を次の表2に示す。
(I)で表される溶媒と式(II)で表される溶媒を組み
合わせた溶剤であれば、水中での乾燥性、皮膜の均一性
を保持しており、良好な皮膜特性を維持することができ
る。
して次の各種の樹脂(1)〜(5)を用いた試料について、
前記各評価を行うと共に、さらに美爪料としての重要な
機能のひとつである爪への接着力(はがれにくさ)につ
いての評価を以下に示した方法により行い、樹脂の種類
と各特性について比較検討した。その結果を次の表3に
示す。 樹脂(1): トルエンスルホンアミド/エポキシ樹脂(スルホンアミ ド樹脂) 樹脂(2): トルエンスルホンアミド/ホルムアルデヒド樹脂(スル ホンアミド樹脂) 樹脂(3): フタル酸・グリセリン・バーサティック酸グリシジルエステル (アルキッド樹脂) 樹脂(4): アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル共重合体 (アクリル樹脂) 樹脂(5): メタクリル酸・アクリル酸・メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 共重合体(アクリル樹脂)
ーを用いて試料を一定膜厚に引き、ガラス板上に塗布さ
れた試料を水に浸して試料塗膜を乾燥させた。乾燥後の
皮膜に機械によって1mm間隔で縦に11本、それと直
交するように横に11本の線を鋭利な針によって引き、
これによって計100個の正方形に区分けし、ガラス板
上に残った正方形皮膜の数の割合から爪への接着力を下
記の評価基準により評価した。すなわち、ガラス板上に
残った正方形皮膜の数の割合が多いほど試料皮膜の爪へ
の接着力は向上し爪からはがれにくく、ガラス板上に残
った正方形皮膜の数の割合が少ないほど試料皮膜の爪へ
の接着力は低下し爪からはがれやすくなる。爪への接着力の評価基準 ◎:良好 :ガラス板上に残った正方形皮膜の割合が80%以上 ○:普通 :ガラス板上に残った正方形皮膜の割合が60%以上80%未満 △:やや不良 :ガラス板上に残った正方形皮膜の割合が40%以上60%未満 ×:不良 :ガラス板上に残った正方形皮膜の割合が40%未満
樹脂成分としてスルホンアミド樹脂を用いた場合(表3
の樹脂(1)、(2))には、乾燥時間や皮膜の均一性等に
ついて良好な各特性が得られる。
汎用されるアルキッド樹脂、或いはアクリル樹脂を用い
た場合では(表3の樹脂(3)〜(5))、乾燥時間は良好
であるものの、やや白化した皮膜が形成され、スルホン
アミド樹脂を用いた場合のきれいで平滑な皮膜に比して
皮膜の均一さが劣る結果であった。また、爪への接着力
においてもスルホンアミド樹脂を用いた場合の非常に良
好な結果に比するとやや劣る結果であった。したがっ
て、良好な各皮膜特性を得るためには、特定の樹脂(ス
ルホンアミド樹脂)と特定の溶媒組成(前記式(I)、
(II)で表される化合物)を組み合わせることが必要で
あることがわかる。次に、本発明者らは本発明において
特徴的な溶媒と、他の溶媒との組み合わせについて検討
を行った。その結果を表4〜6に示す。
ジエチレングリコールジエチルエーテルおよびアセトン
に対し、一般的溶媒である酢酸ブチルを混合していった
ところ、50%程度までは十分に良好な皮膜特性が維持
されたが、酢酸ブチルが50%を大きく超えると皮膜の
均一性などの特性が著しく悪化する傾向にある。
溶媒であるジエチレングリコールジエチルエーテルおよ
びアセトンに対し、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のアル
キレングリコールモノエーテル系溶媒を加えていった場
合には、前記酢酸ブチルを用いた場合とは異なり、ジエ
チレングリコールジエチルエーテルおよびアセトンの合
計量の倍量程度まで添加しても、良好な乾燥時間、皮膜
均一性を得ることができた。次に、本発明者らは本発明
において特徴的な溶媒とアルキレングリコールモノエー
テル系溶媒との混合溶媒と、一般的な溶媒との組み合わ
せについて検討を行った。その結果を表7に示す。
ジエチレングリコールジエチルエーテルおよびアセトン
に対し前記式(III)で表される溶媒であるエチレング
リコールモノブチルエーテルを加えた溶媒系に、一般的
溶媒である酢酸ブチルを混合していったところ、50%
程度までは十分に良好な皮膜特性が維持されたが、酢酸
ブチルが50%を大きく超えると皮膜の均一性などの特
性が著しく悪化する傾向にある。次に本発明者らは本発
明に特徴的な溶媒の配合量について検討を行った。その
結果を表8に示す。
(I)で表される溶媒であるジエチレングリコールジエ
チルエーテルが1〜65重量%/美爪料、且つ前記式
(II)で表される溶媒であるアセトンが1〜65重量%
/美爪料の範囲で配合されていれば良好な各特性が得ら
れる。一方、ジエチレングリコールジエチルエーテル及
びアセトンの配合量が前記範囲外になると共に、一部の
特性については劣化がみられた。さらに、試料皮膜の爪
への接着力について、本発明に特徴的な溶媒の配合量と
の関係を検討した。評価結果を次の表9に示す。
(I)で表される溶媒であるジエチレングリコールジエ
チルエーテルが10〜50重量%/美爪料、且つ前記式
(II)で表される溶媒であるアセトンが15〜60重量
%/美爪料の範囲で配合された場合には良好な接着力が
得られる。一方、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル及びアセトンの配合量が前記範囲外になると、通常程
度の接着力は得られるものの、配合量が前記範囲内の場
合の良好な接着力に比すると劣る結果であった。さらに
本発明者らは各種溶媒組成について検討を行った。その
結果を次の表10〜11に示す。
間、塗布のしやすさ、皮膜の均一性を示した。
説明する。配合例1 ニトロセルロース 15.0 スルホンアミド樹脂 7.0 クエン酸エステル 4.0 ジエチレングリコールジエチルエーテル 20.0 アセトン 50.0 着色剤 4.0
も優れた水中乾燥特性、皮膜均一性を有していた。
料及び美爪方法によれば、スルホンアミド系樹脂を含む
皮膜基剤と、特定のアルキレングリコールジエーテル系
溶媒および特定のケトン系溶媒を用いることにより、良
好な水中での塗膜固化性とともに、優れた皮膜均一性を
得ることができる。
説明図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 ニトロセルロースと、スルホンアミド系
樹脂と、有機酸エステル系可塑剤と、を有する非水溶性
皮膜基剤と、 前記非水溶性皮膜基剤を溶解し、且つ水と相溶性のある
溶剤と、を含み、前記溶剤が下記式(I)で表される化
合物を1〜65重量%/美爪料、式(II)で表される化
合物を1〜65重量%/美爪料含み、該美爪料塗膜を水
中に浸した場合に、該塗膜中の残存溶剤及び浸入水によ
る混合液中で前記非水溶性皮膜基剤が析出することを特
徴とする美爪料。 【化1】 (なお、前記式Iにおいて、R1,R2はC=1〜18
のアルキル基またはアシル基を示し、R3,R4はHま
たはC=1〜18のアルキル基を示し、m、nは1〜2
0の整数を示す。) 【化2】 (なお、前記式IIにおいて、R5,R6はC=1〜18
のアルキル基を示す。) - 【請求項2】 請求項1に記載の美爪料において、前記
溶剤がさらに下記式(III)で表される化合物を含むこ
とを特徴とする美爪料。 【化3】 (なお、前記式IIIにおいて、R7はアシル基またはC
=3〜18のアルキル基を示す。) - 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の美
爪料において、溶剤中における前記化合物(I)、(I
I)、(III)の合計量の割合が50重量%以上であるこ
とを特徴とする美爪料。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の美爪料
において、前記溶剤が前記化合物(I)を10〜50重
量%/美爪料、前記化合物(II)を15〜60重量%/
美爪料含むことを特徴とする美爪料。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の美爪料
において、前記溶剤はさらに下記式(IV)で表される化
合物を含むことを特徴とする美爪料。 【化4】 (なお、前記式IVにおいて、R8はC=1〜18のアル
キル基またはアシル基を示し、R9,R10はHまたは
C=1〜18のアルキル基を示し、p,qはそれぞれ1
〜20の整数を示す。) - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の美爪料
において、前記溶剤はさらにアルコール、ポリオール類
の一種または二種以上を含むことを特徴とする美爪料。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の美爪料
において、前記溶剤はさらに下記式(V)で表される化
合物を含むことを特徴とする美爪料。 【化5】 (なお、前記式Vにおいて、R11,R12はC=1〜
18のアルキル基を示す。) - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の美爪料
において、前記化合物(I)は、エチレングリコールジ
メチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジプロピルエーテル、エチレン
グリコールジブチルエーテル、エチレングリコールジペ
ンチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコー
ルジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチル
エーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、
トリエチレングリコールジプロピルエーテル、トリエチ
レングリコールジブチルエーテルから選択される一種ま
たは二種以上であることを特徴とする美爪料。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の美爪料
において、前記化合物(II)はアセトン、メチルエチル
ケトン、3-メチル-2-ブタノン、3-ペンタノン、2-
ペンタノン、2-メチル-3-ペンタノン、3-ヘキサノ
ン、2-ヘキサノン、3-メチル-2-ペンタノン、4-メ
チル-2-ペンタノンから選択される一種または二種以上
であることを特徴とする美爪料。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の美爪
料において、前記化合物(III)は、エチレングリコー
ルモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノペンチルエーテ
ル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルから選択
される一種または二種以上であることを特徴とする美爪
料。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の美
爪料よりなり、水中でその塗膜の固化をおこなう水中固
化性美爪料。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の美
爪料よりなり、爪に塗布した際に、空気中では2〜10
分間で乾燥して皮膜を形成し、水中では2分間以下浸漬
することにより皮膜を形成する両用型美爪料。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の美
爪料を塗布した後、該塗布部を水中に浸漬し、塗膜を固
化させることを特徴とする美爪方法。 - 【請求項14】 請求項13記載の方法において、水中
への浸漬時間が2分以下で塗膜を固化させることを特徴
とする美爪方法。
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