JP2002199618A - 電源装置 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽電池による電源から、簡単な回路構成に
よって、電気エネルギーを効率良く取り出すことができ
る電源装置を提供する。 【解決手段】 電源装置は、太陽電池電源SBと、太陽
電池電源SBからの電気エネルギーを蓄積する小容量の
コンデンサC1と、コンデンサC1から移送される電気
エネルギーを蓄積する大容量のコンデンサC0と、コン
デンサC1とコンデンサC0の間に設けられ、電気エネ
ルギーの移送状態を設定するスイッチ部SWと、コンデ
ンサC1の充電電圧(端子電圧)に基づいて、スイッチ
部SWの導通/遮断状態を制御するスイッチ制御部CN
Tと、を備えて構成されている。
よって、電気エネルギーを効率良く取り出すことができ
る電源装置を提供する。 【解決手段】 電源装置は、太陽電池電源SBと、太陽
電池電源SBからの電気エネルギーを蓄積する小容量の
コンデンサC1と、コンデンサC1から移送される電気
エネルギーを蓄積する大容量のコンデンサC0と、コン
デンサC1とコンデンサC0の間に設けられ、電気エネ
ルギーの移送状態を設定するスイッチ部SWと、コンデ
ンサC1の充電電圧(端子電圧)に基づいて、スイッチ
部SWの導通/遮断状態を制御するスイッチ制御部CN
Tと、を備えて構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特に、太陽電池を起電力発生手段として用い、これを充
電用電源として適用した電源装置に関する。
特に、太陽電池を起電力発生手段として用い、これを充
電用電源として適用した電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自然エネルギーを利用したクリー
ンな発電システムとして、太陽電池が知られている。太
陽電池は、近年においては、幅広い分野において多用さ
れ、将来においても有望な発電システムとして注目され
ている。
ンな発電システムとして、太陽電池が知られている。太
陽電池は、近年においては、幅広い分野において多用さ
れ、将来においても有望な発電システムとして注目され
ている。
【0003】ところで、一般に、太陽電池から取り出さ
れる電気エネルギーの放電特性(電圧−電流の相関関
係)は、図9に示すような特性曲線SPを有している。
すなわち、電流を多く流そうとすると電圧が低下し、逆
に、電圧を高く取ろうとすると電流が少なくなるという
傾向を有していた。
れる電気エネルギーの放電特性(電圧−電流の相関関
係)は、図9に示すような特性曲線SPを有している。
すなわち、電流を多く流そうとすると電圧が低下し、逆
に、電圧を高く取ろうとすると電流が少なくなるという
傾向を有していた。
【0004】そして、このような放電特性を有する太陽
電池を電源に適用した機器においては、太陽電池セルか
ら出力される電気エネルギーを直接負荷や充電池に供給
する構成を有するもののほかに、高度な制御(マイコン
制御等)を行って、負荷や充電池に供給される電気エネ
ルギーを最適化する構成を有するものがある。すなわ
ち、図9に示した特性曲線SPにおいて、電圧Vaと電
流Iaの積(すなわち、電力P=Va×Ia)が最大と
なるポイントAで電気エネルギーを取り出すことによ
り、太陽電池の出力を高いエネルギー効率で利用するこ
とが可能となる。
電池を電源に適用した機器においては、太陽電池セルか
ら出力される電気エネルギーを直接負荷や充電池に供給
する構成を有するもののほかに、高度な制御(マイコン
制御等)を行って、負荷や充電池に供給される電気エネ
ルギーを最適化する構成を有するものがある。すなわ
ち、図9に示した特性曲線SPにおいて、電圧Vaと電
流Iaの積(すなわち、電力P=Va×Ia)が最大と
なるポイントAで電気エネルギーを取り出すことによ
り、太陽電池の出力を高いエネルギー効率で利用するこ
とが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては、太陽電池から最大エネルギーポ
イントで出力を行うためには、例えば、CPU等を用い
たマイコン制御により、負荷を調整することによりエネ
ルギーの最適化を行う手法が知られているが、この場
合、大掛かりな制御回路が必要なうえ、制御処理の複雑
化を招き、例えば、小型、軽量の携帯機器等への適用が
極めて難しいという問題を有していた。
た従来技術においては、太陽電池から最大エネルギーポ
イントで出力を行うためには、例えば、CPU等を用い
たマイコン制御により、負荷を調整することによりエネ
ルギーの最適化を行う手法が知られているが、この場
合、大掛かりな制御回路が必要なうえ、制御処理の複雑
化を招き、例えば、小型、軽量の携帯機器等への適用が
極めて難しいという問題を有していた。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑
み、簡易な回路構成により、太陽電池から出力される電
気エネルギーを最適に取り出すことができる電源装置を
提供することを目的とする。
み、簡易な回路構成により、太陽電池から出力される電
気エネルギーを最適に取り出すことができる電源装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電源装置
は、少なくとも1個の太陽電池から成る起電力発生手段
と、該起電力発生手段から出力される電気エネルギーが
直接供給され、該電気エネルギーを蓄積する第1のエネ
ルギー蓄積手段と、少なくとも前記第1のエネルギー蓄
積手段から移送される前記電気エネルギーを蓄積する第
2のエネルギー蓄積手段と、少なくとも前記第1のエネ
ルギー蓄積手段から供給され、前記第2のエネルギー蓄
積手段に移送される前記電気エネルギーの移送状態を設
定する移送状態設定手段と、前記第1のエネルギー蓄積
手段に蓄積される電気エネルギー量を監視し、該電気エ
ネルギー量に基づいて前記移送状態設定手段を制御する
エネルギー移送制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
は、少なくとも1個の太陽電池から成る起電力発生手段
と、該起電力発生手段から出力される電気エネルギーが
直接供給され、該電気エネルギーを蓄積する第1のエネ
ルギー蓄積手段と、少なくとも前記第1のエネルギー蓄
積手段から移送される前記電気エネルギーを蓄積する第
2のエネルギー蓄積手段と、少なくとも前記第1のエネ
ルギー蓄積手段から供給され、前記第2のエネルギー蓄
積手段に移送される前記電気エネルギーの移送状態を設
定する移送状態設定手段と、前記第1のエネルギー蓄積
手段に蓄積される電気エネルギー量を監視し、該電気エ
ネルギー量に基づいて前記移送状態設定手段を制御する
エネルギー移送制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2記載の電源装置は、上記構
成において、前記エネルギー移送制御手段は、前記第1
のエネルギー蓄積手段へ起電力発生手段から供給される
前記電気エネルギーの蓄積量を監視し、前記電気エネル
ギー量が所定の基準値に達したとき、前記移送状態設定
手段を導通制御して、前記第1のエネルギー蓄積手段か
ら前記第2のエネルギー蓄積手段への前記電気エネルギ
ーの移送を可能とし、前記第1のエネルギー蓄積手段か
ら前記第2のエネルギー蓄積手段への前記電気エネルギ
ーの移送に伴い、前記電気エネルギー量が所定の基準値
を下回ったとき、前記移送状態設定手段を遮断制御し
て、前記第1のエネルギー蓄積手段から前記第2のエネ
ルギー蓄積手段への前記電気エネルギーの移送を中止す
ることにより、前記第2のエネルギー蓄積手段における
前記電気エネルギーの蓄積を間欠的に行うことを特徴と
している。
成において、前記エネルギー移送制御手段は、前記第1
のエネルギー蓄積手段へ起電力発生手段から供給される
前記電気エネルギーの蓄積量を監視し、前記電気エネル
ギー量が所定の基準値に達したとき、前記移送状態設定
手段を導通制御して、前記第1のエネルギー蓄積手段か
ら前記第2のエネルギー蓄積手段への前記電気エネルギ
ーの移送を可能とし、前記第1のエネルギー蓄積手段か
ら前記第2のエネルギー蓄積手段への前記電気エネルギ
ーの移送に伴い、前記電気エネルギー量が所定の基準値
を下回ったとき、前記移送状態設定手段を遮断制御し
て、前記第1のエネルギー蓄積手段から前記第2のエネ
ルギー蓄積手段への前記電気エネルギーの移送を中止す
ることにより、前記第2のエネルギー蓄積手段における
前記電気エネルギーの蓄積を間欠的に行うことを特徴と
している。
【0009】また、請求項3記載の電源装置は、上記構
成において、前記エネルギー移送制御手段は、前記第1
のエネルギー蓄積手段に蓄積される前記電気エネルギー
量に追随して、所定の電気エネルギーを蓄積する第3の
エネルギー蓄積手段と、該第3のエネルギー蓄積手段に
蓄積された電気エネルギー量に基づく監視電圧と前記基
準値に対応する基準電圧とを比較する電圧比較手段と、
を備え、前記監視電圧が前記基準電圧以上になったと
き、前記移送状態設定手段を導通制御し、前記監視電圧
が前記基準電圧を下回ったとき、前記移送状態設定手段
を遮断制御することを特徴としている。
成において、前記エネルギー移送制御手段は、前記第1
のエネルギー蓄積手段に蓄積される前記電気エネルギー
量に追随して、所定の電気エネルギーを蓄積する第3の
エネルギー蓄積手段と、該第3のエネルギー蓄積手段に
蓄積された電気エネルギー量に基づく監視電圧と前記基
準値に対応する基準電圧とを比較する電圧比較手段と、
を備え、前記監視電圧が前記基準電圧以上になったと
き、前記移送状態設定手段を導通制御し、前記監視電圧
が前記基準電圧を下回ったとき、前記移送状態設定手段
を遮断制御することを特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の電源装置は、上記構
成において、前記移送状態設定手段は、少なくとも、ソ
ース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トラ
ンジスタのゲート端子と前記エネルギー移送制御手段の
出力接点との間に接続された第4のエネルギー蓄積手段
と、を備え、前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積され
た前記電気エネルギー量が所定の基準値を下回っている
ときには、前記起電力発生手段から前記第1のエネルギ
ー蓄積手段への前記電気エネルギーの蓄積に追随して、
前記第4のエネルギー蓄積手段に所定の電気エネルギー
を蓄積し、前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された
前記電気エネルギー量が所定の基準値に達したときに
は、前記エネルギー移送制御手段の出力接点の電圧に対
して、前記第4のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記
電気エネルギーに基づく電圧を加算して、前記電界効果
トランジスタのゲート端子に印加し、前記ソース端子と
ドレイン端子間を導通状態とすることを特徴としてい
る。
成において、前記移送状態設定手段は、少なくとも、ソ
ース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トラ
ンジスタのゲート端子と前記エネルギー移送制御手段の
出力接点との間に接続された第4のエネルギー蓄積手段
と、を備え、前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積され
た前記電気エネルギー量が所定の基準値を下回っている
ときには、前記起電力発生手段から前記第1のエネルギ
ー蓄積手段への前記電気エネルギーの蓄積に追随して、
前記第4のエネルギー蓄積手段に所定の電気エネルギー
を蓄積し、前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された
前記電気エネルギー量が所定の基準値に達したときに
は、前記エネルギー移送制御手段の出力接点の電圧に対
して、前記第4のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記
電気エネルギーに基づく電圧を加算して、前記電界効果
トランジスタのゲート端子に印加し、前記ソース端子と
ドレイン端子間を導通状態とすることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項5記載の電源装置は、上記構
成において、前記移送状態設定手段は、少なくとも、ソ
ース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、複数のエネルギー
蓄積素子を有し、前記電界効果トランジスタのゲート端
子に接続された第5のエネルギー蓄積手段と、を備え、
前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値を下回っているときには、前
記第5のエネルギー蓄積手段における前記複数のエネル
ギー蓄積素子相互を並列に接続して、前記起電力発生手
段から前記第1のエネルギー蓄積手段への前記電気エネ
ルギーの蓄積に追随して、前記複数のエネルギー蓄積素
子の各々に所定の電気エネルギーを蓄積し、前記第1の
エネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エネルギー量
が所定の基準値に達したときには、前記第5のエネルギ
ー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄積素子相互
を直列に接続して、前記複数のエネルギー蓄積素子の各
々に蓄積された前記電気エネルギーに基づく電圧を加算
して、前記電界効果トランジスタのゲート端子に印加
し、前記ソース端子とドレイン端子間を導通状態とする
ことを特徴としている。
成において、前記移送状態設定手段は、少なくとも、ソ
ース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、複数のエネルギー
蓄積素子を有し、前記電界効果トランジスタのゲート端
子に接続された第5のエネルギー蓄積手段と、を備え、
前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値を下回っているときには、前
記第5のエネルギー蓄積手段における前記複数のエネル
ギー蓄積素子相互を並列に接続して、前記起電力発生手
段から前記第1のエネルギー蓄積手段への前記電気エネ
ルギーの蓄積に追随して、前記複数のエネルギー蓄積素
子の各々に所定の電気エネルギーを蓄積し、前記第1の
エネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エネルギー量
が所定の基準値に達したときには、前記第5のエネルギ
ー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄積素子相互
を直列に接続して、前記複数のエネルギー蓄積素子の各
々に蓄積された前記電気エネルギーに基づく電圧を加算
して、前記電界効果トランジスタのゲート端子に印加
し、前記ソース端子とドレイン端子間を導通状態とする
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の電源装置は、上記構
成において、前記移送状態設定手段は、前記エネルギー
移送制御手段からの出力信号に基づいて、前記第5のエ
ネルギー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄積素
子相互の接続状態を並列、又は、直列に切り換え設定す
る切換制御手段を備えていることを特徴としている。
成において、前記移送状態設定手段は、前記エネルギー
移送制御手段からの出力信号に基づいて、前記第5のエ
ネルギー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄積素
子相互の接続状態を並列、又は、直列に切り換え設定す
る切換制御手段を備えていることを特徴としている。
【0013】さらに、請求項7記載の電源装置は、上記
構成において、前記第2のエネルギー蓄積手段は、複数
のコンデンサ、または、複数のコンデンサを積層して構
成される複数のコンデンサスタックを備えたコンデンサ
型蓄電池であって、前記電気エネルギーを蓄積する充電
動作時には、前記複数のコンデンサ、又は、前記複数の
コンデンサスタック相互を直列に接続し、前記電気エネ
ルギーを放出する放電動作時、及び、前記コンデンサ型
蓄電池における前記電気エネルギーの蓄積状態を検出す
る電圧モニタ動作時には、前記複数のコンデンサ、又
は、前記複数のコンデンサスタックを構成する各層毎の
前記コンデンサ相互を並列に接続するように切り換え制
御されることを特徴としている。また、請求項8記載の
充電装置は、上記構成において、前記第2のエネルギー
蓄積手段は、前記充電動作及び前記電圧モニタ動作を所
定のタイミングで繰り返し実行することを特徴としてい
る。
構成において、前記第2のエネルギー蓄積手段は、複数
のコンデンサ、または、複数のコンデンサを積層して構
成される複数のコンデンサスタックを備えたコンデンサ
型蓄電池であって、前記電気エネルギーを蓄積する充電
動作時には、前記複数のコンデンサ、又は、前記複数の
コンデンサスタック相互を直列に接続し、前記電気エネ
ルギーを放出する放電動作時、及び、前記コンデンサ型
蓄電池における前記電気エネルギーの蓄積状態を検出す
る電圧モニタ動作時には、前記複数のコンデンサ、又
は、前記複数のコンデンサスタックを構成する各層毎の
前記コンデンサ相互を並列に接続するように切り換え制
御されることを特徴としている。また、請求項8記載の
充電装置は、上記構成において、前記第2のエネルギー
蓄積手段は、前記充電動作及び前記電圧モニタ動作を所
定のタイミングで繰り返し実行することを特徴としてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源装置の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略構成
図である。
施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略構成
図である。
【0015】図1に示すように、本実施形態に係る電源
装置は、大別して、太陽電池からなる太陽電池電源SB
(起電力発生手段)と、太陽電池電源SBからの電気エ
ネルギーを蓄積する小容量のコンデンサC1(第1のエ
ネルギー蓄積手段)と、コンデンサC1から移送される
電気エネルギーを蓄積する大容量のコンデンサC0(第
2のエネルギー蓄積手段)と、コンデンサC1とコンデ
ンサC0の間に設けられ、電気エネルギーの移送状態を
設定するスイッチ部SW(移送状態設定手段)と、コン
デンサC1の充電電圧(端子電圧)に基づいて、スイッ
チ部SWの導通/遮断状態を制御するスイッチ制御部C
NT(エネルギー移送制御手段)と、を備えて構成され
ている。
装置は、大別して、太陽電池からなる太陽電池電源SB
(起電力発生手段)と、太陽電池電源SBからの電気エ
ネルギーを蓄積する小容量のコンデンサC1(第1のエ
ネルギー蓄積手段)と、コンデンサC1から移送される
電気エネルギーを蓄積する大容量のコンデンサC0(第
2のエネルギー蓄積手段)と、コンデンサC1とコンデ
ンサC0の間に設けられ、電気エネルギーの移送状態を
設定するスイッチ部SW(移送状態設定手段)と、コン
デンサC1の充電電圧(端子電圧)に基づいて、スイッ
チ部SWの導通/遮断状態を制御するスイッチ制御部C
NT(エネルギー移送制御手段)と、を備えて構成され
ている。
【0016】以下、各構成について詳しく説明する。太
陽電池電源SBは、単一の太陽電池セル、又は、複数の
太陽電池セルSC1、SC2、SC3、・・・SCnを
直列に接続して構成されている。ここで、太陽電池電源
SBを、複数の太陽電池セルSC1、SC2、SC3、
・・・SCnを直列に接続した構成を適用した場合、起
電力を適度に大きく設定することができ、後述する逆流
防止用のダイオードD1における電圧降下によるエネル
ギーロスを抑制することができる。
陽電池電源SBは、単一の太陽電池セル、又は、複数の
太陽電池セルSC1、SC2、SC3、・・・SCnを
直列に接続して構成されている。ここで、太陽電池電源
SBを、複数の太陽電池セルSC1、SC2、SC3、
・・・SCnを直列に接続した構成を適用した場合、起
電力を適度に大きく設定することができ、後述する逆流
防止用のダイオードD1における電圧降下によるエネル
ギーロスを抑制することができる。
【0017】コンデンサC1は、太陽電池電源SBから
出力される電気エネルギー(電流及び電圧)が供給され
る高電位側の接点N1に、逆流防止用のダイオードD1
を介して設けられた接点N2と、太陽電池電源SBの低
電位側の接点N3との間に設けられている。ここで、コ
ンデンサC1は、後述するように、上記太陽電池電源S
Bから供給される電気エネルギーにより短時間で充電さ
れる程度の小容量の容量素子であればよい。
出力される電気エネルギー(電流及び電圧)が供給され
る高電位側の接点N1に、逆流防止用のダイオードD1
を介して設けられた接点N2と、太陽電池電源SBの低
電位側の接点N3との間に設けられている。ここで、コ
ンデンサC1は、後述するように、上記太陽電池電源S
Bから供給される電気エネルギーにより短時間で充電さ
れる程度の小容量の容量素子であればよい。
【0018】コンデンサC0は、スイッチ部SWが導通
状態にあるとき、上記コンデンサC1から移送される電
気エネルギーを蓄積し、図示を省略した所定の負荷を駆
動させるために十分な容量(大容量)を有する容量素子
であって、例えば、電気二重層コンデンサを備えたコン
デンサ型蓄電池を良好に適用することができる。なお、
コンデンサC0として、複数の電気二重層コンデンサを
備えたコンデンサ型蓄電池Cxを適用した場合の具体的
な構成及び動作については、後述する。
状態にあるとき、上記コンデンサC1から移送される電
気エネルギーを蓄積し、図示を省略した所定の負荷を駆
動させるために十分な容量(大容量)を有する容量素子
であって、例えば、電気二重層コンデンサを備えたコン
デンサ型蓄電池を良好に適用することができる。なお、
コンデンサC0として、複数の電気二重層コンデンサを
備えたコンデンサ型蓄電池Cxを適用した場合の具体的
な構成及び動作については、後述する。
【0019】スイッチ部SWは、コンデンサC1とコン
デンサC0の間に設けられ、スイッチ制御部CNTから
出力される制御信号に基づいて、導通/遮断状態が切り
換え制御され、これに応じてコンデンサC1に蓄積され
た電気エネルギーのコンデンサC0への移送が間欠的に
行われて、コンデンサC0における充電動作が制御され
る。なお、スイッチ部SWの具体的な回路構成について
は、後述する。
デンサC0の間に設けられ、スイッチ制御部CNTから
出力される制御信号に基づいて、導通/遮断状態が切り
換え制御され、これに応じてコンデンサC1に蓄積され
た電気エネルギーのコンデンサC0への移送が間欠的に
行われて、コンデンサC0における充電動作が制御され
る。なお、スイッチ部SWの具体的な回路構成について
は、後述する。
【0020】スイッチ制御部CNTは、上記太陽電池電
源からコンデンサC1に蓄積される電気エネルギーの量
を監視し、該電気エネルギー量が所定の基準値を上回っ
たときにスイッチ部SWを導通状態に切り換え、また、
該電気エネルギー量が所定の基準値を下回ったときには
スイッチ部SWを遮断状態に切り換える制御を行う。な
お、コンデンサC1に蓄積される電気エネルギーの量と
は、具体的には、コンデンサC1の端子電圧、すなわ
ち、接点N2の電圧を意味し、また、スイッチ部SWの
切り換え制御の基準となる所定の基準値とは、具体的に
は、太陽電池電源から最大エネルギーを取り出すことが
できる電圧(電圧ポイント)を意味する。
源からコンデンサC1に蓄積される電気エネルギーの量
を監視し、該電気エネルギー量が所定の基準値を上回っ
たときにスイッチ部SWを導通状態に切り換え、また、
該電気エネルギー量が所定の基準値を下回ったときには
スイッチ部SWを遮断状態に切り換える制御を行う。な
お、コンデンサC1に蓄積される電気エネルギーの量と
は、具体的には、コンデンサC1の端子電圧、すなわ
ち、接点N2の電圧を意味し、また、スイッチ部SWの
切り換え制御の基準となる所定の基準値とは、具体的に
は、太陽電池電源から最大エネルギーを取り出すことが
できる電圧(電圧ポイント)を意味する。
【0021】ここで、スイッチ制御部CNTの具体的な
回路構成は、図1に示すように、接点N2と接点N3と
の間に、接点N4を介して直列に接続されたダイオード
D2及びコンデンサC2(第3のエネルギー蓄積手段)
と、接点N2と接点N4との間に、上記ダイオードD2
と並列に接続された抵抗R1と、接点N4と接点N5と
の間に接続された抵抗R3と、反転端子(−)に所定の
基準電源(基準電圧V0)が接続され、非反転端子
(+)に上記接点N5が接続され、また、出力端子(出
力接点)が抵抗R2を介して非反転端子(接点N5)に
接続されるとともに、出力信号(出力接点の電圧)をス
イッチ部SWに制御信号として出力するコンパレータ
(電圧比較手段)CMPと、を有して構成されている。
なお、ダイオードD2及びコンデンサC2はコンデンサ
C1の端子電圧検出用の構成であり、抵抗R1は放電
(ディスチャージ)用の抵抗であり、抵抗R2、R3は
ヒステリシス設定用の抵抗である。
回路構成は、図1に示すように、接点N2と接点N3と
の間に、接点N4を介して直列に接続されたダイオード
D2及びコンデンサC2(第3のエネルギー蓄積手段)
と、接点N2と接点N4との間に、上記ダイオードD2
と並列に接続された抵抗R1と、接点N4と接点N5と
の間に接続された抵抗R3と、反転端子(−)に所定の
基準電源(基準電圧V0)が接続され、非反転端子
(+)に上記接点N5が接続され、また、出力端子(出
力接点)が抵抗R2を介して非反転端子(接点N5)に
接続されるとともに、出力信号(出力接点の電圧)をス
イッチ部SWに制御信号として出力するコンパレータ
(電圧比較手段)CMPと、を有して構成されている。
なお、ダイオードD2及びコンデンサC2はコンデンサ
C1の端子電圧検出用の構成であり、抵抗R1は放電
(ディスチャージ)用の抵抗であり、抵抗R2、R3は
ヒステリシス設定用の抵抗である。
【0022】次に、上述した構成を有する電源装置の具
体的な制御動作について、図面を参照して説明する。図
2は、本実施形態に係る電源装置の制御動作における端
子電圧及び充放電電流の対応関係を示す図である。ここ
では、上述した電源装置の回路構成(図1)を適宜参照
しながら説明する。
体的な制御動作について、図面を参照して説明する。図
2は、本実施形態に係る電源装置の制御動作における端
子電圧及び充放電電流の対応関係を示す図である。ここ
では、上述した電源装置の回路構成(図1)を適宜参照
しながら説明する。
【0023】まず、図1に示した各コンデンサC0、C
1、C2に電気エネルギーが蓄積(充電)されていない
状態においては、コンデンサC1の端子電圧(接点N2
の電圧)及びコンデンサC2の端子電圧(接点N4の電
圧)が0Vであることから、コンパレータCMPの非反
転端子には、反転端子に印加される基準電圧V0よりも
低い電圧Vcが印加されるので、ローレベル(L)の出
力信号がスイッチ部SWに出力される。これにより、ス
イッチ部SWは遮断(OFF)状態となり、コンデンサ
C0への電気エネルギーの移送が遮断されるので、コン
デンサC0は充電されない。
1、C2に電気エネルギーが蓄積(充電)されていない
状態においては、コンデンサC1の端子電圧(接点N2
の電圧)及びコンデンサC2の端子電圧(接点N4の電
圧)が0Vであることから、コンパレータCMPの非反
転端子には、反転端子に印加される基準電圧V0よりも
低い電圧Vcが印加されるので、ローレベル(L)の出
力信号がスイッチ部SWに出力される。これにより、ス
イッチ部SWは遮断(OFF)状態となり、コンデンサ
C0への電気エネルギーの移送が遮断されるので、コン
デンサC0は充電されない。
【0024】次いで、太陽電池電源SBから出力される
電気エネルギーが、ダイオードD1を介してコンデンサ
C1に蓄積され始めると、それに伴って、太陽電池電源
SBからの電気エネルギーが、スイッチ制御部CNTの
ダイオードD2を介してコンデンサC2にも蓄積され、
コンデンサC2の端子電圧が上昇する。ここで、コンデ
ンサC2の端子電圧(接点N4の電圧)は、コンデンサ
C1の端子電圧(接点N2の電圧)に対してダイオード
D2の電圧降下分低下した電圧となって追従するため、
コンデンサC2に蓄積される電気エネルギー量は、コン
デンサC1に蓄積される電気エネルギー量に追随する。
電気エネルギーが、ダイオードD1を介してコンデンサ
C1に蓄積され始めると、それに伴って、太陽電池電源
SBからの電気エネルギーが、スイッチ制御部CNTの
ダイオードD2を介してコンデンサC2にも蓄積され、
コンデンサC2の端子電圧が上昇する。ここで、コンデ
ンサC2の端子電圧(接点N4の電圧)は、コンデンサ
C1の端子電圧(接点N2の電圧)に対してダイオード
D2の電圧降下分低下した電圧となって追従するため、
コンデンサC2に蓄積される電気エネルギー量は、コン
デンサC1に蓄積される電気エネルギー量に追随する。
【0025】そして、コンデンサC1に蓄積される電気
エネルギー量の上昇に伴って、コンデンサC2に蓄積さ
れる電気エネルギー量が上昇することにより、コンデン
サC2の端子電圧(接点N4の電圧)が上昇し、コンパ
レータCMPの非反転端子に印加される電圧(監視電
圧;接点N5の電圧)Vcが反転端子に印加される基準
電圧V0を越えたとき、すなわち、コンデンサC1の端
子電圧(接点N2の電圧)が所定の電圧Vb(Vb≒V
a;後述する太陽電池の放電特性において、最大の電気
エネルギーが取り出せる電圧ポイント)を越えたとき、
コンパレータCMPからハイレベル(H)の出力信号が
スイッチ部SWに出力される。これにより、スイッチ部
SWは導通(ON)状態となり、コンデンサC0への電
気エネルギーの移送が可能となって(コンデンサC1か
らの放電電流が流下して)、コンデンサC0が充電され
る。
エネルギー量の上昇に伴って、コンデンサC2に蓄積さ
れる電気エネルギー量が上昇することにより、コンデン
サC2の端子電圧(接点N4の電圧)が上昇し、コンパ
レータCMPの非反転端子に印加される電圧(監視電
圧;接点N5の電圧)Vcが反転端子に印加される基準
電圧V0を越えたとき、すなわち、コンデンサC1の端
子電圧(接点N2の電圧)が所定の電圧Vb(Vb≒V
a;後述する太陽電池の放電特性において、最大の電気
エネルギーが取り出せる電圧ポイント)を越えたとき、
コンパレータCMPからハイレベル(H)の出力信号が
スイッチ部SWに出力される。これにより、スイッチ部
SWは導通(ON)状態となり、コンデンサC0への電
気エネルギーの移送が可能となって(コンデンサC1か
らの放電電流が流下して)、コンデンサC0が充電され
る。
【0026】このとき、コンデンサC0への電気エネル
ギーの移送は、具体的には、まず、コンデンサC1に蓄
積されていた電荷がスイッチ部SWを介して直接コンデ
ンサC0に移送される(移動する)とともに、コンデン
サC2に蓄積された電荷が抵抗R1及びスイッチ部SW
を介してコンデンサC0に移送される(移動する)こと
により行われる。この場合、コンデンサC2からの電荷
の移送は、抵抗R1を介して移送されるので、コンデン
サC1からの電荷の移送よりも遅延して行われる。ま
た、コンデンサC1及びC2からコンデンサC0への電
気エネルギーの移送の際には、太陽電池電源から出力さ
れる電気エネルギー(電流)もスイッチ部SW1を介し
て直接コンデンサC0に供給される。
ギーの移送は、具体的には、まず、コンデンサC1に蓄
積されていた電荷がスイッチ部SWを介して直接コンデ
ンサC0に移送される(移動する)とともに、コンデン
サC2に蓄積された電荷が抵抗R1及びスイッチ部SW
を介してコンデンサC0に移送される(移動する)こと
により行われる。この場合、コンデンサC2からの電荷
の移送は、抵抗R1を介して移送されるので、コンデン
サC1からの電荷の移送よりも遅延して行われる。ま
た、コンデンサC1及びC2からコンデンサC0への電
気エネルギーの移送の際には、太陽電池電源から出力さ
れる電気エネルギー(電流)もスイッチ部SW1を介し
て直接コンデンサC0に供給される。
【0027】また、スイッチ部SWが導通(ON)状態
にあるときには、上述したように、コンパレータCMP
からはハイレベルの出力信号が出力されているので、こ
の出力信号が抵抗R2を介してフィードバックされて非
反転端子に入力される。これにより、コンパレータCM
Pの出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
た当初の印加電圧Vcよりも、さらに電圧が上昇する。
したがって、コンパレータCMPからのハイレベルの出
力信号が安定して継続的に出力されることになり、スイ
ッチ部SWの導通状態が良好に保持される。
にあるときには、上述したように、コンパレータCMP
からはハイレベルの出力信号が出力されているので、こ
の出力信号が抵抗R2を介してフィードバックされて非
反転端子に入力される。これにより、コンパレータCM
Pの出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
た当初の印加電圧Vcよりも、さらに電圧が上昇する。
したがって、コンパレータCMPからのハイレベルの出
力信号が安定して継続的に出力されることになり、スイ
ッチ部SWの導通状態が良好に保持される。
【0028】次いで、スイッチ部SWの導通状態が保持
されることにより、スイッチ部SWを介して電気エネル
ギーが移送されて、コンデンサC0が充電されると、コ
ンデンサC1に蓄積された電気エネルギー(電荷)が相
対的に減少して端子電圧(接点N2の電圧)が低下し
て、コンデンサC2の端子電圧(接点N4の電圧)も低
下することにより、非反転端子の印加電圧(接点N5の
電圧)Vcが反転端子に印加される基準電圧V0を下回
ると、コンパレータCMPの出力が切り替わり、ローレ
ベルの出力信号がスイッチ部SWに出力される。
されることにより、スイッチ部SWを介して電気エネル
ギーが移送されて、コンデンサC0が充電されると、コ
ンデンサC1に蓄積された電気エネルギー(電荷)が相
対的に減少して端子電圧(接点N2の電圧)が低下し
て、コンデンサC2の端子電圧(接点N4の電圧)も低
下することにより、非反転端子の印加電圧(接点N5の
電圧)Vcが反転端子に印加される基準電圧V0を下回
ると、コンパレータCMPの出力が切り替わり、ローレ
ベルの出力信号がスイッチ部SWに出力される。
【0029】これにより、スイッチ部SWが遮断(OF
F)状態となり、コンデンサC0への電気エネルギーの
移送が遮断(中止)されて、コンデンサC0への充電が
停止されるとともに、太陽電池電源SBから出力される
電気エネルギーが、ダイオードD1を介してコンデンサ
C1及びC2に蓄積され始める。以後、同様の動作を繰
り返すことにより、図2に示すように、コンデンサC1
からコンデンサC0への電気エネルギーの移送(充電電
流の流下)が間欠的に行われて、コンデンサC0の充電
が間欠的に行われる。
F)状態となり、コンデンサC0への電気エネルギーの
移送が遮断(中止)されて、コンデンサC0への充電が
停止されるとともに、太陽電池電源SBから出力される
電気エネルギーが、ダイオードD1を介してコンデンサ
C1及びC2に蓄積され始める。以後、同様の動作を繰
り返すことにより、図2に示すように、コンデンサC1
からコンデンサC0への電気エネルギーの移送(充電電
流の流下)が間欠的に行われて、コンデンサC0の充電
が間欠的に行われる。
【0030】次に、上述した本実施形態に係る電源装置
及びその制御動作と、太陽電池の放電特性(負荷特性)
との関係について、図面を参照して説明する。図3は、
太陽電池の放電特性(負荷特性)の特性曲線と、太陽電
池への光量変化の影響を示す特性図である。また、図4
は、太陽電池の放電特性(負荷特性)の特性曲線と、最
大エネルギー効率を示す理論曲線との関係を示す図であ
る。
及びその制御動作と、太陽電池の放電特性(負荷特性)
との関係について、図面を参照して説明する。図3は、
太陽電池の放電特性(負荷特性)の特性曲線と、太陽電
池への光量変化の影響を示す特性図である。また、図4
は、太陽電池の放電特性(負荷特性)の特性曲線と、最
大エネルギー効率を示す理論曲線との関係を示す図であ
る。
【0031】太陽電池の放電特性(負荷特性)は、図3
に示すように、高い電圧を取り出そうとすると電流が小
さくなり、逆に、大きな電流を取り出そうとすると、電
圧が低くなる特性曲線を有しているが、この場合、電圧
と電流の積からなる電気エネルギーは、太陽電池への照
射光量に応じて変化する。ここで、太陽電池から取り出
される電圧値は、太陽電池セルを構成するpn接合に基
づく接合電圧に依存して略一定の特性を有しているの
で、照射光量に変化が生じた場合には、曲線SP′(図
中、点線で表記)に示すように、電流値だけが変化する
という特徴を有している。
に示すように、高い電圧を取り出そうとすると電流が小
さくなり、逆に、大きな電流を取り出そうとすると、電
圧が低くなる特性曲線を有しているが、この場合、電圧
と電流の積からなる電気エネルギーは、太陽電池への照
射光量に応じて変化する。ここで、太陽電池から取り出
される電圧値は、太陽電池セルを構成するpn接合に基
づく接合電圧に依存して略一定の特性を有しているの
で、照射光量に変化が生じた場合には、曲線SP′(図
中、点線で表記)に示すように、電流値だけが変化する
という特徴を有している。
【0032】一方、太陽電池の放電特性において、最大
の電気エネルギーが取り出せる電圧ポイントは、図4に
示すように、電圧と電流の積が一定の最大値となる理論
曲線Ci-v、Ci-v′と放電特性の特性曲線SPとの接点
(ポイントAに対応)又はその近傍に対応する電圧Va
で表され、発明者の検討の結果、この電圧Vaは、照射
光量の変化に関わらず、ほぼ変動しないという結論を得
た。したがって、この電圧Vaを基準にして、太陽電池
電源SBから電気エネルギーを取り出して、エネルギー
蓄積手段(コンデンサC0)に蓄積するように設定する
ことにより、最大効率で充電動作を行うことができる。
の電気エネルギーが取り出せる電圧ポイントは、図4に
示すように、電圧と電流の積が一定の最大値となる理論
曲線Ci-v、Ci-v′と放電特性の特性曲線SPとの接点
(ポイントAに対応)又はその近傍に対応する電圧Va
で表され、発明者の検討の結果、この電圧Vaは、照射
光量の変化に関わらず、ほぼ変動しないという結論を得
た。したがって、この電圧Vaを基準にして、太陽電池
電源SBから電気エネルギーを取り出して、エネルギー
蓄積手段(コンデンサC0)に蓄積するように設定する
ことにより、最大効率で充電動作を行うことができる。
【0033】そこで、本発明に係る電源装置において
は、上述した電源装置の制御動作において、コンデンサ
C1の端子電圧が、図3、図4に示した太陽電池の放電
特性において、太陽電池電源SBから最大となる電気エ
ネルギーが取り出せる電圧Vaになるときに、スイッチ
部SWが導通状態になるように、コンデンサC2、抵抗
R1、R2、R3を適宜設定して、コンパレータCMP
の非反転端子側の印加電圧Vc(接点N5の電圧)を制
御する。これにより、簡易な回路構成で、太陽電池電源
SBからの出力電圧がVaになったときにのみ、スイッ
チ部SWを導通動作させて、コンデンサC1からコンデ
ンサC0への電気エネルギーの移送を行うことができる
ので、最大の電気エネルギー又はその近傍でコンデンサ
C0の充電を行うことができ、太陽電池のエネルギー利
用効率が高く、小型の携帯機器等への適用も可能な電源
装置を提供することができる。
は、上述した電源装置の制御動作において、コンデンサ
C1の端子電圧が、図3、図4に示した太陽電池の放電
特性において、太陽電池電源SBから最大となる電気エ
ネルギーが取り出せる電圧Vaになるときに、スイッチ
部SWが導通状態になるように、コンデンサC2、抵抗
R1、R2、R3を適宜設定して、コンパレータCMP
の非反転端子側の印加電圧Vc(接点N5の電圧)を制
御する。これにより、簡易な回路構成で、太陽電池電源
SBからの出力電圧がVaになったときにのみ、スイッ
チ部SWを導通動作させて、コンデンサC1からコンデ
ンサC0への電気エネルギーの移送を行うことができる
ので、最大の電気エネルギー又はその近傍でコンデンサ
C0の充電を行うことができ、太陽電池のエネルギー利
用効率が高く、小型の携帯機器等への適用も可能な電源
装置を提供することができる。
【0034】なお、本実施形態においては、コンデンサ
C1から移送される電気エネルギーを蓄積し、所定の負
荷を駆動させる機能を有する構成として容量素子(コン
デンサC0)や電気二重層コンデンサを備えたコンデン
サ型蓄電池の構成を示したが、本発明はこれに限定され
るものではないことはいうまでもない。すなわち、上記
機能を実現するための構成として、二次電池として多用
されている鉛蓄電池やアルカリ蓄電池等を良好に適用す
ることができる。なお、この場合、各二次電池への充電
制御に対応する充電回路を備える必要があることはいう
までもない。
C1から移送される電気エネルギーを蓄積し、所定の負
荷を駆動させる機能を有する構成として容量素子(コン
デンサC0)や電気二重層コンデンサを備えたコンデン
サ型蓄電池の構成を示したが、本発明はこれに限定され
るものではないことはいうまでもない。すなわち、上記
機能を実現するための構成として、二次電池として多用
されている鉛蓄電池やアルカリ蓄電池等を良好に適用す
ることができる。なお、この場合、各二次電池への充電
制御に対応する充電回路を備える必要があることはいう
までもない。
【0035】次に、本実施形態に係る電源装置に適用さ
れるスイッチ部の具体的な回路構成について、図面を参
照して説明する。図5は、本実施形態に係る電源装置に
適用されるスイッチ部の具体的な回路構成の一例を示す
図である。ここで、必要に応じて、上述した電源装置の
構成(図1)を参照しながら説明する。
れるスイッチ部の具体的な回路構成について、図面を参
照して説明する。図5は、本実施形態に係る電源装置に
適用されるスイッチ部の具体的な回路構成の一例を示す
図である。ここで、必要に応じて、上述した電源装置の
構成(図1)を参照しながら説明する。
【0036】図5に示すように、本構成例に係るスイッ
チ部SWは、ソース端子がコンデンサC1側(接点N
2)に接続され、ドレイン端子がコンデンサC0側に接
続された電界効果トランジスタ(FET)Tr1と、該
電界効果トランジスタTr1のソース端子とゲート端子
間に設けられたダイオードD3と、該電界効果トランジ
スタTr1のゲート端子とコンパレータCMPの出力接
点N6間に設けられたコンデンサC3(第4のエネルギ
ー蓄積手段)と、を有して構成されている。ここで、ダ
イオードD3は、電界効果トランジスタTr1のソース
・ゲート間に生じる寄生ダイオードを適用することがで
きる。なお、電界効果トランジスタTr1が、寄生ダイ
オードが生じない構成を有している場合には、ソース端
子とゲート端子間にダイオードを設ける。
チ部SWは、ソース端子がコンデンサC1側(接点N
2)に接続され、ドレイン端子がコンデンサC0側に接
続された電界効果トランジスタ(FET)Tr1と、該
電界効果トランジスタTr1のソース端子とゲート端子
間に設けられたダイオードD3と、該電界効果トランジ
スタTr1のゲート端子とコンパレータCMPの出力接
点N6間に設けられたコンデンサC3(第4のエネルギ
ー蓄積手段)と、を有して構成されている。ここで、ダ
イオードD3は、電界効果トランジスタTr1のソース
・ゲート間に生じる寄生ダイオードを適用することがで
きる。なお、電界効果トランジスタTr1が、寄生ダイ
オードが生じない構成を有している場合には、ソース端
子とゲート端子間にダイオードを設ける。
【0037】このような構成を有するスイッチ部SWを
備えた電源装置において、上述した実施形態と同様に、
コンデンサC1の端子電圧(接点N2の電圧)が所定の
電圧Vbに達するまでコンパレータCMPの出力信号は
ローレベルVLの状態を保持する。ここで、コンデンサ
C1に対して電気エネルギーを蓄積(充電)する動作期
間中は、コンデンサの端子電圧は、図2に示したよう
に、大きく変動しないため、コンデンサC3には、ダイ
オードD3を介して電荷が蓄積され、その両端電圧はほ
ぼ一定の電圧Vg(Vg≒Vb)が保持される。
備えた電源装置において、上述した実施形態と同様に、
コンデンサC1の端子電圧(接点N2の電圧)が所定の
電圧Vbに達するまでコンパレータCMPの出力信号は
ローレベルVLの状態を保持する。ここで、コンデンサ
C1に対して電気エネルギーを蓄積(充電)する動作期
間中は、コンデンサの端子電圧は、図2に示したよう
に、大きく変動しないため、コンデンサC3には、ダイ
オードD3を介して電荷が蓄積され、その両端電圧はほ
ぼ一定の電圧Vg(Vg≒Vb)が保持される。
【0038】このとき、ソース端子とゲート端子間は、
ダイオードD3により順方向に接続されていることか
ら、同電位となり電位差を生じていないので、電界効果
トランジスタTr1は、遮断(OFF)状態を保持し
て、コンデンサC1側からコンデンサC0側への電気エ
ネルギーの移送は生じない(コンデンサC0は充電され
ない)。
ダイオードD3により順方向に接続されていることか
ら、同電位となり電位差を生じていないので、電界効果
トランジスタTr1は、遮断(OFF)状態を保持し
て、コンデンサC1側からコンデンサC0側への電気エ
ネルギーの移送は生じない(コンデンサC0は充電され
ない)。
【0039】次いで、太陽電池電源SBからの電気エネ
ルギーの蓄積より、コンデンサC1の端子電圧(接点N
2の電圧)が所定の電圧Vbを上回ると、コンパレータ
CMPの出力が切り替わり、ハイレベルVHの出力信号
が出力される。このとき、コンデンサC3には、上記電
圧Vgが保持されるので、電界効果トランジスタTr1
のゲート端子には、Vg+VHの電圧が印加され、ソー
ス端子に印加されるコンデンサC1の端子電圧(Vb)
に比較して、電圧VH分だけ高い電圧が印加されること
になり、電界効果トランジスタTr1が確実に導通動作
する。
ルギーの蓄積より、コンデンサC1の端子電圧(接点N
2の電圧)が所定の電圧Vbを上回ると、コンパレータ
CMPの出力が切り替わり、ハイレベルVHの出力信号
が出力される。このとき、コンデンサC3には、上記電
圧Vgが保持されるので、電界効果トランジスタTr1
のゲート端子には、Vg+VHの電圧が印加され、ソー
ス端子に印加されるコンデンサC1の端子電圧(Vb)
に比較して、電圧VH分だけ高い電圧が印加されること
になり、電界効果トランジスタTr1が確実に導通動作
する。
【0040】すなわち、上述した実施形態に係る電源装
置において、コンデンサC1(太陽電池電源SB)側と
コンデンサC0側とを導通/遮断する素子として、電界
効果トランジスタを適用した場合、電界効果トランジス
タを良好に導通動作させるためには、ゲート電圧をソー
ス電圧(コンデンサC1の端子電圧)よりも所定電位以
上、高い電圧に設定する必要がある。
置において、コンデンサC1(太陽電池電源SB)側と
コンデンサC0側とを導通/遮断する素子として、電界
効果トランジスタを適用した場合、電界効果トランジス
タを良好に導通動作させるためには、ゲート電圧をソー
ス電圧(コンデンサC1の端子電圧)よりも所定電位以
上、高い電圧に設定する必要がある。
【0041】一般に、このような構成においては、別電
源を用いて、ゲート端子に十分高い電圧を印加する手法
が採用されるが、本構成例に係るスイッチ部を適用した
電源装置においては、電界効果トランジスタTr1のゲ
ート端子とコンパレータCMPの出力接点N6との間に
設けたコンデンサC3に所定の電圧を保持することによ
り、ソース電圧よりもコンパレータCMPからのハイレ
ベルの電圧VH分高い電圧を、ゲート端子に印加するこ
とができるので、電界効果トランジスタTr1(スイッ
チ部SW)を簡易かつ確実に導通動作させることができ
る。
源を用いて、ゲート端子に十分高い電圧を印加する手法
が採用されるが、本構成例に係るスイッチ部を適用した
電源装置においては、電界効果トランジスタTr1のゲ
ート端子とコンパレータCMPの出力接点N6との間に
設けたコンデンサC3に所定の電圧を保持することによ
り、ソース電圧よりもコンパレータCMPからのハイレ
ベルの電圧VH分高い電圧を、ゲート端子に印加するこ
とができるので、電界効果トランジスタTr1(スイッ
チ部SW)を簡易かつ確実に導通動作させることができ
る。
【0042】図6は、本実施形態に係る電源装置に適用
されるスイッチ部の具体的な回路構成の他の例を示す図
である。本構成例は、電界効果トランジスタTr1のゲ
ート端子に印加される電圧を、さらに高く設定すること
ができる回路構成を有している。
されるスイッチ部の具体的な回路構成の他の例を示す図
である。本構成例は、電界効果トランジスタTr1のゲ
ート端子に印加される電圧を、さらに高く設定すること
ができる回路構成を有している。
【0043】図6に示すように、本構成例に係るスイッ
チ部SWは、ソース端子がコンデンサC1側(接点N
2)に接続され、ドレイン端子がコンデンサC0側に接
続された電界効果トランジスタTr1と、該電界効果ト
ランジスタTr1のゲート端子と接地端子との間に、順
次直接に接続されたコンデンサC31(エネルギー蓄積
素子)と抵抗R31とコンデンサC32(エネルギー蓄
積素子)と抵抗R32とコンデンサC33(エネルギー
蓄積素子)と、該電界効果トランジスタTr1のソース
端子及びゲート端子間、ソース端子及び接点N12(抵
抗R31とコンデンサC32の接続接点)間、ソース端
子及び接点N22(抵抗R32とコンデンサC33の接
続接点)間に、各々設けられたダイオードD31、D3
2、D33と、コレクタ端子が接点N11(コンデンサ
C31と抵抗R31の接続接点)に接続され、エミッタ
端子が接地されたトランジスタTr2と、コレクタ端子
が接点N21(コンデンサC32と抵抗R32の接続接
点)に接続され、エミッタ端子が接地されたトランジス
タTr3と、トランジスタTr2、Tr3の各ベース端
子に一端側が接続された抵抗R41、R42と、各抵抗
R41、R42の他端側に共通に接続された接点N41
とコンパレータCMPの出力接点N6との間に接続され
たインバータINVと、を有して構成されている。
チ部SWは、ソース端子がコンデンサC1側(接点N
2)に接続され、ドレイン端子がコンデンサC0側に接
続された電界効果トランジスタTr1と、該電界効果ト
ランジスタTr1のゲート端子と接地端子との間に、順
次直接に接続されたコンデンサC31(エネルギー蓄積
素子)と抵抗R31とコンデンサC32(エネルギー蓄
積素子)と抵抗R32とコンデンサC33(エネルギー
蓄積素子)と、該電界効果トランジスタTr1のソース
端子及びゲート端子間、ソース端子及び接点N12(抵
抗R31とコンデンサC32の接続接点)間、ソース端
子及び接点N22(抵抗R32とコンデンサC33の接
続接点)間に、各々設けられたダイオードD31、D3
2、D33と、コレクタ端子が接点N11(コンデンサ
C31と抵抗R31の接続接点)に接続され、エミッタ
端子が接地されたトランジスタTr2と、コレクタ端子
が接点N21(コンデンサC32と抵抗R32の接続接
点)に接続され、エミッタ端子が接地されたトランジス
タTr3と、トランジスタTr2、Tr3の各ベース端
子に一端側が接続された抵抗R41、R42と、各抵抗
R41、R42の他端側に共通に接続された接点N41
とコンパレータCMPの出力接点N6との間に接続され
たインバータINVと、を有して構成されている。
【0044】このような構成を有するスイッチ部SWを
備えた電源装置において、上述した実施形態と同様に、
コンデンサC1の端子電圧(接点N2の電圧)が所定の
電圧Vbに達するまでコンパレータCMPの出力信号は
ローレベルVLの状態を保持するので、コンパレータC
MPの反転出力信号(ハイレベル)により各トランジス
タTr2、Tr3は導通動作して、コンデンサC31、
C32(及びC33)の一端側が接地電位に接続され
る。これにより、コンデンサC1に対して電気エネルギ
ーを蓄積(充電)する動作期間中は、各コンデンサC3
1、C32、C33が接点N2と接地端子との間に並列
に接続された状態となり、各々ダイオードD31、D3
2、D33を介して電荷が蓄積され、例えば、電圧Vg
(Vg≒Vb)が保持される。
備えた電源装置において、上述した実施形態と同様に、
コンデンサC1の端子電圧(接点N2の電圧)が所定の
電圧Vbに達するまでコンパレータCMPの出力信号は
ローレベルVLの状態を保持するので、コンパレータC
MPの反転出力信号(ハイレベル)により各トランジス
タTr2、Tr3は導通動作して、コンデンサC31、
C32(及びC33)の一端側が接地電位に接続され
る。これにより、コンデンサC1に対して電気エネルギ
ーを蓄積(充電)する動作期間中は、各コンデンサC3
1、C32、C33が接点N2と接地端子との間に並列
に接続された状態となり、各々ダイオードD31、D3
2、D33を介して電荷が蓄積され、例えば、電圧Vg
(Vg≒Vb)が保持される。
【0045】次いで、太陽電池電源SBからの電気エネ
ルギーの蓄積より、コンデンサC1の端子電圧(接点N
2の電圧)が所定の電圧Vbを上回ると、コンパレータ
CMPの出力が切り替わり、ハイレベルVHの出力信号
が出力されるので、各トランジスタTr2、Tr3は遮
断状態となり、各コンデンサC31、C32、C33は
上記電圧Vgを保持するとともに、電界効果トランジス
タTr1のゲート端子に対して、相互に直列に接続され
た状態となる。
ルギーの蓄積より、コンデンサC1の端子電圧(接点N
2の電圧)が所定の電圧Vbを上回ると、コンパレータ
CMPの出力が切り替わり、ハイレベルVHの出力信号
が出力されるので、各トランジスタTr2、Tr3は遮
断状態となり、各コンデンサC31、C32、C33は
上記電圧Vgを保持するとともに、電界効果トランジス
タTr1のゲート端子に対して、相互に直列に接続され
た状態となる。
【0046】これにより、電界効果トランジスタTr1
のゲート端子には、概ね3×Vgの電圧が印加され、ソ
ース端子に印加されるコンデンサC1の端子電圧(V
b)に比較して、電圧2×Vg分だけ高い電圧が印加さ
れることになり、電界効果トランジスタTr1を簡易か
つより確実に導通動作させることができる。なお、図6
では上述したように電界効果トランジスタのゲート端子
と接地端子との間に抵抗とエネルギー蓄積素子を3組設
ける構成としたが、これに限るものでないことは言うま
でもなく、抵抗とエネルギー蓄積素子を更に増やしても
よく、その場合、ゲート端子に印加される電圧を更に高
くすることができる。
のゲート端子には、概ね3×Vgの電圧が印加され、ソ
ース端子に印加されるコンデンサC1の端子電圧(V
b)に比較して、電圧2×Vg分だけ高い電圧が印加さ
れることになり、電界効果トランジスタTr1を簡易か
つより確実に導通動作させることができる。なお、図6
では上述したように電界効果トランジスタのゲート端子
と接地端子との間に抵抗とエネルギー蓄積素子を3組設
ける構成としたが、これに限るものでないことは言うま
でもなく、抵抗とエネルギー蓄積素子を更に増やしても
よく、その場合、ゲート端子に印加される電圧を更に高
くすることができる。
【0047】次に、上述した実施形態に良好に適用され
るコンデンサC0の構成について、図面を参照して説明
する。図7は、本発明に係る電源装置に適用されるコン
デンサ型蓄電池の一構成例を示す回路構成図であり、図
8は、本構成例に係る電源装置に適用されるコンデンサ
型蓄電池の充電動作を示すタイミングチャートである。
ここで、上述した実施形態と同等の構成については、同
一の符号を付して説明する。
るコンデンサC0の構成について、図面を参照して説明
する。図7は、本発明に係る電源装置に適用されるコン
デンサ型蓄電池の一構成例を示す回路構成図であり、図
8は、本構成例に係る電源装置に適用されるコンデンサ
型蓄電池の充電動作を示すタイミングチャートである。
ここで、上述した実施形態と同等の構成については、同
一の符号を付して説明する。
【0048】図7に示すように、本構成例に係るコンデ
ンサ型蓄電池Cx(コンデンサC0)は、上述した電源
装置のスイッチ制御部CNTにより導通制御されるスイ
ッチ部SWを介して移送される電気エネルギー(電
荷)、すなわち、充電電流Icが供給される高電位側信
号線HL、及び、太陽電池電源SBの低電位側(例え
ば、接地電位)に接続された低電位側信号線LL間に接
続された構成を有している。なお、高電位側信号線HL
及び低電位側信号線LL間には、コンデンサ型蓄電池C
xに並列に接続され、コンデンサ型蓄電池Cxの充電電
圧(端子電圧)を監視して、コンデンサ型蓄電池Cxへ
の充放電動作を制御するための電圧モニタ回路Mvが設
けられている。
ンサ型蓄電池Cx(コンデンサC0)は、上述した電源
装置のスイッチ制御部CNTにより導通制御されるスイ
ッチ部SWを介して移送される電気エネルギー(電
荷)、すなわち、充電電流Icが供給される高電位側信
号線HL、及び、太陽電池電源SBの低電位側(例え
ば、接地電位)に接続された低電位側信号線LL間に接
続された構成を有している。なお、高電位側信号線HL
及び低電位側信号線LL間には、コンデンサ型蓄電池C
xに並列に接続され、コンデンサ型蓄電池Cxの充電電
圧(端子電圧)を監視して、コンデンサ型蓄電池Cxへ
の充放電動作を制御するための電圧モニタ回路Mvが設
けられている。
【0049】また、コンデンサ型蓄電池Cxは、複数の
コンデンサC10〜C1mと、これらのコンデンサC1
0〜C1mの接続状態を直列又は並列に切り換え制御す
るスイッチ群SW11〜SW1m、SW21〜SW2
m、SW31〜SW3mとを有するコンデンサバンクを
構成している。
コンデンサC10〜C1mと、これらのコンデンサC1
0〜C1mの接続状態を直列又は並列に切り換え制御す
るスイッチ群SW11〜SW1m、SW21〜SW2
m、SW31〜SW3mとを有するコンデンサバンクを
構成している。
【0050】具体的には、コンデンサ型蓄電池Cxは、
高電位側信号線HL及び低電位側信号線LL間に、コン
デンサC10、切換スイッチSW11、コンデンサC1
1、切換スイッチSW12、・・・切換スイッチSW1
mと、コンデンサC1mが、接点N101、N201、
N102、N202、・・・N10m、N20mを介し
て順次直列に接続されている。
高電位側信号線HL及び低電位側信号線LL間に、コン
デンサC10、切換スイッチSW11、コンデンサC1
1、切換スイッチSW12、・・・切換スイッチSW1
mと、コンデンサC1mが、接点N101、N201、
N102、N202、・・・N10m、N20mを介し
て順次直列に接続されている。
【0051】また、高電位側信号線HL及び各接点N2
01、N202、・・・N20m間には、各々切換スイ
ッチSW21、SW22、・・・SW2mが設けられ、
低電位側信号線LL及び各接点N101、N102、・
・・N10m間には、各々切換スイッチSW31、SW
32、・・・SW3mが設けられている。
01、N202、・・・N20m間には、各々切換スイ
ッチSW21、SW22、・・・SW2mが設けられ、
低電位側信号線LL及び各接点N101、N102、・
・・N10m間には、各々切換スイッチSW31、SW
32、・・・SW3mが設けられている。
【0052】ここで、切換スイッチSW11〜SW1m
は、上述したスイッチ制御部CNTによりスイッチ部S
Wが導通制御されて、図4に示したように、充電電流I
cが間欠的に供給されるタイミングに同期して、導通
(ON)動作するように制御される。また、切換スイッ
チSW21〜SW2m及びSW31〜SW3mは、上記
スイッチ部SW及び切換スイッチSW11〜SW1mと
は、逆のタイミングで導通(ON)動作するように制御
される。
は、上述したスイッチ制御部CNTによりスイッチ部S
Wが導通制御されて、図4に示したように、充電電流I
cが間欠的に供給されるタイミングに同期して、導通
(ON)動作するように制御される。また、切換スイッ
チSW21〜SW2m及びSW31〜SW3mは、上記
スイッチ部SW及び切換スイッチSW11〜SW1mと
は、逆のタイミングで導通(ON)動作するように制御
される。
【0053】また、電圧モニタ回路Mvは、コンデンサ
型蓄電池Cxの充電動作の際に、所定のタイミングでコ
ンデンサC10〜C1mに蓄積された電荷量を、充電電
圧の変化により検出するとともに、予め定められたしき
い値電圧(耐圧保証電圧)と比較し、充電電圧がしきい
値電圧に達したか否かを判定する電圧モニタ動作を実行
する。そして、充電電圧が、しきい値電圧に達した場合
には、コンデンサ型蓄電池Cxへの充電電流Icの供給
を遮断する制御信号をスイッチ制御部CNT又はスイッ
チ部SWに出力する。
型蓄電池Cxの充電動作の際に、所定のタイミングでコ
ンデンサC10〜C1mに蓄積された電荷量を、充電電
圧の変化により検出するとともに、予め定められたしき
い値電圧(耐圧保証電圧)と比較し、充電電圧がしきい
値電圧に達したか否かを判定する電圧モニタ動作を実行
する。そして、充電電圧が、しきい値電圧に達した場合
には、コンデンサ型蓄電池Cxへの充電電流Icの供給
を遮断する制御信号をスイッチ制御部CNT又はスイッ
チ部SWに出力する。
【0054】次いで、このような構成を有するコンデン
サ型蓄電池Cxの充電動作は、次のように実行される。
コンデンサ型蓄電池Cxの充電動作においては、図8に
示すように、図4に対応する所定のタイミングでコンデ
ンサ型蓄電池Cxの切換スイッチSW11〜SW1mを
導通状態に、また、切換スイッチSW21〜SW2m及
びSW31〜SW3mを遮断(OFF)状態に切り換え
制御することにより、コンデンサC10〜C1m相互
を、高電位信号線HL及び低電位信号線LL間に直列に
接続した状態に設定するとともに、スイッチ部SWを導
通状態に切り換え制御して、コンデンサC1(太陽電池
電源SB)側から供給される充電電流Icによりコンデ
ンサ型蓄電池Cxを充電する。これにより、コンデンサ
型蓄電池Cxの充電電圧Vxは、充電時間tとともに上
昇する。
サ型蓄電池Cxの充電動作は、次のように実行される。
コンデンサ型蓄電池Cxの充電動作においては、図8に
示すように、図4に対応する所定のタイミングでコンデ
ンサ型蓄電池Cxの切換スイッチSW11〜SW1mを
導通状態に、また、切換スイッチSW21〜SW2m及
びSW31〜SW3mを遮断(OFF)状態に切り換え
制御することにより、コンデンサC10〜C1m相互
を、高電位信号線HL及び低電位信号線LL間に直列に
接続した状態に設定するとともに、スイッチ部SWを導
通状態に切り換え制御して、コンデンサC1(太陽電池
電源SB)側から供給される充電電流Icによりコンデ
ンサ型蓄電池Cxを充電する。これにより、コンデンサ
型蓄電池Cxの充電電圧Vxは、充電時間tとともに上
昇する。
【0055】一方、コンデンサ型蓄電池Cxの電圧モニ
タ動作においては、図8に示すように、所定のタイミン
グでコンデンサ型蓄電池Cxの切換スイッチSW11〜
SW1mを遮断状態に、また、切換スイッチSW21〜
SW2m及びSW31〜SW3mをON状態に切り換え
制御することにより、各コンデンサC10〜C1m相互
を、高電位信号線HL及び低電位信号線LL間に並列に
接続した状態に設定するとともに、スイッチ部SWを遮
断状態に切り換え制御して、コンデンサC1(太陽電池
電源SB)側からの充電電流Icの供給を遮断する。
タ動作においては、図8に示すように、所定のタイミン
グでコンデンサ型蓄電池Cxの切換スイッチSW11〜
SW1mを遮断状態に、また、切換スイッチSW21〜
SW2m及びSW31〜SW3mをON状態に切り換え
制御することにより、各コンデンサC10〜C1m相互
を、高電位信号線HL及び低電位信号線LL間に並列に
接続した状態に設定するとともに、スイッチ部SWを遮
断状態に切り換え制御して、コンデンサC1(太陽電池
電源SB)側からの充電電流Icの供給を遮断する。
【0056】これにより、図8に示すように、一定とな
った充電電圧Vx(このときは、並列接続されたコンデ
ンサC10〜C1mの両端電圧)が、電圧モニタ回路M
vにより検出される。このように、分割されたコンデン
サC10〜C1mを並列接続状態に切り換えてコンデン
サ型蓄電池Cxの充電電圧Vxを検出することにより、
各コンデンサC10〜C1mにおける両端電圧が相互に
均一化されて、充電電圧Vxのバラツキが抑制される。
った充電電圧Vx(このときは、並列接続されたコンデ
ンサC10〜C1mの両端電圧)が、電圧モニタ回路M
vにより検出される。このように、分割されたコンデン
サC10〜C1mを並列接続状態に切り換えてコンデン
サ型蓄電池Cxの充電電圧Vxを検出することにより、
各コンデンサC10〜C1mにおける両端電圧が相互に
均一化されて、充電電圧Vxのバラツキが抑制される。
【0057】そして、電圧モニタ回路Mvにより検出さ
れた充電電圧Vxと、コンデンサC10〜C1mの耐圧
に基づいて予め設定されたしきい値電圧Vthとを比較
し、充電電圧Vxがしきい値電圧Vthに達していない場
合には、電圧モニタ動作終了後に継続してコンデンサ型
蓄電池Cxへの充電動作が実行されるようにスイッチ制
御部CNT又はスイッチ部SWが制御される。一方、充
電電圧Vxがしきい値電圧Vth以上に達した場合には、
充電電流Icの供給を強制的に遮断するようにスイッチ
制御部CNT又はスイッチ部SWが制御されて、充電動
作が終了する。
れた充電電圧Vxと、コンデンサC10〜C1mの耐圧
に基づいて予め設定されたしきい値電圧Vthとを比較
し、充電電圧Vxがしきい値電圧Vthに達していない場
合には、電圧モニタ動作終了後に継続してコンデンサ型
蓄電池Cxへの充電動作が実行されるようにスイッチ制
御部CNT又はスイッチ部SWが制御される。一方、充
電電圧Vxがしきい値電圧Vth以上に達した場合には、
充電電流Icの供給を強制的に遮断するようにスイッチ
制御部CNT又はスイッチ部SWが制御されて、充電動
作が終了する。
【0058】このように、コンデンサ型蓄電池Cxをm
+1個のコンデンサC10〜C1mに分割して構成し、
充電動作時にコンデンサC10〜C1m相互を直列接続
状態に切り換えることにより、コンデンサ型蓄電池Cx
を単一のコンデンサにより構成する場合に比べて、容量
値を1/(m+1)2倍に低減することができるので、
コンデンサによる分割割合に応じて、充電電流Icを1
/m+1倍に低減することができる。あるいは、充電時
間を1/m+1に短縮することができる。
+1個のコンデンサC10〜C1mに分割して構成し、
充電動作時にコンデンサC10〜C1m相互を直列接続
状態に切り換えることにより、コンデンサ型蓄電池Cx
を単一のコンデンサにより構成する場合に比べて、容量
値を1/(m+1)2倍に低減することができるので、
コンデンサによる分割割合に応じて、充電電流Icを1
/m+1倍に低減することができる。あるいは、充電時
間を1/m+1に短縮することができる。
【0059】したがって、コンデンサ型蓄電池Cxを構
成する各コンデンサC10〜C1m相互の接続状態を直
列/並列に切り換え制御しつつ、コンデンサ型蓄電池C
xの充電動作と電圧モニタ動作を繰り返し実行すること
により、充電時間を大幅に短縮することができるととも
に、一定の時間間隔で、コンデンサ型蓄電池Cxの充電
電圧Vxが監視されるので、コンデンサ型蓄電池Cx
(コンデンサC10〜C1m)の耐圧を保証しつつ、安
定した急速充電動作を実現することができる。
成する各コンデンサC10〜C1m相互の接続状態を直
列/並列に切り換え制御しつつ、コンデンサ型蓄電池C
xの充電動作と電圧モニタ動作を繰り返し実行すること
により、充電時間を大幅に短縮することができるととも
に、一定の時間間隔で、コンデンサ型蓄電池Cxの充電
電圧Vxが監視されるので、コンデンサ型蓄電池Cx
(コンデンサC10〜C1m)の耐圧を保証しつつ、安
定した急速充電動作を実現することができる。
【0060】なお、本発明に適用されるコンデンサC0
の構成としては、上述した複数のコンデンサC10〜C
1mを相互に直列、または、並列に接続状態を切り換え
制御する構成に限らず、複数の電気二重層コンデンサを
積層したコンデンサスタックを複数備え、該コンデンサ
スタックを直列接続、または、各層毎の個別のコンデン
サを並列接続する構成を有するものであっても良い。こ
のようなコンデンサスタックを用いた充電コンデンサに
よれば、上述した実施形態における作用効果に加えて、
スタック構造を有する電気二重層コンデンサの接続状態
を簡易に切り換え制御して、充電動作時の容量を極めて
小さくすることができるので、充電時間を大幅に短縮し
て充電特性の向上を図ることができる。
の構成としては、上述した複数のコンデンサC10〜C
1mを相互に直列、または、並列に接続状態を切り換え
制御する構成に限らず、複数の電気二重層コンデンサを
積層したコンデンサスタックを複数備え、該コンデンサ
スタックを直列接続、または、各層毎の個別のコンデン
サを並列接続する構成を有するものであっても良い。こ
のようなコンデンサスタックを用いた充電コンデンサに
よれば、上述した実施形態における作用効果に加えて、
スタック構造を有する電気二重層コンデンサの接続状態
を簡易に切り換え制御して、充電動作時の容量を極めて
小さくすることができるので、充電時間を大幅に短縮し
て充電特性の向上を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電源
装置によれば、太陽電池から出力される電気エネルギー
を第1のエネルギー蓄積手段に蓄積し、該電気エネルギ
ー量を監視することにより、太陽電池の放電特性におい
て、太陽電池から最大となる電気エネルギーが取り出せ
る電圧ポイントになるときにのみ、移送状態設定手段を
導通するように制御し、少なくとも第1のエネルギー蓄
積手段に蓄積された電気エネルギーを第2のエネルギー
蓄積手段に間欠的に移送することができるので、比較的
簡易な回路構成を用いて、最大のエネルギー効率で第2
のエネルギー蓄積手段の充電を行うことができ、太陽電
池のエネルギー利用効率が高く、かつ、小型の携帯機器
等への適用も可能な電源装置を提供することができる。
装置によれば、太陽電池から出力される電気エネルギー
を第1のエネルギー蓄積手段に蓄積し、該電気エネルギ
ー量を監視することにより、太陽電池の放電特性におい
て、太陽電池から最大となる電気エネルギーが取り出せ
る電圧ポイントになるときにのみ、移送状態設定手段を
導通するように制御し、少なくとも第1のエネルギー蓄
積手段に蓄積された電気エネルギーを第2のエネルギー
蓄積手段に間欠的に移送することができるので、比較的
簡易な回路構成を用いて、最大のエネルギー効率で第2
のエネルギー蓄積手段の充電を行うことができ、太陽電
池のエネルギー利用効率が高く、かつ、小型の携帯機器
等への適用も可能な電源装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図2】本実施形態に係る電源装置の制御動作における
端子電圧及び充放電電流の対応関係を示す図である。
端子電圧及び充放電電流の対応関係を示す図である。
【図3】太陽電池の放電特性の特性曲線と、太陽電池へ
の光量変化の影響を示す特性図である。
の光量変化の影響を示す特性図である。
【図4】太陽電池の放電特性(負荷特性)の特性曲線
と、最大エネルギー効率を示す理論曲線との関係を示す
図である。
と、最大エネルギー効率を示す理論曲線との関係を示す
図である。
【図5】本実施形態に係る電源装置に適用されるスイッ
チ部の具体的な回路構成の一例を示す図である。
チ部の具体的な回路構成の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係る電源装置に適用されるスイッ
チ部の具体的な回路構成の他の例を示す図である。
チ部の具体的な回路構成の他の例を示す図である。
【図7】本発明に係る電源装置に適用されるコンデンサ
型蓄電池の一構成例を示す回路構成図である。
型蓄電池の一構成例を示す回路構成図である。
【図8】本構成例に係る電源装置に適用されるコンデン
サ型蓄電池の充電動作を示すタイミングチャートであ
る。
サ型蓄電池の充電動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】太陽電池の放電特性の特性曲線と、最大エネル
ギーポイントを示す図である。
ギーポイントを示す図である。
SB 太陽電池電源 C0、C1、C2、C3、C31〜C33 コンデ
ンサ SW スイッチ部 CNT スイッチ制御部 CMP コンパレータ Tr1 電界効果トランジスタ Tr2、Tr3 トランジスタ
ンサ SW スイッチ部 CNT スイッチ制御部 CMP コンパレータ Tr1 電界効果トランジスタ Tr2、Tr3 トランジスタ
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも1個の太陽電池から成る起電
力発生手段と、 該起電力発生手段から出力される電気エネルギーが直接
供給され、該電気エネルギーを蓄積する第1のエネルギ
ー蓄積手段と、 少なくとも前記第1のエネルギー蓄積手段から移送され
る前記電気エネルギーを蓄積する第2のエネルギー蓄積
手段と、 少なくとも前記第1のエネルギー蓄積手段から供給さ
れ、前記第2のエネルギー蓄積手段に移送される前記電
気エネルギーの移送状態を設定する移送状態設定手段
と、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積される電気エネル
ギー量を監視し、該電気エネルギー量に基づいて前記移
送状態設定手段を制御するエネルギー移送制御手段と、
を備えたことを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 前記エネルギー移送制御手段は、 前記第1のエネルギー蓄積手段へ前記起電力発生手段か
ら供給される前記電気エネルギーの蓄積量を監視し、前
記電気エネルギー量が所定の基準値に達したとき、前記
移送状態設定手段を導通制御して、前記第1のエネルギ
ー蓄積手段から前記第2のエネルギー蓄積手段への前記
電気エネルギーの移送を可能とし、 前記第1のエネルギー蓄積手段から前記第2のエネルギ
ー蓄積手段への前記電気エネルギーの移送に伴い、前記
電気エネルギー量が所定の基準値を下回ったとき、前記
移送状態設定手段を遮断制御して、前記第1のエネルギ
ー蓄積手段から前記第2のエネルギー蓄積手段への前記
電気エネルギーの移送を中止することにより、前記第2
のエネルギー蓄積手段における前記電気エネルギーの蓄
積を間欠的に行うことを特徴とする請求項1記載の電源
装置。 - 【請求項3】 前記エネルギー移送制御手段は、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積される前記電気エ
ネルギー量に追随して、所定の電気エネルギーを蓄積す
る第3のエネルギー蓄積手段と、 該第3のエネルギー蓄積手段に蓄積された電気エネルギ
ー量に基づく監視電圧と前記基準値に対応する基準電圧
とを比較する電圧比較手段と、を備え、 前記監視電圧が前記基準電圧以上になったとき、前記移
送状態設定手段を導通制御し、前記監視電圧が前記基準
電圧を下回ったとき、前記移送状態設定手段を遮断制御
することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。 - 【請求項4】 前記移送状態設定手段は、少なくとも、 ソース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、 前記電界効果トランジスタのゲート端子と前記エネルギ
ー移送制御手段の出力接点との間に接続された第4のエ
ネルギー蓄積手段と、を備え、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値を下回っているときには、前
記起電力発生手段から前記第1のエネルギー蓄積手段へ
の前記電気エネルギーの蓄積に追随して、前記第4のエ
ネルギー蓄積手段に所定の電気エネルギーを蓄積し、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値に達したときには、前記エネ
ルギー移送制御手段の出力接点の電圧に対して、前記第
4のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エネルギ
ーに基づく電圧を加算して、前記電界効果トランジスタ
のゲート端子に印加し、前記ソース端子とドレイン端子
間を導通状態とすることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の電源装置。 - 【請求項5】 前記移送状態設定手段は、少なくとも、 ソース端子が前記第1のエネルギー蓄積手段側に接続さ
れ、ドレイン端子が前記第2のエネルギー蓄積手段側に
接続された電界効果トランジスタと、 複数のエネルギー蓄積素子を有し、前記電界効果トラン
ジスタのゲート端子に接続された第5のエネルギー蓄積
手段と、を備え、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値を下回っているときには、前
記第5のエネルギー蓄積手段における前記複数のエネル
ギー蓄積素子相互を並列に接続して、前記起電力発生手
段から前記第1のエネルギー蓄積手段への前記電気エネ
ルギーの蓄積に追随して、前記複数のエネルギー蓄積素
子の各々に所定の電気エネルギーを蓄積し、 前記第1のエネルギー蓄積手段に蓄積された前記電気エ
ネルギー量が所定の基準値に達したときには、前記第5
のエネルギー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄
積素子相互を直列に接続して、前記複数のエネルギー蓄
積素子の各々に蓄積された前記電気エネルギーに基づく
電圧を加算して、前記電界効果トランジスタのゲート端
子に印加し、前記ソース端子とドレイン端子間を導通状
態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の電源装置。 - 【請求項6】 前記移送状態設定手段は、前記エネルギ
ー移送制御手段からの出力信号に基づいて、前記第5の
エネルギー蓄積手段における前記複数のエネルギー蓄積
素子相互の接続状態を並列、又は、直列に切り換え設定
する切換制御手段を備えていることを特徴とする請求項
5記載の電源装置。 - 【請求項7】 前記第2のエネルギー蓄積手段は、複数
のコンデンサ、または、複数のコンデンサを積層して構
成される複数のコンデンサスタックを備えたコンデンサ
型蓄電池であって、 前記電気エネルギーを蓄積する充電動作時には、前記複
数のコンデンサ、又は、前記複数のコンデンサスタック
相互を直列に接続し、 前記電気エネルギーを放出する放電動作時、及び、前記
コンデンサ型蓄電池における前記電気エネルギーの蓄積
状態を検出する電圧モニタ動作時には、前記複数のコン
デンサ、又は、前記複数のコンデンサスタックを構成す
る各層毎の前記コンデンサ相互を並列に接続するように
切り換え制御されることを特徴とする請求項1乃至6の
いずれかに記載の充電装置。 - 【請求項8】 前記第2のエネルギー蓄積手段は、前記
充電動作及び前記電圧モニタ動作を所定のタイミングで
繰り返し実行することを特徴とする請求項7記載の充電
装置。
Priority Applications (1)
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